JP2718262B2 - ピアス加工用プレス型 - Google Patents

ピアス加工用プレス型

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JP2718262B2 JP2331438A JP33143890A JP2718262B2 JP 2718262 B2 JP2718262 B2 JP 2718262B2 JP 2331438 A JP2331438 A JP 2331438A JP 33143890 A JP33143890 A JP 33143890A JP 2718262 B2 JP2718262 B2 JP 2718262B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ピアスポンチとピアスダイとのせん断作用
によりワークの一部を打ち抜いてピアス穴を形成するピ
アス加工用プレス型に関する。
従来の技術 例えば第6図に示すように自動車のドアアウターパネ
ルDを成形するにあたり、絞り成形後のワーク周縁部に
付帯している非製品部領域を切断除去するためのトリム
加工と、ドアガラス開口部aを打ち抜くためのピアス加
工とを一工程で同時に行うことがある。
第7図はそのトリム−ピアス同時加工型の一例を示す
図で、前工程で絞り成形されたワークWをピアスダイ1
とパッド2とで加工拘束した上、ピアスダイ1と上型側
のセクショナルダイ3とのせん断作用により非製品部領
域bをトリミングする一方、ピアスダイ1と同じく上型
側のピアスポンチ4とのせん断作用によりワークWの一
部をピアススクラップSとして打ち抜いてドアガラス開
口部(ピアス穴)aを形成するものである。
ピアスポンチ4はポンチ本体部5と切刃ブロック6と
から構成されており、切刃ブロック6は第8図に示すよ
うにノックピン7とボルト8とによりポンチ本体部5に
位置決め固定されている。
なお、ピアスダイ1はトリム加工用のセクショナルダ
イ3との関係においてはポンチとして機能するものであ
るが、ピアス加工用のピアスポンチ4との関係において
はダイとして機能することから、ここではピアスダイと
呼称するものとする。
ところで、上記のようなトリム−ピアス同時加工型に
おいては、上型のプレス作動方向に対するワークWの傾
斜角θは一般に15〜20°が限界とされているにもかかわ
らず、ワークW自体の造形上あるいは工程設定上の制約
から上記の限界値を越えた傾斜姿勢のもとで加工を行わ
なければならないことがある。
このような場合、ピアスポンチ4の刃先面9がワーク
Wと平行であるとせん断荷重が急上昇するだけでなく、
刃先面9とワークWとの間に滑りが生じてピアスポンチ
4が矢印C方向に押され気味になることから、ピアスポ
ンチ4の四周の切刃10a,10b,10c,10dのうち最も低位側
の切刃10aがピアスダイ1側の切刃11に乗り上げて切刃1
0aが破損することがある。
そこで、切刃10aの乗り上げによる破損を防止するた
めに、第7図のほか第8図〜第10図に示すように高位側
の切刃10cの食い込み量α(例えば6mm程度)に対して低
位側の切刃10aの食い込み量β(例えば9mm程度)を大き
く設定するとともに切刃10a,10c同士を結ぶ刃先面9
(切刃10b,10dを含む)の形状をなめらかに変化させる
ことでシャーをもたせる一方、切刃10aについても第10
図に示すようにその刃先形状を波形状に形成することで
シャーをもたせるようにしている。
なお、波形状の切刃10aの最小食い込み量α1は先の
αの値と等しく、また最大食い込み量β1はβの値と等
しい。
その結果、高位側の切刃10cよりも低位側の切刃10aの
食い込みの方が早くなり、しかも切刃10aのうちでも第1
0図に示すように波形形状の頂部の部分での食い込みの
方が早くなり、切刃10aの乗り上げによる破損を防止で
きる。
発明が解決しようとする課題 しかしながら従来の構造においては、ピアスダイ1に
対するピアスポンチ4の切刃10a,10b,10c,10dの食い込
み量を積極的に一定化させないために刃先面9をなめら
かに変化させたり、あるいは切刃10aの形状を波形状に
形成していることから、ピアスポンチ4の切刃の加工に
多大な工数と時間を要し、型製作工数の削減が望めな
い。
本発明は以上のような問題点に鑑みてなされたもの
で、その目的とするところは、ピアスポンチの切刃に加
工工数の少ないわずかな改良を加えるだけで従来と同等
の切刃乗り上げ防止機能を発揮できるようにした型構造
を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明は、ピアスポンチとピアスダイとのせん断作用
によりワークの一部を打ち抜いてピアス穴を形成するピ
アス加工用プレス型において、ピアスポンチはその切刃
の先端に、打抜方向に対して所定角度傾斜したワークの
打抜部位と平行な刃先面を有してなり、この刃先面のう
ち最も低位側の刃先エッジ部に、外周面の一部が刃先外
周面と面一状態となるように三角錐形状の複数の微小な
突起を溶接固定したことを特徴としている。
作用 この構造によると、突起の高さ分だけワークに対する
低位側の切刃の食い込みタイミングが高位側の切刃より
も早くなることから、これによりピアスダイ側の切刃へ
のピアスポンチ側の切刃の乗り上げが防止される。
実施例 第1図〜第5図は本発明の一実施例を示す図で、第7
図〜第10図に示した従来例と共通する部分には同一符号
を付してある。
この実施例においては、ポンチ本体部22とともにピア
スポンチ21を形成する切刃ブロック23の刃先面24を、ピ
アス穴(ドアガラス開口部)aとして打ち抜くべきワー
クWの一部分と平行となるように所定角度傾斜させて形
成する一方、四周の切刃25a,25b,25c,25dのうち最も低
位側の切刃25aの刃先エッジ部に第5図に示すように刃
先面24側に向けて複数の三角錐形状の突起26を形成した
ものである 突起26の加工方法としては、型材料と同質の金属を溶
接により肉盛りした上でグラインダー等を用いて三角錐
形状に仕上げる。
また、突起26の数および大きさはワークWの板厚等に
よっても異なるが、例えば第6図に示したドアアウター
パネルの場合にはピアス穴として打ち抜くべきドアガラ
ス開口部aが比較的大きいために、突起26は第2図およ
び第4図に示すようにピッチPとして250〜300mm間隔で
複数個形成するものとし、また突起26の高さhを例えば
3mmに設定したならば突起26の底辺での三角形の一辺の
長さdは6mm程度に設定する。
また、ピアスポンチ21とピアスダイ1との食い込み量
α2としては従来のαの値と同程度で十分である。
このように構成されたプレス型構造においては、ピア
スダイ1とピアスポンチ21とによりピアス加工を行う
と、従来と同様にピアスダイ1側の切刃11とピアスポン
チ21側の切刃25a〜25dとのせん断作用により、ワークW
の一部がピアススクラップSとして打ち抜かれてピアス
穴としてドアガラス開口部aが打抜形成される。
この時、突起26の高さ分があるために、高位側の切刃
25cがワークWに食い込むタイミングよりも低位側の切
刃25aがワークWに食い込みタイミングの方が早くな
り、これによって切刃25aの切刃11側への乗り上げが防
止される。
発明の効果 以上のように本発明によれば、ピアスポンチの傾斜し
た刃先面のうち、その低位側の刃先エッジ部に複数の三
角錐形状の微小な突起を溶接固定したことにより、突起
の高さ分だけ低位側の切刃の食い込みタイミングが早く
なるので、従来と同様にその切刃の乗り上げによる破損
を防止できる。
加えて、ピアスポンチの刃先面は傾斜角のままでよ
く、従来のように高低双方の切刃の間で傾斜面をなめら
かに変化させたり、あるいは低位側の切刃形状を波形状
に形成する必要もないので、ピアスポンチの切刃の加工
に要する工数ひいては型全体の製作工数を大幅に削減で
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示すプレス型の断面図、第
2図は第1のA方向矢視図、第3図は第1図の要部拡大
図、第4図は第3図の右側面図、第5図は刃先面の要部
拡大斜視図、第6図は自動車用ドアアウターパネルの斜
視図、第7図は従来のプレス型の一例を示す図で第6図
のB−B線に沿う断面図、第8図は第7図のE方向矢視
図、第9図は第7図の要部拡大図、第10図は第9図の右
側面図である。 1…ピアスダイ、21…ピアスポンチ、23…切刃ブロッ
ク、24…刃先面、25a…最も低位側の切刃、25c…高位側
の切刃、26…突起、a…ピアス穴としてのドアガラス開
口部、S…ピアススクラップ、W…ワーク。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ピアスポンチとピアスダイとのせん断作用
    によりワークの一部を打ち抜いてピアス穴を形成するピ
    アス加工用プレス型において、 ピアスポンチはその切刃の先端に、打抜方向に対して所
    定角度傾斜したワークの打抜部位と平行な刃先面を有し
    てなり、 この刃先面のうち最も低位側の刃先エッジ部に、外周面
    の一部が刃先外周面と面一状態となるように三角錐形状
    の複数の微小な突起を溶接固定したことを特徴とするピ
    アス加工用プレス型。
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