JP2739045B2 - 軸受け具 - Google Patents

軸受け具

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JP2739045B2
JP2739045B2 JP11126495A JP11126495A JP2739045B2 JP 2739045 B2 JP2739045 B2 JP 2739045B2 JP 11126495 A JP11126495 A JP 11126495A JP 11126495 A JP11126495 A JP 11126495A JP 2739045 B2 JP2739045 B2 JP 2739045B2
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克弘 岩崎
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SANSHO GIKEN KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、主にビデオ装置に組
込むモータの軸受け具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】映像音声を記録するものとしてビデオテ
ープと、円盤状のビデオディスク(LD、VHDを含
む)が知られている。映像音声の記録再生装置として、
ビデオデッキ(ビデオテープレコーダ)、及び再生専用
ビデオデッキが知られている。ビデオデッキにはカセッ
トに収納されているビデオテープ(テープリール)を一
定の速度で回転するモータ、或いはビデオディスクを一
定速度で回転するモータが組込まれている。
【0003】モータの軸受け具として、例えば図6と図
7の如くホルダー筒部22の一側に切欠部32を設け、ホル
ダー21の下部より外側に突出する鍔状板25の外周部に、
取付部26とホルダー高さHの約1/2まで突出する固定
部27を交互に等間隔で設け、筒部22の下半分に肉厚胴部
31を設けると共に、胴部31より固定部27に達する補強部
25a を設け、軸受孔23の上下部に軸承体8,18を密挿
し、これを押え座金9,19にて離脱不能に保持するもの
で、ホルダーは高精度の寸法が望まれるため、ダイカス
ト(溶融金属を高圧で金型に射出する)にて成形されい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ダイカスト成形品にあ
っては、不当に肉厚の部分があったり、肉厚に著しい変
化部があったりすると、ヒケが生じやすいことが知られ
ている。即ち、前記ホルダーにあっては、筒部の一側に
切欠部が形成され、筒部の肉厚に差が生じるため、筒部
の厚肉部に鋳物が凝固するときの収縮にて、即ち冷却の
遅い厚肉部にゆるやかな凹みのヒケ(ヒケマークとも称
する)を生じる問題点があった。このヒケは、筒部より
厚肉の胴部と、補強部が連続する胴部にも生じる問題点
もあった。
【0005】軸受け具の精度、特にホルダーの精度が悪
いと、例えモータの回転速度が一定であっても、モータ
軸が微細に偏心回動するため、ビデオテープやビデオデ
ィスクの送り速度に斑が生ずる問題点があった。そこで
この発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑み
てなされたものであり、その目的とするところは、軽量
にしかもモータ軸を正確に支承することのできる軸受け
具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の軸受け具は、筒部の下部に鍔状板を突出し
たホルダーの、鍔状板の外周に取付部と固定部を交互に
等間隔で形成し、筒部に貫通する軸受孔の上下部に嵌挿
部と嵌凹部を設け、筒部の周壁厚さを均一に形成し、嵌
挿部にオイル含有メタルの軸承体を密挿し、その軸承体
を嵌凹部に嵌挿する押え座金にて離脱不能に保持するも
のであって、鍔状板に筒部より取付部と固定部に向けて
突出する補強部と、補強部より固定部に跨がる補強リ
ブ、及び鍔状板より下方の筒部に傘状補強部を設け、補
強することが望ましい。
【0007】
【作用】筒部の周壁厚さを均一に形成するのもであるか
ら、筒部に偏肉によるヒケが生じない。その結果、軸受
孔に軸承体を正確に密挿し得る。鍔状板の外周に設ける
取付部と固定部を、鍔状板の外縁より少なくとも1/3
以上外側に張り出し、しかも鍔状板を筒部より取付部と
固定部に向けて突出する補強部にて補強するものである
から、偏肉によるヒケが生じないし、成形材料も少なく
てすむ。
【0008】
【実施例】次に本発明による軸受け具の構造を図1に基
づき説明すれば、軸受け具10は筒部2の下部より外側に
鍔状板5を突出したホルダー1と、該ホルダー筒部2の
上部と下部に密挿する軸承体8,18、及び軸承体8,18
を離脱不能に保持する押え座金9,19から構成するもの
で、ホルダー1は鍔状板5の外周に略同径の取付部6と
固定部7を交互に等間隔で2〜3対形成し、アルミニウ
ム合金鋳物や亜鉛合金鋳物、或いはマグネシウム合金や
銅合金鋳物にダイカスト形成される。
【0009】ホルダー1は図2と図3の如く、筒部2の
外径Rを従来ホルダー筒部22の中心から切欠部32までの
筒部半径r×2以内に形成し、筒部2に貫通している軸
受孔3の上部と下部に、軸受孔3より僅かに広口となる
軸承体8,18の嵌挿部3a,3bを、該嵌挿部3a,3bの先部
に押え座金9,19の嵌凹部4a,4bを形成し、筒部2の周
壁厚さtを均一に形成するものである。鍔状板5の外周
に形成する取付部6と固定部7は、鍔状板5の外縁より
少なくとも1/3以上、望ましくは1/2以上外側に張
り出し、且つ固定部高さhをホルダー高さHの約1/2
に形成すると共に、取付部6に貫通穴6aを穿設し、固定
部7に上方が開口する深穴7aを形成している。
【0010】鍔状板5の上部に、筒部2より取付部6と
固定部7に向けて放射状に突出する補強部5aと、該補強
部5aより固定部7に達する補強リブ5bを形成し、鍔状板
5より下方の筒部2に傘状補強部5cを形成するもので、
補強部5aは固定部高さhの1/2以下で、且つ補強部幅
bを固定部外径Bの1/2以下、望ましくは1/3以下
の細幅に形成され、補強リブ5bは補強部幅bの1/2以
下に形成されている。
【0011】軸承体8,18は中心部にモータ回転軸Sの
挿入孔8aを設け、リングを成すもので、ホルダー1の筒
部2に密挿してモータMの回転軸Sを回動自在に支承す
るもので、例えばオイル含有メタルを用いる。押え座金
9,19は中心部にモータ回転軸Sより一回り大きい挿通
孔9aを設け、軸承体8より一回り大きいリングを成すも
ので、ホルダー1の筒部2に密挿した軸承体8,18を離
脱不能に保持するものである。
【0012】本発明による軸受け具は上記構造であるか
ら、例えば図5(B)の如くホルダー1の筒部2、即ち
軸受孔3の上下嵌挿部3a,3bに軸承体8,18を夫々密挿
し、次に軸受孔3の嵌凹部4a,4bに押え座金9,19を嵌
挿して構成するものである。本発明の軸受け具を用いる
場合、先ずホルダー1の軸受孔3に下方よりモータMの
回転軸Sを挿通し、軸受孔3に密挿した軸承体8,18に
回転軸Sを支承すると共に、鍔状板5をモータ取付板や
モータケースmに当接した後、取付部6よりモータケー
スmにネジを螺入し、軸受け具10を固定する。
【0013】ホルダー1の取付部6と固定部7は、鍔状
板5の外縁より少なくとも1/3以上外側に張り出して
いるので、従来ホルダー21の鍔状板25と比較した場合、
図8(A)の如く斜線部分だけ少面積となる。また筒部
2の外径Rを従来ホルダー筒部22の切欠部32における半
径rの2倍以内に形成し、しかも補強部5aを筒部2より
放射方向に、しかも補強部幅bより細幅で、固定部高さ
hより低く形成しているので、従来ホルダー21の筒部2
2、及び補強部25a と比較した場合、図8(B)と図9
の如く斜線部分だけ少面積となる。
【0014】尚、本発明による軸受け具は上記実施例に
限定されるものではなく、例えば図4(A)の如く補強
部5aと補強リブ5bを同じ高さに形成したり、図4(b)
の如く補強部5aを全部省略し、代わりに筒部2より取付
部6と固定部7に向けて補強リブ5bを放射状に形成する
ことも可能である。また軸承体8,18にベアリング式の
軸受けを用いても同様の目的を達成するし、軸承体8,
18と座金9,19の嵌挿手順、並びにホルダー1と軸承体
8,18、及び座金9,19の形状構造は、本発明の要旨に
反しない限り適宜変更可能である。
【0015】
【発明の効果】本発明による軸受け具は上記構造のとお
りであるから、次に記載する効果を奏する。筒部の周壁
厚さを均一に形成するのもであるから、筒部の軸受孔に
偏肉によるヒケが生じないし、鍔状板と補強部の形成部
においても偏肉によるヒケが生じない。その結果、軸受
孔に軸承体を正確に密挿し、該軸承体にてモータ軸を偏
心不能に支承することのできる。
【0016】ホルダーの軸受孔の上下部に軸承体の嵌挿
部を形成するものであるから、軸承体の密挿が一段と容
易になる。筒部の周壁厚さが薄く、鍔状板の外周に設け
る取付部と固定部が、鍔状板の外縁より少なくとも1/
3以上外側に張り出し、且つ鍔状板の補強部を、筒部よ
り取付部と固定部に向けて突出し、しかも補強部幅より
細幅で、固定部高さより低く形成するものであるから、
ホルダーの成形材料が半減し、その分、安価に提供し得
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による軸受け具の使用例を示す断面図で
ある。
【図2】ホルダーの平面図である。
【図3】図2のX1 −X1 断面図である。
【図4】(A)(B)補強リブの形成例を示す平面図で
ある。
【図5】(A)(B)図4のX2 −X2 断面図と、軸受
け具の組立て例を示す断面図である。
【図6】(A)(B)従来軸受け具の断面図とホルダー
の平面図である。
【図7】(A)(B)図6のY−Y断面図とZ−Z断面
図である。
【図8】(A)(B)従来ホルダーと本発明ホルダーに
おける鍔状板の比較平面図、及び筒部と補強部の比較平
面図である。
【図9】(A)(B)従来ホルダーと本発明ホルダーの
比較断面図である。
【符号の説明】
10,20 軸受け具 1,21 ホルダー 2,22 筒部 3,23 軸受孔、3a,3b 嵌挿部 4a,4b 嵌凹部 5,25 鍔状板、5a,25a 補強部、5b 補強リブ、5c
傘状補強部 6,26 取付部 7,27 固定部 8,18 軸承体 9,19 押え座金 31 肉厚胴部、32 筒部の切欠部 M モータ、m モータケース、S 回転軸 H ホルダー高さ、t 筒部の周壁厚さ R 筒部の外径、r 切欠部の筒部半径

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒部(2)の下部に鍔状板(5)を突出
    したホルダー(1)の、鍔状板(5)の外周に取付部
    (6)と固定部(7)を交互に等間隔で設け、筒部
    (2)の上部と下部に軸承体(8,18)を密挿し、その
    軸承体(8,18)を押え座金(9,19)にて離脱不能に
    保持する軸受け具。
  2. 【請求項2】 筒部(2)に貫通する軸受孔(3)の上
    下部に軸承体(8,18)の嵌挿部(3a,3b)と、押え座
    金(9,19)の嵌凹部(4a,4b)を設け、筒部(2)の
    周壁厚さ(t)が均一を成し、取付部(6)と固定部
    (7)が鍔状板(5)の外縁より少なくとも1/3以上
    外側に張り出し、且つ固定部(7)がホルダー高さ
    (H)の約1/2まで突出し、軸承体(8,18)にオイ
    ル含有メタルを用いた請求項1記載の軸受け具。
  3. 【請求項3】 鍔状板(5)に少なくとも筒部(2)よ
    り取付部(6)と固定部(7)に向けて突出する補強部
    (5a)を設けた請求項1、または2記載の軸受け具。
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JP3112882B2 (ja) * 1997-07-10 2000-11-27 三晶技研株式会社 軸受け具
JP4747754B2 (ja) * 2005-09-16 2011-08-17 日本電産株式会社 モータ
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