JPH05266264A - 記録または再生装置 - Google Patents

記録または再生装置

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JPH05266264A
JPH05266264A JP4093777A JP9377792A JPH05266264A JP H05266264 A JPH05266264 A JP H05266264A JP 4093777 A JP4093777 A JP 4093777A JP 9377792 A JP9377792 A JP 9377792A JP H05266264 A JPH05266264 A JP H05266264A
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JP4093777A
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Shigeo Ogura
栄夫 小倉
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Canon Inc
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  • Conveying Record Carriers (AREA)
  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 記録媒体の排出操作が容易且つ円滑に、しか
も確実に行なえ、従来に比して操作上の利便性及び信頼
性を向上できる記録または再生装置を提供する。 【構成】 操作部材28を第1操作位置に操作すること
によりモータ37が起動して、該モータ37の力により
電動式イジェクト機構25が駆動されて記録媒体(IC
カード)20が記録媒体保持部22から記録媒体挿脱口
23を介して排出される。また電動式イジェクト機構2
5が故障した時は、操作部材28を第2操作位置に操作
することにより、機械式イジェクト機構26が駆動され
て記録媒体20が上記同様に排出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばコンピュータ、
電子カメラ、ビデオ再生装置等の各種電子機器に適用さ
れる記録または再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来よく知られているように、記録また
は再生装置には、イジェクト操作によりICカード、フ
ロッピーディスク等の記録媒体を記録媒体保持部から開
閉蓋付の記録媒体挿脱口を介して強制的に排出(イジェ
クト)するイジェクト手段として、モータの力により駆
動される電動式イジェクト機構、或は機械的な力によっ
て駆動される機械式イジェクト機構等が設けられてい
る。
【0003】電動式イジェクト機構は、一般に前記記録
媒体挿脱口近傍に配設されたイジェクト操作用のボタン
の操作によって、前記モータの起動用スイッチがオンさ
れ、このモータの力によって前記記録媒体の排出動作が
行なわれるようになっている。
【0004】一方、機械式イジェクト機構は、独立した
操作部材または記録媒体挿脱口を開閉する蓋兼用の操作
部材等によって、スプリングやレバー等の機械的手段が
操作され、これによる機械的な力により前記記録媒体の
排出動作が行なわれるようになっている。
【0005】図7及び図8は、電子カメラ等に適用され
ている機械式イジェクト機構を例示したものである。図
7は記録媒体の収納状態を示し、図8は記録媒体の排出
動作状態を示している。
【0006】図7に示すように、カメラの筐体1の記録
媒体保持部2にICカード等の記録媒体3が収納され、
この記録媒体3と平行にスライドレバー4が配置されて
いる。このスライドレバー4に設けられた爪5が記録媒
体3の挿入端部に当接し、記録媒体3を記録媒体挿脱口
6側に押動し得るようになっている。
【0007】また、スライドレバー4には係合ピン7が
設けられ、この係合ピン7には、筐体1に軸8を介して
回動可能に取り付けられた操作部材9の一側片10aが
記録媒体挿脱口6の反対側から当接するようになってい
る。なお、操作部材9の他側片10bは記録媒体挿脱口
6を開閉する蓋を兼用する構造とされ、スプリング11
によって常時閉塞方向(図中、反時計方向)に付勢され
ている。
【0008】そして、図7に示すように、記録媒体3の
収納及び蓋10bの閉塞状態においては、操作部材9の
一側片10aが、スライドレバー4の係合ピン7から離
間しているが、この状態から操作部材9をスプリング1
1の付勢力に抗して、開放方向(図中、時計方向)に回
動させると、図8に示すように、操作部材9の他側片1
0bが記録媒体挿脱口6を開放すると共に、操作部材9
の一側片10aが、スライドレバー4の係合ピン7を記
録媒体挿脱口6側(図中、右側)に向かって押動し、こ
れにより記録媒体3がスライドレバー4の爪部5に押動
されて記録媒体挿脱口6から強制的に排出されるもので
ある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述した機
械式イジェクト機構を有する従来の記録または再生装置
では、操作部材の回動操作力のみによって記録媒体の排
出力を得ようとするものであるため、一定以上の操作力
が必要となる等、操作が必ずしも円滑に行なえない等の
問題点があった。
【0010】一方、電動式イジェクト機構を有する従来
の記録または再生装置では、操作部材が押ボタンとされ
る等、記録媒体挿脱口を開閉する蓋から独立した構成と
なっており、蓋の開閉状態の如何に拘らずイジェクト動
作が可能となっている。
【0011】このため、蓋が例えば異物侵入等の何等か
の原因で開放動作不能となり、その蓋に記録媒体が衝突
して排出できない場合があっても、電動式イジェクト機
構が作動して、蓋或は電動式イジェクト機構が破損する
虞があった。
【0012】更に従来、コンピュータ等においては、フ
ロッピーディスク等の記録媒体の記録または再生動作中
に該記録媒体の挿脱を禁止するロック機構が設けられる
のが普通であるが、駆動用電源として電池を用いる構成
において、記録媒体の記録または再生動作中に電池の取
り外しを禁止する機構を有するものは知られていない。
【0013】もし、電池駆動タイプの記録または再生装
置において、記録媒体の記録または再生動作中に電池を
取り外した場合には、その記録または再生動作は途中で
停止することになる。その結果、例えば電子カメラ等の
場合には、撮像した画像情報が記録される前の状態で電
池が取り外されると画像が記録できない等の不具合が生
じるという問題点があった。
【0014】また、外部機器等への情報の転送や、その
ための情報の読み出し等の動作時に電池が取り外される
と、それらの作動が中断され、情報が破壊される虞もあ
った。
【0015】本発明はこのような種々の事情に鑑みてな
されたもので、その第1の目的は、記録媒体の排出操作
が容易かつ円滑に、しかも確実に行なえ、従来に比して
操作上の利便性及び信頼性を向上できる記録または再生
装置を提供することにある。
【0016】また第2の目的は、電動式イジェクト機構
を有するものにおいて、記録媒体挿脱口を開閉する蓋が
開放状態にある場合にのみ、記録媒体の排出動作が行な
え、蓋や電動式イジェクト機構の破損等を確実に防止で
き、機構保全上の信頼性向上が図れる記録または再生装
置を提供することにある。
【0017】更に、第3の目的は、電池駆動によって記
録または再生を行なうものにおいて、記録媒体の記録ま
たは再生動作時に電池が取り外されることを防止し、そ
れにより撮像情報等の確実な記録及び外部機器等への情
報の転送(再生)や、そのための情報の読み出し等が確
実に行なえ、情報破損等の虞もなく、情報保持上の信頼
性向上が図れる記録または再生装置を提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上述した第1の目的を達
成するために、本発明の第1発明は、イジェクト操作に
より記録媒体を記録媒体保持部から開閉蓋付の記録媒体
挿脱口を介して排出するイジェクト手段を有する記録ま
たは再生装置において、前記イジェクト手段は、モータ
等の力により駆動される電動式イジェクト機構と、機械
的な力によって駆動される機械式イジェクト機構とを備
え、これら両イジェクト機構は一つの共通な操作部材に
よって操作可能とし、この操作部材は、前記電動式イジ
ェクト機構が駆動する第1操作位置と、前記機械式イジ
ェクト機構が駆動する第2操作位置とを有することを特
徴とする。
【0019】第2の目的を達成するために、本発明の第
2発明は、電動モータの力により駆動されて記録媒体を
記録媒体保持部から開閉蓋付の記録媒体挿脱口を介して
強制的に排出する電動式イジェクト機構を有する記録ま
たは再生装置において、前記開閉蓋の開度を検出する開
度検出手段を備え、この開度検出手段によって前記開閉
蓋が前記記録媒体を排出し得る開度となった場合にのみ
前記電動式イジェクト機構が前記記録媒体を排出し得る
ようにしたことを特徴とする。
【0020】第3の目的を達成するために、本発明の第
3発明は、駆動用電源となる電池を電池収納部に着脱自
可能に収納した記録または再生装置において、記録媒体
の記録または再生動作中は前記電池収納部からの電池の
取り出しを禁止し、それ以外の状態では前記電池の取り
出しを許容するロック機構を有することを特徴とする。
【0021】
【作用】請求項1の記録または再生装置によれば、まず
操作部材を第1操作位置に操作することによりモータが
起動して、該モータの力により電動式イジェクト機構が
駆動されて記録媒体が記録媒体保持部から記録媒体挿脱
口を介して排出される。この操作には特別大きな操作力
を必要とせず、モータの力による軽快な操作で容易に記
録媒体を排出でき、操作上の利便性向上が図れる。
【0022】そして、例えば故障のように何等かの事情
で電動式イジェクト機構が作動しない場合にのみ、操作
部材をモータ起動位置である第1操作位置と異なる第2
操作位置に操作することにより、機械式な力により機械
式イジェクト機構が駆動されて記録媒体が記録媒体保持
部から記録媒挿脱口を介して排出される。
【0023】従って、2種類の操作を必要に応じて使い
分けることで、記録媒体を確実に排出することができ、
操作上の信頼性向上が図れる。
【0024】また、請求項3の記録または再生装置によ
れば、まず開度検出手段によって蓋の開度が記録媒体の
排出に十分であるか否かが検出され、十分である場合に
のみ電動式イジェクト機構が作動して記録媒体が記録媒
体保持部から記録媒体挿脱口を介して排出され、それ以
外の場合には記録媒体の排出が阻止される。
【0025】このため、記録媒体が蓋に衝突するような
ことがないので、蓋や電動式イジェクト機構の破損等を
未然に確実に防止でき、機構保全上の信頼性向上が図れ
る。
【0026】更に請求項5の記録または再生装置によれ
ば、記録または再生動作中にはロック機構によって電池
の取り出しが禁止され、記録または再生動作以外の状態
においてのみ電池の取り出しが許容される。
【0027】従って、撮像情報等の確実な記録及び外部
機器等への情報の転送や、そのための読み出し等が確実
に行なえ、情報破壊を防止できる等、情報保全上の信頼
性向上が図れる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。
【0029】図1は、本発明に係る記録または再生装置
の要部構成を示す縦断面図、図2〜図4は同装置の動作
説明図、図5は同装置のブロック構成図、図6は同装置
に用いる記録媒体の斜視図である。
【0030】本実施例は、例えば電子カメラに適用した
もので、記録媒体としては、図6に示す如く先端に端子
部20aを有するICカード20が採用されている。
【0031】図1に示すように、カメラの筐体21の内
部にICカード20を水平に保持し得る記録媒体保持部
22が設けられている。この記録媒体保持部22には、
ICカード20の端子部20aと係合する端子22aが
設けられ、また図示しないがICカード20を搬送する
ローラ等が配設されている。
【0032】筐体21には記録媒体保持部22の側方に
位置して、ICカード20を挿脱(出し入れ)するため
の記録媒体挿脱口23が開口している。
【0033】この記録媒体挿脱口23の周辺部には、後
述する蓋との接合によって該記録媒体挿脱口23を密閉
的に遮蔽するゴムブッシュ24が設けられている。
【0034】そして、記録媒体保持部22からICカー
ド20を強制的に排出するイジェクト機構として、モー
タ37の力によって駆動される電動式イジェクト機構2
5と、手動に基づく機械的な力によって駆動される機械
式イジェクト機構26とが備えられている。
【0035】これら両イジェクト機構25,26は、一
つの共通な搬送手段27と、一つの共通な操作部材28
によってICカード20のイジェクト動作を行なうよう
になっている。
【0036】搬送手段27は、筐体21内にICカード
20と平行に配置されたスライドレバー29と、このス
ライドレバー29の筐体21内方に設けられICカード
20の挿入端部に当接してICカード20を記録媒体挿
脱口23側に押動する爪30と、スライドレバー29の
記録媒体挿脱口23側に設けられた係合ピン31と、ス
ライドレバー29の中間部に立設された係合柱32とを
有する構成とされている。
【0037】なお、後述するが、係合ピン31は機械式
イジェクト機構26を駆動する機械的手段とされ、また
係合柱32は電動式イジェクト機構25のモータ37の
駆動力を受ける動力伝達部とされる。
【0038】操作部材28は、例えば断面略コ字形をな
している。この操作部材28の中間片28aの一端部が
筐体21の下部に、水平な軸33を介して回動可能に取
り付けられ、また操作部材28の他側片28bが記録媒
体挿脱口23を開閉する蓋とされて、ゴムブッシュ24
に密接するようになっている。
【0039】この操作部材28の軸33によって支持さ
れた回動支点となる部位近傍に、該回動支点を中心とす
る円弧状のカム面を外周面に有する回転カム34が設け
られている。この回転カム34は、後述する電動式イジ
ェクト機構25の常開型のモータ起動用スイッチ35に
係合するスイッチ操作部とされている。
【0040】また、この操作部材28の一側片28c
は、回動カム34から筐体21の内方に向かって突出し
ている。この一側片28cはスライドレバー29の係合
ピン31に当接して、この係合ピン31を記録媒体挿脱
口23側に向かって押動し得るようになっている。これ
により、操作部材28の一側片28cは機械式イジェク
ト機構26の機械的手段を操作する機械的操作部とされ
ている。
【0041】電動式イジェクト機構25は、駆動源とな
るモータ37と、このモータ37の出力軸に減速ギヤ機
構38を介して連結された突出ピン39付の回転体40
とを有している。そして、モータ37の起動時に回転体
40の突出ピン39がスライドレバー29の係合柱32
に係合し、軸心周りに180度回動することにより、係
合柱32を介してスライドレバー29を記録媒体挿脱口
23側に向かって押動し得るようになっている。
【0042】このモータ37は、操作部材28の他側片
28bからなる蓋の開度が、ICカード20を排出し得
る状態となった場合にのみ起動するようになっている。
即ち、前述した回動カム34及びモータ起動用スイッチ
35によって蓋の開度を検出する開度検出手段41が構
成されており、回動カム34のカム面が一定角度回動し
たときにモータ起動用スイッチ35をオン状態に切り換
え操作するようになっている。この開度検出手段41と
してのモータ起動用スイッチ35の切り換えによって、
蓋28bの開度がICカード20を排出し得る状態とな
ったことが検出され、該検出の場合にのみモータ37が
起動するものである。
【0043】また、筐体21には、記録媒体挿脱口23
の近傍に位置して、別のスイッチ42が設けられてい
る。このスイッチ42は、記録または再生動作制御用の
回路部に接続されており、蓋である操作部材28の他側
片28bと係合して、蓋28bが全閉状態にある時はオ
ンとなって、記録または再生動作制御用の回路部を通電
状態とし、蓋28bが開き始めた場合にオフとなって、
記録または再生動作制御用の回路部の通電を遮蔽するよ
うになっている。
【0044】また、筐体21内には電池収納部43が設
けられ、この電池収納部43に駆動用電源となる電池4
4が電池ホルダ45を介して側方から着脱可能に収納さ
れている。
【0045】更に、筐体21内には記録または再生動作
制御用の回路部と連動して、操作部材28のイジェクト
操作と、電池44の取り出し操作とを同時に規制するロ
ック機構が設けられている。
【0046】このロック機構46は、ソレノイド47を
駆動源としてスライド動作する鉄心48を有する構成と
され、鉄心48はスプリング49によって常時一方向
(図中、上方)に付勢されている。ソレノイド47は記
録または再生動作中に通電状態とされ、このとき鉄心4
8はスプリング49の弾性力に抗して他方向(図中、下
方)にスライドするようになっている。
【0047】そして、蓋である操作部材28の他側片2
8bが閉塞状態(図1の状態)にあって記録または再生
動作中である時、鉄心48が他方向にスライドして操作
部材28の一側片28cに記録媒体挿脱口23側から当
接し、これにより、操作部材28の開放動作を阻止する
ようになっている。
【0048】また、鉄心48には回動アーム50が係合
し、この回動アーム50の先端に形成された係止爪51
が電池ホルダ45の係止部52に係止するようになって
いる。そして、鉄心48が他方向にスライドした状態
(図1の状態)にある時、つまり記録または再生動作中
の時には、回動アーム50の係止爪51が電池ホルダ4
5の係止部52に係止して、電池44を保持した電池ホ
ルダ45が筐体21の電池収納部43から取り出し不能
とされている。
【0049】次に作用を説明する。
【0050】記録または再生動作中は、図1に示すよう
に、ロック機構46としての鉄心48が他方向にスライ
ドして操作部材28の他側片28cに当接し、これによ
り操作部材28は回動不能とされ、且つ回動アーム50
の係止爪51が電池ホルダ45の係止部52に係止し
て、電池44も取り外し不能とされている。
【0051】この状態で記録または再生動作を停止する
と、ソレノイド47への通電が遮断され、鉄心48がス
プリング49の弾性力で一方向に引張られ、操作部材2
8の一側片28cとの当接状態が解除されて、操作部材
28の回動、つまり蓋28bの開放動作が可能となると
共に、回動アーム50が図中、時計方向に回動して、係
止爪51が電池ホルダ45の係止部52から外れて電池
44の取り外しも可能となる。
【0052】この状態で操作部材28を図中、時計方向
に回動させて蓋28bを開き始めると、まず、スイッチ
42がオンからオフに切り換わる。更に、図2に示すよ
うにICカード20が排出可能となる状態まで蓋28b
が開くと、モータ起動用スイッチ35がオフからオンに
切り換わる。つまり、スイッチ42がオフになると、操
作者がICカード20をイジェクトする意志があるもの
と見做され、例えばカメラの撮像動作が禁止される。更
に、モータ起動用スイッチ35のオンにより、モータ3
7への通電が開始され、モータ37が起動して回転体4
0の突出ピン39がスライドレバー29の係合柱32を
押動し、ICカード20のイジェクト動作が開始され
る。
【0053】そして、図3に示すように、スライドレバ
ー29と共にICカード20が図中、右方向へ移動し、
突出ピン39が180度回動した状態でICカード20
の排出が完了する。
【0054】なお、電池44の消耗、またはモータ37
の損傷等により電動式イジェクト機構25が作動できな
くなった場合、つまり図2の位置まで操作部材28を回
動してモータ駆動用スイッチ35をオンに切り換えたに
も拘らず電動によるイジェクトが行なわれない時には、
操作者は更に操作部材28を図中、時計方向に回動する
と、図4に示すように、操作部材28の他側片28cと
スライドレバー29の係合ピン31とが係合し、スライ
ドレバー29が図中、右方向に移動して、ICカード2
0が排出される。
【0055】ここで、電子カメラに適用した場合の記録
または再生動作を図5によって説明する。
【0056】撮像光学系、撮像素子等で構成されたカメ
ラ撮像部61にて撮像された画像信号はA/D変換器6
2にてディジタル信号に変換され、メモリコントローラ
63を介してバッファメモリ64に一時的且つ高速に蓄
えられる。
【0057】記録媒体への書き込みスピードに合わせて
記録されている映像信号(例えば書き込みスピードが8
Mbit/sとして、130万画素の映像信号)を一区
画分、8ビット長でA/D変換器62によりA/D変換
し、記録媒体へ書き込むのに要する時間を計算すると、
以下のようになる。
【0058】1,300,000/8,000,000
=1.3(S) 即ち、一区画分の画像情報を約1秒かかってI/O(入
出力装置)68を介して記録媒体20に書き込むことに
なる。
【0059】再生時は、記録媒体20に記録された情報
を一時的にバッファメモリ64に蓄え、メモリコントロ
ーラ63、I/O(入出力装置)66を通して表示装置
67にて再生、表示する。
【0060】依って、前記条件で約1秒間必要な記録媒
体20への書き込み時、或は表示装置67に表示してい
る間中、図1に示すソレノイド47へ通電され、記録媒
体及び電池44はロックされて、いずれも取り出すこと
ができない。
【0061】上述した本実施例によれば、単一の操作部
材28の操作で電動式及び機械式イジェクト機構25,
26を駆動できるため、万一電動式イジェクト機構25
が作動しない場合でも機械式イジェクト機構26によっ
て迅速且つ確実に記録媒体をイジェクトすることができ
る。
【0062】更に操作部材28の他側片28bは記録媒
体挿脱口23を開閉する蓋を兼ねているため、筐体21
内への塵、ごみ等の浸入防止、防水や防滴性の確保等が
有効に図れ、且つ操作性の優れたカメラ等として適用す
ることができる。
【0063】また、電池44が消耗し、ソレノイド47
が鉄心48を他方向にスライドしきれなくなった場合に
は、ICカード20への記録または再生動作中に操作部
材28の回動によって、ICカード20のイジェクトが
可能になるため、スイッチ42のオフ、つまり蓋28b
が開き始めた時点で、確実に記録または再生動作は中止
する。
【0064】また、記録媒体挿脱口23を開閉する蓋2
8bに対して、ICカード20が排出可能となる位置を
検出するモータ起動用スイッチ35を設け、該スイッチ
35の切換信号によって電動式イジェクト機構25を作
動させるようにしたので、例えば防水、防滴性を持たせ
た蓋がICカード20を排出できる状態まで開放しない
と、電動式イジェクト機構25が作動しない。また、I
Cカード20のイジェクト動作中に蓋が閉められた場
合、イジェクト動作は中止され、安全且つ利便性のよい
イジェクト機構を得ることができる。
【0065】更に、蓋が閉じられたことを検出するモー
タ起動用スイッチ35を設け、蓋が閉じられていると判
別した時のみ記録または再生動作を行なうため、記録ま
たは再生動作中に蓋を開けて記録媒体をイジェクトしよ
うとすることを事前に検知可能となり、磁気記録媒体で
は磁気ヘッドを退避し、ICカード等の半導体記録媒体
ではCPU(中央演算処理装置)と記録媒体との間の通
信を中止し、記録または読み出し中の情報の保全を行な
うことができる。
【0066】なお、上述した実施例ではロック機構47
が電池ホルダ45を介して電池44をロックするものと
したが、例えば図示しない電池の取り出し蓋、或は電池
の取り出しレバー等の取り出し部材をロックするもので
あっても本発明の趣旨は損なわない。
【0067】以上のように、電池44で駆動する記録ま
たは再生装置において、記録または再生動作時、電池4
4の取り外しを禁止するロック機構47を設けることに
より、撮像された情報を確実に記録し、また外部機器等
への情報の転送またはそのための読み出し等を確実に行
なえる効果がある。
【0068】更に、ロック機構47を記録または再生動
作時、記録媒体の交換を禁止するロック機構と兼用した
ため、構成の簡素化、コストダウン及びコンパクト化
(省スペース)を図る上でも貢献できる。
【0069】なお、上述した実施例では、記録媒体をイ
ジェクトするための操作部材28を、記録媒体挿脱口2
3を開閉する蓋と兼用させたが、操作部材と蓋とを別個
に構成した場合においても本発明を適用することができ
ることは勿論である。
【0070】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1の記録ま
たは再生装置によれば記録媒体の排出操作が容易且つ円
滑に、しかも確実に行なえるので、従来に比して操作上
の利便性及び信頼性を向上できる等の効果を奏し得る。
【0071】また請求項2の記録または再生装置によれ
ば、記録媒体挿脱口の開閉蓋が電動式と機械式の両イジ
ェクト機構の操作部を兼用しているので、構成が簡素化
され、コストダウン及びコンパクト化が図れる等の効果
を奏し得る。
【0072】また、請求項3の記録または再生装置によ
れば、電動式イジェクト機構を有するものにおいて、記
録媒体挿脱口の開閉蓋が記録媒体を排出し得る開度状態
にある時のみ、記録媒体の排出動作が行なえるので、開
閉蓋や電動式イジェクト機構の破損を確実に防止でき、
機構保全上の信頼性向上が図れる等の効果を奏し得る。
【0073】また請求項4の記録または再生装置によれ
ば、記録媒体挿脱口の開閉蓋が閉塞状態にある時のみ、
記録または再生動作が行なわれるので、記録または読み
出し中の情報の保全が行なえる効果を奏し得る。
【0074】また請求項5の記録または再生装置によれ
ば、電池駆動によって記録または再生を行なうものにお
いて、記録または再生動作時に電池を取り外せないよう
にしたので、撮像情報等の確実な記憶及び外部機器等へ
の情報の転送やそのための読み出し等が確実に行なえ、
情報破壊等を防止でき、情報保持上の信頼性向上が図れ
る等の効果を奏し得る。
【0075】更に請求項6の記録または再生装置によれ
ば、記録または再生動作時に電池の取り外しを禁止する
ロック機構が、記録または再生動作時に記録媒体の交換
を禁止する機構を兼用しているので、構成が簡素化さ
れ、コストダウン及びコンパクト化が図れる等の効果を
奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る記録または再生装置の
要部を示す記録媒体収納状態の縦断面図である。
【図2】同装置のイジェクト開始状態を示す図1と同状
図である。
【図3】同装置の通常時におけるイジェクト完了状態を
示す図1と同状図である。
【図4】同装置の非常時におけるイジェクト完了状態を
示す図1と同状図である。
【図5】同装置のブロック構成図である。
【図6】同装置に用いる記録媒体の斜視図である。
【図7】従来の記録または再生装置の構成を示す図1と
同状図である。
【図8】図7に示す従来装置のイジェクト完了状態を示
す図1と同状図である。
【符号の説明】
20 記録媒体(ICカード) 22 記録媒体保持部 23 記録媒体挿脱口 25 電動式イジェクト機構 26 機械式イジェクト機構 28 操作部材 28b 蓋(他側片) 37 モータ 41 開度検出手段 44 電池 46 ロック機構

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イジェクト操作により記録媒体を記録媒
    体保持部から開閉蓋付の記録媒体挿脱口を介して排出す
    るイジェクト手段を有する記録または再生装置におい
    て、前記イジェクト手段は、モータ等の力により駆動さ
    れる電動式イジェクト機構と、機械的な力によって駆動
    される機械式イジェクト機構とを備え、これら両イジェ
    クト機構は一つの共通な操作部材によって操作可能と
    し、この操作部材は、前記電動式イジェクト機構が駆動
    する第1操作位置と、前記機械式イジェクト機構が駆動
    する第2操作位置とを有することを特徴とする記録また
    は再生装置。
  2. 【請求項2】 前記操作部材は、前記開閉蓋であること
    を特徴とする請求項1記載の記録または再生装置。
  3. 【請求項3】 電動モータの力により駆動されて記録媒
    体を記録媒体保持部から開閉蓋付の記録媒体挿脱口を介
    して強制的に排出する電動式イジェクト機構を有する記
    録または再生装置において、前記開閉蓋の開度を検出す
    る開度検出手段を備え、この開度検出手段によって前記
    開閉蓋が前記記録媒体を排出し得る開度となった場合に
    のみ前記電動式イジェクト機構が前記記録媒体を排出し
    得るようにしたことを特徴とする記録または再生装置。
  4. 【請求項4】 前記開度検出手段が前記開閉蓋の閉塞状
    態を検出したときのみ、記録または再生動作を許容し得
    るようにしたことを特徴とする請求項3記載の記録また
    は再生装置。
  5. 【請求項5】 駆動用電源となる電池を電池収納部に着
    脱可能に収納した記録または再生装置において、記録媒
    体の記録または再生動作中は前記電池収納部からの電池
    の取り出しを禁止し、それ以外の状態では前記電池の取
    り出しを許容するロック機構を有することを特徴とする
    記録または再生装置。
  6. 【請求項6】 前記記録媒体を交換可能とし、且つ前記
    ロック機構は、前記記録媒体の記録または再生動作中は
    前記記録媒体の交換を禁止し、それ以外の状態では前記
    記録媒体の交換を許容することを特徴とする請求項5記
    載の記録または再生装置。
JP4093777A 1992-03-19 1992-03-19 記録または再生装置 Pending JPH05266264A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0923042A2 (en) * 1997-12-10 1999-06-16 AMPHENOL-TUCHEL ELECTRONICS GmbH Contacting apparatus for a smart card

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0923042A2 (en) * 1997-12-10 1999-06-16 AMPHENOL-TUCHEL ELECTRONICS GmbH Contacting apparatus for a smart card
EP0923042A3 (en) * 1997-12-10 2002-12-18 AMPHENOL-TUCHEL ELECTRONICS GmbH Contacting apparatus for a smart card

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