JP5905221B2 - 編地の接合方法、および編地 - Google Patents

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Description

本発明は、横編機を用いて、針床の長手方向に第一編地部と第二編地部とを左右に並べて編成し、両編地部の境界部を挟んだ編目同士を接合する編地の接合方法、およびその接合方法により編成された部分を有する編地に関する。
横編機でVネックベストを無縫製で編成する場合、一つの給糸口で裾から筒状に身頃を編成し、複数の給糸口を追加してアームホールとVネックに開口部を形成し、左右の肩部分において前身頃と後身頃の終端の編目同士を接合する。肩の接合に関しては、前後身頃に対向して並ぶ編目を伏目処理することが示されている(特許文献1参照)。
図3は、Vネックベスト(編地)1の概略図である。この図3に示すVネックベスト1の前身頃3の中央部は開いており、右前身頃3Rと左前身頃3Lとに分かれている。右前身頃3Rと後身頃2とは右肩接合部6Rで、左前身頃3Lと後身頃2とは左肩接合部6Lで接合されている。このVネックベスト1を編成する方法として、図4に例示するように、後身頃2と右前身頃3Rと左前身頃3Lとを編幅方向の左右に並べて編成する方法が挙げられる。
図4に示す編成では、まずVネックベスト1のアームホールの下端までは折り返し編成により各身頃2,3R,3Lを編成する。当該下端より上では、それぞれ別々の給糸口を用いた折り返し編成により各身頃2,3R,3Lを編成する。また、アームホールの上端の位置からは、順次編幅を減らす引き返し編成を行ない、右前身頃3Rの右前引き返し部4R、左前身頃3Lの左前引き返し部4L、および後身頃2の右後引き返し部5Rと左後引き返し部5Lを形成する。最後に、右前引き返し部4Rと右後引き返し部5Rとを伏目処理にて接合すると共に、左前引き返し部4Lと左後引き返し部5Lとを伏目処理にて接合する。つまり、図4中の矢印で示すような形で編目同士をその境界部に近い編目から順次伏目処理して、図3のVネックベスト1を完成させる。
特開平2−91254号公報
前記伏目処理では、編目の目移しを行なって重ね目を形成することが行なわれる。その形成された重ね目は、伏目処理として新たな編目が形成されて順次編針から払われていく。残った他の編目はその編目自身が伏せられるまで、重ね目となる編目に近づいていくための目移しが繰り返される。つまり、右前引き返し部4Rと左前引き返し部4Lの編幅方向の外側に位置する編目ほど、伏目処理されるまでの間に目移しされる回数が多くなる。その結果、目移しを繰り返す過程で、糸切れなどの損傷が生じる恐れがある。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、針床の左右に並んだ状態の編地部を接合する際に、糸切れなどの編糸の損傷が生じ難い編地の接合方法を提供することにある。また、本発明の別の目的は、本発明編地の接合方法で編成された部分を有する編地を提供することにある。
本発明編地の接合方法は、少なくとも前後一対の針床と、これら針床に編糸を給糸する第一給糸口および第二給糸口と、を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、前記第一給糸口を用いて編成される第一編地部と、前記第一編地部の編幅方向に並列して前記第二給糸口を用いて編成される第二編地部とを、それらの境界部に近い側から順次、接合する編地の接合方法である。この本発明編地の接合方法では、前記第一給糸口を用いて、前記境界部近傍に位置する前記第一編地部の一部の編目と前記第二編地部の一部の編目が係止される編針を含む前後の針床の編針に袋編みを行なって、両編地部の一部を接合した後、次の工程α〜γを繰り返す。そして、その繰り返しの途中、少なくとも1回、前記第一給糸口を用いて、前記第一編地部のウエール方向に続く新たな編目列を形成する引き返し編成を行なうことを特徴とする。
[工程α]…袋編みによって形成された全ての編目、および前記第一編地部の全ての編目を前記第二編地部側に移動させ、袋編みによって形成された編目の一部と、前記第二編地部の編目の一部と、を重ね合わせる。
[工程β]…前記第一編地部の全ての編目を前記第二編地部側に移動させ、前記第一編地部の編目の一部と、袋編みによって形成された編目の一部と、を重ね合わせる。
[工程γ]…前記第一給糸口を用いて、前記工程αによって形成された重ね目と、前記工程βによって形成された重ね目を両端部とする袋編みを行なう。
ここで、工程α〜γの繰り返しの途中に第一編地部の引き返し部の編成を何回行なうかは、引き返し部によって形成する傾斜の角度をどの程度とするかによって適宜選択すると良い。例えば、工程α〜γを行なうごとに、第一編地部の引き返し部を編成しても良いし、工程α〜γを複数回行なうごとに、第一編地部の引き返し部を編成しても良い。また、第一編地部の引き返し部を編成するタイミングは特に限定されないが、後述する実施形態1に示すように、工程α,βを行なった後であって、工程γの前とすることが好ましい。
本発明編地の接合方法の一形態として、前記工程αと前記工程βで編目を移動させる際、袋編みによって形成された編目は、前記第一編地部と前記第二編地部の表側に重ねることが好ましい。ここで、第一編地部と第二編地部の表側とは、出来上がった編地を着用したときに編地の表側となる方である。この点については実施形態2に詳しく記載する。
本発明編地の接合方法の一形態として、前記第一編地部と前記第二編地部の各々を両面編みで編成することが好ましい。ここで、両面編みとは、前針床の一針置きの編針と後針床の一針置きの編針に交互に編目を形成する第一編成と、その第一編成に使用しなかった前針床と後針床の編針に交互に編目を形成する第二編成と、を交互に繰り返す編成のことである。もちろん、第一編地部と第二編地部は、平編みで編成しても良いし、リブ編みで編成しても良い。
本発明編地は、少なくとも前後一対の針床と、これら針床に編糸を給糸する複数の給糸口と、を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて編成された編地であり、ウエール方向の上方に向かうに従い順次編幅が狭くなる引き返し部を有する第一編地部と、第二編地部と、これら第一編地部と第二編地部をウエール方向の下方から順次、接合する接合部と、を備える編地である。この本発明編地の前記第一編地部における引き返し部と前記接合部は、共通する編糸で編成され、前記第二編地部は、前記第一編地部の編糸とは異なる編糸で編成され、前記接合部は、前記第一編地部における引き返し部の少なくとも一部を編成するごとに袋編みによって形成されていることを特徴とする。
本発明編地の接合方法によれば、引き返し部を有する第一編地部と、第二編地部と、が袋編みによって接合された本発明編地を編成することができる。この本発明編地の接合方法では、第一編地部と第二編地部との接合の際、第二編地部を動かさず、第一編地部を第二編地部に向かって(境界部に向かって)移動させ、両編地部を接合している。しかも、第一編地部と第二編地部の接合の途中で、引き返し編成により第一編地部の引き返し部を形成していくので、同じ編目に対する目移しの回数が減少する。その結果、目移しによる編糸の損傷の可能性を大幅に低減できる。
本発明編地の接合方法において、袋編みによって形成された編目を、第一編地部と第二編地部の表側に重ねることで、袋編みされた部分と両編地部との境界の位置の見栄えを向上させることができる。
本発明編地の接合方法において、第一編地部と第二編地部を両面編みで編成することで、厚みを持ちながら、確りとした見栄えの良い編地を編成することができる。
実施形態1に示す編地の接合方法に係る編成工程図である。 図1の編成工程に従って編成されたVネックベストの肩接合部の部分拡大写真を示す図である。 前開きのVネックベストの概略図である。 図3のVネックベストを編成する従来方法の手順を示す概略図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。実施形態に記載の編成は、左右方向に延び、かつ前後方向に互いに対向する下部前針床(FB)と下部後針床(BB)、およびこれらFBとBBの上方に設けられる上部前針床と上部後針床を備える4枚ベッド横編機を用いた編成例を説明する。なお、使用する横編機は、2枚ベッド横編機やトランスファージャックベッドを備える2枚ベッド横編機であっても良い。これら2枚ベッド横編機の場合、隣接する編目間を空針とする針抜き編成を行なうと良い。
<実施形態1>
本実施形態では、図3に示すVネックベスト1における右肩接合部6Rと左肩接合部6Lの形成に本発明編地の接合方法を適用した例を説明する。ここで、既に説明したように、図4に示す従来の編成手順においては引き返し部4R,4L,5R,5Lを全て編成した後に伏目処理による接合を行なっていた。これに対して、本発明編地の接合方法では、接合を開始する前に、後身頃2の引き返し部5R,5Lは編成しておくが、右前身頃3Rと左前身頃3Lの引き返し部4R,4Lはまだ編成しないでおく。当該引き返し部4R,4Lは、接合を行ないながら編成する。以下、左前身頃(第一編地部)3Lと、後身頃(第二編地部)2との接合について、図1を参照して説明する。なお、右前身頃3Rと後身頃2との接合については、図1と同様に行なえば良いので説明を省略する。
図1の「S+数字」は編成工程の番号、黒点はFBとBBに備わる編針、A〜VはFBとBBの編針の位置を示し、一点鎖線X−Xは第一編地部3Lと第二編地部2の境界部を示す。また図1では、各編成工程で実際に編成された編目もしくは目移しされた編目を示す。なお、上部前針床と上部後針床の編針は、編目の目移しの際に利用されるのみであるので、図示しない。
S1,S2では、給糸口(第一給糸口)8を用いて左前身頃(第一編地部)3Lを両面編みで編成する様子が示されている。両面編みとは、FBの一針置きの編針とBBの一針置きの編針に交互に編目を形成する第一編成(S1参照)と、その第一編成に使用しなかったFBとBBの編針に交互に編目を形成する第二編成(S2参照)と、を交互に繰り返すことである。ここで、後身頃(第二編地部)2は、引き返し部5Lまで編成が終了しているものとする。この引き返し部5Lも、S1においてFBとBBの両方に係止されるように両面編みで編成されたものである。
次のS3,S4では、第一編地部3Lと第二編地部2の引き返し部5Lの境界部X近傍に位置する第一編地部3Lの一部の編目が係止される編針と第二編地部5Lの編目が係止される編針を含むFBとBBの編針を用いて袋編みを行なう。具体的には、S3において、第一給糸口8を紙面右方向に移動させ、BBの編針J,Kに係止される第二編地部2の引き返し部5Lの編目と、BBの編針L,Mに係止される第一編地部3Lの編目に続く新たな編目を形成する。さらに、S4において第一給糸口8を紙面左方向に移動させ、FBの編針M,Lに係止される第一編地部3Lの編目と、FBの編針K,Jに係止される第二編地部2の引き返し部5Lの編目に続く新たな編目を形成する。
S5では、FBの編針J〜VとBBの編針J〜Vに係止される袋編みされた部分(接合部6L)の編目と第一編地部3Lの編目を、第二編地部2側に向かって一針分ずつ移動させる。その結果、FBの編針Iに重ね目61が形成され、BBの編針Iに重ね目62が形成される。このS5は、本発明編地の接合方法における一回目の工程αに相当する。
なお、図面上、編目の移動は矢印のみで示しているが、実際には上部針床とラッキングを利用する。例えば、FBの編針に係止される編目をその隣の編針に移動させる場合、当該編目を一旦、上部後針床(BU)に目移しし、BUをラッキングさせた後、BUにある編目をFBに目移しする。
S6では、FBの編針M〜UとBBの編針M〜Uに係止される第一編地部3Lの編目を、第二編地部2側に向かって一針分ずつ移動させる。その結果、FBの編針Lに重ね目63が形成され、BBの編針Lに重ね目64が形成される。このS6は、本発明編地の接合方法における一回目の工程βに相当する。
S7,S8では、S5において形成した重ね目61,62と、S6において形成した重ね目63,64を両端として袋編みを行なう。このS7,S8は、本発明編地の接合方法における一回目の工程γに相当する。
S9では、S5と同様に、FBの編針I〜TとBBの編針I〜Tに係止される袋編みされた部分(接合部6L)の編目と第一編地部3Lの編目を、第二編地部2側に向かって一針分ずつ移動させる。その結果、FBの編針HとBBの編針Hに重ね目61,62が形成される。このS9は、本発明編地の接合方法における二回目の工程αに相当する。
S10では、S6と同様に、FBの編針L〜SとBBの編針L〜Sに係止される第一編地部3Lの編目を、第二編地部2側に向かって一針分ずつ移動させる。その結果、FBの編針KとBBの編針Kに重ね目63,64が形成される。このS10は、本発明編地の接合方法における二回目の工程βに相当する。
S11,S12では両面編みによって第一編地部3Lに続く新たな編目列を編成する。具体的には、第一給糸口8を紙面右方向に移動させ、BBの編針L,N,P,RとFBの編針M,O,Qに交互に編目を形成し、次いで第一給糸口8を紙面左方向に移動させ、FBの編針R,P,N,LとBBの編針Q,O,Mに交互に編目を形成する。この新たな編目列は、図4における左前引き返し部(第1編地部の引き返し部)4Lの一部となる。
S13,S14では、S9において形成した重ね目61,62と、S10において形成した重ね目63,64を両端として袋編みを行なう。このS13,S14は、本発明編地の接合方法における二回目の工程γに相当する。
なお、本実施形態では、袋編みによる接合を二回行なうごとに、引き返し部4Lの形成を一回行なったが、接合と引き返し部4Lの編成の比率は、引き返し部4Lの傾斜をどの程度とするかによって適宜選択すると良い。例えば、接合を一回行なうごとに、引き返し部4Lの形成を一回行なっても良い。あるいは、接合を三回以上行なうごとに、引き返し部4Lの形成を一回行なっても良い。
以降は、第一編地部3Lと第二編地部2とを袋編みにより接合することと、第一編地部3Lの引き返し部4Lを編成していくことと、を繰り返す。ここで、S14が終了した時点で、S5,S6,S9,S10で目移しを行なった編目は全てFBとBBから外されている。つまり、S14の時点でFBとBBに係止されている編目は全て、一度も目移しがされていない編目となる。そのため、S14以降に接合するために編目の目移しを行なっても、その目移しされる編目を構成する編糸が切れ難い。
以上説明した編地の接合方法により形成したVネックベスト1の肩接合部6Lの部分拡大写真を図2に示す。図2に示すように、第一編地部3Lの引き返し部4Lと、第二編地部2の引き返し部5Lとが、袋編みにより形成された肩接合部(接合部)6Lにより接合されている。この接合部6Lは、図1を参照して説明したように、第一編地部3Lの引き返し部4Lを構成する編糸と共通の編糸であり、第二編地部2の引き返し部5Lを構成する編糸とは異なる編糸で編成されている。
<実施形態2>
実施形態2では、袋編みによって形成される編目が全て編地の表側に配置されるようにする本発明編地の接合方法を説明する。
実施形態1の図1のS6では、袋編みされた部分を動かさずに第一編地部3Lを動かして重ね目63,64を形成しているため、この重ね目63,64の表側(即ち、Vネックベスト1の表側)に袋編みによって形成された編目が配置される。これに対して、図1のS5では、第二編地部2を動かさずに袋編みによって形成された編目を動かして重ね目61,62を形成しているため、この重ね目61,62の裏側(即ち、Vネックベスト1の裏側)に袋編みによって形成された編目が配置される。これら重ね目61〜64における重なり方を、袋編みによって形成された編目がVネックベスト1の表側となるように統一することで、左肩接合部(接合部)6Lの見栄えを向上させることができる。
上述したように重なり方を統一させるには、図1のS5を次のように変更すれば良い。まず、FBの編針Iに係止される第二編地部2の編目、FBの編針J〜Mに係止される袋編みによって形成された編目、およびFBの編針N〜Vに係止される第一編地部3Lの編目を上部後針床に預ける。次いで、第二編地部2の編目だけを上部後針床に残して、残りの編目をFBの編針I〜Uに目移しする。その後、上部後針床に残しておいた第二編地部2の編目をFBの編針Iに目移しする。その結果、FBの編針Iにおいて、袋編みによって形成された編目が表側(即ち、Vネックベスト1の表側)に配置された重ね目61が形成される。なお、BBに係止される編目については、編目を預ける針床を上部前針床に変更して上述したFBに係止される編目の場合と同様に行なう。
<実施形態3>
実施形態1,2では、接合する第一編地部と第二編地部の双方に、傾斜を有する引き返し部が形成されていた。しかし、第二編地部に傾斜を有する引き返し部が無くても、本発明編地の接合方法を適用することができる。その場合、例えば図1のS1において、FBとBBの編針A〜Kに係止される第二編地部2を傾斜のないフラットなものとし、以降の編成は図1と同様に行なえば良い。
なお、本発明の実施形態は上述した実施形態に限定されるわけではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜変更することができる。例えば、第一編地部と第二編地部は、平編みで編成しても良いし、リブ編みで編成しても良い。ここで、平編みの場合、第一編地部と第二編地部がFBまたはBBのいずれか一方にのみ係止された状態である。そのため、第一編地部と第二編地部を最初に繋ぐ袋編みにおいて、空針に掛け目を形成することを行なう。
1 Vネックベスト
2 後身頃(第二編地部)
3 前身頃
3R 右前身頃 3L 左前身頃(第一編地部)
4R 右前引き返し部 4L 左前引き返し部(第一編地部の引き返し部)
5R 右後引き返し部 5L 左後引き返し部(第二編地部の引き返し部)
6R 右肩接合部 6L 左肩接合部(接合部)
61〜64 重ね目
8 第一給糸口

Claims (3)

  1. 少なくとも前後一対の針床と、これら針床に編糸を給糸する第一給糸口および第二給糸口と、を備え、前後の針床間で編目の目移しが可能な横編機を用いて、前記第一給糸口を用いて編成される第一編地部と、前記第一編地部の編幅方向に並列して前記第二給糸口を用いて編成される第二編地部とを、それらの境界部に近い側から順次、接合する編地の接合方法において、
    前記第一給糸口を用いて、前記境界部近傍に位置する前記第一編地部の一部の編目と前記第二編地部の一部の編目が係止される編針を含む前後の針床の編針に袋編みを行なって、両編地部の一部を接合した後、
    袋編みによって形成された全ての編目、および前記第一編地部の全ての編目を前記第二編地部側に移動させ、袋編みによって形成された編目の一部と、前記第二編地部の編目の一部と、を重ね合わせる工程αと、
    前記第一編地部の全ての編目を前記第二編地部側に移動させ、前記第一編地部の編目の一部と、袋編みによって形成された編目の一部と、を重ね合わせる工程βと、
    前記第一給糸口を用いて、前記工程αによって形成された重ね目と、前記工程βによって形成された重ね目を両端部とする袋編みを行なって、前記第一編地部と前記第二編地部とを接合する工程γと、
    を繰り返し、
    この繰り返しの途中、少なくとも1回、前記第一給糸口を用いて、前記第一編地部のウエール方向に続く新たな編目列を形成する引き返し編成を行なうことを特徴とする編地の接合方法。
  2. 前記工程αと前記工程βで編目を移動させる際、袋編みによって形成された編目は、前記第一編地部と前記第二編地部の表側に重ねることを特徴とする請求項1に記載の編地の接合方法。
  3. 前記第一編地部と前記第二編地部の各々を両面編みで編成することを特徴とする請求項1または2に記載の編地の接合方法。
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