JP2730948B2 - 情報記録・再生装置 - Google Patents

情報記録・再生装置

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JP2730948B2
JP2730948B2 JP1010184A JP1018489A JP2730948B2 JP 2730948 B2 JP2730948 B2 JP 2730948B2 JP 1010184 A JP1010184 A JP 1010184A JP 1018489 A JP1018489 A JP 1018489A JP 2730948 B2 JP2730948 B2 JP 2730948B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、フロッピディスクやビデオカセットテープ
等の情報記録媒体を用いて映像情報等を記録再生する情
報記録・再生装置の改良に関する。
[従来の技術] 第12図は、この種の装置の一つとして電子スチルビデ
オカメラの構成の一例を示したもので、1はカメラを、
また20は記録媒体としてのスチルビデオフロッピディス
ク(SVF)をそれぞれ示している。
カメラ1は一側方寄りの中央部に、その前面から背面
に渡って撮像レンズ鏡筒2が同鏡筒上部の一部に上面に
露呈させて配設されることにより上面が屋根型傾斜面1
a,1bを呈する偏平な箱型形状の外装体1Aを有して構成さ
れており、その背面1cの、上記撮像レンズ鏡筒2の後端
面に位置する箇所には、ファインダ凸部が配設されてい
る。すなわち、このファインダ凸部は内部に接眼レンズ
3を有するゴムまたは弾性のある合成樹脂性のアイカッ
プ4で構成されている。
また、上記アイカップ4の直前の鏡筒部には、ズーム
用スイッチ(図示せず)を開閉操作するズーム操作リン
グ5が配設され、その前方部にはレリーズボタン6が配
設されている。そして、上記アイカップ4の下方の背面
1c上にはメインスイッチ操作部材を兼用する開閉蓋7が
横方向にスライドするように配設されている。この開閉
蓋7を背面の外方側に移動させてコネクタ用開口部8を
開けている状態では、カメラ内部のメインスイッチは開
放されており、同開閉蓋7を外方側にスライドしてコネ
クタ用開口部8を閉じた状態ではメインスイッチは閉じ
られて、カメラ1内の主バッテリが電気回路に接続され
てカメラ1は使用状態となる。また上記コネクタ用開口
部8内には、コネクタ用ジャックが配設されており、同
ジャックには画像再生アダプタ(図示せず)の前面から
引出されたコードのコネクタ用プラグが結合されるよう
になっている。さらに、カメラ1の屋根形傾斜面1aには
メインスイッチに連動したパワーボタン10が設けられて
いる。このパワーボタン10はカメラ1の電源をオンオフ
させるためのもので、パワーボタン10を押すとカメラ1
内の主バッテリが電気回路に接続されてカメラ1は使用
可能状態となり、再度押してメインスイッチを復帰させ
るとカメラ1は非使用状態となる。
そして、このカメラ1の背面1cの上記ファインダ凸部
の側近には、ディスプレイ窓9および各種スイッチの操
作ボタンが配設されている。上記ディスプレイ窓9に
は、上記各種スイッチの操作状態や撮像モードおよびバ
ッテリの有無やトラック番号等がLCD等により表示され
るようになっており、その周面にはストロボオフスイッ
チ11、ブザーオフスイッチ12、ドライブスイッチ13、セ
ルフタイマスイッチ14、消去モードスイッチ15、時計セ
ットスイッチ16、時計モードスイッチ17などの各種スイ
ッチの操作ボタン群が配設されている。
またカメラ外装体1Aの他側面の後部寄りの位置には、
SVF20の挿入口18が設けられており、同挿入口18から挿
入されたSVF20はカメラ1内の所定の記録再生位置に装
填されるようになっている。またこの挿入口18の隣位置
にはイジェクトボタン19が配設してあり、このイジェク
トボタン19を押すことにより装填中のSVF20が上記挿入
口18よりカメラ1外に排出されるようになっている。
ところで、この種の装置の中には上記SVF20の装填お
よび排出を自動的に行なう、いわゆるオートローディン
グ機構を備えたものがある。この種の従来の機構は、例
えばSVF挿入路の挿入口18に近い位置に挿入口センサを
設け、このセンサによりSVF20の挿入が検出されたとき
にローディング用モータを駆動してSVF20をカメラ1内
部の記録再生位置へ移動装填させる。また、イジェクト
ボタン19が押されたときには、記録再生位置に設けられ
たディスクインセンサによりSVF20の装填の有無を確認
した上で、ローディング用モータを逆回転させてSVF20
を挿入口18よりカメラ1外へ排出するように構成されて
いる。尚、このイジェクト動作では、挿入口センサによ
りSVF20の排出が検出された時点でローディング用モー
タが停止する。このような機構を設けたことをにより、
SVF20を常に簡単かつ確実に装填しかつ取出すことがで
きる。
[発明が解決しようとする課題] ところが、このような従来のオートローディング機構
を備えた装置は次のような解決すべき課題を有してい
た。
従来の装置は、挿入口センサによりSVF20の挿入が検
出されたときのみローディング機構がSVF20の装填動作
を行なうように構成され、またディスクインセンサによ
りSVF20が装填されていることを確認したときのみロー
ディング機構がSVF20の排出動作を行なうように構成さ
れている。このため、例えば装填動作中または排出動作
中にバッテリ電圧の低下やバッテリとしての電池の脱落
等の電源系の異常が発生し、これによりローディング機
構が動作不能になってSVF20が途中で停止すると、この
停止位置によっては電源復旧後もローディング機構は動
作せずに装填動作が行なわれなくなったり、また電源復
旧後にイジェクトボタン19を操作してもディスクインセ
ンサからはSVF20の装填検出信号が得られないためロー
ディング用モータは動作せず、この結果SVF20を排出で
きなくなることがあった。さらに、たとえ電源異常が発
生しなくても、挿入口センサおよびディスクインセンサ
自身またはその信号ラインが断となってSVF20の検出信
号が得られなくなった場合にも同様の不具合が発生す
る。
上記のようにSVF20が装填途中または排出途中で停止
した状態で使用者が例えばレリーズボタン6を操作する
と、これに応じてSVF20を回転駆動するためのスピンド
ルモータが動作するため、無駄な電力が消費されてバッ
テリの短命化を招いたり、場合によっては回転駆動機構
が故障等を起こすことがあった。
挿入口センサでSVF20の挿入が検出されるとローディ
ング機構が無条件に動作する構成になっているため、SV
F20が既に装填されている状態で使用者が誤って別のSVF
20を装填しようとした場合にもローディング機構が動作
してしまい、この結果無駄な電力を消費したり、ローデ
ィング機構が故障を起こすことがあった。
一方、このような問題点を解決するために、ディスク
インセンサとは別にSVFのローディング路途中に第3の
センサを設けてこのセンサによりSVFの有無を確認して
ローディング機構を駆動したり、挿入口センサまたはデ
ィスクインセンサの位置を多少ずらしてSVFがローディ
ング路途中で停止してもSVFを検出できるようにするこ
と等も考えられている。しかし、前者の場合が新たにセ
ンサおよびその検出回路等を設けなければならないこと
から部品点数が増えて装置のコストアップを招き、一方
後者の場合はSVFの挿入を即座に検出できなくなった
り、また装填状態を正確に検出できなくなる恐れがある
ため記録、再生、消去等の諸動作の信頼性低下を招くと
いう問題があり実施困難だった。
そこで本発明は、新たな検出系を設けたセンサの設置
位置を工夫することなく、情報記録媒体を常に確実に装
填あるいは排出できるようにし、これにより安価でしか
も動作信頼性が高い情報記録・再生装置を提供すること
を目的とする。
また本発明は、情報記録媒体が正常に装填されていな
い場合には情報記録媒体の駆動が行なわれないように
し、これにより無駄な電力消費を防止してバッテリ寿命
の延長を図るとともに装置の信頼性向上を図り得る情報
記録・再生装置を提供することを目的とする。
さらに本発明は、重複装填動作が行なわれないように
し、これによりバッテリの寿命の延長と装置の信頼性向
上とを図り得る情報記録・再生装置を提供することを目
的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は上記課題を解決し目的を達成するために、次
のような手段を講じた。すなわち、記録媒体を自動的に
装填および/または排出するための機構を備えた情報記
録・再生装置において、前記記録媒体の装填動作中また
は排出動作中である旨の情報を前記記録媒体の装填動作
あるいは排出動作に伴って不揮発性記憶手段に保持させ
る手段を設け、前記不揮発性記憶手段の記憶内容から前
記記録媒体の装填動作中または排出動作中である旨が検
出された場合には、前記記録媒体の装填動作または排出
動作を優先的に実行するようにした。
また別の本発明は、上記不揮発性記憶手段に記録媒体
の装填動作中または排出動作中である旨の情報が保持さ
れている場合には、駆動禁止手段により記録媒体の駆動
手段の起動を禁止するようにし、さらに記録媒体が既に
装填されている場合には、重複装填防止手段により続け
て記録媒体の装填手段が起動しないようにすることも特
徴としている。
[作用] このような手段を講じたことにより、本発明は次のよ
うな作用を呈する。すなわち、装填または排出動作中に
電源系の異常が発生しても、また記録媒体の検出系に異
常が発生しても、その後何等かの操作が行なわれたとき
には優先的に記録媒体の装填または排出動作が行なわれ
るので、記録媒体がローティング途中で停止したままロ
ーディングできずに放置される不具合がなくなり、これ
により記録媒体が如何なる状態にあっても確実に装填ま
たは排出することが可能となる。また、新たな検出系を
設けたり既存の検出系の位置をずらす必要がないので、
部品点数の増加や装置のコストアップを招くことがな
く、また記録媒体の装填確認等を正確に行なえなくなる
等の不具合が発生する心配もない。
また別の本発明によれば、記録媒体がローディング途
中で停止した状態でたとえレリーズボタンが操作されて
も、記録媒体の駆動機構は動作しないようにする。さら
に記録媒体が既に装填されているときには、たとえ別の
記録媒体が装填されようとしてもローディング駆動機構
は動作しないようになる。このため、無駄な電力消費は
低減されてバッテリ寿命は延長され、かつ駆動機構が故
障等を起こす心配がなくなってこれにより信頼性を高め
ることが可能となる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例における情報記録・再生装
置である電子スチルビデオカメラの要部構成を示す回路
ブロック図であり、30はディスクドライブ機構部、40は
制御部をそれぞれ示している。尚、50は制御データなど
を記憶するためのE2PROMからなる不揮発性メモリ、60は
ディスプレイ等の表示部、70は撮像部や記録再生部等の
その他の部分である。
このうちディスクドライブ機構部30は、SVF20を装填
および排出するためのローディング用モータ31と、所定
の記録再生位置に装填されたSVF20を回転駆動するため
のスピンドルモータ34とを有し、さらにSVF20の挿入お
よび排出完了を検出する挿入口センサ32と、SVF20が確
実に記録再生位置に装填されているか否かを検出するた
めのディスクインセンサ33とを備えている。
一方制御部40は、例えばマイクロコンピュータを備え
たもので、ローディング動作に係わる制御手段として、
ローディング状態確認手段41と、ローディング制御手段
42と、スピンドルモータ回転禁止手段43と、重複装填防
止手段44とを有している。このうち先ずローディング制
御手段42は、SVF20の挿入または排出操作が検出された
場合に、ローディング用モータ31を駆動してSVF20の装
填または排出を行なわせるもので、上記SVF20の装填動
作中および排出動作中にその旨を上記不揮発性メモリ50
に設定したEフラグ51およびLフラグ52に記憶保持させ
る。
ローディング状態確認手段41は、上記SVF20の挿入あ
るいは排出操作が検出された場合まはたパワーボタン10
により電源投入操作がなされた場合に、上記不揮発性メ
モリ50のEフラグ51およびLフラグの状態から排出また
は装填途中で停止しているSVF20の有無を確認するもの
で、このようなSVF20が有る場合は上記ローディング制
御手段42に対しSVF20の排出動作または装填動作を優先
的に行なわせる。
スピンドルモータ回転禁止手段43は、上記不揮発性メ
モリ50のEフラグ51あるいはLフラグ52が“1"の時、つ
まり排出または装填途中のSVF20が存在する場合に、た
とえレリーズボタン6が操作されてもスピンドルモータ
34を駆動しないようにするものである。
重複装填防止手段44は、カメラ内の記録再生位置にSV
F20が装填されていることがディスクインセンサ33によ
り検出されている状態では、たとえ別のSVF20の挿入が
挿入口センサ32により検出されてもローディング用モー
タ31を駆動しないようにするものである。
次に、以上のように構成されたカメラの動作を制御部
40の制御手順に従って説明する。カメラの非使用状態に
おいて、使用者がパワーボタン10あるいはイジェクトボ
タン19を押すか、またはSVF20を挿入口18に挿入する
と、制御部40は制御動作を開始する。すなわち、第2図
に示す如く先ずステップ2aおよびステップ2bで不揮発性
メモリ50のEフラグ51およびLフラグ52の状態をそれぞ
れ判定し、Eフラグ51およびLフラグ52がともに、“0"
だった場合には、排出途中または装填途中のSVF20は存
在しないと判断してステップ2cに移行する。そして、こ
のステップ2cでディスクインセンサ33の出力から装填中
のSVF20の有無を判定し、装填中のSVF20がなければステ
ップ2dで制御部40の起動(スタート)要因が挿入口セン
サ32によるものか否かを判定する。そして、起動要因が
挿入口センサ32によるもの、つまりSVF20の挿入による
ものと判定した場合は装填制御に移行し、その他の場合
にはそのまま制御を終了する。
第4図は装填制御の手順を示すもので、制御部40は先
ずステップ4aで不揮発性メモリ50のLフラグ52をセット
する。つまり装填動作中である旨を記憶させる。そし
て、ステップ4bでローディング用モータ31を駆動してSV
F20の装填動作を開始させ、この装填動作中にステップ4
cでディスクインセンサ33の検出出力を監視する。そし
て、ディスクインセンサ33によりSVF20が所定の記録再
生位置に装填されたことを確認すると、ステップ4dでロ
ーディング用モータ31を停止させ、最後にステップ4eで
Lフラグ52をクリアする。かくして、SVF20の自動装填
がなされる。
一方、前記第2図のステップ2cにおいて、ディスクイ
ンセンサ33の出力から記録再生位置には既にSVF20が装
填されていると判定した場合は、制御部40はステップ2e
に移行してここで起動要因を判定する。そして、いま仮
に起動要因が挿入口センサ32によるSVF20の検出であっ
たとすれば、ローディング用モータ31を駆動せずにその
まま制御を終了する。従ってSVF20の重複装填は行なわ
れない。これに対し、起動要因がイジェクトボタン19の
操作であると判定した場合には排出制御に移行し、また
起動要因がパワーボタン10の操作であると判定した場合
には記録制御に移行する。
第5図は排出制御の手順を示すもので、制御部40は先
ずステップ5aで不揮発性メモリ50のEフラグをセットす
る。つまり、SVF排出中である旨を記憶させる。そし
て、ローディング用モータ31を駆動してSVF20の排出動
作を開始させ、この排出動作中にステップ5cで挿入口セ
ンサ5cの出力監視を行なう。そして、この挿入口センサ
32によりSVF20の排出を確認すると、ステップ5dでロー
ディング用モータ31を停止させ、かつステップ5eでEフ
ラグをクリアする。かくして、SVF20の自動排出が行な
われる。
一方第3図は記録制御の手順を示すもので、制御部40
は先ずステップ3aで各種キーの状態を入力する。そし
て、その入力の中からステップ3b、ステップ3cおよびス
テップ3fでイジェクトボタン19、レリーズボタン6およ
びパワーボタン10の操作状態をそれぞれ判定し、イジェ
クトボタン19が操作されれば前記第5図に示した排出制
御を実行する。これに対しレリーズボタン6が操作され
れば、ステップ3dでスピンドルモータ34を駆動してSVF2
0を回転させ、かつこの状態でステップ3eで図示しない
撮像部や記録部を動作させて被写体像を撮像させ、その
画像信号をSVF20のトラックに記録させる。尚、パワー
ボタン10が操作された場合にはそのまま制御動作を終了
する。
さて、いま仮に前記したSVF20の装填動作中および排
出動作中に電源異常等が発生し、これによりSVF20が途
中で停止したとする。そうすると、第4図および第5図
に示したように装填動作中の場合には不揮発性メモリ50
のLフラグ52に“1"が、また排出動作中の場合にはEフ
ラグ51に“1"がそれぞれセットされたまま保持される。
そして、この状態で例えば電池交換後に使用者がパワー
ボタン10を押すと、制御部40は制御動作を開始して第2
図に示す如く先ずステップ2aおよびステップ2bでEフラ
グ51およびLフラグ52の状態を判定する。そして、いま
仮にSVF20が装填途中で停止してこれによりLフラグ52
が“1"にセットされていたとすると、制御部40はステッ
プ2bから第4図に示した装填制御に移行し装填動作を実
行する。このため、装填動作途中で停止したままになっ
ていたSVF20は確実に装填される。これに対しSVF20が排
出途中で停止してこれによりEフラグ52が“1"にセット
されていたとすると、制御部40はステップ2aから第5図
に示した排出制御に移行し排出動作を実行する。したが
って、排出動作途中で停止したままになっていたSVF20
は確実に排出される。
また制御部40は、SVF20が所定の記録再生位置に確実
に装填されている場合にのみ第3図に示した記録制御に
移行するので、先に述べたようにSVF20が装填途中また
は排出途中で停止した状態でレリーズボタン6が操作さ
れても、スピンドルモータ34が駆動されることはない。
したがって、電力が無駄に消費されることはなく、また
スピンドルモータを含む回転駆動機構が故障する心配も
ない。
このように本実施例であれば、SVF20の装填動作中お
よび排出動作中にその旨を不揮発性メモリ50に設けたL
フラグ51およびEフラグ51にそれぞれ記憶しておき、こ
れらのフラグ52,51に装填動作中または排出動作中であ
る旨が記憶されている場合には、SVF20の装填動作およ
び排出動作をそれぞれ優先的に行なうようにしたので、
たとえ電源異常等によりSVF20が装填途中または排出途
中で停止しても、SVF20を確実に装填または排出するこ
とができる。また、その際新たなセンサを設けたり、挿
入口センサ32およびディスクインセンサ33の位置を移動
させる必要がないので、設置スペース上の問題や部品点
数の増加、装置のコストアップといった問題は生じな
い。また、SVF20の状態を正確に検出でき、これにより
ローディング動作を初めとして記録、再生、消去等を信
頼性高く行なうことができる。
また本実施例であれば、SVF20が所定の記録再生位置
に確実に装填されている場合にのみ記録制御を実行可能
にしているで、SVF20が装填途中または排出途中で停止
した状態でレリーズボタン6が操作されても、スピンド
ルモータ34が駆動されることはない。さらに、SVF20が
装填済の状態で別のSVF20を挿入口18に挿入しても、ロ
ーディング用モータ31を駆動しないようにしたので、SV
F20の重複装填を確実に防止することができる。したが
って、無駄な電力消費は生じずバッテリ寿命を延長する
ことができ、また駆動機構の故障等の発生を防止して装
置の信頼性を高めることができる。
次に本発明の他の実施例を説明する。この実施例は、
前記実施例のEフラグ51およびLフラグ52の代わりにM
フラグおよびDIフラグを設け、MフラグにSVF20が装填
動作中および排出動作中である旨を、またDIフラグに所
定の記録再生位置にSVF20が装填されている旨をそれぞ
れ記憶し、これらのフラグの状態に応じて一連のローデ
ィング制御を実行するようにしたものである。第6図乃
至第8図はその制御手順を示すもので、前記第2図乃至
第5図と同一部分には同一符号を付して詳しい説明は省
略する。
制御部は、ディスクインセンサ33によりSVF20が装填
されていることが検出されたときに第6図のステップ6b
でDIフラグに“1"をセットし、またSVF20の装填動作開
始時および排出動作開始時に第7図および第8図のステ
ップ7a,ステップ8aでそれぞれMフラグに“1"をセット
する。また、これらのフラグのうちMフラグについて装
填完了時および排出完了時にステップ7b,ステップ8bで
それぞれクリアし、DIフラグは排出完了時にステップ8c
でクリアする。そして制御部は、パワーボタン10あるい
はイジェクトボタン19の操作時あるいは挿入口センサ32
によりSVF20の挿入が検出された時に、第6図のステッ
プ6aで上記MフラグおよびDIフラグの状態からSVF20の
装填状態を判定する。そして、Mフラグが“1"でDIフラ
グが“0"の場合には、SVF20が装填途中で停止している
と判断して装填制御を実行する。これに対しMフラグお
よびDIフラグが共に“1"の場合には、SVF20が排出途中
で停止していると判断して排出制御を実行する。またM
フラグおよびDIフラグがその他の状態の時には、装填途
中または排出途中のSVF20は存在しないと判断して、ス
テップ2c以降の一連の制御を実行する。
このような実施例によっても、SVF20が装填途中また
は排出途中で停止している場合には、優先的にSVF20の
装填制御および排出制御をそれぞれ実行することがで
き、これによりローディング路上で停止中のSVF20を確
実に装填または排出することができる。
尚、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
例えば、前記他の実施例ではMフラグおよびDIフラグを
用いその状態に基づいて一連のローディング制御を実行
するようにしたが、DIフラグの代わりにSフラグを設
け、SVF20の挿入が挿入口センサ32で検出された時にこ
のSフラグに“1"をセットし、これらのフラグの状態に
基づいてローディング制御を実行するようにしてもよ
い。第9図乃至第11図はその制御手順を示すものであ
る。また、SVF20が途中で停止している場合には、これ
を判定した時点で表示部にその旨を表示して使用者に報
知するようにしてもよい。さらに、上記各実施例ではロ
ーディング機構によりSVF20の装填動作と排出動作とを
それぞれ行なう場合について説明したが、いずれか一方
を行なう場合にも適用できる。また、前記各実施例では
電子スチルビデオカメラを例にとって説明したが、他に
ビデオテープレコーダやフロッピディスクドライバ、光
ディスク記録・再生装置等にも適用可能である。その
他、制御部の構成や制御手順制御内容、不揮発性記憶手
段の構成等についても、本発明の要旨を逸脱しない範囲
で種々変形して実施できる。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、記録媒体の装填
動作中または排出動作中である旨の情報を不揮発性記憶
手段に保持させる手段を設け、上記不揮発性記憶手段の
記憶内容から記録媒体の装填動作中または排出動作中で
ある旨が検出された場合には、記録媒体の装填動作また
は排出動作を優先的に実行するようにしたことによっ
て、新たな検出系を設けたりセンサの設置位置を工夫す
ることなく、情報記録媒体を常に確実に装填あるいは排
出することができ、これにより安価でしかも動作信頼性
が高い情報記録・再生装置を提供することができる。
また上記の本発明によれば、記録媒体の装填動作中ま
たは排出動作中において電源異常等が発生し、記録媒体
の排出、装填が困難になった場合でも、電池交換等によ
り電源が回復すると、不揮発性記憶手段の記憶内容にし
たがって、記録媒体の装填あるいは排出動作がそれ以前
の動作から継続して行なわれるため、記録媒体の損傷を
未然に防止することのできる情報記録・再生装置を提供
できる。
また別の本発明によれば、不揮発性記憶手段に記録媒
体の装填動作中または排出動作中である旨の情報が保持
されている場合には、駆動禁止手段により記録媒体の駆
動手段の起動を禁止するようにし、さらに記録媒体が既
に装填されている場合には、重複装填防止手段により続
けて記録媒体の装填手段が起動しないようにしたことに
よって、不要なモータの駆動を防止することができ、こ
れにより無駄な電力消費を防止してバッテリ寿命の延長
を図るとともに装置の信頼性向上を図り得る情報記録・
再生装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例における情報記録・再生装置
である電子スチルビデオカメラの要部構成を示す回路ブ
ロック図、第2図乃至第5図は同装置の制御部の制御手
順および制御内容を示すフローチャート、第6図乃至第
8図は本発明の他の実施例を説明するためのフローチャ
ート、第9図乃至第11図は本発明の別の実施例を説明す
るためのフローチャート、第12図は電子スチルビデオカ
メラの構成の一例を示す外観図である。 1…カメラ、6…レリーズボタン、10…パワーボタン、
18…挿入口、19…イジェクトボタン、20…スチルビデオ
フロッピディスク(SVF)、30…ディスクドライブ機構
部、31…ローディング用モータ、32…挿入口センサ、33
…ディスクインセンサ、34…スピンドルモータ、40…制
御部、41…ローディング状態確認手段、42…ローディン
グ制御手段、43…スピンドルモータ回転禁止手段、44…
重複装填防止手段、50…不揮発性メモリ、51…Eフラ
グ、52…Lフラグ。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録媒体を自動的に装填および/または排
    出するための機構を備えた情報記録・再生装置におい
    て、 前記記録媒体の装填動作中または排出動作中である旨の
    情報を前記記録媒体の装填動作あるいは排出動作に伴っ
    て不揮発性記憶手段に保持させる手段を設け、前記不揮
    発性記憶手段の記憶内容から前記記録媒体の装填動作中
    または排出動作中である旨が検出された場合には、前記
    記録媒体の装填動作または排出動作を優先的に実行する
    ように構成されたことを特徴とする情報記録・再生装
    置。
  2. 【請求項2】前記不揮発性記憶手段に前記記録媒体の装
    填動作中または排出動作中である旨の情報が保持されて
    いる場合には、前記記録媒体の駆動手段の起動を禁止す
    る手段を有してなる請求項1に記載の情報記録・再生装
    置。
  3. 【請求項3】前記記録媒体が既に装填されている場合に
    は、続けて前記記録媒体の装填手段が起動しないように
    する重複装填防止手段を有してなる請求項1または2に
    記載の情報記録・再生装置。
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