JP2749739B2 - 超電導コイル装置の組立方法 - Google Patents
超電導コイル装置の組立方法Info
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- JP2749739B2 JP2749739B2 JP4079569A JP7956992A JP2749739B2 JP 2749739 B2 JP2749739 B2 JP 2749739B2 JP 4079569 A JP4079569 A JP 4079569A JP 7956992 A JP7956992 A JP 7956992A JP 2749739 B2 JP2749739 B2 JP 2749739B2
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- superconducting coil
- superconducting
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E40/00—Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
- Y02E40/60—Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、超電導コイルをコイ
ル取付枠へ取付ける超電導コイル装置の組立方法に関す
るものである。
ル取付枠へ取付ける超電導コイル装置の組立方法に関す
るものである。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種の超電導コイルとして、例
えば特開昭61−18343 号公報に開示された図５〜図10に
示す超電導発電機の回転子コイルに使用されている超電
導コイルがあった。図５はコイル取付枠を示す斜視図で
あり、図において１はコイル取付枠、２はコイル取付枠
１に形成されたスロットであり、直線部２ａ、アーク部
２ｂ、コーナ部２ｃにより構成されている。図６は図５
におけるVI−VI線の断面図であり図において、１はコイ
ル取付枠、２はスロット、３は超電導コイル、４は楔、
５は楔絶縁、６は絶縁である。図７は図６の超電導コイ
ル３の正面図であり、図において、７は超電導線、８は
層間絶縁である。図８は仮巻枠を示す斜視図であり、図
において、９は仮巻枠である。図９は図８におけるIX−
IX線における断面図であり、図において９は仮巻枠、３
は超電導コイルである。図10は仮巻枠から取外した状態
の超電導コイルを示す斜視図であり、図において３は超
電導コイルであり、直線部３ａ、アーク部３ｂ、コーナ
部３ｃより構成されている。10は転位部である。層間絶
縁８の樹脂の硬化は超電導コイル３をコイル取付枠１の
外周部に形成されたスロット２に組立後コイル取付枠１
を加熱して行なわれる。
えば特開昭61−18343 号公報に開示された図５〜図10に
示す超電導発電機の回転子コイルに使用されている超電
導コイルがあった。図５はコイル取付枠を示す斜視図で
あり、図において１はコイル取付枠、２はコイル取付枠
１に形成されたスロットであり、直線部２ａ、アーク部
２ｂ、コーナ部２ｃにより構成されている。図６は図５
におけるVI−VI線の断面図であり図において、１はコイ
ル取付枠、２はスロット、３は超電導コイル、４は楔、
５は楔絶縁、６は絶縁である。図７は図６の超電導コイ
ル３の正面図であり、図において、７は超電導線、８は
層間絶縁である。図８は仮巻枠を示す斜視図であり、図
において、９は仮巻枠である。図９は図８におけるIX−
IX線における断面図であり、図において９は仮巻枠、３
は超電導コイルである。図10は仮巻枠から取外した状態
の超電導コイルを示す斜視図であり、図において３は超
電導コイルであり、直線部３ａ、アーク部３ｂ、コーナ
部３ｃより構成されている。10は転位部である。層間絶
縁８の樹脂の硬化は超電導コイル３をコイル取付枠１の
外周部に形成されたスロット２に組立後コイル取付枠１
を加熱して行なわれる。
【０００３】次に動作について説明する。上記構成から
なる超電導コイルにおいては、図８及び図９に示す様
に、超電導コイル３は予め長方形状の仮巻枠９に巻き付
けて、その後、図10に示す様に仮巻枠９から取外し、直
線部３ａ、アーク部３ｂ、コーナ部３ｃ、及び転位部10
をコイル取付枠１の外周部に形成されたスロット２に組
立てられる。図６は超電導コイル３がコイル取付枠１の
外周部に形成されたスロット２に組立てられた状態を示
す。図において超電導コイル３は楔絶縁５及び絶縁６に
よりコイル取付枠１に対し対地絶縁されており、楔４に
よりコイル取付枠１に堅固に保持されている。超電導コ
イル３は、図７に示すように、超電導線７と超電導線７
に加熱硬化性樹脂含浸テープをスパイラル状に巻回した
層間絶縁８により形成されており、コイル取付枠１に複
数列、複数層巻回されて形成されている。
なる超電導コイルにおいては、図８及び図９に示す様
に、超電導コイル３は予め長方形状の仮巻枠９に巻き付
けて、その後、図10に示す様に仮巻枠９から取外し、直
線部３ａ、アーク部３ｂ、コーナ部３ｃ、及び転位部10
をコイル取付枠１の外周部に形成されたスロット２に組
立てられる。図６は超電導コイル３がコイル取付枠１の
外周部に形成されたスロット２に組立てられた状態を示
す。図において超電導コイル３は楔絶縁５及び絶縁６に
よりコイル取付枠１に対し対地絶縁されており、楔４に
よりコイル取付枠１に堅固に保持されている。超電導コ
イル３は、図７に示すように、超電導線７と超電導線７
に加熱硬化性樹脂含浸テープをスパイラル状に巻回した
層間絶縁８により形成されており、コイル取付枠１に複
数列、複数層巻回されて形成されている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の超電導コイルにおいては、超電導コイル３を仮
巻枠９より外し、コイル取付枠１に組立てる時、転位部
10のツメモノ（図示せず）が固定されていないため転位
部10のツメモノが移動しやすく、層間の短絡が起こりや
すかった。更に、転位部10が分散しているため、超電導
コイル３の広い範囲を固定して、コイル取付枠１に組立
てるため、巻線工作に多大な労力を費やすという問題点
があった。
た従来の超電導コイルにおいては、超電導コイル３を仮
巻枠９より外し、コイル取付枠１に組立てる時、転位部
10のツメモノ（図示せず）が固定されていないため転位
部10のツメモノが移動しやすく、層間の短絡が起こりや
すかった。更に、転位部10が分散しているため、超電導
コイル３の広い範囲を固定して、コイル取付枠１に組立
てるため、巻線工作に多大な労力を費やすという問題点
があった。
【０００５】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、転位部の層間絶縁の信頼性を
高め巻線工作を効率的に行なえる超電導コイル装置の組
立方法を提供することを目的とする。
めになされたものであり、転位部の層間絶縁の信頼性を
高め巻線工作を効率的に行なえる超電導コイル装置の組
立方法を提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】この発明に係る超電導コ
イル装置の組立方法は、超電導コイルの転位部を片側の
コイル直線部に密集して配置し、その転位部の層間絶縁
表面に常温硬化性の接着剤を追加塗布して仮巻枠に巻付
け後、転位部を常温硬化させた後で、コイル取付枠に組
立てるものである。
イル装置の組立方法は、超電導コイルの転位部を片側の
コイル直線部に密集して配置し、その転位部の層間絶縁
表面に常温硬化性の接着剤を追加塗布して仮巻枠に巻付
け後、転位部を常温硬化させた後で、コイル取付枠に組
立てるものである。
【０００７】
【作用】この発明における超電導コイル装置の組立方法
は、超電導コイルの転位部を片側のコイル直線部に密集
させて配置し、仮巻枠に巻付けた状態で転位部の層間絶
縁を常温硬化させる事により、転位部ツメモノが固定さ
れ、コイル取付枠に組立てる時の転位部ツメモノの移動
を防止できる。
は、超電導コイルの転位部を片側のコイル直線部に密集
させて配置し、仮巻枠に巻付けた状態で転位部の層間絶
縁を常温硬化させる事により、転位部ツメモノが固定さ
れ、コイル取付枠に組立てる時の転位部ツメモノの移動
を防止できる。
【０００８】
【実施例】実施例１．以下、この発明の実施例１を図に
基づいて説明する。図１は超電導コイルを仮巻枠に巻回
した状態を示す斜視図、図２は図１におけるII−II線の
断面図であり、図において３は超電導コイル、10は超電
導コイル３の転位部であり、片側の直線部中央に密集さ
せて配置されている。９は仮巻枠、11は転位部10の層間
絶縁表面に塗布された常温硬化性接着剤である。
基づいて説明する。図１は超電導コイルを仮巻枠に巻回
した状態を示す斜視図、図２は図１におけるII−II線の
断面図であり、図において３は超電導コイル、10は超電
導コイル３の転位部であり、片側の直線部中央に密集さ
せて配置されている。９は仮巻枠、11は転位部10の層間
絶縁表面に塗布された常温硬化性接着剤である。
【０００９】次に動作について説明する。仮巻枠９に超
電導コイル３を複数列、複数層巻回する。この巻回時
に、転位部10における超電導コイル３の層間絶縁表面に
常温硬化性接着剤11を塗布する。
電導コイル３を複数列、複数層巻回する。この巻回時
に、転位部10における超電導コイル３の層間絶縁表面に
常温硬化性接着剤11を塗布する。
【００１０】この接着剤11が常温硬化することにより、
加熱硬化性樹脂含浸テープを巻回して形成した層間絶縁
８同士が接着硬化し、転位部10における複数列、複数層
の超電導コイル３と転位部ツメモノが固着する。その後
超電導コイル３を仮巻枠９より外しコイル取付枠１に組
立てる。
加熱硬化性樹脂含浸テープを巻回して形成した層間絶縁
８同士が接着硬化し、転位部10における複数列、複数層
の超電導コイル３と転位部ツメモノが固着する。その後
超電導コイル３を仮巻枠９より外しコイル取付枠１に組
立てる。
【００１１】実施例２．常温硬化性接着剤11は層間絶縁
８の表面のみに塗布されるため、その接着力は層間絶縁
８に含浸された加熱硬化性樹脂が、硬化し超電導線７を
接着する場合に比し小さい。したがって転位部ツメモノ
の移動を防止することは可能であるが、転位部をスロッ
トに収納する段階で、転位部のコイルがばらける可能性
がある。図３はこの発明の実施例２を示す斜視図であ
る。図において12は転位部を設けた直線部の両端で、ガ
ラス繊維テープなどの高強度のテープを巻回しコイル３
を緊縛するテープである。また13は直線部の４面を圧縮
する締付治具である。図４は、締付治具の一例を示す図
である。図において14、15はそれぞれ幅方向及び高さ方
向にコイルを圧縮する厚板、また16は圧縮力を与える治
具であり、万力あるいはバネなどを用いる。転位を完了
し、常温硬化性接着剤11を塗布し硬化する段階で、締付
治具13を取付ける。その状態で、仮巻枠からコイルを外
す。コイル３はコーナ部からばらけようとするので、特
に直線部の３ａの両側をテープ12で強固に固定してい
る。スロット内に入れる直前に締付治具13をはずし、転
位部10をまずスロットに収納する。収納した後スロット
内のツメモノ５で、コイル３を強固に保持し、コイル３
の型くずれを防ぐ。
８の表面のみに塗布されるため、その接着力は層間絶縁
８に含浸された加熱硬化性樹脂が、硬化し超電導線７を
接着する場合に比し小さい。したがって転位部ツメモノ
の移動を防止することは可能であるが、転位部をスロッ
トに収納する段階で、転位部のコイルがばらける可能性
がある。図３はこの発明の実施例２を示す斜視図であ
る。図において12は転位部を設けた直線部の両端で、ガ
ラス繊維テープなどの高強度のテープを巻回しコイル３
を緊縛するテープである。また13は直線部の４面を圧縮
する締付治具である。図４は、締付治具の一例を示す図
である。図において14、15はそれぞれ幅方向及び高さ方
向にコイルを圧縮する厚板、また16は圧縮力を与える治
具であり、万力あるいはバネなどを用いる。転位を完了
し、常温硬化性接着剤11を塗布し硬化する段階で、締付
治具13を取付ける。その状態で、仮巻枠からコイルを外
す。コイル３はコーナ部からばらけようとするので、特
に直線部の３ａの両側をテープ12で強固に固定してい
る。スロット内に入れる直前に締付治具13をはずし、転
位部10をまずスロットに収納する。収納した後スロット
内のツメモノ５で、コイル３を強固に保持し、コイル３
の型くずれを防ぐ。
【００１２】
【発明の効果】以上のように、この発明よれば、超電導
コイルの転位部を、片側のコイル直線部に密集させて配
置し、転位部の層間絶縁を仮巻枠に巻付けた状態で常温
硬化させた後、コイル取付枠に組立てるようにしたの
で、転位部のツメモノの移動がなくなり、さらに、転位
部を治具で強固に保持したので、転位部がばらけること
がなくなる。これらにより、転位部の層間絶縁の信頼性
が高まり、巻線工作の作業性が著しく向上する効果が得
られる。
コイルの転位部を、片側のコイル直線部に密集させて配
置し、転位部の層間絶縁を仮巻枠に巻付けた状態で常温
硬化させた後、コイル取付枠に組立てるようにしたの
で、転位部のツメモノの移動がなくなり、さらに、転位
部を治具で強固に保持したので、転位部がばらけること
がなくなる。これらにより、転位部の層間絶縁の信頼性
が高まり、巻線工作の作業性が著しく向上する効果が得
られる。
【図１】この発明の実施例１による組立方法を示す斜視
図である。
図である。
【図２】図１のII−II線における断面図である。
【図３】この発明の実施例２による組立方法を示す斜視
図である。
図である。
【図４】図３のIV−IV線における断面図である。
【図５】従来の超電導コイル取付枠を示す斜視図であ
る。
る。
【図６】図５のVI−VI線における断面図である。
【図７】従来の組立方法による超電導コイルの正面図で
ある。
ある。
【図８】従来の超電導コイル組立方法の仮巻枠を示す斜
視図である。
視図である。
【図９】図８のIX−IX線における断面図である。
【図１０】従来の組立方法の仮巻枠を取外した超電導コ
イルの斜視図である。
イルの斜視図である。
３ 超電導コイル ９ 仮巻枠 10 転位部 11 常温硬化性接着剤 12 テープ 13 締付装置
Claims (2)
- 【請求項１】 外周部に直線部とアーク部とを有するス
ロットが形成されたコイル取付枠と、このスロット内に
収納された超電導線が複数列、複数層巻回されて形成さ
れた超電導コイルと、この超電導線に加熱硬化性樹脂含
浸テープをスパイラル状に巻回されて形成された層間絶
縁と、この超電導線を予め長方形状の仮巻枠に巻き付け
て、その後仮巻枠より外し、上記コイル取付枠に組立て
る超電導コイル装置の組立方法において、超電導コイル
の転位部を片側のコイル直線部に密集させて配置し、上
記転位部の上記層間絶縁の表面に常温硬化性接着剤を塗
布して仮巻枠に巻付け、上記転位部を硬化させた後上記
コイル取付枠に組立てることを特徴とする超電導コイル
の組立方法。 - 【請求項２】 転位部を有する直線部の両端をテープで
緊縛するとともに直線部の４面を厚板で圧縮した状態で
仮巻枠から外しスロット内に収納することを特徴とする
請求項１記載の超電導コイル装置の組立方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079569A JP2749739B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 超電導コイル装置の組立方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4079569A JP2749739B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 超電導コイル装置の組立方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05284730A JPH05284730A (ja) | 1993-10-29 |
| JP2749739B2 true JP2749739B2 (ja) | 1998-05-13 |
Family
ID=13693639
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4079569A Expired - Fee Related JP2749739B2 (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 超電導コイル装置の組立方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2749739B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6922885B2 (en) * | 2001-05-15 | 2005-08-02 | General Electric Company | High temperature superconducting racetrack coil |
| JP2008172863A (ja) * | 2007-01-09 | 2008-07-24 | Asmo Co Ltd | 回転電機及びその製造方法 |
| JP6234914B2 (ja) * | 2014-11-17 | 2017-11-22 | ジャパンスーパーコンダクタテクノロジー株式会社 | 超電導回転電機のコイル |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4079569A patent/JP2749739B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05284730A (ja) | 1993-10-29 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |