JPS6026839B2 - 電気カミソリの内刃の製造方法 - Google Patents
電気カミソリの内刃の製造方法Info
- Publication number
- JPS6026839B2 JPS6026839B2 JP1091178A JP1091178A JPS6026839B2 JP S6026839 B2 JPS6026839 B2 JP S6026839B2 JP 1091178 A JP1091178 A JP 1091178A JP 1091178 A JP1091178 A JP 1091178A JP S6026839 B2 JPS6026839 B2 JP S6026839B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insulating material
- cutting edge
- inner blade
- inner cutter
- thin plate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Dry Shavers And Clippers (AREA)
- Electroplating Methods And Accessories (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気カミソ川こ於ける内刃の軍着加工方法に関
するものであり、本発明によって得られる内刃の構造は
内刃の切れ刃の部分に凹凸の波形切れ刃を形成するもの
である。
するものであり、本発明によって得られる内刃の構造は
内刃の切れ刃の部分に凹凸の波形切れ刃を形成するもの
である。
従釆の電気カミソリの内刃の切れ刃部分は単なる直線又
は円弧のみである為ヒゲ切断時には外刃によって捕えら
れたヒゲが内刃の直線又は円弧に沿って逃げる為内刃と
外刃がヒゲを引張って肌が痛い、或いは深ゾIJ出来な
い欠点を持っていた。
は円弧のみである為ヒゲ切断時には外刃によって捕えら
れたヒゲが内刃の直線又は円弧に沿って逃げる為内刃と
外刃がヒゲを引張って肌が痛い、或いは深ゾIJ出来な
い欠点を持っていた。
又内刃は硬度の高いステンレス鋼等を用いている為可榛
性に欠け、ちよつとしたショックでも破損する欠点を持
っていた。本発明はこれらの欠点を取り除くものであり
、本発明の電着加工により製造した内刃の構造は内刃の
ヒゲ切断切れ刃先端に例えばヒゲの太さに合わせた波形
の切れ刃を備えるものである。
性に欠け、ちよつとしたショックでも破損する欠点を持
っていた。本発明はこれらの欠点を取り除くものであり
、本発明の電着加工により製造した内刃の構造は内刃の
ヒゲ切断切れ刃先端に例えばヒゲの太さに合わせた波形
の切れ刃を備えるものである。
外刃のヒゲ導入孔より入ったヒゲは内刃先端の4・さな
波形の切れ刃によって1本1本確実に捕えられ、しかも
ヒゲが切れ刃上を移動することなく確実に切断される為
快適な剃り心地が得られる。別の利点として2種類の材
質を組み合せたことによって内刃の破損も少〈なくなる
ものである。以下本発明による製造法の一実施例を図面
に従って詳述する。
波形の切れ刃によって1本1本確実に捕えられ、しかも
ヒゲが切れ刃上を移動することなく確実に切断される為
快適な剃り心地が得られる。別の利点として2種類の材
質を組み合せたことによって内刃の破損も少〈なくなる
ものである。以下本発明による製造法の一実施例を図面
に従って詳述する。
第1図は薄板1の上に絶縁性物質2を形成したものであ
る。
る。
導電性を有する薄板1の金属板を基板とし、この基板の
上に絶縁性物質2を内刃の刃先の凹部に相当する部分に
形成する。基板の材料は一般に使用されているマルテン
サィト系の1$rステンレス鋼が用いられる。又絶縁性
物質としてはフオトレジスト等が有効な効果が得られる
。絶縁物質の形成はまずロールコーター、フミネーター
、スクリーン印刷、フローコータ一等の機械を用い薄板
1の表面に均一の厚みに絶縁性物質2のフオトレジスト
を塗布する。塗布しまフオトレジストに所望の形状パタ
ーンを糠付け現像すれば薄板1の表面に内刃の凹部に相
当する部分に絶縁性を有する薄膜が形成される。従って
第1図に示す様に絶縁性物質2を形成せしめた部分以外
は薄板1の部分は露出したままの状態となっている。次
に第2図の様にこの薄板1の上に雷着3がなされる。
上に絶縁性物質2を内刃の刃先の凹部に相当する部分に
形成する。基板の材料は一般に使用されているマルテン
サィト系の1$rステンレス鋼が用いられる。又絶縁性
物質としてはフオトレジスト等が有効な効果が得られる
。絶縁物質の形成はまずロールコーター、フミネーター
、スクリーン印刷、フローコータ一等の機械を用い薄板
1の表面に均一の厚みに絶縁性物質2のフオトレジスト
を塗布する。塗布しまフオトレジストに所望の形状パタ
ーンを糠付け現像すれば薄板1の表面に内刃の凹部に相
当する部分に絶縁性を有する薄膜が形成される。従って
第1図に示す様に絶縁性物質2を形成せしめた部分以外
は薄板1の部分は露出したままの状態となっている。次
に第2図の様にこの薄板1の上に雷着3がなされる。
電着は絶縁物質2を除いた露出した金属上に露着される
。この霞着層3は端部絶縁性物質2の厚みを越えない範
囲が最良の結果が得られる。薄板2と露着層3の密着は
強固でなければならず霧着金属としては内刃として必要
な強度、硬度、柔軟性等の条件が備わっていなければな
らず、硬質ニッケル、ニッケル合金等が用いられる。硬
質ニッケルの場合の露着条件としては、NiS〇4・7
日2〇300夕/そNiC〆2・細20 50夕/そ 比B03 50夕/Z 若干の光沢剤及び応力減少剤の裕組成に於いて陰極電流
密度松/d〆で亀着すればHV450〜550の良好な
亀着物が得られる。
。この霞着層3は端部絶縁性物質2の厚みを越えない範
囲が最良の結果が得られる。薄板2と露着層3の密着は
強固でなければならず霧着金属としては内刃として必要
な強度、硬度、柔軟性等の条件が備わっていなければな
らず、硬質ニッケル、ニッケル合金等が用いられる。硬
質ニッケルの場合の露着条件としては、NiS〇4・7
日2〇300夕/そNiC〆2・細20 50夕/そ 比B03 50夕/Z 若干の光沢剤及び応力減少剤の裕組成に於いて陰極電流
密度松/d〆で亀着すればHV450〜550の良好な
亀着物が得られる。
薄着が終了したならば絶縁物質3を剥離液で除去すれば
第3図に示す様に表面に凹凸が形成された素材が完成す
る。図に於いて1‘ま薄板、3は電着物であり内刃の凸
凹に相当する部分である。次に第4図に示す様に電着層
3を形成せしめた薄板をプレスにより抜き絞り加工を所
定の角度、形状を有する形状に加工する。この抜き絞り
加工法は従来の内刃製作と同様に何ら難しい型を必要と
せず大量生産が何能である。又抜き絞り加工時の本発明
の効果を充分に発揮する為には軍着層3は必ず狭角側に
存在していなければならず、広角側に存在した場合は全
く無意味なものになってしまう。第5図に示した図は完
成した内刃を示す上面図である。抜き絞り後の切れ刃の
面はカェリ等によりきれいな破断面を示していない為充
分な切れ味を示さない。快適な剃り心地を与える為に研
磨材を用いて外刃と共ズIJ研磨を行えば鋭い凹凸の波
形エッジを持った内刃が製造できる。なお内刃の絞り加
工は電着前に行なってもよく、その場合レジストは薄膜
状であるので内刃の絞り形状が極めて正確に形成できる
ものであり、又電着物に変形を及ぼすことがないもので
ある。一例を示せば、第5図の如き1*rステンレス鋼
の内刃の刃先にNiの電着物3を0.4ピッチ間隔に高
さ0.1柳に形成し、スリット孔(幅:0.5肌、長さ
0.8側)が形成された外刃の内面に回転槽嬢する回転
式電気カミソリをつくり、ヒゲ剃り試験を行なったとこ
ろ、ヒゲ剃り時にヒゲが引つ張られる感しよくが全くな
くスムースな感しよくで且つヒゲも短かく切断されてい
た。
第3図に示す様に表面に凹凸が形成された素材が完成す
る。図に於いて1‘ま薄板、3は電着物であり内刃の凸
凹に相当する部分である。次に第4図に示す様に電着層
3を形成せしめた薄板をプレスにより抜き絞り加工を所
定の角度、形状を有する形状に加工する。この抜き絞り
加工法は従来の内刃製作と同様に何ら難しい型を必要と
せず大量生産が何能である。又抜き絞り加工時の本発明
の効果を充分に発揮する為には軍着層3は必ず狭角側に
存在していなければならず、広角側に存在した場合は全
く無意味なものになってしまう。第5図に示した図は完
成した内刃を示す上面図である。抜き絞り後の切れ刃の
面はカェリ等によりきれいな破断面を示していない為充
分な切れ味を示さない。快適な剃り心地を与える為に研
磨材を用いて外刃と共ズIJ研磨を行えば鋭い凹凸の波
形エッジを持った内刃が製造できる。なお内刃の絞り加
工は電着前に行なってもよく、その場合レジストは薄膜
状であるので内刃の絞り形状が極めて正確に形成できる
ものであり、又電着物に変形を及ぼすことがないもので
ある。一例を示せば、第5図の如き1*rステンレス鋼
の内刃の刃先にNiの電着物3を0.4ピッチ間隔に高
さ0.1柳に形成し、スリット孔(幅:0.5肌、長さ
0.8側)が形成された外刃の内面に回転槽嬢する回転
式電気カミソリをつくり、ヒゲ剃り試験を行なったとこ
ろ、ヒゲ剃り時にヒゲが引つ張られる感しよくが全くな
くスムースな感しよくで且つヒゲも短かく切断されてい
た。
これは内刃の前記蟹着物間にヒゲが捉えられヒゲが内刃
刃先に沿って逃げることがないので、ヒゲが引っ張られ
ることもなく、短か〈切断できたと思われる。なおヒゲ
剃り試験者はヒゲを2日間延ばした比較的長い状態の人
であった。比較のために、従来の内刃、即ち前記電着物
が全くない内刃を用いる他は前述と全く同じ条件として
ヒゲ剃り試験を行なったところ、ヒゲ剃り時にヒゲが引
っ張られる不快な感じが認められた。又、ヒゲが短く切
断できず、長いものがあった。以上詳述した様に本発明
は電導性を有する薄坂上の基板の表面に内刃の刃先の凹
部に相当する部分に絶縁性物質を形成し露出部分に電着
物の端部が絶縁性物質の厚みを越えない範囲で竜着を施
し絶縁性物質を剥離し、その後抜き絞り加工を施してな
る独特の凹凸の波形の刃先を持った内刃を製造するもの
である。
刃先に沿って逃げることがないので、ヒゲが引っ張られ
ることもなく、短か〈切断できたと思われる。なおヒゲ
剃り試験者はヒゲを2日間延ばした比較的長い状態の人
であった。比較のために、従来の内刃、即ち前記電着物
が全くない内刃を用いる他は前述と全く同じ条件として
ヒゲ剃り試験を行なったところ、ヒゲ剃り時にヒゲが引
っ張られる不快な感じが認められた。又、ヒゲが短く切
断できず、長いものがあった。以上詳述した様に本発明
は電導性を有する薄坂上の基板の表面に内刃の刃先の凹
部に相当する部分に絶縁性物質を形成し露出部分に電着
物の端部が絶縁性物質の厚みを越えない範囲で竜着を施
し絶縁性物質を剥離し、その後抜き絞り加工を施してな
る独特の凹凸の波形の刃先を持った内刃を製造するもの
である。
再度本発明を実施した時の効果を述べると、第1に写真
法等により絶縁性皮膜を形成すればレジストの解像力迄
自由にピッチを変えることが可能であり当然ヒゲの太さ
の0.15肋のピッチは容易に得られる為ヒゲの補足が
非常に良くなる。
法等により絶縁性皮膜を形成すればレジストの解像力迄
自由にピッチを変えることが可能であり当然ヒゲの太さ
の0.15肋のピッチは容易に得られる為ヒゲの補足が
非常に良くなる。
又内刃の構造から外刃との自己研磨作用により常に新詳
な波形切れ刃が半永久的に得られる。第2として硬い薄
板に級性の有る金属を電着することによって従来の内刃
に見られた内刃が欠ける欠点も解消される。
な波形切れ刃が半永久的に得られる。第2として硬い薄
板に級性の有る金属を電着することによって従来の内刃
に見られた内刃が欠ける欠点も解消される。
第1図から第4図は本発明を示す工程図、第5図は本発
明により製造された内刃の上面図。 1・・・・・・薄板、2・・・・・・絶縁性物質、3・
・・・・・電着層。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
明により製造された内刃の上面図。 1・・・・・・薄板、2・・・・・・絶縁性物質、3・
・・・・・電着層。 第1図 第2図 第3図 第4図 第5図
Claims (1)
- 1 電導性を有する薄板の表面上にフオトレジストの如
き絶縁性物質を内刃の刃先の凹部に相当する部分に形成
し、薄板の露出部分に電着物の端部が絶縁性物質の厚み
を越えない範囲で電着を施し、絶縁性物質を除去するこ
とにより刃先の部分に凹部と凸部の波形の切れ刃を形成
することを特徴とした電気カミソリの内刃の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1091178A JPS6026839B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 電気カミソリの内刃の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1091178A JPS6026839B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 電気カミソリの内刃の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS54104974A JPS54104974A (en) | 1979-08-17 |
JPS6026839B2 true JPS6026839B2 (ja) | 1985-06-26 |
Family
ID=11763455
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1091178A Expired JPS6026839B2 (ja) | 1978-02-01 | 1978-02-01 | 電気カミソリの内刃の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026839B2 (ja) |
-
1978
- 1978-02-01 JP JP1091178A patent/JPS6026839B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS54104974A (en) | 1979-08-17 |
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