JPH08506587A - 様々なa環側鎖を有するタキソール、類似体及び中間体の合成 - Google Patents

様々なa環側鎖を有するタキソール、類似体及び中間体の合成

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JPH08506587A JP6518249A JP51824994A JPH08506587A JP H08506587 A JPH08506587 A JP H08506587A JP 6518249 A JP6518249 A JP 6518249A JP 51824994 A JP51824994 A JP 51824994A JP H08506587 A JPH08506587 A JP H08506587A
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Abstract

(57)【要約】 タキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体の合成に効果的なプロトコルが記載されている。その方法はタキソールA環側鎖をバカティンIIIに結合することを含み、様々なA環側鎖構造を有するタキソール及びタキソール類似体の合成のためである。N−ベンジロキシカルボニル基を有するO−保護されたイソセリン及び3−フェニルイソセリン酸を、7−O−保護されたバカティンIIIのC−13位のヒドロキシルに、エステル化が速く非常に効率的に起き、続いて脱保護−アシル化が起こり、光親和性標識候補者を含むタキソール、セファロマニン及び様々な類似体が製造される。

Description

【発明の詳細な説明】 様々なA環側鎖を有するタキソール、類似体及び中間体の合成発明の分野 本発明は、タキソール、タキソールの類似体及びそれらの中間体の合成製造に 関するものである。発明の背景 タキソールは、更なる開発にかなりの可能性を有する抗腫瘍薬剤として著しく 臨床活性を示すタキサン(taxane)ジテルペノイドから自然に生じる。タキソー ル療法での志願者への広く行き渡った治療は、現在薬不足のために制限されてい る。自然源即ち成長の遅いセイヨウイチイの樹皮中にはタキソールが余り存在し ないので、単離によるタキソールの入手可能性は長期的に見込みが思わしくない 。タキソールは下記に示される通りの一般式とそれに対応する番号付けシステム を有する。 有機化学者によって取り組まれ得るタキソールの供給に関する問題への解決方 法としては、バカティンIII(BaccatinIII)等のC−13位から突き出るA環側 鎖を有する自然に誘導される物質に結合することによって、この薬又は臨床的に 効果のある類似体を部分的に合成する方法が挙げられる。タキソール及びその類 似体の調製は知られている。例えば、1990年5月8日にデニス等に発行され た米国特許第4924011号明細書には、(2R,3S)側鎖酸をタキサン誘 導体で縮合し、次いでヒドロキシル基を保護している様々な基を除去することに よってタキソールを調製する方法が開示されている。1990年5月8日にコリ ン 等に発行された米国特許第4924012号明細書には、バカティンIII(Bacca tinIII)及び10−デアセチルバカティンIIIの誘導体で酸を縮合し、次いで水 素によって保護基を除去することによって、バカティンIII及び10−デアセチ ルバカティンIIIの誘導体を調製する方法が開示されている。TAXOTERE(Rhone-P oulenc Sante への登録商標)及び関連する化合物の様々な合成方法が、 Journal of Organic Chemistry、1986年、51、46;1990年、55、 1957;1991年、56、1681;1991年、56、6939;199 2年、57、4320;1992年、57、6387及び993年、58、25 5に報告されており、また、1991年5月14日にホルトンに発行された米国 特許第5015744号明細書にはこの様な合成方法が記載されている。 タキソールの部分合成を最も簡単に行うのに必要なのは、キラル、非ラセミ側 鎖及び誘導体、即ちバカティンIII又は非常に関連したジテルペノイド物質から なる豊富にある自然源に便利に近づくこと、及び、その2つを結ぶ効果的な手段 である。次いで、下記の側鎖を有する 下記一般式のバカティンIII及び10−デアセチルバカティンIIIの縮合が特に興 味を持たれている。 しかしながら、半球体のタキサン骨格構造の凹面域に位置するバカティンIII のC−13位にあるヒドロキシルの立体障害のために、これら2つの単位のエス テ ル化は難しい。例えば、グリーン(Green)及びゲリッテ−ボーゲルン(Gueritt e-Vogelein)は、タキソールの部分合成方法の1つでは、100時間後に転化率 がたったの50%であることを報告した。(J.Am.Chem.Soc.1988年、110 、5917)ホルテン特許は、より効率的な合成に関する1つ以上の方法に取り 組んでいる。それでもなお、タキソールのA環側鎖をタキサン骨格構造(例えば バカティンIII)に結合するための、また様々なA環側鎖構造を有するタキソー ル、タキソール類似体及びそれらの中間体の合成するための更に効率的な実験計 画(プロトコル)に対する需要がある。本発明の要約 従って、本発明の全般的な目的は、従来技術の欠点を克服する様々なA環側鎖 構造を有するタキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体の合成のために 、タキソールのA環側鎖をタキサン骨格構造に結合するための、新規で有用でか つ効率的なプロトコルを提供することである。 本発明の他の目的は、バカティンIIIにタキソールのA環側鎖を結合させ、様 々なA環側鎖構造を有するタキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体を 合成することである。 本発明の更なる目的は、N−ベンジロキシカルボニル基を有するO−保護され たイソセリン及び3−フェニルイソセリン酸を、7−O−保護されたバカティン IIIのC−13位のヒドロキシルに、素早く非常に効率的にエステル化すること を提供することである。 本発明の他の目的は、前記のものに続いて脱保護−アシル化を提供して、光親 和性標識候補者(photoaffinity labeling candidates)を含むタキソール、セ ファロマニン(cephalomannine)、10−アセチルTAXOTERE及び様々な類似体を 提供することである。 その広い形において、本発明はタキソール、タキソール類似体及びそれらの中 間体の製造に有用な化学的方法を提供する。この方法は、下記一般式の化合物を 下記一般式の構造のタキサンで縮合して、 下記一般式の構造の中間体を与える工程からなる。 式中、R1=アルキル基、オレフィン基又は芳香族基、若しくは、PhCH23=水素、アルキル基、オレフィン基又は芳香族基、若しくは、Ph R4=水素、酸素基又はアセトキシ R5=水素、酸素基又はカルボニル R6=水素、酸素基又はアセトキシ R7=水素、酸素基ベンゾイロキシ又はアロイロキシ R8=水素又はヒドロキシル基 P1=ヒドロキシル保護基 一般的な方法による様々な置換を熟考し、特にはR1がPhCH2、R3がPh 、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOH、R7がPhCO2及びR8がO Hであるものである。一般的な方法は、中間体中のR1 O及びP1を置き換える 工程を続けて、下記一般構造の化合物を製造しても良い。 式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸素、窒素、硫黄、又は、 Ph基 更に、様々な好ましい置換を熟考する。反応は芳香族系溶媒、活性化剤及びも しかしたら縮合剤の存在下で起こり得る。好ましい反応温度が70℃〜75℃で あることが開示されている。発明の詳細な説明 本発明は、タキソール、タキソールの類似体及びそれらの中間体の効率的な製 造の化学的な方法に関する。これはタキソールのA環側鎖をバカティンIIIに結 合させることによって成し遂げられ得る。これにより、様々なA環側鎖構造を有 するタキソール、タキソールの類似体及びそれらの中間体の合成が行われる。こ の発明は更に、N−ベンジロキシカルボニル基を有するO−保護されたイソセリ ン及び3−フェニルイソセリン酸を、7−O−保護されたバカティンIIIのC− 13位のヒドロキシルに、素早く効率的にエステル化することに関する。イソセリン類似体 以前に我々は、グリーン、ゲリッテ−ボーゲルンプロトコルの変形によって、 A環側鎖置換基のないタキソール類似体の部分合成を報告した。スウィンデル( Swindell)等のJ.Med.Chem、1991年、34、1176参照。グリーン、ゲリ ッテ−ボーゲルンプロトコルは以下の様に要約され得る。: 一般化された反応による我々の研究成果は、以下の表1に要約され得る。: 式中、P1はヒドロキシル保護基、例えば、(トリクロロ)エトキシメチル、メ トキシメチル、1−エチオキシメチル、ベンジロキシメチル、2−(トリメチル シリル)エトキシメチル、テトラヒドロピラニル及びアリロキシメチルである。 ;及びP2はヒドロキシル保護基、例えば、3,3,3−(トリクロロ)エチオ キシカルボニル、トリアルキルシリル、アリロキシカルボニル及びベンジロキシ カルボニルである。 この研究を行う上での我々の目標の1つは、タキソール側鎖よりも効率的に従 来のエステル化化学によって、バカティンIIIに結合され得る構造的に簡単な側 鎖を有する生物学的に活性なタキソール類似体の発見であった。我々は、乳酸エ ステル及びフェニル乳酸エステル類似体(12及び13)に、側鎖の複雑さと側 鎖の結合速度及び効率との間に直接的な関係を見つけた。しかしながら、我々は 、議論の余地があるが、フェニル乳酸9と同様に立体配置的に要求の厳しいN− (ベンゾイル)イソセリン側鎖酸10が、7−O−保護されたバカティンIII7 に非常に速い速度でかつ効率的にエステル化されることを驚くべきことに見いだ した(マグリ(Magri)等、J.Org.Chem.、1986年、51、3239参照) 。我我は、ベンズアミドカルボニル酸素の予備的な分子内アシル化から形成され る一般式のジヒドロオキサジン の介在を提案した。 我々が提案したのは以下のことである。:(i)その制限される立体配置的な 要求のために、環状アシル化剤16がバカティンIIIのC−13位のヒドロキシ ルに向かって特に反応性であること、及び、(ii)16に対するより複雑なジヒ ドロオキサジン類似体により、タキソール側鎖結合問題に一般的な解決方法が提 供され得ること。 タキソールの構造活性プロフィール及びその結果として微小管性の結合場所に よるその認識においてA環側鎖が中央の位置にあるために、側鎖中の光機能性を 有する光親和性標識タキソール類似体は、タキソール−微小管性の相互作用の詳 細を化学的に研究する際に価値があるであろう。この様に、我々は動機を与えら れて、側鎖の結合に続くN−脱保護−アシル化が、遅い段階で光標識機能性と放 射線標識(radiolabel)の両方の結合で光標識剤に近づくであろうという予想以 外に、ベンジルウレタンで保護された側鎖酸11の関与を追求した。 7、11、ジシクロヘキシルカルボジイミド(DCC)及び4−(ジメチルア ミノ)ピリジン(DMAP)のトルエン中の混合物を表1に集められたエステル 化と比較させる濃度で温めた時、ベンズアミド10との結合よりも速くて高い収 率で側鎖の結合が生じた。式のジヒドロオキサジンが介在すること及びその形成 が速度の制限事象であるという仮定で、−このエステル化では中間体が全く検出 され得ない−11の高い反応性はウレタンカルボニル酸素の求核性が高い結果で ある。 この特徴により、側鎖酸が使用される超過量がかなり減少する。 トリクロロエトキシをベースとしたO−保護されている基を亜鉛で誘導して除 去することによって、タキソール類似体が導びかれた。: 続いて起きるトリフルオロ酢酸(TFA)を含有する溶液中のベンジルウレタ ンの水素化分解除去及び下記の反応に従うアミノ基の選択的なアシル化により、 表2に示されるタキソール類似体が生じた。 タキサンの足掛かりのオレフィンは水素添加に耐性があることが知られている ので、ベンジルを保護する基はこの状況において有用である。バクスター(Baxt er)等のJ.Chme.Soc.、1962年、2964参照。3−フェニルイソセリン類似体 側鎖11の結合速度が促進させられたことは上記の類似体の調製では都合が良 かった以上に、タキソールのより複雑なN−アシル−3−フェニルイソセリン側 鎖特性のバカティンIIIのC−13位のヒドロキシルへのエステル化での同様の 改良は劇的な衝撃を与えるであろう。我々は、以下の機構による3−フェニルイ ソセリン側鎖エステル化を研究し、その結果は以下の表3に要約されている。 残念ながら、側鎖酸27に対するグリーン、ゲリッテ−ボーゲルンのタキソー ル部分合成及び我々自身の同様の観察においてエステル化の速度が遅いことから は、N−ベンゾイル及び3−フェニル置換基の組み合わせを有する側鎖酸から、 ジヒドロオキサジンが速くは近づかれていないことが示唆された。更には、DP Cがカルボキシル活性化試薬として供給された時(再度、表3に要約されたエス テル化が比較され得る)、グリーン(デニス等、J.Org.Chem.、1990年、 、1957)及びヤコブセン(デン(Deng)等、J.Org.Chem.、1992年、57 、4320)のタキソール側鎖合成の組み合わせによって、調製されたベン ジルウレタン酸28のエステル化で全く速度の向上が見られなかった。しかしな がら、DCCと組み合わせた28により、上記で示されたと同様の高速度で高収 率が導かれた。それが、おそらく下記の形成がその場で起きる際に特に効果的な カルボキシル活性化試薬として、より求核性のウレタン酸素とDCCとの組み合 わせであることが、27の効果的な結合を生じさせるためのDCCの失敗によっ て示された。 もし関連するならば、中間体は28でのエステル化では検出され得ないので、 31の形成速度が制限されるに違いない。現在まで我々が研究した側鎖結合にお いて、ベンジルウレタンを含有する側鎖酸の速いエステル化を介在させる点でD CCは最も効果的であるので、側鎖窒素がベンゾイル基を有する際には、タキソ ール側鎖エステル化のためにグリーン及びゲリッテ−ボーゲルンによって導入さ れたDPCは、最も効果的な試薬である。 30の亜鉛処理により33が導かれた。一連の水素化分解−アシル化実験によ って、タキソール、セファロマニン、10−アセチルTAXOTERE及び表4に列挙さ れる残りの類似体が与えられ、以下の機構によって反応が一般化される。: (式中、Xはあらゆる脱離基であり、例えば−Cl、−OCO2(CH23、又 は、 、またi−PrOHはイソプロピルアルコールである。) 33の水素化分解後に遭遇したアミノトリオールは特にC−2’位置でO−ア シル化しやすい。例えば、セファロマニンの調製において、チグリン酸のN−ヒ ドロキシ琥珀酸イミドエステルが使用された場合でさえも顕著なO−アシル化が おきた。更には、トリエチルアミン−塩化メチレン溶液中での酸塩化物の使用は 、低温でさえも、興味のある全ての類似体に対しては確かに選択的ではなかった 。驚いたことに、選択的なアミノアシル化をもたらすのに最も良い条件では、D MAP触媒で室温でピリジン溶液中の酸塩化物が必要とされた。 タキソールの効果的な部分合成を達成して満足であると同時に、光親和性標識 アジド類似体34の調製はこの方法論の有用性を強調する。我々の手による、N −p−アジドベンゾイル基を有するO−保護された側鎖酸からの34の調製への 、グリーン、ゲリッテ−ボーゲルンのエステル化の適用は、アジド部分の熱不安 定性のために失敗した。本明細書中に記載される化学によって、放射線標識され た物質の調製に従う順序で34は優れた収率で利用可能である。C−2’位及びC−7位のヒドロキシル保護 様々なヒドロキシ保護プロトコルをこの研究で調べた。タキソール及びタキソ ール類似体の部分合成へのその場のカルボキシル活性アプローチは、これらの保 護基が都合のよいことには酸安定性であることを要求する。我々の手の内でこの 基準に合致し損なったものとしては、イソセリン側鎖のC−2’位のヒドロキシ ルに対するトリエチルシリル及び3−フェニルイソセリン側鎖型でのこのヒドロ キシルに対するエトキシエチルが挙げられる。一般に、我々は3−フェニルイソ セリン側鎖酸中の側鎖ヒドロキシル保護基の酸安定性は、より簡単なイソセリン 酸において必要とされる以上が必要であることを見いだした。同様に、エステル 化後に酸で化学変化を起こしやすいヒドロキシル保護基を除去することは、イソ セリンタキソール類似体ではより難しい。この理由としては、エトキシエチルは 後者の側鎖の分類には不適当であったことである。エステル化を複雑にさせるか 防止させる側鎖ヒドロキシルマスキング基には、トリイソプロピルシリル及びト リクロロエトキシカルボニルがあった。ベンジロキシメチル基はイソセリン側鎖 に極めて受け入れられ得るが、結合した3−フェニルイソセリン側鎖中でより妨 げられたC−2’位のヒドロキシルからは除去され得ない。この経験から、我々 は公知のトリクロロエトキシメチル保護基及び公知のトリクロロエトキシカルボ ニル基は、C−2’位及びC−7位のヒドロキシルにとって優れた保護基である ことを立証した。これらの機構は、エステル化反応中側鎖カルボン酸に対して確 固としており、両方とも、18、33、タキソール及び関連した複雑なタキサン17 の機能性と相容性のある1段回の還元操作で除去可能である。 N−ベンジロキシカルボニル機能性を組み込んでいるO−保護されたイソセリ ン及び3−フェニルイソセリン側鎖酸を、7−O−保護されたバカティンIIIの 立体障害の大きいC−13位のヒドロキシルへ、速く高収率でエステル化するこ とに基づいているタキソール及び類似体の調製にとって、簡単で効果的な順番を 開発した。我々は、その場で形成される17及び下記の化合物の様なジヒドロオ キサジンが介在していると考えている。 エステル化生成物の脱保護及び側鎖アミノ基のアシル化は目標の物質を供給す る。バカティンIIIから、全部で5工程が必要である。 この研究の前に、バカティンIIIのC−13位のヒドロキシルにタキソール側 鎖を結合させるための最も効果的な方法では、β−ラクタム及びジヒドロオキサ ジンアシル化剤の独立した形成が必要であった。適当な保護された側鎖酸からそ の場でジヒドロオキサジンを生成させるための本方法論では、報告されたタキソ ール側鎖の様々な不斉反応が、タキソール及び関連した薬の部分合成に特に有用 になる。一般化された式(タキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体) 次いで、タキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体の製造のための本 発明の化学的方法は、下記一般式の化合物を、 下記一般構造のタキサンで縮合した化合物として、 下記一般構造の中間体を与えて、一般化され得る。 式中、R1=アルキル、オレフィン又は芳香族基、若しくは、PhCH23=水素、アルキル、オレフィン又は芳香族、若しくは、Ph R4=水素、酸素基又はアセトキシ R5=水素、酸素基又はカルボニル R6=水素、酸素基又はアセトキシ R7=水素、酸素基、ベンゾイロキシ又はアロイロキシ R8=水素又はヒドロキシル基 P1=ヒドロキシル保護基 この一般的な方法において、或るより特定の反応としては、(i)R1が PhCH2、R3がPh及びP1がCH2 OCH2 CCl3の場合、(ii)R1がP hCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOCO2 CH2 CCl3、R7がPhCO2、R8がOH及びP1がCH2 OCH2 CCl3の場
合、 (iii)R1がPhCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6 がOH、R7がPhCO2、R8がOH及びP1がHの場合、及び、(iv)R3がP h、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8が OH(尚、P2はヒドロキシル保護基である)場合、のものが挙げられる。 上述した一般的な方法は、R1 O及びP1を置き換えて、下記の一般構造の化 合物を与える工程で続けられ得る。: 式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸素、窒素又は硫黄基 代わりに、上述した一般的な方法は下記の方法でより特定でされていても良い 。:(i)R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3がPh、R4がAcO 、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒ ドロキシル保護基であり、R1 OをPhで並びにP1とP2を水素で置き換える工 程を含み、タキソールを製造する場合、(ii)R1がPhCH2、P1がCH2 O CH2 CCl3及びP2がCO2 CH2 CCl3であり、R1 OをPhで置き換え る工程をPhCH2 OC=O基をPhC=O基と交換することによって成し遂げ る場合、(iii)R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3が水素、アルキ ル、オレフィン又は芳香族基、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2 、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒドロキシル保護基であり、R1 OをP hで並びにP1とP2を水素で置き換える工程を含み、タキソ ール類似体を製造する場合、及び、(iv)R1がPhCH2 O、R3がPh、R4 がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及び P2がヒドロキシル保護基であり、縮合が芳香族系溶媒及び活性化剤の存在下で 行われた3−フェニルイソセリン側鎖エステル化である場合。 最後の(iv)の場合では、P2がCH2 OCH2 CCl3で、P2がCO2 CH2 CCl3であっても良い。ここで、活性化剤は4−(ジメチルアミノ)ピリジ
ン 等のジアルキルアミノピリジンから選ばれる。有機溶媒はベンゼン、トルエン、 キシレン、エチルベンゼン、イソプロピルベンゼン及びクロロベンゼンから選ば れる。反応は約70〜75℃の温度で最も上手く行われる。エステル化は、縮合 剤の存在下で行われ、この縮合剤は、ジ−シクロヘキシル−カルボジイミド及び ジ−2−ピリジルカーボネートからなる群から選ばれ得る。最後に(iv)の反応 は、ジ−シクロヘキシル−カルボジイミド及びジ−2−ピリジルカーボネートか らなる群から選ばれた縮合剤の存在下で行われ得り、活性化剤は4−(ジメチル アミノ)ピリジンである。 加えて、タキソール類似体の調製のための化学的方法はまた、下記の工程から なる方法によって一般化され得る。: 10−デアセチルバカティンIIIを下記に転化して、 次いで、下記で縮合することによって、 下記にし、 下記に転化し、 続いて下記に転化し、 次いで、最後に下記のタイプのタキソール類似体にする。 式中、R1=アルキル、オレフィン又は芳香族基 R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸素、窒素又は硫黄基 R3=水素、アルキル、オレフィン又は芳香族基 P1、P2及びP3=CO2 CH2 CCl3又は他のヒドロキシル保護基実験項 マグリ(Magri)等、J.Org.Chem.、1986年、51、3239に記載され る通りに、国立癌研究所(National Cancer Institute)、国立健康研究所(Nat ional Institutes of Health)のケニース スネード(Kenneth Snade)博士に よって提供されたタキソール−セファロマニン混合物を分解することによって、 バカティンIIIを調製した。それはこの手順に従って、バカティンIII7−トリク ロロエチルカーボネート(7)に転化された。無水条件及び不活性雰囲気を必要 とする反応は、無水溶媒を使用して窒素下で、火炎乾燥されたガラス製品中で行 われた。CDCl3溶液の1 H及び13CのNMRスペクトルを、内標準としてテ トラメチルシラン(1 H σ=0ppm)、残留クロロホルム(H σ=7.2 7ppm)、又はCDECl313C σ=77ppm)を使用して、300M Hz及び75MHzでそれぞれ記録した。13CNMRスペクトルのために、陽イ オン置換の程度をIF DEPT実験の助けで特定した。高速液体クロマトグラ フィー(HPLC)を、ウォーターズ(Waters)ブランドの装置で、3.9mm ×15cmのNovaPak ブランドのD18カラム、又は、7.8mm×30cmのNo vaPak C13カラムで、254ナノメーター(nm)でUV検出を使用して行っ た。別な方法で、クロマトグラフィーをシリカゲルで行った。高分解能マススペ クトル測定を、米国、PA、フィラデルフィア、ペンシルバニア大学、化学科、 質量分析研究室で行った。 簡単なイソセリンの追加の要求を標準的な方法で調製し、以下を含んでいた。 :(i)(2R)−N−(ベンジロキシカルボニル)−O−(トリクロロエトキ シメチル)−イソセリン(化合物11)、(ii)バカティンIIIエステル 15 (化合物11から形成された化合物15)、及び、(iii)バカティンIIIエステ ル 18(化合物15から形成された化合物18) 化合物28、(2R,3S)−N−ベンジロキシカルボニル−O−(トリクロ ロエトキシメチル)−3−フェニルイソセリンを調製した。ここで、(2R,3 R)−エチル 3−フェニルグリシデート 3.12g(16.3mmol)、 ギ酸メチル13.5ml及びアジ化ナトリウム5.28g(81.5mmol) の、95%エターノール:水が8:1のもの81ml中の溶液を45時間で50 ℃まで加熱した。反応混合物を、水とジエチルエーテルとの間で分配させ、水層 をジエチルエーテルで抽出し、有機層を混合、乾燥(MgSO4)、濾過、及び 濃縮した。酢酸エチル−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーで残渣を 精製して、無色の油状の43を2.91g(94%)得た。 酢酸エチル80ml中の43を1.88g(8.00mmol)及び10%P d−炭素188mgからなる混合物を水素下(35psi)で14時間振り混ぜ た。濾過及び濃縮により、融点69〜71℃の白色の粉末状の粗アミノアルコー ル 44を得て、それを精製せずに使用した。 エーテル−水1:1のもの57ml中の44を1.98g(9.48mmol )及び炭酸ナトリウム2.98g(10.43mmol)に、0℃でクロロギ酸 ベンジル1.35ml(9.48mmol)を添加した。混合物を30分間攪拌 し、溶媒を蒸発させ、残渣を塩化メチレンと水との間で分配した。有機層を乾燥 させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、ウレタン45を得た(43からの収率は9 1%)。融点103〜105℃(塩化メチレン−ヘキサン) 乾燥THF79ml中ウレタン 45が6.78g(19.8mmol)から なる溶液に−68℃で、攪拌しながらm−BuLi(ヘキサン中1.6M、12 .4ml、19.8mmol)の溶液に滴下した。5分後、トリクロロエトキシ メチルクロリド3.89ml(29.7mmol)及びLiI2.65g(19 .8mmol)を添加した。引き続いて、混合物を1時間以上かけて室温まで温 めさせた。次いで、反応混合物を1Nの塩酸に注いで、塩化メチレンで抽出し、 有機層を乾燥させ(MgSO4)、濃縮した。酢酸エチル−ヘキサンで溶出して カラムクロマトグラフィーで残渣を精製して、無色の油状の46を8.22g( 82%)得た。 メタノール−水3:1のもの16.3ml中の46を494mg(0.98m mol)及び水酸化リチウム一水和物205mg(4.88mmol)からなる 混合物を、室温で2時間攪拌した。溶媒を蒸発させ、残渣を塩化メチレンと1N の塩酸との間で分配した。有機層を乾燥させ(硫酸ナトリウム)、濃縮して、2 8を458mg(96%)を得た。酸28をそのジシクロヘキシルアンモニウム 塩に元素分析のために転化した。融点133.5〜136.0℃(エーテル) バカティンIIIエステル 30:トルエン5.25ml中、7を80mg(0 .105mmol)、28を301mg(9.629mmol)、4−(ジメチ ルアミノ)ピリジン36mg(0.210mmol)、及び、ジシクロヘキシル カルボンジイミド130mg(0.629mmol)からなる混合物を75℃で 1時間攪拌した。反応混合物を冷却し、濾過し、濾過物を0.5Nの塩酸と水で 洗争し、乾燥(硫酸ナトリウム)させた。濃縮し、酢酸エチル−ヘキサンで溶出 してカラムクロマトグラフィーで残渣を精製して、無色の非晶性の固体状の30 を120mg(94%)得た。 トルエン中の7、10等量の28、10等量のジ−2−ピリジルカーボネート 及び3.3等量の4−(ジメチルアミノ)ピリジンで75℃36時間行われた同 様の反応により、50%の収率で30を得た(回収された7をベースとして78 %)。 バカティンIIIエステル 33:酢酸−メタノール1:1のもの1.2ml中 の30を120mg(0.0996mmol)及び亜鉛ダストを97mg(1. 49mmol)からなる混合物を、30分間超音波処理した。更に亜鉛(65mg ;0.996mmol)を添加して、全部で5時間超音波処理を続けた。溶媒を デカントし、亜鉛と亜鉛塩をメタノールで濯ぎ、有機層を混合し、水で希釈し、 塩化メチレンで抽出した。塩化メチレン層を水で洗浄し、乾燥させ(硫酸ナトリ ウ ム)、濃縮した。酢酸エチル−ヘキサンで溶出して残渣のカラムクロマトグラフ ィーにより、33を57〜75mg(65〜85%)得た。 タキソール、セファロマニン及び34〜39を与えるための33の脱保護−ア シル化:イソプロパノール4ml中、33を242mg(0.274mmol) 、トリフルオロ酢酸42μl及びPdブラック43mgからなる混合物を、1. 5時間水素(35psi)下で振り混ぜた。濾過及び濾過物の濃縮により、対応 するアンモニウムトリフルオロ酢酸を得て、それを精製せずに使用した。ピリジ ン1.3ml中のこの物質20mg(0.023mmol)及び4−(ジメチル アミノ)ピリジン2mgに、室温でアシル化剤0.028mmolを攪拌しなが ら滴下した。30分後、更にアシル化剤0.0184mmolを添加し、必要な らば、攪拌を更に30分間維持した。次いで、混合物を塩化メチレンで希釈し、 1Nの塩酸と水で洗浄し、有機層を乾燥させた(硫酸ナトリウム)。濃縮し、酢 酸エチル−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーで残渣を精製して生成 物を得て、それを酢酸エチル−ヘキサンで溶出してカラムクロマトグラフィーに か け、クロマトグラフィー的にまた分光学的に純粋な生成物を得た。 タキソール:塩化ベンゾイルから90%の収率で調製され、クロマトグラフィ ー的にまた分光学的に本物の試料29と同じ物質を与えた。 セファロマニン:塩化チグロイルから81%の収率で調製され、分光学的にま たクロマトグラフィー的に本物の試料29と同じ物質を与えた。HRMS(負のイ オンCI;メタン試薬ガス)計算値(M)831.3455、実測値831.3 389 アジドタキソール 34:4−アジドベンゾイルクロライドから71%の収率 で調製された。 トリフルオロメチルタキソール 35:4−(トリフルオロメチル)ベンゾイ ルクロライドから86%の収率で調製された。 ブロモタキソール 36:4−ブロモベンゾイルクロライドから76%の収率 で調製された。 アセチルタキソール 37:4−(アセチル)ベンゾイルクロライドから67 %の収率で調製された。 ベンゾイルタキソール 38:4−(ベンゾイル)ベンゾイルクロライドから 66%の収率で調製された。 ヒドロキシタキソール 39:サリチル酸N−ヒドロキシ琥珀酸イミドエステ ルから51%の収率で調製された。 10−アセチルTAXOTERE及び34を与えるための33の脱保護−アシル化:ア シル化を室温で行った以外は、上記したと同様に33の水素化分解脱保護(16 h)及びアシル化のためのプロトコルを続けた。 10−アセチルTAXOTERE:ジ−t−ブチルジカーボネートから収率94%で調 製されて、報告されたもの12と同じ分光学的なパラメータを有する物質を与えた 。HRFABMS 計算値(M+H)850.3650、実測値850.368 7 アジドタキソール 34:4−アジド安息香酸N−ヒドロキシ琥珀酸イミドエ ステル及び過剰のアンモニウム塩から収率79%で調製された。 上記から、従って本発明は、以下の構造のある中間体及びタキソール類似体を 熟考している。 更に詳述することなしで、上記は、他人が現在の又は将来の知識を適用するこ とによって様々な設備条件下で使用するために同じように適合し得るほどに完全 に我々の発明を説明しているであろう。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月21日 【補正内容】 2.R1がPhCH2、R3がPh及びP1がCH2 OCH2 CCl3である、請 求項1記載の化学的方法。 3.R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOCO2 CH2 CCl3、R7 がPhCO2及びR8がOHである、請求項2記載の化学的方法。 4.R1がPhCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6が OH、R7がPhCO2、R8がOH及びP1がHである、請求項1記載の化学的方 法。 5.R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がPh CO2、R8がOHであり、かつ、P2はヒドロキシル保護基である、請求項1記 載の化学的方法。 6.R1 O及びP1を置き換えて、一般構造の化合物 (式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸素又は窒素若しくは硫 黄基)を与える更なる工程を含む、請求項1記載の化学的方法。 7.R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3がPh、R4がAcO、R5 が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒドロキ シル保護基であり、R1 OをPhで並びにP1とP2を水素で置き換えて、タキソ ールを製造する工程を含む、請求項1記載の化学的方法。 8.R1がPhCH2、P1がCH2 OCH2 CCl3及びP2がCO2 CH2 C Cl3であり、R1 OをPhで置き換える工程をPhCH2 OC=O基をPhC =O基と交換することによって成し遂げる、請求項7記載の化学的方法。 9.R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3が水素、アルキル、オレフ ィン又は芳香族基、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がP hCO2、R8がOH及びP2がヒドロキシル保護基であり、R1 OをPhで並び にP1とP2を水素で置き換えて、タキソール類似体を製造する工程を含む、請求 項1記載の化学的方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA, CZ,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,M G,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU,SD ,SK,UA,UZ

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.タキソール、タキソール類似体及びそれらの中間体の製造に有用な化学的 方法において、下記一般式の化合物を、 下記一般構造のタキサンと縮合させて、 下記一般構造の中間体 (式中、R1=アルキル、オレフィン又は芳香族基、若しくは、PhCH23=水素、アルキル、オレフィン、芳香族基、若しくは、Ph R4=水素、酸素基又はアセトキシ R5=水素、酸素基又はカルボニル R6=水素、酸素基又はアセトキシ R7=水素、酸素基、ベンゾイロキシ又はアロイロキシ R8=水素又はヒドロキシル基 P1=ヒドロキシル保護基)を与える工程から成る前記方法。 2.R1がPhCH2、R3がPh及びP1がCH2 OCH2 CCl3である、請 求項1記載の化学的方法。 3.R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOCO2 CH2 CCl3、R7 がPhCO2及びR8がOHである、請求項2記載の化学的方法。 4.R1がPhCH2、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6が OH、R7がPhCO2、R8がOH及びP1がHである、請求項1記載の化学的方 法。 5.R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2 、R7がP hCO2、R8がOHであり、かつ、P2はヒドロキシル保護基である、請求項1 記載の化学的方法。 6.R1 O及びP1を置き換えて、一般構造の化合物 (式中、R2=水素、アルキル、オレフィン、芳香族、酸素又は窒素若しくは硫 黄基)を与える更なる工程を含む、請求項1記載の化学的方法。 7.R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3がPh、R4がAcO、R5 が二重結合したO、R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒドロキ シル保護基であり、R1 OをPhで並びにP1とP2を水素で置き換えて、タキソ ールを製造する工程を含む、請求項1記載の化学的方法。 8.R1がPhCH2、P1がCH2 OCH2 CCl3及びP2がCO2 CH2 C Cl3であり、R1 OをPhで置き換える工程をPhCH2 OC=O基をPhC =O基と交換することによって成し遂げる、請求項7記載の化学的方法。 9.R1がアルキル、オレフィン又は芳香族基、R3が水素、アルキル、オレフ ィン又は芳香族基、R4がAcO、R5が二重結合したO、R6がOP2、R7がP hCO2、R8がOH及びP2がヒドロキシル保護基であり、R1 OをPhで並び にP1とP2を水素で置き換えて、タキソール類似体を製造する工程を含む、請求 項1記載の化学的化合物。 10. R1がPhCH2 O、R3がPh、R4がAcO、R5が二重結合したO、 R6がOP2、R7がPhCO2、R8がOH及びP2がヒドロキシル保護基であり、 縮合が芳香族系溶媒及び活性化剤の存在下で行われた3−フェニルイソセリン側 鎖のエステル化である、請求項1記載の化学的方法。 11. P1がCH2 OCH2 CCl3で、P2がCO2 CH2 CCl3である、請 求項10記載の化学的方法。 12. 活性化剤がジアルキルアミノピリジン類から選ばれる、請求項11記載 の方法。 13. ジアルキルアミノピリジンが4−(ジメチルアミノ)ピリジンである、 請求項12記載の方法。 14. 有機溶媒が、ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、イソプ ロピルベンゼン及びクロロベンゼンから選ばれる、請求項12記載の方法。 15. 反応が約70〜75℃の温度で行われる、請求項12記載の方法。 16. エステル化が、縮合剤の存在下で行われる、請求項12記載の方法。 17. 縮合剤が、ジ−シクロヘキシル−カルボジイミド及びジ−2−ピリジル カーボネートからなる群から選ばれる、請求項16記載の方法。 18. 反応が、ジ−シクロヘキシル−カルボジイミド及びジ−2−ピリジルカ ーボネートからなる群から選ばれた縮合剤の存在下で行われ、活性化剤が4−( ジメチルアミノ)ピリジンである、請求項12記載の方法。 19. 請求項1〜18のいずれか一項の方法によって調製された生成物。
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