JP2006298556A - クライミングクレーンの支持方法 - Google Patents

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光 古口
Shinobu Yamazaki
忍 山崎
Nobuyuki Maeda
信之 前田
Hiroshi Takahashi
啓 高橋
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Abstract

【課題】 RC造の建物の施工に際して好適に採用可能なクライミングクレーンの支持方法を提供する。
【解決手段】 クライミングクレーンを施工済みの躯体の頂部に設置するとともに施工進捗に伴って漸次上方へ盛り替えていきつつ鉄筋コンクリート造の高層建物を施工するに際し、施工するべき建物の柱としてプレキャストコンクリート柱10を採用し、最上階のプレキャストコンクリート柱の側面には本体受け梁4(4a,4b)を仮支持するブラケット11を予め設けておき、クライミングに際してクレーン本体2を施工済みの躯体の最上階に仮支持するに際しては、クレーン本体2を本体受け梁4を介してブラケット11により仮支持する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄筋コンクリート造の高層建物を施工する際に使用するクライミングクレーンの支持方法に関する。
周知のように、高層建物の施工に際して採用されるクレーンとして、施工済みの躯体の頂部に設置されて施工進捗に伴って順次上方に盛り替えていく形式のいわゆるフロアクライミング式のクライミングクレーンがある。これは、図5に示すようにマスト1とクレーン本体2とを主体とし、クレーン本体2に搭載したジャッキ等のクライミング機構(図示略)によってマスト1とクレーン本体2とを交互に上昇させることによりそれ自身でクライミングが可能なものである。図5はそのクライミング工程を示すもので、(a)に示すようにマスト1の下端部をマスト受け梁3を介して施工済みの躯体(図示例ではN−5階の位置)に支持した状態で所定階(N階)までの躯体の施工を行った後、クレーン本体2を一時的に支持するための本体受け梁4を最上階(N階)に設置し、クライミング機構を操作して(b)に示すようにクレーン本体2をマスト1に対して降下させて本体受け梁4上に仮支持する。そして、その状態でマスト受け梁3を内側に縮退あるいは折り畳み、クライミング機構を操作して本体受け梁4から反力をとって(c)に示すようにマスト1をクレーン本体2に対して上昇させ、(d)に示すようにマスト1の下端部をマスト受け梁3を介して所定階(図示例ではN−2階)の躯体に固定した後に、クライミング機構によりクレーン本体2をマスト1に対して上昇させ、本体受け梁4を撤去するようにしている。
ところで、上記のような従来のフロアクライミング式のクライミングクレーンは、鉄骨造(S造)の建物の施工に際しては好適に採用可能であるが、コンクリートを現場打ちすることで施工する鉄筋コンクリート造(RC造)の建物の施工に際しては有効に採用できないものである。
すなわち、従来のフロアクライミング式のクライミングクレーンは、上記のようにクライミングに際してクレーン本体2を本体受け梁4を介して最上階の躯体に対して仮支持するものであることから、クライミングの段階では最上階の躯体強度がクライミング反力を受けるに充分な強度を有していることが前提となる。したがって、RC造の建物に適用する場合には、最上階の躯体コンクリートを打設してからその強度が充分に発現するまでの養生期間を経た後でないとクライミングを実施できないことになるが、そのようにクライミング工程がコンクリートの養生期間により拘束されることでは効率的な施工を望めず、現実的でない。
そのため、RC造の建物へも適用を可能とするため、建物の柱としてプレキャストコンクリート柱(PC柱)を採用し、クライミングの際にはPC柱の柱頭により本体受け梁4を仮支持するという工法が特許文献1により提案されている。これによれば、RC造の建物であっても最上階のPC柱を立設してしまえばその柱頭により本体受け梁4を介してクレーン本体2を仮支持することが可能となるから、鉄骨造の建物の場合と同様に早期のクライミングが可能であって施工性が低下することがないとされている。
特開2004−250144号公報
しかし、特許文献1に示される工法の場合、PC柱の柱頭には上階のPC柱の柱脚をジョイントするための太径の鉄筋が突出状態で多数配筋されていることが通常であるから、そのような柱頭に対して本体受け梁4を安定に仮支持することは必ずしも容易ではない。特に、最近のPC柱では断面外周部に沿って主筋が配列されているばかりでなく、断面中心部にも多数の芯筋が設けられている場合もあり、そのような場合には本体受け梁4を安定に支持するための十分な支持面積を柱頭に確保できない場合も多い。さらに、施工条件によっては各PC柱の柱頭のレベルが揃わない場合もあり、そのような場合には本体受け梁4を水平かつ安定に支持することが困難であり、以上のことからクレーン本体2をPC柱の柱頭により仮支持するという上記の工法は必ずしも一般に適用できるものではなく、広く普及するに至っていない。
上記事情に鑑み、本発明はRC造の建物の施工に際して適用して好適なクライミングクレーンの支持方法を提供することを目的とする。
本発明のクライミングクレーンの支持方法は、下端部がマスト受け梁を介して施工済みの躯体に支持されて立設されるマストと、マストに対して相対的に昇降可能とされかつ本体受け梁を介して施工済みの躯体の最上階に仮支持可能なクレーン本体と、クレーン本体とマストとの間に介装されてそれらを交互に昇降させるためのクライミング機構とを具備してなるクライミングクレーンを使用して、該クライミングクレーンを施工済みの躯体の頂部に設置するとともに施工進捗に伴って漸次上方へ盛り替えていきつつ鉄筋コンクリート造の高層建物を施工するに際し、施工するべき建物の柱としてプレキャストコンクリート柱を採用するとともに、最上階のプレキャストコンクリート柱の側面には前記本体受け梁を仮支持するブラケットを予め設けておき、クライミングに際して前記クレーン本体を施工済みの躯体の最上階に仮支持するに際しては、該クレーン本体を前記本体受け梁を介して前記ブラケットにより仮支持することを特徴とするものである。
本発明によれば、PC柱の側面に設けたブラケットによりクレーン本体を仮支持するので、PC柱を立設した後は早期にクライミングを行うことが可能となり、RC造の建物であってもS造の場合と同様の効率的な施工が可能である。また、PC柱の柱頭により仮支持する場合のようにPC柱の配筋や柱頭レベルの制約を受けることもなく、様々な形態や規模の建物に対して広く適用することができる。
本発明の一実施形態を図1〜図2に示す。これはRC造の高層建物の施工に際して図5に示したものと同様のクライミングクレーンを採用し、それを施工済みの躯体の頂部に設置し、かつ施工進捗に伴って漸次上方へ盛り替えていきつつ施工を行うものであるが、本実施形態においては施工するべき建物の柱としてプレキャストコンクリート柱(PC柱)10を採用し、クライミングに際してはPC柱10の側面に予め設けたブラケット11によって本体受け梁4を介してクレーン本体2を仮支持するようにしたものである。
すなわち、図1〜図2に示すように、本実施形態においては各PC柱10を柱頭部を床レベルよりもやや上方位置まで突出せしめ、クライミングクレーンの設置位置の周囲に立設する4本のPC柱10の突出部には二対全4台のブラケット11を対向状態で予め設けておき、クライミングに際してクレーン本体2を仮支持するに際しては、2本の荷重受け仮設梁12を各対のブラケット11間に架設してそれら荷重受け仮設梁12上に本体受け梁4を架設し、その本体受け梁4によりクレーン本体2を仮支持するものである。なお、図示例における本体受け梁4としては、両端部が荷重受け仮設梁12に支持されてそれらの間に直接架設される2本の大梁4aと、両端部が大梁4aに支持されてそれらの間にさらに架設される2本の小梁4bとからなるものが採用されている。
上記のブラケット11はたとえば鋼製の頑強なもので、図2に示すように多数のアンカーボルト13によりPC柱10の側面に強固に固定されるものである。PC柱10に対するブラケット11の固定は、PC柱10の製作の際に同時に行うことでも良いし、あるいはPC柱10の製作の際にはアンカーボルト13のみを埋設しておいて、PC柱10を立設する際に、あるいは立設した後に、アンカーボルト13によりブラケット11を固定することでも良い。
ブラケット11に対する本体受け梁4の仮支持に際しては、上記のようにブラケット11間に荷重受け仮設梁12、大梁4a、小梁4bを順次架設していけば良いが、その際、必要に応じて適宜のライナープレートやクサビあるいはスペーサー類を要所に介装してそれぞれを水平に架設し、かつ位置ずれやがたつきが生じることのないように適宜の固定金物や固定具を用いて確実に固定するか、あるいは相互にボルト締結すれば良い。
上記のように柱としてPC柱10を採用してその側面に固定したブラケット11によりクレーン本体2を仮支持してクライミングを行うことにより、PC柱10を立設した後は早期にクライミングを行うことが可能となり、したがってRC造の建物であってもS造の場合と同様の効率的な施工が可能となる。また、PC柱10の側面に対するブラケット11の固定位置を予め設定しておくことのみで、特許文献1に示される従来の工法のようにPC柱10の柱頭に突出する配筋や柱頭のレベルの制約を受けることもなく、またPC柱10に捻れ等の無理な力がかかることもなく、様々な形態や規模の建物に対して広く適用できるものである。
なお、上記実施形態ではPC柱10に埋設したアンカーボルト13によりブラケット11を固定するようにしたが、PC柱10に対するブラケット11の固定手法は適宜で良く、たとえば図3に示すように、PC柱10の背面側に当て板20を装着してその当て板20とブラケット11とをPC柱10の側面に配置した緊結材21により強固に緊結することも考えられる。また、同じく図3に示しているように、ブラケット11の背面側にリブを突出させておき、そのリブ22をPC柱10の表層部に形成した凹部23に係合させることも考えられる。
また、図4に示すように施工するべき建物にブレース30が設けられる場合には、そのブレース30を固定するための頑強なガセットプレート31が仕口部に設けられるので、上記のブラケット11をそのガセットプレート31により支持する状態で設置することも考えられ、その場合はブラケット11が仮支持するべき支持荷重の一部をガセットプレート31に負担させることが可能であるのでブラケット11を簡略化することも可能である。
さらに、上記実施形態では、最上階の直下階に立設するPC柱10の柱頭部を最上階に突出せしめてそこにブラケット11を設けるものとしたが、図1に鎖線で示すように最上階に立設するPC柱の柱脚部にブラケット11を設けることでも良い。
本発明のクライミングクレーンの支持方法の実施形態を示す図である。 同、ブラケットの詳細を示す要部拡大図である 同、他のブラケットを示す図である。 同、さらに他のブラケットを示す図である。 従来一般のクライミングクレーンのクライミング工程を示す図である。
符号の説明
1 マスト
2 クレーン本体
3 マスト受け梁
4 本体受け梁
4a 大梁
4b 小梁
10 プレキャストコンクリート柱(PC柱)
11 ブラケット
12 荷重受け仮設梁
13 アンカーボルト
20 当て板
21 緊結材
22 リブ
23 凹部
30 ブレース
31 ガセットプレート

Claims (1)

  1. 下端部がマスト受け梁を介して施工済みの躯体に支持されて立設されるマストと、マストに対して相対的に昇降可能とされかつ本体受け梁を介して施工済みの躯体の最上階に仮支持可能なクレーン本体と、クレーン本体とマストとの間に介装されてそれらを交互に昇降させるためのクライミング機構とを具備してなるクライミングクレーンを使用して、該クライミングクレーンを施工済みの躯体の頂部に設置するとともに施工進捗に伴って漸次上方へ盛り替えていきつつ鉄筋コンクリート造の高層建物を施工するに際し、
    施工するべき建物の柱としてプレキャストコンクリート柱を採用するとともに、最上階のプレキャストコンクリート柱の側面には前記本体受け梁を仮支持するブラケットを予め設けておき、
    クライミングに際して前記クレーン本体を施工済みの躯体の最上階に仮支持するに際しては、該クレーン本体を前記本体受け梁を介して前記ブラケットにより仮支持することを特徴とするクライミングクレーンの支持方法。
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