JP3470232B2 - 電気かみそり等の電鋳製外刃 - Google Patents

電気かみそり等の電鋳製外刃

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JP3470232B2
JP3470232B2 JP04060293A JP4060293A JP3470232B2 JP 3470232 B2 JP3470232 B2 JP 3470232B2 JP 04060293 A JP04060293 A JP 04060293A JP 4060293 A JP4060293 A JP 4060293A JP 3470232 B2 JP3470232 B2 JP 3470232B2
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Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は電気かみそりや電動式毛
玉取り器などの網目状の電鋳製外刃に関する。 【0002】 【従来の技術】この種の電鋳製外刃として、たとえば、
特開平2−283394号公報に開示され、図10に示
すように内刃(図示せず)と摺接する領域に多数の毛導
入孔1を有し、内刃と協働して毛剃り作用をする毛導入
孔領域Aと、内刃と摺接しない領域に前記毛導入孔領域
Aに隣接して毛導入ができない程度の無数の小孔2を有
する、毛導入領域Aのパターンとは異なる小孔領域Bと
を備えてなるものがある。小孔領域Bは、この外刃を電
気かみそりに装着するに際し毛導入孔領域Aをロータリ
式あるいは往復動式の内刃に沿うべくアーチ状に曲げら
れる作用をするとともに、ひげの導入を阻止してひげの
引張りを防止し、またその断面二次モーメントを向上さ
せて強度アップを図るところである。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】しかるに、上記外刃で
は、毛導入孔領域Aと小孔領域Bとの境界部分で、パタ
ーンが急激に変化することにより剛性が著しく変化して
アーチ状に曲げたとき変曲点となり、正常なアーチ状に
なりにくい。特に、外刃の湾曲時にアーチの頂点とな
る、外刃中央部付近の軸線S−Sに沿った方向におい
て、毛導入孔領域Aと小孔領域Bとが存在する場合に、
この傾向が著しい。このため、外刃の毛導入孔領域Aと
小孔領域Bの内面が内刃の周面に対し均一な状態に摺接
せず、内刃の刃先が外刃に突っ掛かり、外刃の局部的な
破損を招きやすかった。 【0004】本発明の目的は、上記のような、毛導入孔
領域Aと毛導入ができない小孔領域Bとを備えた電鋳製
外刃において、両領域A・Bのパターンを同一化するこ
とにより内刃に沿うべく均等なアーチ状に曲げられて内
刃との摺接状態の均一化、および外刃の破損防止を図る
点にある。 【0005】 【課題を解決するための手段】本発明の電鋳製外刃で
は、図示例のように、小孔領域Bが小孔グループ5群か
らなり、小孔グループ5は所定数集合される小孔2と該
小孔2どうしをつなぐ小孔形成リブ6とでもって毛導入
孔1と同一の形状および配列に形成されるものである。 【0006】 【作用】小孔グループ5の形状および配列を毛導入孔1
の形状および配列と同一にするが、小孔グループ5の中
には小孔形成リブ6が設けられており、このリブ6の存
在により小孔領域Bが毛導入孔領域Aよりも剛性を高め
る原因となるが、この外刃は電鋳で製造され、この電鋳
によればその小孔形成リブ6の形成により小孔領域Bの
厚みが毛導入孔領域Aの厚みよりも薄くすることができ
る。電鋳法においては単位面積当りの電着量はほぼ一定
であるからである。つまり、小孔領域Bでは小孔形成リ
ブ6が存在しても毛導入孔領域Aの厚みよりも薄くなる
ため、両領域A・Bの曲げ剛性をほぼ等しくすることが
できる。特に、毛導入孔領域Aを構成する基本パターン
と、小孔領域Bを構成する基本パターンとが同一パター
ンとなるため、両領域A・B間の境界部分において、い
わゆるパターンの変曲点ができず、したがって局部変形
のないアーチを形成することができる。 【0007】 【実施例】図1および図2は本発明に係るロータリ式電
気かみそりの電鋳製外刃の一実施例を示しており、これ
は全体形状がほぼ四角形状で、その前後方向中央部に多
数の毛導入孔1を有する毛導入孔領域Aと、該毛導入孔
領域Aの左右にそれぞれ毛の導入できない程度の多数の
小孔2を有する小孔領域Bとを有しており、さらにこれ
ら毛導入孔領域Aと小孔領域Bの前側および後側にそれ
ぞれ小孔2よりも更に小さい微細孔3を無数に有する微
細孔領域Cを有している。なお、前側の微細孔領域Cの
中には長毛導入用の長孔4を有する長孔領域Dを毛導入
孔領域Aの前側に隣接して形成し、小孔領域Bおよび微
細孔領域Cを囲む周辺にはべた部Eを形成している。 【0008】上記小孔領域Bは、4個ずつの小孔2と該
小孔2どうしをつなぐ小孔形成リブ6とからなる小孔グ
ループ5群からなり、この小孔グループ5の形状および
配列は、毛導入孔領域Aの四角形の毛導入孔1の形状お
よび配列と同一に設定している。 【0009】つぎに、このような毛導入孔領域Aおよび
小孔領域Bなどをもつ外刃の電鋳方法の一例を図3の
(A)ないし(F)に基づき説明する。まず、図3の
(A)に示すように、電鋳母型7の表面にネガタイプの
フォトレジスト8を均一に塗布して乾燥する。ついで、
そのレジスト8の上に同図の(B)に示すごとく上記毛
導入孔領域Aおよび小孔領域Bなどのパターンに対応す
るネガタイプフイルム9を密着させ、焼き付け、現像、
乾燥の各処理を行って、同図の(C)に示すごとく毛導
入孔領域Aおよび小孔領域Bなどのパターンに対応する
フォトレジスト膜10を形成する。勿論、上記フォトレ
ジスト8としては、ネガタイプのものに代えて、ポジタ
イプのものであってもよい。 【0010】ついで、フォトレジスト膜10が形成され
た電鋳母型7を電着槽に移し、ニッケル、あるいはニッ
ケルーコバルト合金などの1次電鋳を行って、同図の
(D)に示すごとく電鋳母型7のフォトレジスト膜10
で覆われていない表面に、該フォトレジスト膜10の厚
さを越える1次電着層11を形成する。 【0011】ついで、上記電鋳母型7を重クロム酸カリ
ウム等の水溶液などに浸漬して1次電着層11の表面に
剥離処理を行ったのち、二次電鋳を行う。この二次電鋳
により同図の(E)に示すごとく1次電着層11の表面
上に2次電着層12を形成する。 【0012】最後に、2次電着層12を1次電着層11
の剥離処理面から剥離すれば、同図の(F)に示すごと
く内面にカウンターシンク13を有する毛導入孔領域A
および小孔領域Bなどを有する上記した図1に示す外刃
電鋳製品が得られる。 【0013】この場合、小孔領域Bの板厚は、毛導入孔
領域Aの板厚よりも、小孔形成リブ6に電着された分だ
け薄くなるものが得られる。すなわち、電鋳法において
は単位面積当りの電着量はほぼ一定であり、このため、
上記のように小孔領域Bにおいて小孔形成リブ6を形成
することにより単位面積当りの電着面積を毛導入孔領域
Aのそれよりも増やしているので、小孔領域Bの電着厚
が毛導入孔領域Aのそれよりも薄くなることになる。 【0014】このように小孔領域Bが毛導入孔領域Aの
板厚よりも薄くなるため、小孔形成リブ6が存在してい
ても、この小孔領域Bの剛性と毛導入孔領域Aの剛性と
をほぼ等しくすることができる。したがって、ロータリ
式内刃または往復動式内刃に沿うべくアーチ状に均一に
曲げることができる。また、小孔グループ5の形状およ
び配列を、毛導入孔領域Aの毛導入孔1の形状および配
列と同一に設定することにより、小孔領域Bを構成する
基本パターンと、毛導入孔領域Aを構成する基本パター
ンとを同一にしたので、両領域B・A間の境界部分にお
いて、いわゆるパターンの変曲点ができず、したがって
外刃をアーチ状に曲げる場合に局部変形することなく、
ロータリ式内刃または往復動式内刃とのなじみの良いア
ーチ状に曲げることができた。 【0015】図4に示すように小孔領域Bを毛導入孔領
域Aの前後に隣接して配列すること、または図5に示す
ように小孔領域Bを毛導入孔領域Aの全周に隣接配列す
ることもできる。 【0016】毛導入孔1、小孔2、および小孔形成リブ
6のそれぞれの形状は、図6ないし図9に示すごとく種
々変更することができる。図6では毛導入孔1を長方形
に、小孔2をそれよりも小さい長方形にそれぞれ形成
し、ひとつの小孔領域Bにおいて4つの小孔2の総面積
よりも小孔形成リブ6の面積を広くとっている。図7お
よび図8ではひとつの小孔領域Bにおいて形状の異なる
小孔2を集合させている。図9では毛導入孔1を円形
に、小孔2を円弧形にそれぞれ形成している。 【0017】 【発明の効果】本発明によれば、小孔領域Bが、所定数
集合される小孔2と該小孔2どうしをつなぐ小孔形成リ
ブ6とでもって毛導入孔1と同一の形状および配列に形
成される小孔グループ5群からなるものとした。したが
って、両領域A・Bの曲げ剛性がほぼ等しくすることが
でき、アーチ状に曲げたとき毛導入孔領域Aと小孔領域
Bとの境界部分が変曲点とならず、内刃に沿うべく正常
に曲げられ、外刃の破損を防止できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】電鋳製外刃の平面図である。 【図2】一部の拡大平面図である。 【図3】電鋳製外刃の電鋳工程図である。 【図4】他の実施例を示す電鋳製外刃の平面図である。 【図5】更に他の実施例を示す電鋳製外刃の平面図であ
る。 【図6】更に又、他の実施例を示す電鋳製外刃の一部の
平面図である。 【図7】更に又、他の実施例を示す電鋳製外刃の一部の
平面図である。 【図8】更に又、他の実施例を示す電鋳製外刃の一部の
平面図である。 【図9】更に又、他の実施例を示す電鋳製外刃の一部の
平面図である。 【図10】従来例の電鋳製外刃の平面図である。 【符号の説明】 1 毛導入孔 2 小孔 5 小孔グループ 6 小孔形成リブ A 毛導入孔領域 B 小孔領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B26B 19/04

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 多数の毛導入孔(1)を形成した毛導入
    孔領域(A)と、該毛導入孔領域(A)に隣接して毛導
    入ができない程度の小孔(2)を多数形成した小孔領域
    (B)とを備えた電気かみそり等の電鋳製外刃におい
    て、 小孔領域(B)が、所定数集合される小孔(2)と該小
    孔(2)どうしをつなぐ小孔形成リブ(6)とでもって
    毛導入孔(1)と同一の形状および配列に形成される小
    孔グループ(5)群からなり、 毛導入孔領域(A)と小孔領域(B)とを電鋳法でつく
    る際に、小孔形成リブ(6)の形成により、小孔領域
    (B)の厚みが毛導入孔領域(A)の厚みよりも薄くな
    ってい ることを特徴とする電気かみそり等の電鋳製外
    刃。
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