JPH0642391Y2 - シールド枠体 - Google Patents

シールド枠体

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JPH0642391Y2
JPH0642391Y2 JP3036889U JP3036889U JPH0642391Y2 JP H0642391 Y2 JPH0642391 Y2 JP H0642391Y2 JP 3036889 U JP3036889 U JP 3036889U JP 3036889 U JP3036889 U JP 3036889U JP H0642391 Y2 JPH0642391 Y2 JP H0642391Y2
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JP
Japan
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frame body
side plate
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pair
plate portion
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JP3036889U
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勝男 伊藤
一則 木下
一洋 辻
博之 中田
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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【考案の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 この考案はシールド枠体に関する。
(b)従来の技術 プリント配線板に電子部品を実装したユニットのノイズ
防止対策として上記プリント配線板を金属製のシールド
枠体で取り囲むことが有効である。
従来、この種のシールド枠体として、第4図に示した箱
形の枠本体20とカバー30とを備えるものが知られてい
た。上記枠本体20は前板部21の両端にそれぞれ形成した
突片24と背板部22の両端にそれぞれ形成した突片25を、
左右の側板部23,23の所定個所に形成した孔部26,27にそ
れぞれ嵌合することにより枠組みしたものである。この
枠本体20を展開した形は第5図の通りであって、前板部
21、背板部22および左右の側板部23,23がL字形の連結
片部28を介して連結されている。一方、カバー30は左右
の両側縁に一対の爪片31,31を有し、その前端縁と後端
縁にそれぞれ垂下片32を有している。
このようなシールド枠体は、枠本体20自体が強固な枠組
み構造を形成しているため十分に大きな強度を有するこ
とに加え、シールド性も良好である。
(c)考案が解決しようとする課題 しかし、従来、枠本体20の製作には前板部21、背板部2
2、左右の側板部23、23および連結片部28…によって囲
まれた開口29を有する第5図の形の金属板を打ち抜くと
共に、各連結片部28…の両端部分を曲げ起こすことが必
要であって、上記開口29を形成するために打ち抜いた金
属片が大きな材料ロスとなるばかりでなく、打抜き用金
型の形状が複雑になって経済性が損なわれるという問題
があった。
そこで、コスト削減が叫ばれている近時では、枠本体が
従来の箱形構造のものから材料コストの安いコ字形構造
のものに転換されつつある。第6図のように、コ字形構
造の枠本体20は長尺金属板の長手方向の二個所を折り曲
げて背板部22と左右一対の側板部23,23とを形成したも
のであって、電子部品の実装されたプリント配線板Pの
三辺を取り囲む構造になっている。
ところがコ字形構造の枠本体20にあっては第7図の矢印
のようにカバー30(第4図で説明したカバーと同様の構
造である。)を装着した場合に強度に起因する問題が生
じる。
すなわち、枠本体20の左右一対の側板部23,23の外側に
カバー30の一対の爪片31,31を押し込んで挟持させる
と、第8図のように枠本体20の左右の側板部23,23がプ
リント配線板Pとの突合せ個所を支点として傾き、プリ
ント配線板Pの回路パターンと上記側板部23とを接続し
ている半田40に亀裂や割れが生じやすい。
また、側板部23の傾き幅はその先端部が最も大きくなる
ために枠本体20が全体的にいびつに変形する。そのた
め、カバー30との間にがたつきが生じ、カバー30の装着
状態が不確実になって両者の接触信頼性が低下するばか
りでなく、一対の側板部23,23の先端部に複数の取付脚2
3a…が突出されている場合には、第9図のようにそれら
の取付脚23aがプリント配線板P′に形成された複数の
取付脚挿入孔H…に対して位置ずれしてしまう。
このようにコ字形構造のシールド枠体は、箱形構造のも
のに比べるとコスト削減を達成しやすいものではあるけ
れども、上述したような強度に起因する問題点を有して
いるため、特に高周波部品のシールド枠体としては、従
来、経済的に不利な箱形構造のシールド枠体を用いざる
を得なかった。
この考案は以上の事情に鑑みてなされたもので、カバー
の構造に工夫を講じることによって強度的に弱いコ字形
構造の枠本体を補強し、その変形を防ぐことが可能なシ
ールド枠体を提供することを目的とする。
(d)課題を解決するための手段 この考案のシールド枠体は、背板部から一対の側板部が
相対向状態に突出された枠本体と、この枠本体に装着さ
れるカバーとを備え、上記カバーの両側縁に上記枠本体
の一対の側板部を挟持する一対の爪片が形成されている
と共に、上記カバーの前端縁の両側端部に、上記枠本体
の側板部の先端内面に当接してその側板部の内向き変形
を阻止する支持片が形成され、この支持片が上記爪片よ
りも長く突き出ていることを特徴とする。
(e)作用 この構成のシールド枠体は、カバーを枠本体に装着する
に際し、カバーの一対の爪片が枠本体の一対の側板部の
外側に押し込まれる前に、カバーの支持片が上記側板部
の先端内面に当接してその側板部の内向き変形を阻止す
る。そのため、一対の上記爪片が一対の上記側板部の外
側に押し込まれても、上記側板部が内向きに変形するこ
とが防止される。また、カバーの装着後においても、上
記支持片によって上記側板部の内向き変形が防止され
る。
(f)実施例 第1図はこの考案の実施例によるシールド枠体の枠本体
1とカバー2とを示す分解斜視図である。
枠本体1は長尺金属板の長手方向の二個所を折り曲げる
ことによって形成された背板部11とその背板部11から相
対向状態に突出された一対の側板部12,12とを有し、そ
れぞれの側板部12に、その先端部から突出する上下一対
ずつの取付脚13,13と、その上縁部から突出された突片1
4と、その複数個所に形成された外方に膨出する突部15
とが設けられている。なお、この枠本体1には図示して
いない電子部品が実装されたプリント配線板Pが保持さ
れていると共に、そのプリント配線板Pの回路パターン
が半田付けされている。
カバー2は、その両側縁に形成された一対の爪片21,21
と、その前後の端縁にそれぞれ形成された垂下部22,22
と、その前端縁の両側端部に形成された一対の支持片2
3,23と、左右両端部に形成された孔部24,24とを有す
る。そして、上記爪片21は中間部の所定個所に形成され
た凹欠部25によって複数分割されている。また、上記支
持片23は上記爪片21よりも長く突き出ている。なお、支
持片23は上記垂下片22の両端部に連続する状態に形成さ
れている。
上記カバー2において、一対の支持片23,23の各外端面2
3a,23aの相互間隔は枠本体1の一対の側板部12,12の内
面の対向間隔と同一またはほぼ同一に設定されている。
カバー2を枠本体1に装着するときは、第1図および第
2図に矢印で示すようにカバー2の一対の爪片21,21を
枠本体1の一対の側板部12,12の外側に押し込む。この
場合、上記爪片21,21が押し込まれる前に、第3図のよ
うにカバー2の支持片23が上記側板部12の先端内面に当
接してその側板部12の内向き変形を阻止した状態にな
り、この状態で一対の上記爪片21,21が一対の上記側板
部12,12の外側に押し込まれ、爪片21,21が完全に押し込
まれると、一対の爪片21,21がそれに対応する突部15を
乗り越えてその突部15に係合すると共に、枠本体1の突
片14がカバー2の孔部24に嵌合する。
このため、カバー2を装着するときのみならず装着後に
おいても、支持片23が上記側板部12の先端内面に当接
し、上記側板部12を補強してその内向き変形を防止す
る。したがって、第2図に示した半田3に亀裂や割れが
生じることはない。また、カバー2を装着しても枠本体
1が変形しないため、カバー2が枠本体1に強固に装着
されて両者が確実に接触し、そのシールド性が向上し、
取付脚13…が位置ずれすることもない。
また、この実施例では、爪片21が凹欠部25によって分割
されているため、カバー2を枠本体1に装着するときに
一対の爪片21を一対の上記側板部12,12に小さい力で押
し込むことができ、組立性が向上する。さらに、上記突
片14が上記孔部24に嵌合するためカバー2による枠本体
1の補強作用が一層顕著に発揮され、強固なシールド枠
体となる。
なお、枠本体1の一対の側板部12,12は必ずしも図示例
のように背板部11に対して直角である必要ない。すなわ
ち、一対の側板部12,12は背板部11から相対向状態に突
出されておればよい。
(g)考案の効果 この考案のシールド枠体は、枠本体の側板部がカバーの
支持片により補強されてその内向き変形が防止されるた
め、プリント配線板の回路パターンと枠本体とを接続し
ている半田に亀裂や割れが生じることがなく、また、カ
バーが枠本体に確実に装着されて両者の接触信頼性が向
上するためシールド性が向上し、さらに、側板部の先端
部に取付脚が形成されている場合でもその取付脚が位置
ずれすることがない。したがって、この考案によれば、
箱形構造のシールド枠体に比べてコスト削減を容易に達
成することが可能なコ字形構造のシールド枠体の強度を
向上させることができるようになり、高周波部品に安価
なコ字形構造のシールド枠体を使用することが可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例によるシールド枠体の分解斜
視図、第2図は枠本体とカバーとを示す正面図、第3図
は第2図のIII部拡大図、第4図は従来の箱形構造の枠
本体を有するシールド枠体の分解斜視図、第5図は第4
図の枠本体の展開図、第6図は従来のコ字形構造の枠本
体の斜視図、第7図は従来のコ字形構造の枠本体とカバ
ーとを示す正面図、第8図は従来のコ字形構造の枠本体
を有するシールド枠体の正面図、第9図は説明図であ
る。 1……枠本体、2……カバー、11……背板部、12……側
板部、21……爪片、23……支持片。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】背板部から一対の側板部が相対向状態に突
    出された枠本体と、この枠本体に装着されるカバーとを
    備え、 上記カバーの両側縁に上記枠本体の一対の側板部を挟持
    する一対の爪片が形成されていると共に、上記カバーの
    前端縁の両側端部に、上記枠本体の側板部の先端部内面
    に当接してその側板部の内向き変形を阻止する支持片が
    形成され、この支持片が上記爪片よりも長く突き出てい
    ることを特徴とするシールド枠体。
JP3036889U 1989-03-16 1989-03-16 シールド枠体 Expired - Lifetime JPH0642391Y2 (ja)

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JP3036889U JPH0642391Y2 (ja) 1989-03-16 1989-03-16 シールド枠体

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JPH02120896U JPH02120896U (ja) 1990-09-28
JPH0642391Y2 true JPH0642391Y2 (ja) 1994-11-02

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JP2534218Y2 (ja) * 1991-02-28 1997-04-30 ミツミ電機株式会社 電子部品用ケース

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