JP3482933B2 - 乗客コンベア - Google Patents
乗客コンベアInfo
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- JP3482933B2 JP3482933B2 JP2000014031A JP2000014031A JP3482933B2 JP 3482933 B2 JP3482933 B2 JP 3482933B2 JP 2000014031 A JP2000014031 A JP 2000014031A JP 2000014031 A JP2000014031 A JP 2000014031A JP 3482933 B2 JP3482933 B2 JP 3482933B2
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- Japan
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- passenger conveyor
- frame
- vertical
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Description
【発明の詳細な説明】
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレーターあ
るいは動く歩道等の乗客コンベアに係り、特に複数台並
設される場合の累積横幅寸法を短縮し得る構成の乗客コ
ンベアに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、乗客コンベアの単独設置における
横幅寸法の短縮策は、特開昭６１−５５０８４号公報に
開示され知られている。また、複数台設置における並設
構成は、特開平１０−８１４７７号公報に開示され知ら
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の前者
は、乗客コンベアの単独設置に限定されており、例え
ば、下階から上階に向けて複数台の乗客コンベアが互い
に横幅寸法の余裕が少ない状態で並設する形態には言及
されていなかった。また、前記従来技術の後者は、並設
形態ではあるものの、それらの累積横幅寸法の短縮策に
は言及されていなかった。 【０００４】本発明の目的とするところは、複数台並設
形態の乗客コンベアについて、それらの累積横幅寸法を
短縮でき、かつ省設置スペース型となる乗客コンベア構
成を提供しようとするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために次のような手段を採用した。 【０００６】複数台分の踏段等の構成部品を並設し、こ
の構成部品を収納する支持体として設けられ、縦枠及び
横枠等の組合せ体でなる本体フレームを備えた乗客コン
ベアにおいて、前記本体フレームは、左右両側の縦枠
と、この縦枠間に位置する中央枠を有し、かつ、この中
央枠は縦枠の高さに対して低く形成してその上側に空間
を形成し、この空間に乗客コンベアの構成部品を収納し
たのである。 【０００７】前述のごとく、本発明の乗客コンベアによ
れば、２台分共通の中央枠を設けることにより複数台の
乗客コンベアの累積横幅寸法を最小限とすることができ
るうえに、並設接近部における空間活用も可能にした省
設置スペース型の乗客コンベアを提供することができ
る。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて、図１〜図３に従って説明する。 【０００９】複数台並設された第１の乗客コンベア１及
び第２の乗客コンベア２の外観を斜視的に示した図１
（２台並設形態を例示）において、第１の乗客コンベア
１と第２の乗客コンベア２は、２台の累積横幅寸法Ｗが
３ｍ程度で並設されており、全体の支持体である２台分
一対の本体フレーム３の中に、踏段列４及び５と、左右
一対のハンドレール６及び７の移動体、それに踏段列４
及び５の側壁を形成する左右一対の欄干８及び９が収容
及び立設されて下階と上階間の乗客輸送を行う構成とな
っている。 【００１０】そして、上記本体フレーム３から付属構成
部品を除外（解体）した状態を斜視的に示した図２にお
いて、この本体フレーム３は、第１の乗客コンベア１と
第２の乗客コンベア２の累積横幅寸法Ｗの範囲内におい
て、左右両側の縦枠１０及び１１と、この縦枠１０及び
１１の間の中央部に、この縦枠１０及び１１とは非対称
形で２台分共通の中央枠１２で構成される長手方向長尺
の構造体となっており、これが受材１３及び１４により
下階に、受材１５及び１６により上階にそれぞれ装架さ
れる。 【００１１】さらに、この本体フレーム３は、図１のＩ
−Ｉ線に沿う断面を示した図３のように、左右両側の縦
枠１０，１１及び中央枠１２は、各々横枠１７及び１８
で縦方向中央部が、底板１９及び２０で縦方向底部が溶
接等により連結されて支持体としての剛性を保つ構成と
なっている。 【００１２】ここで、本体フレーム３の詳細について説
明すれば、図３の断面に示したように、左右対称形に配
設された縦枠１０及び１１は、一例としてＬ型鋼の上弦
材２１及び２２と下弦材２３及び２４と、同じくＬ型鋼
の縦材２５及び２６を溶接等により連結したもので、こ
の本体フレーム３の中央枠１２は、上記縦枠１０及び１
１とは異なる部材の、例えば、Ｉ型鋼が用いられ、その
板厚ｔ１は左右両側の縦枠１０及び１１の板厚ｔ２より
は小さい寸法のものが用いられている。 【００１３】このような構成の本体フレーム３に対し
て、上記踏段列４及び５は、図３に示したように２台個
別に配置されて移動する構成となっている。また、左右
一対のハンドレール６及び７と欄干８及び９も第１の乗
客コンベア１及び第２の乗客コンベア２専用部品として
それぞれ独立して配置されている。 【００１４】なお、上記した中央枠１２の板厚ｔ１と縦
枠１０及び１１の板厚ｔ２との関係は、ｔ１＜ｔ２（上
記）が最も望ましいが、従来、図３のように並設した場
合は第１の乗客コンベア１に上記縦枠相当体が左右一
対、同様に第２の乗客コンベア２に上記縦枠相当体が左
右一対の４体、合計板厚４×ｔ２存在していたことを考
え、これの短縮を図るという狙いでは、ｔ１＜４×ｔ２
の範囲であれば多少なりとも本来の目的を達成すること
になり、複数台設置の場合の累積横幅寸法の短縮が可能
となる。 【００１５】一方、Ｉ型鋼で例示した上記中央枠１２
は、図３に示すように縦枠１０及び１１の所定高さ寸法
Ｈａに対して想像線Ｚのように一段低いＨｂに設置し
て、その上側に形成される空間Ｑの所に第１の乗客コン
ベア１及び第２の乗客コンベア２の構成部品（例えば、
制御器箱，給油箱，工具箱）を収納すれば、結果として
本体フレーム３の全体寸法がコンパクトとなり、上記短
縮施策に加えて複数台設置の場合の省設置スペース化に
寄与できる。 【００１６】なお、上記中央枠１２は、例示のＩ型鋼に
限定されるものではなく、Ｈ型鋼やＬ型鋼を組合せたト
ラス構造体でも何ら問題はない。また、上記欄干８及び
９を構成するデッキカバー８Ａ及び８Ｂ，９Ａ及び９Ｂ
は、縦枠１０及び１１側を幅広（幅Ｗ１）のデッキカバ
ー８Ａ及び９Ｂ，中央部を幅狭（幅Ｗ２）のデッキカバ
ー８Ｂ及び９Ａとしてそれぞれ本体フレーム３の幅寸法
にリンクさせることも可能である。 【００１７】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の乗客コン
ベアによれば、複数台設置の場合の接近する縦枠を共通
体とし、高さ寸法を低くしてその上部に構成部品を配置
したので、累積幅寸法の短縮が可能となるとともに、省
設置スペース化を達成できる。
るいは動く歩道等の乗客コンベアに係り、特に複数台並
設される場合の累積横幅寸法を短縮し得る構成の乗客コ
ンベアに関する。 【０００２】 【従来の技術】従来、乗客コンベアの単独設置における
横幅寸法の短縮策は、特開昭６１−５５０８４号公報に
開示され知られている。また、複数台設置における並設
構成は、特開平１０−８１４７７号公報に開示され知ら
れている。 【０００３】 【発明が解決しようとする課題】前記従来技術の前者
は、乗客コンベアの単独設置に限定されており、例え
ば、下階から上階に向けて複数台の乗客コンベアが互い
に横幅寸法の余裕が少ない状態で並設する形態には言及
されていなかった。また、前記従来技術の後者は、並設
形態ではあるものの、それらの累積横幅寸法の短縮策に
は言及されていなかった。 【０００４】本発明の目的とするところは、複数台並設
形態の乗客コンベアについて、それらの累積横幅寸法を
短縮でき、かつ省設置スペース型となる乗客コンベア構
成を提供しようとするものである。 【０００５】 【課題を解決するための手段】本発明は、前記の目的を
達成するために次のような手段を採用した。 【０００６】複数台分の踏段等の構成部品を並設し、こ
の構成部品を収納する支持体として設けられ、縦枠及び
横枠等の組合せ体でなる本体フレームを備えた乗客コン
ベアにおいて、前記本体フレームは、左右両側の縦枠
と、この縦枠間に位置する中央枠を有し、かつ、この中
央枠は縦枠の高さに対して低く形成してその上側に空間
を形成し、この空間に乗客コンベアの構成部品を収納し
たのである。 【０００７】前述のごとく、本発明の乗客コンベアによ
れば、２台分共通の中央枠を設けることにより複数台の
乗客コンベアの累積横幅寸法を最小限とすることができ
るうえに、並設接近部における空間活用も可能にした省
設置スペース型の乗客コンベアを提供することができ
る。 【０００８】 【発明の実施の形態】以下に、本発明の一実施形態につ
いて、図１〜図３に従って説明する。 【０００９】複数台並設された第１の乗客コンベア１及
び第２の乗客コンベア２の外観を斜視的に示した図１
（２台並設形態を例示）において、第１の乗客コンベア
１と第２の乗客コンベア２は、２台の累積横幅寸法Ｗが
３ｍ程度で並設されており、全体の支持体である２台分
一対の本体フレーム３の中に、踏段列４及び５と、左右
一対のハンドレール６及び７の移動体、それに踏段列４
及び５の側壁を形成する左右一対の欄干８及び９が収容
及び立設されて下階と上階間の乗客輸送を行う構成とな
っている。 【００１０】そして、上記本体フレーム３から付属構成
部品を除外（解体）した状態を斜視的に示した図２にお
いて、この本体フレーム３は、第１の乗客コンベア１と
第２の乗客コンベア２の累積横幅寸法Ｗの範囲内におい
て、左右両側の縦枠１０及び１１と、この縦枠１０及び
１１の間の中央部に、この縦枠１０及び１１とは非対称
形で２台分共通の中央枠１２で構成される長手方向長尺
の構造体となっており、これが受材１３及び１４により
下階に、受材１５及び１６により上階にそれぞれ装架さ
れる。 【００１１】さらに、この本体フレーム３は、図１のＩ
−Ｉ線に沿う断面を示した図３のように、左右両側の縦
枠１０，１１及び中央枠１２は、各々横枠１７及び１８
で縦方向中央部が、底板１９及び２０で縦方向底部が溶
接等により連結されて支持体としての剛性を保つ構成と
なっている。 【００１２】ここで、本体フレーム３の詳細について説
明すれば、図３の断面に示したように、左右対称形に配
設された縦枠１０及び１１は、一例としてＬ型鋼の上弦
材２１及び２２と下弦材２３及び２４と、同じくＬ型鋼
の縦材２５及び２６を溶接等により連結したもので、こ
の本体フレーム３の中央枠１２は、上記縦枠１０及び１
１とは異なる部材の、例えば、Ｉ型鋼が用いられ、その
板厚ｔ１は左右両側の縦枠１０及び１１の板厚ｔ２より
は小さい寸法のものが用いられている。 【００１３】このような構成の本体フレーム３に対し
て、上記踏段列４及び５は、図３に示したように２台個
別に配置されて移動する構成となっている。また、左右
一対のハンドレール６及び７と欄干８及び９も第１の乗
客コンベア１及び第２の乗客コンベア２専用部品として
それぞれ独立して配置されている。 【００１４】なお、上記した中央枠１２の板厚ｔ１と縦
枠１０及び１１の板厚ｔ２との関係は、ｔ１＜ｔ２（上
記）が最も望ましいが、従来、図３のように並設した場
合は第１の乗客コンベア１に上記縦枠相当体が左右一
対、同様に第２の乗客コンベア２に上記縦枠相当体が左
右一対の４体、合計板厚４×ｔ２存在していたことを考
え、これの短縮を図るという狙いでは、ｔ１＜４×ｔ２
の範囲であれば多少なりとも本来の目的を達成すること
になり、複数台設置の場合の累積横幅寸法の短縮が可能
となる。 【００１５】一方、Ｉ型鋼で例示した上記中央枠１２
は、図３に示すように縦枠１０及び１１の所定高さ寸法
Ｈａに対して想像線Ｚのように一段低いＨｂに設置し
て、その上側に形成される空間Ｑの所に第１の乗客コン
ベア１及び第２の乗客コンベア２の構成部品（例えば、
制御器箱，給油箱，工具箱）を収納すれば、結果として
本体フレーム３の全体寸法がコンパクトとなり、上記短
縮施策に加えて複数台設置の場合の省設置スペース化に
寄与できる。 【００１６】なお、上記中央枠１２は、例示のＩ型鋼に
限定されるものではなく、Ｈ型鋼やＬ型鋼を組合せたト
ラス構造体でも何ら問題はない。また、上記欄干８及び
９を構成するデッキカバー８Ａ及び８Ｂ，９Ａ及び９Ｂ
は、縦枠１０及び１１側を幅広（幅Ｗ１）のデッキカバ
ー８Ａ及び９Ｂ，中央部を幅狭（幅Ｗ２）のデッキカバ
ー８Ｂ及び９Ａとしてそれぞれ本体フレーム３の幅寸法
にリンクさせることも可能である。 【００１７】 【発明の効果】以上説明したように、本発明の乗客コン
ベアによれば、複数台設置の場合の接近する縦枠を共通
体とし、高さ寸法を低くしてその上部に構成部品を配置
したので、累積幅寸法の短縮が可能となるとともに、省
設置スペース化を達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施形態を示す全体外観斜視図。
【図２】図１の要部のみを示す斜視図。
【図３】図１のＩ−Ｉ線に沿う断面図。
【符号の説明】
１…第１の乗客コンベア、２…第２の乗客コンベア、３
…本体フレーム、４，５…踏段列、１０，１１…縦枠、
１２…中央枠、１７，１８…横枠。
…本体フレーム、４，５…踏段列、１０，１１…縦枠、
１２…中央枠、１７，１８…横枠。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(56)参考文献 特開 平４−32490（ＪＰ，Ａ)
実開 平５−44976（ＪＰ，Ｕ)
実公 昭45−27381（ＪＰ，Ｙ１)
(58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名)
B66B 21/04
B66B 23/00
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 【請求項１】複数台分の踏段等の構成部品を並設し、こ
の構成部品を収納する支持体として設けられ、縦枠及び
横枠等の組合せ体でなる本体フレームを備えた乗客コン
ベアにおいて、前記本体フレームは、左右両側の縦枠
と、この縦枠間に位置する中央枠を有し、かつ、この中
央枠は縦枠の高さに対して低く形成してその上側に空間
を形成し、この空間に乗客コンベアの構成部品を収納し
たことを特徴とする乗客コンベア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000014031A JP3482933B2 (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 乗客コンベア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000014031A JP3482933B2 (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 乗客コンベア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2001199661A JP2001199661A (ja) | 2001-07-24 |
| JP3482933B2 true JP3482933B2 (ja) | 2004-01-06 |
Family
ID=18541549
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000014031A Expired - Fee Related JP3482933B2 (ja) | 2000-01-19 | 2000-01-19 | 乗客コンベア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3482933B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7784598B2 (en) * | 2006-03-16 | 2010-08-31 | Otis Elevator Company | Two directions escalator driven by a single machine |
| JP5611557B2 (ja) * | 2009-09-02 | 2014-10-22 | 東芝エレベータ株式会社 | 乗客コンベア |
| JP2013234046A (ja) * | 2012-05-09 | 2013-11-21 | Toshiba Elevator Co Ltd | エスカレータの設置構造 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS4527381Y1 (ja) * | 1966-08-22 | 1970-10-23 | ||
| JP2507670B2 (ja) * | 1990-05-30 | 1996-06-12 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベア |
| JPH0544976U (ja) * | 1991-11-20 | 1993-06-15 | 株式会社日立製作所 | 乗客コンベアの床板構造 |
-
2000
- 2000-01-19 JP JP2000014031A patent/JP3482933B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2001199661A (ja) | 2001-07-24 |
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Legal Events
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