JP2734806B2 - カラーバースト信号位相誤差検出回路 - Google Patents

カラーバースト信号位相誤差検出回路

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JP2734806B2
JP2734806B2 JP3132568A JP13256891A JP2734806B2 JP 2734806 B2 JP2734806 B2 JP 2734806B2 JP 3132568 A JP3132568 A JP 3132568A JP 13256891 A JP13256891 A JP 13256891A JP 2734806 B2 JP2734806 B2 JP 2734806B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N9/00Details of colour television systems
    • H04N9/44Colour synchronisation
    • H04N9/455Generation of colour burst signals; Insertion of colour burst signals in colour picture signals or separation of colour burst signals from colour picture signals
    • HELECTRICITY
    • H03ELECTRONIC CIRCUITRY
    • H03DDEMODULATION OR TRANSFERENCE OF MODULATION FROM ONE CARRIER TO ANOTHER
    • H03D13/00Circuits for comparing the phase or frequency of two mutually-independent oscillations

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Processing Of Color Television Signals (AREA)
  • Television Signal Processing For Recording (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はビデオテープレコーダ、
ビデオディスクプレーヤなどからの再生映像信号の時間
軸誤差を検出するカラーバースト信号位相誤差検出回路
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ビデオディスクプレーヤなどが著
しく普及するにつれ、再生映像信号として安定した出力
を得ることが要望されてきた。ビデオディスクなどディ
スク状の記録媒体から映像信号を再生する場合、ディス
クの偏心、あるいは回転速度むらなどによって再生映像
信号の時間軸に誤差が生じ、再生した画像に色むらなど
の悪影響をおよぼす場合がある。この時間軸誤差を補正
するために、再生カラーバースト信号の周波数に応じた
周波数の書き込みクロックパルスにより再生映像信号を
ディジタル信号に変換してメモリに書き込み、メモリか
ら一定周波数の読み出しクロックパルスで読み出してア
ナログ信号に変換している。
【0003】上記したような時間軸誤差補正方式では再
生カラーバースト信号の周波数に応じた書き込みクロッ
クパルスを得るため、再生カラーバースト信号と基準カ
ラーバースト信号との位相誤差を検出し、この位相誤差
に基づいて書き込みクロックパルスを変調することが行
われている。
【0004】図2に示す波形図はカラーバースト信号の
位相誤差の検出原理を示すものである。再生カラーバー
スト信号(a)を正弦波と考え、基準カラーバースト信
号(b)の立ち上がりエッジとの位相誤差θを求めてい
る。
【0005】再生カラーバースト信号(a)は基準カラ
ーバースト信号(b)の4倍の周波数のクロックパルス
(c)で標本化されている。したがってカラーバースト
信号の一波あたりの標本点はS0、S1、S2、S3の4点
になる。ブランキングレベルをB、カラーバースト信号
の振幅を2Aとすると各標本点は、 S0=B+Asinθ S1=B+Acosθ S2=B−Asinθ S3=B−Acosθ で表わすことができる。
【0006】(S0−S2)=2Asinθ (S1−S3)=2Acosθ となり、それぞれsin成分、cos成分を表わすから (S0−S2)/(S1−S3)=sinθ/cosθ =tanθ である。したがって、位相誤差θはTan-1{(S0
2)/(S1−S3)}を求めればよい。すなわち1標
本点おきに差分を求め、sin成分をcos成分で割っ
て逆正接を求めることになる。
【0007】図2の説明ではカラーバースト信号1サイ
クルで位相誤差を求めたが、通常はノイズなどによる精
度の低下を防ぐため、差分を求めたのち、数サイクルに
わたって積分する。
【0008】つぎに従来のカラーバースト信号位相誤差
検出回路について、図3および図4を参照しながら説明
する。
【0009】基準カラーバースト信号(b)の4倍の書
き込みクロックパルス(c)(周期T)で、A/D変換
器1により入力映像信号(a)はディジタル化される。
そののち、差分回路2で2T前の信号との差を取り差分
信号を求める。
【0010】sin成分、cos成分を求めるため、s
in項積分パルス(d)、cos項積分パルス(e)で
それぞれ差分信号を積分する。積分は、各積分パルスを
クロックパルスとするフリップフロップの出力を帰還さ
せて加算することにより行う。
【0011】sin項積分パルス(d)は基準カラーバ
ースト信号(b)に同期した周期2Tのパルスであり、
積分回路3において立ち上がりエッジで差分信号を積分
する。つまり、sin項積分パルスの立ち上がりエッジ
で差分信号をラッチして遅延させ、入力に正帰還させる
ことにより積分する。cos項積分パルスは、sin項
積分パルスとは180度位相が異なったパルスであり、
積分回路4において、同様に立ち上がりエッジで差分信
号を積分する。ノイズなどの影響による誤差検出精度の
低下を低減させるため、カラーバースト信号のmサイク
ル(mは正数)にわたって積分したとすると、sin成
分は2mAsinθ、cos成分は2mAcosθとな
る。通常、カラーバースト信号は9サイクル程度付加さ
れているが、記録再生系、あるいは伝送系で帯域制限を
受けるため図5(a)に示すように前端と後端は振幅が
低下し、S/Nが劣化している。sin項積分パルスと
cos項積分パルスは、図5(b)、(c)のように、
カラーバースト信号の中心部のみの6〜7サイクルを積
分し、前端と後端を位相誤差検出に利用しないようにし
ている。
【0012】割算回路12では、 tanθ=2mAsinθ/2mAcosθ を求める。この出力に基づき、Tan-1算出回路13は
θの値を求める。通常はtanθとθの関係を書き込ん
だROM(Read Only Memory)で構成
され、tanθを入力アドレスとしてROMに与え、θ
を求めている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】通常、コンポジット映
像信号は、シンクチップレベルから白色のレベルを、I
REスケールで−40IRE〜+100IREの140
IREで伝送されている。
【0014】コンポジット映像信号をLビットでA/D
変換するときは、クロマ成分の余裕をみて、たとえば1
60IREを2ステップのディジタル信号に変換する。
【0015】8ビット(256ステップ)でA/D変換
する場合、カラーバースト信号の交流成分の振幅は40
IREに相当するから、A/D変換後は64ステップと
なる。差分出力は、直流成分はキャンセルされ交流成分
は2倍になって、128ステップとなる。これを6サイ
クル積分したとすると、768ステップとなり10ビッ
ト(1024ステップ)で表現できることになる。
【0016】積分信号を10ビットに決めれば、102
4/768≒1.33となり、カラーバースト信号振幅
増大に対する余裕は33%である。
【0017】しかしながら、ビデオディスクの原盤カッ
ティング時の条件、プレーヤの再生系での周波数特性な
どにより、実際には50%以上振幅が増大することがあ
る。
【0018】積分回路がオーバーフローするとカラーバ
ースト信号の位相誤差は正しく検出できなくなる。その
結果、時間軸誤差は正しく補正されなくなり、正常な映
像信号は得られなくなる。また、積分回路に単純なリミ
ッタを挿入しただけでは正しく動作しないことは明らか
である。
【0019】これを避けるために、積分回路のビット数
を増やして、たとえば11ビットにすれば振幅増大に対
する余裕は一挙に167%になる。しかしながら、割算
回路は11ビットどうしの演算をすることになるから、
回路規模、演算時間ともに著しく増大するため安易にビ
ット数は増やせない。
【0020】以上のように、従来のカラーバースト位相
誤差検出回路では、入力映像信号の振幅が増大したと
き、積分回路がオーバーフローして正しく位相誤差検出
ができなくなり、これに対応しようとして積分回路のビ
ット数を増やすと回路規模と演算時間の増大を招くとい
う問題点を有していた。
【0021】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、簡単な構成で信号振幅の増大に対応できるようなカ
ラーバースト信号位相誤差検出器を提供することを目的
とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のカラーバースト信号位相誤差検出回路は、L
ビットのディジタル信号で表現された映像信号を基準カ
ラーバースト信号の1/2周期単位で差分して差分信号
を得る手段と、基準カラーバースト信号の周波数の2倍
の周波数の第1のサンプリングパルスで差分信号を積分
してMビットの第1の積分信号を得る第1の積分手段
と、第1のサンプリングパルスとは180度位相が異な
る第2のサンプリングパルスで差分信号を積分してMビ
ットの第2の積分信号を得る第2の積分手段と、第1、
第2の積分信号の少なくとも一方がNビットで表現でき
なくなることを検出する比較手段と、第1の積分信号を
Nビットに縮小する第1のビット縮小手段と、第1の積
分信号を1/2 (M-N) 倍してNビットにする第1のビッ
トシフト手段と、第2の積分信号をNビットに縮小する
第2のビット縮小手段と、第2の積分信号を1/2
(M-N) 倍してNビットにする第2のビットシフト手段
と、第1のビット縮小手段の出力と第1のビットシフト
手段の出力のどちらかを選択する第1の選択手段と、第
2のビット縮小手段の出力と第2のビットシフト手段の
出力のどちらかを選択する第2の選択手段と、第1の選
択手段の出力と第2の選択手段の比を求める割算手段
と、割算手段の出力の逆正接を得る手段とを備えたカラ
ーバースト信号位相誤差検出回路である。
【0023】
【作用】本発明は前記した構成により、Mビットで表わ
されたふたつの積分信号の少なくとも一方がNビットで
表現できなくなったときはビットシフト手段の出力を選
択し、ふたつの積分信号がNビット以下で表現できると
きはビット縮小手段の出力を選択するので、入力映像信
号の振幅が増大して、積分信号がNビットで表現できな
くなっても、割算回路ではNビットどうしの演算の実行
で、カラーバースト信号の位相誤差を正しく検出するこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照しなが
ら説明する。
【0025】図1に示すように入力したアナログ映像信
号(a)はまずA/D変換器1でディジタル化されて差
分回路2で差分信号が求められる。差分信号は第1およ
び第2の積分回路3、4で積分され、積分回路の出力の
大きさを判定する比較回路5に入力するとともに、積分
回路の出力をビット縮小するビット縮小回路6、9に加
えられる。また、第1および第2の積分回路の出力はビ
ットシフト回路7、10でビットシフトされ、前記ビッ
ト縮小回路6、9の出力とビットシフト回路7、10の
出力は第1および第2の選択回路8、11で選択され
る。第1の選択回路8の出力と第2の選択回路11の出
力は割算回路12で割算され、その出力の逆正接を求め
るためにTan-1算出回路13に加えられる。また、基
準カラーバースト信号とサンプリングパルスをクロック
ジェネレータ14で発生している。各部の信号波形は従
来例の説明で用いた図4と同じである。
【0026】以上のように構成された本実施例のカラー
バースト信号位相誤差検出回路について、以下その動作
を説明する。
【0027】入力映像信号(a)は、クロックジェネレ
ータ14で生成される基準カラーバースト信号(b)の
4倍の周波数をもった書き込みクロックパルス(c)
(周期T)で、A/D変換器1において8ビットのディ
ジタル信号に変換する。そののち、差分回路2で2T前
の信号との差を取り差分信号を得る。
【0028】sin成分、cos成分を求めるため、第
1および第2の積分回路3、4でsin項積分パルス
(d)、およびcos項積分パルス(e)によりそれぞ
れ差分信号を積分する。たとえばsin成分では、si
n項積分パルス(d)の立ち上がりエッジでラッチして
遅延させ、正帰還させて積分している。第1および第2
の積分回路3,4は11ビットで構成された帰還ループ
で、積分回路自体は入力カラーバースト信号の振幅が
2.67倍になるまではオーバーフローしない。
【0029】しかしながら、11ビットのままでsin
成分とcos成分の割算を行なうと、割算回路12の回
路規模と演算時間が増大してしまう。
【0030】第1および第2の積分回路3,4は10ビ
ットでも振幅が1.33倍までならオーバーフローしな
い。そこで積分信号が10ビット以下で表現できると
き、すなわち−512〜+511のときは10ビットに
ビット縮小する。積分信号が2の補数、またはオフセッ
トバイナリで表現されていたとすると上位から2ビット
目を取り除いて10ビットにする。
【0031】積分信号が10ビット以下では表現できな
いとき、すなわち−513以下または+512以上のと
きは積分信号を2で割る、すなわちLSBを取り除き1
ビットシフトさせて10ビットにする。
【0032】ふたつの積分信号が両方とも10ビット以
下で表現できるときは、両方の出力をビット縮小で10
ビットにし、どちらか一方でも10ビット以下で表現で
きなくなったときは、両方の出力を1ビットシフトして
1/2にして10ビットにする。
【0033】sin成分とcos成分は割算回路12で
はそれぞれ分子と分母になるから両者に同じ処理をして
おけば割算の結果は変わらない。
【0034】積分信号が10ビット以下で表現できるか
どうかは、比較回路5で判定する。たとえば、ふたつの
積分信号が共に10ビット以下で表現できるときは’
0’、少なくとも一方が11ビット必要なときは’1’
を出力する。
【0035】ふたつの積分信号はビット縮小回路6、
9、ビットシフト回路7、10でそれぞれふたつの方法
で10ビットにしておき、第1および第2の選択回路
8、11は比較回路5の判定結果にもとづいていずれか
を選択する。すなわち、判定結果が’0’ならビット縮
小回路の出力を、’1’ならビットシフト回路の出力を
選択する。
【0036】割算回路12では10ビットのsin成分
とcos成分の割算を行い、tanθの値を得る。TA
-1算出回路13はtanθの値に対してROMテーブ
ルを参照してθの値を求める。
【0037】なお、本実施例では具体的に、8ビットで
A/D変換し、11ビットの積分信号を10ビットにし
て割算するように説明したが、一般的にLビット(Lは
正数)でA/D変換し、Mビットの積分信号をNビット
にして割算するように表現してもよい。
【0038】ふたつの積分信号がどちらもNビットで表
現できるときは、上位2ビット目から(M−N)ビット
を取り除いてNビットに縮小する。
【0039】少なくとも一方の出力がNビットで表現で
きないときは、下位の(M−N)ビットを取り除きNビ
ットにシフトする。
【0040】以上のように本実施例によれば、Mビット
で表わされたふたつの積分信号の少なくとも一方がNビ
ットで表現できなくなったときはビットシフト手段の出
力を選択し、ふたつの積分信号がNビット以下で表現で
きるときはビット縮小手段の出力を選択するので、入力
映像信号の振幅が増大して積分信号がNビットで表現で
きなくなっても、割算回路ではNビットどうしの演算を
実行して、カラーバースト信号の位相誤差を正しく検出
することができる。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明は割算回路の回路
規模増大や演算時間の増加といった弊害を招くことな
く、簡単な構成で振幅の増大に対応できる実用上、非常
に優れたカラーバースト信号位相誤差検出回路を実現で
きるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のカラーバースト信号位相誤差
検出回路のブロック図
【図2】カラーバースト信号位相誤差検出の原理を示す
波形図
【図3】従来のカラーバースト信号位相誤差検出回路の
ブロック図
【図4】従来のカラーバースト信号位相誤差検出回路の
動作を示す波形図
【図5】カラーバースト位相誤差検出回路の積分パルス
タイミングを示す波形図
【符号の説明】
1 A/D変換器 2 差分回路 3 第1の積分回路 4 第2の積分回路 5 比較回路 6、9 ビット縮小回路 7、10 ビットシフト回路 8 第1の選択回路 11 第2の選択回路 12 割算回路 13 Tan-1算出回路 14 クロックジェネレータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 時和 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 古賀 文明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Lビット(Lは正数)のディジタル信号で
    表現された映像信号を基準カラーバースト信号の1/2
    周期単位で差分して差分信号を得る手段と、基準カラー
    バースト信号の周波数の2倍の周波数の第1のサンプリ
    ングパルスで差分信号を積分してMビット(Mは正数)
    の第1の積分信号を得る第1の積分手段と、第1のサン
    プリングパルスとは180度位相が異なる第2のサンプ
    リングパルスで差分信号を積分してMビットの第2の積
    分信号を得る第2の積分手段と、第1、第2の積分信号
    の少なくとも一方がNビット(Nは正数、N<M)で表
    現できなくなることを検出する比較手段と、第1の積分
    信号をNビットに縮小する第1のビット縮小手段と、第
    1の積分信号を1/2 (M-N) 倍してNビットにする第1
    のビットシフト手段と、第2の積分信号をNビットに縮
    小する第2のビット縮小手段と、第2の積分信号を1/
    (M-N) 倍してNビットにする第2のビットシフト手段
    と、第1のビット縮小手段の出力と第1のビットシフト
    手段の出力のどちらかを選択する第1の選択手段と、第
    2のビット縮小手段の出力と第2のビットシフト手段の
    出力のどちらかを選択する第2の選択手段と、第1の選
    択手段の出力と第2の選択手段の出力の比を求める割算
    手段と、割算手段の出力の逆正接を得る手段とを有し、
    第1、第2の積分信号の少なくとも一方がNビットで表
    現できなくなったときは第1、第2の選択手段でビット
    シフト手段の出力を選択し、第1、第2の積分信号がと
    もにNビット以下で表現できるときはビット縮小手段の
    出力を選択するように構成したカラーバースト信号位相
    誤差検出回路。
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