JP2733706B2 - 鉄筋コンクリート梁構造 - Google Patents

鉄筋コンクリート梁構造

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JP2733706B2 JP2129308A JP12930890A JP2733706B2 JP 2733706 B2 JP2733706 B2 JP 2733706B2 JP 2129308 A JP2129308 A JP 2129308A JP 12930890 A JP12930890 A JP 12930890A JP 2733706 B2 JP2733706 B2 JP 2733706B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は半PC梁を使用した鉄筋コンクリート梁に係る
ものである。
(従来の技術) 鉄筋コンクリート構造の建物をプレキヤスト化する場
合、量の重量軽減のために同梁のコンクリート躯体部を
くりぬいた半PC梁を所定位置に架設したのち、同半PC梁
の内腔部に現場打ちコンクリートを充填する工法が一般
に行なわれている。
この場合、半PC梁(a)のコンクリート躯体に埋設さ
れたスターラツプ(b)の両側垂直部片上端部は、躯体
の頂面より突設されるとともに、上端筋(C)と緊結す
るために135゜の角度を以ってフツク(b′)が曲成さ
れている。
更に前記半PC梁(a)の内腔部の内側面には、後打ち
コンクリート(d)との一体性を確保するため内面コツ
ター(e)が成型される。このため半PC梁成型時に内型
枠が必要となる。
また半PC梁(a)の上面には後打ちコンクリートとの
一体性を確保するため、粗面部(f)が形成される。
(第4図参照) 図中(g)は後付けスターラツプ、(h)は半PC梁
(a)上に打設されるスラブ、(i)は下端筋である。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら前記半PC梁より突出したフツク付きのス
ターラツプは、半PC梁形成型時において、内型枠を脱型
する際に邪魔になり、また打継ぎとなる前記半PC梁の上
端面に粗面仕上げを施し難いという問題点があった。
本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案さ
れたもので、その目的とする処は、半PC梁製作時の型枠
の脱型及び同半PC梁上端面の粗面加工が容易に行なわ
れ、現場施工時の作業性が向上された鉄筋コンクリート
梁構造を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため、本発明に係る鉄筋コンク
リート梁躯体内に梁主筋を埋設するとともに、スターラ
ップを前記梁躯体上端より突出させることなく埋設して
なるU形半PC梁躯体の内腔部に、逆U形後付けスターラ
ップがその一部が前記内腔部に嵌入されるとともに、梁
上端筋が配筋され、前記後付けスターラップの頂部に水
平部片の両端部より夫々側部片を、下方に至るに伴って
相対する同両側部片の間隔が狭まるように折り曲げてな
るキャップタイを並設し、同キャップタイの前記後付け
スターラップの折り曲げ角部を超えて伸びる両折り曲げ
角部にコンクリート梁躯体内に埋設された前記した梁上
端筋を抱持するとともに、前記半PC梁の内腔部及びスラ
ブにコンクリートが打設されて構成されている。
(作用) 本発明によれば半PC梁に埋設されるスターラツプを同
半PC梁のコンクリート躯体頂面より突出させることな
く、スターラツプ全体を同躯体内に埋設したことによっ
て、半PC梁成型時における内型枠の脱型が容易に行なわ
れ、また半PC梁の上端面の粗面仕上げが容易に行なわれ
る。
また前記半PC梁を所定位置にセツトし、同半PC梁の内
腔部に逆U形の後付けスターラツプを嵌入するととも
に、同後付けスターラツプの一部を前記内腔部より突出
せしめ、且つ梁上端筋を後付けスターラツプと一体に組
立てて配筋することによって、従来工法のようにフツク
を曲成したスターラツプの中に上端筋を入れて所定位置
に動かすという面倒な作業がなくなる。
かくして後付けスターラツプ及び梁上端筋を配筋した
のち、前記半PC梁の内腔部及びスラブのコンクリートを
打設することによって、同後打ちコンクリートが前記後
付けスターラツプ及び梁上端筋を介して半PC梁と一体化
される。
(実施例) 以下本発明を図示の実施例について説明する。
(A)はU形半PC梁で、梁下端筋(1)及びスターラ
ツプ(2)が埋設されている。この際同スターラツプ
(2)は、従来のように両側上端フツク部が、梁コンク
リート躯体の頂面より突出することなく、スターラツプ
(2)全体が同梁躯体に埋設されている。前記躯体の内
腔部における内側面にはコツター(3)が成型されてい
る。
図示の実施例によればこのように、スターラツプ
(2)のフツク付き上端部がコンクリート梁躯体の上端
面より突出していないので、半PC梁製造時における内型
枠の脱形が容易に行なわれるとともに、コンクリート梁
躯体の上端面の粗面部(4)が容易に施工できる。
前記半PC梁(A)を所定位置にセツトしたのち、同半
PC梁の内腔部に逆U形後付けスターラツプ(5)をその
一部が前記内腔部上に突出するように嵌入する。
このように縦のスターラツプは、プレキヤスト部に埋
設されたスターラツプ(2)と、後打ち部における後付
けスターラツプ(5)とより構成されるが、両スターラ
ツプ(2)(5)にフツクを曲成して重ね継手を形成す
ることによって一体化させることができる。
また梁上端筋(6)はプレキヤスト部に組込むことも
できるが、別途前記逆U字形後付けスターラツプ(5)
と一体に組立てることができ、かくして従来工法におけ
る如きスターラツプのフツク部の中に上端筋を入れて所
定位置に動かすという面倒な作業がなくなり、施工時に
おける省力化に役立つ。
而して前記のように半PC梁(A)を所定位置にセツト
し、後付けスターラツプ(5)及び梁上端筋(6)を配
筋したのち、前記半PC梁(A)の内腔部及びスラブ
(B)に後打ちコンクリート(7)を打設することによ
って同後打ちコンクリートと半PC梁とを一体化するもの
である。
図示の実施例によれば梁上端筋(6)が半PC梁(A)
の梁コンクリート躯体内に組込まれていないため、パネ
ルゾーン内での鉄筋の納まりが容易になり、施工能率が
向上する。
なお絶機実施例においては、後打ち部に挿入される後
付けスターラツプ(5)は従来工法の場合より幅が狭く
なるという問題が生じるが、同スターラツプ(5)の頂
部に水平部片の両端部より夫々側部片を、下方に至るに
伴って相対する同両側部片の間隔が狭まるように折り曲
げてなるキャップタイ(8)を添接して、同キヤツプタ
イ(8)の両端に配設した梁上端筋(5)を同キヤツプ
タイ(8)によって抱持することによって対処すること
ができる。
第2図は前記半PC梁(A)にコンクリート壁(C)が
取合う場合を示し、半PC梁(A)における内腔部の底部
に、梁の長手方向に亘って開口部(9)を列設し、同開
口部(9)に前記壁(C)の壁筋(10)を貫通させ、前
記半PC梁(A)の内腔部に後打ちコンクリート(11)を
打設することによって、前記半PC梁(A)とコンクリー
ト壁(C)とを一体化するものである。図中前記実施例
と均等部分には同一符号が附されている。
なお前記壁(C)は型枠を用いた従来の現場打ちコン
クリートによる工法で施工してもよいが、プレキヤスト
コンクリート壁とすることもできる。
なお第3図は半PC梁(A)を挟んで上下階のコンクリ
ート壁(C1)(C2)が連設された場合を示し、上下階の
コンクリート壁(C1)(C2)の壁筋(10)を前記開口部
(9)を介して半PC梁(A)を縦貫せしめるものであ
る。
図中前記各実施例と均等部分には同一符号が附されて
いる。
(発明の効果) 本発明によれば前記したように、コンクリート梁躯体
内に梁主筋を埋設するとともに、スターラツプを前記コ
ンクリート梁躯体上端より突出させることなく全体をコ
ンクリート梁躯体に埋設せしめてU形の半PC梁を構成し
たことによって、同半PC梁製作時の型枠の脱型を容易な
らしめ、省力化を図ることができる。また前記半PC梁の
梁躯体上端面の粗面加工が容易になり、施工性が向上さ
れる。更に現場での上端筋の配筋が容易になり、施工性
が向上する。
更にまた本発明によれば、前記半PC梁の内腔部に逆U
形後付けスターラツプをその一部が前記内腔部より突出
するように嵌入するとともに、梁上端筋を配筋し、前記
半PC梁の内腔部及びスラブのコンクリートを打設するこ
とにより、同後打ちコンクリートと前記半PC梁との一体
化を図ることができる。
また本発明によれば、前記後付けスターラツプの頂部
に形キヤツプタイを並設したことによって、同キヤツ
プタイの両側に梁上端筋を配筋することができ、前記後
付けスターラツプが従来工法のスターラツプより幅が狭
くなるという問題点に対処しうるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る鉄筋コンクリート梁構造の一実施
例を示す縦断面図、第2図及び第3図は夫々半PC梁にコ
ンクリート壁を接合した実施例を示す縦断面図、第4図
は従来の鉄筋コンクリート梁構造の縦断面図である。 (A)……半PC梁、(B)……スラブ、 (C)……コンクリート壁、(1)……梁下端筋、 (2)……スターラツプ、(3)……コツター、 (4)……粗面部、 (5)……後付けスターラツプ、 (6)……梁上端筋、 (7)……後打ちコンクリート、 (8)……キヤツプタイ、(9)……開口部、 (10)……壁筋、 (11)……後打ちコンクリート。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 上床 実 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 田村 幸一 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 上田 一男 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 川井 泰彦 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (72)発明者 佐々木 晴夫 東京都新宿区西新宿1丁目25番1号 大 成建設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−142141(JP,A) 実開 昭52−18513(JP,U) 実開 昭56−75230(JP,U)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンクリート梁躯体内に梁主筋を埋設する
    とともに、スターラップを前記梁躯体上端より突出させ
    ることなく埋設してなるU形半PC梁躯体の内腔部に、逆
    U形後付けスターラップがその一部が前記内腔部に嵌入
    されるとともに、梁上端筋が配筋され、前記後付けスタ
    ーラップの頂部に水平部片の両端部より夫々側部片を、
    下方に至るに伴って相対する同両側部片の間隔が狭まる
    ように折り曲げてなるキャップタイを並設し、同キャッ
    プタイの前記後付けスターラップの折り曲げ角部を超え
    て伸びる両折り曲げ角部にコンクリート梁躯体内に埋設
    された前記した梁上端筋を抱持するとともに、前記半PC
    梁の内腔部及びスラブにコンクリートが打設されてなる
    鉄筋コンクリート梁構造。
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