JPH0588159B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0588159B2
JPH0588159B2 JP17835585A JP17835585A JPH0588159B2 JP H0588159 B2 JPH0588159 B2 JP H0588159B2 JP 17835585 A JP17835585 A JP 17835585A JP 17835585 A JP17835585 A JP 17835585A JP H0588159 B2 JPH0588159 B2 JP H0588159B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
introduction hole
area
hair introduction
thickness
hair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17835585A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6238191A (ja
Inventor
Hiroshi Nakagawa
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP17835585A priority Critical patent/JPS6238191A/ja
Publication of JPS6238191A publication Critical patent/JPS6238191A/ja
Publication of JPH0588159B2 publication Critical patent/JPH0588159B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は往復動式電気かみそりの網目状外刃
に関する。
[従来の技術] 第7図は従来の網目状外刃を例示しており、そ
こでは多数の毛導入孔1を形成した毛導入孔領域
Aがこれ全体にわたつて厚みをほぼ均等に形成さ
れている。
[発明が解決しようとする問題点] しかし、そのように毛導入孔領域Aこれ全体に
わたつてその厚みを均等にする外刃では、例え
ば、深剃りを可能とすべく毛導入孔領域Aこれ全
体にわたつて厚みを薄くすれば、毛導入孔領域A
の外周の板厚の最も薄いべた部D等も更に薄くな
り、外刃全体の機械的強度が低下しやすい。かと
言つて、その厚みを大きくすると強度を確保する
ことができても、深剃りをすることができなくな
る。
この発明は、使用時に網目状外刃の毛導入孔領
域内でも、内刃との良好な摺接状態を保ち、また
皮膚に対し最も接触しやすい領域と、それほどで
もない領域とが存在することに着目し、皮膚に対
し最も接触しやすい毛導入孔領域とそうでない毛
導入孔領域とで毛導入孔の開孔率をほぼ同等にす
るもその厚みを変えるという工夫を凝らすことに
より、毛導入孔領域これ全体にわたつて毛の捕捉
を均一にし、かつ機械的強度を確保したうえで、
深剃りを可能とする網目状外刃を得ようとするも
のである。
[問題点を解決するための手段] 上記の目的を達成するために、本発明では第1
図に示すごとく外刃対角線の交点O周辺の毛導入
孔領域A1、すなわち皮膚に最も接触する領域を、
該領域A1の更に外周辺を囲む他の毛導入孔領域
A2の厚みよりも薄くする。そして両領域A1およ
びA2の毛導入孔1の開孔率をほぼ同等に設定す
るものである。
[発明の効果] 上記のように構成した本発明によれば、皮膚に
最も接触する外刃対角線の交点O周辺の毛導入孔
領域A1の板厚を、他の毛導入孔領域A2のそれよ
りも薄くするので、深剃りが有効に行えることに
なり、しかも、機械的強度面においては前記毛導
入孔領域A1の厚みよりも厚い毛導入孔領域A2
存在でもつて機械的強度を十分に確保することが
できる。また毛導入孔領域A1の毛導入孔1の開
孔率と他の毛導入孔領域A2のそれとはほぼ同等
に設定するので毛の捕捉は両領域A1,A2共に等
しく行える。そして、領域A2よりも厚みが薄く、
開口率をほぼ等しくする領域A1では、領域A2
りも更に撓みやすくなつて皮膚の凹凸画にそつて
深剃りを可能とする。
[実施例] 以下、本発明の実施例を第1図ないし第5図に
基づき説明する。
第1図は本発明に係る往復動式電気かみそりの
網目状外刃を例示しており、これの外刃は前後方
向中央部に多数の毛導入孔1および毛導入孔1,
1間のリブ2を左右方向のほぼ全長にわたつて形
成した毛導入孔領域Aと、毛導入孔領域Aの前側
方および後側方にそれぞれ左右方向に対し斜交す
る傾斜長孔3を左右方向に一列に設ける長孔領域
B1,B2と、前側の長孔領域B1の更に前方と、後
側の長孔領域B2の更に後方とにそれぞれ毛の導
入できない程度の無数の徴細孔4を形成した徴細
孔領域C1,C2とを有してなり、これら領域A,
B1,B2,C1,C2を囲む周辺にはべた部Dを形成
してなる。
上記毛導入孔領域Aでは毛剃り作用を、長孔領
域B1,B2では特に長い毛の毛剃り作用をする。
因に微細孔領域C1,C2では第4図に示すように
この外刃を電気かみそりに断面アーチ状に装着す
るに際し均一に曲げられる作用をするとともに、
その断面二次モーメントを向上させて強度アツプ
を図るところである。
毛導入孔領域Aは、前述のように断面アーチ状
に装着されてこれが使用に供されたときに皮膚に
最も接触する略楕円形状の毛導入孔領域A1、す
なわち外刃対角線の交点O周辺の領域A1と、こ
の領域A1の外周を囲むその他の毛導入孔領域A2
とに分けてなる。そして、皮膚に最も接触する毛
導入孔領域A1の厚みt1は他の毛導入孔領域A2
厚みt2よりも薄くするが、領域A1の毛導入孔1の
開孔率と他の領域A2のそれとは、ほぼ同等に設
定してある。
外刃の具体的な厚み寸法例をあげると、毛導入
孔領域A1の厚みt1は45〜50ミクロン、他の毛導入
孔領域A2の厚みt2は55〜65ミクロン、前後の微細
孔領域C1,C2の厚みは40〜48ミクロン、べた部
Dの板厚は35〜45ミクロンとする。
次に、上記構成の領域A1,A2をもつ外刃の製
造方法の一例を説明する。ここでは電鋳法を採用
する。
まず、第2図aに示すように、導電性の電鋳母
型10の表面に、前述の毛導入孔領域A1の毛導
入孔1に相当するパターンの電気絶縁膜11を形
成するとともに、各電気絶縁膜11に切欠部12
を形成する。この切欠部12は毛導入孔領域A1
の厚みt1を毛導入孔領域A2の厚みt2よりも薄くさ
せるためのものである。電気絶縁膜11は、周知
のように電鋳母型10の表面にホトレジストを塗
布あるいは貼付け、これをマスクを使って光で部
分的に露光し現象することによつて形成される。
次いで、電気絶縁膜11が形成された電鋳母型1
0を電着槽(図示せず)に浸漬させて第1電着を
行って、第2図bに示すごとく母型10の電気絶
縁膜11によつて覆われていない表面S、すなわ
ちその母型10の導電表面に電気絶縁膜11の厚
さを超える第1次電着層13を形成する。
この第1次電着層により、上記切欠部12の部
分に、いわゆる捨て電着部14が形成される。
次いで、上記母型10を重クロム酸カリウム等
の水溶液中に浸漬して第1次電着層13の表面に
剥離処理を行つたのち、更に第2次電着を行つて
第2図cに示すごとく第1次電着層13の表面上
に毛導入孔1,1間のリブ2となる第2次電着層
15を形成する。この第2次電着によつても、上
記捨て電着部14上に電着部16が形成される。
毛導入孔領域A1を除くその他の毛導入孔領域
A2については同じ母型10上で同時に電鋳する
が、この領域A2の電着では、第5図に示すよう
に、捨て電着部は形成しない。また、母型10の
領域A2における電気絶縁膜11によつて覆われ
ていない表面Sの幅h2は領域A1のその幅h1より
も狭くする。これは両領域A1とA2の毛導入孔1
の開口率をほぼ等しくさせるためである。毛導入
孔1およびリブ2の形状(パターン)はこれら毛
導入孔領域A1,A2共に同じにする。
最後に、母型10を電着槽から引き上げて第2
次電着層15を第1次電着層13の剥離処理面か
ら剥離すれば、第2図dおよび第5図に示すごと
く毛導入孔1と、内面にカウンターシンク17を
有するリブ2とを有する外刃が得られる。領域
A1の第2次電着層15を剥離したさい、捨て電
着部14,16は毛導入孔1となる部分内に形成
されているため、母型10側に第1次電着層13
と共に残される。
しかるときは、第3図abに示すように、毛導
入孔領域A1の厚みt1は、他の毛導入孔領域A2
厚みt2よりも、捨て装着部14,16に電着され
た分だけ薄くなる。すなわち、電着法においては
単位面積当りの電着量はほぼ一定であり、このた
め、上記のように毛導入孔領域A1において捨て
電着部14,16を形成することにより単位面積
当りの電着面積を他の毛導入孔領域A2のそれよ
りも増やしてやれば、領域A1の電着厚、すなわ
ちリブ2の厚みが領域A2のそれよりも薄くなる
ことになる。リブ2の厚みは電着厚さに比例し、
電着厚さが薄くなればリブ厚が小さくなるからで
ある。
また、そのように捨て電着部14,16によつ
てリブ2の厚みが薄くなる分だけ領域A1の毛導
入孔1の開孔幅W1が他の領域A2の毛導入孔1の
開孔幅W2よりも大になることになるが、この点
においては、予め、開孔幅W1の大きくなる分を
見合つて母型10の領域A1の電気絶縁膜11に
よつて覆われていない表面S幅h1を領域A2のそ
の幅h2よりも大きくしてあるので、結果的に開口
幅W1とW2とがほぼ等しくなり、つまり両領域
A1・A2の開孔率をほぼ同等にすることができる。
なお、母型10の領域A2における電気絶縁膜
11で覆われていない表面Sの幅h2を小さくする
ことによつて、その領域A2におけるカウンター
シンク17は小さくなり、このため該カウンター
シンク17内に毛屑がたまりにくくなり、掃除が
しやすくなる。
毛導入孔領域A1と毛導入孔領域A2の境界の厚
みが急激に変化することによる機械的強度の変化
並びに内刃との当りが悪くなることのないよう
に、毛導入孔領域A1の外周部の厚みを徐々に他
の毛導入孔領域A2の厚みに近づけることが好ま
しい。これは、上記電鋳法で、毛導入孔領域A1
の外周部の捨て電着部14,16となる切欠部1
2の開孔面積を他の毛導入孔領域A2に近づける
に従い徐々に小さく設定すればよい。
毛導入孔領域A1は略楕円形状に形成するほか、
第6図a,b,c,dに示すごとく十字形状、円
形状、菱形状、四角形状などに形成するもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第5図はこの発明の一実施例を示
しており、第1図は外刃の平面図、第2図a,
b,c,dは電鋳法による外刃の毛導入孔領域
A1の製造工程図、第3図a,bは外刃の毛導入
孔領域A1,A2の厚みおよび毛導入孔の開孔幅を
比較して示す断面図、第4図は外刃の装着状態を
示す電気かみそりの一部外観斜視図、第5は外刃
の毛導入孔領域A2の製造過程を第2図cに対応
して示す断面図である。第6図a,b,c,dは
いずれも本発明外刃の領域A1の形状の変形実施
例を示す平面図である。第7図は従来例の外刃を
示す平面図である。 1……毛導入孔、2……リブ、A1……毛導入
孔領域、A2……他の毛導入孔領域、O……外刃
対角線の交点。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 外刃対角線の交点O周辺の毛導入孔領域A1
    を、該領域A1の外周辺を囲む他の毛導入孔領域
    A2の厚みよりも薄くし、かつ、前記毛導入孔領
    域A1と毛導入孔領域A2の毛導入孔1の開孔率
    (開孔面積/領域面積)をほぼ同時に設定してな
    ることを特徴とする往復動式電気かみそりの網目
    状外刃。
JP17835585A 1985-08-13 1985-08-13 往復動式電気かみそりの網目状外刃 Granted JPS6238191A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17835585A JPS6238191A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 往復動式電気かみそりの網目状外刃

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17835585A JPS6238191A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 往復動式電気かみそりの網目状外刃

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6238191A JPS6238191A (ja) 1987-02-19
JPH0588159B2 true JPH0588159B2 (ja) 1993-12-21

Family

ID=16047038

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17835585A Granted JPS6238191A (ja) 1985-08-13 1985-08-13 往復動式電気かみそりの網目状外刃

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6238191A (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6238191A (ja) 1987-02-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4211006A (en) Guarded razor blade
EP0983131B1 (en) Shaving systems and foils
US3453909A (en) Shear plate and screen for dry shaver
JPH0588159B2 (ja)
JPH052349B2 (ja)
JP2557217B2 (ja) 電気かみそりの網目状外刃
JP3470232B2 (ja) 電気かみそり等の電鋳製外刃
US4192719A (en) Method of making a shearfoil for dry shavers
JP2729662B2 (ja) 電気かみそり等の外刃の製造方法
JPS63102788A (ja) 電気かみそりの網目状外刃
JPS62596Y2 (ja)
JPH01227788A (ja) 電気かみそりの外刃
JPH0436713B2 (ja)
JPH0442032B2 (ja)
JP2811584B2 (ja) 電気かみそり等の外刃
JPS59151979A (ja) 電気かみそりの外刃
JPS6115792Y2 (ja)
JPS595309B2 (ja) 電気かみそりの外刃の製造方法
JPS6350030B2 (ja)
JPH02299684A (ja) 電気かみそりの外刃の製造方法
JP2831084B2 (ja) 電気かみそり等の外刃
JPS609114B2 (ja) 電気カミソリの外刃体の製造方法
JPS6058674B2 (ja) 電気かみそりの外刃
JP2502338B2 (ja) 往復動式かみそりの外刃体
JPS6026839B2 (ja) 電気カミソリの内刃の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term