JP2740345B2 - フエニルイソセリン誘導体のエナンチオ選択的製造方法 - Google Patents

フエニルイソセリン誘導体のエナンチオ選択的製造方法

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JP2740345B2
JP2740345B2 JP2220165A JP22016590A JP2740345B2 JP 2740345 B2 JP2740345 B2 JP 2740345B2 JP 2220165 A JP2220165 A JP 2220165A JP 22016590 A JP22016590 A JP 22016590A JP 2740345 B2 JP2740345 B2 JP 2740345B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 R1は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
であり、そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体のエンナチオ選択的(enat
ioselective)製造方法に関する。一般式(I)におい
て、R2は、よりとくに、水素、メトキシメチル、1−エ
トキシエチル、ベンジルオキシメチル、(β−トリメチ
ルシリルエトキシ)メチル、テトラヒドロピラニルまた
は2,2,2−トリクロロエトキシカルボニルである。
本発明は、要約すれば、次の通りである:式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 R1は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
であり、そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体は、式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のオキシラン誘導体から、エンナチオ選択的に製造され
る。生成物はバッカチン誘導体の調製に有用である。
一般式(I)の生成物は、式: 式中、 R3は水素またはアセチルであり、そして Rはフェニルまたはtert−ブトキシである、 のバッカチンIIIおよび10−デアセチルバッカチンIIIの
誘導体の調製に有用である。
Rはフェニルである式(II)の生成物はタクソールお
よび10−デアセチルタクソールに相当し、そしてRがt
−ブトキシである式(II)の生成物は欧州特許(EP)25
3,738号に記載されている化合物に相当する。
一般式(II)の生成物、およびことに2′R,3′S型
で生ずる生成物は、ことに有利な抗腫瘍および抗白血病
の性質を有する。
一般式(II)の生成物は、R1が水素である式(I)の
化合物を、式: 式中、 R′はアセチルまたはヒドロキシル官能保護基であ
り、そして R4はヒドロキシル官能保護基である、 のタキサン誘導体に、次の文献に記載されている条件下
に、作用させ、次いで保護基R2およびR4を置換する、適
当ならばR3を水素で置換するすることによって、調製す
ることができる:J−N.デニス(Denis) et al.、ジャ
ーナル・オブ・アメリカン・ケミカル・ソサイアティー
(J.Am.Chem.Soc.)、110(17)5917−5919(1988)ま
たはL.マンガタル(Mangatal)et al.、テトラヘドロン
(Tetrahedron)、45、4177−4190(1989). Rがフェニルまたはtert−ブトキシであり、R1が水素
または1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
してR2が水素またはアルコール保護基である式(I)の
生成物は、一般式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のオキシラン誘導体をアジドと反応させて、式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のアジドを生成せしめ、必要に応じてヒドロキシル基を
保護して、それを−OR2基に転化して、よりとくに式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
して R2はアルコール保護基である、 の生成物を生成せしめ、アジド基を還元して式: 式中、 R1およびR2は上に定義した通りである、 のアミンを生成し、得られたアミンをベンゾイルまたは
tert−ブトキシカルボニル基を導入することができる試
薬で処理して、R1が1〜4個の炭素原子を有する一般式
(I)の生成物を生成し、次いで必要に応じて生成物を
鹸化して、R1が水素である、式Iの生成物を生成するこ
とによって調製される。
一般式(IV)のオキシランを開環して一般式(V)の
生成物にすることは、アジドを適当な有機溶媒中の、40
〜80℃の温度において作用させることによって実施する
ことができる。トリメチルシリルアジドを塩化亜鉛の存
在下に使用するか、あるいはアルカリ金属(ナトリウ
ム、カリウム、リチウム)アジドを水性−メタノール性
媒質中でメチルホルメートの存在下に使用することは有
利である。
一般式(VI)の生成物は、一般式(V)の生成物か
ら、エーテルおよびアセタールを調製する条件下に、よ
りとくに次の文献に記載されている方法に従い、調製す
ることができる:J−N.デニス(Denis) et al.、ジャ
ーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー(J.Org.Ch
em.)、51、46−50(1986)。
一般式(VII)の生成物は、一般式(VI)の生成物を
水素化触媒、例えば、炭素上のパラジウムの存在下に、
アルコール、例えば、メタノール中で水素により還元す
ることによって得ることができる。
R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基である、
一般式(I)の生成物は、ジ−tert−ブチルジカーボネ
ートまたはベンゾイルクロライドを一般式(VII)の生
成物に作用させることによって調製することができる。
一般に、この反応は有機溶媒、例えば、塩化メチレン
中で無機塩基、例えば、重炭酸ナトリウムまたは有機塩
基、例えば、第三アミン、例えば、トリエチルアミンの
存在下に実施する。一般式(VII)の生成物を単離し
て、それをジ−t−ブチルジカーボネートまたはベンゾ
イルクロライドと反応させることは必要ではない。
一般式(IV)のオキシラン誘導体は、J−N.デニス
(Denis) et al.、ジャーナル・オブ・オーガニック
・ケミストリー(J.Org.Chem.)、51、46−50(198
6)。に記載されている方法により調製することができ
る。
R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
してR2が水素である、式(I)の生成物は、R1が上に定
義した通りである、式Vののヒドロキシアジドのアシル
化/水素化により調製することができる。
アシル化および水素化は、中間の反応生成物を単離せ
ずに同時にまたは順次に実施することができる。
Rはフェニルまたはtert−ブトキシであるとき、この
反応は、安息香酸無水物またはジ−t−ブチルジカーボ
ネートを使用して、水素および水素化触媒、例えば、炭
素上のパラジウムの存在下に、不活性有機溶媒、例え
ば、エステル、例えば、酢酸メチルまたは酢酸エチル中
で、0〜40℃、好ましくは約20℃の温度において実施す
ることができる。
Rがフェニルであるとき、この反応はベンゾイルクロ
ライドを使用して有機塩基、例えば、トリエチルアミン
および活性化剤、例えば、4−ジメチルアミノピリジン
の存在下に実施することができ、次いでメタノールを添
加し、その後反応混合物を水素の雰囲気下に水素化触
媒、例えば、炭素担持パラジウムの存在下に、不活性有
機溶媒、例えば、エステル、例えば、酢酸メチルまたは
酢酸エチル中で、0〜40℃、好ましくは約20℃の温度に
おいて配置する。
R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
してR4がヒドロキシル官能を保護する基である、一般式
(I)の生成物は、R1が1〜4個の炭素原子を有するア
ルキルであり、そしてR2が水素原子である一般式(I)
の生成物から、前述のエーテルおよびアセタールを調製
する通常条件下に調製することができる。
R1が水素である、一般式(I)の生成物は、R1がアル
キルである、式(I)の生成物を、無機塩基、例えば、
アルカリ金属(リチウム、ナトリウム)水酸化物、アル
カリ金属の炭酸塩または重炭酸塩(重炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムまたは重炭酸カリウム)により、水性−ア
ルコール性媒質、例えば、メタノール/水混合物中で10
〜40℃、好ましくは約25℃の温度において鹸化すること
によって、調製することができる。
本発明は、また、本発明の方法により得られた、R1
水素であり、そしてR2がアルコール保護基である式
(I)のフェニルイソセリン誘導体を、R′およびR4
により表される保護基が一般に2,2,2−トリクロロエト
キシカルボニルまたは各アルキル部分が1〜3個の炭素
原子を有するトリアルキルシリルである、式(III)の
生成物と縮合させ、次いで保護基を水素と置換すること
によって、式(II)の生成物を調製する方法を提供す
る。
一般に、このエステル化は、縮合剤、例えば、カーボ
ジイミド、例えば、ジシクロヘキシルカーボジイミド、
または反応性カーボネート、例えば、2−ジピリジルカ
ーボネート、および活性化剤、例えば、ジアルキルアミ
ノピリジン、例えば、4−ジメチルアミノピリジンの存
在下に、芳香族有機溶媒、例えば、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン
またはクロロベンゼン中で、60〜90℃の温度において実
施する。
式(III)の化合物のタキサン誘導体に関してモル過
剰の式(I)の酸を使用することはことに有利であり、
縮合剤は式(I)の酸に関する化学量論的量で使用し、
そして4−ジメチルアミノピリジンは式(III)の化合
物のタキサン誘導体に関して化学量論的量で使用する。
水素原子による保護基の置換は、酢酸の存在下に30〜
60℃の温度において亜鉛により実施するか、あるいは脂
肪族アルコール中の無機酸または有機酸、例えば、塩酸
または酢酸の溶液で、亜鉛の存在下に、処理することに
よって実施することができる。
次の実施例によって、本発明をさらに説明する。
実施例1 530mgの(+)−(メチル3−アジド−2−ヒドロキ
シ−3−フェニルプロピオネート)(2.4ミリモル)、1
2cm3の乾燥ジクロロメタン、60.2mgのピリジニウムp−
トルエンスルホネート(0.24ミリモル)および2.3cm3
エチルビニルエーテル(24ミリモル)を、順次にアルゴ
ン雰囲気下に、機械的撹拌機を装備した25cm3の丸底フ
ラスコ中に導入する。この混合物を約20℃の温度におい
て4時間撹拌する。反応が完結したとき、1滴のピリジ
ンを添加し、次いで50cm3のジクロロメタンを添加す
る。反応混合物を5cm3の水で2回そして5cm3の飽和水性
塩化ナトリウム溶液で洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウ
ムで乾燥する。濾過および溶媒の蒸発後、706mgのメチ
ルアジド−2−(1−エトキシエトキシ)−3−フェニ
ルプロピオネートが2エピマーの等モル混合物の形態で
得られる。
0.6gのメチルアジド−2−(1−エトキシエトキシ)
−3−フェニルプロピオネート(2.05ミリモル)、16.4
cm3のメタノール、0.714cm3のトリエチルアミン(5.12
ミリモル)および107mgの炭素担持パラジウム(10重量
%のパラジウムを含有する)を、順次にアルゴン雰囲気
下に、機械的撹拌機を装備した25cm3の丸底フラスコ中
に導入する。得られた混合物を水素の雰囲気下に配置
し、次いで約20℃の温度において4時間激しく撹拌す
る。反応が完結したとき、反応混合物をアルゴン雰囲気
下に配置する。触媒をセライトで濾過して分離する。触
媒を15cm3の塩化メチレンで3回洗浄する。一緒にした
有機相を減圧下に濃縮乾固する。無色の液体が得られ
る。
上の得られた残留物および10.3cm3のジクロロメタン
を、アルゴン雰囲気下に、機械的撹拌機を装備した25cm
3の丸底フラスコ中に導入する。1.43cm3のトリエチルア
ミン(10.25ミリモル)および536.9mgのジ−t−ブチル
ジカーボネート(2.46ミリモル)を、得られた溶液に添
加する。反応混合物を約20℃の温度において43時間撹拌
し、次いで100cm3の酢酸エチルを添加する。反応混合物
を10cm3の飽和水性塩化ナトリウム溶液で2回、5cm5
水で3回そして5cm3の飽和水性塩化ナトリウム溶液で1
回洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥する。濾過
および溶媒の蒸発後、残留物(720mg)が得られ、これ
をシリカゲルのカラムを使用する濾過により精製し、エ
チルエーテル/塩化メチレン混合物(1:99容量)で溶離
し、これにより413mgの純粋ななメチル(2R,3S)−3−
t−ブトキシカルボニルアミノ−2−(1−エトキシエ
トキシ)−3−フェニルプロピオネートが2エピマーの
等モル混合物の形態で得られる。
全体の収率は(+)−(メチル3−アジド−2−ヒド
ロキシ−3−フェニルプロピオネート)から55%であ
る。
特性は次の通りである: −融点:105−109℃。
−赤外スペクトル(フィルム):3350、3000、2950、290
0、2875、1722、1665、1515、1420、1380、1355、132
0、1305、1280、1250、1240、1160、1130、1100、107
0、1035、1020、995、945、890、860、840、760、745お
よび698cm-1
−プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz、CDCl3、化
学シフト、ppm、カップリング定数J、Hz):0.79および
0.96(2t,J=7.0,3H);1.08および1.16(2d,J=5.4,3
H);1.41(s広い,9H);2.69−2.75および3.14−3.34
(m,2H);3.757および3.762(2s,3H);4.34および4.46
(2s広い,1H);4.39(および4.73(2q,J=5.4,1H);5.2
2および5.54(2s広い,1H);7.23−7.33(m,5H芳香
族)。
−質量スペクトル(c.i.、NH3+イソブタン):m/e=385
(NH+NH3、368(NH)、339、322、296、283、25
7、240、222、206。
−元素分析:C%計算値62.10 実測値62.10 H%計算値
7.96 実測値7.97。
(+)−(メチル3−アジド−2−ヒドロキシ−3−
フェニルピロピオネート)は、次の方法の1つに従い調
製することができる: a)84mgのメチル(2R,3S)−3−フェニルオキシラン
カルボキシレート(0.472ミリモル)、65.1mgのトリメ
チルシリルアジド(0.57ミリモル)および2〜3mgの塩
化亜鉛を、アルゴン雰囲気下に、機械的撹拌機を装備し
そして凝縮器で取り囲まれた25cm3の丸底フラスコ中に
導入する。反応混合物を20時間72℃に加熱する。2cm3
テトラヒドロフラン、0.2cm3の酢酸および2滴の濃塩酸
から調製した0.47cm3の溶液を添加する。約20℃の温度
において1時間後、加水分解は完結する。20cm3のジク
ロロメタンおよび3cm3の水を反応混合物に添加する。沈
降が起こった後、2相が分離する。
水性相を5cm3のジクロロメタンで2回抽出する。一緒
にした相を5cm3の飽和水性塩化ナトリウム溶液で2回、
5cm3の水で3回そして5cm3の飽和水性塩化ナトリウム溶
液で1回洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥す
る。濾過および溶媒の蒸発後、残留物(97mg)が得ら
れ、これをシリカゲルのカラムを使用する濾過によりエ
ーテル/ヘキサン混合物(2:8容量)で溶離する。これ
により、91mgの(+)−(メチル3−アジド−2−ヒド
ロキシ−3−フェニルプロピオネート)が87%の収率で
得られる。
b)430mgのメチル(2R,3S)−3−フェニルオキシラン
カルボキシレート(2.4ミリモル)、12cm3のメタノール
/水混合物(8:1容量)、800mgのナトリウムアジド(1
2.3ミリモル)および次いで2cm3のメチルホルメート
(3.3ミリモル)を、順次にアルゴン雰囲気下に、機械
的撹拌機を装備しそして凝縮器で取り囲まれた25cm3
丸底フラスコ中に導入する。反応混合物を50℃に加熱
し、次いで24時間撹拌する。約20℃の温度に冷却後、反
応混合物を50cm3のエーテルの添加により希釈し、次い
で5cm3の水を添加する。沈降が起こった後、2相を分離
する。水性相を10cm3のエチルエーテルで2回抽出す
る。一緒にした有機相を5cm3の飽和水性塩化ナトリウム
溶液で洗浄し、次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥する。
濾過および減圧下の濃縮後、残留物が得られ、これをシ
リカゲルを使用する濾過により精製し、酢酸エチル/ヘ
キサン混合物(2:8容量)で溶離する。475mgの純粋な
(+)−(メチル3−アジド−2−ヒドロキシ−3−フ
ェニルプロピオネート)が90%の収率で得られる。
得られる生成物は、J−N.デニス(Denis) et a
l.、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミストリー
(J.Org.Chem.)、51、46−50(1986)に記載されてい
る特性と同一の特性(赤外スペクトル、プロトン核磁気
共鳴スペクトル)を有する。
融点=56−57(ペンタン);▲[α]24 D▼=+142゜
(C=1.1;クロロホルム)。
実施例2 146.8mgのメチル(2R,3S)−3−t−ブトキシカルボ
ニルアミノ−2−(1−エトキシエトキシ)−3−フェ
ニルプロピオネート(0.4ミリモル)、14cm3の蒸留した
メタノール、7cm3の水および166mgの固体炭酸カリウム
(1.2ミリモル)を、順次に機械的撹拌機を装備した50c
m3の丸底フラスコ中に導入する。この混合物を約20℃の
温度において40時間撹拌し、次いでこの混合物を減圧下
に蒸発する。残留する塩基性水性相をエーテルで数回洗
浄し、次いで2.5%(w/v)の水性塩酸溶液で塩化メチレ
ンの存在下に酸性化し、次いで20cm3の塩化メチレンで
4回抽出する。一緒にした有機相を5cm3の水で4回、次
いで5cm3の飽和水性塩化ナトリウム溶液で1回洗浄し、
次いで無水硫酸ナトリウムで乾燥する。濾過および減圧
下の溶媒の蒸発後、108mgの純粋な(2R,3S)−3−t−
ブトキシカルボニルアミノ−2−(1−エトキシエトキ
シ)−3−フェニルプロピオン酸が76%の収率で得られ
る。
特性は次の通りである: −潮解性生成物。
−比旋光度:▲[α]24 D▼=+17゜(c=1.28;クロロ
ホルム)。
−赤外スペクトル(フィルム):主要な特性吸収バン
ド:3700−2200、3060、2980、2930、1720、1660、160
2、1590、1500、1450、1400、1370、1280、1250、117
0、1080、1050、1030、955、930、890および700cm-1
−プロトン核磁気共鳴スペクトル(300MHz、CDCl3、化
学シフト、ppm、カップリング定数J、Hz):0.18および
1.04(2t,J=7,3H);1.18および(1.20(2d,J=5.4,3
H);1.42(s,9H);2.60−2.88および3.15−3.52(m,2
H);4.35−4.50および4.65−4.80(m,2H);5.29(s広
い、1H);5.72(s広い,1H);7.13−7.39(m,5H芳香
族);8.52(s広い,1H)。
実施例3 27cm3の酢酸エチル中の1.51g(6.83ミリモル)の
(+)−[メチル(2R,3S)−3−アシド−2−ヒドロ
キシ−3−フェニルプロピオネート]、1.93g(13.7ミ
リモル)のベンゾイルクロライド、2.07g(20.4ミリモ
ル)のトリエチルアミンおよび30.2mg(0.25ミリモル)
の4−ジメチルアミノピリジンの混合物を、アルゴン雰
囲気下に20℃において4時間撹拌し、次いで1.4cm3のメ
タノールを添加する。この混合物をさらに3時間撹拌
し、次いで152mgの炭素担持パラジウム[10%(w/w)の
パラジウムを含有する]を添加し、そしてこの混合物を
水素の雰囲気下に配置する。それを68時間撹拌する。水
素をアルゴンと置換し、反応混合物を100cm3の塩化メチ
レン中で希釈し、そして炭素担持パラジウムを真空下に
セライトで濾過して除去する。固体を20〜30cm3の塩化
メチレンで3回洗浄し、次いで溶媒を真空下に除去す
る。粗生成物が得られ、これをシリカゲルのクロマトグ
ラフィーにより精製し、エーテル/ジクロロメタン混合
物(5:95容量)で溶離する。これにより、1.88gの
(−)−(2R,3S)−N−ベンゾイル−フェニルイソセ
リンメチルエステルが得られ、その特性は次の通りであ
る: −融点:184−185℃(塩化メチレン/シクロヘキサ
ン)。
−比旋光度:▲[α]24 D▼=−48度(c=1;メタノー
ル)。
(+)−[メチル(2R,3S)−3−アジド−2−ヒド
ロキシ−3−フェニルプロピオネート]は、次の方法で
調製することができる: 40cm3のメタノール/水混合物(8:1容量)中に溶解し
た1.35g(7.58ミリモル)の(+)−[メチル(2R,3S)
−3−フェニルオキシランカルボキシレート]を、6.3c
m3のメチルホルメートおよび2.46g(37.8ミリモル)の
ナトリウムアジドで処理する。この混合物を50℃におい
てアルゴン雰囲気下に46時間撹拌する。得られる生成物
を通常の条件下にエーテルで抽出する。得られる粗生成
物をシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、10
%の酢酸エチルを含有するヘキサンで溶離する。これに
より、1.59gの(+)−[メチル(2R,3S)−3−アジド
−2−ヒドロキシ−3−フェニルプロピオネート]が得
られ、その特性は次の通りである: −融点:56−57℃(ペンタン)。
−比旋光度:▲[α]24 D▼=+142゜(c=1.1;クロロ
ホルム)。
収率は95%である。
実施例4 3cm3の酢酸エチル中の148mgの炭素担持パラジウム[1
0%(w/w)のパラジウムを含有する]の懸濁液を、水素
の雰囲気下に20℃において10時間撹拌し、次いで12cm3
の酢酸エチル中の1.75g(8.02ミリモル)のジ−t−ブ
チルジカーボネートおよび1.48g(6.70ミリモル)の
(+)−[メチル(2R,3S)−3−アジド−2−ヒドロ
キシ−3−フェニルプロピオネート]を添加する。
この混合物を56時間撹拌する。水素をアルゴンで置換
し、この混合物を100cm3の酢酸エチル中で希釈し、そし
て炭素担持パラジウムを真空下にセライトで濾過して除
去する。固体を30〜40cm3の酢酸エチルで3回洗浄し、
そして溶媒を真空下に除去する。粗生成物が得られ、こ
れをシリカゲルのクロマトグラフィーにより精製し、エ
ーテル。ジクロロメタン混合物(5:95容量)で溶離す
る。これにより、1.81gの(−)−(2R,3S)−N−(t
−ブトキシカルボニル)−3−フェニルイソセリンメチ
ルエステルが得られ、その特性は次の通りである: −融点:130.5−131.5℃(塩化メチレン/シクロヘキサ
ン)。
−比旋光度:▲[α]24 D▼=−7゜(c=1.2;クロロ
ホルム)。
−赤外スペクトル:主要な吸収バンド:3500、3380、311
0、3060、3000、2975、2930、1735、1690、1518、150
0、1442、1390、1360、1300、1250、1170、1100、105
0、1030、980、940、930、900および705cm-1
−プロトン核磁気共鳴スペクトル(化学シフト、ppm、
カップリング定数J、Hz):1.42(a広い、9H);3.11
(s広い,1H);3.84(s,3H);4.47(s広い,1H);5.21
(ゆがんだd,J=9.4,1H);5.36(ゆがんだd,J=8.5,1
H);7.26−7.37(m,5H)。
−質量スペクトル(c.i.、NH3+イソブタン):m/e=313
(MH+NH3、296(MH)、257、240、206、196。
−元素分析:C%計算値61.00 実測値60.85 H%計算値
7.17 実測値7.17。
収率は92%である。
本発明の主たる特徴及び態様は以下のとおりである。
1、式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のオキシラン誘導体を、アルカリ金属アジドまたはトリ
メチルシリルアジドと反応させて、式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のアジドを生成せしめ、必要に応じてヒドロキシル基−
OHを保護して、それを−OR2基(ここでR2はアルコール
保護基である)に転化し;アジド基を還元して式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そ
して R2は水素またはアルコール保護基である、 のアミンを生成せしめ;得られるアミンをアミノ基をベ
ンゾイルアミノ基またはt−ブトキシカルボニルアミノ
基に転化する試薬で処理し;そして必要に応じて、生成
物を加水分解して、R1が水素である式Iのフェニルイソ
セリン誘導体を生成せしめることを特徴とする式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 R1は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキル
であり、そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体のエナンチオ選択的製造方
法。
2、R2が水素、メトキシメチル、1−エトキシエチル、
ベンジルオキシメチル、(β−トリメチルシリルエトキ
シ)メチル、テトラヒドロピラニルまたは2,2,2−トリ
クロロエトキシカルボニルである上記第1項記載の方
法。
3、アジド基を、水素化触媒の存在下に低級アルコール
中において、水素で還元してアミノ基にする上記第1ま
たは2項記載の方法。
4、触媒が炭素上のパラジウムであり、そして溶媒がメ
タノールである上記第3項記載の方法。
5、対応するアミノを、それぞれ、ベンゾイルクロライ
ドまたはジ−tert−ブチルジカーボネートと、不活性有
機溶媒中で塩基の存在下に反応させて、式R−CO−NH−
のベンゾイルアミノ基またはt−ブトキシカルボニルア
ミノ基を形成せしめる上記第1〜4項のいずれかに記載
の方法。
6、溶媒がハロゲン化炭化水素、例えば、塩化メチレン
であり、そして塩基がトリエチルアミンである上記第5
項記載の方法。
7、式Vのアジドを安息香酸無水物またはジ−t−ブチ
ルジカーボネートと、水素および水素化触媒の存在下に
不活性有機溶媒中で0〜40℃の温度において反応させる
ことからなる、R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキ
ルであり、そしてR2が水素である式(I)のフェニルイ
ソセリン誘導体を調製する上記第1または2項記載の方
法。
8、触媒が炭素上のパラジウムである上記第7項記載の
方法。
9、溶媒が酢酸メチルまたは酢酸エチルである上記第7
または8項記載の方法。
10、式Vのアジドをベンゾイルクロライドと有機塩基お
よび活性化剤の存在下に反応させ、メタノールを添加
し、そして反応混合物を水素雰囲気中で水素化触媒の存
在下に不活性有機溶媒中で0〜40℃の温度において水素
化することからなる、Rがフェニルであり、R1が1〜4
個の炭素原子を有するアルキルであり、そしてR2が水素
である、式(I)のフェニルイソセリン誘導体を生成せ
しめる、上記第1または2項記載の方法。
11、有機塩基がトリエチルアミンである上記第10項記載
の方法。
12、活性化剤が4−ジメチルアミノピリジンである上記
第10または11項記載の方法。
13、水素化触媒が炭素上のパラジウムである、上記第1
0、11または12項記載の方法。
14、溶媒が酢酸メチルまたは酢酸エチルである上記第1
0、11、12または13項記載の方法。
15、R1が1〜4個の炭素原子を有するアルキル基である
生成物を、アルカリ金属の水酸化物、炭酸塩または重炭
酸塩で0〜40℃の温度において加水分解する上記第1〜
14項のいずれかに記載の方法。
16、上記1〜15のいずれかに記載の方法によって得られ
る式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体を、一般式: 式中、 R′はアセチルまたはアルコール保護基であり、そ
して R4はアルコール保護基である、 のタキサン誘導体と反応させ、次いで保護基を水素と置
換することを特徴とする式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 そして、 R3は水素またはアセチルである、 のバッカチンIIIまたは10−デアセチルバッカチンIIIの
誘導体の製造する方法。
17、R′およびR4により表される保護基が、2,2,2−
トリクロロエトキシカルボニルまたは各アルキルが1〜
3個の炭素原子を有するアルキルであるトリアルキルシ
リルである上記第16項記載の方法。
18、上記第16項記載の方法により得られた、 式: 式中、 R3は水素またはアセチルであり、そして Rはフェニルまたはtert−ブトキシである、 のバッカチンIIIおよび10−デアセチルバッカチンIIIの
誘導体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C07D 305/14 C07D 305/14 (72)発明者 アンドルー・エリオツト・グリーン フランス国38410ユリアジユ・サンマル タンデユリアジユ・ラメゾンデユベルジ エ(番地なし)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のオキシラン誘導体を、アルカリ金属アジドまたはトリ
    メチルシリルアジドと反応させて、式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルである、 のアジドを生成せしめ、必要に応じてヒドロキシル基−
    OHを保護して、それを−OR2基(ここでR2はアルコール
    保護基である)に転化し;アジド基を還元して式: 式中、 R1は1〜4個の炭素原子を有するアルキルであり、そし
    て R2は水素またはアルコール保護基である、 のアミンを生成せしめ;得られるアミンをアミノ基をベ
    ンゾイルアミノ基またはt−ブトキシカルボニルアミノ
    基に転化する試薬で処理し;そして必要に応じて、生成
    物を加水分解して、R1が水素である式Iのフェニルイソ
    セリン誘導体を生成せしめることを特徴とする式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 R1は水素または1〜4個の炭素原子を有するアルキルで
    あり、そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体のエナンチオ選択的製造方
    法。
  2. 【請求項2】式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、 そして R2は水素またはアルコール保護基である、 のフェニルイソセリン誘導体を、一般式: 式中、 R′はアセチルまたはアルコール保護基であり、そし
    て R4はアルコール保護基である、 のタキサン誘導体と反応させ、次いで保護基を水素と置
    換することを特徴とする式: 式中、 Rはフェニルまたはtert−ブトキシであり、そして R3は水素またはアセチルである、 のバッカチンIIIまたは10−デアセチルバッカチンIIIの
    誘導体の製造する方法。
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