JPH0424348A

JPH0424348A - 鉄筋コンクリート梁構造

Info

Publication number: JPH0424348A
Application number: JP12930890A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Sato; 龍生佐藤; Takeo Seguchi; 瀬口　健夫; Tetsuo Yamada; 哲夫山田; Minoru Uetoko; 上床　実; Koichi Tamura; 幸一田村; Kazuo Ueda; 上田　一男; Yasuhiko Kawai; 川井　泰彦; Haruo Sasaki; 晴夫佐々木
Original assignee: Taisei Corp
Current assignee: Taisei Corp
Priority date: 1990-05-21
Filing date: 1990-05-21
Publication date: 1992-01-28
Anticipated expiration: 2013-03-30
Also published as: JP2733706B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は半ＰＣ梁を使用した鉄筋コンクリート梁に係る
ものである。

（従来の技術）鉄筋コンクリート構造の建物をプレキャスト化する場合
、梁の重量軽減のために同梁のコンクリート躯体部をく
りぬいた半ＰＣ梁を所定位置に架設したのち、同半ＰＣ
梁の内腔部に現場打ちコンクリートを充填する工法が一
般に行なわれている。

この場合、半ＰＣ梁（ａ）のコンクリート躯体に埋設さ
れたスターラップ（ｂ）の両側垂直部片上端部は、躯体
の頂面より突設されるとともに、上端筋（Ｑと緊結する
ために１３５°の角度を以ってフック（ｂ′）が曲成さ
れている。

更に前記半ＰＣ梁（ａ）の内腔部の内側面には、後打ち
コンクリート（ｄ）との一体性を確保するため内面コツ
ター（ｅ）が成型される。このため半ＰＣ梁成型時に内
型枠が必要となる。

また半ＰＣ梁（ａ）の上面には後打ちコンクリートとの
一体性を確保するため、粗面部（ｆ）が形成される。

（第４図参照）図中（ｇ）は後付はスターラップ、（ハ）は半ＰＣ梁（
ａ）上に打設されるスラブ、（ｉ）は下端筋である。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら前記半ＰＣ梁より突出したフック付きのス
ターラップは、半ＰＣ梁成型時において、内型枠を脱型
する際に邪魔になり、また打継ぎとなる前記半ＰＣ梁の
上端面に粗面仕上げを施し難いという問題点があった。

本発明は前記従来技術の有する問題点に鑑みて提案され
たもので、その目的とする処は、半ＰＣ梁製作時の型枠
の脱型及び回生ＰＣ梁上端面の粗面加工が容易に行なわ
れ、現場施工時の作業性が向上された鉄筋コンクリート
梁構造を提供する点にある。

（課題を解決するための手段）前記の目的を達成するため、本発明に係る鉄筋コンクリ
ート梁構造は、コンクリート梁躯体内に梁主筋を埋設す
るとともに、スターラップを前記梁躯体上端より突出さ
せることなく埋設してなるＵ形半ＰＣ梁の内腔部に、逆
Ｕ形後付はスターラップがその一部が前記内腔部に嵌入
されるとともに、梁上端筋が配筋され、前記半ＰＣ梁の
内腔部及びスラブのコンクリートが打設されている。

（作用）本発明によれば半ＰＣ梁に埋設されるスターラップを同
半ＰＣ梁のコンクリート躯体頂面より突出させることな
く、スターラップ全体を同躯体内に埋設したことによっ
て、半ＰＣ梁成型時における内型枠の脱型が容易に行な
われ、また半ＰＣ梁の上端面の粗面仕上げが容易に行な
われる。

また前記半ＰＣ梁を所定位置にセットし、同半ＰＣ梁の
内腔部に逆Ｕ形の後付はスターラップを嵌入するととも
に、同後付はスターラップの一部を前記内腔部より突出
せしめ、且つ梁上端筋を後付はスターラップと一体に組
立てて配筋することによって、従来工法のようにフック
を曲成したスターラップの中に上端筋を入れて所定位置
に動かすという面倒な作業がなくなる。

かくして後付はスターラップ及び梁上端筋を配筋したの
ち、前記半ＰＣ梁の内腔部及びスラブのコンクリートを
打設することによって、同後打ちコンクリートが前記後
付はスターラップ及び梁上端筋を介して半ＰＣ梁と一体
化される。

（実施例）以下本発明を図示の実施例について説明する。

（２）はＵ形半ＰＣ梁で、梁下端筋（１）及びスターラ
ップ（２）が埋設されている。この際同スターラップ（
２）は、従来のように両側上端フック部が、梁コンクリ
ート躯体の頂面より突出することなく、スターラップ（
２）全体が同梁躯体に埋設されている。前記躯体の内腔
部における内側面にはコツター（３）が成型されている
。

図示の実施例によればこのように、スターラップ（２）
のフック付き上端部がコンクリート梁躯体の上端面より
突出していないので、半ＰＣ梁製造時における内型枠の
鋭部が容易に行なわれるとともに、コンクリート梁躯体
の上端面の粗面部（４）が容易に施工できる。

前記半ＰＣ梁囚を所定位置にセットしたのち、同半ＰＣ
梁の内腔部に逆Ｕ形後付はスターラップ（５）をその一
部が前記内腔部上に突出するように嵌入する。

このように縦のスターラップは、プレキャスト部に埋設
されたスターラップ（２）と、後打ち部における後付は
スターラップ（５）とより構成されるが、両スターラッ
プ（２）　（５）にフックを曲成して重ね継手を形成す
ることによって一体化させることができる。

また梁上端筋（６）はプレキャスト部に組込むこともで
きるが、別途前記逆Ｕ字形後付はスターラップ（５）と
一体に組立てることができ、かくして従来工法における
如きスターラップのフック部の中に上端筋を入れて所定
位置に動かすという面倒な作業がなくなり、施工時にお
ける省力化に役立つ。

而して前記のように半ＰＣ梁Ａを所定位置にセットし、
後付はスターラップ（５）及び梁上端筋（６）を配筋し
たのち、前記半ＰＣ梁囚の内腔部及びスラブｆｉｌに後
打ちコンクリート（７）を打設することによって同後打
ちコンクリートと半ＰＣ梁とを一体化するものである。

図示の実施例によれば梁上端筋（６）が半ＰＣ梁囚の梁
コンクリート騙体内に組込まれていないため、パネルゾ
ーン内での鉄筋の納まりが容易になり、施工能率が向上
する。

なお前記実施例においては、後打ち部に挿入される後付
はスターラップ（５）は従来工法の場合より幅が狭くな
るという問題が生じるが、同スターラップ（５）の頂部
に一部キャップタイ（８）を添接して、同キャップタイ
（８）の両端に配設した梁上端筋（５）を同キャップタ
イ（８）によって抱持することによって対処することが
できる。

第２図は前記半ＰＣ梁囚にコンクリート壁（Ｑが取合う
場合を示し、半ＰＣ梁囚における内腔部の底部に、梁の
長手方向に亘って開口部（９）を列設し、同開口部（９
）に前記壁（０の壁筋（１０）を貫通させ、前記半ＰＣ
梁囚の内腔部に後打ちコンクリ−）　（１１）を打設す
ることによって、前記半ＰＣ梁囚とコンクリート壁（０
とを一体化するものである。図中前記実施例と均等部分
には同一符号が附されている。

なお前記壁（Ｑは型枠を用いた従来の現場打ちコンクリ
ートによる工法で施工してもよいが、プレキャストコン
クリート壁とすることもできる。

なお第３図は半ＰＣ梁＾を挟んで上下階のコンクリート
壁（ＣＩ）（Ｃｚ）が連設された場合を示し、上下階の
コンクリート壁（ＣＩ）（Ｃりの壁筋（１０）を前記開
口部（９）を介して半ＰＣ梁囚を縦貫せしめるものであ
る。

図中前記各実施例と均等部分には同一符号が附されてい
る。

（発明の効果）本発明によれば前記したように、コンクリート梁躯体内
に梁主筋を埋設するとともに、スターラップを前記コン
クリート梁躯体上端より突出させることなく全体をコン
クリート梁躯体に埋設せしめてＵ形の半ＰＣ梁を構成し
たことによって、回生ＰＣ梁製作時の型枠の脱型を容易
ならしめ、省力化を図ることができる。また前記半ＰＣ
梁の梁部体上端面の粗面加工が容易になり、施工性が向
上される。更に現場での上端筋の配筋が容易になり、施
工性が向上する。

更にまた本発明によれば、前記半ＰＣ梁の内腔部に逆Ｕ
形後付はスターラップをその一部が前記内腔部より突出
するように嵌入するとともに、梁上端筋を配筋し、前記
半ＰＣ梁の内腔部及びスラブのコンクリートを打設する
ことにより、同後打ちコンクリートと前記半ＰＣ梁との
一体化を図ることができる。

請求項２の発明は、前記後付はスターラップの頂部に一
部キャップタイを並設したことによって、同キャップタ
イの両側に梁上端筋を配筋することができ、前記後付は
スターラップが従来工法のスターラップより幅が狭くな
るという問題点に対処しうるものである。

請求項３の発明は、前記半ＰＣ梁の底部に梁の長手方向
に亘って開口部を列設し、同開口部に壁筋を挿通ずるこ
とによって、半ＰＣ梁にコンクリート壁を容易に一体的
に接合しうるものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る鉄筋コンクリート梁構造の一実施
例を示す縦断面図、第２図及び第３図は夫々半ＰＣ梁に
コンクリート壁を接合した実施例を示す縦断面図、第４
図は従来の鉄筋コンクリート梁構造の縦断面図である。＾・・・半ＰＣ梁、　　　　　　（ａ・・・スラブ、（
Ｑ・・・コンクリート壁、　（１）・・・梁下端筋、（
２）・・・スターラップ、　　（３）・・・コツター（
４）・・・粗面部、（５）・・・後付はスターラップ、（６）・・・梁上端筋、（７）・・・後打ちコンクリート、（８）・・・キャップタイ、　　（９）・・・開口部、
（１０）・・・壁筋、（１１）・・・後打ちコンクリート。代理人　弁理士　岡　本　重　文外１名第１図第３図第４図

Claims

【特許請求の範囲】１、コンクリート梁躯体内に梁主筋を埋設するとともに
、スターラップを前記梁躯体上端より突出させることな
く埋設してなるＵ形半ＰＣ梁の内腔部に、逆Ｕ形後付け
スターラップがその一部が前記内腔部に嵌入されるとと
もに、梁上端筋が配筋され、前記半ＰＣ梁の内腔部及び
スラブのコンクリートが打設されてなる鉄筋コンクリー
ト梁構造。２、前記後付けスターラップの頂部に■形キャップタイ
が並設された請求項１記載の鉄筋コンクリート梁構造。３、前記Ｕ形半ＰＣ梁の底部に梁の長手方向に亘って開
口部が列設され、同開口部に壁筋が挿通された請求項１
または２記載の鉄筋コンクリート梁構造。