JP2743748B2 - 乗客コンベア - Google Patents

乗客コンベア

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JP2743748B2
JP2743748B2 JP34386092A JP34386092A JP2743748B2 JP 2743748 B2 JP2743748 B2 JP 2743748B2 JP 34386092 A JP34386092 A JP 34386092A JP 34386092 A JP34386092 A JP 34386092A JP 2743748 B2 JP2743748 B2 JP 2743748B2
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main body
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忠一 斎藤
辰夫 馬場
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、エスカレーターや電動
道路等の乗客コンベアに係り、特に、建築構造物の通路
に並設される乗客コンベアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来において、建築構造物の通路に並設
される乗客コンベアとして、例えば特開昭59−190179号
公報に記載の乗客コンベアがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の乗客コンベ
アは、欄干を乗客コンベアと通路とを仕切る隔壁として
いるが、並設された通路の幅寸法についての配慮がなさ
れていない。即ち、通路に並べて乗客コンベアを設置す
ることで、通路の幅寸法が乗客コンベアの設置幅寸法分
減少し、その結果、通路幅が狭いことで混雑時に人の流
れが停滞してしまい、通路利用者のサービスを低下させ
ることになる。
【0004】本発明の目的は、並設される通路の幅寸法
の縮小を最少に抑えることのできる乗客コンベアを提供
することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、無端状に連結されて移動する踏段と、この
踏段と同期移動するハンドレールと、このハンドレール
の走行路を形成する欄干と、これらを全長に亘って支持
して建築構造物の通路に並設され長手方向両端に機械室
を有する本体枠とを備えた乗客コンベアにおいて、前記
通路に面する側の前記機械室を除く前記本体枠の幅を機
械室の本体枠の幅よりも狭く形成し、狭くした本体枠に
前記欄干を支持させ、この欄干を前記通路との隔壁と
し、かつ前記本体枠の前記機械室部分を前記建築構造物
の路面に夫々埋め込んだのである。上記のように構成す
ることにより、乗客コンベアの欄干に隣接する通路の幅
寸法は、本体枠の幅寸法が狭くなった分、広くなり、ま
た、機械室部分は建築構造物の路面に埋め込まれて欄干
が存在しないので、歩行スペースを狭くする要因とはな
らない。
【0006】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図3に示す
エスカレーターに沿って説明する。
【0007】エスカレーター1は、建築構造物の階段2
と並設されており、上下部の乗降口3は、階段2の上下
階の通路12の路面に夫々面一に設置されている。
【0008】上記エスカレーター1は、無端状に連結さ
れて移動する踏段4と、この踏段4と同期して移動する
ハンドレール5と、このハンドレール5の走行を案内
し、前記階段2との隔壁を形成する欄干6と、欄干6の
外側を覆う外装板7と、欄干6の基部を覆う側部カバー
9と、これらの各部品を支持する本体枠8とを備えてい
る。
【0009】前記本体枠8は、その全長に亘って延在す
る上辺材8A,8Cと、下辺材(図示せず)と、これら
上辺材8A,8Cと下辺材を連結する縦材8Bとからな
る周知の側枠を左右一対備えている。
【0010】この上辺材8A,8Cに前記欄干6の支持
柱6Cが固定され、それらの上部にハンドレールフレー
ム6Aが支持され、このハンドレールフレーム6Aに前
記ハンドレール5が案内されている。一方、前記欄干6
の内側基部を内デッキカバー6Bが覆っている。
【0011】また、上記本体枠8は、長手方向の両端部
に機械室P(図3)を形成し、これら機械室P内に踏段
4を駆動する機械1Aや制御装置が収納されている。
【0012】これら機械室Pの上部は前記乗降口3を形
成するための乗降床(図示せず)で塞がれている。
【0013】上記本体枠8の上辺材8A,8Cのうち、
上辺材8Cは並設の階段2に対向する範囲N(図1)に
配置され、上辺材8Aは機械室Pの範囲M(図1)に対
向するものである。前記上辺材8Cは前記上辺材8Aよ
りも踏段4側に位置し、前記上辺材8Aと接合部Xで強
固に連結されている。したがって、前記本体枠8の機械
室Pの範囲Mの幅寸法Waは一般のエスカレーターと同
じ基準幅の基準幅部8Yとなり、前記本体枠8の階段2
に対向する範囲Nの幅寸法Wbは幅狭部8Zとなる。
【0014】このように上辺材8AよりもWa−Wb寸
法分踏段4側に配置された上辺材8C上に、前記欄干6
の支持柱6Cを固定することにより、図2に示すよう
に、本来上辺材8A上に固設される欄干6が、踏段4側
に位置して立設されるので、側部カバー9までの幅寸法
Wも踏段4側に変位することになり、階段2の通路とし
ての幅寸法は寸法WaーW分広くなり、エスカレーター
1の建築構造物の階段2を占有するスペースを最小限に
することができる。
【0015】また、本体枠8の基準幅部8Yは、階段2
の上下部の広い通路12面に夫々埋め込まれて通路12
面と面一の乗降床(図示せず)が通路12面の一部とな
るために、通路12面のスペース占有率は小さい。
【0016】上記構成において、踏段4側に位置して立
設する欄干6の支持柱6Cに、支持体11を介して手摺
10を取付けることにより、階段2上を昇降する歩行者
の補助施設とすることができる。尚、手摺10の取付位
置を欄干6の上方に位置させることにより、手摺10が
階段2の通路としての幅寸法を減じることはない。
【0017】上記実施例は、階段2に並設するエスカレ
ーター1についてであるが、エスカレーター1に限らず
階段に並設する傾斜型電動道路や水平通路に並設する水
平型電動道路にも適用できる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、並
設される通路の幅寸法の縮小を抑えることのできる通路
と併設される乗客コンベアを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例によるエスカレーターの上部
乗降口側を示す概略側面図。
【図2】図1のII線に沿う断面図。
【図3】図1に示すエスカレーターの本体枠を示す斜視
図。
【符号の説明】
1…エスカレーター、2…階段、4…踏段、5…ハンド
レール、6…欄干、8…本体枠、10…手摺。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】無端状に連結されて移動する踏段と、この
    踏段と同期移動するハンドレールと、このハンドレール
    の走行路を形成する欄干と、これらを全長に亘って支持
    して建築構造物の通路に並設され長手方向両端に機械室
    を有する本体枠とを備えた乗客コンベアにおいて、前記
    通路に面する側の前記機械室を除く前記本体枠の幅を機
    械室の本体枠の幅よりも狭く形成し、狭くした本体枠に
    前記欄干を支持させ、この欄干を前記通路との隔壁と
    し、かつ前記本体枠の前記機械室部分を前記建築構造物
    の路面に夫々埋め込んだことを特徴とする乗客コンベ
    ア。
  2. 【請求項2】前記本体枠は前記建築構造物の階段に隣接
    して設置され、前記本体枠の機械室部分は階段の上下の
    路面に夫々埋め込まれていることを特徴とする請求項1
    記載の乗客コンベア。
JP34386092A 1992-12-24 1992-12-24 乗客コンベア Expired - Lifetime JP2743748B2 (ja)

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JP3435382B2 (ja) * 2000-03-08 2003-08-11 株式会社日立製作所 階段通路設備

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