JPS6234646Y2 - - Google Patents

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JPS6234646Y2
JPS6234646Y2 JP1124781U JP1124781U JPS6234646Y2 JP S6234646 Y2 JPS6234646 Y2 JP S6234646Y2 JP 1124781 U JP1124781 U JP 1124781U JP 1124781 U JP1124781 U JP 1124781U JP S6234646 Y2 JPS6234646 Y2 JP S6234646Y2
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JP
Japan
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chip
boss portion
throw
waveform
away
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JP1124781U
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JPS57126904U (ja
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  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、円形板状からなるスローアウエイチ
ツプに係り、特に切屑処理が円滑に行なえるとと
もに、切刃稜の割出しも容易に行なえるようにし
たものである。
従来、円形板状からなるスローアウエイチツプ
は、一定巾、一定深さを有する円周ブレーカを形
成したものが一般的である。そして、これを改善
したものとして、円周方向に弯曲凹面を連設した
米国特許第3383748号明細書にみられるものが提
案されている。しかしながら、この明細書にみら
れるものは、軽切削においては、切屑のカールが
良好である。しかし、切込み、送りが増加してく
ると弯曲凹面が多数連設されているため切屑処理
が円滑に行なわれなくなり、これに伴つて波形の
突部に損傷が生じチツプ破損につながるおそれが
あつた。
このようなことから、円形板状のスローアウエ
イチツプでは、軽中切削における切屑処理を円滑
に行なえるようにしたチツプブレーカの開発が要
望されていた。
本考案は、上述の点に鑑みなされたもので、全
周囲のチツプブレーカ溝および中央のボス部を合
理的に組合せることにより、切屑処理範囲が拡大
されるようにしたスローアウエイチツプを提供す
るものである。
以下、本考案スローアウエイチツプの一実施例
について、図を参照しながら説明する。
第1図乃至第4図において、1は円形板状をな
すスローアウエイチツプであり、その円形面に
は、巾狭のランド2を備えたチツプブレーカ溝3
が全周囲にわたつて形成され、これに伴つて中央
部分には、中央取付け穴5を備えたボス部4が形
成されている。この場合、ボス部4は、第2図で
明示されているように、チツプブレーカ溝3より
も幾分凸出する関係にあるものである。これは、
切屑をカールさせやすくした配慮である。
また、前記チツプブレーカ溝3およびボス部4
は、第2図で明らかなように、その円周方向で
は、円弧状の波形曲面が連続するように凹凸を等
配しているもので、図示の場合には、巾狭のラン
ド2にも、波形凹凸が形成されている。このラン
ド2は、必ずしも必要なものではなく、切刃稜6
を直接形成するようにしてもよい。またランド2
を設けた場合には、ポジおよびネガのものを適宜
選択できるものである。
さらに、これらのチツプブレーカ溝3およびボ
ス部4は、切刃稜6からボス部4に向かう横断方
向では、前記波形曲面の山部分で巾狭、谷部分で
巾広となるように、波形境界線7が形成される。
この波形境界線7の存在により、切刃稜6の割出
し使用が容易となる。
また、前記チツプブレーカ溝3は、第3図およ
び第4図でみられるように、例えば巾狭のところ
では、ランド2から傾斜角θをもつ下りの傾斜面
8が形成され、ボス部4に切上るものである。こ
れに対し、巾広のところでは、下りの傾斜面8お
よび厚み方向でボス部4と平行関係である切屑の
拘束面9が形成され、ボス部4に切上る。この切
屑の拘束面9は、被削材から生成される切屑を衝
突させて、切屑を折損しやすくするためのもので
ある。
このようにして構成された本考案のスローアウ
エイチツプ1は、チツプブレーカ溝3およびボス
部4に波形曲面を構成し、ボス部4をチツプブレ
ーカ溝3よりも凸出する関係にしたことから、切
屑処理範囲が拡大され、また切削抵抗も減少する
ものである。
すなわち、第5図は、本考案のスローアウエイ
チツプ1における切屑処理範囲を示したものであ
り、本考案品Aが比較品Bに対しその範囲が拡大
されていることが判る。この場合、被削材は
S48Cとしたものであり、また切削速度は、V=
100m/minとしたものである。なお、比較品B
は、前述した弯曲凹面を多数連設したチツプブレ
ーカが備えられたものであり、ボス部4およびラ
ンド2が同一平面上にあるものである。
さらに、第6図は、本考案品Aおよび比較品C
について、切削抵抗を比較したものである。この
場合、比較品Cは、波形曲面を有するチツプブレ
ーカ溝3に対し、これよりも幾分凸出するボス部
4が平面となつたものである。この結果、低送り
時では、切削抵抗値に差はほとんどないが、高送
り時では、比較品Cの切削抵抗が高くなつてい
る。これは、本考案品では、ボス部4の波形曲面
の形成に伴つて切屑にくせをつけ変形しやすくし
たことからである。なお、第6図では、被削材
S48Cとし、切削速度Vを100m/min、切込みd
=1.0mmとした。また、本考案品Aおよび比較品
Cの形状については、RNMG430を基本とする仕
様とした。
なお、本実施例では、中央取付け穴5を有する
スローアウエイチツプ1に適用したが、これは必
ずしも必要なものではない。また、片面にチツプ
ブレーカ溝3およびボス部4を形成しているが、
勿論両面に適用できる。
本考案は、以上説明したように、円形板状から
なるスローアウエイチツプ1の切刃構成を改善し
たものであるから、高送りができること、倣い加
工ができることなどに加えて、切屑処理範囲の拡
大、切刃の割出しの容易性等の効果が得られると
いう利点を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案スローアウエイチツプの一実
施例を示す正面図、第2図は、下方からの側面
図、第3図は、第1図中の−線に沿つて得ら
れる拡大した断面図、第4図は、同じく第1図中
の−線に沿つて得られる拡大した部分断面
図、第5図は、切屑処理の範囲を示す説明図、第
6図は、切削抵抗を比較した説明図である。 1……スローアウエイチツプ、3……チツプブ
レーカ溝、4……ボス部、6……切刃稜、7……
波形境界線、8……傾斜面、9……拘束面。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 円形面の少なくとも一方には、チツプブレーカ
    溝3が全周囲にわたつて形成され、これに伴つて
    中央には、ボス部4が形成されるようにした円形
    板状からなるスローアウエイチツプにおいて、 前記ボス部4は、チツプブレーカ溝3よりも凸
    出する関係にあるとともに、これらのチツプブレ
    ーカ溝3およびボス部4は、その円周方向では、
    円弧状の波形曲面が連続するように凹凸を等配し
    ており、また、切刃稜6からボス部4に向かう横
    断方向では、傾斜角θを有する下りの傾斜面8を
    有し、前記波形曲面の山部分で巾狭、谷部分で巾
    広となる波形境界線7を呈するとともに、巾広側
    には、前記傾斜面8に続いてボス部4と平行する
    切屑の拘束面9を形成していることを特徴とする
    スローアウエイチツプ。
JP1124781U 1981-01-29 1981-01-29 Expired JPS6234646Y2 (ja)

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JP1124781U JPS6234646Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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JP1124781U JPS6234646Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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JPS57126904U JPS57126904U (ja) 1982-08-07
JPS6234646Y2 true JPS6234646Y2 (ja) 1987-09-03

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JP1124781U Expired JPS6234646Y2 (ja) 1981-01-29 1981-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102006023740B4 (de) * 2006-05-18 2017-05-11 Kennametal Widia Produktions Gmbh & Co. Kg Schneideinsatz und Werkzeug, bestehend aus Werkzeughalter und Schneideinsatz
AT12527U1 (de) * 2011-02-24 2012-07-15 Ceratizit Austria Gmbh Schneideinsatz zur spanabhebenden bearbeitung

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Publication number Publication date
JPS57126904U (ja) 1982-08-07

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