JP2609765B2 - 分解輸送変圧器の組立方法 - Google Patents

分解輸送変圧器の組立方法

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JP2609765B2
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tape
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upper clamp
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信行 浅井
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Toshiba Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄心、巻線等を分解して
輸送し、現地組立を行う分解輸送変圧器の組立方法に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、電力需要の増大に伴い送電系統も
500kv 送電のように高電圧化すると共に送、変電用に使
用される変圧器も大容量化している。さらに送電系統が
長大化するすることから変圧器を輸送条件の一段と厳し
い山間地に据付けるケ―スが多くなっており、その輸送
サイズと重量の大幅な提言が必要となっている。
【0003】従来、このような場所に設置する変圧器に
対しては3相変圧器の中身及びタンクを各相単位毎に分
割する方式が採用されている。この方式は現地でこれら
単相変圧器を3台一体構成に接続、組立てして3相変圧
器に構成するものである。さらに別の方式としては工場
で組立てた変圧器を鉄心脚、上下ヨ―ク、巻線、分割タ
ンク等に細分分解輸送し、現地で再組立を行う方式もあ
る。
【0004】分解輸送された鉄心巻線を現地にて再組立
する際、鉄心に巻線を挿入した後、上部ヨ―クを組立て
絶縁物を介して上部クランプで上部ヨ―クをはさみ固定
し、上部ヨ―クおよび絶縁物および上部クランプをバイ
ンドし一体化させるのに通常ガラスバインドテ―プを使
用する。ガラスバインドテ―プは特殊な処理を施したガ
ラスヤ―ンを平行に並べ熱硬化型樹脂で結合させた帯状
半硬化状ガラステ―プであり、張力を加えながらヨ―ク
・クランプ等の周囲を密着して巻きつける事が出来る
点、又、ガラスバインドテ―プに熱を加えることで硬化
し高強度となり鉄心を一体化できるためすぐれた耐震性
を得られる点および、材質がガラスヤ―ンであり絶縁上
の配慮が不要であるため、スペ―スを縮小できる点等の
利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】300MVA以上の大容量変
圧器を各相毎に分割する方式では組立スペ―スや経済性
等から輸送容量は50トン程度に低減するのが限度であ
る。
【0006】一方、細分分解輸送組立方式では工場にお
いて分解された部品を再組立てするため鉄心起立装置等
の大掛りな設備を要すると共に組立てに長時間を要する
ため絶縁物が吸湿し、長時間にわたる乾燥工程が必要と
なる。
【0007】また、現地組立時に鉄心に巻線を挿入した
後上部ヨ―クを組立て絶縁物を介して上部クランプと共
にガラスバインドテ―プにて巻付け固定する組立工程に
おいて、巻付けたガラスバインドテ―プを加熱し硬化さ
せねばならないが、現地組立時にも工場内組立と同様な
方法で高温度長時間を要する乾燥工程時にガラスバイン
ドテ―プも加熱硬化させる様な方法では、大がかりな設
備が必要となる。これは鉄心クランプ等がガラスバイン
ドテ―プに直に接触している個所では鉄心クランプ等の
熱容量が大きくこれらを加熱しない状態ではガラスバイ
ンドテ―プを加熱する熱が鉄心クランプ等より逃げてし
まいガラスバインドテ―プを加熱しにくくすることによ
る。よって設備的にも簡便で効率よくガラスバインドテ
―プを加熱し硬化させる方法が必要となる。
【0008】本発明の目的は大容量変圧器において分解
輸送する各単体の輸送サイズ、重量を大幅に低減すると
共に分解部分を極小化し、現地における上部ヨ―ク、上
部クランプ等のバインド組立作業が容易に行える分解輸
送変圧器の組立方法を得ることにある。 [発明の構成]
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、分解輸送され
た鉄心・巻線を現地にて再組立する際、鉄心に巻線を挿
入し上部ヨ―クを組立て、上部クランプで絶縁物を介し
て上部ヨ―クをはさみ固定し、ガラスバインドテ―プに
張力をかけながら上部ヨ―ク、上部ヨ―ク〜上部クラン
プ間絶縁物、上部クランプの周囲を巻きつけバインドす
る。ガラスバインドテ―プに張力をかけてバインドする
前後で、形状があまり変化しないガラスバインドテ―プ
の部分、あるいは、上部ヨ―ク、上部クランプ等の金属
物に接し、ガラスバインドテ―プを加熱硬化させるのに
金属物から熱が逃げ加熱しにくいガラスバインドテ―プ
の部分は、バインド前にあらかじめ張力をかけ加熱硬化
させておく。ガラスバインドテ―プの残りの部分、即ち
バインドする際屈曲しバインド前後で形状の変化する様
な部分は同様の張力をかけバインドした後に加熱硬化さ
せる。
【0010】
【作用】上記の組立方法によればバインド前後で形状が
あまり変化しないガラスバインドテ―プの部分あるい
は、上部クランプ、上部ヨ―ク等の金属物に接する様な
ガラスバインドテ―プの部分をバインド前に張力をかけ
加熱硬化させておくことで現地においてガラスバインド
テ―プを加熱硬化させねばならない箇所を極小化でき、
また必要部分のみ現地で加熱硬化させることで大規模な
設備を必要とせずかつ現地組立作業時間を短縮できる。
さらにガラスバインドテ―プの全ての部分は均一の張力
をかけ加熱硬化させることになるので高張力を持つガラ
スバインドテ―プでヨ―ク、クランプを一体化でき、す
ぐれた耐震性をもつ鉄心構造が得られる。
【0011】
【実施例】本発明の実施例を図1および図2により説明
する。
【0012】図1は上部ヨ―ク鉄心の断面を示し図2は
分解輸送変圧器の鉄心および巻線の組立構造の概略を示
す。分解輸送された巻線1および鉄心2は現地にて再組
立する際鉄心2に巻線1を挿入し上部ヨ―ク3を組立て
る。上部ヨ―ク3を組立てた後絶縁物4を介して上部ク
ランプ5で上部ヨ―ク3をはさみガラスバインドテ―プ
6でテ―プに張力をかけながらその周囲に密着させ巻き
つけ固定する。この際、図1中a部分の様にガラスバイ
ンドテ―プ6が上部ヨ―ク3あるいは上部クランプ5に
直に接触する部分、あるいは図1中b部分の様にバイン
ド前後でガラスバインドテ―プ6の形状があまり変化し
ない部分はあらかじめバインド前に張力をかけながら加
熱硬化させてしまう。残りの部分即ち図1中C部分はガ
ラスバインドテ―プ6を上部ヨ―ク3および上部クラン
プ5の周囲に密着させ巻きつけ一体化させたのち、張力
をかけながら加熱硬化させる。
【0013】図1中aおよびb部分のガラスバインドテ
―プ6をあらかじめバインド前に加熱硬化させておくこ
とで、ガラスバインドテ―プ6を加熱硬化させる現地で
の作業は例えば図1中C部分のみとなり、現地作業時間
の短縮を図ることができる。また、現地でのガラスバイ
ンドテ―プ6を加熱させるべき設備も加熱個所を極小化
することで大規模なものを不要とすることができる。
【0014】さらに、図1中C部分を加熱硬化させる際
はC部分と金属物の間に断熱性の絶縁物7をはさみ込ん
でおくことで、ガラスバインドテ―プ6に張力をかけた
ときに金属物の端辺部があたりガラスバインドテ―プ6
の損傷を防止すると共に、加熱したときに金属物に熱が
逃げる事を防止できる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば鉄心巻線を分解して輸送
し現地にて再組立を行う分解輸送変圧器の組立方法にお
いて上部ヨ―クおよび絶縁物および上部クランプをガラ
スバインドテ―プで密着バインドし一体化させ加熱硬化
させるのに、ガラスバインドテ―プ中、バインド前後に
形状があまり変化しない部分あるいは金属物に接し加熱
時金属物から熱が逃げ加熱しにくい部分は、あらかじめ
バインド前に張力を加え加熱硬化させておき、その他の
部分はバインドした後に張力をかけ加熱硬化させること
で、現地組立の作業時間を短縮でき、かつ、大規模な設
備を必要とせず効率よいガラスバインドテ―プ加熱硬化
作業を行える。
【0016】さらにガラスバインドテ―プ加熱硬化後
は、バインド時に均一の張力を全体にかけ硬化させたこ
とになるので、高張力をもつ均質のガラスバインドテ―
プとなり、ヨ―ク、クランプを一体化できすぐれた耐震
性をもつ鉄心構造を得られる。よって以上により現地組
立設備の簡略化と、現地組立時の品質の向上を計った分
解輸送変圧器の組立方法を得る事が出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明により鉄心同上をガラスバインドテ―プ
で巻きつけガラスバインドテ―プを加熱硬化させる状態
を示す断面図。
【図2】変圧器の中身の基本構成例を示す正面図。
【符号の説明】
1…巻線 2…鉄心 3…上部ヨ―ク 4…絶縁物 5…上部クランプ 6…ガラスバインドテ―プ 7…断熱性絶縁物 a…金属物に接するガラス
バインドテ―プ部分 b…金属物に接しないガラスバインドテ―プ部分 c…現地にて加熱硬化させるガラスバインドテ―プ部分

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心と巻線を分解して輸送し、現地で再
    組立を行う分解輸送変圧器の組立方法において、現地再
    組立時に、分解した鉄心ユニットを組立て、巻線を鉄心
    に挿入したのち上部ヨ―クおよび上部クランプを組立
    て、熱硬化性のガラスバインドテ―プにてその上部ヨ―
    クおよび上部クランプおよび上部継鉄〜上部クランプ間
    の絶縁物の少くとも1ケ所の周囲を張力をかけてバイン
    ドし、ガラスバインドテ―プを加熱硬化させ上記上部ヨ
    ―クおよび上部クランプおよび上部ヨ―ク〜上部クラン
    プ間絶縁物を一体化して締付け固定する組立工程からな
    り、上記ガラスバインドテ―プの加熱箇所で、バインド
    前後で形状があまり変化しない部分あるいは上部ヨ―ク
    ・上部クランプ等の金属物に接し加熱時金属物から熱が
    逃げ加熱しにくい部分はバインド前にあらかじめ張力を
    かけ加熱硬化させておき、その他の部分はバインド後に
    張力をかけ加熱硬化させたことを特徴とする分解輸送変
    圧器の組立方法。
JP195891A 1991-01-11 1991-01-11 分解輸送変圧器の組立方法 Expired - Lifetime JP2609765B2 (ja)

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