JP2713617B2 - マルチ摺動子の接点部形成方法 - Google Patents
マルチ摺動子の接点部形成方法Info
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- JP2713617B2 JP2713617B2 JP1256962A JP25696289A JP2713617B2 JP 2713617 B2 JP2713617 B2 JP 2713617B2 JP 1256962 A JP1256962 A JP 1256962A JP 25696289 A JP25696289 A JP 25696289A JP 2713617 B2 JP2713617 B2 JP 2713617B2
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、可変抵抗器等に使用されるマルチ摺動子の
接点部形成方法に係る。
接点部形成方法に係る。
従来より可変抵抗器のマルチ摺動子１には、第３図に
示す様に、プレスばり等の影響を受けないように、各摺
動子２に球状の接点部３を設けている。
示す様に、プレスばり等の影響を受けないように、各摺
動子２に球状の接点部３を設けている。
第４図（イ），（ロ），（ハ），（ニ）は従来のマル
チ摺動子の接点部形成方法の工程図、第５図（イ），
（ロ）は、ポンチで金属薄板に切込みを形成した状態を
示す断面図である。
チ摺動子の接点部形成方法の工程図、第５図（イ），
（ロ）は、ポンチで金属薄板に切込みを形成した状態を
示す断面図である。
従来、マルチ摺動子１の分岐された摺動子２に球状の
接点部３を形成するには、先ず第４図（イ）に示すよう
な横方向に細長形状の弾性を有する金属薄板４に、
（ロ）図に示すように等間隔に複数の切込み５……を付
して摺動子２……に分割し、各摺動子２……には（ハ）
図に示すように球状の接点部３を形成し、次に、（ニ）
図に示すように切込み５の端部をそろえて切断して複数
の摺動子２に分岐し、切込み５の入つてない部分を取付
部７としている。
接点部３を形成するには、先ず第４図（イ）に示すよう
な横方向に細長形状の弾性を有する金属薄板４に、
（ロ）図に示すように等間隔に複数の切込み５……を付
して摺動子２……に分割し、各摺動子２……には（ハ）
図に示すように球状の接点部３を形成し、次に、（ニ）
図に示すように切込み５の端部をそろえて切断して複数
の摺動子２に分岐し、切込み５の入つてない部分を取付
部７としている。
ところで、従来の方法では、第５図（イ），（ロ）に
示すように金属薄板４にポンチ６によつて切込み５を付
する訳であるが、この際、ポンチ６の摩耗状態、送りの
ガタ、金属薄板４の板厚のばらつき等に起因して幅方向
の偏肉にバラツキが発生し、且つ切込み５を付した際に
各摺動子２の側部にバリ８が発生し、次の工程で球状の
接点部３を形成した際、接点部３が切込み５上にずれ、
上記したバリ８が強調され、各摺動子２が抵抗体（図示
省略）上を摺動する際、上記のバリ８の影響を受けやす
いという課題があつた。
示すように金属薄板４にポンチ６によつて切込み５を付
する訳であるが、この際、ポンチ６の摩耗状態、送りの
ガタ、金属薄板４の板厚のばらつき等に起因して幅方向
の偏肉にバラツキが発生し、且つ切込み５を付した際に
各摺動子２の側部にバリ８が発生し、次の工程で球状の
接点部３を形成した際、接点部３が切込み５上にずれ、
上記したバリ８が強調され、各摺動子２が抵抗体（図示
省略）上を摺動する際、上記のバリ８の影響を受けやす
いという課題があつた。
本発明は、上記したような課題を解消しようとするも
のであり、本発明の目的は、摺動子の接点部形成時に発
生するバリの影響のないマルチ摺動子の接点部形成方法
を提供しようとするものである。
のであり、本発明の目的は、摺動子の接点部形成時に発
生するバリの影響のないマルチ摺動子の接点部形成方法
を提供しようとするものである。
本発明は、上記のような目的を達成するために、弾性
を有する細長形状の金属薄板の幅方向に等間隔に球状の
接点部を形成し、次に、前記接点部を逃げるようなＶ字
溝付きのポンチで前記接点部の側部に切込みを形成し
て、前記金属薄板を複数本の摺動子に分岐している。
を有する細長形状の金属薄板の幅方向に等間隔に球状の
接点部を形成し、次に、前記接点部を逃げるようなＶ字
溝付きのポンチで前記接点部の側部に切込みを形成し
て、前記金属薄板を複数本の摺動子に分岐している。
本発明の上記のような構成によれば、先ず金属薄板に
球状の接点部を形成し、次の工程で接点部を逃げるよう
なＶ字溝付きのポンチで切込みを設けるようにしたの
で、各摺動子のセンター位置に接点部が形成され、従つ
て球状の接点部が、切込み形成時に生じるプレスバリ等
の影響を受けることはない。
球状の接点部を形成し、次の工程で接点部を逃げるよう
なＶ字溝付きのポンチで切込みを設けるようにしたの
で、各摺動子のセンター位置に接点部が形成され、従つ
て球状の接点部が、切込み形成時に生じるプレスバリ等
の影響を受けることはない。
以下に、本発明の方法の実施例を添付の図面に基づき
説明する。
説明する。
第１図及び第２図は本発明の実施例の説明図で、第１
図（イ），（ロ），（ハ），は本発明のマルチ摺動子の
接点部形成方法の工程図、第２図（イ），（ロ）は、ポ
ンチで金属薄板に切込みを形成する前の状態を示す断面
図及び切込みを付した後の状態を示す断面図である。
図（イ），（ロ），（ハ），は本発明のマルチ摺動子の
接点部形成方法の工程図、第２図（イ），（ロ）は、ポ
ンチで金属薄板に切込みを形成する前の状態を示す断面
図及び切込みを付した後の状態を示す断面図である。
本発明のマルチ摺動子に接点部を形成する方法は、先
づ第１図（イ）に示すような横方向に細長形状の弾性を
有する金属薄板11に、（ロ）図に示すように所定間隔を
おいて球状の接点部12を形成する。次に、金属薄板11の
縁部と接点部12間及び接点部12,12間に、切込み13を付
し、次に（ハ）図に示すように切込み13の端部をそろえ
て切断して複数の摺動子14……に分岐し、切込み13の入
つてない部分を摺動子受（図示省略）への取付部15とし
ている。
づ第１図（イ）に示すような横方向に細長形状の弾性を
有する金属薄板11に、（ロ）図に示すように所定間隔を
おいて球状の接点部12を形成する。次に、金属薄板11の
縁部と接点部12間及び接点部12,12間に、切込み13を付
し、次に（ハ）図に示すように切込み13の端部をそろえ
て切断して複数の摺動子14……に分岐し、切込み13の入
つてない部分を摺動子受（図示省略）への取付部15とし
ている。
なお、（ロ）図の工程で切込み13を付す場合には、第
２図（イ），（ロ）に示す如く、金属薄板11の接点部12
の上に、接点部12を逃げるＶ字溝16のついたポンチ17を
適用し、（ロ）図に示すようにポンチ17を矢印方向に下
降さすことによつて、接点部12,12間に切込み13を形成
後、元の位置に復帰せしめる。
２図（イ），（ロ）に示す如く、金属薄板11の接点部12
の上に、接点部12を逃げるＶ字溝16のついたポンチ17を
適用し、（ロ）図に示すようにポンチ17を矢印方向に下
降さすことによつて、接点部12,12間に切込み13を形成
後、元の位置に復帰せしめる。
本発明の方法は上記のような構成を有し、上記したよ
うに、予め金属薄板11に接点部12を形成しておき、接点
部12の上からＶ字溝16付きのポンチ17を下降させて切込
み13を設けているので、各摺動子14のセンターに接点部
12を加工出来、従つてプレスバリ等の影響を受けること
なく接点部12が抵抗体上を正常状態で摺動することが出
来る。
うに、予め金属薄板11に接点部12を形成しておき、接点
部12の上からＶ字溝16付きのポンチ17を下降させて切込
み13を設けているので、各摺動子14のセンターに接点部
12を加工出来、従つてプレスバリ等の影響を受けること
なく接点部12が抵抗体上を正常状態で摺動することが出
来る。
本発明方法によれば、接点部は、マルチ摺動子の切込
みによつて分岐された各摺動子のセンター位置に加工出
来るために、このマルチ摺動子が抵抗体上を摺動する
際、プレスバリの影響を受けることなく、正しい接触状
態を保つことが出来る。
みによつて分岐された各摺動子のセンター位置に加工出
来るために、このマルチ摺動子が抵抗体上を摺動する
際、プレスバリの影響を受けることなく、正しい接触状
態を保つことが出来る。
第１図〜第２図は本発明方法の実施例の説明図で、第１
図（イ），（ロ），（ハ），は本発明のマルチ摺動子の
接点形成方法の工程図、第２図（イ），（ロ）はポンチ
で金属薄板に切込み形成する前の状態を示す断面図及び
切込みを付した後の状態を示す断面図、第３図〜第５図
は従来例の説明図で、第３図は一般的なマルチ摺動子の
斜視図、第４図（イ），（ロ），（ハ），（ニ）は従来
のマルチ摺動子の接点部形成方法の工程図、第５図
（イ），（ロ）はポンチで金属薄板に切込みを付す前後
の状態を示す断面図である。 11……金属薄板,12……接点部,13……切込み,14……摺
動子,16……Ｖ溝,17……ポンチ。
図（イ），（ロ），（ハ），は本発明のマルチ摺動子の
接点形成方法の工程図、第２図（イ），（ロ）はポンチ
で金属薄板に切込み形成する前の状態を示す断面図及び
切込みを付した後の状態を示す断面図、第３図〜第５図
は従来例の説明図で、第３図は一般的なマルチ摺動子の
斜視図、第４図（イ），（ロ），（ハ），（ニ）は従来
のマルチ摺動子の接点部形成方法の工程図、第５図
（イ），（ロ）はポンチで金属薄板に切込みを付す前後
の状態を示す断面図である。 11……金属薄板,12……接点部,13……切込み,14……摺
動子,16……Ｖ溝,17……ポンチ。
Claims (1)
- 【請求項１】弾性を有する細長形状の金属薄板の幅方向
に等間隔に球状の接点部を形成し、次に、前記接点部を
逃げるようなＶ字溝付きのポンチで前記接点部の側部に
切込みを付して金属薄板を複数本の摺動子に分岐したこ
とを特徴とするマルチ摺動子の接点部形成方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1256962A JP2713617B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | マルチ摺動子の接点部形成方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1256962A JP2713617B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | マルチ摺動子の接点部形成方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03119704A JPH03119704A (ja) | 1991-05-22 |
| JP2713617B2 true JP2713617B2 (ja) | 1998-02-16 |
Family
ID=17299791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1256962A Expired - Fee Related JP2713617B2 (ja) | 1989-10-03 | 1989-10-03 | マルチ摺動子の接点部形成方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2713617B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6039802A (ja) * | 1983-08-15 | 1985-03-01 | アルプス電気株式会社 | 摺動子の形成方法 |
-
1989
- 1989-10-03 JP JP1256962A patent/JP2713617B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03119704A (ja) | 1991-05-22 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |