JP2742676B2 - パチンコ機用の裏保護部材 - Google Patents

パチンコ機用の裏保護部材

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JP2742676B2
JP2742676B2 JP8091396A JP8091396A JP2742676B2 JP 2742676 B2 JP2742676 B2 JP 2742676B2 JP 8091396 A JP8091396 A JP 8091396A JP 8091396 A JP8091396 A JP 8091396A JP 2742676 B2 JP2742676 B2 JP 2742676B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、パチンコ機用の
裏保護部材に関し、更に詳細には、遊技盤の裏側の覆蓋
保護および制御装置の設置保護を図るための裏保護部材
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のようにこの種のパチンコ機では、
ゲーム内容別に区分される何れの機種(代表例として第
1種,第2種,第3種と呼ばれている機種)にあっても、
基本的構成としては、外枠に組付けられた前枠の各部
に、窓枠、ガラス扉、上下の球皿、打球発射装置、球送
り装置、各種の球処理部等を有する裏機構セット盤およ
び表示装置等の共通な遊技構成部材が夫々設置されてい
る。そしてこのような基本構成部にあって、前枠の正面
内部に所要の遊技盤が前側または裏側に着脱交換可能に
セットされると共に、当該遊技盤のゲーム内容に適合し
た電子制御処理内容の制御装置が着脱交換可能にセット
されている。
【0003】そして何れの機種にあっても、夫々の遊技
盤は、各種の遊技部品として、入賞具や通入具の他に、
図柄可変表示装置、電動式入賞装置、スイッチ付き入賞
具、遊技表示具、ランプ類等の電気的遊技器具を適宜選
択配置して、所要とするゲーム内容が設定されている。
また、盤裏側に各々の入賞具の位置に合わせてセーフ球
を区分排出するための各種形状、サイズの案内保護部材
(一般に球集合カバーまたは球寄せカバーとも呼ばれて
いる)が選択して設置されている。
【0004】従って、各機種のパチンコ機の新規製作時
やゲームホールで実施されている既存のパチンコ機の機
種交換時には、夫々のゲーム内容をもつ遊技盤がセット
され、また交換されることになるが、この遊技盤のセッ
ト・交換に際しては、当然のことながら当該の遊技盤に
適合するゲーム制御処理内容の制御装置がセットされ、
また交換されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述した従来
の遊技盤着脱交換形式のパチンコ機にあって、前記制御
装置のセット技術については、一般的に(イ)遊技盤裏面
に設置された前記球集合案内カバーの背面部に着脱交換
可能にセットする形態、(ロ)前記裏機構セット盤の背面
所要部位に着脱交換可能にセットする形態が採用されて
いるが、何れの場合にも不便な問題があった。
【0006】すなわち、前記(イ)の形態では、遊技盤の
ゲーム内容設定に合わせて球集合案内カバーが、形状、
サイズ、セーフ球排出条件等の異なる他種のものに変更
されることに伴い、制御装置のセット位置が変更されて
不統一となり、パチンコ機の製作時、機種の変更時にお
いて制御装置のセット作業に不便なことがある。また、
遊技盤裏側の点検や修理にあたり、球集合案内カバーを
開放する場合には、制御装置を一々取外さなければなら
ず、その上制御装置の点検や故障に伴う新旧交換時に
は、前記裏機構セット盤を開放しなければならない、等
の煩わしさがあった。
【0007】一方前記(ロ)の形態では、裏機構セット盤
の背面にセットされた制御装置が、同セット盤の背面後
方に突出しかつ露呈した状態となるため、パチンコ機の
保管時、出荷時、運送時等における取扱い中に、制御装
置が人体障害物ともなり、また外部衝撃(外力)による機
能障害を受けることがある。このため制御装置は、パチ
ンコ機の運送時等では一旦取外し、パチンコ機をゲーム
ホールに設置した後にセットし直していることがあり、
設置台数が多くなればかなりの煩わしさを伴っていた。
【0008】また一般に制御装置は、機種毎やゲーム内
容毎によってサイズが大小変更区分されていることがあ
り、サイズによって球集合案内カバーと裏機構セット盤
とが選択されてセット変更されることもある。このため
ゲームホールで実施されているパチンコ機の機種変更や
遊技盤の交換セットにおいて、制御装置のセット位置、
形態の選定に手間取ることがあり、場合によっては別途
セット補助部材を用意しなければならず不便であった。
【0009】
【発明の目的】本発明は、前述した課題を解決するため
に新規に提案されたものであって、パチンコ機の画一的
な共用保護部材として楽に管理、取扱い得ると共に、裏
機構セット盤の窓口に対して開閉および着脱可能に組付
けセットし、遊技盤の裏側に対する覆蓋保護並びに制御
装置に対する設置保護をなし得るようにしたパチンコ機
用の裏保護部材を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前述した課題を克服し、
所期の目的を好適に達成するため、本発明に係るパチン
コ機用の裏保護部材は、外枠に組付けられた前枠に、各
種の遊技部品およびセーフ球用通出案内部材を配設した
遊技盤が着脱交換可能にセットされる一方、遊技盤の裏
面主要範囲に適した広さに開口された窓および各種球処
理部を設けた裏機構セット盤がセットされると共に、当
該の遊技盤に適したゲーム制御処理内容の制御装置がセ
ットされたパチンコ機にあって、前記裏機構セット盤の
窓に対して、前記遊技盤裏側の覆蓋保護並びに前記制御
装置の設置保護をなすための保護カバーを、着脱回動用
の手段および係脱用の手段を利用して、開閉および着脱
可能に組付けセットし、この保護カバーでは、嵌合わせ
状態で積重ね可能な1つの台形箱状に成形すると共に、
遊技盤裏面に対して大きな離隔空間の保護室を有する箱
部と、小さな離隔空間の保護室を有する蓋部とを一体に
成形して、両部間に互いの高低差を利用して制御装置の
ための設置収容凹部を成形したことを特徴とする。
【0011】
【作用】裏保護部材の主体である保護カバーは、裏機構
セット盤の窓に対して着脱回動用の手段および係脱用の
手段を利用して開閉および着脱可能に組付けセットされ
る。そして組付けセット状態において、保護カバーの箱
部および蓋部における遊技盤裏面に対して画成された保
護室に、各種遊技部品やセーフ球用通出案内部材が収容
保護される。前記箱部と蓋部間の互いの高低差を利用し
て成形した設置収容凹部に、制御装置が箱部より後方に
突出されずに設置される。全ての機種の共用部材とされ
る保護カバーは、箱部および蓋部を含めて嵌合わせ状態
で積重ね可能な台形箱状に形成されており、複数のカバ
ー同志を互いに嵌合い状態にして嵩張らずに積み重ねた
状態で取扱い得ると共に保管できる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ機用
の裏保護部材につき、好適な実施例を挙げて添付図面を
参照しながら説明する。なお本実施例では、所要のゲー
ム内容を設定した遊技盤が、前枠の前側から正面内部に
着脱交換可能にセットされる形式のパチンコ機について
例示する。
【0013】先ず、図1および図2に全体が略示された
パチンコ機の基本的な構成について要約説明する。外枠
1に対して着脱および開閉が可能に組付けられた前枠2
の各部に、各機種に共用される遊技構成部材として、窓
枠3、ガラス扉4、上下の球受け皿5,6、打球発射装
置7、球送り装置8、発射レール9、施錠装置10、遊
技表示手段11等が夫々設置されていると共に、前枠2
の裏側にアウト球、セーフ球、賞球の各種の球処理部や
各種電気部品および制御回路等を備えた裏機構セット盤
12が着脱可能にセットされている。なお、このセット
盤12の中央部、つまり各種の球処理部を除いた中央部
には、後述する遊技盤15における遊技領域17の裏面
に適合する開口広さの窓13が成形されている。
【0014】そして前記前枠2裏側における収容枠14
の正面内部に対して遊技盤15が、ガラス扉4および上
の球受け皿5を開放したもとで、着脱交換可能にセット
されている。ちなみにこの遊技盤15については、「第
2種パチンコ機」に係るタイプのものが例とされ、図1
および図3に示すように、案内レール16内の遊技領域
17において、遊技部品として普通入賞具18や球案内
車(風車とも云う)19の他に、スイッチ付き入賞具(始
動入賞具とも云う)20、ソレノイドおよびスイッチを
含む大型の電動式入賞装置(大入賞装置とも云う)21、
ランプ付き入賞具22、ランプ表示具23等の電気的遊
技器具が夫々配設されて、所要のゲーム内容が設定され
ている。また盤裏面には図3に示すように、電動式入賞
装置21裏側の作動部21Aを除く両側面に亘り、夫々
の入賞具18,20,22に入ったセーフ球を区分排出案
内するための球集合案内カバー24が取着されている。
なお、このカバー24の背面側に、前述の電気的遊技器
具に係る中継基盤25が取着されることもある(図3参
照)。
【0015】このようなパチンコ機にあって、前記裏機
構セット盤12の窓13に対して全ての機種の共用部材
とされた裏保護部材が着脱および開閉可能にセットされ
ている。この裏保護部材の主体である保護カバー26
は、前記遊技盤15における遊技部品の覆蓋保護並びに
後述する制御装置Cの設置保護を図るためのもので、図
3および図4に示すように、全体が横長方形の台形箱状
に合成樹脂成形されている。そして中央右半部側に遊技
盤15裏面に対して大きな離隔空間の保護室R1を画成
した箱部27が成形されて、同箱部27内に前記電動式
入賞装置21の作動部21Aや球集合案内カバー24の
右側部等を収容保護し得、また中央左半部側に遊技盤1
5裏面に対して小さな離隔空間の保護室R2を画成した
蓋部28が成形されて、同蓋部28内に球集合案内カバ
ー24の左側部等を収容保護し得るようになっており、
両部27,28間の互いの高低差による凹部空間が制御
装置Cの設置収容凹部29とされている。
【0016】そして前記箱部27の背面板部には、各種
の電気的配線用の引出し口を部分的カットにより所要開
口広さに成形可能とする開設面部30が透し状に成形さ
れている一方、前記蓋部28の背面板部には、制御装置
Cのための設置部31が成形されている。この設置部3
1では、制御装置をサイズや形態等に応じて選択的にセ
ット可能にするために、縦長方形の保護枠32が後向き
に成形され、この保護枠32の上、下辺部に係止手段と
して例えば弾性変形可能な係止フック33が成形されて
いる一方、保護枠32内に座兼用のボス部34およびピ
ン座35が突設配置されている。また、保護枠32の内
側に小型の制御装置または中継基盤用の設置枠36が成
形されると共に、ボス部37やピン座38が突設されて
いる。
【0017】前記保護カバー26の着脱・開閉技術につ
いては、一例として図2,図3,図4および図5に示すよ
うに、着脱回動用の連結支持手段としてカバーの外側
(図4の左側)上下に成形された各支持片39の孔40
と、裏機構セット盤12の外側(図2,図3の左側)に取
着された支持板41上下の支軸42を利用して、上下方
向への着脱と、左右方向への回動(横開き)が可能に連結
支持され、また係脱手段としてカバーの内側(図示右側)
のフランジ部43の上下に配置された出没式の係止具
(ピン状の止め具)44と、セット盤12における窓13
の内側上下に成形された係止筒部45とを利用して、係
脱(施錠および解錠)可能に係止されるようになっている
(図3参照)。具体的には、図3,図4および図5に示す
ように、保護カバー26の斜状の左側壁部に一体成形さ
れて、同左側壁部に形成された開口部46から前向きに
延出され、この延出部に上下貫通した孔40を当該の支
軸42に着脱可能に嵌合連結し得るようになっている。
また保護カバー26の斜状の右側壁部から水平の向きに
フランジ部43を一体成形し、このフランジ部43の上
下に配置した係止具44を当該の係止筒部45に着脱可
能に係着し得るようになっている。なお係止筒部45
は、前記球集合案内カバー24の背面に突設してもよ
く、また図示しないが、窓13側またはフランジ部43
側に配置した回動式止め具を相手側に係脱可能に係止し
得る形式のものであってもよい。一方保護枠32の係止
手段は、係止フック33に代えて前述した係脱手段とし
ての係止具44および係止筒部45を利用した形態のも
のも採用可能である。
【0018】前述した保護カバー26における蓋部28
の設置部31に対して、前記遊技盤15のゲーム内容に
適した制御処理条件の制御装置Cが、外側(後側)からの
操作により着脱交換可能にセットされて設置収容凹部2
9内に所要の向きで保護されている。この制御装置C
は、何れのサイズのものにあっても基本的な構成として
図5に例示するように、設置部31の保護枠32内に定
置セットし得る合成樹脂製で方形皿状の収容ケース体5
1と、この収容ケース体51内に敷設状にセットされる
静電気防止用の防護板52と、この防護板52内に収容
保護される回路基盤53と、収容ケース体51に組付け
られて回路基盤53を透視可能に覆蓋保護するカバー体
54とからなり、これらが互いに整一されたビス止め部
にビス等を利用して組付けられて、全体が1つの箱型ユ
ニットに構成されて取扱い得るようになっている。
【0019】なお、前記防護板52は、外部から回路基
盤53に侵入しようとする静電気を吸収して同基盤53
を帯電防護するものとして、導電性薄肉金属材(ブリキ
板またはトタン板)により多孔状の方形蓋皿状に成形さ
れたもので、各隅部等に回路基盤53およびカバー体5
4に対する導電縁部(アース接面部)が形成されている。
また前記カバー体54は、防護板52と同様な金属材に
より箱枠状に成形された静電気吸収用の枠本体55の方
形の窓口56に、回路基盤53に透視面として透明合成
樹脂成形された透視板59が固定されている。ちなみに
枠本体55に対する透視板59の結合例として、図6に
示すように、窓口56内周の支持縁57上に透視板59
を載置したもとで、透視板59の内周面に突設した各突
起60を支持縁57の各係止孔58内に突入させた後、
同突起60を熱圧加工によりリベット状に変形させて、
支持縁57に強固に圧着係合させている。
【0020】そして前述した制御装置Cは、サイズや形
態等の変更に合わせて前記設置部31に選択的にセット
可能とされる。すなわち装置全体が比較的小型(小サイ
ズ)のものである場合には、収容ケース体51を含む箱
型ユニットのまま保護枠32内に納め込み、収容ケース
体51およびカバー体54の上、下縁部を係止フック3
3で夫々係止することにより、装置Cが収容ケース体5
1をボス部34およびピン座35に当接した状態で安定
良くセットされる。また装置全体が比較的大型(大サイ
ズ)のものである場合には、収容ケース体51を省略し
て保護枠32を代用し、防護板52、回路基盤53、カ
バー体54を組合わせ単位として保護枠32内に納め込
み、これら三者52,53,54の各々のビス止め部およ
びボス部34との間にビスを締付けて結合することによ
り、装置Cが防護板52を各ボス部34およびピン座3
5に当接した状態で安定良くセットされる。
【0021】前述した何れのセット形態にあっても、夫
々の制御装置Cは、保護カバー26の設置収容凹部29
内に位置して箱部27より後方(背面)に突出されない。
そして所要向きのセット状態において、回路基盤53と
遊技盤15における各種電気的遊技器具とが、開設面部
30で形成された引出し口または開口部46から挿通さ
れる配線で接続される。ちなみに、制御装置Cの防護板
52または枠本体55にアース線を接続してもよい。な
お、制御装置Cの収容ケース体51に放熱口が形成され
ていることに合わせて(図5参照)、保護カバー26の設
置部31における保護枠32の内板部に、放熱口または
各種電気的配線を挿通可能とする開設面部を形成しても
よい。
【0022】
【実施例の作用】前述のように構成された本実施例のパ
チンコ機にあって、裏機構セット盤12の窓13に組付
けられる裏保護部材としての保護カバー26は、同セッ
ト盤12とは別加工条件で成形されると共に、別工程で
組付けられるものであって、前枠2の各部に設置される
他の共通遊技構成部材と同様に、全ての機種に対して好
適に実施できる共用保護部材とされる。そしてこの保護
カバー26は、パチンコ機の製造工程において、連結支
持手段39,40,42および係脱手段44,45を利用
して、予じめセット盤12に組付けセットしたもとで、
同セット盤12と一体的に取扱って前枠2に設置した
り、あるいはセット盤12の設置後に次工程でセットす
ることができ、その組付け工程順位、態様が何ら制限さ
れないので、パチンコ機の製造工程の合理化を企図して
生産性の向上を図ることができる。また保護カバー26
は、製造後あるいはゲームホール搬入後のパチンコ機に
あっても、裏機構セット盤12に簡単にセットすること
ができる。
【0023】また前述の保護カバー26は、当該パチン
コ機の裏機構セット盤12にセットされた状態におい
て、前枠2の正面内部にセットされた遊技盤15の裏側
に露呈する遊技部品(主として電動式入賞装置21等)お
よび球集合案内カバー24を、箱部27と蓋部28の夫
々の保護室R1,R2内に収容して好適に覆蓋保護し得る
一方、図2および図3中左方へ回動開き(横開き)させる
ことにより、窓13を全面的に開口して遊技盤15裏
側、つまり遊技領域17に対応する裏側主要範囲を開放
することができるので、遊技部品等の点検や修理等が楽
にできる。
【0024】そしてこのような保護カバー26におい
て、遊技盤15のゲーム内容に適した制御装置Cをセッ
トする場合には、前述したように蓋部28における設置
部31に、収容ケース体51を含む箱型ユニット形態あ
るいは収容ケース体51を省略したユニット化形態に選
択したもとで、手早く簡単にセット保持することができ
る。これにより保護カバー26と制御装置Cとを組合わ
せた1つの制御カバー部材として、またこの制御カバー
部材を裏機構セット盤12に組付けた1つの制御セット
盤として、夫々構成し得ると共に取扱い得る。従って、
パチンコ機の製造においては、前述した制御カバー部材
や制御セット盤を1回の組付け作業で手早くセットする
ことができ、またゲームホールに実施されているパチン
コ機の機種変更においては、制御カバー部材を既設のも
のと簡単に交換セットすることができる。
【0025】また保護カバー26は、箱部27および蓋
部28を含めて全体的に勾配面をもつ台形状、つまり左
右および上下の壁部が斜状とされた台形箱状に成形され
ていることから、カバー同志を互いに嵌合い状態にして
嵩張らずに積み重ねることができる。このため多くの保
護カバー26あるいは前述した多くの制御カバー部材の
保管(ストック)時や移送時においては、できるだけ小さ
い実体サイズ、梱包状態にまとめて好適に取扱うことが
でき、特に機種変更に伴いゲームホール内に搬入する際
には楽になる。
【0026】なお遊技盤15のゲーム内容の設定変更に
伴い、制御装置Cが大型のものとされて裏機構セット盤
12の背面側に設置される一方、中継基盤25が大型サ
イズのものとされて遊技盤15の裏面や球集合案内カバ
ー24の背面に設置困難となる場合には、この大型中継
基盤25を保護カバー26における設置部31の設置枠
36内にして各ボス部37にビス着することによりセッ
トできる(図7参照)。但しこの場合には、中継基盤25
をケースやカバーを含む単位にしてセットするようにし
てもよい。
【0027】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明に係るパチン
コ機用の裏保護部材では、裏保護部材の主体である保護
カバーは、パチンコ機に対して画一的な共用保護部材と
して使用し得る。また保護カバーを、嵌合わせ状態で積
重ね可能な1つの台形箱状に成形したから、多くのカバ
ー同志を互いに嵌合い状態にして嵩張らずに積み重ねる
ことができる。すなわち、多くの保護カバーの保管時や
移送時においては、できるだけ小さい実体サイズ、梱包
状態にまとめて好適に取扱うことができ、特に機種変更
に伴いゲームホール内に搬入する際には楽になる。
【0028】前記保護カバーを裏機構セット盤の窓に対
して着脱回動用の手段および係脱用の手段を利用して開
閉および着脱可能に組付けセットした状態において、保
護カバーの箱部および蓋部における遊技盤裏面に対して
画成された保護室に、各種遊技部品やセーフ球用通出案
内部材を収容保護することができる。そして、保護カバ
ーを横開きすることにより、窓を全面的に開口して遊技
盤裏側を開放して、各種遊技部品やセーフ球用通出案内
部材の点検や修理等を容易に行ない得る。更に、保護カ
バーの箱部と蓋部間の互いの高低差を利用して成形した
設置収容凹部に、制御装置を箱部より後方に突出させる
ことなく設置することが可能となるので、パチンコ機の
保管・運送時等における制御装置の故障・破損を有効に
防止することができる。更にまた、保護カバーは画一的
な共用保護部材として取扱い得ると共に実施(装備)し得
るので、従来のパチンコ機に実施されていた制御装置の
セット技術に係る諸問題、すなわち夫々の遊技盤に設置
される各種球集合案内カバーの形態別等に伴う制御装置
のセット位置の不統一、遊技盤裏側の球集合案内カバー
の開放時における制御装置の取外しや制御装置自体の点
検・交換時における裏機構セット盤の開放、球集合案内
カバー側と裏機構セット盤側とに対する制御装置のセッ
ト位置や形態の選定等に係る不便な問題を好適に解消し
て、制御装置の統一的セットを図り得るものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係るパチンコ機の略体正面図
である。
【図2】本発明の実施例に係るパチンコ機の略体背面図
である。
【図3】図2中のIII−III線に基づく一部省略した平断
面図である。
【図4】裏保護部材を背面側から観た正面図である。
【図5】裏保護部材に対する制御装置の設置態様を分解
して略示する斜視図である。
【図6】制御装置における透視板の取着例を示す説明図
である。
【図7】裏保護部材に対する中継基盤の設置態様を略示
する説明図である。
【符号の説明】
1 外枠,2 前枠,12 裏機構セット盤,13 窓,1
5 遊技盤 18 普通入賞具,20 スイッチ付き入賞具,21 電
動式入賞装置 22 ランプ付き入賞具,24 球集合案内カバー,26
保護カバー 27 箱部,28 蓋部,29 設置収容凹部,39 支持
片,40 孔 42 支軸,44 係止具,45 係止筒部,C 制御装
置,R1,R2 保護室

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外枠(1)に組付けられた前枠(2)に、各種
    の遊技部品(18,20,21,22)およびセーフ球用通出案内部
    材(24)を配設した遊技盤(15)が着脱交換可能にセットさ
    れる一方、遊技盤(15)の裏面主要範囲に適した広さに開
    口された窓(13)および各種球処理部を設けた裏機構セッ
    ト盤(12)がセットされると共に、当該の遊技盤(15)に適
    したゲーム制御処理内容の制御装置(C)がセットされた
    パチンコ機にあって、 前記裏機構セット盤(12)の窓(13)に対して、前記遊技盤
    (15)裏側の覆蓋保護並びに前記制御装置(C)の設置保護
    をなすための保護カバー(26)を、着脱回動用の手段(39,
    40,42)および係脱用の手段(44,45)を利用して、開閉お
    よび着脱可能に組付けセットし、この保護カバー(26)で
    は、嵌合わせ状態で積重ね可能な1つの台形箱状に成形
    すると共に、遊技盤(15)裏面に対して大きな離隔空間の
    保護室(R1)を有する箱部(27)と、小さな離隔空間の保護
    室(R2)を有する蓋部(28)とを一体に成形して、両部(27,
    28)間に互いの高低差を利用して制御装置(C)のための設
    置収容凹部(29)を成形したことを特徴とするパチンコ機
    用の裏保護部材。
JP8091396A 1996-03-07 1996-03-07 パチンコ機用の裏保護部材 Expired - Lifetime JP2742676B2 (ja)

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