JP2557217B2 - 電気かみそりの網目状外刃 - Google Patents

電気かみそりの網目状外刃

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JP2557217B2 JP61247695A JP24769586A JP2557217B2 JP 2557217 B2 JP2557217 B2 JP 2557217B2 JP 61247695 A JP61247695 A JP 61247695A JP 24769586 A JP24769586 A JP 24769586A JP 2557217 B2 JP2557217 B2 JP 2557217B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電気かみそりの網目状外刃に関する。
〔従来の技術〕 従来,この種の外刃として,例えば,特開昭55−8705
号公報に示されているように相対的に幅が大で長さの短
い毛導入短孔群と,相対的に幅が小で長さの長い毛導入
長孔群とを併存して,毛導入短孔に短い毛を導入してこ
れを切断し,長い毛は毛導入長孔に導入してこれを短く
切断しようとするものがある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかるに,かかる外刃は,一般に,その全体厚みがほ
ぼ均等に形成されているため,短い毛を導入する毛導入
短孔を配列した領域の厚みと,長い毛を導入する毛導入
長孔を配列した領域の厚みとは等しいものとなってい
る。しかし,これでは,毛動入短孔を配列した領域と毛
導入長孔を配列した領域との曲で一得一失の問題が生じ
る。すなわち,例えば,深剃りを可能とするには,外刃
全体,すなわち毛導入短孔を配列した領域と毛導入長孔
を配列した領域の全体の厚みを薄く形成することになる
が,この場合毛導入長孔を配列した領域では,外刃を肌
に押しつけたとき,その孔が長く,しかも薄くなる分だ
け肌が部分的に毛導入長孔に垂れ込みやすくなり,この
ため内刃がその垂れ込み肌に強くこすれて肌を痛め,剃
り後で肌がひりひりするというひりつきが生じ,剃り味
を悪くする。かと言って,外刃全体を厚め形成すると,
前述した毛導入長孔でのひりつき問題は解消される反
面,毛導入短孔を配列した領域で毛を根元から短く剃る
ことができなくなるという問題が生じる。
この発明はかかる問題点を解消するためになされたも
ので,短い毛の深剃りを可能とするとともに,長毛もひ
りつきなく剃り味の良好な電気かみそりの外刃を提供し
ようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は、前後方向に
アーチ状に曲げて装着される電気かみそりの網目状外刃
において、その前後方向中央部に、左右方向のほぼ全長
にわたって多数の毛導入短孔1を配列した領域Aと、該
領域Aの前側方および後側方の少なくとも一方に連続し
て前記導入短孔1の長さよりも長く形成された多数の毛
導入孔3を配列した領域Bとを併有し、前記領域Aの厚
みt1を前記領域Bの厚みt2よりも薄く形成し、かつ前記
領域Aの外周部の厚みt1を徐々に前記領域Bの厚みt2
近づけてなることを特徴とする。
〔作用〕
しかるときは,薄肉t1もつ領域Aの毛導入短孔1で毛
を根元から深剃りすることができ,それよりも大きい厚
みt2をもつ領域Bの毛導入長孔3ではその厚さが増す分
だけ肌の垂れ込みを少なくすることができて長い毛もひ
りつきなく剃ることができることになる。
〔実施例〕
以下,本発明の一実施例を第1図ないし第5図に基づ
き説明する。
第1図は振動式電気かみそりの外刃を例示しており,
これの外刃は前後方向(外刃の内面を振動する内刃の振
動方向に対し垂直な方向,以下同じ)の中央部に多数の
毛導入短孔1および毛導入短孔1・1間のリブ2を左右
方向(内刃振動方向,以下同じ)のほぼ全長にわたって
形成した領域Aと,該領域Aの前側方および後側方にそ
れぞれ左右方向に対し所定角度で斜交し,かつ前記毛導
入短孔1の長さよりも長い毛導入長孔3を左右方向に千
鳥状に配列した領域B・Bと,前側の長孔領域Bの更に
前方と,後側の長孔領域Bの更に後方とそれぞれ手に導
入できない程度の無数の微細孔4を形成した微細孔領域
C・Cとを併有してなり,これら領域A・B・Cを囲む
周辺にはべた部Dを形成してなる。
第3図(a)(b)に示すように、この外刃の毛導入
短孔1を配列した領域Aの箇所の厚みt1は,毛導入長孔
3を配列した領域Bの箇所の厚みt2よりも薄く形成す
る。具体的には,毛導入短孔1を配列した領域Aの厚み
t1は40〜50μm,好ましくは45μm,毛導入長孔3を配列し
た他の領域Bの厚みt2は55〜65μm,好ましくは55μmに
設定する。前後の微細孔領域C・Cの各厚みは40〜48μ
m,べた部Dの板厚は35〜45μmとする。
因に,微細孔領域C・Cでは第4図に示すようにこの
外刃を電気かみそりに断面アーチ状に装着するに際し均
一に曲げられる作用をするとともに,その断面二次モー
メントを向上させて強度アップを図るところである。
次に,上記構成の領域A・Bをもつ外刃の製造方法の
一例を説明する。ここでは電鋳法を採用する。
まず,第2図(a)に示すように,導電性の電鋳母型
10の表面に,前述の毛導入短孔領域Aの毛導入短孔1に
相当するパターンの電気絶縁膜11を形成するとともに,
各電気絶縁膜11に切欠部12を形成する。この切欠部12を
後述するように毛導入短孔領域Aの厚みt1を他の導入長
孔領域Bの厚みt2よりも薄くさせるためのものである。
電気絶縁膜11は,周知のように電鋳母型10の表面にホト
レジストを塗布あるいは貼付け,これをマスクを使って
光で部分的に露光し現像することによって形成される。
次いで,電気絶縁膜11が形成された電鋳母型10を電着槽
(図示せず)に浸漬させて第1次電着を行って,第2図
(b)に示すごとく母型10の電気絶縁膜11によって覆わ
れていない表面S,すなわちその母型10の導電表面に電気
絶縁膜11の厚さを超える第1次電着層13を形成する。
この第1次電着により,上記切欠部12の部分に,いわ
ゆる捨て電着部14が形成される。
次いで,上記母型10を重クロム酸カリウム等の水溶液
中に浸漬して第1次電着層13の表面に剥離処理を行った
のち,更にニッケル,またはニッケルとコバルトの合金
の金属の第2次電着を行って第2図(c)に示すごとく
第1次電着層13の表面上に毛導入短孔1・1間のリブ2
となる第2次電着層15を形成する。この第2次電着によ
っても,上記捨て電着部14上に電着部16が形成される。
毛導入長孔領域Bについても同じ母型10上で同時に電
鋳するが,この領域Bの電着では,第5図に示すよう
に,捨て電着部は形成しない。
最後に,母型10を電着槽から引き上げて第2次電着層
15を第1次電着層13の剥離処理面から剥離すれば,第2
図(d)および第5図に示すごとく毛導入短孔1,毛導入
長孔3,および内面にカウンターシンク17を有するリブ2
とを有する外刃が得られる。領域Aの第2次電着層15を
剥離したさい,捨て電着部14・16は毛導入短孔1となる
部分内に形成されているため、母型10側に第1次電着層
13と共に残される。
しかるときは,第3図(a)(b)に示すように,毛
導入短孔領域Aの厚みt1は,毛導入長孔領域Bの厚みt2
よりも,捨て電着部14・16に電着された分だけ薄くな
る。すなわち,電着法においては単位面積当りの電着量
はほぼ一定であり,このため,上記のように毛導入短孔
領域Aにおいて捨て電着部14・16を形成することにより
単位面積当りの電着面積を毛導入長孔領域Bのそれより
も増やしてやれば,領域Aの電着厚,すなわちリブ2の
厚みが領域Bのそれよりも薄くなることになる。リブ2
の厚みは電着厚さに比例し,電着厚さが薄くなればリブ
厚が小さくなるからである。
領域Aと領域Bの境界の厚みが急激に変化することに
よる機械的強度の変化並びに内刃との当りが悪くなるこ
とのないように,領域Aの外周部の厚みを徐々に領域B
の厚みに近づけることが好ましい。これは,上記電鋳法
で,領域Aの外周部の捨て電着部14・16となる切欠部12
の開孔面積を領域Bに近づけるに従い徐々に小さく設定
すればよい。
〔別実施例〕
毛導入短孔1の形状は正方形以外の形状であってもよ
く,例えば,五角形,六角形,円形などでもよい。また
毛導入長孔3の形状は細長いほぼ長方形以外に,例え
ば,楕円形や長円形などであってもよく,要は毛導入長
孔3が毛導入短孔1の長さよりも長く形成されて長い毛
を導入しやすくする形のものであればよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば,短い毛を導入するための毛導入短孔
1を配列した領域Aの厚みt1は,長い毛を導入するため
の毛導入長孔3を配列した領域Bの厚みt2よりも薄くす
るので,短い毛の深剃りが毛導入短孔1で有効,確実に
行え,また長い毛を導入する毛導入長孔3の配列した領
域Bの厚みt2は前記領域Aの厚みt1よりも厚くするの
で,肌の毛導入長孔3への垂れ込みをその厚くする分だ
け少なくすることができ,長い毛もひりつきなく爽やか
に剃り上げることができる。また,外刃全体の機械的強
度面をみた場合,毛導入短孔1を配列した領域Aの厚み
t1が薄く形成されていても,その厚みよりも厚い領域B
の存在でもって機械的強度を十分に確保することができ
る。アーチ状に曲げて装着される単一の外刃の、肌に最
も接触し易い前後方向中央部の領域Aのみが薄く形成さ
れるので、厚肉の領域Bを有するにもかかわらず、アー
チ状に装着する際に曲げ易くなり、しかも肌にも馴染み
易くなって本来の短毛の深剃りをより一層有効に発揮す
ることができる。更に、領域Aの外周部の厚みt1を徐々
に領域Bの厚みt2に近づけてなるので、薄肉の領域Aと
厚肉の領域Bを併有するにもかかわらず内刃と良好な接
触を確保でき、また機械的強度の急激な変化を緩和でき
て肌へ馴染み性をも確保できて有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示してお
り,第1図は外刃の平面図,第2図(a)・(b)・
(c)・(d)は電鋳法による外刃の領域Aの製造工程
図,第3図(a)・(b)は外刃の領域A・Bの厚みを
比較して示す断面図,第4図は外刃の装着状態を示す電
気かみそりの一部外観斜視図,第5図は外刃の領域Bの
製造過程図を第2図(c)に対応して示す断面図であ
る。 1……毛導入短孔, 2……リブ, 3……毛導入長孔, A……毛導入短孔の領域, B……毛導入長孔の領域。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後方向にアーチ状に曲げて装着される電
    気かみそりの網目状外刃において、その前後方向中央部
    に、左右方向のほぼ全長にわたって多数の毛導入短孔1
    を配列した領域Aと、該領域Aの前側方および後側方の
    少なくとも一方に連続して前記毛導入短孔1の長さより
    も長く形成された多数の毛導入孔3を配列した領域Bと
    を併有し、前記領域Aの厚みt1を前記領域Bの厚みt2
    りも薄く形成し、かつ前記領域Aの外周部の厚みt1を徐
    々に前記領域Bの厚みt2に近づけてなることを特徴とす
    る電気かみそりの網目状外刃。
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