JP2518731Y2 - 帯状金属板部品 - Google Patents

帯状金属板部品

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JP2518731Y2
JP2518731Y2 JP1123391U JP1123391U JP2518731Y2 JP 2518731 Y2 JP2518731 Y2 JP 2518731Y2 JP 1123391 U JP1123391 U JP 1123391U JP 1123391 U JP1123391 U JP 1123391U JP 2518731 Y2 JP2518731 Y2 JP 2518731Y2
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隆 山中
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えばVTR(ビデオ
テープレコーダ)のテンションアーム等に適用される、
帯状金属板部品に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に帯状金属板部品を他の部品と共に
基板等に組み付ける場合、他の部品との干渉を避けた
り、或は、他の部品との取り付け高さを合わせる等のた
めに、帯状金属板部品の途中に段部を設けることが多々
ある。図6、及び図7は従来の一般的な段部を有する帯
状金属板部品の例を示している。この種の帯状金属板部
品は、帯状金属板部品素体1にプレス加工により段部2
を設け、この段部2を介して素体1の長手方向に連続す
ると共に互いに段差のある2つの平行面3,4を設けた
構造を有する。この段部2は、図示しない一直線状の上
型と下型を用いて加工される。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】斯かる従来の段部2を
有する帯状金属板部品5にあっては、段部2の境界線6
の形状が、素体1の幅方向に沿った一直線状であるた
め、その加工時や使用時において、2つの平行面3,4
の平行度を確保することが困難である。
【0004】この2つの平行面3,4の平行度を高精度
に出すために、上型のパンチストロークを素体1の厚み
の略1/2で止める所謂“半打ち”加工により図8、及
び図9に示す如く段部2を設けることがある。しかし、
このようにしても2つの平行面3,4の境界線6の形状
が一直線状であるため、2つの平行面3,4の連接部分
が折れ曲がって2つの平行面3,4の平行度が狂った
り、最悪時連接部分が切れて2つの平行面3,4が分離
してしまう虞が多分にある。
【0005】本考案は上記事情に鑑みてなされたもの
で、段部を介して帯状金属板部品素体の長手方向に連続
する2つの平行面の平行度を保ちながら、前記2つの平
行面の連接部分の曲げ強度の向上を図った帯状金属板部
品を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本考案は、帯状金属板部品素体にプレス加工により段部
を設け、この段部を介して前記素体の長手方向に連続す
ると共に互いに段差のある2つの平行面を設けてなる帯
状金属板部品において、前記2つの平行面の境界線形状
を前記素体の幅方向途中位置に屈曲部を有する形状とし
たことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】互いに段差のある2つの平行面の境界線形状
を、素体の幅方向途中位置に屈曲部を有する形状とした
から、段部の屈曲した境界線に沿って曲げに抗する作用
を段部に持たせることが可能となる。この結果、段部に
おける素体の長手方向の曲げ強度を高くすることができ
る。従って2つの平行面の平行度も高精度に確保するこ
とができ、2つの平行面の連接部分の曲げ強度を高め得
る。
【0008】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1〜図3に基づ
き説明する。
【0009】図1は本考案に係る帯状金属板部品を備え
たVTRの要部を示す平面図であり、同図中、符号10
はVTR基板である。このVTR基板10の上面所定箇
所には、本考案の帯状金属板部品(テンションアーム)
11が、基端部の軸12を中心に回動自在に取り付けら
れている。この帯状金属板部品11の先端部にはテープ
ガイドピン13が垂直に植設されている。
【0010】本考案の帯状金属板部品11は、図2、及
び図3に示す如く帯状金属板部品素体14の長手方向略
中間部に半打ち加工により段部15を設け、この段部1
5を介して長手方向に連続する2つの平行面16,17
を形成した構造を有する。これらの平行面16,17の
段差は素体14の板厚tの略1/2である。
【0011】これら2つの平行面16,17の境界線1
8をなす段部15は、素体14の幅方向略中央部に位置
し且つ解放部を一方の面16側に向けたU字状の屈曲部
19と、この屈曲部19の解放部端から素体14の幅方
向側縁部までの間に位置する直状部20,20とからな
る。このように境界線18は素体14の幅方向途中位置
に屈曲部19を有する形状となっている。
【0012】このような境界線形状を持つ段部15を形
成した帯状金属板部品11によれば、段部15の境界線
18に沿って、その境界線18の向きに対する曲げ抗力
が付与される。即ち、段部や折曲部を介して連続する2
つの面は一般にその曲げの方向に対する抗力は弱いが、
段部や折曲部がなす境界線に沿った向きに対する曲げに
対しては非常に強い抗力を持つ。
【0013】従って、上述した如き境界線形状をなして
形成された段部15によれば、その境界線18の向きに
沿って強い曲げ抗力が働くことになる。この結果、U字
状の屈曲部19を素体14の幅方向略中央部に持ち、且
つ幅方向側縁部にかけて直状部20,20を持つ段部1
5によれば、素体14の幅方向のみならず、その長手方
向にも大きく作用する曲げ抗力を該段部15に持たせる
ことが可能となる。しかも、段部15の境界線18に沿
って作用する曲げ抗力がベクトル的に相乗するので、帯
状金属板部品11の段部15における曲げ強度を高める
ことができる。
【0014】よって、上述した構造の帯状金属板部品1
1をプレス加工により成形すれば、素体14の幅方向途
中位置に屈曲部19を持つ、上述した段部15により2
つの平行面16,17間の平行度を十分安定に確保する
ことが可能となる。しかも、段部15の境界線形状に沿
って曲げ抗力を持たせることが可能となるので、平行面
16,17の連接部分(段部15)における曲げ強度を
十分に高くすることが可能となる。
【0015】上記実施例においては、段部15を半打ち
加工により形成したが、図4、及び図5に示す如く絞り
加工により、段部15を形成するようにしても良い。
【0016】また、境界線18の屈曲部19の形状もU
字状に限らず、半円弧状、コ字状、或はV字状等でもよ
い。屈曲部19の配設数についても1個に限られること
なく、素体14の幅方向に間隔を存して複数個設けても
良い。
【0017】更に、本考案の帯状金属板部品は、上記実
施例で述べたVTRのテンションレバーのみならず、途
中に段部を設ける必要のある帯状金属板部品に対して幅
広く適用可能である。
【0018】
【考案の効果】以上の如く本考案の帯状金属板部品は、
互いに段差のある2つの平行面の境界線形状を、素体の
幅方向途中位置に屈曲部を有する形状としたから、これ
ら2つの平行面の平行度を高精度に確保し、且つ、2つ
の平行面の連接部分の曲げ強度を十分高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る帯状金属板部品を備え
たVTRの要部を示す平面図である。
【図2】図1のII円部分の拡大斜視図である。
【図3】図2のIII−III線に沿う断面図である。
【図4】本考案の他の実施例を示す図2と同状図であ
る。
【図5】図4のV−V線に沿う断面図である。
【図6】従来の段部を有する帯状金属板部品を示す図2
と同状図である。
【図7】図6のVII−VII線に沿う断面図である。
【図8】更に異なる従来の段部を有する帯状金属板部品
を示す図2と同状図である。
【図9】図8のIX−IX線に沿う断面図である。
【符号の説明】
11 帯状金属板部品 14 帯状金属板部品素体 15 段部 16 面 17 面 18 境界線 19 屈曲部

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 帯状金属板部品素体にプレス加工により
    段部を設け、この段部を介して前記素体の長手方向に連
    続すると共に互いに段差のある2つの平行面を設けてな
    る帯状金属板部品において、前記2つの平行面の境界線
    形状を前記素体の幅方向途中位置に屈曲部を有する形状
    としたことを特徴とする帯状金属板部品。
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