JP2747914B2 - 編地及び編地端部処理方法 - Google Patents
編地及び編地端部処理方法Info
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- JP2747914B2 JP2747914B2 JP63237175A JP23717588A JP2747914B2 JP 2747914 B2 JP2747914 B2 JP 2747914B2 JP 63237175 A JP63237175 A JP 63237175A JP 23717588 A JP23717588 A JP 23717588A JP 2747914 B2 JP2747914 B2 JP 2747914B2
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- needle
- knitted
- knitted fabric
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- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04B—KNITTING
- D04B1/00—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes
- D04B1/22—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes specially adapted for knitting goods of particular configuration
- D04B1/24—Weft knitting processes for the production of fabrics or articles not dependent on the use of particular machines; Fabrics or articles defined by such processes specially adapted for knitting goods of particular configuration wearing apparel
- D04B1/246—Upper torso garments, e.g. sweaters, shirts, leotards
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Outer Garments And Coats (AREA)
- Knitting Of Fabric (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、少なくとも2枚のニードルベッドで編成さ
れた筒状の或は前後複数枚の編地が、編成端部で連結さ
れた状態で編み終るようにした編地及び編地端部処理方
法に関する。
れた筒状の或は前後複数枚の編地が、編成端部で連結さ
れた状態で編み終るようにした編地及び編地端部処理方
法に関する。
筒状に編成された編地を用いて衣料品を作る場合、編
成した編地を適宜身丈に応じた長さに切断し、袖刳部,
襟刳部を切除し、肩部ラインを一体化し、該部に袖或い
は襟等を縫着し、ベストなどにあっては該部にテーピン
グを施すなどしていた。
成した編地を適宜身丈に応じた長さに切断し、袖刳部,
襟刳部を切除し、肩部ラインを一体化し、該部に袖或い
は襟等を縫着し、ベストなどにあっては該部にテーピン
グを施すなどしていた。
しかし、この手段によると袖刳部,襟刳部等の切除の
手間がかかるため、それを必要としない、予め所定の形
状に編地を編み上げる手法が考えられるが、これによっ
ても、最終的には肩部分の縫着等が必要になって来る。
手間がかかるため、それを必要としない、予め所定の形
状に編地を編み上げる手法が考えられるが、これによっ
ても、最終的には肩部分の縫着等が必要になって来る。
例えば、ベストの製作に際しては、丸編機で所定長に
編成された編地の袖刳部,襟刳部を切除し、肩の部分を
縫い付け、裾部分には裾ゴムを、また、袖刳部はパイピ
ングをリンキングで取り付けるなどの処理をしなければ
ならなかった。
編成された編地の袖刳部,襟刳部を切除し、肩の部分を
縫い付け、裾部分には裾ゴムを、また、袖刳部はパイピ
ングをリンキングで取り付けるなどの処理をしなければ
ならなかった。
本発明は、上記の点に鑑みて、横編機で筒状に、或い
は編成された編地の形状によっては前後複数枚に編成さ
れた編地を、編み終り端縁において一体化すると共に、
編み終り端縁にほつれ止めを行なうことを目的とする。
は編成された編地の形状によっては前後複数枚に編成さ
れた編地を、編み終り端縁において一体化すると共に、
編み終り端縁にほつれ止めを行なうことを目的とする。
請求項1の発明にあっては、少なくとも2枚のニード
ルベッドを有する横編機の、第1のニードルベッドで前
側編地を、第2のニードルベッドで後側編地をそれぞれ
編立てた編地において、前側編地の編み終り端コースの
ループと後側編地の編み終り端コースのループとが重ね
られており、該重ねられたループを通して編地両端から
中央部に向けた1ウェールずつの伏目により編地端部ラ
インを構成し、編地両端から中央部に向けた伏目の合致
点において、両伏目のループを通して1ウェール分のみ
数コースの編目を形成した。
ルベッドを有する横編機の、第1のニードルベッドで前
側編地を、第2のニードルベッドで後側編地をそれぞれ
編立てた編地において、前側編地の編み終り端コースの
ループと後側編地の編み終り端コースのループとが重ね
られており、該重ねられたループを通して編地両端から
中央部に向けた1ウェールずつの伏目により編地端部ラ
インを構成し、編地両端から中央部に向けた伏目の合致
点において、両伏目のループを通して1ウェール分のみ
数コースの編目を形成した。
請求項2の発明にあっては、フロントベッドとバック
ベッドとをその先頭部を対向して設けた横編機を用い、
フロントベッドの針で編成した編地最終コースのループ
と、バックベッドの針で編成した編地最終コースのルー
プとの何れか一方のループを対向するベッドの針に移
し、両編地最終コースの各ループを同一の針に重ねて係
止し、編地の両端部のそれぞれにおいて、端部の第1の
針とその内側の第2の針とによって、前記重ねた編地ル
ープに続く編地ループを編成し、第1の針のループを第
2の針のループに目移しし、両ループを重ね、次に上記
第2の針と、該第2の針の内側の第3の針とに給糸しル
ープを編成し、第2の針により編成したループを第3の
針に目移しし両ループを重ね、以下同様に2本の針によ
り編成したループのうち、外側のループを内側のループ
に重ね、これを最終端処理編成部まで行ない、最終端処
理編成部において、最終端処理編成部ループとその隣接
するウェールのループを重ね、該部において、若干コー
ス連続編成し、編地端縁を処理した。
ベッドとをその先頭部を対向して設けた横編機を用い、
フロントベッドの針で編成した編地最終コースのループ
と、バックベッドの針で編成した編地最終コースのルー
プとの何れか一方のループを対向するベッドの針に移
し、両編地最終コースの各ループを同一の針に重ねて係
止し、編地の両端部のそれぞれにおいて、端部の第1の
針とその内側の第2の針とによって、前記重ねた編地ル
ープに続く編地ループを編成し、第1の針のループを第
2の針のループに目移しし、両ループを重ね、次に上記
第2の針と、該第2の針の内側の第3の針とに給糸しル
ープを編成し、第2の針により編成したループを第3の
針に目移しし両ループを重ね、以下同様に2本の針によ
り編成したループのうち、外側のループを内側のループ
に重ね、これを最終端処理編成部まで行ない、最終端処
理編成部において、最終端処理編成部ループとその隣接
するウェールのループを重ね、該部において、若干コー
ス連続編成し、編地端縁を処理した。
本発明の実施例をベスト1の編成について、2枚ベッ
ドの横編機を用いた例により、図面と共に次に説明す
る。
ドの横編機を用いた例により、図面と共に次に説明す
る。
前後の上下にそれぞれニードルベッドを設けた4枚ベ
ッドの横編機により編成を行なった際には、編地端縁部
の処理は前後それぞれ1枚のベッドを使用すれば良いか
ら、前後それぞれにおいて適宜上下のベッドを選択して
用いれば良い。
ッドの横編機により編成を行なった際には、編地端縁部
の処理は前後それぞれ1枚のベッドを使用すれば良いか
ら、前後それぞれにおいて適宜上下のベッドを選択して
用いれば良い。
ベスト1を編成するには、胴部2を筒状に編成し、衿
刳部3,袖刳部4に至ったとき、左右前身頃5,6(第1図
向かって右側を左前身頃,向かって左側を右前身頃とす
る)はフロントベッドで、後身頃7はバックベッドで主
として編成し、左右前身頃5,6と後身頃7の編成が終了
した場合に、肩部ライン8,9において前後両身頃を重ね
合わせ、編地両側端から最終端処理編成部まで伏目を形
成することにより前後両身頃を綴じ合わせて編成を終了
する。
刳部3,袖刳部4に至ったとき、左右前身頃5,6(第1図
向かって右側を左前身頃,向かって左側を右前身頃とす
る)はフロントベッドで、後身頃7はバックベッドで主
として編成し、左右前身頃5,6と後身頃7の編成が終了
した場合に、肩部ライン8,9において前後両身頃を重ね
合わせ、編地両側端から最終端処理編成部まで伏目を形
成することにより前後両身頃を綴じ合わせて編成を終了
する。
第2図に示す編組織の例では、左右前身頃5,6、後身
頃7の編地をすべて平編組織により編成した例とし、左
右前身頃5,6をそれぞれ5本のウェールで、後身頃7を1
5本のウェールで編成した例としている。
頃7の編地をすべて平編組織により編成した例とし、左
右前身頃5,6をそれぞれ5本のウェールで、後身頃7を1
5本のウェールで編成した例としている。
次に、第2図に示す組織を2枚ベッドの横編機で編成
する例について説明する。第2図において太線で示した
組織は前身頃及び肩部ラインを、細線で示した組織は後
身頃をそれぞれ示す。
する例について説明する。第2図において太線で示した
組織は前身頃及び肩部ラインを、細線で示した組織は後
身頃をそれぞれ示す。
編成はベスト1の下部から開始する。このとき、裾ゴ
ム部分10は、それのみを適宜手段で編成したものをベス
ト1の編成後、適宜取り付けるようにしても、或いは、
裾ゴム部分10から胴部2にかけて連続して編成しても良
い。
ム部分10は、それのみを適宜手段で編成したものをベス
ト1の編成後、適宜取り付けるようにしても、或いは、
裾ゴム部分10から胴部2にかけて連続して編成しても良
い。
編成の順序を第3−1図乃至第3−20図に示す。胴部
2は、フロントベッドFの1本おきの針A,C,……a,c及
び、バックベッドBの1本おきの針d,b……D,Bによって
筒状に編成するが、左右前身頃部分5,6は、それぞれ左
前身頃5及び右前身頃6の部分のみをフロントベッドF
の針を用い、図示しない給糸部材により左右前身頃5,6
のそれぞれ別個に給糸して往復編成し、後身頃7は、後
身頃7の部分を同様に別途給糸して往復編成する。
2は、フロントベッドFの1本おきの針A,C,……a,c及
び、バックベッドBの1本おきの針d,b……D,Bによって
筒状に編成するが、左右前身頃部分5,6は、それぞれ左
前身頃5及び右前身頃6の部分のみをフロントベッドF
の針を用い、図示しない給糸部材により左右前身頃5,6
のそれぞれ別個に給糸して往復編成し、後身頃7は、後
身頃7の部分を同様に別途給糸して往復編成する。
今、胴部2の編成に続いて左前身頃5,右前身頃6,後身
頃7の編成が終了したとする。
頃7の編成が終了したとする。
第3−1図に示す如く、フロントベッドFの1本おき
の針A,C,E,G,Iによって右前身頃6を、フロントベッド
Fの針U,W,Y,a,c,によって左前身頃5を、バックベッド
Bの1本おきの針B,D,……b,dによって後身頃7をそれ
ぞれ編成していた。
の針A,C,E,G,Iによって右前身頃6を、フロントベッド
Fの針U,W,Y,a,c,によって左前身頃5を、バックベッド
Bの1本おきの針B,D,……b,dによって後身頃7をそれ
ぞれ編成していた。
即ち、第2図に示す如く、右前身頃6を編成するため
の糸11を、フロントベッドFの針A,C,……Iに給糸する
第1の給糸部材(図示せず)と、左前身頃5を編成する
ための糸12をフロントベットFの針U,W,……cに給糸す
る第2の給糸部材(図示せず)と、後身頃7を編成する
糸13を給糸するための第3の給糸部材(図示せず)との
少なくとも3台の給糸部材によって、左右前身頃5,6は
第1,第2の給糸部材により、後身頃7は第3の給糸部材
によりそれぞれ編成される。
の糸11を、フロントベッドFの針A,C,……Iに給糸する
第1の給糸部材(図示せず)と、左前身頃5を編成する
ための糸12をフロントベットFの針U,W,……cに給糸す
る第2の給糸部材(図示せず)と、後身頃7を編成する
糸13を給糸するための第3の給糸部材(図示せず)との
少なくとも3台の給糸部材によって、左右前身頃5,6は
第1,第2の給糸部材により、後身頃7は第3の給糸部材
によりそれぞれ編成される。
上記左右前身頃5,6の最終コースI及び後身頃7の最
終コースIIの編成が終了した以後の肩部ライン9の編成
を次に説明する。
終コースIIの編成が終了した以後の肩部ライン9の編成
を次に説明する。
上記左右前身頃5,6の最終コースIのループ14がフロ
ントベッドFの針A,C,……I、U,W,……cに係止し、後
身頃7の最終コースIIのループ15がバックベッドBの針
B,D,……b,dに係止した状態が、第3−1図に示すフロ
ントベッドF及びバックベッドBの針へのループの係止
状態で、同図はバックベッドBをフロントベッドFに対
して1ビッチ左に振り、フロントベッドFの針A,C,……
a,cとバックベッドBの針B,D,……b,dを対向させてい
る。
ントベッドFの針A,C,……I、U,W,……cに係止し、後
身頃7の最終コースIIのループ15がバックベッドBの針
B,D,……b,dに係止した状態が、第3−1図に示すフロ
ントベッドF及びバックベッドBの針へのループの係止
状態で、同図はバックベッドBをフロントベッドFに対
して1ビッチ左に振り、フロントベッドFの針A,C,……
a,cとバックベッドBの針B,D,……b,dを対向させてい
る。
そこでバックベッドBの針B,D,……b,dの後身頃のル
ープ15をフロントベッドFの針A,B,……a,cに移し(第
3−2図)後身頃7の最終コースIIのループ15と前身頃
の最終コースIのループ14とを重ねる。即ち、バックベ
ッドBから目移しされたバックベッドBの針B……J,V
……dに係止していたループ15は、上記フロントベット
Fの針A……I,U……cに係止していた前身頃の編地ル
ープ14と同一の針に係止することになる。
ープ15をフロントベッドFの針A,B,……a,cに移し(第
3−2図)後身頃7の最終コースIIのループ15と前身頃
の最終コースIのループ14とを重ねる。即ち、バックベ
ッドBから目移しされたバックベッドBの針B……J,V
……dに係止していたループ15は、上記フロントベット
Fの針A……I,U……cに係止していた前身頃の編地ル
ープ14と同一の針に係止することになる。
次にフロントベッドFの針A,Cのみ作動させて表目で
ニットし(第3−3図)、ループ16,17(第2図参照)
を形成し、フロントベッドFの針Aのループ16をバック
ベッドBの針Aに移し(第3−4図)、バックベッドB
を右に2ピッチラッキングし、バックベッドBの針Aが
フロントベッドFの針Cと対向する位置とし(第3−5
図)、バックベッドBの針Aのループ16をフロントベッ
ドFの針Cに移す(第3−6図)。この目移しによりフ
ロントベッドFの針Cにはループ16,17を係止すること
になる。
ニットし(第3−3図)、ループ16,17(第2図参照)
を形成し、フロントベッドFの針Aのループ16をバック
ベッドBの針Aに移し(第3−4図)、バックベッドB
を右に2ピッチラッキングし、バックベッドBの針Aが
フロントベッドFの針Cと対向する位置とし(第3−5
図)、バックベッドBの針Aのループ16をフロントベッ
ドFの針Cに移す(第3−6図)。この目移しによりフ
ロントベッドFの針Cにはループ16,17を係止すること
になる。
次にフロントベッドFの針a,cのみ作動させて表目で
ニットし(第3−7図)、ループ18,19(第2図参照)
を形成し、フロントベッドFの針cのループ18をバック
ベッドBの針cに移し(第3−8図)、バックベッドB
を左に2ピッチラッキングし、バックベッドBの針cが
フロントベッドFの針aと対向する位置とし(第3−9
図)、バックベッドBの針cのループ18をフロントベッ
ドFの針aに移す(第3−10図)。この目移しによりフ
ロントベッドFの針aにはループ18,19を係止すること
になる。
ニットし(第3−7図)、ループ18,19(第2図参照)
を形成し、フロントベッドFの針cのループ18をバック
ベッドBの針cに移し(第3−8図)、バックベッドB
を左に2ピッチラッキングし、バックベッドBの針cが
フロントベッドFの針aと対向する位置とし(第3−9
図)、バックベッドBの針cのループ18をフロントベッ
ドFの針aに移す(第3−10図)。この目移しによりフ
ロントベッドFの針aにはループ18,19を係止すること
になる。
上記の第3−3図から第3−10図までの工程を第2図
の例においては5回繰り返すことによって肩部ライン8,
9における前後身頃の一体化を終了し、後身頃7の衿端
部分20の処理が未了の状態となる。右前身頃6の肩部ラ
イン9の処理を終了した糸は、ループ21,22を形成して
フロントベッドFの針Kに係止し、左前身頃5の肩部ラ
イン8の処理を終了した後は、ループ23,24を形成して
フロントベッドFの針Sに係止している。
の例においては5回繰り返すことによって肩部ライン8,
9における前後身頃の一体化を終了し、後身頃7の衿端
部分20の処理が未了の状態となる。右前身頃6の肩部ラ
イン9の処理を終了した糸は、ループ21,22を形成して
フロントベッドFの針Kに係止し、左前身頃5の肩部ラ
イン8の処理を終了した後は、ループ23,24を形成して
フロントベッドFの針Sに係止している。
次に、後身頃7の衿端縁部分20の処理を行なう。編地
の両端から伏目を形成して来た場合、その両側からの伏
目が合体するウェールが必然的に生ずる。その位置を最
終端処理編成部M(第1図に図示)とし、本実施例では
フロントベッドFの針Sの位置としている。
の両端から伏目を形成して来た場合、その両側からの伏
目が合体するウェールが必然的に生ずる。その位置を最
終端処理編成部M(第1図に図示)とし、本実施例では
フロントベッドFの針Sの位置としている。
フロントベッドFの針K,Mによって表目の編成を行な
い、それぞれの針K,Mにループ25,26を係止し(第3−11
図)、前記針Kのループ25を対向する位置にあるバック
ベッドBの針Kに移し(第3−12図)、バックベッドB
を右に2ピッチラッキングし(第3−13図)、バックベ
ッドBの針Kのループ25をフロントベッドFの針Mに移
す(第3−14図)。これにより、前記針Mにはループ2
5,26が係止される。
い、それぞれの針K,Mにループ25,26を係止し(第3−11
図)、前記針Kのループ25を対向する位置にあるバック
ベッドBの針Kに移し(第3−12図)、バックベッドB
を右に2ピッチラッキングし(第3−13図)、バックベ
ッドBの針Kのループ25をフロントベッドFの針Mに移
す(第3−14図)。これにより、前記針Mにはループ2
5,26が係止される。
次にフロントベッドの針M,Oによって前記同様表目の
編成を行ない、以下、前記同様にこれを3回繰り返し、
フロントベッドの針Qによりループ27を作り(第3−15
図)、同針Qのループ27を対向する位置にあるバックベ
ッドBの針Qに移し(第3−16図)、バックベッドBを
右に2ピッチラッキングし、フロントベッドFの針Sと
バックベッドBの針Qとを対向させ(第3−17図)、バ
ックベッドBの針Qのループ27をフロントベッドFの針
Sに係止しているループ23,24に重ねて係止する(第3
−18図)。これにより後身頃7の衿端縁部20の端部処理
は終了し、フロント,バック両ベッドの針でループを係
止している針は、フロントベッドFの針Sのみとなる。
しかし、このままでは、編目のランバックを防止するこ
とができない。そこで、フロントベッドの針Sに給糸す
ることによって、針Sにより網目28,29,……を数回繰り
返し編成する(第3−19図,第3−20図)。
編成を行ない、以下、前記同様にこれを3回繰り返し、
フロントベッドの針Qによりループ27を作り(第3−15
図)、同針Qのループ27を対向する位置にあるバックベ
ッドBの針Qに移し(第3−16図)、バックベッドBを
右に2ピッチラッキングし、フロントベッドFの針Sと
バックベッドBの針Qとを対向させ(第3−17図)、バ
ックベッドBの針Qのループ27をフロントベッドFの針
Sに係止しているループ23,24に重ねて係止する(第3
−18図)。これにより後身頃7の衿端縁部20の端部処理
は終了し、フロント,バック両ベッドの針でループを係
止している針は、フロントベッドFの針Sのみとなる。
しかし、このままでは、編目のランバックを防止するこ
とができない。そこで、フロントベッドの針Sに給糸す
ることによって、針Sにより網目28,29,……を数回繰り
返し編成する(第3−19図,第3−20図)。
上記繰り返し編成により得られた連続するループ28,2
9,……は、本発明での唯一の手作業により始末される。
9,……は、本発明での唯一の手作業により始末される。
上記の実施例は、ベストの編成について開示したが、
横編機で前後2枚に、或いは筒状に編成された編地の端
部処理であれば、如何なる製品でも可能で、例えば、
枕,クッションの側地等の袋体の製造に際して用いるこ
とができる。
横編機で前後2枚に、或いは筒状に編成された編地の端
部処理であれば、如何なる製品でも可能で、例えば、
枕,クッションの側地等の袋体の製造に際して用いるこ
とができる。
本発明によれば、少なくとも2枚のベッドを有する横
編機により、筒状或いは2枚重ねに編成された前後の編
地をその編み終り端縁において一体化すると共に、目止
めを同時にな行なうことができるために、横編機により
衣料等を作るとき、予め衣料等の製品に対応した形に編
地を成形して編み上げておけば、その編み終り端におい
て、前後2枚の編み地を一体化し、目止めも行なえるの
で、不縫製により製品を作ることができ、従来必ず行な
われていた編地の切除,リンキング或いは縫着等の手段
を全く必要としなくなる。
編機により、筒状或いは2枚重ねに編成された前後の編
地をその編み終り端縁において一体化すると共に、目止
めを同時にな行なうことができるために、横編機により
衣料等を作るとき、予め衣料等の製品に対応した形に編
地を成形して編み上げておけば、その編み終り端におい
て、前後2枚の編み地を一体化し、目止めも行なえるの
で、不縫製により製品を作ることができ、従来必ず行な
われていた編地の切除,リンキング或いは縫着等の手段
を全く必要としなくなる。
第1図は本発明方法により編成されたベストの正面図,
第2図は編地の組織図、第3−1図乃至第3−20図は、
前後のニードルベッドの各針に係止する編地のループの
状態を工程順に示す説明図である。 1……ベスト,5……左前身頃, 6……右前身頃,7……後身頃, 8,9……肩部ライン,20……襟端縁部分, F……フロントベッド,B……バックベッド
第2図は編地の組織図、第3−1図乃至第3−20図は、
前後のニードルベッドの各針に係止する編地のループの
状態を工程順に示す説明図である。 1……ベスト,5……左前身頃, 6……右前身頃,7……後身頃, 8,9……肩部ライン,20……襟端縁部分, F……フロントベッド,B……バックベッド
Claims (2)
- 【請求項1】少なくとも2枚のニードルベッドを有する
横編機の、第1のニードルベッドで前側編地を、第2の
ニードルベッドで後側編地をそれぞれ編立てた編地にお
いて、前側編地の編み終り端コースのループと後側編地
の編み終り端コースのループとが重ねられており、該重
ねられたループを通して編地両端から中央部に向けた1
ウェールずつの伏目により編地端部ラインを構成し、編
地両端から中央部に向けた伏目の合致点において、両伏
目のループを通して1ウェール分のみ数コースの編目を
形成したことを特徴とする編地。 - 【請求項2】フロントベッドとバックベッドとをその先
頭部を対向して設けた横編機を用い、フロントベッドの
針で編成した編地最終コースのループと、バックベッド
の針で編成した編地最終コースのループとの何れか一方
のループを対向するベッドの針に移し、両編地最終コー
スの各ループを同一の針に重ねて係止し、編地の両端部
のそれぞれにおいて、端部の第1の針とその内側の第2
の針とによって、前記重ねた編地ループに続く編地ルー
プを編成し、第1の針のループを第2の針のループに目
移しし、両ループを重ね、次に上記第2の針と、該第2
の針の内側の第3の針とに給糸しループを編成し、第2
の針により編成したループを第3の針に目移しし両ルー
プを重ね、以下同様に2本の針により編成したループの
うち、外側のループを内側のループに重ね、これを最終
端処理編成部まで行ない、最終端処理編成部において、
最終端処理編成部ループとその隣接するウェールのルー
プを重ね、該部において、若干コース連続編成してなる
編地端部処理方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63237175A JP2747914B2 (ja) | 1988-09-21 | 1988-09-21 | 編地及び編地端部処理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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