JP2002233090A - 電動機の固定子 - Google Patents

電動機の固定子

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JP2002233090A
JP2002233090A JP2001027388A JP2001027388A JP2002233090A JP 2002233090 A JP2002233090 A JP 2002233090A JP 2001027388 A JP2001027388 A JP 2001027388A JP 2001027388 A JP2001027388 A JP 2001027388A JP 2002233090 A JP2002233090 A JP 2002233090A
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core
iron plate
stator
laminated
teeth
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Application number
JP2001027388A
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English (en)
Inventor
Kazutaka Tatematsu
和高 立松
Sei Hayakawa
聖 早川
Munehiro Kamiya
宗宏 神谷
Yoshifumi Nozawa
宜史 野沢
Hideya Awata
秀哉 粟田
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 積層コアにおけるティースの反りや軸方向拡
がりを防止できる電動機の固定子の提供。 【解決手段】 (1)内周側または外周側にティース1
2を有するとともに隣接ティースとの間にスロット13
を有する積層コア10と、積層コア10を鉄板積層方向
両側から挟み込んで鉄板積層方向に押さえる一対のコア
押さえ部21、22と、スロット13に挿入されて鉄板
積層方向に延び一対のコア押さえ部21、22と連結さ
れる連結部23と、を有する絶縁部品20と、からなる
電動機の固定子1。(2)積層コア10が反ティース側
で溶接されるもので、溶接によりティース12に反りが
発生しようとしても絶縁部品20で押さえられる電動機
の固定子1。(3)積層コア10が無溶接分割コアから
なり、軸方向にティース12がばらけようとしても絶縁
部品20で押さえられる電動機の固定子1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電動機の固定子に
関する。
【0002】
【従来の技術】電動機の固定子は、渦電流による損失を
低減するため薄板の鉄板を積層して製造される。積層鉄
板は、通常外周部位で、複数箇所、溶接され固定され
る。ティースには、絶縁部品で覆った後、電線が巻装さ
れる。近年、電動機低損失の要求が大きく、損失低減を
目的として鉄板の薄板化が進んでいる。溶接箇所は溶接
後の熱収縮により軸方向に縮むが、鉄板が薄板化される
と板剛性が低下するため、熱収縮により鉄板外周部が軸
方向に引っ張られることにより、図20に示すように、
内周部のティースが軸方向外側に反る(反り返りを符号
100で示した)。テイースの鉄板の軸方向拡がりの問
題は、溶接タイプの固定子のみならず、無溶接タイプの
分割コアにも、鉄板の軸方向のばらけの問題となって、
生じる。ティースの軸方向反り、軸方向拡がりを押さえ
るのに有効と考えられる方法に、特開平11−2349
72号公報に開示のように、積層鉄板の絶縁皮膜に接着
機能をもたせ、薄板を接着固定する方法がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、積層鉄板の絶
縁皮膜に接着機能をもたせる方法は面全体が固定される
ので、ティースの軸方向拡がりを防止できるが、加圧・
加熱設備の導入にコストがかかること、および生産性が
低下すること、等の問題が生じる。本発明の目的は、積
層コアからなる電動機のティースの反り(拡がり)を防
止でき、それを、特にコストアップや生産性低下を伴う
ことなく達成できる、電動機の固定子を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 内周側または外周側にティースを有するととも
に隣接ティースとの間にスロットを有する積層コアと、
前記積層コアを鉄板積層方向両側から挟み込んで鉄板積
層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、前記スロット
に挿入されて鉄板積層方向に延び前記一対のコア押さえ
部と連結される連結部と、を有する絶縁部品と、からな
る電動機の固定子。 (2) 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板同士が
溶接されており、前記絶縁部品は前記連結部にて鉄板積
層方向に2分割されており、前記一対のコア押さえ部で
積層鉄板を押さえた状態で、前記2分割部材は前記連結
部にて互いに連結・固定されている(1)記載の電動機
の固定子。 (3) 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板同士が
溶接されており、前記絶縁部品の前記連結部は鉄板積層
方向にコアの全高にわたって連続しており、前記一対の
コア押さえ部のうち一方のコア押さえ部は前記連結部に
一体に形成されたフランジからなり、他方のコア押さえ
部は前記連結部に一体に形成された爪からなる(1)記
載の電動機の固定子。 (4) 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板同士が
溶接されており、前記絶縁部品の前記連結部は鉄板積層
方向にコアの全高にわたって連続しており、前記一対の
コア押さえ部のうち、一方のコア押さえ部は前記連結部
に一体に形成された爪と該爪とは別体に形成されたスペ
ーサとからなり、他方のコア押さえ部は前記連結部に一
体に形成された爪と該爪とは別体に形成されたスペーサ
とからなる(1)記載の電動機の固定子。 (5) 前記積層コアが無溶接の分割コアからなり、前
記絶縁部品は前記連結部にて鉄板積層方向に2分割され
ており、前記一対のコア押さえ部で積層鉄板を押さえた
状態で、前記2分割部材は前記連結部にて互いに連結・
固定されている、(1)記載の電動機の固定子。
【0005】上記(1)〜(5)の電動機の固定子で
は、絶縁部品が、積層コアを鉄板積層方向両側から挟み
込んで鉄板積層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、
コアのスロットに挿入されて鉄板積層方向に延び一対の
コア押さえ部と連結される連結部と、を有するので、テ
ィースの反りや軸方向拡がりを防止できる。また、ティ
ースの反りや軸方向拡がりの防止に、固定子に元々必要
な部品である絶縁部品を利用しているので、特にコスト
アップや生産性低下を伴うことがない。上記(2)の電
動機の固定子では、絶縁部品が2分割されており、2分
割部材は連結部にて互いに連結・固定されているので、
コア外周部溶接による、ティースから軸方向拡がり力を
受けても、2分割部材は軸方向に拡がることなく、コア
を軸方向両側から押さえ、ティースの反りを防止でき
る。上記(3)の電動機の固定子では、連結部が鉄板積
層方向にコアの全高にわたって連続しており、一対のコ
ア押さえ部が連結部に一体に形成されたフランジと爪と
からなるので、一対のコア押さえ部は、コア外周部溶接
による、ティースから軸方向拡がり力を受けても、軸方
向に拡がることなく、コアを軸方向両側から押さえ、テ
ィースの反りを防止できる。上記(4)の電動機の固定
子では、連結部が鉄板積層方向にコアの全高にわたって
連続しており、一対のコア押さえ部が連結部に一体に形
成された爪と該爪とは別体に形成されたスペーサとから
なるので、一対のコア押さえ部は、コア外周部溶接によ
る、ティースから軸方向拡がり力を受けても、軸方向に
拡がることなく、コアを軸方向両側から押さえ、ティー
スの反りを防止できる。上記(5)の電動機の固定子で
は、絶縁部品が、積層コアを鉄板積層方向両側から挟み
込んで鉄板積層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、
一対のコア押さえ部と連結される連結部と、を有するの
で、無溶接の分割コアからなる積層コアに適用されて
も、ティースの軸方向ばらけを防止できる。また、固定
子に元々必要な部品である絶縁部品を利用しているの
で、特にコストアップや生産性低下を伴うことがない。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の電動機の固定子
を図1〜図19を参照して、説明する。図1、図2は本
発明の何れの実施例にも適用される。図3〜図8は本発
明の実施例1の電動機の固定子を示している。図9〜図
11は本発明の実施例2の電動機の固定子を示してい
る。図12〜図16は本発明の実施例3の電動機の固定
子を示している。図17〜図19は本発明の実施例4の
電動機の固定子を示している。実施例1〜3はコア外周
部溶接によるティースの反りに対処するのに特に有効で
あり、実施例4は無溶接分割コアのティースの軸方向ば
らけに対処するのに特に有効である。図中、本発明の全
実施例にわたって共通または類似する部分には本発明の
全実施例にわたって同じ符号を付してある。
【0007】まず、本発明の全実施例に共通または類似
する部分の構成、作用を、図1〜図8を参照して、説明
する。構成としては、電動機の固定子1は、積層コア1
0と、絶縁部品20とからなる。積層コア10は、鉄板
11の積層体からなり、内周側または外周側に(図示例
では内周側の場合を示すが、外周側でもよい)ティース
12を有するとともに隣接ティースとの間にスロット1
3を有する。スロット13はコア内周およびコア軸方向
に開放している。ティース12は電線が巻装される部分
である。ティース12とスロット13は交互にコア周方
向に並んでいる。15はケース固定用のボルト孔であ
る。積層コア10自体は、従来の、溶接タイプの、薄鉄
板の積層コアと同じ形状、構造を有し、同じ製造法で製
造される。実施例1〜3では、積層コアは反ティース側
で積層鉄板同士が溶接される(14は鉄板積層方向に施
される溶接箇所を示す)。実施例4は無溶接の分割コア
である。
【0008】絶縁部品20は、電気絶縁部品であり、樹
脂部品である。絶縁部品20は、ティース12を覆うよ
うにコアに装着され、装着後絶縁部品20に電線が巻装
される。絶縁部品20はコア鉄板積層方向に複数に分割
されていてもよいし、あるいは分割されていなくてもよ
い。絶縁部品20はコア鉄板積層方向に複数部品に分割
されている場合は、絶縁部品20をコアに装着後、コア
を鉄板軸方向に絶縁部品で押しつけた状態で、絶縁部品
20の複数部品は係合構造、接着、テープなどにより、
鉄板軸方向に拡がらないように互いに固定される。
【0009】絶縁部品20は、積層コア10を鉄板積層
方向両側から挟み込んで鉄板積層方向に押さえる一対の
コア押さえ部21、22と、スロット13に挿入されて
鉄板積層方向に延び一対のコア押さえ部21、22と連
結される連結部23と、を有する。一対のコア押さえ部
21、22は、鉄板積層方向と直交または交叉する方向
に延びる。一対のコア押さえ部21、22は、一対のコ
ア押さえ部21、22は、連結部23に一体に形成され
た爪、または連結部23に一体に形成されたフランジ、
または連結部23に別体に形成されたフランジ、または
連結部23に一体に形成された爪と別体に形成されたフ
ランジとの組み合わせ、等からなり、実施例によって異
なる形状、構造をとることができる。
【0010】本発明の全実施例に共通または類似する部
分の作用については、絶縁部品20が、一対のコア押さ
え部21、22を有し、一対のコア押さえ部21、22
が連結部23で連結されて鉄板積層方向に拡がらないの
で、ティース12に軸方向(鉄板積層方向)に拡がろう
とする力(コア外周の溶接によるティースの反りや分割
タイプのティースのばらけによって生じる力)が働いて
も、ティース12の鉄板の反りや拡がりを防止できる。
また、元々固定子に必要な部品で従来に存在していた絶
縁部品を利用して、ティース鉄板を軸方向に拡がらない
構造としたものであるので、従来の固定子にくらべて、
特にコストアップや生産性低下を伴うことはない。
【0011】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分の
構成、作用を説明する。本発明の実施例1では、積層コ
ア10はコア外周で鉄板同士が溶接される。また、図3
〜図8に示すように、絶縁部品20は連結部23にて鉄
板積層方向に2分割されている。2分割部材24、25
は、一対のコア押さえ部21、22で積層鉄板を押さえ
た状態で、連結部23にて互いに連結・固定されてい
る。2分割部材24、25の連結・固定は、図6に示す
ように接着でもよいし、図7、図8に示すように2分割
部材24、25の連結部23にそれぞれ爪26、27を
形成しておいてこの爪26、27を係合させたものであ
ってもよいし、あるいは接着テープにより固定したもの
であってもよい。2分割部材24、25の連結・固定後
は、絶縁部品20は連結部23において鉄板積層方向に
おいて拡がらず、一対のコア押さえ部21、22で積層
鉄板を押さえた状態が保持される。
【0012】本発明の実施例1の作用については、絶縁
部品20が2分割されているので、鉄板の積層体を積層
方向両側から挟むようにして組み付けることができ、組
み付けが容易である。また、絶縁部品20が2分割され
ており、2分割部材24、25は連結部23にて互いに
連結・固定されているので、2分割部材24、25がコ
ア外周での溶接によりティース12から軸方向拡がり力
を受けても、2分割部材24、25は軸方向に拡がるこ
となく、コアを軸方向両側から押さえ、ティース12の
鉄板の反りを防止できる。
【0013】本発明の実施例2では、積層コア10はコ
ア外周で鉄板同士が溶接される。また、図9〜図11に
示すように、絶縁部品20の連結部23はコアの鉄板積
層方向にコアの全高にわたって連続しており、一対のコ
ア押さえ部21、22のうち一方のコア押さえ部21は
連結部23の一端部に一体に形成されたフランジからな
り、他方のコア押さえ部22は連結部23の他端部に一
体に形成された爪からなる。フランジ21の幅はティー
ス12の幅の約半分であり、爪22の幅はフランジ21
の幅より小である。フランジ21と爪22のコアと密着
する面は、コアの鉄板積層方向と直交する方向に延び
る。フランジ21と爪22のコアと密着する面間距離
は、積層コアのティースの全高と等しく、ティースに反
りを発生させることなくティースを鉄板積層方向に両側
から押さえる距離とされており、連結部23によってそ
の距離に保持されている。
【0014】本発明の実施例2の作用については、連結
部23が鉄板積層方向にコアの全高にわたって連続して
おり、一対のコア押さえ部21、22が連結部23に一
体に形成されたフランジと爪とからなるので、一対のコ
ア押さえ部21、22は、コア外周での溶接によりコア
のティース12から軸方向(鉄板積層方向)拡がり力を
受けても、軸方向に拡がることなく、コアを軸方向両側
から押さえ、ティース12の反りを防止できる。
【0015】本発明の実施例3では、積層コア10はコ
ア外周で鉄板同士が溶接される。また、図12〜図16
に示すように、絶縁部品20の連結部23は鉄板積層方
向にコアの全高にわたって連続している。一対のコア押
さえ部21、22のうち、一方のコア押さえ部21は連
結部23の一端に一体に形成された爪21aと、爪21
aとは別体に形成されたスペーサ21bとからなり、他
方のコア押さえ部22は連結部23の他端に一体に形成
された爪22aと、爪22aとは別体に形成されたスペ
ーサ22bとからなる。スペーサ21b、22bはティ
ース12の外面に密接し、爪21a、22aはスペーサ
21b、22bにティース12と反対側から係合する。
スペーサ21b、22bの幅はティース12の幅の約半
分で、爪21a、22aの幅はスペーサ21b、22b
の幅より小である。
【0016】本発明の実施例3の作用については、連結
部23が鉄板積層方向にコアの全高にわたって連続して
おり、一対のコア押さえ部21、22が連結部23に一
体に形成された爪21a、22aと該爪21a、22a
とは別体に形成されたスペーサ21b、22bとからな
るので、一対のコア押さえ部21、22は、コア外周で
の溶接によりティース12から軸方向(鉄板積層方向)
拡がり力を受けても、軸方向に拡がることなく、コアを
軸方向両側から押さえ、ティース12の反りを防止でき
る。
【0017】本発明の実施例4は、周方向に分割された
分割コアで、鉄板の積層体からなり、無溶接で、かしめ
により固定されるタイプの積層コアに、絶縁部品による
鉄板軸方向拡大防止を適用したものである。本発明の実
施例4の電動機の固定子1は、図17〜図19に示すよ
うに、無溶接の分割コアからなる積層コア10と、絶縁
部品20とからなる。積層コア10は、ティース12の
つけ根の幅方向両側に、ティース12の幅方向に切り込
まれた位置決め溝16を有する。絶縁部品20は、積層
コア10を鉄板積層方向両側から挟み込んで鉄板積層方
向に押さえる一対のコア押さえ部21、22と、鉄板積
層方向に延び一対のコア押さえ部21、22と連結され
る連結部23と、絶縁部品20のスロット内周側端に形
成された鍔28と、絶縁部品20のスロット外周側端に
形成された鍔29と、を有する。鍔28、29はコア押
さえ部21、22および連結部23に直交している。鍔
29の内側端は位置決め溝16内に突入していて、積層
鉄板を位置決めしている。絶縁部品20は連結部23に
て鉄板積層方向に2分割されており、一対のコア押さえ
部21、22で積層鉄板を押さえた状態で、2分割部材
24、25は連結部23にて互いに連結・固定されてい
る。
【0018】本発明の実施例4の作用については、絶縁
部品20が、積層コア10を鉄板積層方向両側から挟み
込んで鉄板積層方向に押さえる一対のコア押さえ部2
1、22と、一対のコア押さえ部21、22と連結され
る連結部23と、を有するので、無溶接の分割コアから
なる積層コア10に適用されても、ティース12の軸方
向ばらけ(軸方向に拡大すること)を防止できる。ま
た、固定子に元々必要な部品である絶縁部品20を利用
しているので、特にコストアップや生産性低下を伴うこ
とがない。
【0019】
【発明の効果】請求項1〜4の電動機の固定子によれ
ば、絶縁部品が、積層コアを鉄板積層方向両側から挟み
込んで鉄板積層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、
一対のコア押さえ部と連結される連結部と、を有するの
で、ティースの反りや拡がりを防止できる。また、固定
子に元々必要な部品である絶縁部品を利用しているの
で、コストアップや生産性低下を伴わない。請求項2の
電動機の固定子によれば、絶縁部品の2分割部材が連結
部にて互いに連結・固定されているので、コア外周溶接
によりティースから軸方向拡がり力を受けても、2分割
部材が軸方向に拡がることなく、ティースの反りを防止
できる。請求項3の電動機の固定子によれば、連結部が
鉄板積層方向にコアの全高にわたって連続しており、一
対のコア押さえ部が連結部に一体に形成されたフランジ
と爪とからなるので、コア外周溶接によりティースから
軸方向拡がり力を受けても、一対のコア押さえ部は、軸
方向に拡がることなく、ティースの反りを防止できる。
請求項4の電動機の固定子によれば、連結部が鉄板積層
方向にコアの全高にわたって連続しており、一対のコア
押さえ部が連結部に一体に形成された爪と該爪とは別体
に形成されたスペーサとからなるので、コア外周溶接に
よりティースから軸方向拡がり力を受けても、一対のコ
ア押さえ部は、軸方向に拡がることなく、ティースの反
りを防止できる。請求項5の電動機の固定子によれば、
絶縁部品が、積層コアを鉄板積層方向両側から挟み込ん
で鉄板積層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、一対
のコア押さえ部と連結される連結部と、を有するので、
無溶接の分割コアからなる積層コアに適用されても、テ
ィースの軸方向ばらけを防止できる。また、元々必要な
部品である絶縁部品を利用しているので、特にコストア
ップや生産性低下を伴うことがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の電動機の固定子の積層コアの正
面図である。
【図2】図1のB−B’断面図である。
【図3】本発明の実施例1の電動機の固定子の一部の分
解斜視図である。
【図4】本発明の実施例1の電動機の固定子の絶縁部品
の分解斜視図である。
【図5】本発明の実施例1の電動機の固定子(2分割絶
縁部品接着固定タイプ)の一部の斜視図である。
【図6】図5のA−A’断面図である。
【図7】本発明の実施例1の電動機の固定子(2分割絶
縁部品爪固定タイプ)の一部の分解斜視図である。
【図8】図7の組み付け後の斜視図である。
【図9】本発明の実施例2の電動機の固定子の一部の分
解斜視図である。
【図10】図9の組み付け後の斜視図である。
【図11】図10のA−A’断面図である。
【図12】本発明の実施例3の電動機の固定子の一部の
分解斜視図である。
【図13】図12の組み付け後の斜視図である。
【図14】図13のA−A’断面図である。
【図15】図13のうち絶縁部品の斜視図である。
【図16】図13のうちスペーサの斜視図である。
【図17】本発明の実施例4の電動機の固定子の一部の
斜視図である。
【図18】図17のうち積層コアの平面図である。
【図19】図17のうち絶縁部品の断面図である。
【図20】溶接タイプの固定子におけるティースの反り
を示す固定子の断面図である。
【符号の説明】
1 電動機の固定子 10 積層コア 11 鉄板 12 ティース 13 スロット 14 溶接箇所 15 ボルト孔 16 位置決め溝 20 絶縁部品 21、22 コア押さえ部 21a、22a 爪 21b、22b スペーサ 23 連結分 24、25 2分割部材 26、27 爪 28、29 鍔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神谷 宗宏 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 野沢 宜史 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 (72)発明者 粟田 秀哉 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 5H002 AA03 AA07 AA08 AB05 AB06 AC02 AC09 5H604 AA05 BB01 BB08 BB14 CC01 CC05 CC14 DA14 DB01 DB30 PB03 5H615 AA01 BB01 BB05 BB14 PP06 PP08 SS05 SS16 TT26

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内周側または外周側にティースを有する
    とともに隣接ティースとの間にスロットを有する積層コ
    アと、 前記積層コアを鉄板積層方向両側から挟み込んで鉄板積
    層方向に押さえる一対のコア押さえ部と、前記スロット
    に挿入されて鉄板積層方向に延び前記一対のコア押さえ
    部と連結される連結部と、を有する絶縁部品と、からな
    る電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板
    同士が溶接されており、 前記絶縁部品は前記連結部にて鉄板積層方向に2分割さ
    れており、前記一対のコア押さえ部で積層鉄板を押さえ
    た状態で、前記2分割部材は前記連結部にて互いに連結
    ・固定されている請求項1記載の電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板
    同士が溶接されており、 前記絶縁部品の前記連結部は鉄板積層方向にコアの全高
    にわたって連続しており、前記一対のコア押さえ部のう
    ち一方のコア押さえ部は前記連結部に一体に形成された
    フランジからなり、他方のコア押さえ部は前記連結部に
    一体に形成された爪からなる請求項1記載の電動機の固
    定子。
  4. 【請求項4】 前記積層コアは反ティース側で積層鉄板
    同士が溶接されており、 前記絶縁部品の前記連結部は鉄板積層方向にコアの全高
    にわたって連続しており、前記一対のコア押さえ部のう
    ち、一方のコア押さえ部は前記連結部に一体に形成され
    た爪と該爪とは別体に形成されたスペーサとからなり、
    他方のコア押さえ部は前記連結部に一体に形成された爪
    と該爪とは別体に形成されたスペーサとからなる請求項
    1記載の電動機の固定子。
  5. 【請求項5】 前記積層コアが無溶接の分割コアからな
    り、 前記絶縁部品は前記連結部にて鉄板積層方向に2分割さ
    れており、前記一対のコア押さえ部で積層鉄板を押さえ
    た状態で、前記2分割部材は前記連結部にて互いに連結
    ・固定されている、請求項1記載の電動機の固定子。
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