JP3775620B2 - プラスチックシートの筋押し方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、プラスチックシートの筋押し方法に関し、特に、筋押し刃に形成した複数の曲面と鋭角エッジを用いて筋押し面に複数の鋭角溝と突曲面を形成して、容易な筋押しと折り曲げを得るための新規な改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、用いられていたこの種のプラスチックシートの筋押し方法としては、図5及び図6で示される第1従来例、図7から図10で示される特開昭58−163619号公報に開示された第2従来例、を挙げることができる。すなわち、図5において符号1で示されるものは筋押し刃であり、この筋押し刃1の各側面1a,1bは平面に形成され、各側面1a,1bの下端には1個の鋭角エッジ1cが形成されている。
前述の状態で、前記筋押し刃1によってプラスチックシート2の一面2aに筋押し面20を形成すると、前記一面2aには鋭角溝3が形成される。このプラスチックシート2をこの鋭角溝3から折り曲げると図6に示す状態となる。
【0003】
また、図7に示す第2従来例の場合、筋押し刃1の下端には1個の平面1dが形成され、他の部分は図5の第1従来例と同一であるので、同一部分には同一符号を付し説明を省略している。図7のように形成したプラスチックシート2を折り曲げると図8の状態となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来のプラスチックシートの筋押し方法は、以上のように構成されていたため、次のような課題が存在していた。すなわち、図5の第1従来例の場合、筋は入りやすいが、シートが薄くなっている部分が線状のみであるため曲げにくい状態であった。また、筋が深く入りすぎた場合、シート切れを起こしてしまうことが問題であった。
また、図6の第2従来例の場合、図10のように曲げやすい反面、図9のように、刃先がプラスチックシート1を巻き込んで両側が浮くため、筋がつけにくい状態であった。
【0005】
本発明は、以上のような課題を解決するためになされたもので、特に、筋押し刃に形成した複数の曲面と鋭角エッジを用いて筋押し面に複数の鋭角溝と突曲面を形成して、容易な筋押しと折り曲げを得るようにしたプラスチックシートの筋押し方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明によるプラスチックシートの筋押し方法は、筋押し刃によりプラスチックシートの一面に筋押し面を形成し、前記筋押し面を折り曲げるようにしたプラスチックシートの筋押し方法において、前記筋押し刃に形成され第1、第2曲面を有する1対の側面と前記各側面の端部間に形成され第3曲面を有する端面とを用い、前記各端部に形成された合計2個の鋭角エッジにより前記筋押し面に2個の鋭角溝を形成し、前記各曲面に対応して突状に曲面となる3個の突曲面を前記筋押し面に形成する方法である。
また、筋押し刃によりプラスチックシートの一面に筋押し面を形成し、前記筋押し面を折り曲げるようにしたプラスチックシートの筋押し方法において、前記筋押し刃に形成され第1、第2曲面を有する1対の側面と前記各側面の端部間に形成され第3、第4曲面を有する端面とを用い、前記各端部及び前記端面に形成された合計3個の鋭角エッジにより前記筋押し面に3個の鋭角溝を形成し、前記各曲面に対応して突状に曲面となる4個の突曲面を前記筋押し面に形成する方法である。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるプラスチックシートの筋押し方法の好適な実施の形態について説明する。なお、従来例と同一又は同等部分については同一符号を用いて説明する。
図1において、符号1で示されるものは筋押し刃であり、この筋押し刃1の各側面にはR面をなす凹状の第1、第2曲面1A,1Bが形成され、前記各側面の端部間にはR面をなす凹状の第3曲面1Dが形成されている。前記第3曲面1Dの両端には鋭角状をなす2個の鋭角エッジ1cが形成されている。
【0008】
次に、動作について述べる。まず、図の状態の筋押し刃1をプラスチックシート2の一面2a上に図示しない加工機を介してパンチングすることにより、プラスチックシート2の一面2a上には筋押し面20が形成され、この筋押し面20には、前記各曲面1A,1B,1Dに対応した3個の突曲面10が形成されると共に、前記各鋭角エッジ1cに対応した2個の鋭角溝11が形成される。このプラスチックシート2を図2のように折り曲げると、各鋭角エッジ1cにより溝の形成が容易となり、各曲面1A,1B,1Dによって溝形成時のプラスチックシート2の浮き上がりを従来よりも少なくすることができ、かつ、従来よりも折り曲げが容易となる。
【0009】
また、図3で示す他の形態の場合、前記筋押し刃1の下端に2個の第3、第4曲面1D、1E及び3個の鋭角エッジ1cが形成され、他の部分は図1と同一であるので、同一部分には同一符号を付し、その説明は省略する。
次に動作について述べる。前述の図1及び図2の構成に比較すると、筋押し刃の下端の各曲面1D,1Eが2個、鋭角エッジ1cが3個形成されているため、プラスチックシート2の上面2aには、3個の鋭角溝11が形成されると共に4個の突曲面10が形成されるため、前述の図1及び図2の形態よりもさらに曲げやすくなり、筋の形成及び折り曲げが容易となる。
なお、前述の実施の形態においては、筋押しについてのみ述べたが、型抜きについては、周知のように筋押しと同時又は別工程とすることは自在なことであり、その時の製造システムに応じて任意に選択できることである。
【0010】
【発明の効果】
本発明によるプラスチックシートの筋押し方法は、以上のように構成されているため、次のような効果を得ることができる。
すなわち、筋押し刃に形成した複数の鋭角エッジで鋭角溝を形成すると共に、突曲状の突曲面を複数形成するため、筋押しをする時にプラスチックシートのそり返りが少なくなり、かつ、折り曲げ時の折り曲げが従来よりも容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるプラスチックシートの筋押し方法を示す構成図である。
【図2】図1の筋押し後のプラスチックシートを曲折した状態を示す構成図である。
【図3】図1の他の形態を示す構成図である。
【図4】図3の筋押し後のプラスチックシートを曲折した状態を示す構成図である。
【図5】従来の筋押し方法を示す構成図である。
【図6】図5の筋押し後のプラスチックシートを曲折した状態を示す構成図である。
【図7】他の従来例を示す構成図である。
【図8】図7の筋押し後のプラスチックシートを曲折した状態を示す構成図である。
【図9】他の従来例を示す構成図である。
【図10】図9の筋押し後のプラスチックシートを曲折した状態を示す構成図である。
【符号の説明】
1 筋押し刃
2 プラスチックシート
2a 一面
1A,1B,1D,1E 曲面
1c 鋭角エッジ
10 突曲面
11 鋭角溝
20 筋押し面
Claims (2)
- 筋押し刃(1)によりプラスチックシート(2)の一面(2a)に筋押し面(20)を形成し、前記筋押し面(20)を折り曲げるようにしたプラスチックシートの筋押し方法において、前記筋押し刃(1)に形成され第1、第2曲面(1A,1B)を有する1対の側面と前記各側面の端部間に形成され第3曲面(1D)を有する端面とを用い、前記各端部に形成された合計2個の鋭角エッジ(1c)により前記筋押し面(2b)に2個の鋭角溝(11)を形成し、前記各曲面(1A,1B,1D)に対応して突状に曲面となる3個の突曲面(10)を前記筋押し面(20)に形成することを特徴とするプラスチックシートの筋押し方法。
- 筋押し刃(1)によりプラスチックシート(2)の一面(2a)に筋押し面(20)を形成し、前記筋押し面(20)を折り曲げるようにしたプラスチックシートの筋押し方法において、前記筋押し刃(1)に形成され第1、第2曲面(1A,1B)を有する1対の側面と前記各側面の端部間に形成され第3、第4曲面(1D,1E)を有する端面とを用い、前記各端部及び前記端面に形成された合計3個の鋭角エッジ(1c)により前記筋押し面(20)に3個の鋭角溝(11)を形成し、前記各曲面(1A,1B,1D,1E)に対応して突状に曲面となる4個の突曲面(10)を前記筋押し面(20)に形成することを特徴とするプラスチックシートの筋押し方法。
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1997
- 1997-08-22 JP JP22624497A patent/JP3775620B2/ja not_active Expired - Fee Related
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