JP3031715B2 - 様々なa環側鎖を有するタキソール、類似体及び中間体の合成 - Google Patents

様々なa環側鎖を有するタキソール、類似体及び中間体の合成

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JP3031715B2 JP6518249A JP51824994A JP3031715B2 JP 3031715 B2 JP3031715 B2 JP 3031715B2 JP 6518249 A JP6518249 A JP 6518249A JP 51824994 A JP51824994 A JP 51824994A JP 3031715 B2 JP3031715 B2 JP 3031715B2
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明は、タキソール、タキソールの類似体及びそれ
らの中間体の合成製造に関するものである。
発明の背景 タキソールは、更なる開発にかなりの可能性を有する
抗腫瘍薬剤として著しく臨床活性を示すタキサン(taxa
ne)ジテルペノイドから自然に生じる。タキソール療法
での志願者への広く行き渡った治療は、現在薬不足のた
めに制限されている。自然源即ち成長の遅いセイヨウイ
チイの樹皮中にはタキソールが余り存在しないので、単
離によるタキソールの入手可能性は長期的に見込みが思
わしくない。タキソールは下記に示される通りの一般式
とそれに対応する番号付けシステムを有する。
有機化学者によって取り込まれ得るタキソールの供給
に関する問題への解決方法としては、バカティンIII(B
accatin III)等のC−13位から突き出るA環側鎖を有
する自然に誘導される物質に結合することによって、こ
の薬又は臨床的に効果のある類似体を部分的に合成する
方法が挙げられる。タキソール及びその類似体の調製は
知られている。例えば、1990年5月8日にデニス等に発
行された米国特許第4924011号明細書には、(2R,3S)側
鎖酸をタキサン誘導体で縮合し、次いでヒドロキシル基
を保護している様々な基を除去することによってタキソ
ールを調製する方法が開示されている。1990年5月8日
にコリン等に発行された米国特許第4924012号明細書に
は、バカティンIII(Baccatin III)及び10−デアセチ
ルバカティンIIIの誘導体で酸を縮合し、次いで水素に
よって保護基を除去することによって、バカティンIII
及び10−デアセチルバカティンIIIの誘導体を調製する
方法が開示されている。TAXOTERE(Rhone−Poulenc San
teへの登録商標)及び関連する化合物の様々な合成方法
が、Journal of Organic Chemistry、1986年、51、46;1
990年、55、1957;1991年、56、1681;1991年、56、6939;
1992年、57、4320;1992年、57、6387及び993年、58、25
5に報告されており、また、1991年5月14日にホルトン
に発行された米国特許第5015744号明細書にはこの様な
合成方法が記載されている。
タキソールの部分合成を最も簡単に行うのに必要なの
は、キラル、非ラセミ側鎖及び誘導体、即ちバカティン
III又は非常に関連したジテルペノイド物質からなる豊
富にある自然源に便利に近づくこと、及び、その2つを
結ぶ効果的な手段である。次いで、下記の側鎖を有する 下記一般式のバカティンIII及び10−デアセチルバカテ
ィンIIIの縮合が特に興味を持たれている。
しかしながら、半球体のタキサン骨格構造の凹面域に
位置するバカティンIIIのC−13位にあるヒドロキシル
の立体障害のために、これら2つの単位のエステル化は
難しい。例えば、グリーン(Green)及びゲリッテ−ボ
ーゲルン(Gueritte−Vogelein)は、タキソールの部分
合成方法の1つでは、100時間後に転化率がたったの50
%であることを報告した。(J.Am.Chem.Soc.1988年、11
0、5917)ホルテン特許は、より効率的な合成に関する
1つ以上の方法に取り組んでいる。それでもなお、タキ
ソールのA環側鎖をタキサン骨格構造(例えばバカティ
ンIII)に結合するための、また様々なA環側鎖構造を
有するタキソール、タキソール類似体及びそれらの中間
体の合成するための更に効率的な実験計画(プロトコ
ル)に対する需要がある。
本発明の要約 従って、本発明の全般的な目的は、従来技術の欠点を
克服する様々なA環側鎖構造を有するタキソール、タキ
ソール類似体及びそれらの中間体の合成のために、タキ
ソールのA環側鎖をタキサン骨格構造に結合するため
の、新規で有用でかつ効率的なプロトコルを提供するこ
とである。
本発明の他の目的は、バカティンIIIにタキソールの
A環側鎖を結合させ、様々なA環側鎖構造を有するタキ
ソール、タキソール類似体及びそれらの中間体を合成す
ることである。
本発明の更なる目的は、N−ベンジロキシカルボニル
基を有するO−保護されたイソセリン及び3−フェニル
イソセリン酸を、7−O−保護されたバカティンIIIの
C−13位のヒドロキシルに、素早く非常に効率的にエス
テル化することを提供することである。
本発明の他の目的は、前記のものに続いて脱保護−ア
シル化を提供して、光親和性標識候補者(photoaffinit
y labeling candidates)を含むタキソール、セファロ
マニン(cephalomannine)、10−アセチルTAXOTERE及び
様々な類似体を提供することである。
その広い形において、本発明はタキソール、タキソー
ル類似体及びそれらの中間体の製造に有用な化学的方法
を提供する。この方法は、下記一般式の化合物を 下記一般式の構造のタキサンで縮合して、 下記一般式の構造の中間体を与える工程からなる。
式中、R1=アルキル基、オレフィン基又は芳香族基、
若しくは、PhCH2 R3=水素,アルキル基、オレフィン基又は芳香
族基、若しくは、Ph R4=水素、酸素基又はアセトキシ R5=水素、酸素基又はカルボニル R6=水素、酸素基又はアセトキシ R7=水素、酸素基、ベンゾイロキシ又はアロイ
ロキシ R8=水素又はヒドロキシル基 P1=ヒドロキシル保護基 一般的な方法による様々な置換を熟考し、特にはR1
PhCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がO
H、R7がPhCO2及びR8がOHであるものである。一般的な方
法は、中間体中のR1O及びP1を置き換える工程を続け
て、下記一般構造の化合物を製造しても良い。
式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸
素、窒素、硫黄、又は、Ph基 更に、様々な好ましい置換を熟考する。反応は芳香族
系溶媒、活性化剤及びもしかしたら縮合剤の存在下で起
こり得る。好ましい反応温度が70℃〜75℃であることが
開示されている。
発明の詳細な説明 本発明は、タキソール、タキソールの類似体及びそれ
らの中間体の効率的な製造の化学的な方法に関する。こ
れはタキソールのA環側鎖をバカティンIIIに結合させ
ることによって成し遂げられ得る。これにより、様々な
A環側鎖構造を有するタキソール、タキソールの類似体
及びそれらの中間体の合成が行われる。この発明は更
に、N−ベンジロキシカルボニル基を有するO−保護さ
れたイソセリン及び3−フェニルイソセリン酸を、7−
O−保護されたバカティンIIIのC−13位のヒドロキシ
ルに、素早く効率的にエステル化することに関する。
イソセリン類似体 以前に我々は、グリーン、ゲリッテ−ボーゲルンプロ
トコルの変形によって、A環側鎖置換基のないタキソー
ル類似体の部分合成を報告した。スウィンデル(Swinde
ll)等のJ.Med.Chem、1991年、34、1176参照。グリー
ン、ゲリッテ−ボーゲルンプロトコルは以下の様に要約
され得る。: 一般化された反応による我々の研究成果は、下記の表1
に要約され得る。: 式中、P1はヒドロキシル保護基、例えば、(トリクロ
ロ)エトキシメチル、メトキシメチル、1−エチオキシ
メチル、ベンジロキシメチル、2−(トリメチルシリ
ル)エトキシメチル、テトラヒドロピラニル及びアリロ
キシメチルである。;及びP2はヒドロキシル保護基、例
えば、3,3,3−(トリクロロ)エチオキシカルボニル、
トリアルキルシリル、アリロキシカルボニル及びベンジ
ロキシカルボニルである。
a スウィンデル等のJ.Med.Chem、1991年、34、1176参
照 b 収率は、引き続く2′及び7−ヒドロキシル基の脱
保護を含む。
c 本研究 この研究を行う上での我々の目標の1つは、タキソー
ル側鎖よりも効率的に従来のエステル化化学によって、
バカティンIIIに結合され得る構造的に簡単な側鎖を有
する生物学的に活性なタキソール類似体の発見であっ
た。我々は、乳酸エステル及びフェニル乳酸エステル類
似体(12及び13)に、側鎖の複雑さと側鎖の結合速度及
び効率との間に直接的な関係を見つけた。しかしなが
ら、我々は、議論の余地があるが、フェニル乳酸9と同
様に立体配置的に要求の厳しいN−(ベンゾイル)イソ
セリン側鎖酸10が、7−O−保護されたバカティンIII7
に非常に速い速度でかつ効率的にエステル化されること
を驚くべきことに見いだした(マグリ(Magri)等、J.O
rg.Chem.、1986年、51、3239参照)。我我は、ベンズア
ミドカルボニル酸素の予備的な分子内アシル化から形成
される一般式のジヒドロオキサジン の介在を提案した。
我々が提案したのは以下のことである。:(i)その
制限される立体配置的な要求のために、環状アシル化剤
16がバカティンIIIのC−13位のヒドロキシルに向かっ
て特に反応性であること、及び、(ii)16に対するより
複雑なジヒドロオキサジン類似体により、タキソール側
鎖結合問題に一般的な解決方法が提供され得ること。
タキソールの構造活性プロフィール及びその結果とし
て微小管性の結合場所によるその認識においてA環側鎖
が中央の位置にあるために、側鎖中の光機能性を有する
光親和性標識タキソール類似体は、タキソール−微小管
性の相互作用の詳細を化学的に研究する際に価値がある
であろう。この様に、我々は動機を与えられて、側鎖の
結合に続くN−脱保護−アシル化が、遅い段階で光標識
機能性と放射線標識(radiolabel)の両方の結合で光標
識剤に近づくであろうという予想以外に、ベンジルウレ
タンで脱保護された側鎖酸11の関与を追求した。
7、11、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及
び4−(ジメチルアミノ)ピリジン(DMAP)のトルエン
中の混合物を表1に集められたエステル化と比較させる
濃度で温めた時、ベンズアミド10との結合よりも速くて
高い収率で側鎖の結合が生じた。式のジヒドロオキサジ
ンが介在すること及びその形成が速度の制限事象である
という仮定で、−このエステル化では中間体が全く検出
され得ない−11の高い反応性はウレタンカルボニル酸素
の求核性が高い結果である。
この特徴により、側鎖酸が使用される超過量がかなり
減少する。
トリクロロエトキシをベースとしたO−保護されてい
る基を亜鉛で誘導して除去することによって、タキソー
ル類似体が導びかれた。: 続いて起きるトリフルオロ酢酸(TFA)を含有する溶液
中のベンジルウレタンの水素化分解除去及び下記の反応
に従うアミノ基の選択的なアシル化により、表2に示さ
れるタキソール類似体が生じた。
a 酸塩化物を使用して調製された b 過剰のアミン及び4−アジド安息香酸N−ヒドロキ
シ琥珀酸イミドエステルを使用して調製された c ジ−t−ブチルジカーボネートを使用して調製され
た タキサンの足掛かりのオレフィンは水素添加に耐性が
あることが知られているので、ベンジルを保護する基は
この状況において有用である。バクスター(Baxter)等
のJ.Chme.Soc.、1962年、2964参照。
3−フェニルイソセリン類似体 側鎖11の結合速度が促進させられたことは上記の類似
体の調製では都合が良かった以上に、タキソールのより
複雑なN−アシル−3−フェニルイソセリン側鎖特性の
バカティンIIIのC−13位のヒドロキシルへのエステル
化での同様の改良は劇的な衝撃を与えるであろう。我々
は、以下の機構による3−フェニルイソセリン側鎖エス
テル化を研究し、その結果は以下の表3に要約されてい
る。
a 回収された7に基づいた 残念ながら、側鎖酸27に対するグリーン、ゲリッテ−
ボーゲルンのタキソール部分合成及び我々自身の同様の
観察においてエステル化の速度が遅いことからは、N−
ベンゾイル及び3−フェニル置換基の組み合わせを有す
る側鎖酸から、ジヒドロオキサジンが速くは近づかれて
いないことが示唆された。更には、DPCがカルボキシル
活性化試薬として供給された時(再度、表3に要約され
たエステル化が比較され得る)、グリーン(デニス等、
J.Org.Chem.、1990年、55、1957)及びヤコブセン(デ
ン(Deng)等、J.Org.Chem.、1992年、57、4320)のタ
キソール側鎖合成の組み合わせによって、調製されたベ
ンジルウレタン酸28のエステル化で全く速度の向上が見
られなかった。しかしながら、DCCと組み合わせた28に
より、上記で示されたと同様の高速度で高収率が導かれ
た。それが、おそらく下記の形成がその場で起きる際に
特に効果的なカルボキシル活性化試薬として、より求核
性のウレタン酸素とDCCとの組み合わせであることが、2
7の効果的な結合を生じさせるためにDCCの失敗によって
示された。
もし関連するならば、中間体は28でのエステル化では
検出され得ないので、31の形成速度が制限されるに違い
ない。現在まで我々が研究した側鎖結合において、ベン
ジルウレタンを含有する側鎖酸の速いエステル化を介在
させる点でDCCは最も効果的であるので、側鎖窒素がベ
ンゾイル基を有する際には、タキソール側鎖エステル化
のためにグリーン及びゲリッテ−ボーゲルンによって導
入されたDPCは、最も効果的な試薬である。
30の亜鉛処理により33が導かれた。一連の水素化分解
−アシル化実験によって、タキソール、セファロマニ
ン、10−アセチルTAXOTERE及び表4に列挙される残りの
類似体が与えられ、以下の機構によって反応が一般化さ
れる。
(式中、Xはあらゆる脱離基であり、例えば−Cl、−OC
O2(CH2、又は、 5、またi−PrOHはイソプロピルアルコールである。) a 酸塩化物を使用して調製された b ジ−t−ブチルジカーボネートを使用して調製され
た c 過剰のアミン及び4−アジド安息香酸N−ヒドロキ
シ琥珀酸イミドエステルを使用して調製された d サリチル酸N−ヒドロキシ琥珀酸イミドエステルを
使用して調製された 33の水素化分解後に遭遇したアミノトリオールは特に
C−2′位置でO−アシル化しやすい。例えば、セファ
ロマニンの調製において、チグリン酸のN−ヒドロキシ
琥珀酸イミドエステルが使用された場合でさえも顕著な
O−アシル化がおきた。更には、トリエチルアミン−塩
化メチレン溶液中での酸塩化物の使用は、低温でさえ
も、興味のある全ての類似体に対しては確かに選択的で
はなかった。驚いたことに、選択的なアミノアシル化を
もたらすのに最も良い条件では、DMAP触媒で室温でピリ
ジン溶液中の酸塩化物が必要とされた。
タキソールの効果的な部分合成を達成して満足である
と同時に、光親和性標識アジド類似体34の調製はこの方
法論の有用性を強調する。我々の手による、N−p−ア
ジドベンゾイル基を有するO−保護された側鎖酸からの
34の調製への、グリーン、ゲリッテ−ボーゲルンのエス
テル化の適用は、アジド部分の熱不安定性のために失敗
した。本明細書中に記載される化学によって、放射線標
識された物質の調製に従う順序で34は優れた収率で利用
可能である。
C−2′位及びC−7位のヒドロキシル保護 様々なヒドロキシ保護プロトコルをこの研究で調べ
た。タキソール及びタキソール類似体の部分合成へのそ
の場のカルボキシル活性アプローチは、これらの保護基
が都合のよいことには酸安定性であることを要求する。
我々の手の内でこの基準に合致し損なったものとして
は、イソセリン側鎖のC−2′位のヒドロキシルに対す
るトリエチルシリル及び3−フェニルイソセリン側鎖型
でのこのヒドロキシルに対するエトキシエチルが挙げら
れる。一般に、我々は3−フェニルイソセリン側鎖酸中
の側鎖ヒドロキシル保護基の酸安定性は、より簡単なイ
ソセリン酸において必要とされる以上が必要であること
を見いだした。同様に、エステル化後に酸で化学変化を
起こしやすいヒドロキシル保護基を除去することは、イ
ソセリンタキソール類似体ではより難しい。この理由と
しては、エトキシエチルは後者の側鎖の分類には不適当
であったことである。エステル化を複雑にさせるか防止
させる側鎖ヒドロキシルマスキング基には、トリイソプ
ロピルシリル及びトリクロロエトキシカルボニルがあっ
た。ベンジロキシメチル基はイソセリン側鎖に極めて受
け入れられ得るが、結合した3−フェニルイソセリン側
鎖中でより妨げられたC−2′位のヒドロキシルからは
除去され得ない。この経験から、我々は公知のトリクロ
ロエトキシメチル保護基及び公知のトリクロロエトキシ
カルボニル基は、C−2′位及びC−7位のヒドロキシ
ルにとって優れた保護基であることを立証した。これら
の機構は、エステル化反応中側鎖カルボン酸に対して確
固としており、両方とも、18、33、タキソール及び関連
した複雑なタキサン17の機能性と相容性のある1段回の
還元操作で除去可能である。
N−ベンジロキシカルボニル機能性を組み込んでいる
O−保護されたイソセリン及び3−フェニルイソセリン
側鎖酸を、7−O−保護されたバカティンIIIの立体障
害の大きいC−13位のヒドロキシルへ、速く高収率でエ
ステル化することに基づいているタキソール及び類似体
の調製にとって、簡単で効果的な順番を開発した。我々
は、その場で形成される17及び下記の化合物の様なジヒ
ドロオキサジンが介在していると考えている。
エステル化生成物の脱保護及び側鎖アミノ基のアシル
化は目標の物質を供給する。バカティンIIIから、全部
で5工程が必要である。
この研究の前に、バカティンIIIのC−13位のヒドロ
キシルにタキソール側鎖を結合させるための最も効果的
な方法では、β−ラクタム及びジヒドロオキサジンアシ
ル化剤の独立した形成が必要であった。適当な保護され
た側鎖酸からその場でジヒドロオキサジンを生成させる
ための本方法論では、報告されたタキソール側鎖の様々
な不斉反応が、タキソール及び関連した薬の部分合成に
特に有用になる。
一般化された式(タキソール、タキソール類似体及びそ
れらの中間体) 次いで、タキソール、タキソール類似体及びそれらの
中間体の製造のための本発明の化学的方法は、下記一般
式の化合物を、 下記一般構造のタキサンで縮合した化合物として、 下記一般構造の中間体を与えて、一般化され得る。
式中、R1=アルキル、オレフィン又は芳香族基、若し
くは、PhCH2 R3=水素、アルキル、オレフィン又は芳香族、
若しくは、Ph R4=水素、酸素基又はアセトキシ R5=水素、酸素基又はカルボニル R6=水素、酸素基又はアセトキシ R7=水素、酸素基、ベンゾイロキシ又はアロイ
ロキシ R8=水素又はヒドロキシル基 P1=ヒドロキシル保護基 この一般的な方法において、或るより特定の反応とし
ては、(i)R1がPhCH2、R3がPh及びP1がCH2OCH2CCl3
場合、(ii)R1がPhCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結
合したO、R6がOCO2CH2CCl3、R7がPhCO2、R8がOH及びP1
がCH2OCH2CCl3の場合、(iii)R1がPhCH2、R3がPh、R4
がAcO、R5が二重結合したO、R6がOH、R7がPhCO2、R8
OH及びP1がHの場合、及び、(iv)R3がPh、R4がAcO、R
5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH
(尚、P2はヒドロキシル保護基である)場合、のものが
挙げられる。
上述した一般的な方法は、R1O及びP1を置き換えて、
下記の一般構造の化合物を与える工程で続けられ得
る。: 式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸
素、窒素又は硫黄基 代わりに、上述した一般的な方法は下記の方法でより
特定でされていても良い。:(i)R1がアルキル、オレ
フィン又は芳香族基、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合
したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒドロキ
シル保護基であり、R1OをPhで並びにP1とP2を水素で置
き換える工程を含み、タキソールを製造する場合、(i
i)R1がPhCH2、P1がCH2OCH2CCl3及びP2がCO2CH2CCl3
あり、R1OをPhで置き換える工程をPhCH2OC=O基をPhC
=O基と交換することによって成し遂げる場合、(ii
i)R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3が水
素、アルキル、オレフィン又は芳香族基、R4がAcO、R5
が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2
がヒドロキシル保護基であり、R1OをPhで並びにP1とP2
を水素で置き換える工程を含み、タキソール類似体を製
造する場合、及び、(iv)R1がPhCH2O、R3がPh、R4がAc
O、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH
及びP2がヒドロキシル保護基であり、縮合が芳香族系溶
媒及び活性化剤の存在下で行われた3−フェニルイソセ
リン側鎖エステル化である場合。
最後の(iv)の場合では、P2がCH2OCH2CCl3で、P2がC
O2CH2CCl3であっても良い。ここで、活性化剤は4−
(ジメチルアミノ)ピリジン等のジアルキルアミノピリ
ジンから選ばれる。有機溶媒はベンゼン、トルエン、キ
シレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン及びク
ロロベンゼンから選ばれる。反応は約70〜75℃の温度で
最も上手く行われる。エステル化は、縮合剤の存在下で
行われ、この縮合剤は、ジ−シクロヘキシル−カルボジ
イミド及びジ−2−ピリジルカーボネートからなる群か
ら選ばれ得る。最後に(iv)の反応は、ジ−シクロヘキ
シル−カルボジイミド及びジ−2−ピリジルカーボネー
トからなる群から選ばれた縮合剤の存在下で行われ得
り、活性化剤は4−(ジメチルアミノ)ピリジンであ
る。
加えて、タキソール類似体の調製のための化学的方法
はまた、下記の工程からなる方法によって一般化され得
る。: 10−デアセチルバカティンIIIを下記に転化して、 次いで、下記で縮合することによって、 下記にし、 下記に転化し、 続いて下記に転化し、 次いで、最後に下記のタイプのタキソール類似体にす
る。
式中、R1=アルキル、オレフィン又は芳香族基 R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸
素、窒素又は硫黄基 R3=水素、アルキル、オレフィン又は芳香族基 P1、P2及びP3=CO2CH2CCl3又は他のヒドロキシ
ル保護基 実験項 マグリ(Magri)等、J.Org.Chem.、1986年、51、3239
に記載される通りに、国立癌研究所(National Cancer
Institute)、国立健康研究所(National Institutes o
f Health)のケニース スネード(Kenneth Snade)博
士によって提供されたタキソール−セファロマニン混合
物を分解することによって、バカティンIIIを調製し
た。それはこの手順に従って、バカティンIII7−トリク
ロロエチルカーボネート(7)に転化された。無水条件
及び不活性雰囲気を必要とする反応は、無水溶媒を使用
して窒素下で、火炎乾燥されたガラス製品中で行われ
た。CDCl3溶液の1H及び13CのNMRスペクトルを、内標準
としてテトラメチルシラン(1H σ=0ppm)、残留クロ
ロホロム(H σ=7.27ppm)、又はCDECl313C σ=
77ppm)を使用して、300MHz及び75MHzでそれぞれ記録し
た。13CNMRスペクトルのために、陽イオン置換の程度を
1F DEPT実験の助けで特定した。高速液体クロマトグラ
フィー(HPLC)を、ウォーターズ(Waters)ブランドの
装置で、3.9mm×15cmのNovaPakブランドのD18カラム、
又は、7.8mm×30cmのNovaPak C13カラムで、254ナノメ
ーター(nm)でUV検出を使用して行った。別な方法で、
クロマトグラフィーをシリカゲルで行った。高分解能マ
ススペクトル測定を、米国、PA、フィラデルフィア、ペ
ンシルバニア大学、化学料、質量分析研究室で行った。
簡単なイソセリンの追加の要求を標準的な方法で調製
し、以下を含んでいた。:(i)(2R)−N−(ベンジ
ロキシカルボニル)−O−(トリクロロエトキシメチ
ル)−イソセリン(化合物11)、(ii)バカティンIII
エステル 15(化合物11から形成された化合物15)、及
び、(iii)バカティンIIIエステル 18(化合物15から
形成された化合物18) 化合物28、(2R,3S)−N−ベンジロキシカルボニル
−O−(トリクロロエトキシメチル)−3−フェニルイ
ソセリンを調製した。ここで、(2R,3R)−エチル 3
−フェニルグリシデート 3.12g(16.3mmol)、ギ酸メ
チル13.5ml及びアジ化ナトリウム5.28g(81.5mmol)
の、95%エタノール:水が8:1のもの81ml中の溶液を45
時間で50℃まで加熱した。反応混合物を、水とジエチル
エーテルとの間で分配させ、水層をジエチルエーテルで
抽出し、有機層を混合、乾燥(MgSO4)、濾過、及び濃
縮した。酢酸エチル−ヘキサンで溶出してカラムクロマ
トグラフィーで残渣を精製して、無色の油状の43を2.91
g(94%)得た。
酢酸エチル80ml中の43を1.88g(8.00mmol)及び10%P
d−炭素188mgからなる混合物を水素下(35psi)で14時
間振り混ぜた。濾過及び濃縮により、融点69〜71℃の白
色の粉末状の粗アミノアルコール 44を得て、それを精
製せずに使用した。
エーテル−水1:1のもの57ml中の44を1.98g(9.48mmo
l)及び炭酸ナトリウム2.98g(10.43mmol)に、0℃で
クロロギ酸ベンジル1.35ml(9.48mmol)を添加した。混
合物を30分間攪拌し、溶媒を蒸発させ、残渣を塩化メチ
レンと水との間で分配した。有機層を乾燥させ(硫酸ナ
トリウム)、濃縮して、ウレタン45を得た(43からの収
率は91%)。融点103〜105℃(塩化メチレン−ヘキサ
ン) 乾燥THF79ml中ウレタン 45が6.78g(19.8mmol)から
なる溶液に−68℃で、攪拌しながらm−BuLi(ヘキサン
中1.6M、12.4ml、19.8mmol)の溶液に滴下した。5分
後、トリクロロエトキシメチルクロリド3.89ml(29.7mm
ol)及びLiI2.65g(19.8mmol)を添加した。引き続い
て、混合物を1時間以上かけて室温まで温めさせた。次
いで、反応混合物を1Nの塩酸に注いで、塩化メチレンで
抽出し、有機層を乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。酢酸
エチル−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィー
で残渣を精製して、無色の油状の46を8.22g(82%)得
た。
メタノール−水3:1のもの16.3ml中の46を494mg(0.98
mmol)及び水酸化リチウム一水和物205mg(4.88mmol)
からなる混合物を、室温で2時間攪拌した。溶媒を蒸発
させ、残渣を塩化メチルンと1Nの塩酸との間で分配し
た。有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、
28を458mg(96%)を得た。酸28をそのジシクロヘキシ
ルアンモニウム塩に元素分析のために転化した。融点13
3.5〜136.0℃(エーテル) バカティンIIIエステル 30:トルエン5.25ml中、7を
80mg(0.105mmol)、28を301mg(9.629mmol)、4−
(ジメチルアミノ)ピリジン36mg(0.210mmol)、及
び、ジシクロヘキシルカルボンジイミド130mg(0.62mmo
l)からなる混合物を75℃で1時間攪拌した。反応混合
物を冷却し、濾過し、濾過物を0.5Nの塩酸と水で洗浄
し、乾燥(硫酸ナトリウム)させた。濃縮し、酢酸エチ
ル−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーで残
渣を精製して、無色の非晶性の固体状の30を120mg(94
%)得た。
トルエン中の7、10等量の28、10等量のジ−2−ピリ
ジルカーボネート及び3.3等量の4−(ジメチルアミ
ノ)ピリジンで75℃36時間行われた同様の反応により、
50%の収率で30を得た(回収された7をベースとして78
%)。
バカティンIIIエステル 33:酢酸−メタノール1:1の
もの1.2ml中の30を120mg(0.0996mmol)及び亜鉛ダスト
を97mg(1.49mmol)からなる混合物を、30分間超音波処
理した。更に亜鉛(65mg;0.996mmol)を添加して、全部
で5時間超音波処理を続けた。溶媒をデカントし、亜鉛
と亜鉛塩をメタノールで濯ぎ、有機層を混合し、水で希
釈し、塩化メチレンで抽出した。塩化メチレン層を水で
洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮した。酢酸
エチル−ヘキサンで溶出して残渣のカラムクロマトグラ
フィーにより、33を57〜75mg(65〜85%)得た。
タキソール、セファロマニン及び34〜39を与えるため
の33の脱保護−アシル化:イソプロパノール4ml中、33
を242mg(0.274mmol)、、トリフルオロ酢酸42μl及び
Pdブラック43mgからなる混合物を、1.5時間水素(35ps
i)下で振り混ぜた。濾過及び濾過物の濃縮により、対
応するアンモニウムトリフルオロ酢酸を得て、それを精
製せずに使用した。ピリジン1.3ml中のこの物質20mg
(0.023mmol)及び4−(ジメチルアミノ)ピリジン2mg
に、室温でアシル化剤0.028mmolを攪拌しながら滴下し
た。30分後、更にアシル化剤0.0184mmolを添加し、必要
ならば、攪拌を更に30分間維持した。次いで、混合物を
塩化メチレンで希釈し、1Nの塩酸と水で洗浄し、有機層
を乾燥させた(硫酸ナトリウム)。濃縮し、酢酸エチル
−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーで残渣
を精製して生成物を得て、それを酢酸エチル−ヘキサン
で溶出してカラムクロマトグラフィーにかけ、クロマト
グラフィー的にまた分光学的に純粋な生成物を得た。
タキソール:塩化ベンゾイルから90%の収率で調製さ
れ、クロマトグラフィー的にまた分光学的に本物の試料
29と同じ物質を与えた。
セファロマニン:塩化チグロイルから81%の収率で調
製され、分光学的にまたクロマトグラフィー的に本物の
試料29と同じ物質を与えた。HRMS(負のイオンCI;メタ
ン試薬ガス)計算値(M)831.3455、実測値831.3389 アジドタキソール 34:4−アジドベンゾイルクロライ
ドから71%の収率で調製された。
トリフルオロメチルタキソール 35:4−(トリフルオ
ロメチル)ベンゾイルクロライドから86%の収率で調製
された。
ブロモタキソール 36:4−ブロモベンゾイルクロライ
ドから76%の収率で調製された。
アセチルタキソール 37:4−(アセチル)ベンゾイル
クロライドから67%の収率で調製された。
ベンゾイルタキソール 38:4−(ベンゾイル)ベンゾ
イルクロライドから66%の収率で調製された。
ヒドロキシタキソール 39:サリチル酸N−ヒドロキ
シ琥珀酸イミドエステルから51%の収率で調製された。
10−アセチルTAXOTERE及び34を与えるための33の脱保
護−アシル化:アシル化を室温で行った以外は、上記し
たと同様に33の水素化分解脱保護(16h)及びアシル化
のためのプロトコルを続けた。
10−アセチルTAXOTERE:ジ−t−ブチルジカーボネー
トから収率94%で調製されて、報告されたもの12と同じ
分光学的なパラメータを有する物質を与えた。HRFABMS
計算値(M+H)850.3650、実測値850.3687 アジドタキソール 34:4−アジド安息香酸N−ヒドロ
キシ琥珀酸イミドエステル及び過剰のアンモニウム塩か
ら収率79%で調製された。
上記から、従って本発明は、以下の構造のある中間体
及びタキソール類似体を熟考している。
更に詳述することなしで、上記は、他人が現在の又は
将来の知識を適用することによって様々な設備条件下で
使用するために同じように適合し得るほどに完全に我々
の発明を説明しているであろう。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−30478(JP,A) 特開 平1−305076(JP,A) 特開 平3−232869(JP,A) 特表 平6−510033(JP,A) 特表 平4−501790(JP,A) 特表 平7−503477(JP,A) J.Med.Chem.,Vol. 34,No.3,p.992−998(1991) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07D 305/00 - 305/14 C07F 7/00 - 7/18 CA(STN) REGISTRY(STN)

Claims (28)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】パクリタクセル、パクリタクセル類似体及
    びそれらの中間体の製造に有用な化学的方法において、
    下記一般式の化合物を、 下記一般構造のタキサンと縮合させて、 下記一般構造の中間体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基又はPhCH2 R3=水素,アルキル基又はオレフィン基 R4=水酸基,アセトキシ又はOP3で、P3はヒドロキシル
    保護基 R6=水酸基又はOP2で、P2はヒドロキシル保護基 P1=ヒドロキシル保護基)を与える工程から成る前記方
    法。
  2. 【請求項2】R1がPhCH2及びP1がCH2OCH2CCl3である、請
    求項1記載の化学的方法。
  3. 【請求項3】R4がAcO及びR6がOCO2CH2CCl3である、請求
    項2記載の化学的方法。
  4. 【請求項4】パクリタクセル,パクリタクセル類似体及
    びそれらの中間体の製造に有用な化学的方法において、
    下記一般式の化合物を、 下記一般構造のタキサンと縮合させて、 下記一般構造の中間体 (式中、R1=PhCH2、R3=Ph、R4=AcO、R6=OH、P1=ヒ
    ドロキシル保護基)を与える工程から成る前記方法。
  5. 【請求項5】R4がAcOである、請求項1記載の化学的方
    法。
  6. 【請求項6】パクリタクセル及びパクリタクセル類似体
    の製造のための化学的方法において、下記一般式の化合
    物を、 下記一般構造のタキサンと縮合させて、 下記一般構造の中間体 を与える工程から成り、中間体のR1O及びP1をそれぞれR
    2及び水素に置き換えて、下記一般構造のパクリタクセ
    ルまたはパクリクセル類似体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基又はPhCH2 R2=芳香族基,オレフィン基,水素,Ph,PhCH2又は、酸
    素又は窒素若しくは硫黄を含む基 R3=水素,アルキル,オレフィン又は芳香族基、又はPh R4=水酸基,アセトキシ又はOP3で、P3はヒドロキシル
    保護基 R6=水酸基又はOP2で、P2はヒドロキシル保護基 P1=ヒドロキシル保護基)を与える更なる工程を含む前
    記方法。
  7. 【請求項7】R1がオレフィン又は芳香族基、又はPhC
    H2、R3がPh、R4がAcO、及びR6がOP2でP2がヒドロキシル
    保護基であり、R1OをPhで並びにP1とP2を水素で置き換
    えるために中間体をアシル化及び脱保護して、タキソー
    ルを製造する工程を含む、請求項6記載のタキソールを
    製造するための化学的方法。
  8. 【請求項8】R1がPhCH2、R3がPh又は水素、R4がAcO、R6
    がOP2、P1がCH2OCH2CCl3及びP2がCO2CH2CCl3であり、中
    間体をPhCH2OC=O基をPhC=O基と交換することによっ
    て脱保護及びアシル化する、請求項6記載のパクリタク
    セル類似体を製造するための化学的方法。
  9. 【請求項9】R1がオレフィン又は芳香族基、又はPhC
    H2、R3が水素、R4がAcO及びR6がOP2でP2がヒドロキシル
    保護基であり、R1OをPhで並びにP1とP2を水素で置き換
    えるために中間体をアシル化及び脱保護して、タキソー
    ル類似体を製造する工程を含む、請求項6記載のパクリ
    タクセル類似体を製造するための化学的方法。
  10. 【請求項10】R1がPhCH2、R4がAcO及びR6がOP2で、P2
    がヒドロキシル保護基であり、縮合が芳香族系溶媒及び
    活性化剤の存在下で行われる3−フェニルイソセリン側
    鎖のエステル化である、請求項1記載の化学的方法。
  11. 【請求項11】P1がCH2OCH2CCl3で、P2がCO2CH2CCl3
    ある、請求項10記載の化学的方法。
  12. 【請求項12】活性化剤がジアルキルアミノピリジン類
    から選ばれる、請求項11記載の方法。
  13. 【請求項13】有機溶剤が、ベンゼン、トルエン、キシ
    レン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン及びクロ
    ロベンゼンから選ばれる、請求項12記載の方法。
  14. 【請求項14】エステル化が、縮合剤の存在下で行われ
    る、請求項12記載の方法。
  15. 【請求項15】パクリタクセル類似体及びそれらの中間
    体の製造に有用な化学的方法において、下記一般式の化
    合物を、 下記一般式のタキサンと縮合させて、 下記一般式の第一の中間体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基又はPhCH2 R3=アルキル基,オレフィン基又は水素 P1=ヒドロキシル保護基 P2=ヒドロキシル保護基 P3=ヒドロキシル保護基又はCOCH3)を与える工程から
    成る前記方法。
  16. 【請求項16】第一の中間体を脱保護して、下記一般式
    の第二の中間体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基又はPhCH2 R3=アルキル基,オレフィン基又は水素 R9=水素又はCOCH3)を与える工程を含む、請求項15記
    載の化学的方法。
  17. 【請求項17】パクリタクセル類似体及びそれらの中間
    体の製造に有用な化学的方法において、下記一般式の化
    合物 下記一般式のタキサンと縮合させて、 下記一般式の第一の中間体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基、又はPhCH2 R3=アルキル基,オレフィン基,芳香族基、水素又はPh P1=ヒドロキシル保護基 P2=ヒドロキシル保護基 P3=ヒドロキシル保護基又はCOCH3)を与え、第一の中
    間体を脱保護して下記一般式の第二の中間体 (式中、R1=オレフィン基,芳香族基又はPhCH2 R3=アルキル基,オレフィン基,芳香族基,水素又はPh R9=水素又はCOCH3)を与える更なる工程、及び第二の
    中間体を脱保護して下記一般式の第三の中間体 (式中、R3=アルキル基,オレフィン基,芳香族基,水
    素又はPh R9=水素又はCOCH3)を与える更なる工程を含む前記方
    法。
  18. 【請求項18】第三の中間体をN−アシル化して、下記
    一般式のパクリタクセル類似体 (式中、R2=オレフィン基,芳香族基,水素,Ph,PhCH2
    又は、酸素又は窒素若しくは硫黄を含む基 R3=アルキル基,オレフィン基,芳香族基、水素又はPh R9=水素又はCOCH3)を形成する工程から成る、請求項1
    7記載の化学的方法。
  19. 【請求項19】パクリタクセル類似体の製造方法であっ
    て、 (a)10−デアセチルバッカチンIIIのC−7及びC−1
    0のヒドロキシル基を、それぞれ保護基OP2及びOP3に転
    化して、下記構造式の第一の中間体 (式中、P2及びP3はCOCH2CCl3又は他のヒドロキシル保
    護基)を形成し、 (b)(a)で形成された第一の中間体を、下記の化合
    (式中、R1=オレフィン又は芳香族基又はPhCH2 R3=アルキル,オレフィン又は芳香族基、水素又はPh P1=ヒドロキシル保護基)と縮合させて、下記構造式を
    有する第二の中間体 (式中、R1=オレフィン又は芳香族基、又はPhCH2 R3=アルキル,オレフィン又は芳香族基、水素又はPh P1,P2及びP3はヒドロキシル保護基)を形成し、 (c)工程(b)で形成された第二の中間体のC2′,C−
    7及びC−10の各保護基P1,P2及びP3を脱保護して水酸
    基にして、下記構造式を有する生成物 (式中、R1=オレフィン又は芳香族基又はPhCH2 R3=アルキル,オレフィン又は芳香族基、水素又はPh)
    を形成し、 (d)工程(c)の生産物のC3′を脱保護して、下記一
    般式の第三の中間体 (式中、R3=アルキル,オレフィン又は芳香族基、水素
    又はPh)を形成し、 (e)第三の中間体のC3′位の窒素部位をアシル化し
    て、 (式中、R2=オレフィン基,芳香族基,水素,Ph,PhCH2
    又は、酸素又は窒素若しくは硫黄を含む基 R3=アルキル,オレフィン又は芳香族基、水素又はPh)
    を形成する工程から成る、製造方法。
  20. 【請求項20】R3がPhである、請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】下記一般構造式を有する化合物 (式中、R9=水素又はアセチル R10+NH3X-で、Xは脱プロトン化した有機酸 P1=水素または、(トリクロロ)エトキシメチル,メト
    キシメチル,1−エトキシメチル,ベンジルオキシメチ
    ル,2−(トリメチルシリル)エトキシメチル,テトラヒ
    ドロピラニル,アリルオキシメチル,3,3,3,−(トリク
    ロロ)エトキシカルボニル,トリアルキルシリル,アリ
    ルオキシカルボニル及びベンジルオキシカルボニルから
    なる群から選択されるヒドロキシル保護基)
  22. 【請求項22】Xが脱プロトン化したトリフルオロ酢酸
    である、請求項21記載の化合物。
  23. 【請求項23】P1がベンジルオキシメチルである、請求
    項21記載の化合物。
  24. 【請求項24】R9がアセチルである、請求項21記載の化
    合物。
  25. 【請求項25】P1がベンジルオキシメチルである、請求
    項24記載の化合物。
  26. 【請求項26】R10+NH3X-で、Xが脱プロトン化した
    トリフルオロ酢酸である、請求項25記載の化合物。
  27. 【請求項27】下記一般構造式を有する化合物 (式中、R9=水素又はアセチル、R10=NH2、及びP1
    (トリクロロ)エトキシメチル,メトキシメチル,1−エ
    トキシメチル,ベンジルオキシメチル,2−(トリメチル
    シリル)エトキシメチル,テトラヒドロピラニル,アリ
    ルオキシメチル,3,3,3−(トリクロロ)エトキシカルボ
    ニル,トリアルキルシリル,アリルオキシカルボニル及
    びベンジルオキシカルボニルからなる群から選択される
    ヒドロキシル保護基)。
  28. 【請求項28】R9がアセチルで、P1がベンジルオキシメ
    チルである、請求項27記載の化合物。
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