JP2738195B2 - 不揮発性半導体記憶装置 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置

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  • For Increasing The Reliability Of Semiconductor Memories (AREA)
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  • Techniques For Improving Reliability Of Storages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体記憶装置に関し、
特に電気的に書き込み・消去可能な記憶装置(以下、E
EPROMという)に関する。
【0002】
【従来の技術】図4はメモリセルを一括して消去するこ
とが可能なEEPROM(以下、フラッシュEEPRO
Mという)のメモリセル周辺の回路の一部を示すブロッ
ク図である。図4は出力1ビットに対応する部分を示し
たものであり、フラッシュEEPROMが8ビット出力
である場合は、図4に示す回路が並列に8個配置され
る。
【0003】図4において、PPは書き込み・消去時に
必要な高電圧を供給する端子であり、外部端子Vppに接
続されている。Y11,・・・,Y1l,YS21,・・・,YS2j
は、メモリセルの列アドレスを指定する列アドレス線で
あり、X1,・・・,XKは、メモリセルの行アドレスを指
定する行アドレスである。DINは、書き込みモード時に
列アドレス線と、行アドレス線で選択されたメモリセル
にデータ“0”(実際に書き込み場合であり、高電圧V
PGが印加される)、また、データ“1”(書き込みを行
わない場合であり、0Vが印加される)を供給するデー
タ入力線である。ERは消去モード時に高レベル
(“H”)となり、その他のモード時は低レベル
(“L”)となる信号である。QY1Wはデータ入力線DI
Nでゲート制御される書き込み用のNチャンネル型エン
ハンスメント型MOSFET(以下、NE−MOSFE
Tという)、QYS211,・・・,QYS21j,QY111,・・・,Q
Y11l,QY1j1,・・・,QY1jlはそれぞれ、列アドレス選
択用のNE−MOSFETである。M1111,・・・,M1K1
1はドレインを共通にデジット線D111に、ソースを共通
に共通ソース端CSに、ゲートをそれぞれ行アドレス線
X1,・・・,XKに接続されたメモリセル、M111l,・・・,
M1K1lは、ドレインを共通にデジット線DY11lに、ソー
スを共通にソース端CSに、ゲートをそれぞれ行アドレ
ス線X1,・・・,XKに接続されたメモリセルM11j1,・・
・,M1Kj1は、ドレインを共通にデジット線D1j1に、ソ
ースを共通に共通ソース端CSに、ゲートをそれぞれ行
アドレス線X1,・・・,XKに接続されたメモリセル,M1
1jl,・・・,M1Kjlは、ドレインを共通にデジット線D1j
lに、ソースを共通に共通ソース端CSに、ゲートをそ
れぞれ行アドレス線X1,・・・,XKに接続されたメモリ
セルである。
【0004】MX11は、出力節点をN11とするメモリマ
トリクスであり、MX1jは出力節点をN1jとするメモリ
マトリクスを示す。
【0005】SA1は読み出しモード時に行アドレス線
と列アドレス線により選択されたメモリセルに“0”が
記憶されているか(本明細書では、メモリセルが書き込
まれている状態とする)、“1”が記憶されているか
(メモリセルが非書き込み状態つまり、消去された状態
とする)を検出するセンスアンプ回路であり、データバ
ス線SC1の電圧変化を増幅する機能を有する。SOUT1
はセンスアンプSA1の出力を示す。
【0006】SSはソーススイッチ回路であり、書き込
みモード時と、読み出しモード時には、共通ソース端C
Sに0Vを、消去モード時には、消去電圧Vppを印加す
る。
【0007】
【表1】
【0008】上記構成の従来例の主要節点に印加される
電圧が表1にまとめられている。すなわち、書き込みモ
ード時、消去モード時、読み出しモード時に図4中の各
信号線、各節点の電圧を、メモリセルM1111が行アドレ
ス線と列アドレス線により選択されたとして示してい
る。
【0009】図4と表1を参照して各モードに対するフ
ラッシュEEPROMの動作を簡単に説明する。
【0010】(1)書き込みモード時
【0011】端子PPにはVpp=12Vが、行アドレス
線X1には12Vが、他の非選択の行アドレス線には0
Vが、列アドレス線Y11とYS21には12Vが、他の非
選択の列アドレス線には0Vが、共通ソース線CSには
0Vがそれぞれ印加される。
【0012】書き込みデータが“0”の場合には、デー
タ入力線DINには、メモリセルの書き込み特性で決定さ
れる高電圧VPGが印加されるので(本説明では、VPG<
Vppとして説明する)、M111のドレインD111には[V
PG−VTN](VTNはNE−MOSFETのしきい値であ
り、本明細書では、全てのNE−MOSFETで同一と
して説明する)、ゲートにはVppが、ソースには0Vが
それぞれ印加される。従って、メモリセルM111にはチ
ャンネル電流が流れ、ホットエレクトロンがメモリセル
M1111の浮遊ゲートFG1111に注入される。その結果、
メモリセルM1111のしきい値が上昇し、読み出し電圧
(5V)よりも高くなる。
【0013】一方、書き込みデータが“1”の場合、デ
ータ入力線DINには0Vが印加され、QY1Wは非導通に
なり、ドレインD1111には高電圧が印加されない。従っ
て、メモリセルM1111の書き込みは行われない。
【0014】(2)消去モード
【0015】端子PPにはVpp=12Vが、全ての行ア
ドレス線と全ての列アドレス線には0Vが印加される。
信号ERが高レベル(“H”)になると、共通ソース線
CSが0VからVppまで上昇し、Vppで平衡する。この
共通ソース線CSは、全てのメモリセルM1111〜M1Kjl
のソースに共通となっているので、全てのメモリセルの
ゲートとソース間に高電界が印加され、メモリセルの浮
遊ゲートに蓄積されていた電荷は、共通ソース線CSに
放出されることとなり、全てのメモリセルのしきい値が
低下し、読み出し電圧(5V)も低くなる。
【0016】(3)読み出しモード
【0017】端子PPにはVCC=5Vが、行アドレス線
X1には5Vが、他の非選択の行アドレス線には0V
が、列アドレス線Y11,YS21には5Vが、他の非選択
の列アドレス線には0Vが、共通ソース線CSには0V
がそれぞれ印加される。
【0018】従って、出力節点N11とデータバスSC1
が接続されることとなる。メモリセルM1111が“0”を
記憶している場合には、メモリセルM1111は非導通とな
り、データバスSC1の電圧は、センスアンプSA1のバ
イアス回路で決まる値(1.5V)で平衡することとな
り、出力SOUT1には“0”が出力される。
【0019】一方、メモリセルM1111が“1”を記憶し
ている場合には、メモリセルM1111は導通となり、デー
タバスSC1の電圧は1.5Vから少し低下し、これを
センスアンプSA1が検出し、SOUT1には“1”が出力
される。
【0020】以上説明してきたように、各モード時にフ
ラッシュEEPROMは動作するが、近年、フラッシュ
EEPROMが大容量化するにつれて、フラッシュEE
PROMをn個のセクタで構成し、各セクタを独立に、
書き込みかつ消去かつ読み出しが行えるようにした製品
が市場に提供され始めた。
【0021】フラッシュEEPROMをn個のセクタに
分けてあると、例えば、データを変更したい箇所が1セ
クタだけに存在したならば、他の(n−1)セクタのデ
ータを変更せず、変更したいデータを記憶しているメモ
リセルの属するセクタだけを一括消去し、順次、所望の
データを書き込んで行けばよい。従って、データの書き
込む時間が、セクタに分けられてない製品に比べて短く
て済む。
【0022】例えば、2MビットのフラッシュEEPR
OMにおいて、データ出力が8ビットの場合、16セク
タに分け、1つのセクタを128Kビット(16Kバイ
ト)にすれば、128Kビット毎に一括消去を行うこと
が可能となる。
【0023】EEPROMが大容量化するに従い、チッ
プの製造時の不良等で、すべてのメモリセルが完全に動
作せず、歩留りを落とすことが問題となっている。この
ような場合、メモリセルの不良を救済することにより、
歩留りが飛躍的に向上することはよく知られていること
で、同一チップ内に冗長セル領域を設け、不良のメモリ
セルを含むデジット線が検出された場合、不良メモリセ
ルを含むデジット線を一括して、冗長セル領域内のデジ
ット線及び冗長メモリセルに置き換えるという試みもな
されている。
【0024】図5は従来技術において、冗長セル領域を
有し、セクタごとの一括消去可能なフラッシュEEPR
OMの8ビット出力のセルマトリクス構成を示すブロッ
ク図である。MX11は図4に示すメモリマトリクスMX
11を表し、メモリマトリクスMX12,・・・,MX18はす
べてメモリマトリクスMX11と同様に構成され、それぞ
れの出力節点はN12,・・・,N18で表されている。
【0025】MX1l〜MXnRは冗長セル領域であり、冗
長セルはメモリセルM1111〜M1Rjlと同一の構造と特性
を有する。各冗長メモリマトリクスはメモリマトリクス
MX11と同様に構成されており、その出力節点がN1Rで
表されている。メモリマトリクスMX11からMXn8に属
するメモリセルのうち、書き込み、消去または読み出し
が不良になったメモリセルを含むデジット線は、一括し
て冗長メモリマトリクスMX1R内のデジット線と置き換
えることができる。他のセクタnにおいても、マトリク
スMXn1,MXn2,・・・,MXn8はマトリクスMX11と
同様に構成されている。また、それぞれの出力節点かN
n1,Nn2,・・・,Nn8で表されている。
【0026】冗長メモリマトリクスMXnRは冗長メモ
リマトリクスMX1Rと同様に構成される冗長セル領域で
あり、出力節点はNnRで表されている。メモリマトリク
スMXn1からMXn8に属するメモリセルのうち、不良と
なったメモリセルを含むデジット線は、一括して冗長メ
モリマトリクスMXnR内のデジット線と置き換えること
ができる。本明細書において、セクタ内のメモリマトリ
クスにおいて、冗長セル領域以外のメモリマトリクスを
本セル領域という。セクタ1はMX11からMX1Rで構成
され、セクタnはMXn1からMXnRで構成される。
【0027】SS1はセクタ1用のソーススイッチ回路
であり、共通ソース線CS1は、セクタ1内の全てのメ
モリセルのソースに接続されている。ソーススイッチ回
路SS1はソーススイッチ回路選択線Y21(S)と信号
線ERにより制御される。
【0028】同様に、SSnはセクタn用のソーススイ
ッチ回路であり、共通ソース線CSnは、セクタn内の
全てのメモリセルのソースに接続され、ソーススイッチ
回路選択線Y2n(S)と信号線ERにより制御され
る。
【0029】SC1,SC2,・・・,SC8はそれぞれ、デ
ータバスであり、図4に示すように、書き込みトランジ
スタのソースとセンスアンプ回路SAの入力に接続され
ている。データバスSC1,SC2,・・・,SC8に対応す
るセンスアンプ回路SA1の出力はそれぞれSOUT1,S
OUT2,・・・,SOUT8である。
【0030】SCRは冗長メモリマトリクスMX1R〜M
XnR用のデータバスであり、データバスSC1,SC2,
・・・,SC8と同様に、書き込みトランジスタのソースと
センスアンプ回路SA1の入力に接続されている。デー
タバスSCRに対応するセンスアンプ回路の出力は、SO
UTRである。
【0031】Y21,・・・,Y2nはセクタ選択線、また、
QY211,QY212,・・・,QY218,QY21R,・・・,QY2n1,
QY2n2,・・・,QY2n8,QY2nRはそれぞれ、セクタ選択
用NE−MOSFETである。
【0032】図5に示すメモリマトリクスを供えたフラ
ッシュEEPROMにおいても、前述した通り、データ
バスSC1,SC2,・・・,SC8と、冗長セルデータバス
SCRには、図4に示すセンスアンプ回路SAと書き込
みトランジスタQY1Wを有しているので、書き込みモー
ド時と読み出しモード時では、図4の従来例の場合、書
き込み,読み出しが、Yアドレス選択用MOSFETQ
YS211,・・・,QYS21jを介して行われるのに対し、図5
の従来例の場合、書き込み、読み出しがセクタ選択用M
OSFETQY211,・・・,QY2n1を介して行われること
が違うのみである。表1に示す書き込みモード時と読み
出しモード時の各節点の電圧は、YS21をY21に変更す
るだけでそのまま適用できる。
【0033】以下、図5の従来例のセクタ消去モード時
の動作についてのみ説明する。例として、セクタ1が選
択されたとして説明する。
【0034】(1)セクタ消去モード時
【0035】信号ERが高レベル(“H”)ソーススイ
ッチ回路選択線Y21(S)も高レベル(“H”)、その
他のソーススイッチ回路選択線は低レベル(“L”)に
設定される。これにより、共通ソース線CS1には12
Vが印加され、他の共通ソース線は0Vが印加される。
この時、表1に示すように、全ての行アドレス線と列ア
ドレス線に0Vが印加されているので、セクタ1に含ま
れているメモリセルのみが、ゲートとソース間に高電界
を印加されることになり、セクタ1に含まれるメモリセ
ルがすべて消去されることになる。
【0036】上述したように図5に示すフラッシュEE
PROMは、セクタ消去モード時動作するが、全てのソ
ーススイッチ回路SS1〜SSnをアクティブにするこ
とにより、フラッシュEEPROM全体の消去も可能で
ある。
【0037】次に、図5に示す従来のフラッシュEEP
ROMにおいて、書き込み、消去または読み出しが不能
なメモリセルが発見され、このメモリセルを含むデジッ
ト線を冗長セル領域内のデジット線に置き換える方法に
ついて説明する。
【0038】例としてセクタ1において、メモリマトリ
クスMX18内のデジット線D181を冗長メモリマトリク
スMX1R内のデジット線D1R1に置き換えるとする。
【0039】図6のRED11は、セクタ1において、本
セル領域MX11,MX12,・・・,MX18のデジット線を
冗長セル領域内のデジット線に置き換えるのに、必要な
制御回路を示したものである(本例の場合、簡便のため
セクタ数を16としている)。
【0040】A0,A1,A2,A3はアドレス入力端子で
あり、図5に示す行アドレス線Y21,・・・,Y2nを選択
するアドレスを供給する。RAC0,RAC1,RAC
2,RAC3はリダンダンシーアドレスサーキットであ
り、それぞれアドレス入力端子A0,A1,A2,A3で制
御される。リダンダンシーアドレスサーキットRAC0
〜RAC3は内部にヒューズをもち、置き換えるセクタ
のアドレスを記憶し、入力されたアドレスデータが記憶
されているアドレスデータと一致するか否かを検出す
る。ヒューズに記憶されたアドレスデータと入力された
アドレスデータが一致したとき、出力に“1”が出力さ
れる。RSCはリダンダンシーセレクトサーキットであ
り、このフラッシュEEPROMが冗長セル領域を使用
するか否かを記憶する。使用の有無は内部のヒューズの
選択的切断で記憶する。
【0041】DWはリダンダンシーセレクトサーキット
RSC内部のヒューズを選択的に破壊する外部端子であ
る。D0,D1,D2は入出力端子である。RBC0,RB
C1,RBC2はリダンダンシービットサーキットであ
り、それぞれ入力端子D0,D1,D2で制御され、内部
にヒューズを有し置き換えたデジット線を、どの出力ビ
ットに割り当てるかを記憶する回路である。
【0042】RACC11はリダンダンシーアクセスサー
キットであり、アドレス入力端子A0,A1,A2,A3に
入力されたアドレスデータがリダンダンシーアドレスサ
ーキットRAC0,RAC1,RAC2,RAC3に内蔵さ
れたヒューズで記憶されたアドレスデータと一致したと
き(つまり、アドレス入力端子A0,A1,A2,A3によ
り選択されたセクタが、冗長セル領域と置き換える必要
があるセクタと一致したとき)、出力YRに“1”が出
力される回路である。NANDRはナンド回路をIVRは
インバータを示す。
【0043】TR11は冗長セルを読み出したセンスアン
プ回路の出力データを、DOUT1〜DOUT8のうちのいずれ
の出力に伝達するかを制御する回路であり、ナンド回路
NAND1〜NAND8で構成されるデコーダ回路と、ス
イッチSW1〜SW8で構成される切換部とからなる。
【0044】冗長領域に置き換えるべきセクタをセクタ
1とし、セクタ1内のデジット線D181を冗長セル領域
内のデジット線D1R1に置き換える場合、まず、フラッ
シュEEPROMの機能チェックの段階で、置き換わる
必要があるセクタ1のアドレスと、対応する出力ビット
を表すデータが、ヒューズに書き込まれる。本例の場
合、ヒューズを書き込まない場合、出力に0が出力され
るとすると、セクタ1を表すアドレスが、(RA10,R
A11,RA12,RA13)=(0,0,0,0)に対応し
ているとすると、リダンダンシーアドレスサーキットR
AC0,RAC1,RAC2,RAC3に内蔵されているヒ
ューズは、すべて非書き込みの状態となり、出力ビット
8を表すデータが、(D0,D1,D2)=(1,1,
1)に対応しているとすると、リダンダンシービットサ
ーキットRBC0,RBC1,RBC2に内蔵されている
ヒューズは、すべて書き込まれることになる。
【0045】リダンダンシービットサーキットRBC
0,RBC1,RBC2に内蔵されているヒューズに書き
込む方法は、たとえば、ポリシリコンをヒューズとして
使用している場合なら、レーザーで溶断するか、D0,
D1,D2に高電圧を印加し、電気的に溶断する。
【0046】なお、ヒューズとして、図4に示したメモ
リセルM1111を用い、電気的に書き込む方法もある。
【0047】本例の場合、冗長セル領域を使用するの
で、リダンダンシーセレクトサーキットRSCに内蔵さ
れているヒューズにも書き込まれる。
【0048】以上述べたようにフラッシュEEPROM
の機能チェックの段階で各ヒューズは書き込まれるか否
かを決定される。本例の場合、リダンダンシーアドレス
サーキットRAC0,RAC1,RAC2,RAC3に内蔵
されているヒューズが記憶しているデータをRACf0,
RACf1,RACf2,RACf3とすると、(RACf0,
RACf1,RACf2,RACf3)=(0,0,0,0)
が記憶されていることになる。
【0049】冗長セルデータを出力させるビットは出力
ビット8であるので、(RB10,RB11,RB12)=
(1,1,1)が設定される。BRB10,BRB11,B
RB12はそれぞれRB10,RB11,RB12の反転信号を
示しており、(BRB10,BRB11,BRB12)=
(0,0,0)が設定される。リダンダンシーセレクト
サーキットRSCに内蔵されているヒューズも書き込ま
れており、(RY2)=(1)が設定される。
【0050】各ヒューズの記憶データは上述のように設
定されており、読み出しモード時(A0,A1,A2,A
3)=(0,0,0,0)が入力されると、(A0,A
1,A2,A3)のデータがリダンダンシーアドレスサー
キットRAC0,RAC1,RAC2,RAC3の各ヒュー
ズに保持されているデータ(RACf0,RACf1,RA
Cf2,RACf3)と一致するので、(RA10,RA11,
RA12,RA13)=(1,1,1,1)となる。したが
って、リダンダンシーアクセスサーキットRACC11の
出力YRが“1”となり、制御回路TR1が活性化され
る。制御回路TR1において前述した通り、(RB10,
RB11,RB12)=(1,1,1)、(BRB10,BR
B11,BR12)=(0,0,0)と設定されているの
で、NAND回路NAND8の出力P18が“0”、q18
が“1”となり、NAND回路NAND1〜NAND7の
出力P11〜P17はすべて“1”、q11〜q17はすべて
“0”となる。
【0051】スイッチ回路SW1〜SW8で構成された切
換部は、例えばSW1においては、P11が“1”、q11
が“0”の時は、SOUT1のデータをDOUT1に伝達し、P
11が“0”、q11が“1”の時は、SOUTRのデータをD
OUT1に伝達する構成になっている。したがって、DOUT8
には、冗長セル領域のデジット線D1R1に接続されたメ
モリセルの記憶データの出力SOUTRが出力されることと
なる。
【0052】一方、DOUT1〜DOUT7には、本セル領域内
のメモリセルの記憶データの出力SOUT1〜SOUT7がその
まま出力されることとなる。
【0053】冗長セル領域のメモリセルを書き込まれる
データは、置き換わる前のメモリセルに書き込むべきデ
ータが入力されるように、図5に示すSCRに接続され
た書き込み用MOSFETのゲートは、制御されてい
る。
【0054】図6は1つのセクタにおいて本セル領域内
のデジット線を冗長セル領域内のデジット線に置換する
にのに必要な回路のブロック図を示したものであり、フ
ラッシュEEPROMが16個のセクタで構成されてい
る場合、図6に示したRED11で示す回路で16個必要
となる。この場合、必要なヒューズの個数は7個×16
セクタ+1個(RSCに含まれるもの)=113個とな
る。したがって、大容量化され、フラッシュEEPRO
Mのセクタ数が多くなるに従い、必要なヒューズの個数
も多くなり、本セル領域内のメモリセルを読み出したデ
ータと、冗長セル領域内のメモリセルを読み出したデー
タを切り換えて出力する制御回路部の個数も多くなり、
フラッシュEEPROMのチップサイズが増大する欠点
がある。
【0055】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来技術においてセクタ消去可能なフラッシュEEPRO
Mに、歩留り向上を図るための冗長セル領域を設け、書
き込み、消去または読み出しが不能なメモリセルを含む
デジット線を、冗長セル領域内のデジット線に置換する
場合、各セクタ毎に冗長セル領域を有していた。その結
果、
【0056】(1)冗長セル領域から読み出されたデー
タが、どの出力ビットに割り当てられるか記憶するとヒ
ューズと、それをデコードする論理回路が各セクタ毎に
必要となる。
【0057】(2)ヒューズの個数が多くなるため、フ
ラッシュEEPROMの機能チェックの段階において、
ヒューズにデータを書き込む時間が長くなる。以上の理
由により、フラッシュEEPROMのチップサイズが増
大し、テスト時間が増大するので、フラッシュEEPR
OMの製造原価が上昇するという問題点があった。
【0058】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨は、複数の
第1のメモリセルアレイが共通にON/OFF制御され
る第1のスイッチ群を介して複数のデータバスにそれぞ
れ接続される第1のセクタと、複数の第2のメモリセル
アレイが共通にON/OFF制御される第2のスイッチ
群を介して前記複数のデータバスにそれぞれ接続される
第2のセクタとを少なくとも有し、前記第1のセクタの
前記第1のメモリセルアレイと前記第2のセクタの前記
第2のメモリセルアレイのいずれかのメモリセルアレイ
に不良のメモリセルがあった場合、少なくとも前記第1
のセクタ及び第2のセクタに対して共通に設けられた冗
長セル領域内の冗長メモリセルに置換する手段を備えた
ことである。
【0059】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示すブロック図
であり、冗長セル領域を有し、セクタ毎の一括消去可能
なフラッシュEEPROMのセルマトリクス構成を示し
たものである。本実施例は8ビット出力であり、セクタ
数は16である。図5に示す従来例と同一構成箇所は同
一の符号をつけ、説明は省略する。
【0060】Y2R1は冗長セル領域1を選択するセクタ
選択線、Y2R2は冗長セル領域2を選択するセクタ選択
線であり、Y21,・・・,Y216と同様に表1のYS21に示
されているように、書き込みモード時、冗長セル領域が
選択された場合、12Vが非選択の場合は0Vが、消去
モード時は0Vが印加される。一方、読み出しモード時
には、冗長セル領域が選択された場合、5Vが非選択の
場合は0Vが印加されるように制御されている。QY2R
1,QY2R2はそれぞれセクタ選択用NE−MOSFET
であり、冗長セル領域の出力節点NR1,NR2を冗長デー
タバスSCRに接続するか否かを制御するものである。
SSR1,SSR2はそれぞれ冗長セル領域1,冗長セル領
域2専用のソーススイッチ回路であり、出力CSR1,C
SR2はそれぞれ冗長セル領域1,冗長セル領域2の全て
のメモリセルのソースに接続され、SSR1はソーススイ
ッチ選択線Y2R1(S)と、信号線ERにより制御され
る。またSSR2はソーススイッチ選択線Y2R2(S)と
信号線ERにより制御される。
【0061】本実施例は冗長セル領域1が、セクタ1か
らセクタ8までの8つのセクタの冗長セル領域として動
作し、また、冗長セル領域2が、セクタ9からセクタ1
6までの8つのセクタに共通の冗長セル領域として動作
する構成になっており、この点において図5に示されて
いる従来例と異なる。
【0062】次に、第1実施例の構成において、書き込
み、消去または読み出しの不能なメモリセルがあり、こ
のメモリセルを含むデジット線を、冗長セル領域内のデ
ジット線に置き換える方法について説明する。
【0063】以下、セクタ1のメモリマトリクスMX18
において、デジット線D181に接続されたメモリセルが
不良であり、このデジット線D181を冗長セル領域1内
のデジット線DR1に置き換える例について説明する。
【0064】図2において、RED1はセクタ1からセ
クタ8の本セル領域内のデジット線を、冗長セル領域1
内のデジット線に置き換える場合に、必要な制御回路を
示したものである。図2に示した構成中、図6の構成と
同一の箇所は同一の符号をつけて、詳しい説明は省略す
る。
【0065】A0,A1,A2,A3はアドレス入力端子で
あり、図1に示すセクタ選択線Y21,・・・,Y216をデコ
ードするアドレスに対応する。RAC0,RAC1,RA
C2,RAC3はリダンダンシーアドレスサーキットであ
り、内部にセクタ1からセクタ16のうち、置き換える
べきセクタのアドレスを記憶するヒューズが内蔵されて
おり、書き込みモード時と読み出しモード時、入力され
たアドレスデータが記憶されたアドレスデータと一致し
た場合、それぞれの出力RA10,RA11,RA12,RA
13に“1”が出力されるように制御されている。
【0066】YDEC−21はセクタ選択デコーダ回路
である。RSCは図6と同様に、リダンダンシーセレク
トサーキットであり、フラッシュEEPROMが冗長セ
ル領域を使用するか否かを内蔵されたヒューズに記憶す
るものである。冗長セル領域を使用する場合、出力RY
21には“1”が出力される。
【0067】D0,D1,D2は図6と同様の入出力端
子、RBC0,RBC1,RBC2も図6と同様のリダン
ダンシービットサーキットであり、それぞれヒューズが
内蔵されており、置き換えたデジット線をどの出力ビッ
トに割り当てるか記憶する回路である。
【0068】RACC1はリダンダンシーアクセスサー
キットであり、A0,A1,A2,A3に入力されたアドレ
スデータが、RAC0,RAC1,RAC2,RAC3に内
蔵されたヒューズに記憶されたアドレスデータと、すべ
て一致した時に、出力Y2R1に読み出しモード時は5V
が、書き込みモード時は12Vが印加され、RA10から
RA13またはRY21のどれか1つのデータが“0”の時
には0Vが印加されるように制御されている。出力Y2R
1は図1に示すセクタ選択線Y2R1に対応し、QY2R1のゲ
ートを制御する。
【0069】TR1は図6に示すTR11と同様に、冗長
セル領域1内のメモリセルを読み出したセンスアンプ回
路の出力SOUTRを、DOUT1〜DOUT8のうちのどの出力に
伝達するかを制御する回路である。DOUT1〜DOUT8は、
それぞれ出力バッファ回路(図示せず)の入力に接続さ
れる。
【0070】セクタ1のMX18内のデジット線D181
を、冗長セル領域内のデジット線DR1に置き換える場合
について、図1〜図2を参照して説明する。
【0071】従来例で述べたように、フラッシュEEP
ROMの機能チェックの段階で、セクタ1を表すアドレ
スデータが、RAC0からRAC3に内蔵されたヒューズ
に記憶される。RAC0,RAC1,RAC2,RAC3に
内蔵されたヒューズのデータをそれぞれRACf0,RA
Cf1,RACf2,RACf3とすると、(RACf0,RA
Cf1,RACf2,RACf3)=(0,0,0,0)が記
憶される。また、RSCに内蔵されたヒューズは書き込
まれ、RY21には“1”が出力される。
【0072】さらに、出力ビット8を表すデータが、R
BC0,RBC1,RBC2に内蔵されているヒューズに
記憶され(RB10,RB11,RB12)=(1,1,
1),(BRB10,BRB11,BRB12)=(0,0,
0)に設定される。
【0073】本実施例において、上記のようにRED1
内のヒューズが設定された場合の、書き込みモード時と
消去モード時と、読み出しモード時の動作をセクタ1が
選択され、入力されたアドレスが置き換わるべきデジッ
ト線に対応する場合と対応しない場合について説明す
る。
【0074】1.書き込みモード
【0075】(1)入力されたアドレスが置き換わるべ
きデジット線と対応しない場合、従来技術で述べたよう
に、図1に示す各節点は、表1に示すように制御され、
入力されたデータに応じて、アドレスに対応するデータ
が、本セル領域内のメモリセルに書き込まれる。詳細な
説明は従来技術で述べたので省略する。
【0076】(2)入力されたアドレスが置き換わるべ
きアドレスと一致した場合、Y21に12Vが印加される
と共に、Y2R1にも12Vが印加され、QY2R1,QY21
1,・・・,QY218は導通する。このとき、置き換わるべき
出力ビットが、出力ビット8に設定されているので、S
C8に入力されたデータと同じデータがSCRにも入力さ
れる。例えば、デジット線D181に接続されたメモリセ
ルが選択され、このメモリセルを書き込む場合は、SC
8には(Vpp−VTn)が印加されるが、このとき、SCR
にも(Vpp−VTN)が印加されるように制御され、冗長
セル領域内のデジット線DR1には(Vpp−VTN)が印加
され、Xアドレス線により選択されたメモリセルに書き
込みが行われる。このとき、SSR1の出力CSR1にも0
Vが印加されている。
【0077】2.セクタ消去モード
【0078】(1)セクタ1以外を消去する場合、表1
に示すようにPPには12V、全ての行アドレス線に
は、0Vが印加され、セクタ2を消去するとするとセク
タ選択線Y22には0Vが印加される。この時、Y22
(S)には“1”が印加され、ソーススイッチ回路SS
2が活性化され、出力CS2には12Vが印加される。し
たがって、セクタ2の全てのメモリセルは消去されるこ
とになる。
【0079】(2)セクタ1を消去する場合、Y21
(S)には“1”が印加されるとともに、Y2R1(S)
にも“1”が印加され、SS1とSSR1が活性化され、
出力CS1,CSR1には12Vが印加される。
【0080】セクタ選択線Y21には0Vが印加されると
ともに、冗長セル領域1を選択する選択線Y2R1にも0
Vが印加される。従って、セクタ1の全てのメモリセル
が消去されるとともに、冗長セル領域1の全てのメモリ
セルも消去されることになる。つまり、冗長セル領域1
のメモリセルが、あたかもセクタ1内にあるように制御
されることになる。
【0081】3.読み出しモード
【0082】(1)置き換えるべきデジット線(D18
1)以外のデジット線に接続されたメモリセルが選択さ
れた場合、表1に示すように、PPには5V、選択され
た行アドレス線,選択されたセクタ選択線には5Vが印
加され、選択されたメモリマトリクスの出力は、対応す
るデータバス線に接続され、従来技術で述べたように、
選択されたメモリーセルのデータが読み出される。
【0083】(2)置き換えるべきデジット線(D18
1)に接続されたメモリセルが選択された場合、従来技
術で述べたように、図2において(RA10,RB11,R
B12,RB13)=(1,1,1,1)となり、RY21が
“1”、(RB10,RB11,RB12)=(1,1,
1)、(BRB10,BRB11,BRB12)=(0,0,
0)と設定されているので、RACC1の出力Y2R1には
5Vが印加され、TR1においてP18には“0”、q18
は“1”が出力され、P11からP17はすべて“1”、q
11からq17はすべて“0”が出力されることになり、D
OUT1からDOUT7はそれぞれSOUT1からSOUT7に出力され
たデータが伝達されるが、DOUT8にはSOUTRに出力され
たデータが伝達されることになる。
【0084】このとき、図1においては、QY2R1が導通
しているので、デジット線DR1に接続されたメモリセル
において、行アドレス線に選択されたメモリセルのデー
タが冗長セルデータバスSCRに表れることになり、S
CRに接続されたセンスアンプにより、メモリセルに記
憶されたデータが読み出され、出力SOUTRが、SOUT8に
表れたデータと置き換わってDOUT8に出力されることに
なる。
【0085】以上述べた動作は、セクタ1内のデジット
線D181に接続されたメモリセルを、冗長セル領域1内
のデジット線DR1に接続されたメモリセルに置換し、そ
のデータを出力ビット8に割り当てる例を示したが、R
AC0,RAC1,RAC2,RAC3に内蔵されたヒュー
ズに、置き換えたいセクタを表すデータを書き込むこと
により、セクタ1からセクタ8のうちの任意のセクタに
設定が可能であり、またRBC0,RBC1,RBC2に
内蔵されたヒューズに、割り当てたい出力ビットを表す
データを書き込むことにより、出力ビット1から出力ビ
ット8のうち、任意の出力ビットに割り当てることが可
能である。
【0086】図2に示すRED1は、セクタ1からセク
タ8に含まれるデジット線を冗長セル領域1内のデジッ
ト線に置き換えるのに必要な回路のブロック図を示した
ものであるが、図1に示す本実施例ではセクタ9からセ
クタ16に含まれるデジット線を、冗長セル領域2内の
デジット線に置き換えるのに必要な回路も必要となる。
従って、本実施例においては、冗長セル領域を内蔵し、
本セル領域内において、不良となったメモリセルに接続
されたデジット線を冗長セル領域内のデジット線に置き
換えるために必要な制御回路は、図2のRED1に示す
回路が2個と、RY21を出力するリダンダンシーセレク
トサーキットであり、従来技術に比べ、回路規模が小さ
く、また、データを記憶するヒューズの個数は、7個×
2+1個(RSCに含まれる1個)=15個となり、従
来例に比べ少ない。
【0087】図3に本発明の第2実施例を示す。図1に
示す第1実施例と同一の箇所は同一の符号をつけ説明を
省略する。
【0088】SCR1は冗長セル領域1専用の冗長セルデ
ータバス、SCR2は、冗長セル領域2専用の冗長セルデ
ータバスであり、第1実施例の場合と同様にそれぞれの
冗長セルデータバスには、書き込み用MOSFETと、
センスアンプ回路が接続されている。第1実施例におい
ては、セクタ1からセクタ8のうち、2つのセクタにお
いて、書き込みまたは消去または読み出しが不能となっ
たメモリセルが存在した場合、これを置き換えることが
できなかった。例えばD111に接続されたメモリセル
と、D211に接続されたメモリセルが不良となった場
合、これらのメモリセルを冗長セル領域内のメモリセル
に置き換えることができなかった。しかしながら、第2
実施例では、これを改善したもので、冗長セル領域1専
用の冗長セルデータバスSCR1と、冗長セル領域2専用
のデータバスSCR通を有しているため、例えば上記の
ような不良があった場合、D111を冗長セル領域内のデ
ジット線DR1に、D211を冗長セル領域2内のデジット
線DR2に置き換えることができ、不良を救済できる比率
が第1実施例よりも高くなる。
【0089】第2実施例においては、本セル領域内のメ
モリセルを冗長セル領域内のメモリセルに置き換えるの
に必要な制御回路が、図2に示す回路よりも複雑とな
る。つまり、本セル領域内のメモリセルを読み出したデ
ータを、冗長セル領域1内のメモリセルを読み出したデ
ータあるいは、冗長セル領域2内のメモリセルを読み出
したデータのどちらかに置き換えるか制御する必要があ
るが、図2から推測できるので説明を省略する。
【0090】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、フラッシュ
EEPROMが大容量化されるにしたがいセクタ数も多
くなるが、冗長セル領域を複数のセクタで共有する回路
構成をとっているためセクタ数が多くなっても、
【0091】(1)本セル領域内のメモリセルを、冗長
セル領域内のメモリセルに置換するのに必要な回路の回
路規模が、従来例に比べ小さい。
【0092】(2)置換するセクタを記憶するヒューズ
と、冗長セル領域から読み出したデータを割り当てる出
力ビットNO.を記憶するヒューズの個数が従来技術に
比べすくない。したがって、これらがフラッシュEEP
ROM内に占める面積が従来例に比べ小さくなる。ヒュ
ーズの個数が従来技術に比べ少なくなるので、チップの
機能チェックの段階において、ヒューズにデータを書き
込む時間が短くなる。したがって、大容量化されセクタ
数が多くなっても、従来技術に比べ安価なフラッシュE
EPROMを市場に提供できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示すブロック図である。
【図2】第1実施例の置換回路を示すブロック図であ
る。
【図3】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図4】従来例を示すブロック図である。
【図5】フラッシュEEPROMの従来例を示すブロッ
ク図である。
【図6】図5に示した従来例に含まれる置換回路を示す
ブロック図である。
【符号の説明】
MX11〜MX18 メモリアレイ MXR1,MXR2 冗長メモリアレイ SS1〜SS16,SSR1,SSR2 ソーススイッチ回
路 Y2R1,Y2R2 セクタ選択線 Y21〜Y216 列選択線 RAC0〜RAC3 リダンダンシーアドレスサーキット YDE6〜21 セクタ選択デコーダ回路 RSC リダンダンシーセレクトサーキット RBC0〜RBC2 リダンダンシービットサーキット RACC1 リダンダンシーアクセスサーキット

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の第1のメモリセルアレイが共通にO
    N/OFF制御される第1のスイッチ群を介して複数の
    データバスにそれぞれ接続される第1のセクタと、複数
    の第2のメモリセルアレイが共通にON/OFF制御さ
    れる第2のスイッチ群を介して前記複数のデータバスに
    それぞれ接続される第2のセクタとを少なくとも有し、
    前記第1のセクタの前記第1のメモリセルアレイと前記
    第2のセクタの前記第2のメモリセルアレイのいずれか
    のメモリセルアレイに不良のメモリセルがあった場合、
    少なくとも前記第1のセクタ及び第2のセクタに対して
    共通に設けられた冗長セル領域内の冗長メモリセルに置
    換する手段を備えたことを特徴とする不揮発性半導体記
    憶装置。
  2. 【請求項2】前記冗長セル領域の冗長メモリセルは前記
    第1及び第2のスイッチ群とは別に設けられた第3のス
    イッチを介して前記複数のデータバスとは異なるデータ
    バスに接続されることを特徴とする請求項1記載の不揮
    発性半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】前記冗長セル領域が複数ある場合、各冗長
    セル領域内の冗長メモリセルは前記第1及び第2のスイ
    ッチ群とは別に設けられた複数の第3のスイッチを介し
    て前記複数のデータバスとは異なる複数のデータバスに
    それぞれ接続されることを特徴とする請求項1記載の不
    揮発性半導体装置。
  4. 【請求項4】前記第1のスイッチ群及び前記第2のスイ
    ッチ群は、それぞれゲートにセクタ選択信号が共通に印
    加されるMOSFETであることを特徴とする請求項1
    記載の不揮発性半導体記憶装置。
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