JP2502338B2 - 往復動式かみそりの外刃体 - Google Patents

往復動式かみそりの外刃体

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JP2502338B2 JP63050916A JP5091688A JP2502338B2 JP 2502338 B2 JP2502338 B2 JP 2502338B2 JP 63050916 A JP63050916 A JP 63050916A JP 5091688 A JP5091688 A JP 5091688A JP 2502338 B2 JP2502338 B2 JP 2502338B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は電気鋳造法によって作られた外刃を備えた往
復動式電気かみそりの外刃体に関する。
〔従来の技術〕
往復動式電気かみそりの外刃は以下のような電気鋳造
法により製作されている。つまり、金属基板の上面にレ
ジスト層を被着してから、この層を所定のパターンで露
光する。次に、露光された部分における金属基板の表面
をエッチング処理してから、レジスト層を除去する処理
を行う。この後、金属基板に一次メッキを施して、金属
基板の上記露光部分に相当した位置において、金属基板
の表面より下側に被着される一次メッキ層部分Aを形成
するとともに、非露光部分に相当した位置において、金
属基板の表面より上側に被着される一次メッキ層部分B
を形成する。最後に、一次メッキ層の全面に対して剥離
剤を被着してから、その上に二次メッキを施す。このメ
ッキ処理により一次メッキ層部分Bに被着する二次メッ
キ層(つまり外刃)が形成される。二次メッキ層の一次
メッキ層部分Aに対向する部分はひげが通る孔となると
ともに、その孔縁は一次メッキ層部分Bの高さに相当す
る切れ刃部分となる。このようにして形成された外刃と
しての二次メッキ層は、上記金属基板から剥離されて外
刃として提供されるものである。
そして、このような製法により得られた従来の外刃は
特公昭53−47745号公報に例示されるように、ひげが通
る大きさの孔が無数に設けられた中央部分と、その周囲
に設けられる盲板状部分と、盲板状部分の縁部側に複数
設けられた取付け板装着用の固定孔と、必要により中央
部分と盲板状部分との境界をなす部分を形成して設けら
れる遷移部分とから形成されている。遷移部分には例え
ば上記中央部分の孔よりも小さく、かつひげが通る孔が
無数に設けられるが、この部分は内刃に接しないから、
ひげそりが行われることはないとともに、このような遷
移部分によって外刃における縁部側の強度を高めるよう
にしている。
そして、第3図に示すように既述のような往復動式電
気たみそり用の外刃1は、その両側縁部に夫々装着され
た取付け板2の長さ方向両端部を、外刃台3の内面に設
けられた係合部(図示しない)に係合させることで、外
刃台3に対して半円筒状に曲げた状態にして取付けられ
る。このような外刃1と外刃台3とにより外刃体が構成
されている。また、外刃1の上記中央部分の内面には内
刃4が摺動して、中央部分の孔を通ったひげを内刃4と
上記孔の切れ刃部分とにより切断するようになってい
る。
ところで、電気鋳造法による二次メッキの付着の際に
おいて、そのメッキ層の厚みは、メッキ時間と電流密度
に大きく左右される。そして、上記従来構成の外刃1に
よれば、その無数の孔を有した中央部分1aとその外側の
盲板状部分1bとでは電流密度が均一にならず、盲板状部
分1bの電流密度が急激に小さくなる。このため、盲板状
部分1bが薄く、かつ中央部分1aが厚く形成されるもので
あった。また、無数の孔を有した遷移部分1cを中央部分
1aと盲板状部分1bとの間に設けた上記公報に記載の外刃
においても、電流密度が急激に小さくなる盲板状部分1b
の影響を受けて、この遷移部分1cも他の部分に対して厚
みが異なり、結局上記各部分1a〜1c相互間において厚み
差が大きな段状の境目が形成されている。そして、この
ような外刃1は既述のようにして外刃台3に取付けられ
ているが、その取付け状態において、段状の境目5は外
刃台3の開口縁3aに近接対向されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上のように厚み差がある外刃1においては、ひげそ
りの際等において作用する外力により、それに伴う撓み
や応力が外刃1における厚み差が大きい境目5に集中し
易く、この境目5は強度的に弱いものである。しかも、
このような条件下において、境目5と外刃台3の開口縁
3aとが対向していて、この境目5がひげそりの際に外面
側からの外力(第3図中矢印F参照)により上記開口縁
3aに押し当てられるから、外刃1がその境目5において
折れ曲がりや破損を生じるおそれが大きいという問題が
あった。
本発明の目的は、外刃台の開口縁による外刃の折れ曲
がりや破損を防止できる往復動式電気かみそりの外刃体
を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の往復動式電気か
みそりの外刃体においては、電気鋳造法によって作られ
た外刃における外形形状を形取る周縁によって囲まれる
内側全体に孔を無数に設け、この孔開き領域を、ひげが
通る大きさの孔が無数に設けられた主領域と、この主領
域の両側に位置されて上記主領域よりも小さい開口率を
もって孔が無数に設けられた側縁領域とに区画し、これ
ら両領域の境目に、上記外刃を外刃台に取付ける取付け
板を重ねてこの取付け板を上記外刃の両側縁部に夫々装
着するとともに、上記境目を上記外刃台の内側面に重ね
て上記外刃を上記外刃台に取付けたものである。
〔作用〕
電気鋳造法により作られる外刃は、その外形形状を形
取る周縁によって囲まれる内側全面に無数の孔を設けた
構成であるから、その製造における二次メッキの際、主
領域および側縁領域での電流密度の差を小さくでき、そ
れにより、主領域と側縁領域との厚みの差を小さくでき
る。それでも主領域と側縁領域の開口率が異なることに
より、多少の厚み差が主領域と側縁領域との間に発生し
て強度的には多少弱い境目が設けられることは否めな
い。しかし、この境目には取付け板および外刃台の内側
面が夫々重ねられているとともに、上記境目が外刃台の
開口縁に対向することがなく、この開口縁よりも下側に
配置されて、上記境目は取付け板および外刃台の内側面
で支持されている。このため、ひげそりの際に外刃が側
面側からの外力を受けても、この外刃の上記境目が外刃
台の開口縁に押し当てられることがない。
〔実施例〕
第1図および第2図を参照して本発明の一実施例を以
下説明する。
第1図中11は往復動式電気かみそりの本体ケースで、
その上面から突出されるとともに左右方向(なお、第1
図においては紙面の表裏方向)に往復動される内刃支持
軸12には、内刃13が取付けられている。内刃13は上記軸
12を巻装して設けられたコイルバネ14により上方に付勢
されている。さらに本体ケース11の上部には内刃13を覆
って外刃体15が着脱可能に取付けられている。
この外刃体15は、樹脂又は軽金属製の外刃台16と、略
半円筒状に曲げられて外刃台16の開口16aを塞いで取付
けられた外刃17と、この外刃17を外刃台16に着脱可能に
取付ける一対の取付け板18とから形成されている。この
外刃17の内面には、上記内刃13がコイルバネ14により押
し付けられた状態で摺接するようになっている。
外刃17は電気鋳造法によって作られたものである。第
2図に示すように外刃17は、その外形形状を形取る周縁
19によって囲まれる内側全面に、したがって内刃13が摺
接する中央部分は勿論のこと、この中央部分から周縁19
に至る部分にも、ひげが通る大きさの孔を無数に設けて
形成されている。周縁19は縁取りをなしており、それに
よって外刃17内部への引裂きを防止するようになってい
る。上記ひげが通る無数の孔は本実施例の場合には、同
一形状でかつ同じ大きさであるが、これに限らず複数種
類の異なる形状および大きさの孔を組合わせるようにし
ても差支えない。
このような外刃17は第2図中点線で示す部分を境目A
として、その内側の主領域17aと、外側の側縁領域17bと
に区画されている。主領域17aの単位面積当りの開口率
は側縁領域17bの開口率よりも大きく形成され、したが
って側縁領域17bの厚みはそれより内側の主領域17aより
も薄くなっている。以上のように側縁領域17aを多孔構
造としたので、外刃17の電気鋳造法による製造時の二次
メッキの際、外刃17の主領域17aおよび側縁領域17bでの
電流密度の差を少なくできる。それにより、主領域17a
と側縁領域17bとの厚みの差が小さくなって、これら領
域17a、17b間に急激な厚み変化が形成されないように各
部の厚みを均一化できる。
そして、外刃17の長さ方向に沿う側縁領域17bには複
数の固定孔20が設けられている。これらの固定孔20は上
記ひげが通る孔よりも遥かに大きいとともに、その孔20
はその孔縁20aにより形取られている。この孔縁20aによ
り外刃7内部への引裂きを防止するようになっている。
また、取付け板18は樹脂製であるとともに、熱かしめ
用の突起(図示しない)を有している。これらの突起を
固定孔20に通して熱かしめすることによって、取付け板
18はその幅方向中央部を上記境目Aに重ねて側縁領域17
bの内面に装着されている。そして、以上のようにして
装着された取付け板18の例えば長さ方向両端部を、外刃
台16の両端部内面に夫々設けられた図示しない係合部と
しての溝に、着脱可能に係合されることによって、外刃
17は外刃台16に取付けられている。このような外刃17の
取付け状態において、外刃17の境目Aは外刃台16におけ
る開口16bより下側の内側面に重ねられるようになって
いる。
上記の構成の外刃17は、側縁領域17b全体に孔を無数
に設けたことにより、主領域17aと側縁領域17bとの厚み
の差が小さく各部の厚みを均一化できるので、これら主
領域17aと側縁領域17bとの境目Aに撓みや応力が集中す
ることを少なくできる。したがって、上記境目での折れ
曲がりや破損を少なくできる。しかし、両領域17a、17b
の単位面積当たりの開口率の差にもとずいて、境目Aよ
り内側の領域17aとその外側の側縁領域17bとの厚みには
少ないながらも差があって、強度的には上記境目Aの部
分が弱くなっている。それにも拘わらず、第1図に示す
ように外刃17の境目Aには取付け板18および外刃台16の
内側面が夫々重ねられていて、上記境目Aは外刃台16の
開口16bに対向することがなく、この開口16bよりも下側
に配置されていて、境目Aは取付け板18および外刃台16
の内側面で支持されている。このため、ひげそりの際に
側面側からの外力Fを受けても、外刃台16の開口16bに
外刃17の境目Aが押し当てられることがない。したがっ
て、外刃17の境目Aにおける折れ曲がりや破損を防止で
きるものである。
〔発明の効果〕
以上説明したように構成した本発明によれば、外刃に
おける主領域と側縁領域との厚み差を極力小さくできる
とともに相俟って、これら両領域の境目が外刃台の開口
縁に押付けられることがないので、上記境目での折れ曲
がりや破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例を示し、第1図
は往復動式電気かみそりの上部を一部断面して示す側面
図、第2図は外刃の平面図である。第3図は従来の往復
動式電気かみそりの上部を一部断面して示す側面図であ
る。 15……外刃体、16……外刃台、16b……開口縁、17……
外刃、17a……主領域、17b……側縁領域、A……境目、
18……取付け板、19……周縁。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電気鋳造法によって作られた外刃を、これ
    に装着された取付け板を介して外刃台に取付けるように
    したものにおいて、上記外刃における外形形状を形取る
    周縁によって囲まれる内側全体に孔を無数に設け、この
    孔開き領域を、ひげが通る大きさの孔が無数に設けられ
    た主領域と、この主領域の両側に位置されて上記主領域
    よりも小さい開口率をもって孔が無数に設けられた側縁
    領域とに区画し、これら両領域の境目に、上記取付け板
    を重ねてこの取付け板を上記外刃の両側縁部に夫々装着
    するとともに、上記境目を上記外刃台の内側面に重ねて
    上記外刃を上記外刃台に取付けたことを特徴とする往復
    動式電気かみそりの外刃体。
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JPS5297850A (en) * 1976-02-12 1977-08-17 Matsushita Electric Works Ltd Apparatus for mounting outer blade for reciprocating type electric raz ors
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