JP2878401B2 - クラッド材料の製造方法 - Google Patents
クラッド材料の製造方法Info
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- JP2878401B2 JP2878401B2 JP2158134A JP15813490A JP2878401B2 JP 2878401 B2 JP2878401 B2 JP 2878401B2 JP 2158134 A JP2158134 A JP 2158134A JP 15813490 A JP15813490 A JP 15813490A JP 2878401 B2 JP2878401 B2 JP 2878401B2
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- Japan
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Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電気接点用クラッド材料、詳しくはスルーレ
イタイプのクラッド材料の製造方法に関するものであ
る。
イタイプのクラッド材料の製造方法に関するものであ
る。
（従来技術と課題） 従来スルーレイタイプのクラッド材料を作る方法の一
つとして第２図ａ、ｂ、ｃに示す如く、インレイタイプ
のクラッド材から台材部分を接点材部分が露出するまで
全面切削除去し、しかる後仕上げ圧延して作る方法があ
った。
つとして第２図ａ、ｂ、ｃに示す如く、インレイタイプ
のクラッド材から台材部分を接点材部分が露出するまで
全面切削除去し、しかる後仕上げ圧延して作る方法があ
った。
しかし、上記方法においては、バイトによる高速切削
後の左右及び前後板厚の精度が悪くそれ以後の圧延加工
においてもこの差は解消されず、従って最終薄板で使用
した場合、ばね特性がばらつき接触安定性に欠けるもの
であった。
後の左右及び前後板厚の精度が悪くそれ以後の圧延加工
においてもこの差は解消されず、従って最終薄板で使用
した場合、ばね特性がばらつき接触安定性に欠けるもの
であった。
また、インレイ材としての構造上板厚の1/2は切削除
去する為、母材歩留りが悪く生産性の悪いものであっ
た。
去する為、母材歩留りが悪く生産性の悪いものであっ
た。
（発明の目的） 本発明は上記課題を解決すべくなされたもので、均一
な板厚で母材歩留りの良いスルーレイタイプのクラッド
材料の製造方法を提供するものである。
な板厚で母材歩留りの良いスルーレイタイプのクラッド
材料の製造方法を提供するものである。
（発明の構成） 上記課題を解決する為の本発明の技術的手段は、イン
レイタイプのクラッド材の接点材裏面の台材部分に、接
点材巾と略同じに接点材が露出する溝を設け、その後該
溝に接点材を挿入接合し、しかる後圧延仕上げることを
特徴とするものである。
レイタイプのクラッド材の接点材裏面の台材部分に、接
点材巾と略同じに接点材が露出する溝を設け、その後該
溝に接点材を挿入接合し、しかる後圧延仕上げることを
特徴とするものである。
（作用） 上記のように構成された本発明のスルーレイタイプの
クラッド材料の製造方法によれば、台材部分全面を切削
除去することがなく、圧延加工にて仕上げるので、板厚
の左右、前後方向の均一な、また母材歩留りの良いもの
である。
クラッド材料の製造方法によれば、台材部分全面を切削
除去することがなく、圧延加工にて仕上げるので、板厚
の左右、前後方向の均一な、また母材歩留りの良いもの
である。
なお溝の形状は矩形、台形いずれでも良く、またその
溝へ挿入接合する接点材も断面が矩形、丸、台形いずれ
でも良く従来のインレイタイプのクラッド材料の製造方
法を用いるものである。
溝へ挿入接合する接点材も断面が矩形、丸、台形いずれ
でも良く従来のインレイタイプのクラッド材料の製造方
法を用いるものである。
（実施例） 以下に実施例、従来例について述べる。
まず実施例として第１図ａに示す如く、材質MX215（C
u−Ni21％−Sn5％）からなる板厚1.2mm、板巾30mmの帯
状台材１に、第１図ｂに示す如く巾1.0mm、深さ0.7mmの
溝1aを設け、第１図ｃに示す如く材質Ag40％−Pd40％−
Cu20％から成る巾1.0mm、厚さ0.7mmのテープ状接点材２
を挿入、接合し第１図ｄに示す如く総厚1.1mm、巾30mm
のインレイタイプのクラッド材３とした。このクラッド
材３の接点材２の裏側の台材１の部分を巾1.0mmにて接
点材２が露出するように第１図ｅに示す如く溝４を設
け、該溝４に第１図ｆに示す如く材質Ag40％−Pd40％−
Cu40％で巾1.0mm、厚さ0.5mmの接点材２を挿入、接合し
て、総厚0.8mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド
材５とし、しかる後、圧延仕上げして第１図ｇに示す如
く、所定の板厚0.08mmのスルーレイタイプのクラッド材
料６を得た。
u−Ni21％−Sn5％）からなる板厚1.2mm、板巾30mmの帯
状台材１に、第１図ｂに示す如く巾1.0mm、深さ0.7mmの
溝1aを設け、第１図ｃに示す如く材質Ag40％−Pd40％−
Cu20％から成る巾1.0mm、厚さ0.7mmのテープ状接点材２
を挿入、接合し第１図ｄに示す如く総厚1.1mm、巾30mm
のインレイタイプのクラッド材３とした。このクラッド
材３の接点材２の裏側の台材１の部分を巾1.0mmにて接
点材２が露出するように第１図ｅに示す如く溝４を設
け、該溝４に第１図ｆに示す如く材質Ag40％−Pd40％−
Cu40％で巾1.0mm、厚さ0.5mmの接点材２を挿入、接合し
て、総厚0.8mm、巾30mmのスルーレイタイプのクラッド
材５とし、しかる後、圧延仕上げして第１図ｇに示す如
く、所定の板厚0.08mmのスルーレイタイプのクラッド材
料６を得た。
一方従来例として、実施例と同一寸法形状の第２図ａ
に示す如くインレイタイプのクラッド材３の接点材３の
裏側台材１の全面を接点部が露出するまで切削除去し、
第２図ｂに示す如く総厚0.5mm、巾30mmのスルーレイタ
イプのクラッド材料５′とした。
に示す如くインレイタイプのクラッド材３の接点材３の
裏側台材１の全面を接点部が露出するまで切削除去し、
第２図ｂに示す如く総厚0.5mm、巾30mmのスルーレイタ
イプのクラッド材料５′とした。
しかる後、圧延仕上げして第２図ｃに示す如く、所定
の板厚0.08mmのスルーレイタイプのクラッド材料６′を
得た。
の板厚0.08mmのスルーレイタイプのクラッド材料６′を
得た。
然して各々の母材歩留り及び板厚の精度について下記
のような結果を得た。
のような結果を得た。
以上の結果から明らかなように、従来例においては、
板厚のばらつきが最終仕上がりの0.08mmにおいて左右方
向0.004〜0.01mm、前後方向0.03〜0.1mmとばらつきが大
きいのに対して、実施例においては、左右方向0.002〜
0.005mm、前後方向0.002〜0.005mmとばらつきが少なく
均一である。
板厚のばらつきが最終仕上がりの0.08mmにおいて左右方
向0.004〜0.01mm、前後方向0.03〜0.1mmとばらつきが大
きいのに対して、実施例においては、左右方向0.002〜
0.005mm、前後方向0.002〜0.005mmとばらつきが少なく
均一である。
また、従来例の母材の歩留りは49％と悪いのに対し
て、実施例においては、98％と歩留りが極めて良好であ
ることが判る。
て、実施例においては、98％と歩留りが極めて良好であ
ることが判る。
（発明の効果） 以上のように、本発明のクラッド材料の製造方法によ
れば、均一な板厚で、母材歩留りの良いスルーレイタイ
プのクラッド材料が得られ、従ってばね特性のばらつき
の少ない接触安定なクラッド材が効率良く得られるとい
う優れた効果を有するものである。
れば、均一な板厚で、母材歩留りの良いスルーレイタイ
プのクラッド材料が得られ、従ってばね特性のばらつき
の少ない接触安定なクラッド材が効率良く得られるとい
う優れた効果を有するものである。
第１図ａ〜ｇは、本発明の一実施例を示す工程ごとの斜
視図、第２図ａ〜ｃは、従来のクラッド材料の製造方法
を示す斜視図である。
視図、第２図ａ〜ｃは、従来のクラッド材料の製造方法
を示す斜視図である。
Claims (1)
- 【請求項１】インレイタイプのクラッド材の接点材裏面
の台材部分に、接点材巾と略同じに接点材が露出する溝
を設け、その後該溝に接点材を挿入接合し、しかる後、
圧延仕上げることを特徴とするクラッド材料の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2158134A JP2878401B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2158134A JP2878401B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0448522A JPH0448522A (ja) | 1992-02-18 |
| JP2878401B2 true JP2878401B2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=15665021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2158134A Expired - Lifetime JP2878401B2 (ja) | 1990-06-15 | 1990-06-15 | クラッド材料の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2878401B2 (ja) |
-
1990
- 1990-06-15 JP JP2158134A patent/JP2878401B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0448522A (ja) | 1992-02-18 |
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