JP2738276B2 - 滑動型枠装置 - Google Patents

滑動型枠装置

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JP2738276B2
JP2738276B2 JP23195493A JP23195493A JP2738276B2 JP 2738276 B2 JP2738276 B2 JP 2738276B2 JP 23195493 A JP23195493 A JP 23195493A JP 23195493 A JP23195493 A JP 23195493A JP 2738276 B2 JP2738276 B2 JP 2738276B2
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guide rod
yoke
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concrete
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隆之 曽根
時久 野崎
恒則 原田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば高さの高いコ
ンクリート構造物に用いて好適な滑動型枠装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】滑動型枠装置は、構造物の断面形状に応
じた内側形状を有するように配置された型枠と、該型枠
の外側にあってこれを支持するヨークと、ヨーク上に固
定され、構造物に埋設されるガイドロッドをガイドとし
て上昇する上昇ジャッキとを備え、型枠内にコンクリー
トを打設する工程と、ジャッキにより型枠を上昇させる
工程とを繰り返すことにより、コンクリート構造物を上
方に連続して構築するものであり、従来のように型枠の
組立、解体、再組立とコンクリート打設の作業サイクル
を繰返す方法に比べて、コンクリートの打設、養生を行
いつつ、該コンクリートの硬化時間に連動して順次上方
に型枠を移動させるため、作業を連続して行える利点が
ある。
【0003】ヨークは、前記上昇ジャッキが固定された
ビームと、ビームの下部に垂設されその内側に前記型枠
が支持される支柱とを備えるとともに、型枠の上部側に
あって前記支柱の周囲には作業床が設けられ、コンクリ
ートの打設に先立ってこの作業床を利用して作業員が縦
筋の継ぎ足しや横筋の配筋作業を行うことが出来るよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、コンクリー
ト構造物が大型化すると、鉄筋組等も太径となり作業が
重労働となるので、よりよい作業性を求めるためにはヨ
ークを大型化して作業空間を広大化した方がよい。
【0005】しかしながら、ヨークを大型化するとガイ
ドロッドの自由長が長くなり、ヨークの大型化による重
量増と相俟って、ガイドロッドに座屈が生じやすくなる
という問題がある。座屈を防止するためには、ガイドロ
ッドを太径化することが考えられるが、ガイドロッドと
してコンクリート構造物の縦筋を併用することが多く、
鉄筋が太径になると重量が大きいので作業性が悪化する
一方、これに代えて細径のものを多少の数量を増して使
おうとしても座屈の問題が生じる。
【0006】特に、滑動型枠工法は高さの高い構造物に
適用されることが多く、このような構造物にあっては、
縦筋を太径にする構造物下部では座屈が生じにくいとい
えるが、縦筋を細径にしていく構造物上部では座屈が生
じやすい。
【0007】この発明は以上の問題を解決するものであ
って、その目的は、ヨークを大型化して作業性を良好に
することができながら、ガイドロッドの座屈を防止でき
るようにした滑動型枠装置を提供するものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、この発明は、得ようとする構造物の断面形状に沿っ
て配置された型枠と、該型枠の外側にあってこれを支持
するヨークと、このヨークに固定され前記構造物に埋設
されるガイドロッドをガイドとして上昇する上昇ジャッ
キとを備えた滑動型枠装置において、前記ガイドロッド
の外周を挿通する補強スリーブを前記ヨークの上部から
一体に垂設したことを特徴とする。
【0009】
【作用】以上の構成によれば、ヨークが大型であっても
補強スリーブによりガイドロッドの自由長が短くなり、
ガイドロッドを座屈させる応力の一部を補強スリーブが
負担する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の好適な実施例を図面を用い
て詳細に説明する。図1はこの発明にかかる滑動型枠装
置を示すもので、この滑動型枠装置は、得ようとするコ
ンクリート構造物1の断面形状に沿って配置された型枠
2と、該型枠2の外側にあってこれを支持するヨーク3
とを備えている。
【0011】前記ヨーク3は、上部作業床を兼用したビ
ーム4と、ビーム4の両側下部に一体にトラス組みされ
た支柱5と、支柱5の下部内側に一体化された中段作業
床6と、作業床6の下部に配置された吊り足場7とを備
え、前記型枠2は作業床6の下部内側に支持されてい
る。
【0012】中段作業床6は支柱5の内側にあって、作
業員が自由に動くことのできる面積および高さに設定さ
れ、この作業床6を利用して既に構築されたコンクリー
ト構造物1上に突出する縦筋8の継ぎ足し作業や横筋9
の配筋作業が行われる。
【0013】前記各縦筋8と平行してコンクリート構造
物1の上部中心にはガイドロッド10が突出している。
このガイドロッド10は、前記縦筋8と同様に、コンク
リート打設によって埋め殺されるもので、このガイドロ
ッド10はビーム4の上下を貫通し、ビーム4の上部中
心に固定された上昇ジャッキ11に連結されている。し
かして、上昇ジャッキ11を駆動することにより該上昇
ジャッキ11はガイドロッド10に反力をとって上昇
し、型枠2がヨーク3ごと上方に連続的に引き上げられ
る。
【0014】そして、ビーム4の下部中心には前記ガイ
ドロッド10の外周に挿通した補強スリーブ12が一体
に垂設されている。このスリーブ12の上部側周囲には
同図1及び図2に詳しく示すように、複数の補強縦リブ
14及び横リブ15が溶接され、スリーブ12自体の剛
性を確保している。
【0015】したがって、この補強スリーブ12の長さ
に応じてガイドロッド10の自由長が短縮され、その結
果、ヨーク3に重量の偏在が生じ、ガイドロッド10を
座屈させようとする応力が加わるとこの応力は補強スリ
ーブ12に伝達され、この応力の一部を負担し、ガイド
ロッド10を保持することになる。
【0016】例えばガイドロッド10の径が直径32mm
の場合、この補強スリーブ12の肉厚を3.2mm、外径
を43mmとしたとき、十分な補強効果が得られることが
実験により明らかとなった。
【0017】またこの補強スリーブ12の長さは、コン
クリート打設天端よりやや上までの長さまで任意に設定
でき、得ようとする支持強度に応じた長さに調節でき
る。
【0018】なお、この実施例では、ガイドロッドとし
てロッド10を用いたが、従来のように縦筋8を併用し
てもよいことは勿論である。高い構造物の上部にあって
細い縦筋をガイドロッドして用いた場合であっても、補
強スリーブ12によって座屈が防止されるので該縦筋を
いたずらに太径化する必要はない。
【0019】
【発明の効果】以上実施例によって詳細に説明したよう
に、この発明にかかる滑動型枠装置にあっては、ヨーク
が大型であっても補強スリーブによりガイドロッドの自
由長が短くなり、ガイドロッドを座屈させる応力の一部
を補強スリーブが負担するので、ヨークを大型化して配
筋作業などの作業性を良好にすることができながら、ガ
イドロッドの座屈を防止することができる。従って、縦
筋をガイドロッドとして用いた場合であっても、従来の
ように座屈を防止せんとして縦筋を太径化する必要がな
い。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の好適な実施例による滑動型枠装置を
示す断面図である。
【図2】同型枠装置における拡大された要部斜視図であ
る。
【符号の説明】 1 コンクリート構造物 2 型枠 3 ヨーク 4 ビーム 5 支柱 6 作業床 8 縦筋 9 横筋 10 ガイドロッド 11 上昇ジャッキ 12 補強スリーブ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 得ようとする構造物の断面形状に沿って
    配置された型枠と、該型枠の外側にあってこれを支持す
    るヨークと、このヨークに固定され前記構造物に埋設さ
    れるガイドロッドをガイドとして上昇する上昇ジャッキ
    とを備えた滑動型枠装置において、前記ガイドロッドの
    外周を挿通する補強スリーブを前記ヨークの上部から一
    体に垂設したことを特徴とする滑動型枠装置。
JP23195493A 1993-09-17 1993-09-17 滑動型枠装置 Expired - Fee Related JP2738276B2 (ja)

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JPH0781862A JPH0781862A (ja) 1995-03-28
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