JP2747858B2 - 成形方法 - Google Patents

成形方法

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JP2747858B2
JP2747858B2 JP3435092A JP3435092A JP2747858B2 JP 2747858 B2 JP2747858 B2 JP 2747858B2 JP 3435092 A JP3435092 A JP 3435092A JP 3435092 A JP3435092 A JP 3435092A JP 2747858 B2 JP2747858 B2 JP 2747858B2
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coil spring
cavity
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molded article
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高宏 原田
安弘 住田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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  • Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は樹脂製の成形品のボデ
ィとコイルバネとを一体化する成形方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、成形品からなるボディにコイルバ
ネを組込む場合、図7に示すように、成形装置の金型の
固定側3と可動側1間に区画形成されたキャビティ4内
にゲート2を介し樹脂を注入してボディ5を成形した
後、突き出しピン7を上動させ、図8に示すように、ボ
ディ5を取り出していた。
【0003】しかる後、図9に示すコイルバネ6をボデ
ィ5の円筒状のボス部5aに組込むには、組立ロボット
(図示せず)にてコイルバネ6を把握して所定位置に移
動し、図10に示すように、ボディ5のボス部5aの外
周に嵌合して組込んでいた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の方法
では成形装置のほかに組立ロボットをも必要とし、設備
面でコストがかかるという課題があった。また、ボディ
5を成形する工程と、これとは別途独立したコイルバネ
6を組込む工程との2つの工程を要し、製造が煩雑であ
り、かつ組立ミスが生ずるおそれがある、という課題が
あった。
【0005】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、金型内にてコイルバネ
を容易に組込むことができるようにし、組立工程、設備
を簡略化し得る成形方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明では、成形品と
コイルバネとを一体化する方法において、コイルバネ
(6)の内部にその内径と略同じ外径の弾性体(9)
配する工程と、ついで、前記コイルバネ(6)および弾
性体(9)の一部が成形用金型のキャビティ(4)の一
部に位置するように配置する工程と、前記キャビティ
(4)に樹脂を注入し、前記弾性体(9)およびコイル
バネ(6)の前記一部を成形品と一体化してしまう工程
と、しかる後、型開きにおいて前記成形品を突き出しピ
(7)により突き出す工程とにて構成し、上記目的を
達成している。
【0007】
【作用】上記のように、本発明では、弾性体9とコイル
バネ6を予め一体化しておき、それを金型内に設ける。
そして、樹脂を注入して成形品を成形した時、弾性体
9、コイルバネ6の一部を成形品中に埋設してしまい、
コイルバネ6と成形品とを一体成形してしまうようにし
ている。したがって、コイルバネ6を装着するための別
途の組立ロボット設備や、その工程等を不用とすること
ができる。
【0008】
【実施例】図1ないし図6は本発明の一実施例を示す。
このうち、図1は本発明の実施例における最終工程を示
すものであり、図中1は成形装置である金型の固定側、
2はそのゲート、3は金型の可動側、4はそのキャビテ
ィ、5はキャビティ4を介し成形されたボディ、9はボ
ディ5に一部が埋設された略円柱状の例えばウレタンゴ
ムの如き弾性体であって、コイルバネ6が組込まれるボ
ス部としての役割りをなすものである。また、7,8は
可動側3の上面から出没自在な第1,第2の突き出しピ
ンで、成形されたボディ5を突き出し、取り出すための
ものである。
【0009】なお、第1の突き出しピン7の上部に段部
が形成され、その先端部は、コイルバネ6の内径と略同
径の小径部7aが形成され、この小径部7aはコイルバ
ネ6の内部に挿入可能となっている。また、小径部7a
以外の大径部、つまり、突き出しピン7の本体はコイル
バネ6の外径と略同径となって、上記段部がコイルバネ
6と当接可能となっている。
【0010】しかして、本発明ではボディ5を成形後、
型開きしてボディ5を金型から取り出す際に、既にコイ
ルバネ6がボディ5に装着されていることに特徴を有し
ている。
【0011】すなわち、製造にあたっては、まず、図2
に示すように、可動側3の第1の突き出しピン7を若干
下方の所定位置に下げておき、この突き出しピン7が摺
動自在となっているガイド穴10の空間部分に、手また
はロボットなどにより、コイルバネ6の内径と略同じ径
の弾性体9をコイルバネ6の内部に挿入して両者を一体
化させたものを挿入しておく。
【0012】この場合、弾性体9の上部はコイルバネ6
の上端から僅かに突出している。また、コイルバネ6の
上部はキャビティ4の底面から若干突出している。換言
すると、このように、弾性体9、コイルバネ6がキャビ
ティ底面から突出する所定の位置に、突き出しピン7は
後退させられており、その小径部7aはコイルバネ6内
に挿入され、弾性体9を保持し、かつコイルバネ6は突
き出しピン7の段部によって保持されている。そして、
この状態で、ゲート2を介しキャビティ4内に樹脂を注
入して成形する。
【0013】図3は上記成形工程を示す。図4は図3に
おけるA部の詳細を示すもので、キャビティ4内に樹脂
を注入すると、その圧力により、弾性体9がたわんで変
形し、コイルバネ6の隙間に入り樹脂のくい切りをす
る。
【0014】成形完了後、図5に示すように、第1,第
2の突き出しピン7,8を上動させ、成形された所定形
状のボディ5をキャビティ4から突き出して押し上げ
る。この場合、弾性体9とコイルバネ6の上部はボディ
5に埋設されている。そして、さらに第2の突き出しピ
ン8でボディ5を押し上げて、図1に示したように、ボ
ディ5を取り出す。図6は取り出されたボディ5の一例
の斜視図である。
【0015】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、金型内で
ボディ5の成形完了後、ボディ5の取り出し時に、コイ
ルバネ6をボディ5に弾性体9と共に組込んでしまうよ
うにしているため、従来のようにコイルバネ6を組込む
ためのロボット設備が不要となり、設備費のコストダウ
ンを達成し得る。また、組立工程が簡略化でき、かつ容
易にコイルバネ6をボディ5に組込むことができる、と
いった効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる成形方法の一実施例であって、
成形品であるボディにコイルバネが組込まれて金型から
取り出された状態の断面図を示す。
【図2】本発明の一実施例で、ボディ成形前の金型の要
部断面図を示す。
【図3】同上実施例で、キャビティへの樹脂注入状態の
説明図。
【図4】図3中のA部分の拡大図。
【図5】本発明の型開き工程の説明図。
【図6】コイルバネをボディに組込んだ一例の斜視図を
示す。
【図7】従来例の金型の要部断面図。
【図8】従来の成形方法の工程図。
【図9】コイルバネの側断面図。
【図10】従来の成形方法によってボディにコイルバネ
を組込んだ側断面図。
【符号の説明】 1 固定側 2 ゲート 3 可動側 4 キャビティ 5 ボディ 6 コイルバネ 7 突き出しピン 8 突き出しピン 9 弾性体 10 ガイド穴

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形品とコイルバネとを一体化する方法
    において、コイルバネ(6)の内部にその内径と略同じ
    外径の弾性体(9)を配する工程と、ついで、前記コイ
    ルバネ(6)および弾性体(9)の一部が成形用金型の
    キャビティ(4)の一部に位置するように配置する工程
    と、前記キャビティ(4)に樹脂を注入し、前記弾性体
    (9)およびコイルバネ(6)の前記一部を成形品と一
    体化してしまう工程と、しかる後、型開きにおいて前記
    成形品を突き出しピン(7)により突き出す工程とによ
    り、成形品(5)とコイルバネ(6)とを一体化するこ
    とを特徴とした成形方法。
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