JP2745850B2 - 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法 - Google Patents

数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法

Info

Publication number
JP2745850B2
JP2745850B2 JP3066486A JP6648691A JP2745850B2 JP 2745850 B2 JP2745850 B2 JP 2745850B2 JP 3066486 A JP3066486 A JP 3066486A JP 6648691 A JP6648691 A JP 6648691A JP 2745850 B2 JP2745850 B2 JP 2745850B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control
data
sampling
automatic adjustment
program
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3066486A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04302306A (ja
Inventor
浩輝 松本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP3066486A priority Critical patent/JP2745850B2/ja
Priority to DE4210091A priority patent/DE4210091A1/de
Priority to US07/860,314 priority patent/US5285378A/en
Publication of JPH04302306A publication Critical patent/JPH04302306A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2745850B2 publication Critical patent/JP2745850B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B19/00Programme-control systems
    • G05B19/02Programme-control systems electric
    • G05B19/18Numerical control [NC], i.e. automatically operating machines, in particular machine tools, e.g. in a manufacturing environment, so as to execute positioning, movement or co-ordinated operations by means of programme data in numerical form
    • G05B19/414Structure of the control system, e.g. common controller or multiprocessor systems, interface to servo, programmable interface controller
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/33Director till display
    • G05B2219/33119Servo parameters in memory, configuration of control parameters
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05BCONTROL OR REGULATING SYSTEMS IN GENERAL; FUNCTIONAL ELEMENTS OF SUCH SYSTEMS; MONITORING OR TESTING ARRANGEMENTS FOR SUCH SYSTEMS OR ELEMENTS
    • G05B2219/00Program-control systems
    • G05B2219/30Nc systems
    • G05B2219/36Nc in input of data, input key till input tape
    • G05B2219/36518Selection of calibration program as function of parameter to be calibrated

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は工作機械等の軸を制御す
る数値制御装置に係わり、特にサーボまたは主軸モータ
ドライブシステムの制御パラメータを自動的に調整、設
定する機能を備えたことを特徴とする数値制御装置、数
値制御システム及び制御パラメータの自動調整方法に関
する。また、制御パラメータの特徴量判定基準の変更方
法及び複数の調整条件がある場合の特徴量の総合判定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】図32は従来の数値制御装置およびサー
ボまたは主軸モータドライブシステムの機能ブロック構
成図と、サーボまたは主軸モータドライブシステムの制
御パラメータを調整する際の構成を示したものである。
1cは数値制御装置、2cはサーボまたは主軸モータを
制御するサーボまたは主軸アンプであり、3はサーボま
たは主軸アンプ2cにより駆動制御されるモータ、4は
モータの位置及び速度を検出する検出器である。6cは
数値制御装置1cの各機能を統括して制御する制御部、
7cは加工プログラムよりモータの位置または速度の指
令値を生成する位置・速度指令生成部、8cはサーボま
たは主軸モータドライブシステムの制御パラメータを保
存する制御パラメータ記憶部、10cはサーボまたは主
軸アンプ2cと数値制御装置1cとのインタフェースで
あり、これを介して数値制御装置1bはサーボまたは主
軸アンプ2cに位置・速度指令等の指令や制御パラメー
タ等の情報を伝達し、さらにサーボまたは主軸アンプ2
cからの各種データを受け取る。5は操作ボード、11
は操作ボード5と数値制御装置1cとの入出力を制御す
る入出力制御部である。25はCRT画面であり数値制
御装置の内部データを表示する。26はキーボードであ
り、キー入力したデータは入出力制御部11を介して数
値制御装置2cに伝達される。28は数値制御装置1c
とサーボまたは主軸アンプ2cとのインターフェースで
あり、これを介してサーボまたは主軸アンプ2cは位置
・速度等の指令や制御パラメータ等の情報を受けとり、
さらにサーボまたは主軸アンプ2c内のデータを数値制
御装置1cに伝達する。27はモータ駆動制御部であ
り、モータや機械の位置、速度等やモータに流れる電流
等を制御する。40は調整用に使用されるD/Aコンバ
ータであり、サーボまたは主軸アンプ2c内のデジタル
情報をアナログ情報に変換して出力する。41は調整用
に使用されるシンクロスコープであり、オペレータはD
/Aコンバータ40とシンクロスコープ41を用いてサ
ーボまたは主軸アンプ2c内の内部データをモニターで
きる。
【0003】図33はオペレータが制御パラメータを調
整する手順を示したフローチャートである。ステップS
81においてオペレータは操作ボード5のCRT画面2
5の表示により制御パラメータの初期設定を確認し、ス
テップS82において調整に必要な情報を得るために、
テスト運転を行う。ステップS83においてオペレータ
はテスト運転中、操作ボード5のCRT画面25に表示
されるデータ、またはD/Aコンバータ40によりデジ
タル・アナログ変換されたサーボまたは主軸アンプ2c
内のデータをシンクロスコープ41の波形によりモニタ
ーし、これを基にステップS84において制御パラメー
タが適当かの判断を行う。適当と判断した場合は調整を
終了するが、不適当の場合はステップS85にて制御パ
ラメータの変更値をキーボード26より入力し、再度ス
テップS82〜S84の手順を制御パラメータが適当と
判断できるまで繰り返す。
【0004】いま、位置指令における調整のやり方の例
として図34について説明する。図34(a)の位置指
令(i)に対して、サーボは(ii)(iii)(i
v)のように応答が遅れる。制御パラメータの設定が悪
いと(iv)のように応答が遅く、これを調整するため
オペレータは速度ループゲインを上げるが、ゲインをあ
まり上げすぎると応答は(ii)のように良くなるが図
34(b)に示すように振動が発生する。オペレータは
この振動発生をシンクロスコープ41で見ながら、振動
が発生しない最大ゲインを設定する。このようにして設
定されたゲインでの応答は図34(a)の(iii)と
なる。
【0005】数値制御装置におけるサーボまたは主軸の
調整項目としは、速度ループ制御系、位置ループ制御系
他があり、また主軸の調整項目としては速度ループ制御
系、オリエント、C軸制御他がある。更に、例えばサー
ボの速度ループ制御系の制御パラメータとして速度ルー
プゲイン、速度進み補償、機械共振抑制フィルタ中心周
波数他があり、これ以外の調整項目も複数の制御パラメ
ータから構成されている。
【0006】別の分野では、制御量の自動調整(オート
チューニング)の方法が提案されている。例えば、特開
平2−83703はプロセス制御システムにおけるPI
D(比例、積分、微分)制御またはPI制御で、PID
またはPI制御要素の制御パラメータのオートチューニ
ングに関するものである。これは制御パラメータを常時
監視し、このフィードバック値が基準値と差が出たとき
にオートチューニング機能を動作させ、調整量をファジ
ー推論により演算させるものである。しかし、工作機械
の数値制御装置等における制御パラメータは据え付け時
または機械系の経時変化等で精度が出なくなった時に調
整すればよく、常時オートチューニングする必要はな
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のサーボまたは主
軸モータドライブシステムの制御パラメータの調整作業
は以上のように行われているので、D/Aコンバータや
シンクロスコープなどの測定装置が必要である。さらに
1台の数値制御装置には調整の対象となるサーボまたは
主軸モータドライブシステムが複数あり、さらに各サー
ボまたは主軸モータドライブシステムにおいても制御パ
ラメータが複数ある。このように調整の対象となる制御
パラメータは非常に多く、さらに制御パラメータ同士が
互いに影響しあい制御パラメータ間の関連が複雑な場合
が多く、調整には熟練したオペレータが必要となる。ま
た、熟練者による調整でも制御パラメータの変更には明
確なデータにより変更値が算出されるわけではなく、試
行錯誤的に変更して行く場合が多い。このため、調整に
多くの時間を要し、調整の結果に個人差が生じることも
避けられない。
【0008】この発明は上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、D/Aコンバータやシンクロス
コープなどの測定装置が不要であるとともに、熟練者以
外の制御パラメータの調整に精通していない者にも個人
差なく制御パラメータの調整が行えるものを得るととも
に、オートチューニングの対象が将来あるいは出荷後変
更、追加される要求に応えるため、数値制御装置自体や
コンピュータ自体を取り替えることなくオートチューニ
ングプログラム、テスト運転プログラムを追加、変更で
るきようにすることを目的とする。
【0009】また、本発明は現場における工作機械の据
え付け、調整時における調整履歴、結果を格納、保存す
ることによって、この保存されたオートチューニングデ
ータを集大成して、より簡単な標準化されたオートチュ
ーニング装置の開発を可能にすることを目的とする。
【0010】また、本発明はオートチューニングプログ
ラムで設定された特徴量の判定基準を機械等に合わせて
変更できる方法を提供することを目的とする。
【0011】更にまた、本発明は一つの制御パラメータ
でも複数の調整条件がある場合、各調整条件での制御パ
ラメータの特徴量を算出し、それらの特徴量を総合的に
判定できる方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】第1の発明における数値
制御装置は、サーボまたは主軸の制御パラメータを自動
で調整する自動調整手段を備え、上記自動調整手段を、
上記サーボまたは主軸の状態量データを測定する測定手
段と、オペレータに自動調整させる制御パラメータを選
択させるため、自動調整可能な制御パラメータを複数表
示する表示手段と、この表示手段に表示された自動調整
可能な制御パラメータのうち、自動調整を希望する制御
パラメータを選択入力する入力手段と、上記制御パラメ
ータに対応したサーボまたは主軸の状態量をサンプリン
グデータとして取り込むためのデータの種類、サンプリ
ング時間を予め設定してある複数の自動調整プログラム
および複数のテスト運転プログラムと、上記入力手段に
て選択された制御パラメータに対応する自動調整プログ
ラムを選択する自動調整システム制御部と、この自動調
整システム制御部にて選択された自動調整プログラムに
従って上記測定手段にて測定された上記状態量データを
サンプリングデータとして設定および格納を制御するデ
ータサンプリング制御部と、上記データサンプリング制
御部の制御により上記サンプリングデータを格納するサ
ンプリングデータ記憶部と、上記自動調整プログラムに
より選択されたテスト運転プログラムにより上記サーボ
または主軸をテスト運転するとともに、上記データサン
プリング制御部の制御により読み込まれたサンプリング
データから特徴量を演算し、演算された上記特徴量から
制御パラメータの設定値が適当か否かの判断を行い、不
適当な場合には制御パラメータの設定値を変更して、上
記テスト運転、サンプリングデータ保存、特徴量の演
算、演算された特徴量から制御パラメータが適当か否か
の判断を再度行い、所望する制御パラメータの設定値に
なるまでこれらの動作を繰返す自動調整制御部とを有す
る構成としたものである。
【0013】また、第2の発明における数値制御システ
ムは、サーボまたは主軸の制御パラメータを自動で調整
する自動調整手段を備えた数値制御システムにおいて、
上記自動調整手段を、上記サーボまたは主軸の状態量デ
ータを測定する測定手段と、オペレータに自動調整させ
る制御パラメータを選択させるため、自動調整可能な制
御パラメータを複数表示する表示手段と、この表示手段
に表示された自動調整可能な制御パラメータのうち、自
動調整を希望する制御パラメータを選択入力する入力手
段と、上記制御パラメータに対応したサーボまたは主軸
の状態量をサンプリングデータとして取り込むためのデ
ータの種類、サンプリング時間を予め設定してある複数
の自動調整プログラムおよび複数のテスト運転プログラ
ムと、上記入力手段にて選択された制御パラメータに対
応する自動調整プログラムを選択する自動調整システム
制御部と、この自動調整システム制御部にて選択された
自動調整プログラムに従って上記測定手段にて測定され
た上記状態量データをサンプリングデータとして設定お
よび格納を制御するデータサンプリング制御部と、上記
データサンプリング制御部の制御により上記サンプリン
グデータを格納するサンプリングデータ記憶部と、上記
自動調整プログラムにより選択されたテスト運転プログ
ラムにより上記サーボまたは主軸をテスト運転するとと
もに、上記データサンプリング制御部の制御により読み
込まれたサンプリングデータから特徴量を演算し、演算
された上記特徴量から制御パラメータの設定値が適当か
否かの判断を行い、不適当な場合には制御パラメータの
設定値を変更して、上記テスト運転、サンプリングデー
タ保存、特徴量の演算、演算された特徴量から制御パラ
メータが適当か否かの判断を行い、所望する制御パラメ
ータの設定値になるまでこれらの動作を繰返す自動調整
制御部とを有する構成するとともに、数値制御装置と通
信手段にて接続される外部コンピュータを備え、この外
部コンピュータに上記自動調整手段の一部の機能を負担
させたものである。
【0014】第3の発明の数値制御装置または数値制御
システムは、上記第1または第2の発明において、自動
調整された制御パラメータの調整履歴、調整後の制御パ
ラメータを保存する制御パラメータ記憶手段を備えたも
のである。
【0015】第4の発明のサーボまたは主軸の制御パラ
メータを自動調整する方法は、自動調整モードを起動さ
せる段階と、自動調整する制御パラメータをCRT等の
表示手段またはキーボード等の入力手段から選択する段
階と、選択された制御パラメータに対応した自動調整プ
ログラムとテスト運転プログラムを自動選択、起動させ
る段階、起動されたテスト運転プログラムによりサーボ
または主軸をテスト運転し、自動調整プログラムで設定
された取り込むデータの種類、サンプリング時間でサン
プリングデータを取り込む段階と、取り込まれたサンプ
リングデータから特徴量を演算し、演算された特徴量か
ら制御パラメータが適当か判断する段階と、制御パラメ
ータが不適当と判断した場合、制御パラメータの設定値
を変更して、データの取り込み、特徴量の算出の段階を
繰り返す段階からなる。
【0016】第5の発明のサーボまたは主軸の制御パラ
メータを自動調整する方法は、上記第4の発明におい
て、制御パラメータが適当と判断した場合、その結果を
表示する段階、この結果が表示された後、判定基準変更
プログラムまたは入力手段により制御パラメータの設定
値が変更された場合、この変更された制御パラメータの
設定値をもって上記テスト運転を再度行う段階を追加し
たものである。
【0017】第6の発明の特徴量の判定基準の変更方法
は、変更範囲が設定された制御パラメータを変更範囲内
で複数個の制御パラメータを設定する段階と、設定され
た複数個の制御パラメータで、自動調整プログラム、テ
スト運転プログラムによりサーボまたは主軸をテスト運
転し、サンプリングデータを取り込み、サンプリングデ
ータから特徴量を演算し、複数個の制御パラメータおよ
び特徴量を保存する段階と、保存された複数個の制御パ
ラメータおよび特徴量を関係付けて表示手段に表示する
段階と、表示された特徴量に重み付けをつける段階と、
表示された複数個の制御パラメータ、特徴量および特徴
量の重み付けの関係から特徴量の新たな範囲の判定基準
値を設定する段階からなる。
【0018】第7の発明の複数の調整条件の特徴量の総
合判定方法は、複数の調整条件を設定し、その設定され
た全ての調整条件で特徴量を演算し、保存する段階と、
保存された特徴量を表示手段に表示する段階と、表示さ
れた特徴量に重み付けをつける段階と、調整条件の全て
の特徴量から調整条件全体として機械で必要とする総合
評価をつける段階と、総合評価結果から制御パラメータ
の特徴量を総合判定する段階からなる。
【0019】
【作用】第1および第2の発明における自動調整制御部
は、サーボまたは主軸からのサンプリングデータを演算
することにより、制御パラメータを自動調整する。
【0020】第3の発明における制御パラメータ記憶手
段は、自動調整される制御パラメータの調整履歴、調整
結果を保存する。
【0021】
【実施例】実施例1. 本発明の一実施例を図について説明する。図1は、本発
明によりサーボまたは主軸モータドライブシステムの制
御パラメータをオートチューニングする数値制御装置お
よびサーボまたは主軸アンプの機能を示すブロック図で
ある。図において、1aはオートチューニング機能を備
えた数値制御装置、2aはオートチューニング機能を備
えた数値制御装置1aに対応するサーボまたは主軸アン
プ、19はオートチューニングの履歴、制御パラメー
タ、制御パラメータの判定基準等を格納する外部記憶装
置である。なお、サーボまたは主軸モータ3、検出器4
および操作ボード5は従来例と同じである。数値制御装
置1aは数値制御装置1a内の各機能を統括して制御す
る制御部6a、位置・速度指令を生成する位置・速度指
令生成部7a、数値制御装置1aが通常モードで動作す
る際にサーボまたは主軸アンプ2aに伝達される制御パ
ラメータを保存する通常動作時制御パラメータ記憶部8
a、オートチューニングモード時の制御パラメータを保
存するオートチューニング時制御パラメータ記憶部8
b、サーボまたは主軸アンプ2aから転送されてくる状
態量データをサンプリングデータとして指定し、サンプ
リング間隔を設定するデータサンプリング制御部9、数
値制御装置1aとサーボまたは主軸アンプ2aを相互に
データ授受するためのサーボまたは主軸インターフェー
ス10a、数値制御装置1aと操作ボード5との入出力
を制御する入出力制御部11、データサンプリング制御
部9によりサンプリングデータを格納するサンプリング
データ記憶部12、オートチューニングモードが選択さ
れた場合に起動しオートチューニングに係わる諸機能を
統括制御するオートチューニングシステム制御部16、
調整対象の制御パラメータに応じて選択されたオートチ
ューニングプログラム14−1〜14−nによりデータ
サンプリング制御部9、位置・速度生成部7a等を制御
するオートチューニング制御部13、切替スイッチ20
a〜20d、テスト運転プログラム15−1〜15−
n、判定基準の保存、変更を制御する判定基準保存変更
制御部18、数値制御装置1aと外部記憶装置19のデ
ータ伝送のための外部記憶装置インターフェース17、
制御パラメータの適否を判定する特徴量の判定基準を保
存する判定基準記憶部21、機械の特性に応じて変更し
た判定基準を保存する変更済判定基準記憶部22、判定
基準の変更値を生成する判定基準変更部23および判定
基準を変更する場合に使用するデータを保存する変更用
データ記憶部24から構成される。サーボまたは主軸ア
ンプ2aは従来のサーボまたは主軸アンプ2bのモータ
駆動制御部27と数値制御装置インターフェース28の
他に、状態量データ測定部29が追加されている。
【0022】実施例2. 本発明のオートチューニングを数値制御装置とリンクし
た外部コンピュータを使って実現する一実施例を図につ
いて説明する。図2はパーソナルコンピュータのような
外部コンピュータでサーボまたは主軸の制御パラメータ
をオートチューニングする場合の機能を示すブロック図
である。サーボまたは主軸アンプ2a、サーボまたは主
軸モータ3、検出器4、操作ボード5は実施例1と同一
であり、数値制御装置1bは実施例1の数値制御装置1
aよりオートチューニング制御部13と判定基準保存変
更制御部18を除き、コンピュータリンク制御部30を
追加したものである。外部コンピュータ31は実施例1
のオートチューニング制御部13と同じ機能を果たすオ
ートチューニング制御部13b、判定基準保存変更制御
部18と同じ機能を果たす判定基準保存変更制御部18
b、テスト運転プログラム15b−1〜15b−n、数
値制御装置1bとリンクするためのコンピュータリンク
制御部30b、CRT、キーボードを制御する画面表示
制御部32、オートチューニング履歴、制御パラメー
タ、制御パラメータの判定基準等を格納するオートチュ
ーニング履歴記憶部33およびこれらを統括制御するシ
ステム制御部34から構成される。
【0023】次にオートチューニングに必要な状態量デ
ータをサンプリングデータとして取り込む機能について
説明する。図3は数値制御装置1aまたは1bに対応す
るサーボアンプの機能ブロック図である。51はモータ
が駆動する機械であり、位置検出器52を用いて機械端
の位置または回転角度を検出し、この位置検出器52の
検出値またはモータ端の検出器4の検出値のいずれかを
用いて位置の制御を行う。53は機械およびモータの位
置を制御する位置制御部、54はモータの速度を制御す
る速度制御部、55はモータに流れる電流を制御する電
流制御部、56は電流制御部55の指令に基づき電流を
発生するパワー回路である。状態量データ測定部29
は、トルク電流フィードバックIQF57、数値制御装
置1aまたは1bからの位置指令PCMD58、速度指
令VCMD59、その他図26に示すようなサーボまた
は主軸アンプ2a内の状態量データを一定周期で測定
し、数値制御装置1aまたは1bに転送する。
【0024】次に動作について説明する。図4はオート
チューニング機能を備えた数値制御装置1aまたは1b
とリンクする外部コンピュータ31により制御パラメー
タを調整するフローチャートである。オペレータは操作
ボード5または外部コンピュータ31のCRTに表示さ
れる指示に従いキーボードを操作して数値制御装置1a
または1bを通常動作モードからオートチューニングモ
ードに移行させる。(ステップS11)オートチューニ
ングモードに移行すると例えば図5に示すオートチュー
ニングメニュー画面がCRTに表示される。ここで調整
を必要とする調整項目を選択し、制御パラメータを選択
する。(ステップS12)制御パラメータの選択では、
一括して複数の調整項目および制御パラメータをオート
チューニングするメニューと個別に調整項目、制御パラ
メータをオートチューニングするメニューを準備し、オ
ペレータはこのメニューに従い必要とするメニューを選
択する。ステップS12で選択された制御パラメータに
応じて、オートチューニングシステム制御部16はそれ
に対応するオートチューニングプログラム14−iまた
は14b−iが選択、起動される。(ステップS13)
選択、起動されたオートチューニングプログラムの指示
に従い、データサンプリング制御部9はサーボまたは主
軸アンプ2aより転送されてくる状態量データの内の1
種類または複数の状態量データをサンプリングデータと
して指定し、サンプリング間隔を設定する。(ステップ
S14)
【0025】図6に示すフローチャートにより数値制御
装置1aまたは1b内のデータサンプリング制御部9
が、サーボまたは主軸アンプ2aより転送されてきた状
態量データをサンプリングデータとしてサンプリングデ
ータ記憶部12に格納する機能の実施例について説明す
る。ステップS31において、図4のステップS13に
おいて起動したオートチューニングプログラムに従い、
データサンプリング制御部9はサンプリングデータを設
定する。
【0026】ここでは例として、位置指令(PCM
D)、電流フィードバック(IQF)をサンプリングデ
ータとして設定する。ステップS32では、オートチュ
ーニングプログラムの指示によりデータサンプリング制
御部9はサンプリング周期を数値制御装置1aまたは1
bとサーボまたは主軸アンプ2aの通信周期の何倍にす
るか設定し、ステップS33では、サンプリングデータ
をサンプリングデータ記憶部12に格納するタイミング
の基準となるトリガー条件をオートチューニングプログ
ラムの指示により設定する。トリガー条件には、トリガ
対象データ、トリガーレベル、トリガー方向があり、ト
リガー対象データはステップS31で設定したサンプリ
ングデータの内、1種類または複数のサンプリングデー
タの任意の演算結果をトリガー対象データとして設定で
きる。
【0027】図6では、例としてPCMDを設定してい
るが、ほかにも次式に示すように様にサンプリングデー
タのうち複数のデータの算術演算、論理演算結果をトリ
ガーデータとして設定ができる。 (トリガー対象データ) = PCMD×IQF (トリガー対象データ) = PCMD ∩ IQF トリガーレベルは先に設定したトリガー対象データと比
較する値の設定であり、トリガー方向はサンプリングデ
ータをサンプリングデータ記憶部12に格納する基準タ
イミングを、トリガー対象データがトリガーレベルを上
回ったときとするか、下回ったときとするか、または両
方向とするかを選択する。図6では例として、トリガー
レベルをPCMD0、トリガー方向を上回る方向である
アップトリガーとして設定している。ステップS34で
は、オートチューニングプログラムによりサンプリング
データ記憶部12に格納したサンプリングデータの内、
有効とするデータを、トリガーにより測られた基準タイ
ミングからどれだけ前のサンプリングデータからどれだ
け後のサンプリングデータまでとするか設定する。図6
では、トリガーにより測られた基準タイミングからTG
Bだけ前にサンプリングデータ記憶部12に格納したサ
ンプリングデータから、基準タイミングからTGFだけ
遅れて格納したサンプリングデータまでを有効とする設
定としている。つぎにステップS35でサンプリングし
たデータ数のカウンタ(図6中ではnと表記、以後サン
プリングカウンタと呼ぶ)とトリガーにより測られる基
準タイミングまでサンプリングしたデータ数をカウント
するトリガーカウンタ(図6中ではn0と表記)を初期
化しサンプリングを開始する。ステップS36では実際
にサーボまたは主軸アンプ2aから転送されてきた状態
量データの内、ステップS31で設定したサンプリング
データをステップS32で指定した周期でサンプリング
し、サンプリングデータ記憶部12に格納しサンプリン
グカウンタの値に1加える。ステップS37からS41
までは、サンプリングカウンタの値がTGBより小さい
とき、またはステップS33で設定したトリガー条件を
満たすまでは、トリガーカウンタの値を1加えてステッ
プS36にもどる。以後サンプリングカウンタがTGB
より大きくなり、かつステップS33で設定したトリガ
ー条件を満たすまでは、ステップS36からS41を繰
り返す。つぎにステップS39またはS40でトリガー
条件を満たした後は、トリガーカウンタのカウントアッ
プを終了し、以後サンプリングカウンタのみカウントア
ップする。ステップS42において、サンプリングカウ
ンタの値が、トリガーカウンタにトリガー後の有効デー
タ数であるTGFを加えたものより小さいときはステッ
プS36にもどり、サンプリングデータの格納およびサ
ンプリングカウンタのカウントアップを続ける。ステッ
プS42でサンプリングカウンタの値がトリガーカウン
タとTGFの和以上になったときサンプリングを終了す
る。
【0028】オートチューニングプログラムの指示に従
い、別途格納されているテスト運転プログラム15−1
〜15−nまたは15b−1〜15b−nのうち制御パ
ラメータに対応するテスト運転プログラムを位置・速度
指令生成部7aにロードする。(ステップS15)位置
・速度指令生成部7aは位置・速度指令を生成し、サー
ボまたは主軸インターフェース10aを介してサーボま
たは主軸アンプ2aに指令を転送し、モータ3を駆動し
てテスト運転を実行する。(ステップS16)データサ
ンプリング制御部9はテスト運転中のサンプリングデー
タをサンプリングデータ記憶部12に格納する。(ステ
ップS17)オートチューニング制御部13はサンプリ
ングデータ記憶部12に格納されたデータよりオートチ
ューニングプログラムの指示に従い特徴量、例えばサー
ボの速度ループ制御系では振動評価値を算出する。(ス
テップS18)算出された特徴量より制御パラメータが
適当かを判定し(ステップS19)、不適当な場合はス
テップS20にて、制御パラメータの変更値をオートチ
ューニングプログラムに沿って算出し、制御パラメータ
記憶部8bに格納する。制御部6aは変更された制御パ
ラメータをサーボまたは主軸アンプ2aに転送する。
(ステップS20)以下、S16からS20を制御パラ
メータが適当と判定されるまで繰り返す。S19で制御
パラメータが適当と判定された場合は外部記憶装置19
または外部コンピュータの記憶部33に調整の履歴を保
存して1つの制御パラメータの調整を終了する。テスト
運転で速度ループ調整中のデータの例を図7に示す。
(ステップS21)ステップS22ではオートチューニ
ングされた制御パラメータで良いかをオペレータに判断
させ、オペレータは機械の特性、性能等からもっと精度
等を上げれると判断し、オートチューニングされた制御
パラメータを変更したいと判断した場合はステップS2
3において判定基準保存変更制御部18または18bを
起動し、判定基準変更プログラムにより変更された判定
基準、またはキーボードから直接インプットした判定基
準を用いて再度オートチューニングを実施する。ステッ
プS24ではオペレータは別の制御パラメータを調整す
るかを選択し、別の制御パラメータを調整する場合はス
テップS12に戻る。別の制御パラメータを調整しない
と選択すれば、オートチューニングモードを終了して通
常動作モードに移行する。なお、ステップS11〜S1
7はサブプログラムS25として他のプログラムからも
呼び出せるように構成してある。
【0029】つぎにオートチューニングプログラムにつ
いて説明する。図4で示したオートチューニングプログ
ラム起動・初期設定S13、データサンプリング機能の
設定S14、テスト運転プログラムの選択S15、特徴
量の算出S18、制御パラメータの良否判定S19およ
び変更値の算出方法S20は、調整対象制御パラメータ
により異なり、これらは図1および図2のオートチュー
ニングプログラム(14−iおよび14b−i)により
規定される。以下、例として速度ループ制御系と位置ル
ープ制御系を取り上げ説明する。図8はステップS12
において、速度ループ制御系のオートチューニングが選
択され、速度ループ制御オートチューングプログラムが
起動した場合、図9はステップS12において位置ルー
プ制御系のオートチューニングが選択され、位置ループ
制御オートチューングプログラムが起動した場合のフロ
ーチャートを示すものである。
【0030】ステップS13において、速度ループ制御
系ではステップS13aに示すような初期設定を行う。
ここで、Lはテスト運転、特徴量計算、良否判定等の一
連の試行回数を示す整数値であり、VGN0、VGN_
MIN、VGN_MAXは速度ループゲインの初期値、
最小設定値、最大設定値を表す。一方、位置ループ制御
系でもステップS13bに示すような初期設定を行う。
Lは速度ループ制御系と同じであるが、TS0、TS_
MIN、TS_MAXは加減速時定数の初期値、最小設
定値、最大設定値を表す。
【0031】ステップS14aおよびS14bにおい
て、速度ループ制御系では図26に示すような仕様でデ
ータサンプリング制御部9を機能させ、位置ループ制御
系では図27に示す仕様でデータサンプリング制御部9
を機能させる。これらの設定により、データサンプリン
グを実施した時のサンプリングデータの例を図10およ
び図11に示す。図10は速度ループ制御系の場合であ
り、サンプリングデータの内、位置指令PCMD及び速
度指令VCMDが各々の基準値より、双方とも大きくな
った瞬間をトリガーポイントとし、トリガーポイントよ
りトリガー後有効データ数TGFだけデータをサンプリ
ングデータ記憶部12に格納する。図11は位置ループ
制御系の場合であり、位置指令PCMDをトリガーデー
タ、テスト運転前の位置指令値をトリガーレベルPCM
D0とし、位置指令PCMDがトリガーレベルPCMD
0と一致しなくなった時点、つまり位置指令が変化した
瞬間をトリガーポイントとし、トリガーポイントからト
リガー前有効データ数TGBだけ前にサンプリングした
データから、トリガーポイントからトリガー後有効デー
タ数TGFだけ後のデータまでをサンプリングデータ記
憶部12に格納する。つまり、速度ループ制御系では加
減速が終了しモータへの位置指令が一定になった時点か
らのデータを格納し、位置ループ制御系では加減速の開
始から加減速が終了するまでのデータを格納するように
データサンプリング制御部9を設定する。
【0032】ステップS15aおよびS15bでは、オ
ートチューニングプログラムの指示により位置・速度指
令生成部7aがテスト運転プログラムを選択、ロードす
る。図12は速度ループ制御系のオートチューニングプ
ログラムの指示により選択するテスト運転プログラムの
例であり、速度ループ制御系では加減速の時間中のデー
タはサンプリングデータとして使用しないので送り量は
10mmと短くし、モータに一定の位置指令が出ている
時間は2秒(2000ms)でこの間サンプリングデータを取
り込むと設定している。図13は位置ループ制御系のテ
スト運転プログラムの例であり、加減速時間中にデータ
サンプリングするため送り量を50mmと長くに設定し
ている。
【0033】ステップS16aおよびS16bでは、位
置・速度指令生成部7aはステップS15aおよびS1
5bでロードしたテスト運転プログラムより位置指令を
生成しテスト運転を実行する。ステップS17aおよび
S17bにおいてはステップS14aおよびS14bの
データサンプリング設定に従いデータサンプリング制御
部9を動作させる。
【0034】ステップS18aおよびS18bでは特徴
量を算出するが、速度ループ制御系ではステップS18
aに示すように、ステップS26でデータサンプリング
制御部9によりサンプリングデータ記憶部12に格納し
たデータの内、トルク電流フィードバックIQFをハイ
パスフィルタにかけ振動成分を抽出し、ステップS27
において振動評価値である振動オーバーオールレベルF
OLを算出する。この振動評価値FOLが速度ループ制
御系の場合の特徴量である。一方、位置ループ制御系で
はステップS18bに示すようにサンプリングデータ記
憶部12に格納したデータの内、トルク電流フィードバ
ックIQFの最大値IQMを検出し、これを位置ループ
制御系のオートチューニングの特徴量とする。
【0035】ステップS19aおよびS19bでは、先
に計算した特徴量を基に制御パラメータの良否判定を行
う。速度ループ制御系の場合はステップS19aに示す
ように振動評価値FOLが、振動評価値の許容最大値F
OL_MAX(この限界をこえると振動が発生する)と
許容最小値FOL_MIN(FOL_MAXより許容範
囲を引いた値)により決定される範囲内にあるかどうか
を判定する。この判定により、調整が不十分な場合はス
テップS20aにおいて振動評価値FOLと振動評価値
の許容最大値、許容最小値の関係と、前回までの試行で
振動が発生したかどうかの履歴であるVGN_OK(F
OLがFOL_MINより小さい時のVGNの最大値)
とVGN_NG(FOLがFOL_MAXより大きい時
のVGNの最小値)を基に次回試行の速度ループゲイン
の値を算出し、オートチューニング時制御パラメータ記
憶部8aに書き込む。制御部6aはこの制御パラメータ
をサーボまたは主軸アンプ2aに転送し、テスト運転S
16a以降を繰り返す。ステップS19aにおいて調整
が十分と判定されたときは、ステップS21aにおいて
振動評価値FOLおよび速度ループゲインVGNの各試
行ごとの値を外部記憶装置19または外部コンピュータ
の記憶部33に記録した後、速度ループ制御系のオート
チューニングを終了する。図14は外部記憶装置に保存
したチューニング履歴(S21a)、つまり各試行毎の
速度ループゲインVGN、振動評価値FOLの値を表示
したものであり、速度ループゲインVGNがステップS
20aのパラメータ算出プログラムに従い変更され、最
終的に振動評価値FOLが許容範囲内に収束しオートチ
ューニングが完了する様子を示したものであり、図15
は、図10におけるオートチューニング途中の振動成分
を含んだトルク電流フィードバックの波形が、オートチ
ューニング完了時に振動成分を含まない波形となる様子
を示したものである。一方、位置ループ制御系ではステ
ップS19に相当するステップS31〜S33におい
て、特徴量であるトルク電流フィードバック最大値IQ
Mがトルク電流の許容最大値IQF_MAXと許容最小
値IQF_MINにより決定される範囲内にあるか、ま
たはトルク電流フィードバック最大値IQMが許容最大
値IQF_MAXより大きくかつ前回の試行でのトルク
電流フィードバック最大値IQMが許容最小値IQF_
MINよりも小さいかを判定し、不十分と判定した場合
はステップS20bにおいてトルク電流フィードバック
最大値IQMと許容最大値と許容最小値の関係から加減
速時定数TSの値を決められた量だけ増減した後、速度
ループ制御系と同様オートチューニング時制御パラメー
タ記憶部8aに書き込み、制御部6aはこの制御パラメ
ータをサーボまたは主軸アンプ2aに転送しステップS
16b以降を繰り返す。ステップS20bで十分と判定
した場合は、特徴量であるトルク電流フィードバック最
大値IQMと加減速時定数TSの各試行ごとの値を外部
記憶装置に記録した後、位置ループ制御系のオートチュ
ーニングを終了する。図16は各試行毎の加減速時定数
TS、トルク電流フィードバック最大値IQMの値を表
示したものであり、加減速時定数TSがステップS20
aの制御パラメータのオートチューニングプログラムに
従い変更され、最終的にトルク電流フィードバック最大
値IQMが許容範囲内に収束しオートチューニングが完
了する様子を示したものであり、図17は、図11にお
けるオートチューニング途中のトルク電流フィードバッ
クの波形が、オートチューニング完了しトルク電流フィ
ードバック最大値IQMが許容範囲内に収束した時のト
ルク電流フィードバック波形を示したものである。
【0036】次に制御パラメータをオートチューニング
する場合にその適否を判定するのに使用する特徴量の判
定基準値を実際の機械に対応させて変更する方法につい
て、ロストモーション補正の制御パラメータを例にとり
説明する。図18はサーボアンプに点線で示すような円
軌道を駆動するように位置指令を与えたとき、実際にモ
ータにより駆動される機械の軌道を実線で示したもので
ある。軌道がX軸またはY軸を横切るとき(以後、象限
切換え時と呼ぶ)図18に示すように不連続な軌道が生
じる。ロストモーション補正はこの象限切換え時の不連
続軌道を補正するものである。ロストモーション補正の
制御パラメータはトルク電流のロストモーション補正ゲ
インLMCであり、指令半径Rと実際の軌道から算出し
た実軌道半径の半径誤差ΔRがロストモーション補正ゲ
インの特徴量である。判定基準の変更方法を図19に示
すフローチャートで説明する。いま、ロストモーション
補正ゲインの最大および最小値がオートチューニングプ
ログラムでLMC_MAXおよびLMC_MINと設定
されているとする。ここで、判定基準自動変更プログラ
ムを起動し、制御パラメータの記憶部8bに保存されて
いるLMC、LMC_MAX、LMC_MINを読み出
すとともに、テスト運転の試行回数Lを1にセットす
る。(ステップS41)テスト運転の試行回数Lmax
を設定し(ステップS42)、次にLMC_MAXとL
MC_MINの間を等分割したLMCを演算し(ステッ
プS43)、このLMCで図4のサブプログラムS25
でテスト運転、データサンプリング、特徴量の演算をし
(ステップS25)、制御パラメータ、特徴量をCRT
に表示する(ステップS44)。図20は制御パラメー
タであるLMCとそのLMCでテスト運転した結果の特
徴量である突起量ΔR及びその評価点の変遷である。こ
こで、オペレータはCRTを見て各LMCによるテスト
運転結果の各特徴量を例えば10段階の評価点をつけ
る。評価点が高いほど精度面で満足する度合が高いとす
る。図20の例では、制御パラメータであるLMC(L
=i)でテスト運転した結果の特徴量をfiとすれば、
f1はΔRがマイナスであるから最悪の1点、f2はΔ
Rが1.5μmとよい結果であるので9点のように評価
する。(ステップS45)次に特徴量と評価点を変更用
データ記憶部24に保存し(ステップS46)、ステッ
プS47で指定した試行回数Lmaxになるまでステッ
プS43〜ステップS46を繰り返す。試行回数がLm
axになったらテスト運転を終了し、保存された特徴量
と評価点を読み出し(ステップS48)、評価点が満足
領域から不満足領域に変わる試行回数の番号kを検索す
る。この番号kはステップS49に示す式で検索でき
る。図20に示すようにj1は不満足領域にあり、j2
は満足領域にあるがこの2点を結ぶ線と満足領域の境界
線が交差する点に対応する特徴量である突起量ΔRを算
出し、算出された特徴量の最大値を新しい判定基準値と
する。算出するための式はステップS50に示してい
る。この新しい判定基準値を変更済判定基準記憶部22
または22bに保存して終了する。(ステップS51)
【0037】上記説明では制御パラメータの範囲として
オートチューニングプログラムに設定された最大値、最
小値を使ったが、オペレータがキーボードから上記最大
値、最小値の範囲内の狭い範囲で設定してもよく、また
上記のように先ず判定基準値を大きめの値に設定し、ラ
フにオートチューニングした後で、制御パラメータの変
更範囲を満足領域の近くに設定して微調整をする方法で
もよい。
【0038】次に1つの制御パラメータで複数の調整条
件がある場合の制御パラメータの特徴量の決めかたにつ
いて説明する。例えば、図18に示すような円軌跡にお
ける象限切り替え時の不連続軌跡の補正を行うロストモ
ーション補正の調整においては、同一の制御パラメータ
であっても送り速度によってその特徴量である突起量Δ
Rが変わってくる。この場合、調整条件である送り速度
を変えて、特徴量を演算し、機械として送り速度が遅い
場合の特徴量を重視するか、早い場合を重視するかの重
み付けをして総合的に判断する必要がある。複数の調整
条件総合判定の基準生成方法を図21に示すフローチャ
ートにより説明する。まず、複数の調整条件総合判定の
基準生成プログラムを起動し、図28に示すように送り
速度Fとして3種類を設定し、試行回数として3回、ま
た試行する制御パラメータの条件の種類を初期および条
件設定する。(ステップS51)次に図4のサブプログ
ラムS25を呼び出し、3種類の条件について各々特徴
量である突起量ΔRを演算する。(ステップS25、S
52、S53)すべての条件での特徴量が演算できると
判定基準変更方法の項で説明したと同様に、特徴量を表
示し(ステップS54)、図22に示すように、各条件
における特徴量の評価点を付け、例えばこの機械は低速
での精度を重視するから総合点は何点と付ける。(ステ
ップS55)制御パラメータ、特徴量、特徴量の評価点
および総合点を変更用データ記憶部24または24bに
保存する。(ステップ56)更に、初期設定された制御
パラメータの種類だけ上記を繰り返す。(ステップS5
7〜ステップS58)ステップS59では各調整条件の
重要度を示す重み係数を算出する。図31に示す式1〜
4に重み係数を算出する一例を示す。式1は評価点行列
であり、各試行における各調整条件に対する評価点jm
iをマトリックス化したもの、式2は同様に総合評価点
tmをマトリックス化したものである。評価点行列と総
合点行列は、各調整条件の重み係数をマトリックス化し
た重み係数行列を用いて式3のように表現でき、従って
式4を用いて重み係数行列を求めることができる。ステ
ップS60は各調整条件ごとの特徴量fと評価点jの相
関を表すFJ曲線を求める段階である。例えば図29に
示すような試行データが得られたとする。ここで重みつ
き評価点とは、入力された評価点jmiに、ステップS
59で求めた各調整条件ごとの重み係数を加味したもの
である。この結果を横軸に特徴量f、縦軸に重みつき評
価点jをプロットすると図23のようになり、FJ曲線
はこのデータを図24に示すような折れ線で近似するも
のであり、折れ線の方程式は図31に示す式5を用いて
計算できる。ここでFJ曲線は図24に示すような折れ
線としたが、任意の多次方程式で表現でき、最小自乗近
似法等を利用して各係数を求めることが可能である。最
後にステップS61で求めた各調整条件ごとのFJ曲線
を変更済判定基準記憶部22または22bに登録し、複
数の調整条件総合判定の基準生成プログラムを終了す
る。
【0039】図21に示すフローチャートでは試行デー
タを収集するために、実際に機械を駆動して行ったが、
機械を駆動せず前もって用意した各調整条件の特徴量を
利用して重み係数、FJ曲線の算出する方法も可能であ
る。図25は上記の方法で求まった重み係数、FJ曲線
を用いて、複数の調整条件に対応したオートチューニン
グのフローチャートを示す。ステップS71は制御パラ
メータの初期値LMC0、変更幅ΔLMC、変更回数L
maxの設定等の初期設定、図28に示すような調整条
件を設定する段階である。テスト運転の実行、データの
サンプリング、特徴量の計算(ステップS25)をステ
ップS71で設定した全ての調整条件について行う。ス
テップS72は全ての調整条件について試行したか判定
する判定段階、ステップS73はテスト運転プログラム
等を変更を行う調整条件変更段階である。ステップS7
4はステップS25で求めた各調整条件ごとに算出した
特徴量fiをFiJi曲線に代入し対応するjiを求
め、これを全て加算し、トータル判定値Hを算出する段
階である。ステップS75は求めたトータル判定値Hお
よび制御パラメータ(ここではLMC)の値を保存する
段階であり、ステップS76は初期設定で設定した回数
だけトータル判定値Hを求めたか判定する段階である。
ステップS76で設定回数まで至っていない場合は制御
パラメータを変更し、サーボアンプに転送し(ステップ
S77)、ステップS25以降を繰り返す。ステップS
76で設定回数のトータル判定値Hがもとまった時は、
ステップS78において、トータル判定値Hが最大とな
った時の制御パラメータを検索し、これを最適制御パラ
メータとしてオートチューニングを終了する。
【0040】
【発明の効果】第1および第4の発明の効果として、工
作機械等のサーボまたは主軸の制御パラメータを数値制
御装置で自動調整ができるとともに、新規の制御パラメ
ータの自動調整プログラムも後から容易に追加、変更が
でき、且つ複数の制御パラメータを容易に連続して自動
調整することができる。また、第2の発明の効果とし
て、工作機械等のサーボまたは主軸の制御パラメータを
数値制御装置とリンクする外部コンピュータで自動調整
ができるとともに、新規の制御パラメータの自動調整プ
ログラムも後から容易に追加、変更ができ、且つ複数の
制御パラメータを容易に連続して自動調整することがで
きる。また、第3の発明の効果として、第1または第2
の発明の効果に加え、制御パラメータの調整履歴、調整
結果が工作機械メーカや数値制御装置メーカに持ち帰る
ことができ、ひいてはオートチューニングデータを集大
成して、より簡単な標準化されたオートチューニング装
置の開発を可能にすることができる。第5の発明の効果
として、第4の発明の効果に加え、オートチューニング
結果に熟練者のノウハウを反映させることができ、ひい
ては機械として最大の性能を発揮させることができる。
第6の発明の効果として、メーカ等でプログラム内で設
定されている制御パラメータの特徴量の判定基準値を変
更ができ、機械毎に判定基準を変えることができる。第
7の発明の効果として、一つの制御パラメータでも複数
の調整条件を持つ場合、各調整条件に重み付けをつけ、
更にその機械で必要とする総合評価をするので機械とし
て最大の性能を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるオートチューニング機能を備えた
数値制御装置およびサーボまたは主軸アンプの一実施例
の機能ブロック図である。
【図2】本発明によるオートチューニング機能を備えた
数値制御装置およびサーボまたは主軸アンプおよび外部
コンピュータの一実施例の機能ブロック図である。
【図3】本発明によるオートチューニング機能を備えた
数値制御装置に対応したサーボまたは主軸アンプの一実
施例の機能ブロック図である。
【図4】本発明によるオートチューニング機能を備えた
数値制御装置または数値制御装置とリンクした外部コン
ピュータにより制御パラメータを調整する一実施例のフ
ローチャートである。
【図5】オートチューニングメニュー画面を示す図であ
る。
【図6】本発明によるオートチューニング機能を備えた
数値制御装置が自動的にデータを取り込む機能の一実施
例を説明するフローチャートである。
【図7】速度ループ調整中のCRT画面を示す図であ
る。
【図8】速度ループ制御系のオートチューニングプログ
ラムの一実施例のフローチャートである。
【図9】位置ループ制御系のオートチューニングプログ
ラムの一実施例のフローチャートである。
【図10】速度ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにおけるデータサンプリングした結果を表示した
図である。
【図11】位置ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにおけるデータサンプリングした結果を表示した
図である。
【図12】速度ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにより選択されたテスト運転プログラムの一例で
ある。
【図13】位置ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにより選択されたテスト運転プログラムの一例で
ある。
【図14】速度ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムによる速度ループゲインおよび振動評価値の変遷
図である。
【図15】速度ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにより、オートチューニングした結果を示した図
である。
【図16】位置ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムによる加減速時定数およびトルク電流フィードバ
ック最大値の変遷図である。
【図17】位置ループ制御系のオートチューニングプロ
グラムにより、オートチューニングした結果を示した図
である。
【図18】ロストモーションを説明する図である。
【図19】判定基準を変更する場合のフローチャートで
ある。
【図20】判定基準変更プログラムにより新しい判定基
準を算出することを説明する図である。
【図21】複数の調整条件を総合判定する場合のフロー
チャートである。
【図22】複数の調整条件での重み付けを説明する図で
ある。
【図23】特徴量と重み付けをプロットした図である。
【図24】特徴量と重み付けの関係を示すFJ曲線であ
る。
【図25】複数の調整条件をオートチューニングする場
合のフローチャートである。
【図26】速度ループ系でのサンプリングデータの設定
例を説明する図である。
【図27】位置ループ系でのサンプリングデータの設定
例を説明する図である。
【図28】複数の調整条件での送り速度の設定例を説明
する図である。
【図29】調整条件毎の特徴量と評価点の得られたデー
タの例を説明する図である。
【図30】調整条件の設定例を説明する図である。
【図31】式を表す図である。
【図32】従来の数値制御装置およびサーボまたは主軸
モータドライブシステムの機能ブロック図と、サーボま
たは主軸モータドライブシステムの制御パラメータを調
整する際の構成を示した図である。
【図33】従来の数値制御装置で調整員が制御パラメー
タを調整する手順を示したフローチャートである。
【図34】従来の調整時の位置指令とその応答およびシ
ンクロスコープの波形を示す図である。
【符号の説明】
1a、1b 数値制御装置 2a サーボまたは主軸アンプ 6a 制御部 7a 位置・速度指令生成部 8a 通常動作時制御パラメータ記憶部 8b オートチューニング時制御パラメータ記憶部 9 データサンプリング制御部 10a サーボまたは主軸インターフェース 12 サンプリングデータ記憶部 13、13b オートチューニング制御部 14−1〜14−n、14b−1〜14b−n オート
チューニングプログラム 15−1〜15−n、15b−1〜15b−n テスト
運転プログラム 16 オートチューニングシステム制御部 17 外部記憶装置インターフェース 18、18b 判定基準変更部 19 外部記憶装置 20a〜g 切替スイッチ 21、21b 判定基準記憶部 22、22b 変更済判定基準記憶部 23、23b 判定基準変更部 24、24b 変更用データ記憶部 30、30b コンピュータリンク制御部 31 外部コンピュータ 32 画面表示制御部 33 オートチューニング履歴記憶部 34 外部コンピュータのシステム制御部

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 サーボまたは主軸の制御パラメータを自
    動で調整する自動調整手段を備え、上記自動調整手段
    上記サーボまたは主軸の状態量データを測定する測
    定手段と、オペレータに自動調整させる制御パラメータ
    を選択させるため、自動調整可能な制御パラメータを複
    数表示する表示手段と、この表示手段に表示された自動
    調整可能な制御パラメータのうち、自動調整を希望する
    制御パラメータを選択入力する入力手段と、上記制御パ
    ラメータに対応したサーボまたは主軸の状態量をサンプ
    リングデータとして取り込むためのデータの種類、サン
    プリング時間を予め設定してある複数の自動調整プログ
    ラムおよび複数のテスト運転プログラムと、上記入力手
    段にて選択された制御パラメータに対応する自動調整プ
    ログラムを選択する自動調整システム制御部と、この自
    動調整システム制御部にて選択された自動調整プログラ
    ムに従って上記測定手段にて測定された上記状態量デー
    タをサンプリングデータとして設定および格納を制御す
    るデータサンプリング制御部と、上記データサンプリン
    グ制御部の制御により上記サンプリングデータを格納す
    るサンプリングデータ記憶部と、上記自動調整プログラ
    ムにより選択されたテスト運転プログラムにより上記サ
    ーボまたは主軸をテスト運転するとともに、上記データ
    サンプリング制御部の制御により読み込まれたサンプリ
    ングデータから特徴量を演算し、演算された上記特徴量
    から制御パラメータの設定値が適当か否かの判断を行
    い、不適当な場合には制御パラメータの設定値を変更し
    て、上記テスト運転、サンプリングデータ保存、特徴量
    の演算、演算された特徴量から制御パラメータが適当か
    否かの判断を再度行い、所望する制御パラメータの設定
    値になるまでこれらの動作を繰返す自動調整制御部とを
    有することを特徴とする数値制御装置。
  2. 【請求項2】 サーボまたは主軸の制御パラメータを自
    動で調整する自動調整手段を備えた数値制御システムに
    おいて、上記自動調整手段を、上記サーボまたは主軸の
    状態量データを測定する測定手段と、オペレータに自動
    調整させる制 御パラメータを選択させるため、自動調整
    可能な制御パラメータを複数表示する表示手段と、この
    表示手段に表示された自動調整可能な制御パラメータの
    うち、自動調整を希望する制御パラメータを選択入力す
    る入力手段と、上記制御パラメータに対応したサーボま
    たは主軸の状態量をサンプリングデータとして取り込む
    ためのデータの種類、サンプリング時間を予め設定して
    ある複数の自動調整プログラムおよび複数のテスト運転
    プログラムと、上記入力手段にて選択された制御パラメ
    ータに対応する自動調整プログラムを選択する自動調整
    システム制御部と、この自動調整システム制御部にて選
    択された自動調整プログラムに従って上記測定手段にて
    測定された上記状態量データをサンプリングデータとし
    て設定および格納を制御するデータサンプリング制御部
    と、上記データサンプリング制御部の制御により上記サ
    ンプリングデータを格納するサンプリングデータ記憶部
    と、上記自動調整プログラムにより選択されたテスト運
    転プログラムにより上記サーボまたは主軸をテスト運転
    するとともに、上記データサンプリング制御部の制御に
    より読み込まれたサンプリングデータから特徴量を演算
    し、演算された上記特徴量から制御パラメータの設定値
    が適当か否かの判断を行い、不適当な場合には制御パラ
    メータの設定値を変更して、上記テスト運転、サンプリ
    ングデータ保存、特徴量の演算、演算された特徴量から
    制御パラメータが適当か否かの判断を行い、所望する制
    御パラメータの設定値になるまでこれらの動作を繰返す
    自動調整制御部とを有する構成するとともに、数値制御
    装置と通信手段にて接続される外部コンピュータを備
    え、この外部コンピュータに上記自動調整手段の一部の
    機能を負担させたことを特徴とする数値制御システム。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2において、自動
    調整された制御パラメータの調整履歴、調整後の制御パ
    ラメータを保存する制御パラメータ記憶手段を備えたこ
    とを特徴とする数値制御装置または数値制御システム。
  4. 【請求項4】 サーボまたは主軸の制御パラメータを自
    動調整する自動調整プログラムとテスト運転プログラム
    を備え、上記自動調整プログラムにサーボまたは主軸の
    状態量をサンプリングデータとして取り込むためのデー
    タの種類、サンプリング時間を予め設定してある数値制
    御装置または数値制御装置とリンクしたコンピュータで
    上記制御パラメータを自動調整する方法において、 1)自動調整モードを起動させる段階、 2)自動調整する制御パラメータをCRT等の表示手段
    またはキーボード等の入力手段から選択する段階、 3)選択された上記制御パラメータに対応した自動調整
    プログラムとテスト運転プログラムを自動選択、起動さ
    せる段階、 4)起動された上記テスト運転プログラムによりサーボ
    または主軸をテスト運転し、上記自動調整プログラムで
    設定された取り込むデータの種類、サンプリング時間で
    サンプリングデータを取り込む段階、 5)取り込まれた上記サンプリングデータから特徴量を
    演算し、演算された上記特徴量から制御パラメータが適
    当か判断する段階、 6)制御パラメータが制御対象の機械に対して不適当と
    判断した場合、制御パラメータの設定値を変更して、上
    記4)と5)を繰り返す段階、 からなる制御パラメータの自動調整方法。
  5. 【請求項5】 サーボまたは主軸の制御パラメータを自
    動調整する自動調整プログラムとテスト運転プログラム
    を備え、上記自動調整プログラムにサーボまたは主軸の
    状態量をサンプリングデータとして取り込むためのデー
    タの種類、サンプリング時間を予め設定してある数値制
    御装置または数値制御装置とリンクしたコンピュータで
    上記制御パラメータを自動調整する方法において、 1)自動調整モードを起動させる段階、 2)自動調整する制御パラメータをCRT等の表示手段
    またはキーボード等の入力手段から選択する段階、 3)選択された上記制御パラメータに対応した自動調整
    プログラムとテスト運転プログラムを自動選択、起動さ
    せる段階、 4)起動された上記テスト運転プログラムによりサーボ
    または主軸をテスト運転し、上記自動調整プログラムで
    設定された取り込むデータの種類、サンプリング時間で
    サンプリングデータを取り込む段階、 5)取り込まれた上記サンプリングデータから特徴量を
    演算し、演算された上記特徴量から制御パラメータが適
    当か判断する段階、 6)制御パラメータが不適当と判断した場合、制御パラ
    メータの設定値を変更し て、上記4)と5)を繰り返す
    段階、 7)制御パラメータが適当と判断した場合、その結果を
    表示する段階、 8)この結果が表示された後、判定基準変更プログラム
    または入力手段により制御パラメータの設定値が変更さ
    れた場合、この変更された制御パラメータの設定値をも
    って上記テスト運転を再度行う段階、 からなる制御パラメータの自動調整方法。
  6. 【請求項6】 測定されたサーボまたは主軸の状態量デ
    ータをサンプリングデータとして設定および格納を制御
    するデータサンプリング制御部と、上記データサンプリ
    ング制御部の制御により上記サンプリングデータを格納
    するサンプリングデータ記憶部と、上記制御パラメータ
    に対応した複数の自動調整プログラムおよびテスト運転
    プログラムと、調整する制御パラメータの設定によりそ
    れに対応する自動調整プログラムを選択する自動調整シ
    ステム制御部と、上記自動調整プログラムにより選択さ
    れたテスト運転プログラムにより上記サーボまたは主軸
    をテスト運転するとともに、上記データサンプリング制
    御部の制御により読み込まれたサンプリングデータを演
    算して所望の制御パラメータに変更、制御する自動調整
    制御部とを有する数値制御装置または数値制御システム
    における、変更範囲が設定された制御パラメータと上記
    制御パラメータの適否を判定するために使用される特徴
    量の判定基準値とから上記判定基準値を変更する方法
    で、 1)上記変更範囲内で制御パラメータを複数個設定する
    段階、 2)設定された上記複数個の制御パラメータで、自動調
    整プログラム、テスト運転プログラムによりサーボまた
    は主軸をテスト運転し、サンプリングデータを取り込
    み、上記サンプリングデータから特徴量を演算し、上記
    複数個の制御パラメータおよび上記特徴量を保存する段
    階、 3)保存された上記複数個の制御パラメータおよび上記
    特徴量を関係付けて表示手段に表示する段階、 4)表示された上記特徴量に重み付けをつける段階、 5)表示された上記制御パラメータ、上記特徴量および
    上記特徴量の重み付けの関係から特徴量の新たな範囲の
    判定基準値を設定する段階、 からなる制御パラメータの特徴量の判定基準変更方法。
  7. 【請求項7】 測定されたサーボまたは主軸の状態量デ
    ータをサンプリングデータとして設定および格納を制御
    するデータサンプリング制御部と、上記データサンプリ
    ング制御部の制御により上記サンプリングデータを格納
    するサンプリングデータ記憶部と、上記制御パラメータ
    に対応した複数の自動調整プログラムおよびテスト運転
    プログラムと、調整する制御パラメータの設定によりそ
    れに対応する自動調整プログラムを選択する自動調整シ
    ステム制御部と、上記自動調整プログラムにより選択さ
    れたテスト運転プログラムにより上記サーボまたは主軸
    をテスト運転するとともに、上記データサンプリング制
    御部の制御により読み込まれたサンプリングデータを演
    算して所望の制御パラメータに変更、制御する自動調整
    制御部とを有する数値制御装置または数値制御システム
    における、複数の調整条件をもつ制御パラメータの特徴
    量を総合判定する方法で、 1)上記複数の調整条件を設定し、その設定された全て
    の調整条件で特徴量を演算し、保存する段階、 2)保存された上記特徴量を表示手段に表示する段階、 3)表示された上記特徴量に重み付けをつける段階、 4)上記調整条件の全ての特徴量から調整条件全体とし
    て機械で必要とする総合評価をつける段階、 5)上記総合評価結果から制御パラメータの特徴量を総
    合判定する段階、からなる複数の調整条件総合判定方
    法。
JP3066486A 1991-03-29 1991-03-29 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法 Expired - Fee Related JP2745850B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3066486A JP2745850B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法
DE4210091A DE4210091A1 (de) 1991-03-29 1992-03-27 Vorrichtung und verfahren zur automatischen nachstellung von steuerparametern bei einer nc-steuerung
US07/860,314 US5285378A (en) 1991-03-29 1992-03-30 Apparatus for and method of automatically tuning and setting control parameters for a numerical control unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3066486A JP2745850B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04302306A JPH04302306A (ja) 1992-10-26
JP2745850B2 true JP2745850B2 (ja) 1998-04-28

Family

ID=13317172

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3066486A Expired - Fee Related JP2745850B2 (ja) 1991-03-29 1991-03-29 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法

Country Status (3)

Country Link
US (1) US5285378A (ja)
JP (1) JP2745850B2 (ja)
DE (1) DE4210091A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016008137B4 (de) * 2015-07-09 2020-01-30 Fanuc Corporation Servosteuervorrichtung mit Funktion zur Anzeige eines Einstellungszustands in einer automatischen Einstellung für ein Steuersystem

Families Citing this family (48)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0667716A (ja) * 1992-08-19 1994-03-11 Mitsubishi Electric Corp 数値制御装置並びに数値制御方法
US5475291A (en) * 1992-12-10 1995-12-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Adjustment device for adjusting control parameters of a servo motor and an adjustment method therefor
JPH06253564A (ja) * 1993-02-25 1994-09-09 Ckd Corp モータ共振周波数減衰用フィルタの定数値設定方法
US5473230A (en) * 1993-07-08 1995-12-05 Maxtor Corporation Torque disturbance precompensation for disk drive spindle motors
US5801963A (en) * 1995-11-13 1998-09-01 The University Of Kentucky Research Foundation Method of predicting optimum machining conditions
US5941143A (en) * 1995-11-16 1999-08-24 University Of Kentucky Research Foundation Method of assessing chip breakability performance
JP3647955B2 (ja) * 1996-01-23 2005-05-18 三菱電機株式会社 操作ボード、リモートi/o通信制御方法
DE19602454C2 (de) * 1996-01-24 2001-04-12 Agie Sa Verfahren und Fuzzy-Regler zum Abstimmen der Reglerparameter eines Reglers
US5826060A (en) * 1996-04-04 1998-10-20 Westinghouse Electric Corporation Stimulated simulator for a distributed process control system
DE19615816A1 (de) * 1996-04-20 1997-10-23 Chiron Werke Gmbh Verfahren zum Steuern einer Werkzeugmaschine
US5903474A (en) * 1996-11-08 1999-05-11 University Of Kentucky Research Foundation Optimization of machining with progressively worn cutting tools
JP3501962B2 (ja) * 1998-11-09 2004-03-02 株式会社山武 Pidパラメータ再調整方法、そのpidパラメータ再調整プログラムを記録した記憶媒体およびpidパラメータ再調整装置
US6850806B2 (en) * 1999-04-16 2005-02-01 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for determining calibration options in a motion control system
US6470225B1 (en) 1999-04-16 2002-10-22 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for automatically tuning feedforward parameters
US6961628B2 (en) * 1999-04-16 2005-11-01 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for tuning compensation parameters
US6198246B1 (en) 1999-08-19 2001-03-06 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for tuning control system parameters
JP2001306137A (ja) * 2000-04-24 2001-11-02 Yamaha Motor Co Ltd 制御対象の特性制御装置
WO2002005414A1 (en) * 2000-07-11 2002-01-17 Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki Motor control device
EP1332494A4 (en) * 2000-09-21 2005-04-20 Gsi Lumonics Corp DIGITAL CONTROL SERVO SYSTEM
US6859747B2 (en) * 2001-04-26 2005-02-22 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for self-calibrating a motion control system
US6865499B2 (en) * 2001-04-26 2005-03-08 Siemens Energy & Automation, Inc. Method and apparatus for tuning compensation parameters in a motion control system associated with a mechanical member
JP2003058218A (ja) * 2001-06-06 2003-02-28 Fanuc Ltd サーボモータを駆動制御する制御装置
JP4578732B2 (ja) * 2001-08-13 2010-11-10 株式会社森精機製作所 工作機械送り系の制御装置
GB2401441B (en) * 2002-04-05 2005-08-10 Mitsubishi Electric Corp Motor control device
JP2003316422A (ja) 2002-04-25 2003-11-07 Mitsubishi Electric Corp 制御パラメータ自動調整装置
US6961637B2 (en) * 2003-02-25 2005-11-01 Ge Fanuc Automation Americas, Inc. On demand adaptive control system
GB0313887D0 (en) * 2003-06-16 2003-07-23 Gsi Lumonics Ltd Monitoring and controlling of laser operation
US7190144B2 (en) * 2004-01-23 2007-03-13 Gsi Group Corporation System and method for adjusting a PID controller in a limited rotation motor system
JP2006107284A (ja) * 2004-10-07 2006-04-20 Fanuc Ltd 数値制御装置
JP2007052505A (ja) * 2005-08-15 2007-03-01 Fanuc Ltd 数値制御装置
US7629764B2 (en) * 2006-02-03 2009-12-08 Bae Systems Land & Armaments L.P. Nonlinear motor control techniques
WO2008036110A2 (en) * 2006-02-03 2008-03-27 Bae Systems Land & Armaments L.P. Modularized servo control system
AU2008286950B2 (en) * 2007-08-10 2013-11-07 Res Usa, Llc Precipitated iron catalyst for hydrogenation of carbon monoxide
US7627440B2 (en) * 2007-08-28 2009-12-01 Rockwell Automation Technologies, Inc. Inertia and load torque estimating method and apparatus
EP2105815B1 (de) * 2008-03-25 2016-03-09 TRUMPF Maschinen Grüsch AG Verfahren zum Erstellen eines NC-Steuerungsprogramms
US8565746B2 (en) * 2008-12-30 2013-10-22 Carrier Iq, Inc. Programmable agent for monitoring mobile communication in a wireless communication network
JP2011134169A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 制御パラメータ調整方法及び調整装置
CN104303113A (zh) * 2012-05-17 2015-01-21 三菱电机株式会社 伺服参数调整装置
CN102866638A (zh) * 2012-10-22 2013-01-09 天津商业大学 一种双转台五轴数控机床虚拟装配和数控加工仿真方法
TWI454868B (zh) * 2012-11-02 2014-10-01 Ind Tech Res Inst 目標導向數值控制自動調校系統與方法
KR101376840B1 (ko) * 2012-11-26 2014-04-01 삼성전기주식회사 센서 자동이득제어 장치 및 방법, 그리고 센서 장치
JP5956619B2 (ja) 2015-01-13 2016-07-27 ファナック株式会社 加工条件に応じてパラメータを調整するパラメータ自動調整装置
JP6832498B2 (ja) * 2017-04-25 2021-02-24 株式会社安川電機 システムおよび評価装置ならびに評価方法
TW202022652A (zh) 2018-11-30 2020-06-16 財團法人工業技術研究院 加工參數調整系統及加工參數調整方法
JP6989564B2 (ja) * 2019-04-26 2022-01-05 ファナック株式会社 工作機械の数値制御システム
CN111923045B (zh) * 2020-08-07 2021-10-29 珠海格力智能装备有限公司 机器人的控制方法、装置、计算机可读存储介质和处理器
WO2023053400A1 (ja) * 2021-09-30 2023-04-06 三菱電機株式会社 数値制御装置、加工システム、数値制御方法および加工方法
CN114995204B (zh) * 2022-07-18 2022-11-08 中国西安卫星测控中心 一种统一测控设备自动化运行方法

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3829750A (en) * 1971-02-12 1974-08-13 Bendix Corp Self-adaptive process control
US4130863A (en) * 1977-10-27 1978-12-19 Optimizer Control Corp. Optimizing control system
IT1165716B (it) * 1979-10-11 1987-04-22 Olivetti & Co Spa Apparecchiatura di controllo numerico adattativo per macchine utensili
US4478657A (en) * 1983-01-06 1984-10-23 C. A. Schroeder, Inc. Method for strengthening duct cores
JPS59167706A (ja) * 1983-03-14 1984-09-21 Toshiba Corp 多入出力サンプル値i−pd制御装置
JPS60220411A (ja) * 1984-04-17 1985-11-05 Toshiba Corp デイジタル位置制御装置
US4669040A (en) * 1984-09-19 1987-05-26 Eurotherm Corporation Self-tuning controller
US4609855A (en) * 1984-11-09 1986-09-02 Motorola, Inc. Adaptive servomotor control
DD246641A1 (de) * 1986-03-13 1987-06-10 Nagema Veb K Verfahren zur steuerung von verarbeitungsmaschinen nach optimalen arbeitsgeschwindigkeiten
JPH0283703A (ja) * 1988-09-21 1990-03-23 Hitachi Ltd プロセス制御システム
JPH0350602A (ja) * 1989-07-18 1991-03-05 Kobe Steel Ltd ロボットのゲイン設定装置
DE3931143C2 (de) * 1989-09-19 1998-05-20 Rolf Prof Dr Ing Isermann Verfahren zur Überwachung des Betriebs einer Werkzeugmaschine

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102016008137B4 (de) * 2015-07-09 2020-01-30 Fanuc Corporation Servosteuervorrichtung mit Funktion zur Anzeige eines Einstellungszustands in einer automatischen Einstellung für ein Steuersystem

Also Published As

Publication number Publication date
US5285378A (en) 1994-02-08
JPH04302306A (ja) 1992-10-26
DE4210091A1 (de) 1992-10-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2745850B2 (ja) 数値制御装置、数値制御システム、制御パラメータの自動調整方法、特徴量判定基準変更方法および複数の調整条件総合判定方法
JP2954378B2 (ja) 電動機サーボ系の制御装置
US4602326A (en) Pattern-recognizing self-tuning controller
CN102396151B (zh) 电动机控制装置
EP1376287B1 (en) Motor controller and method for measuring characteristics of mechanism
US6980869B1 (en) System and method for user controllable PID autotuning and associated graphical user interface
Ross Error adaptive control computer for interconnected power systems
USRE33267E (en) Pattern-recognizing self-tuning controller
US6959219B2 (en) Control apparatus having a limit cycle auto-tuning function
US20020022903A1 (en) Frequency domain auto-tune for an internal motor controller
US4893250A (en) Centralized loom control method with optimization of operating speed
JPH11102211A (ja) サーボ調整方法およびその装置
JP3061450B2 (ja) モデル予測制御装置
JP2950149B2 (ja) オートチューニングコントローラ
US6625502B2 (en) Automatic speed loop gain adjustment method and apparatus for a feedback control system
AU740014B2 (en) Method for preventing windup in PID controllers employing nonlinear gain
JP2005006418A (ja) モータ制御装置の制御パラメータ設定装置および設定方法
JPH10333704A (ja) Pidチューニング方法および装置
JP3173031B2 (ja) ロボットアームのサーボ制御装置
TWI805353B (zh) 伺服驅動器及其增益快速自調整方法
JP2651152B2 (ja) Pid制御装置
JP7080446B1 (ja) 多軸制御調整装置、多軸制御調整システム、多軸制御調整方法
EP1091032A2 (en) A let-off control device for a weaving machine
JP3618038B2 (ja) 数値制御装置の位置誤差量検出方法及び装置
JP2023039601A (ja) サーボアンプのオートチューニング方法及びモータ制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080213

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090213

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100213

Year of fee payment: 12

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees