JP2519177Y2 - 磁気記録再生装置 - Google Patents

磁気記録再生装置

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JP2519177Y2
JP2519177Y2 JP1987015845U JP1584587U JP2519177Y2 JP 2519177 Y2 JP2519177 Y2 JP 2519177Y2 JP 1987015845 U JP1987015845 U JP 1987015845U JP 1584587 U JP1584587 U JP 1584587U JP 2519177 Y2 JP2519177 Y2 JP 2519177Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案磁気記録再生装置を以下の項目に従って説明す
る。
A.産業上の利用分野 B.考案の概要 C.従来技術[第5図] D.考案が解決しようとする問題点[第5図、第6図] E.問題点を解決するための手段 F.実施例 a.VTRの概要[第2図] b.ヘッドドラム[第1図乃至第4図] b−1.固定ドラム及び回転軸等[第1図乃至第3図] b−2.回転ドラム[第1図乃至第3図] b−3.ドラム蓋[第1図乃至第4図] b−3−a.構造 b−3−b.ヘッドドラムへの取付 G.考案の効果 (A.産業上の利用分野) 本考案は新規な磁気記録再生装置に関する。詳しく
は、例えば、ビデオテープレコーダ(以下、「VTR」と
言う。)等回転磁気ヘッドを備えたヘッドドラムを有す
る磁気記録再生装置、特に、所謂オープンリールタイプ
の磁気テープが使用されると共に上記ヘッドドラムが外
筐外に露出した状態で設けられ、かつ、ヘッドドラムに
その先端面を覆う蓋体が取着された磁気記録再生装置に
関するものであり、蓋体のヘッドドラムに対する取付構
造を改良することにより、ヘッドドラムに歪が生ずるこ
との無いようにしてヘッドドラムの周振れを小さく抑え
ることができると共に蓋体の取付作業を極めて容易に行
なうことができるようにした新規な磁気記録再生装置を
提供しようとするものである。
(B.考案の概要) 本考案磁気記録再生装置は、オープンリールタイプの
磁気テープが使用されると共に回転磁気ヘッドを備えか
つ先端面を覆う蓋体が取着されたヘッドドラムが外筐外
に露出した状態で設けられた磁気記録再生装置におい
て、蓋体を合成樹脂により形成すると共にそのヘッドド
ラムへの取付を、合成樹脂の撓み弾性及び蓋体の係合部
の斜面とヘッドドラム先端部の係合部の斜面をうまく利
用し、更に、蓋体の位置決め凸部とヘッドドラムの位置
決め凹部をもうまく利用して簡単に行なえるようにし、
それにより、ヘッドドラムに歪が生ずることの無いよう
にしてヘッドドラムの周振れを小さく抑えることができ
ると共に蓋体の取付を略1動作で行なうことができるよ
うにしたものである。
(C.従来技術)[第5図] 例えば、VTRやPCM記録方式によるテープレコーダ等の
磁気記録再生装置においては、1乃至複数の回転磁気ヘ
ッドを備えたヘッドドラムが設けられているが、このヘ
ッドドラムは外筐外に露出した状態で設けられる場合が
ある。例えば、業務用のVTRは、一般に、磁気テープと
して所謂オープンリールタイプのものを使用するように
なっているので、磁気テープのヘッドドラムやテープガ
イド部材等に対する巻付を手操作で行なう必要があり、
このため、ヘッドドラム等が外筐の前面に露出した状態
であるいは開閉自在な保護カバー等により覆われた状態
で配置されている。
従って、この種の磁気記録再生装置におけるヘッドド
ラムには、通常、その先端面に、主として、該ヘッドド
ラムを保護するための蓋体が取着されている。
第5図はそのような蓋体が取着された従来のヘッドド
ラムの一例aを示すものである。
同図において、bは固定ドラム、cは回転軸dに固定
され、かつ、固定ドラムbと僅かな間隙を置いて位置さ
れると共にその反固定ドラムb側の面が開口eされた回
転ドラムであり、該回転ドラムcの下面に回転磁気ヘッ
ドf、f、・・・が取着された複数のヘッド基板g、
g、・・・が固定されている。hは回転ドラムc内部に
設けられたDR基板である。
iは金属材料により略円板状に形成されたドラム蓋で
あり、該ドラム蓋iは回転ドラムcの開口eを塞ぐよう
に位置されると共にその外周部の数箇所がねじj、j、
・・・により回転ドラムcの外周壁kに固定されてい
る。
(D.考案が解決しようとする問題点)[第5図、第6
図] このようなヘッドドラムaの構造によると、回転ドラ
ムcの外周壁kに微妙な歪が生じ、これが所謂ワウフラ
ッタの原因になるという問題がある。
即ち、前記したように、従来のヘッドドラムaにおい
ては、ドラム蓋iの回転ドラムcへの取付が回転ドラム
cの外周壁kにねじ込まれるねじj、j、・・・により
為されるが、ドラム蓋iをこのような手段で取り付ける
と、上記外周壁kにねじj、j、・・・の締付力による
歪が生じることになり、この歪は、通常、上記外周壁k
の一部が回転ドラムcの内側へへこみ他の一部が外側へ
突出するように現われることになる。
そして、外周壁kにこのような歪がある状態で回転ド
ラムcが回転すると、回転ドラムcに少なからぬ周振れ
が生ずるため。回転ドラムcの周振れ特性が極めて悪化
することになる。
第6図はヘッドドラムaの周振れ特性の一例を示すも
のであり、同図(A)はドラム蓋iが取着される前の周
振れ特性lを示すグラフ図であり、同図(B)はドラム
蓋iが取着された状態の周振れ特性の一例mを示すグラ
フ図である。
この2つの周振れ特性lとmを較べて見れば、ドラム
蓋iがねじj、j、・・・によって取着されることによ
り回転ドラムcの外周面に部分的に極だった歪が生ずる
ことが解る。
既知の通り、この種のヘッドドラムの外周面の精度の
如何は磁気テープの走行の安定性やトラッキング、記録
もしくは再生のレベル等に直接影響することになるの
で、回転ドラムcの外周壁kに前記したような歪が生ず
るとワウフラッター特性が非常に悪化することになる。
尚、ドラム蓋iの取付をねじj、j、・・・により行
なう場合、回転ドラムcの外周壁kに歪が生じないよう
にするために、そのねじj、j、・・・の締め付をなる
べくゆるくすることも考えられるが、そのようにする
と、ドラム蓋iの回転ドラムcに対する位置の固定が不
安定になるため、回転ドラムcに振動が生じることにな
るという別の問題が生じて来る。
また、従来のヘッドドラムaには、ドラム蓋iの取付
作業が面倒であるという問題もある。
(E.問題点を解決するための手段) そこで、本考案磁気記録再生装置は、上記した問題点
を解決するために、回転磁気ヘッドが取り付けられ、磁
気記録再生装置本体の外筐外に位置するヘッドドラム
と、該ヘッドドラムの先端面を覆う蓋体とを備え、オー
プンリールタイプの磁気テープが上記ヘッドドラムに巻
き付けられるようにされた磁気記録再生装置であって、
上記ヘッドドラムの先端部の内周面に、内側へ突出し内
面がヘッドドラムの底部へ行くに従って外側へ変位する
斜面に形成されている係合部と、該係合部の一部を上記
先端部側から上記底部側に見て略コ字状に切り欠くこと
により形成された位置決め凹部とを設け、上記蓋体を合
成樹脂によって形成し、該蓋体に上記ヘッドドラムの係
合部と対応する位置に撓み弾性を有しかつ先端部の外側
面が断面形状で略くの字状を為すように突出した係合面
が上記ヘッドドラムの係合部の斜面と同じ角度に傾斜し
ている係合部を有する係合片と、前記蓋体の中心を中心
とする同心円状に位置した円環状に伸びる複数の円環リ
ブのうち一番外側の円環リブの一部に外側へ向けて略コ
字形に屈曲された位置決め凸部とを設け、上記蓋体の位
置決め凸部と上記ヘッドドラムの位置決め凹部とを互い
に係合させるとともに、上記蓋体の係合片の係合部と上
記ヘッドドラムの係合部とを互いに係合させることによ
って、蓋体をヘッドドラムに取り付けるようにしたもの
である。
従って、本考案磁気記録再生装置によれば、蓋体のヘ
ッドドラムへの取付は蓋体が有する撓み弾性及び蓋体の
係合部の斜面とヘッドドラム先端部の係合部の斜面をう
まく利用し、更に、蓋体の位置決め凸部とヘッドドラム
の位置決め凹部をもうまく利用して簡単に行なえるよう
にし、蓋体が取着されてもそれによってヘッドドラムの
先端部にこれといった歪が生じることは無く、また、蓋
体のヘッドドラムへの取付作業を極めて容易に行なうこ
とができる。
(F.実施例) 以下に、本考案磁気記録再生装置の詳細を添附図面に
示した実施例に従って説明する。
尚、図面に示した実施例は本考案を業務用のVTRに適
用したものである。
(a.VTRの概要)[第2図] 1はVTRであり、2はその外筐である。
外壁2は高さ方向に長い略箱形を成すと共にその前方
稍斜め上方を向く前面2aの上側略3分の2の部分がテー
プ走行部3になっており、その余の部分が操作部4にな
っている。
そして、テープ走行部3にはその上端寄りの位置に互
いに左右方向に離間した2つのリール台5、5(図面で
は一方のもののみ示してある。)が設けられると共にそ
の下端寄りの位置にヘッドドラム6が設けられており、
また、図示を省略してあるが、キャプスタン、ピンチロ
ーラ、テンレギ機構、各種のヘッド部材及び複数のテー
プガイドポストが設けられている。
尚、ヘッドドラム6はその軸方向が外筐2の前面2aに
略垂直な方向に沿って延びる向きで設けられている。
7は図示しない磁気テープが巻装されたテープリール
であり、該テープリール7は2つのリール台5、5の一
方に装着され、また、磁気テープはテープリール7から
引き出された後ヘッドドラム6及び図示しない所定の部
材に所定の順序で巻き付けられた後他方のリール台に装
着されている巻取用のテープリールに取着される。
8は外筐2の前面に回動自在に設けられたカバーであ
り、テープ走行部3の下部はこのカバー8によって開閉
自在に覆われており、従って、例えば、磁気テープをヘ
ッドドラム6等に巻き付けるときはカバー8を実線で示
す位置へと移動してテープ走行部の下部を露出させるこ
とになる。
(b.ヘッドドラム)[第1図乃至第4図] ヘッドドラム6は外筐2側に固定された固定ドラム、
回転軸、回転ドラム及びドラム蓋等から成る。
(b−1.固定ドラム及び回転軸等)[第1図乃至第3
図] 9は固定ドラムである。
該固定ドラム9はその直径の大きさの割には軸方向に
おける長さが短く、かつ、その後端面が閉塞された略円
筒状に形成されると共にテープ走行部3に取着されたド
ラム支持台10の前面に固定されている。
11はモータ12により回転される回転軸であり、該回転
軸11はその前端寄りの部分が固定ドラム9の軸心部に位
置すると共にドラム支持台10に設けられた軸受13及びそ
の他の図示しない軸受部材に回転自在に支持されてい
る。
14はロータリートランスであり、15は固定ドラム9に
固定された略円筒状を成すステーター、16は回転軸11に
固定され、かつ、上記ステーター15内に位置したロータ
ーである。
(b−2.回転ドラム)[第1図乃至第3図] 17は回転ドラムである。
該回転ドラム17は前記固定ドラム9の直径と略等しい
直径を有し、軸方向における長さも固定ドラム9と略同
じ程度の長さを有すると共にその背面が閉塞された略円
筒状に形成されており、その背面壁18の中央部に孔19が
形成されている。
そして、前記回転軸11の前端部は上記孔19を通して回
転ドラム17の内部に突出するように位置されており、ま
た、回転ドラム17はその背面壁18が回転軸11に固定され
たドラム取付板20にねじ21、21によって固定されること
により回転軸11に取着されている。
22は回転ドラム17の内周面に設けられた係合部であ
り、該係合部22は、外周壁23の前端寄りの部分の肉厚を
その余の部分の肉厚の2倍程度にすることによって内側
へ突出するように形成されており、この係合部22の内周
面の後部22a(以下、「係合斜面」と言う。)は後端へ
行くに従って外側へ変位する斜面に形成されている。
尚、24(第3図参照)は係合部22の一部を背面側から
見て略コ字形に切り欠くことにより形成された位置決め
凹部であり、この位置決め凹部24は後述するドラム蓋の
回転ドラム17に対する周方向の位置決めを為すためのも
のである。
25、25、・・・はその外周部に回転磁気ヘッド26、2
6、・・・が設けられたヘッド基板であり、これらヘッ
ド基板25、25、・・・は回転ドラム17の背面壁18の背面
側に固定されている。
27はDR基板であり、該DR基板27は回転ドラム17の内部
に位置されると共に背面壁18にねじ28、28、・・・によ
り固定されている。
しかして、回転軸11が回転すると回転ドラム17及びヘ
ッド基板25等が一体的に回転されることになる。
(b−3.ドラム蓋)[第1図乃至第4図] (b−3−a.構造) 29は前記回転ドラム17にその開口した前面を覆うよう
に取着されたドラム蓋であり、その各部が合成樹脂によ
り一体に形成されている。
即ち、30はドラム蓋29の主部であり、該主部30は回転
ドラム17の直径と略同じ大きさの直径を有する円板状に
形成されると共に、その外周縁に沿って延びかつ、回転
ドラム17の高さの略3分の1の高さを有する外周壁31
と、上記背面に主部30の中心を中心とする同心円状に位
置した円環状に延びる円環リブ32、33、34及び35と、上
記中心から放射方向に延び、かつ、上記円環リブ32、3
3、34及び35の互いに隣接する2つのものの周方向に等
間隔に離間した部分の間を連続するように位置した多数
の連続リブ36、36、・・・と、前記円環リブ32、33、34
及び35のうち一番外側に位置するもの35から後方へ突出
するように位置した6つの係合片37、37、・・・等が一
体に形成されて成る。
尚、上記した円環リブ32、33、34、35及び連続リブ3
6、36、・・・のうち一番外側の円環リブ35以外のもの
の高さは外周壁31の高さの約2分の1弱の高さになって
おり、また、一番外側の円環リブ35の高さは外周壁31の
高さの略2分の1の高さになっている。
そして、一番外側の円環リブ35のうち中心角で略120
°離間した位置を挟んで両側に位置する部分には該部分
の高さがその他のリブの高さと略同じ高さとなる程度の
深さを有する切欠部38、38、・・・が形成されており、
係合片37、37、・・・はこの切欠部38、38、・・・から
後方へ突出するように位置している。
また、係合片37、37、・・・は外周壁31の高さの略2
倍の高さ、即ち、一番外側の円環リブ35より稍大きい高
さを有しており、その後端部は、第1図に示すように、
この部分の外側面が断面形状で略くの字状を為すように
突出した係合部39、39、・・・に形成されている。
更に、一番外側の円環リブ35の一部には外側へ向けて
略コ字形に屈曲された位置決め部40が形成されており、
この位置決め部40の大きさは前記回転ドラム17の係合部
22に形成された位置決め凹部24にぴったり係合する大き
さになっている。
(b−3−b.ヘッドドラムへの取付) そこで、このように形成されたドラム蓋29は回転ドラ
ム17に次のようにして取着される。
即ち、ドラム蓋29をその係合片37、37、・・・の係合
部39、39、・・・の後側の斜面39a、39a、・・・(第1
図参照)が回転ドラム17の係合部22の先端縁に当接する
ように回転ドラム17に対向させると共にその位置決め部
40が回転ドラム17の位置決め凹部24と対向されるように
周方向における位置合せをした状態でドラム蓋29を後方
へ押圧する。
すると、ドラム蓋29の係合片37、37、・・・はその係
合部39、39、・・・の後側の斜面39a、39a、・・・が回
転ドラム17の係合部22によって相対的に押圧されること
により略内側へ向けて撓まされると共に上記斜面39a、3
9a、・・・が係合部22の係合斜面22aと対向したところ
で外側へ戻ることにより前側の斜面39b、39b、・・・
(第1図参照)が上記係合斜面22aに弾発的に係合する
ことになる。
そして、上記係合が為されるのと同時にドラム蓋29の
外周壁31の後端が回転ドラム17の外周壁23の前端面に当
接され、それによって、ドラム蓋29の回転ドラム17に対
する軸方向における位置が固定されることになり、ま
た、ドラム蓋29の一番外側の円環リブ35が回転ドラム17
の係合部22に略ぴったり内嵌され、かつ、上記円環リブ
35の位置決め部40が回転ドラム17の係合部22に形成され
た位置決め凹部24に略ぴったり係合されることになり、
これによって、ドラム蓋29の回転ドラム17に対する周方
向における位置が固定されることになる。
しかして、ドラム蓋29が回転ドラム17にその前面の開
口部を塞ぐように取着されることになる。
(G.考案の効果) 以上に記載したところから明らかなように、本考案磁
気記録再生装置は、回転磁気ヘッドが取り付けられ、磁
気記録再生装置本体の外筐外に位置するヘッドドラム
と、該ヘッドドラムの先端面を覆う蓋体とを備え、オー
プンリールタイプの磁気テープが上記ヘッドドラムに巻
き付けられるようにされた磁気記録再生装置であって、
上記ヘッドドラムの先端部の内周面に、内側へ突出し内
面がヘッドドラムの底部へ行くに従って外側へ変位する
斜面に形成されている係合部と、該係合部の一部を上記
先端部側から上記底部側に見て略コ字状に切り欠くこと
により形成された位置決め凹部とを設け、上記蓋体を合
成樹脂によって形成し、該蓋体に上記ヘッドドラムの係
合部と対応する位置に撓み弾性を有しかつ先端部の外側
面が断面形状で略くの字状を為すように突出した係合面
が上記ヘッドドラムの係合部の斜面と同じ角度に傾斜し
ている係合部を有する係合片と、前記蓋体の中心を中心
とする同心円状に位置した円環状に伸びる複数の円環リ
ブのうち一番外側の円環リブの一部に外側へ向けて略コ
字形に屈曲された位置決め凸部とを設け、上記蓋体の位
置決め凸部と上記ヘッドドラムの位置決め凹部とを互い
に係合させるとともに、上記蓋体の係合片の係合部と上
記ヘッドドラムの係合部とを互いに係合させることによ
って、蓋体をヘッドドラムに取り付けるようにしたこと
を特徴とする。
従って、本考案によれば、蓋体のヘッドドラムへの取
付は蓋体が有する撓み弾性を利用して行なわれるので、
蓋体が取着されてもそれによってヘッドドラムの先端部
にこれといった歪が生じることは無い。
また、蓋体のヘッドドラムへの取付は、蓋体の係合片
の係合部をヘッドドラムの係合部に係合させるといった
簡単な動作で行なわれることになるので、その取付作業
を極めて容易に行なうことができる。
尚、前記した実施例においては、本考案を業務用のVT
Rに適用したものを示したが、本考案はこのような適用
例に限られること無く、オープンリールタイプの磁気テ
ープが使用されると共に回転磁気ヘッドを備えかつ先端
面を覆う蓋体が取着されたヘッドドラムが外筐外に露出
した状態で設けられた各種の磁気記録再生装置に適用す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第一図乃至第4図は本考案をVTRに適用した実施の一例
を示すものであり、第1図はヘッドドラムを拡大した垂
直断面図、第2図はVTRの側面図、第3図は回転ドラム
の正面図、第4図はドラム蓋の背面図、第5図はドラム
蓋を備えた従来のヘッドドラムの一例を一部を切り欠い
て示す平面図、第6図は従来の磁気記録再生装置におけ
るヘッドドラムの周振れ特性の一例を示すグラフ図であ
り、(A)はドラム蓋が取着される前の周振れ特性を示
すグラフ図、(B)はドラム蓋が取着された状態の周振
れ特性を示すグラフ図である。 符号の説明 1……磁気記録再生装置、2……外筐、6……ヘッドド
ラム、22……(ヘッドドラムの)係合部、22a……(ヘ
ッドドラムの係合部の)斜面、24……(ヘッドドラム
の)位置決め凹部、26……回転磁気ヘッド、29……蓋
体、32、33、34、35……円環リブ、37……係合片、39…
…(係合片の)係合部、39b……(係合片の係合部の)
斜面、40……(蓋体の)位置決め凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭53−126431(JP,U) 実開 昭56−136353(JP,U) 実公 昭39−36718(JP,Y1) 実公 昭46−968(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】回転磁気ヘッドが取り付けられ、磁気記録
    再生装置本体の外筐外に位置するヘッドドラムと、該ヘ
    ッドドラムの先端面を覆う蓋体とを備え、オープンリー
    ルタイプの磁気テープが上記ヘッドドラムに巻き付けら
    れるようにされた磁気記録再生装置であって、 上記ヘッドドラムの先端部の内周面に、内側へ突出し内
    面がヘッドドラムの底部へ行くに従って外側へ変位する
    斜面に形成されている係合部と、該係合部の一部を上記
    先端部側から上記底部側に見て略コ字状に切り欠くこと
    により形成された位置決め凹部とを設け、 上記蓋体を合成樹脂によって形成し、該蓋体に上記ヘッ
    ドドラムの係合部と対応する位置に撓み弾性を有しかつ
    先端部の外側面が断面形状で略くの字状を為すように突
    出した係合面が上記ヘッドドラムの係合部の斜面と同じ
    角度に傾斜している係合部を有する係合片と、前記蓋体
    の中心を中心とする同心円状に位置した円環状に伸びる
    複数の円環リブのうち一番外側の円環リブの一部に外側
    へ向けて略コ字形に屈曲された位置決め凸部とを設け、 上記蓋体の位置決め凸部と上記ヘッドドラムの位置決め
    凹部とを互いに係合させるとともに、上記蓋体の係合片
    の係合部と上記ヘッドドラムの係合部とを互いに係合さ
    せることによって、蓋体をヘッドドラムに取り付けるよ
    うにした ことを特徴とする磁気記録再生装置
JP1987015845U 1987-02-05 1987-02-05 磁気記録再生装置 Expired - Lifetime JP2519177Y2 (ja)

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