JPS5854062Y2 - 電気カミソリ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電気カミソリに関する。

第１図は一般の往復式の電気カミソリの斜視図を示し、
第２図は外刃の展開図を示す。

図に示すように従来の外刃１は丸孔のひげ導入孔２又は
スリット孔のひげ導入孔からなり、内刃はひげ導入孔の
すべてに摺接するよう構成されており、ひげ導入孔の、
いずれの部分もひげの導入と切断の機能を兼ねそなえて
いる。

そのためにひげ導入孔を大きくすれば、皮膚を刺激し、
設計上外刃厚さとの関係で、０．５〜１．０１ｎ７７１
の大きさに設けられている。

しかして電気カミソリは一般にひげの長さが１ｍｍＪＪ
下の場合に有効に剃れるものである。

これは外刃のひげ導入孔２が０．５〜１．０朋の大きさ
であることに起因し、これ以上大きなひげ導入孔を設け
ることは、皮膚を刺激する原因となるものである。

従ってひげの長さがｔｍｍ以上、特にくせ毛と言われる
、わん曲した長いひげの導入は困難であり、これが剃り
残しの原因となる。

本考案は上記の欠点を改善するために提案されたもので
ある。

第３図は本考案の外刃の展開図を示す。

図において外刃３には丸孔４とひげ導入孔付のカギ礼状
の導入孔５とが設けられている。

丸孔４は中央部分に配列され、剃りが効率よく行われる
ようにし、その外側にはカギ状のひげ導入孔５が同一方
向に整列して配列され、さらにその外側に丸孔４が配列
されている。

ひげ導入孔付のカギ礼状の導入孔５は第４図に示すよう
に、ひげを切断する部分ａと、ひげを導入する部分すと
からなっており、ａの大きさは従来の丸孔とほぼ同じ大
きさを有しており、ｂの大きさは、従来の孔の２〜３倍
の大きさである。

例えば長さは２〜３ｍ７１Ｌ、巾は０．５ｍｍ程度が好
ましい。

第５図は外刃３、内刃６の断面図を示す。

ｂ部には内刃６が摺接しないように、切欠部Ｃを設けて
いるので、ｂ部の大きな孔に皮膚が落込んでも皮膚を刺
激することは少なく、単にｂ部はひげの導入の機能をも
ち、ｂ部で捕捉されたひげはカミソリの移動に従いａ部
へさそい込まれて切断される。

第６図は内刃の外観図を示す。

第７図は回転式カミソリの外刃に本考案を応用した場合
の正面図であって、中心部分には丸孔７を配置し、その
周囲にはひげ導入孔付のカギ礼状の導入孔８を、放射状
に配列し、その外側に丸孔を配列しである。

本考案は叙上のように、外刃にひげ導入用の大孔と、そ
れと連設した細孔部とよりなるカギ礼状の導入孔を並べ
て形成すると共に、該外刃の大孔に相当する内刃の刃面
を切欠部とすることにより、くせ毛に対しても、よく導
入孔に誘導することが可能であり、かつ細孔部で切断す
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の対象となる電気カミソリの外観図を示
し、第２図は外刃の展開図、第３図は本考案の外刃の実
施例、第４図は導入孔の説明図、第５図は外刃及び内刃
の横断面、第６図は内刃の外観図、第７図は内刃が回転
する電気カミソリの外刃に本考案を応用した実施例を示
す。 ３・・・・・・外刃、４・・・・・・丸孔、５・・・・
・・導入孔、６・・・・・・内刃、７・・・・・・丸孔
、８・・・・・・導入孔。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ 外刃にひげ導入用の大孔と、それと連設した細孔部
   とよりなるカギ礼状の導入孔を並べて形成すると共に、
   該外刃の大孔に相当する内刃の刃面を切欠部とすること
   を特徴とする電気カミソリ。 ２ 中央部に多数の丸孔を設け、該丸孔の外側に、カギ
   孔付の導入孔を整列して設けた外刃を有する実用新案登
   録請求の範囲第１項記載の電気カミソリ。 ３ 中央部に多数の丸孔を設け、該丸孔の外周にカギ孔
   付の導入孔を放射状に配列した外刃を有する実用新案登
   録請求の範囲第１項記載の電気カミソリ。