JP3777232B2 - インサート金型 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、インサート金型に係り、特に、微小な部品をインサート成形する際に利用されるインサート金型に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来から一般的に利用されているこの種のインサート金型100は、図4で示すように、上下動する上型部101及び固定された下型部102からなり、内部に部品1を収容するキャビティ103を有している。そこで、キャビティ103内にインサート部品1(図5参照)を装填した後、上型部101と下型部102とを型締めし、ランナー104を介してキャビティ103内に溶融樹脂を供給する。その結果、部品1と溶融樹脂とが一体となり、図6に示すような成型品Sが金型100内で作り出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来のインサート金型100は、上述したように構成されているため、次のような課題が存在していた。すなわち、従来のインサート金型100において、キャビティ103は、部品1を収容できる程度の大きさに形成され、部品1の周囲に所望のクリアランスCを設けている。このクリアランスCが無いと部品1をキャビティ103内に装填できないばかりか、上型部101と下型部102とを型締めする際の圧力により、部品1は押し潰されることになる。従って、部品1とキャビティ壁面103aとの間には所望のクリアランスCが必要となる。しかしながら、溶融樹脂をキャビティ103内に充填した際、部品1を取り囲むように形成されたクリアランスCの存在により、部品1がキャビティ103内で踊ることになり、成型品Aにバリが多発する原因となるばかりか、部品1の位置ずれが引き起こされる結果になる。
【0004】
本発明は、上述の課題を解決するためになされたもので、特に、高品位の外観をもった成型品を作り出し、成型品の寸法精度を高めるようにしたインサート金型を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係る本発明のインサート金型は、第1の金型部に設けられた第1のキャビティ部と第2の金型部に設けられた第2のキャビティ部との協働により形成されたキャビティ内に部品を収容してインサート成形をするためのインサート金型において、
第1の金型部内には、第2のキャビティ部を形成する一壁面に対峙して配置され、第2のキャビティ部の一壁面に部品を押し付けて部品をキャビティ内で保持する部品押圧手段が設けられ、
部品押圧手段は、
第1の金型部内に設けられると共に部品の押圧方向に延在したガイド孔内に配置されて、ガイド孔に沿って移動すると共に型閉じ時において第2のキャビティ部に臨む位置で部品の押圧面に当接する先端面をもつ筒形状のスリーブ部材であり、部品の押圧方向に延在する可動部材と、
第1の金型部内に設けられた皿ばねであり、スリーブ部材のヘッド部を付勢する位置に配置されたばね部材と、
可動部材の中央で長手方向に延在する貫通孔内に挿入されて第1の金型部に固定されると共に部品の押圧方向に延在してスリーブ部材の移動を案内するピン部材であり、円筒形状の部品のシャフト部及びこのシャフト部に付随する鍔部を形成するために、ピン部材の先端面は、スリーブ部材の先端面から離間すると共に凹部を有する固定部材と、を備えたことを特徴とする。
【0006】
このインサート金型においては、第1の金型部と第2の金型部とを型開きした状態で、第2のキャビティ部内に部品を装填し、その後に型締めする。型締めした際、部品は、第2のキャビティ部の一壁面に対峙して配置された部品押圧手段により、第2のキャビティ部の一壁面に押し付けられる。このように、部品は第2のキャビティ部の一壁面に押し付けられることで、部品の周囲にクリアランスが発生している場合でも、キャビティ内で部品が確実に保持される。従って、溶融樹脂をキャビティ内に充填した際、部品がキャビティ内で踊ることがなく、成型品にバリが発生し難く、キャビティ内で部品の位置ずれが引き起こされることもない。
【0007】
更に、ばね部材の弾性力を介して、可動部材の先端面を部品の押圧面に押し当てることで、部品は、ばね部材の付勢力をもって第2のキャビティ部の一壁面に押し付けられる。すなわち、第2のキャビティ部に臨む位置で、可動部材の先端面は部品の押圧面に当接するので、第2のキャビティ部の一壁面に部品が押し付けられる際、第1の金型部に設けられたガイド孔に沿って、可動部材は、ばね部材のばね力に抗して後退し、部品は、可動部材によりキャビティ内で保持されることになる。従って、型閉じする際、先ず、可動部材の先端面が部品の押圧面に当接し、部品を第2のキャビティ部の一壁面に押し付けて、キャビティ内で部品を保持しつつ、第1の金型部と第2の金型部との型閉じは完了する。このような構成を有することで、部品の周囲に発生するクリアランスにより部品の位置ずれが発生せず、型締めの際、第1の金型部が部品に衝突することがなく、部品に「傷」や「欠け」等が発生することもない。そして、部品の押圧面と可動部材の先端面とが密に接触することで、部品の押圧面にバリが発生することもなくなる。
【0008】
更に、固定部材を可動部材の貫通孔内に挿入した状態で、この固定部材を第1の金型部に固定させることで、固定部材は、可動部材の移動に追従することなく、第1の金型部の移動に追従する。そして、固定部材の先端面を第1キャビティ部の一部にすることで、固定部材の先端面で、所望形状のものを部品に一体成形させることができる。
【0009】
更に、キャビティ内で位置ずれを起こし易い微細な円筒形状部品でも、インサート部品として利用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、図面と共に本発明によるインサート金型の好適な実施形態について詳細に説明する。
【0011】
図1は、本発明に係るインサート金型を示す断面図であり、図2は、図1に示したインサート金型の要部を示す断面図である。これら図面に示すインサート金型2は、可動側金型部をなす上金型部(第1の金型部)3と、固定側金型部をなす下金型部(第2の金型部)4とを備え、これらは、図示しない射出成型機内に組み込まれている。上金型部3は、上下方向に駆動すると共に、キャビティAの上側の一部を構成する上側キャビティ部(第1のキャビティ部)5を有し、下金型部4は、所定の据付け台上に固定される基台部6と、この基台部6の上面で左右に分割開閉するスライド駒7とからなる。
【0012】
下金型部4は、キャビティAの下側の一部を構成する下側キャビティ部(第2のキャビティ部)8を有し、基台部6には、下側キャビティ部8の一部を構成する基台側キャビティ部9が設けられている。図3に示すように、スライド駒7には、下側キャビティ部8の一部を構成する分割キャビティ部10が設けられ、スライド駒7は、左右に分割して開閉する構成を有している。このようなスライド駒7を利用することで、磁性材からなる円筒形部品1の周方向を分割キャビティ部10の壁面で包囲することができ、部品1の周面と分割キャビティ部10の壁面との間のクリアランスCを限りなく小さくすることができる。そして、スライド駒7の分割形式により、部品1(図5参照)を下金型部4に装填したり、成型品S(図6参照)を下金型部4から取り出すのが容易になる。
【0013】
このインサート金型1は、カメラのシャッタ等のモータに内蔵させる成型品としての揺動型回転子Sを製造するための射出成型用金型であり、図6に示すように、回転子Sは、磁性材からなる磁性体11と、磁性体11に一体成形した樹脂部分30とからなる。この樹脂部分30は、円筒状の磁性体11の上下端から突出するシャフト部23A,23Bと、磁性体11の周面から突出して、図示しないシャッタの開閉レバーを駆動させる作動アーム24とからなり、シャフト部23A,23Bと作動アーム24とは一体化が図られている。
【0014】
図1及び図2に示すように、樹脂によるインサート成形を行う際、下金型部4の下側キャビティ部8内には、マグネットになる前の未着磁状態にある磁性体11としての円筒状インサート部品1が装填されている。この部品1は、直径4mm、長さ5mm程度の極めて小さなものであり、インサート成形時に下側キャビティ部8内で確実に保持される必要がある。
【0015】
そこで、上金型部3には、下側キャビティ部8の一部を形成する底壁面8aに対して部品1を上方から押し付ける部品押圧手段12が内蔵され、この部品押圧手段12は、部品1の押圧方向(上下方向)に延在したガイド孔13に沿って摺動する可動部材としての円筒状スリーブ部材14を有ている。このスリーブ部材14は、ガイド孔13と略同じ外形をなす直径5mm程度のスリーブ本体部14aと、このスリーブ本体部14aの頂部に設けられたヘッド部14bとからなる。このヘッド部14bは、ガイド孔13の拡張部13a内に収容され、拡張部13aの上壁面とヘッド部14bの上端面との間には、ばね部材の一例である皿ばね15が挿入されている。また、拡張部13aの下壁面とヘッド部14bの下端面との間には、ワッシャ部材16が配置され、皿ばね15の付勢力により、ヘッド部14bはワッシャ部材16に押し付けられている。なお、このワッシャ部材16の厚さを変えることで、ヘッド部14bの高さ位置を任意に調整することができる。
【0016】
図2に示すように、スリーブ本体部14aの先端面14cは、型閉じ時において下側キャビティ部8の上部開口に臨む位置にあり、部品1の押圧面(上端面)1aと対峙している。従って、皿ばね15の付勢力により、型開き時において、スリーブ本体部14aの先端面14cは、上金型部3のパーティング面17から突出し(二線鎖線参照)、型閉じ時において、先端面14cは、部品1の押圧面1aに押し当てられることになる。すなわち、型閉じの際、先ず、スリーブ部材14の先端面14cが部品1の押圧面(上端面)1aに当接し、部品1の当接面(下端面)1dを下側キャビティ部8の底壁面8aに密に押し当てて、部品1をキャビティA内で保持しつつ、型閉じを完了させる。
【0017】
このような型閉じを実行することで、下側キャビティ部8の壁面と部品1の周面との間で発生するクリアランスCにより、部品1の位置ずれが発生せず、しかも、型締めの際、上金型部3が部品1に衝突せず、部品1に「傷」や「欠け」等が発生することもない。また、キャビティA内に溶融樹脂を充填した際、部品1がキャビティA内で踊ることがなく、成型品S(図6参照)にバリが発生し難く、キャビティA内で部品1の位置ずれが引き起こされることもない。そして、型締め完了時において、スリーブ部材14の先端面14cが、部品1の押圧面1aと密に接触することで、スリーブ部材14の先端面14cと部品1の押圧面1aとの間に、溶融樹脂が入り込むことがなく、この部分でのバリの発生を阻止することができる。
【0018】
図1及び図2に示すように、部品押圧手段12は、スリーブ部材14の中央で長手方向に延在する貫通孔14d内に挿入させた固定部材としての細長い直径3mm程度のピン部材18を有している。このピン部材18の上端が上金型部3に固定されることで、ピン部材18は、スリーブ部材14の移動に追従することなく、上金型部3の移動に追従し、スリーブ部材14は、ピン部材18で案内させるように上下動する。また、ピン部材18の下端には、上側キャビティ部5の一部をなす先端面18aが形成されている。この先端面18aには凹部19が設けられ、この凹部19により、部品1の押圧面1aから突出するシャフト部23A(図6参照)が形成される。
【0019】
この凹部19は、部品1の軸孔1b(図5参照)の上部開口を塞ぐようにして配置され、ピン部材18の先端面18aがスリーブ部材14の先端面14cから上方に離間することによって、シャフト部23Aに付随する鍔部23a(図6参照)が形成される。この鍔部23aの外形は、スリーブ部材14の貫通孔14dの先端の径により規制されている。そして、凹部19の周囲を取り囲むように、スリーブ部材14の先端面14cはピン部材18の先端面18aから突出している。従って、射出成型時において、スリーブ部材14の先端面14cは部品1の押圧面(上端面)1aに押し付けられるので、この部分に溶融樹脂が入り込むことがなく、結果的に、鍔部23aでバリが発生せず、バリの無いシャフト部23Aを作り出すことができる。また、下金型部4の底壁面8aには、部品1の軸孔1bの下部開口を塞ぐように凹部25が形成され、この凹部25の周囲を取り囲むように、底壁面8aが形成されている。従って、底壁面8aに部品1の当接面(下端面)1dが押し付けられるので、この部分に溶融樹脂が入り込むことがなく、この部分でのバリの発生を阻止することができ、バリの無いシャフト部23Bを作り出すことができる。
【0020】
なお、符号20は、基台部6の底壁面8aから立設させたガイドピンであり、このガイドピン20は、部品1に形成された窪み部1cと合致させることで、部品1を下金型部4に対して確実に位置決めすることができる。また、符号21は、射出成型後に成型品Sを下金型部4から分離させるためのエジェクターピンである。
【0021】
次に、前述した構成のインサート金型2に基づき、樹脂によるインサート成形について説明する。
【0022】
先ず、図3に示すように、上金型部3を上昇させつつスライド駒7を左右に開き、ガイドピン20に部品1の窪み部1cを合わせるようにして、下金型部4内に部品1を装填する。その後、上金型部3を下降させながらスライド駒7を閉じる。このとき、図2に示すように、上金型部3のパーディング面17から突出したスリーブ本体部14aの先端面14cが、先ず部品1の押圧面1aに当接し、この部品1が、皿ばね15の付勢力により、下側キャビティ部8の底壁面8aに押し付けられ続ける。そして、上側キャビティ部5と下側キャビティ部8との協働でキャビティAが形成された時点で、部品1は、キャビティA内で確実に保持され、インサート成形の準備が整う。
【0023】
その後、ゲート22からキャビティA内に溶融樹脂を注入し、キャビティA内で部品1と溶融樹脂とを一体成形することで、図6に示すような成型品としての回転子Sがインサート金型2内で成形されることになる。このとき、溶融樹脂は、凹部25に入り込むと共に、部品1の軸孔1bを介して凹部19まで達し、凹部19,25を利用することで、部品1にシャフト部23A,23B及び鍔部23a,23bが一体成形される。そして、鍔部23aの周囲において、スリーブ部材14の先端面14cと部品1の押圧面1aとが密に接触しているので、この接触部分に溶融樹脂が入り込むことがなく、結果的に、鍔部23aでのバリの発生が抑制される。同様に、底壁面8aと部品1の当接面1dとが密に接触し、この間に溶融樹脂が入り込むことがなく、結果的に、鍔部23bでのバリの発生が抑制される。
【0024】
その後、インサート金型2内で樹脂を冷却固化させた後、上金型部3を上昇させながらスライド駒7を開く。このとき、エジェクタピン21で成型品Sを突き上げて、下金型部4から成型品Sを分離させる。その後、図示しないロボットハンドにより成型品Sをピックアップして、所定のパレット(図示せず)まで搬送する。このようにして、未着磁状態の回転子Sの製造プロセスが完了する。その後の作業としては、回転子Sの磁性材部品1を着磁させてマグネットにする工程があり、この工程を経ることで、回転子Sはモータに組み込める製品となる。
【0025】
【発明の効果】
本発明によるインサート金型は、以上のように構成されているため、次のような効果を得る。すなわち、第1の金型部に設けられた第1のキャビティ部と第2の金型部に設けられた第2のキャビティ部との協働により形成されたキャビティ内に部品を収容してインサート成形をするためのインサート金型において、
第1の金型部内には、第2のキャビティ部を形成する一壁面に対峙して配置され、第2のキャビティ部の一壁面に部品を押し付けて部品をキャビティ内で保持する部品押圧手段が設けられ、
部品押圧手段は、第1の金型部内に設けられると共に部品の押圧方向に延在したガイド孔内に配置されて、ガイド孔に沿って移動すると共に型閉じ時において第2のキャビティ部に臨む位置で部品の押圧面に当接する先端面をもつ筒形状のスリーブ部材であり、部品の押圧方向に延在する可動部材と、第1の金型部内に設けられた皿ばねであり、スリーブ部材のヘッド部を付勢する位置に配置されたばね部材と、可動部材の中央で長手方向に延在する貫通孔内に挿入されて第1の金型部に固定されると共に部品の押圧方向に延在してスリーブ部材の移動を案内するピン部材であり、円筒形状の部品のシャフト部及びこのシャフト部に付随する鍔部を形成するために、ピン部材の先端面は、スリーブ部材の先端面から離間すると共に凹部を有する固定部材と、を備えることにより、部品がキャビティ内で踊ることがなく、成型品にバリが発生し難く、高品位の外観をもった成型品を作り出すことができる。そして、キャビティ内での部品の位置ずれが起きないことに起因して、成型品の寸法精度を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインサート金型の一実施形態を示す断面図である。
【図2】図1に示したインサート金型の要部を示す断面図である。
【図3】図1に示したインサート金型の下金型部を示す斜視図である。
【図4】従来のインサート金型を示す断面図である。
【図5】カメラのシャッタに使われるモータ用の回転子に組み込まれているインサート部品の一例を示す斜視図である。
【図6】図5に示されたインサート部品の適用によって作り出される揺動型回転子の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
A…キャビティ、1…部品、1a…部品の押圧面、2…インサート金型、3…上金型部(第1の金型部)、4…下金型部(第2の金型部)、5…上側キャビティ部(第1のキャビティ部)、8…下側キャビティ部(第2のキャビティ部)、8a…底壁面(一壁面)、12…部品押圧手段、13…ガイド孔、14…スリーブ部材(可動部材)、14b…スリーブ部材のヘッド部、14c…スリーブ部材(可動部材)の先端面、14d…貫通孔、15…皿ばね(ばね部材)、18…ピン部材(固定部材)、18a…ピン部材(固定部材)の先端面、19…凹部、23A…シャフト部、23a…鍔部

Claims (1)

  1. 第1の金型部に設けられた第1のキャビティ部と第2の金型部に設けられた第2のキャビティ部との協働により形成されたキャビティ内に部品を収容してインサート成形をするためのインサート金型において、
    前記第1の金型部内には、前記第2のキャビティ部を形成する一壁面に対峙して配置され、前記第2のキャビティ部の前記一壁面に前記部品を押し付けて前記部品を前記キャビティ内で保持する部品押圧手段が設けられ、
    前記部品押圧手段は、
    前記第1の金型部内に設けられると共に前記部品の押圧方向に延在したガイド孔内に配置されて、前記ガイド孔に沿って移動すると共に型閉じ時において前記第2のキャビティ部に臨む位置で前記部品の押圧面に当接する先端面をもつ筒形状のスリーブ部材であり、前記部品の押圧方向に延在する可動部材と、
    前記第1の金型部内に設けられた皿ばねであり、前記スリーブ部材のヘッド部を付勢する位置に配置されたばね部材と、
    前記可動部材の中央で長手方向に延在する貫通孔内に挿入されて前記第1の金型部に固定されると共に前記部品の押圧方向に延在して前記スリーブ部材の移動を案内するピン部材であり、円筒形状の前記部品のシャフト部及びこのシャフト部に付随する鍔部を形成するために、前記ピン部材の先端面は、前記スリーブ部材の先端面から離間すると共に凹部を有する固定部材と、を備えたことを特徴とするインサート金型。
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