JPH07116749B2 - 半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部 - Google Patents
半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部Info
- Publication number
- JPH07116749B2 JPH07116749B2 JP2152964A JP15296490A JPH07116749B2 JP H07116749 B2 JPH07116749 B2 JP H07116749B2 JP 2152964 A JP2152964 A JP 2152964A JP 15296490 A JP15296490 A JP 15296490A JP H07116749 B2 JPH07116749 B2 JP H07116749B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- wall
- precast
- pillar
- concrete
- semi
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は型枠兼用のプレキャストコンクリート部材と現
場打ちコンクリート(鉄筋コンクリートを含む)とから
構成される半プレキャストRC造建築物の柱または梁と壁
の接合部に関するものである。
場打ちコンクリート(鉄筋コンクリートを含む)とから
構成される半プレキャストRC造建築物の柱または梁と壁
の接合部に関するものである。
工期を短縮する目的や、専門の型枠大工の不足などの理
由でプレキャスト部材あるいは半プレキャスト部材を用
いた省力化工法が種々開発されている。また、出願人は
ラーメンプレハブ工法の一つとして、先に特願平2−76
195号において、プレキャストコンクリート製梁及びそ
の施工方法を提案している。
由でプレキャスト部材あるいは半プレキャスト部材を用
いた省力化工法が種々開発されている。また、出願人は
ラーメンプレハブ工法の一つとして、先に特願平2−76
195号において、プレキャストコンクリート製梁及びそ
の施工方法を提案している。
一方、主として壁構造については、壁方法の内外面を構
成し、縦横に開放部を有する中空のコンクリートブロッ
クを用いた工法があり、空洞部に鉄筋を通すなどして、
現場打ちコンクリートにより一体化する工法が知られて
いる(例えば、特開昭62−1961号公報、特開昭62−1034
8号公報、特開昭62−107135公報参照)。
成し、縦横に開放部を有する中空のコンクリートブロッ
クを用いた工法があり、空洞部に鉄筋を通すなどして、
現場打ちコンクリートにより一体化する工法が知られて
いる(例えば、特開昭62−1961号公報、特開昭62−1034
8号公報、特開昭62−107135公報参照)。
上述したラーメンプレハブ工法では柱、梁、あるいはこ
れらの一部として、プレキャストコンクリート部材を用
いて省力化工法としている。しかし、耐震壁があるプラ
ンの場合には柱・梁架構と耐震壁との取合いが難しいと
いう問題がある。
れらの一部として、プレキャストコンクリート部材を用
いて省力化工法としている。しかし、耐震壁があるプラ
ンの場合には柱・梁架構と耐震壁との取合いが難しいと
いう問題がある。
また、耐震壁を多数のコンクリートブロックとその内部
に打設されるコンクリートとで構成する工法において
は、柱・梁架構は現場打ちであり、型枠工事が必要であ
る。
に打設されるコンクリートとで構成する工法において
は、柱・梁架構は現場打ちであり、型枠工事が必要であ
る。
本発明は従来技術における上述のような問題点の解決を
図ったものである。
図ったものである。
本発明はプレキャストコンクリート部材と、現場打ちコ
ンクリートとで構成される半プレキャストRC造建築物に
おいて、柱、梁、壁や必要に応じ床についても、型枠兼
用のプレキャスト部材を用い、省力化を図るとともに、
その一体化を確実にするものである。
ンクリートとで構成される半プレキャストRC造建築物に
おいて、柱、梁、壁や必要に応じ床についても、型枠兼
用のプレキャスト部材を用い、省力化を図るとともに、
その一体化を確実にするものである。
柱または梁と壁との接合部については、柱型枠または梁
型枠兼用のプレキャストコンクリート部材と、壁本体の
内外面を構成する型枠ブロックとで囲まれるコンクリー
ト充填空間を形成し、この充填空間にコンクリートを打
設することにより、柱または梁と壁を一体化する。な
お、ここでいう型枠ブロックは壁の厚さ方向内側にコン
クリート充填用の空洞部を有するブロックであり、壁本
体の内外面を構成し、空洞部に配筋を通すなどしてコン
クリートを充填することにより、ブロックを捨て型枠と
して壁を構成するものである。
型枠兼用のプレキャストコンクリート部材と、壁本体の
内外面を構成する型枠ブロックとで囲まれるコンクリー
ト充填空間を形成し、この充填空間にコンクリートを打
設することにより、柱または梁と壁を一体化する。な
お、ここでいう型枠ブロックは壁の厚さ方向内側にコン
クリート充填用の空洞部を有するブロックであり、壁本
体の内外面を構成し、空洞部に配筋を通すなどしてコン
クリートを充填することにより、ブロックを捨て型枠と
して壁を構成するものである。
柱や梁の捨て型枠としてのプレキャストコンクリート部
材としては、断面凹字状の非充腹断面の部材やこれに柱
または梁の主筋、フープ筋またはスターラップなどを一
部埋め込んだもの、充腹断面で、壁との取合い部におけ
る配筋の一部を露出させた形状のものなどが利用でき、
プレキャスト部材としての重量を軽減するとともに、捨
て型枠として現場打ちコンクリートと一体化される。
材としては、断面凹字状の非充腹断面の部材やこれに柱
または梁の主筋、フープ筋またはスターラップなどを一
部埋め込んだもの、充腹断面で、壁との取合い部におけ
る配筋の一部を露出させた形状のものなどが利用でき、
プレキャスト部材としての重量を軽減するとともに、捨
て型枠として現場打ちコンクリートと一体化される。
本発明における壁は柱として耐震壁を想定しており、上
述した型枠ブロックは、壁全体に使用することもできる
し、柱または梁との接合部近傍のみ用い、それ以外の部
分は現場で型枠を組んで、現場打ちコンクリートとして
もよい。
述した型枠ブロックは、壁全体に使用することもできる
し、柱または梁との接合部近傍のみ用い、それ以外の部
分は現場で型枠を組んで、現場打ちコンクリートとして
もよい。
また、さらに型枠工事などの省力化を図るためには、床
スラブも半プレキャストRC造とすることが考えられ、そ
の場合は例えば型枠兼用のプレキャストコンクリート板
上に現場打ちコンクリートを打設したものとすることが
できる。
スラブも半プレキャストRC造とすることが考えられ、そ
の場合は例えば型枠兼用のプレキャストコンクリート板
上に現場打ちコンクリートを打設したものとすることが
できる。
次に、本発明を添付した図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の半プレキャストRC造建築物の柱または
梁と壁の接合部を概念的に示したもので、図の例では柱
Aおよび梁Bの捨て型枠として、それぞれコンクリート
製のプレキャスト部材1,4を用い、耐震壁Cにはその内
外面を構成する型枠ブロック7を用いている。柱A、梁
Bと耐震壁Cの接合部においては、プレキャスト部材1,
4と型枠ブロック7を連続させてコンクリート充填空間1
1を形成するとともに、配筋を行い(配筋の一部はあら
かじめプレキャスト部材1,4に埋め込んでおくこともで
きる)、コンクリート12の打設により柱A、梁Bおよび
耐震壁Cを一体化する。また、床Dについても、プレキ
ャスト板10上にコンクリート12を打設した半プレキャス
ト構造とすることにより、全体として大幅な省力化を図
った半プレキャストRC造建築物となる。
梁と壁の接合部を概念的に示したもので、図の例では柱
Aおよび梁Bの捨て型枠として、それぞれコンクリート
製のプレキャスト部材1,4を用い、耐震壁Cにはその内
外面を構成する型枠ブロック7を用いている。柱A、梁
Bと耐震壁Cの接合部においては、プレキャスト部材1,
4と型枠ブロック7を連続させてコンクリート充填空間1
1を形成するとともに、配筋を行い(配筋の一部はあら
かじめプレキャスト部材1,4に埋め込んでおくこともで
きる)、コンクリート12の打設により柱A、梁Bおよび
耐震壁Cを一体化する。また、床Dについても、プレキ
ャスト板10上にコンクリート12を打設した半プレキャス
ト構造とすることにより、全体として大幅な省力化を図
った半プレキャストRC造建築物となる。
第2図(a),(b)は本発明の内壁部分への適用例を
示したものである(配筋および現場打ちコンクリートは
省略)。
示したものである(配筋および現場打ちコンクリートは
省略)。
第2図(a)は梁位置の鉛直断面であり、向かい合わせ
に配置した断面L字型の梁プレキャスト部材4と梁Bの
下側の耐震壁C(内壁)を構成する型枠ブロック7とで
コンクリート充填空間11を形成している。
に配置した断面L字型の梁プレキャスト部材4と梁Bの
下側の耐震壁C(内壁)を構成する型枠ブロック7とで
コンクリート充填空間11を形成している。
第2図(b)は柱位置の水平断面であり、同様に向かい
合わせに配置した断面コ字型の柱プレキャスト部材1と
柱Aの両側の耐震壁Cを構成する型枠ブロック7とでコ
ンクリート充填空間11を形成している。
合わせに配置した断面コ字型の柱プレキャスト部材1と
柱Aの両側の耐震壁Cを構成する型枠ブロック7とでコ
ンクリート充填空間11を形成している。
第3図(a),(b)は本発明の外壁部分への適用例を
示したものである(配筋および現場打ちコンクリートは
省略)。
示したものである(配筋および現場打ちコンクリートは
省略)。
第3図(a)は梁位置の鉛直断面であり、室内側位置に
配置した断面L字型の梁プレキャスト部材4と梁Bの下
側の耐震壁C(外壁)を構成する型枠ブロック7とでコ
ンクリート充填空間11を形成している。
配置した断面L字型の梁プレキャスト部材4と梁Bの下
側の耐震壁C(外壁)を構成する型枠ブロック7とでコ
ンクリート充填空間11を形成している。
第3図(b)は柱位置の水平断面であり、同様に室内側
位置に配置した断面コ字型の柱プレキャスト部材1と柱
Aの両側の耐震壁Cを構成する型枠ブロック7とでコン
クリート充填空間11を形成している。
位置に配置した断面コ字型の柱プレキャスト部材1と柱
Aの両側の耐震壁Cを構成する型枠ブロック7とでコン
クリート充填空間11を形成している。
第4図(a),(b)は本発明の外壁部分への他の適用
例を示したものである。この例では柱Aの室外側位置に
平型ブロック13を配して、柱プレキャスト部材1または
梁プレキャスト部材4と、型枠ブロック7および平型ブ
ロック13で囲まれるコンクリート充填空間11を形成して
いる。
例を示したものである。この例では柱Aの室外側位置に
平型ブロック13を配して、柱プレキャスト部材1または
梁プレキャスト部材4と、型枠ブロック7および平型ブ
ロック13で囲まれるコンクリート充填空間11を形成して
いる。
第5図〜第9図は本発明を外壁部分へ適用した場合の具
体的な実施例を示したものである。
体的な実施例を示したものである。
第5図(a)〜(c)は外壁厚が比較的小さい場合であ
り、型枠ブロック7によって構成される耐震壁C内に
は、従来の型枠ブロック工法と同様に縦筋8および横筋
9が挿入され、柱Aおよび梁Bとの取合い位置では柱A
および梁Bの配筋(柱主筋2、フープ筋3、梁主筋5、
スターラップ6など)と交差する。
り、型枠ブロック7によって構成される耐震壁C内に
は、従来の型枠ブロック工法と同様に縦筋8および横筋
9が挿入され、柱Aおよび梁Bとの取合い位置では柱A
および梁Bの配筋(柱主筋2、フープ筋3、梁主筋5、
スターラップ6など)と交差する。
第5図(a)において、梁Bの配筋はその一部が断面L
字型の梁プレキャスト部材4にあらかじめ埋め込まれて
いる。また、第5図(b)において、柱プレキャスト部
材1はコンクリートのかぶり厚程度以下の薄肉の部材と
し、通常の型枠ブロックを一部切欠いた形状の型枠ブロ
ック7aとで、コンクリート充填空間11を形成し、その内
部に柱主筋2およびフープ筋3を耐震壁Cの横筋9と交
差させて配置している。第5図(c)は型枠ブロック7a
と縦筋8および横筋9の位置関係(型枠ブロック7の場
合も同様)を示したもので、横筋9は型枠ブロック7a上
部の溝14内に納まるようになっている。
字型の梁プレキャスト部材4にあらかじめ埋め込まれて
いる。また、第5図(b)において、柱プレキャスト部
材1はコンクリートのかぶり厚程度以下の薄肉の部材と
し、通常の型枠ブロックを一部切欠いた形状の型枠ブロ
ック7aとで、コンクリート充填空間11を形成し、その内
部に柱主筋2およびフープ筋3を耐震壁Cの横筋9と交
差させて配置している。第5図(c)は型枠ブロック7a
と縦筋8および横筋9の位置関係(型枠ブロック7の場
合も同様)を示したもので、横筋9は型枠ブロック7a上
部の溝14内に納まるようになっている。
第6図(a),(b)は第5図(a)〜(c)の場合よ
り外壁厚が幾分大きい場合であり、本実施例では柱プレ
キャスト部材1はコンクリートのかぶり厚程度の部材と
し、柱プレキャスト部材1に柱Aの配筋としてのフープ
筋3を内蔵させた形となっている。
り外壁厚が幾分大きい場合であり、本実施例では柱プレ
キャスト部材1はコンクリートのかぶり厚程度の部材と
し、柱プレキャスト部材1に柱Aの配筋としてのフープ
筋3を内蔵させた形となっている。
第7図(a),(b)は外壁厚が比較的小さい場合にお
いて、柱プレキャスト部材1に柱Aの配筋としての主筋
2およびフープ筋3を内蔵させた場合である。耐震壁C
について、図では柱プレキャスト部材1との取合い部分
にのみ、型枠ブロック7aを用い、その他の部分は現場打
ちコンクリートとしているが、第5図(a)〜(c)の
ように耐震壁C全体について型枠ブロック7を用いても
よい。
いて、柱プレキャスト部材1に柱Aの配筋としての主筋
2およびフープ筋3を内蔵させた場合である。耐震壁C
について、図では柱プレキャスト部材1との取合い部分
にのみ、型枠ブロック7aを用い、その他の部分は現場打
ちコンクリートとしているが、第5図(a)〜(c)の
ように耐震壁C全体について型枠ブロック7を用いても
よい。
第8図(a),(b)は第5図(a)〜(c)、第7図
(a),(b)の場合より外壁厚が幾分大きい場合であ
り、上述の実施例では柱プレキャスト部材1が非充腹断
面であったのに対し、本実施例ではフープ筋3の一部を
露出させた充腹断面としている。その分、柱プレキャス
ト部材1の重量が大きくなるが、配筋作業や現場打ちコ
ンクリートの打設などにおける省力化が図れる。本実施
例の場合も耐震壁C全体について、型枠ブロック7を用
いた構造とすることができる。
(a),(b)の場合より外壁厚が幾分大きい場合であ
り、上述の実施例では柱プレキャスト部材1が非充腹断
面であったのに対し、本実施例ではフープ筋3の一部を
露出させた充腹断面としている。その分、柱プレキャス
ト部材1の重量が大きくなるが、配筋作業や現場打ちコ
ンクリートの打設などにおける省力化が図れる。本実施
例の場合も耐震壁C全体について、型枠ブロック7を用
いた構造とすることができる。
第9図(a)〜(c)は外壁厚がさらに大きい場合であ
り、耐震壁Cの断面において、壁配筋としての縦筋8お
よび横筋9がそれぞれ2列に配筋されている。本実施例
においても柱プレキャスト部材1は充腹断面とし、第8
図(a),(b)の場合より配筋が多くなっている。ま
た、耐震壁C全体について、型枠ブロック7を用いた構
造とすることもできる。
り、耐震壁Cの断面において、壁配筋としての縦筋8お
よび横筋9がそれぞれ2列に配筋されている。本実施例
においても柱プレキャスト部材1は充腹断面とし、第8
図(a),(b)の場合より配筋が多くなっている。ま
た、耐震壁C全体について、型枠ブロック7を用いた構
造とすることもできる。
第10図は外柱位置における施工時のプレキャスト部材の
押さえの例を示したものである。図中、15で指示される
2点鎖線は柱プレキャスト部材1と型枠ブロック7a間の
セパレーターの設置位置を示したものであり、このよう
にして組まれた柱プレキャスト部材1と型枠ブロック7a
間の充填空間11および耐震壁C部分野型枠ブロック7間
に現場打ちコンクリートが打設される。また、図中16は
型枠ブロック7の外表面にあらかじめ形成された化粧リ
ブである。
押さえの例を示したものである。図中、15で指示される
2点鎖線は柱プレキャスト部材1と型枠ブロック7a間の
セパレーターの設置位置を示したものであり、このよう
にして組まれた柱プレキャスト部材1と型枠ブロック7a
間の充填空間11および耐震壁C部分野型枠ブロック7間
に現場打ちコンクリートが打設される。また、図中16は
型枠ブロック7の外表面にあらかじめ形成された化粧リ
ブである。
第11図は内壁位置におけるたの実施例を示したもので、
第2図(a)のように断面L字型の梁プレキャスト部材
4向かい合わせに配置する代わりに断面U字型のプレキ
ャスト部材4を用いた場合である。この場合、耐震壁C
を構成する型枠ブロック7へのコンクリート充填のため
の孔17が必要となる。
第2図(a)のように断面L字型の梁プレキャスト部材
4向かい合わせに配置する代わりに断面U字型のプレキ
ャスト部材4を用いた場合である。この場合、耐震壁C
を構成する型枠ブロック7へのコンクリート充填のため
の孔17が必要となる。
〔発明の効果〕 本発明の半プレキャストRC造建築物の柱または梁と
壁の接合部は柱または梁の一部を構成する型枠兼用のプ
レキャスト部材と、壁本体の内外面を構成する型枠ブロ
ックとで、コンクリート充填空間を形成して、現場打ち
コンクリートを打設するものであり、柱、梁のプレハブ
工法と型枠ブロック工法の両者の利点を有するととも
に、これらの取合い位置が単純な構造となり、現場打ち
コンクリートにより、これらの一体性が確保される。
壁の接合部は柱または梁の一部を構成する型枠兼用のプ
レキャスト部材と、壁本体の内外面を構成する型枠ブロ
ックとで、コンクリート充填空間を形成して、現場打ち
コンクリートを打設するものであり、柱、梁のプレハブ
工法と型枠ブロック工法の両者の利点を有するととも
に、これらの取合い位置が単純な構造となり、現場打ち
コンクリートにより、これらの一体性が確保される。
従って、現場における型枠作業が大幅に減少し、省
力化が図れ、工期も短縮される。
力化が図れ、工期も短縮される。
少なくとも耐震壁と柱または梁との取合い位置に型
枠ブロックを用いることにより、柱・梁架構と耐震壁と
の一体化が図れる。
枠ブロックを用いることにより、柱・梁架構と耐震壁と
の一体化が図れる。
半プレキャストの柱・梁架構と耐震壁との一体化に
より、合理的な設計が可能となる。
より、合理的な設計が可能となる。
床部分についても型枠兼用のプレキャストコンクリ
ート板上に現場打ちコンクリートを打設する構成とすれ
ば、建物全体について大幅な省力化が図れる。
ート板上に現場打ちコンクリートを打設する構成とすれ
ば、建物全体について大幅な省力化が図れる。
第1図は本発明の半プレキャストRC造建築物の柱または
梁と壁の接合部の概要を示す断面斜視図、第2図
(a),(b)はそれぞれ本発明の内壁部分への適用例
を示す梁位置の鉛直断面図および柱部分の水平断面図、
第3図(a),(b)はそれぞれ本発明の外壁部分への
適用例を示す梁位置の鉛直断面図および柱部分の水平断
面図、第4図(a),(b)はそれぞれ本発明の外壁部
分への他の適用例を示す梁位置の鉛直断面図および柱部
分の水平断面図、第5図〜第9図は本発明のそれぞれ異
なる実施例を示したもので、第5図(a)、第6図
(a)、第7図(a)、第8図(a)および第9図
(a)は梁位置の鉛直断面図、第5図(b)、第6図
(b)、第7図(b)、第8図(b)および第9図
(b)は柱位置の水平断面図、第5図(c)および第9
図(c)はそれぞれ第5図(b)および第9図(b)の
I−I断面図およびII−II断面図、第10図は外柱位置に
おける施工時のプレキャスト部材の押さえの例を示す鉛
直断面図、第11図は内壁位置における本発明の適用例を
示す断面斜視図である。 A…柱、B…梁、C…壁、D…床、1…柱プレキャスト
部材、2…柱主筋、3…柱フープ筋、4…梁プレキャス
ト部材、5…梁主筋、6…スターラップ、7…型枠ブロ
ック、8…壁縦筋、9…壁横筋、10…床プレキャスト部
材、11…充填空間、12…コンクリート、13…平型ブロッ
ク、14…溝、15…セパレーター、16…化粧リブ、17…孔
梁と壁の接合部の概要を示す断面斜視図、第2図
(a),(b)はそれぞれ本発明の内壁部分への適用例
を示す梁位置の鉛直断面図および柱部分の水平断面図、
第3図(a),(b)はそれぞれ本発明の外壁部分への
適用例を示す梁位置の鉛直断面図および柱部分の水平断
面図、第4図(a),(b)はそれぞれ本発明の外壁部
分への他の適用例を示す梁位置の鉛直断面図および柱部
分の水平断面図、第5図〜第9図は本発明のそれぞれ異
なる実施例を示したもので、第5図(a)、第6図
(a)、第7図(a)、第8図(a)および第9図
(a)は梁位置の鉛直断面図、第5図(b)、第6図
(b)、第7図(b)、第8図(b)および第9図
(b)は柱位置の水平断面図、第5図(c)および第9
図(c)はそれぞれ第5図(b)および第9図(b)の
I−I断面図およびII−II断面図、第10図は外柱位置に
おける施工時のプレキャスト部材の押さえの例を示す鉛
直断面図、第11図は内壁位置における本発明の適用例を
示す断面斜視図である。 A…柱、B…梁、C…壁、D…床、1…柱プレキャスト
部材、2…柱主筋、3…柱フープ筋、4…梁プレキャス
ト部材、5…梁主筋、6…スターラップ、7…型枠ブロ
ック、8…壁縦筋、9…壁横筋、10…床プレキャスト部
材、11…充填空間、12…コンクリート、13…平型ブロッ
ク、14…溝、15…セパレーター、16…化粧リブ、17…孔
Claims (5)
- 【請求項1】プレキャストコンクリート部材と、現場打
ちコンクリートとで構成される半プレキャストRC造建築
物において、柱または梁と壁との接合部に、前記柱また
は梁の一部を構成する型枠兼用のプレキャストコンクリ
ート部材と、厚さ方向内側に配筋およびコンクリート充
填用の空洞部を有し、壁本体の内外面を構成する型枠ブ
ロックとで囲まれるコンクリート充填空間を形成し、該
充填空間に現場打ちコンクリートを打設することによ
り、前記柱または梁と壁を一体化したことを特徴とする
半プレキャストRC造建築物の柱または梁と壁の接合部。 - 【請求項2】前記プレキャストコンクリート部材には、
柱または梁の配筋としての鉄筋があらかじめ一体化され
ている請求項1記載の半プレキャストRC造建築物の柱ま
たは梁と壁の接合部。 - 【請求項3】前記壁は前記柱または梁との接合部近傍の
みに前記型枠ブロックを用い、それ以外の部分は現場打
ちコンクリートにより形成される請求項1または2記載
の半プレキャストRC造建築物の柱または梁と壁の接合
部。 - 【請求項4】前記壁は実質的に壁全体について、前記型
枠ブロックを用い、前記充填空間および隣接する型枠ブ
ロック間で縦横に連続する前記空洞部に現場打ちコンク
リートを打設することにより、前記柱または梁と壁を一
体化している請求項1または2記載の半プレキャストRC
造建築物の柱または梁と壁の接合部。 - 【請求項5】前記柱および梁間に形成される床スラブ
は、型枠兼用のプレキャストコンクリート板上に現場打
ちコンクリートを打設したものである請求項1、2、3
または4記載の半プレキャストRC造建築物の柱または梁
と壁の接合部。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2152964A JPH07116749B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2152964A JPH07116749B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0444550A JPH0444550A (ja) | 1992-02-14 |
JPH07116749B2 true JPH07116749B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=15552009
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2152964A Expired - Lifetime JPH07116749B2 (ja) | 1990-06-12 | 1990-06-12 | 半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07116749B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014022884A1 (en) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | Nandor Koszo | A wall assembly and a building structure including the wall assembly |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100650017B1 (ko) * | 2005-01-19 | 2006-11-27 | 주식회사 제이지비 | 에스아이비공법 건축물 시공방법 |
ITUB20169971A1 (it) * | 2016-01-14 | 2017-07-14 | Flex House Srl | Sistema e procedimento per la costruzione di un edificio in calcestruzzo armato |
KR101985676B1 (ko) * | 2016-12-21 | 2019-06-04 | (주)세기산업 | 3차원 프린트를 이용한 콘크리트 구조물의 제조방법 |
-
1990
- 1990-06-12 JP JP2152964A patent/JPH07116749B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2014022884A1 (en) * | 2012-08-07 | 2014-02-13 | Nandor Koszo | A wall assembly and a building structure including the wall assembly |
US9856639B2 (en) | 2012-08-07 | 2018-01-02 | Nandor Koszo | Wall assembly and a building structure including the wall assembly |
AU2013302214B2 (en) * | 2012-08-07 | 2018-01-18 | Nandor Koszo | A wall assembly and a building structure including the wall assembly |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0444550A (ja) | 1992-02-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH07116749B2 (ja) | 半プレキャストrc造建築物の柱または梁と壁の接合部 | |
JP3315492B2 (ja) | 床梁構法 | |
JPH11270146A (ja) | 既設梁体の補強工法 | |
JP3975938B2 (ja) | 既存建物の耐震補強方法 | |
JP3852161B2 (ja) | 既存建物への耐震壁増設工法、既存建物に増設される耐震壁 | |
KR200434622Y1 (ko) | 프리캐스트 콘크리트패널 | |
JP2003239435A (ja) | 鉄筋コンクリートボイドスラブ構造及びその構築方法 | |
JPS6131261B2 (ja) | ||
JP2917159B2 (ja) | 柱、梁の接合方法 | |
JPH0442411Y2 (ja) | ||
JP3531681B2 (ja) | 建物基礎の構築法 | |
JP2556389B2 (ja) | 耐震壁の構築方法 | |
JP2002004412A (ja) | 半プレキャストコンクリート製型枠 | |
JPS6134468Y2 (ja) | ||
JPH0663289B2 (ja) | Pc耐力壁 | |
JP2733706B2 (ja) | 鉄筋コンクリート梁構造 | |
JPH07197566A (ja) | プレキャストコンクリート壁柱部材の接合方法 | |
JPS5856261Y2 (ja) | トラス鉄筋を用いたコンクリ−ト板 | |
JPH044410Y2 (ja) | ||
JPS605748B2 (ja) | ユニツト鋼製型枠による壁体の施工法 | |
JPS5941564A (ja) | 壁式鉄筋コンクリ−ト構造物の配筋工法 | |
JP2003096792A (ja) | べた基礎構築ブロック及びべた基礎の構築方法 | |
JPH09256515A (ja) | プレキャスト壁版及びこれを用いた建物の構築方法 | |
JPH08209831A (ja) | 複合超軽量床板及びその製造方法 | |
JP2566477B2 (ja) | 外壁構築工法 |