JPH08138312A - ハードディスク装置 - Google Patents

ハードディスク装置

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Publication number
JPH08138312A
JPH08138312A JP27329294A JP27329294A JPH08138312A JP H08138312 A JPH08138312 A JP H08138312A JP 27329294 A JP27329294 A JP 27329294A JP 27329294 A JP27329294 A JP 27329294A JP H08138312 A JPH08138312 A JP H08138312A
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JP
Japan
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spindle motor
cartridge
motor
hard disk
unload
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JP27329294A
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English (en)
Inventor
Minoru Watanabe
実 渡辺
Kazuyuki Yamamoto
一幸 山本
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 簡単な構成により、誤操作を防止し、着脱可
能なディスクカートリッジ内のディスク及びスピンドル
モータの損傷を防ぐ。 【構成】 カートリッジセンサでカートリッジが挿入さ
れているかどうかを検出し、カートリッジが挿入される
と次に、モータ{ロード/アンロード}検出センサ10
をモニタする。スピンドルモータ15がロードされ、確
実にディスク12とモータ軸15aが結合し、モータ
{ロード/アンロード}検出センサの出力がHに切り替
わったのを検知すると、スピンドルモータ15の駆動
(回転)を自動的に開始する。モータ{ロード/アンロ
ード}検出センサ10のセンサ出力の変化を検知し、ア
ームがロード中であれば、アンロードして所定の位置に
退避させ、ロード中でなければそのままスピンドルモー
タ15の駆動を停止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、情報処理装置用大容量
記憶装置であるハードディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】以下、従来例を図面を参照して説明す
る。
【0003】従来の磁気ディスク装置(ハードディス
ク)は、図6に示す構成のものが知られている。磁気デ
ィスク装置114は、磁気ディスク装置本体101上に
設置されるスピンドルモータ115に取り付けられたデ
ィスク112と、回動型アクチュエータ116から構成
されている。ここで、スピンドルモータ115によりデ
ィスク112はR1方向に回転する。回動型アクチュエ
ータ116は浮動ヘッドスライダ117(以下、スライ
ダとする)、スライダ117を所定の荷重でディスク1
12に押し付けるバネとなるサスペンション118、ア
クチュエータ長を規定の長さとするためのアーム11
9、駆動力を発生するコイル120とマグネット121
により構成されている。
【0004】回動型アクチュエータ116は、コイル1
20とマグネット121の間に生じる電磁力により駆動
する。
【0005】コイル120がR2の方向に揺動すること
によって回動型アクチュエータ116に取り付けられた
スライダ117をR3方向に移動(シーク)させて、ス
ライダ117に装着されたヘッド122をディスク11
2上の任意のトラックに位置決めし、信号を読み書きす
る。
【0006】一般的な磁気ディスク装置では、ディスク
最内周において、スライダ117とディスク112が接
触した状態でスピンドルモータ115が立ち上がる。そ
のため、起動時にはスライダ117がディスク112表
面を擦りながら浮上する。停止時にも同様にディスク最
内周においてスライダ117がディスク112の表面に
接触する。このことをCSS(Contact Start Stop)と
呼ぶ。
【0007】ところで、近年では上述したような起動停
止機構を持たない磁気ディスク装置が登場している。
【0008】図7に示す構成の磁気ディスク装置114
aでは、磁気ディスク装置本体101上にすべり台状の
形状をしたランプ123が、回動型アクチュエータ先端
には半球状のディンプル124がそれぞれ搭載されてい
る。同磁気ディスク装置114aにおいてはスピンドル
モータ115の停止時には、回動型アクチュエータ11
6は図示した停止位置にある。このときランプ123に
よりディンプル124が持ち上げられるため、それに追
随してサスペンション118も持ち上がり、結果として
ヘッド122は空中に退避することになりディスク11
2には接しない。
【0009】起動時にはまずスピンドルモータ115が
起動し、ディスクが所定の角速度に達した後、回動型ア
クチュエータ116がR4方向に移動する。
【0010】ランプ123によるディンプル124の拘
束が無くなるとヘッド122はサスペンション118の
バネの力によりディスク112上に押し付けられるが、
ディスク112とスライダ117間に働く揚力のため、
ヘッド122はディスク112に接触することはない。
以上の動作をロードと呼ぶ。
【0011】また、スライダ117がディスク上に降り
たつことをランディングという。ディスク装置の停止時
には、まず、回動型アクチュエータ116が図7に示し
た位置、すなわち停止位置に退避し(以上の動作をアン
ロードと呼ぶ)、その後、スピンドルモータ115が停
止する。
【0012】この手法では、ヘッド122はディスク1
12に接しないのでNCSS(NonCSS)、もしくはダイ
ナミックロード/アンロード方式という。
【0013】上述したダイナミックロード/アンロード
方式を用いると、回動型アクチュエータが停止位置に退
避しているときには、ヘッドとディスクが物理的に接触
していないのでヘッド、及びディスクに傷を付けること
なくディスク部分を取り外すことも可能である。
【0014】このことを応用し、ディスク部分のみをカ
ートリッジ化した磁気ディスク装置が登場している(こ
の方式の磁気ディスク装置を以下、カートリッジ式ディ
スク装置と呼ぶ)。
【0015】図8はカートリッジ式ディスク装置の構成
を示した例である。ディスク112が入ったカートリッ
ジ111をカートリッジ式ディスク装置本体114bに
矢印Aの方向に挿入し使用する。
【0016】カートリッジ111の挿入時には、スピン
ドルモータ115はカートリッジ式ディスク装置本体1
14bの内部に入り込んでいる。カートリッジ111を
カートリッジ式ディスク装置本体114bに挿入し、図
示しないスピンドルモータ移動手段によりスピンドルモ
ータ115が移動し(以下スピンドルモータロードと称
する)、ディスク112とスピンドルは機械的に結合
(チャッキング)される。
【0017】カートリッジ111をカートリッジ式ディ
スク装置本体114bから抜くときには、図示しないス
ピンドルモータ移動手段によりスピンドルモータ115
をカートリッジ式ディスク装置114bの内部に移動さ
せ(以下スピンドルモータアンロードと称する)、つま
り、ディスク112とスピンドルの機械的結合を解除
し、その後、図示しないカートリッジ排出手段によりデ
ィスク装置本体114bから排出する。
【0018】また、従来は固定式の記憶装置であった磁
気ディスク装置を着脱式としたものが登場している(こ
の方式の磁気ディスク装置を以下、着脱可能ディスク装
置と呼ぶ)。
【0019】図9は、着脱可能ディスク装置の構成を示
した例である。着脱可能ディスク装置114cの後端部
には、信号線、電源等を伝達するコネクタ125が取り
付けられている。着脱可能ディスク装置114cは、同
型のスロット126に矢印Bの方向から挿入することに
より使用する。
【0020】着脱可能ディスク装置114cの、スロッ
ト126からの取り外しはスロット126に取り付けら
れたイジェクトレバー127を矢印Cの方向に押すこと
により行う。
【0021】また、図10は、上述したカートリッジ式
ディスク装置と、着脱可能ディスク装置を組み合せた例
である(この方式の磁気ディスク装置を以下、着脱可能
カートリッジ式ディスク装置と呼ぶ)。
【0022】すなわち、ディスク112が入ったカート
リッジ111を着脱可能カートリッジ式ディスク装置本
体114dに、着脱可能カートリッジ式ディスク装置本
体114dをスロット126にそれぞれ矢印A、矢印B
の方向に挿入する構造となっているものである。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ところで、着脱可能な
ディスクカートリッジを使用するハードディスク装置に
おいては、
【0024】1.装置R内にカートリッジが入っている
かどうかわかりずらい 2.スピンドルモータがロード状態かアンロード状態か
がわかりずらい と言う理由から、 (1)スピンドルモータがロード状態でカートリッジを
挿入しようとして、飛び出しているスピンドルとカート
リッジが衝突し、両者を破損する危険性がある。 (2)スピンドルモータがロード状態でカートリッジを
排出しようとして、チャッキングされた状態のスピンド
ルとディスク、及びカートリッジを破損する危険性があ
る。 (3)スピンドルモータの駆動(回転)をいつ開始して
良いかがわからない。
【0025】さらに、 3.ディスクとスピンドルがチャッキングしているかど
うかわかりずらい 4.スピンドルモータが駆動中かどうかがわかりずらい と言う理由から、 (4)ディスクとスピンドルをチャッキングしスピンド
ルモータを駆動している最中にスピンドルモータアンロ
ード手段を操作し、回転中の両者のチャッキングをいき
なり解除してしまうことによりディスクを損傷する危険
がある。 (5)ディスクとスピンドルをチャッキングしスピンド
ルモータを駆動している最中にカートリッジを排出しよ
うとして、スピンドルとディスク、及びカートリッジを
破損する危険性がある。 (6)スピンドルモータの駆動をいつ停止して良いかが
わからない。
【0026】さらに、これらの危険を全て解決しようと
すると、 5.誤操作防止のためのメカニカルな機構が多く必要に
なる 6.誤操作防止のための電気的なセンサ類が多く必要に
なる という理由から、 (7)上述したハードディスク装置の小型化が困難にな
る。 (8)上述したハードディスク装置のコストが高価にな
る。 という問題がある。
【0027】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、簡単な構成により、誤操作が防止でき、着脱可
能なディスクカートリッジ内のディスク及びスピンドル
モータの損傷を防ぐことのできるハードディスク装置を
提供することを目的としている。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明のハードディスク
装置は、情報の記録再生を行うディスク状の情報記録媒
体としてのディスク12を内挿する着脱可能なディスク
カートリッジ11を装着しディスク12を回転させるス
ピンドルモータ15と、スピンドルモータ15を上下に
移動させディスクカートリッジ11内のディスク12と
の結合/分離を行うモータ移動手段としてのモータ{ロ
ード/アンロード}リンク3とを有するドライブ手段と
しての本体1Aを内蔵したハードディスク装置1におい
て、少なくともディスクカートリッジ11が本体1A内
に無い時には、スピンドルモータ15の移動を禁止する
スピンドルモータロードロック機構を有するモータロー
ド制御手段としてのモータアンロードロックレバー4を
備えて構成される。
【0029】
【作 用】本発明のハードディスク装置では、モータア
ンロードロックレバー4により、少なくとも、ディスク
カートリッジ11が本体1A内に無い時には、スピンド
ルモータ15の移動を禁止することで、簡単な構成によ
り、誤操作を防止し、着脱可能なディスクカートリッジ
内のディスク及びスピンドルモータの損傷を防ぐことを
可能とする。
【0030】
【実施例】以下に、図面を参照し、本発明を最も良く表
している、 1.スピンドルモータロード{ロック/解除}機構 2.スピンドルモータアンロード{ロック/解除}機構 3.スピンドルモータアンロード{ロック/解除}検出
手段 4.イジェクトロック機構 を備えた、本体も着脱可能なハードディスク装置につい
て説明する。
【0031】図1、2において、ハードディスク装置1
の本体1A(ドライブ手段)は、ディスク12を内蔵し
たカートリッジ11が矢印Aの方向に挿入され、スピン
ドルモータ15により回転され、ディスク12に情報の
記録再生を行うようにハードディスク装置1に着脱可能
に構成されている。
【0032】図1、2において、このハードディスク装
置1の裏面には、軸5a,5bで固定されているスライ
ド自由なイジェクトレバー27と、軸6で固定されてい
るスライド自由なモータ{ロード/アンロード}リンク
3と、このモータ{ロード/アンロード}リンク3と連
結されて表面に飛び出しているスライド自由なモータ
{ロード/アンロード}レバー2と、軸7a,7bで固
定されているスライド自由なモータアンロードロックレ
バー4(モータロード制御手段)が備えられている。
【0033】また、ハードディスク装置1の内部には、
回動型アーム19、ダイナミック{ロード/アンロー
ド}用ランプが備えられている。
【0034】ここで、イジェクトレバー27は、挿入さ
れたディスクカートリッジ11を所定の場所に保持する
機構(図示せず)と、同カートリッジ11を装置外に排
出する機構との他に、モータロードロックを兼ねてい
る。
【0035】図2(a)は、カートリッジ11が挿入さ
れていないときの各レバー、リンクの位置を示す。この
時、スピンドルモータ15をロードさせようとしても、
イジェクトレバー27上のストッパ27bとモータ{ロ
ード/アンロード}リンク3のエッジ部3aが干渉する
ため、ロード出来ない。
【0036】図2(b)は、装置内にカートリッジ11
を挿入したときの各レバー、リンクの位置を示す。イジ
ェクトレバー27に連なる図示しないカートリッジ保持
機構によってカートリッジ11は装置本体のストッパ部
1a,1bに押し付けられ保持され、またイジェクトレ
バー27は図の位置に移動する。この状態では、ストッ
パ27bとモータ{ロード/アンロード}リンク3のエ
ッジ部3aが干渉が解消され、スピンドルモータ15を
ロードすることが可能となる。イジェクトボタン27a
を押すことによって、カートリッジを装置外に排出する
ことも可能である。
【0037】図2(a)、(b)において、スピンドル
モータがロードされていない時、モータアンロードロッ
クレバー4は、レバー4上のストッパ4aとモータ{ロ
ード/アンロード}リンク3のエッジ部3cが干渉する
ことにより、図の位置にある。
【0038】モータアンロードロックレバー4の先端4
bはばね状になっており、裏側に取り付けられた回路基
板9上のモータ{ロード/アンロード}検出センサ用端
子10と接している。端子10bはグランドと接続さ
れ、端子10aは電源電圧に抵抗を介して接続され、さ
らに、この電位をCPUで検出する構成となっている。
【0039】ここで、図3を用いて回路基板9上に構成
されている回路構成に付いて説明する。図3に示すよう
に、回路基板9上にはCPU50が設けられており、装
置本体の制御を行うようになっている。CPU50は、
カートリッジセンサ51によりディスクカートリッジ1
1が挿入されたかどうか識別すると共に、モータ{ロー
ド/アンロード}検出センサ10からの検出信号によ
り、スピンドルモータ15のロード/アンロード状態を
検出するようになっている。また、検出結果に基づきス
ピンドルモータドライバ53を介してスピンドルモータ
を駆動制御すると共に、ボイスコイルモータ(VCM)
ドライバ54を介してVCM55を駆動制御することに
より図示しないヘッドをディスク12上の所定位置に位
置決めさせるようになっている。そして、位置決めした
ヘッドによりR/Wコントローラ56を介してディスク
12に情報を記録再生するするようになっている。
【0040】図2に戻り、スピンドルモータ15がロー
ドされていない時(図2(a)、(b))、端子10
a、10bが接点4bによりショートするため、CPU
50はロー電圧を検知することとなる(以下、モータ
{ロード/アンロード}検出センサ10がLを出力と称
する)。
【0041】図2(b)において、カートリッジ11が
装置内に挿入されモータロードロックが解除されるとモ
ータ{ロード/アンロード}レバー2の操作が可能とな
る。モータ{ロード/アンロード}レバー2を操作し、
スピンドルモータ15をロードすると、各レバー、リン
クの位置は図2(c)となる。モータ{ロード/アンロ
ード}レバー2に連動してモータ{ロード/アンロー
ド}リンク3は図の位置に移動し、更に連動する図示し
ないモータ{ロード/アンロード}機構によりスピンド
ルモータ15が移動(ロード)し、カートリッジ11内
のディスク12とモータ軸15aが結合(チャッキン
グ)する。
【0042】この時、モータ{ロード/アンロード}リ
ンク3の移動によって、モータアンロードロックレバー
4の拘束が解除され、ばね8の作用により図2(c)の
位置まで移動する。
【0043】さらに、このモータアンロードロックレバ
ー4の移動により、端子10a、10bがオープンにな
り、つまりモータ{ロード/アンロード}検出センサ1
0の出力はハイ(H)に切り替わる。
【0044】ここで、モータ{ロード/アンロード}レ
バー2及びリンク3の移動量と、モータの上下方向の移
動量とは、図4に示す関係となっており、レバー及びリ
ンクが移動してもモータは移動しない領域が存在する。
すなわち、図4に示すように、スピンドルモータ15を
ロードさせるためにモータ{ロード/アンロード}レバ
ー2のストローク分移動させた場合、実際にはスピンド
ルモータ15はレバー2の所定量が移動した時点より移
動を開始し、ストローク量の移動が終了する前にロード
が完了する。そしてロード完了を受けてモータアンロー
ドロックレバー4がモータアンロードロック状態とな
る。また、スピンドルモータ15をアンロードにするに
は、モータアンロードロックレバー4を操作しモータア
ンロードロック解除を開始してアンロード操作可能とす
る(この間にモータ{ロード/アンロード}検出センサ
51の出力がLとなり、アンロード操作可能となる前に
アームの待避及びスピンドルモータ15の回転停止が終
了する)ことで、モータ{ロード/アンロード}レバー
2の操作が可能となる。そしてスピンドルモータ15を
ロードさせるためにモータ{ロード/アンロード}レバ
ー2のストローク分移動させると、実際にはスピンドル
モータ15はレバー2の所定量が移動した時点より移動
を開始し、ストローク量の移動が終了する前にアンロー
ドが完了する。
【0045】さらに、モータ{ロード/アンロード}リ
ンク3のエッジ部3cの長さとモータアンロードロック
レバー4のストッパ部4aの位置を調整することによ
り、モータ{ロード/アンロード}検出センサ51の出
力が切り替わるのは、スピンドルモータ15が完全に上
がりきり、ディスク12をチャッキングした後になり、
モータ{ロード/アンロード}検出センサ51がHの
間、R/Wが可能となり情報の記録再生が行われる。
【0046】CPU50による制御は、図5に示すよう
に、ステップS1で、まず、カートリッジセンサ51で
カートリッジ11が挿入されているかどうかを検出し、
カートリッジが挿入されると次に、ステップS2でモー
タ{ロード/アンロード}検出センサ10をモニタする
(図3参照)。
【0047】ステップS2でスピンドルモータ15がロ
ードされ、確実にディスク12とモータ軸15aが結合
し、モータ{ロード/アンロード}検出センサの出力が
Hに切り替わったのを検知すると、ステップS3でCP
U50はスピンドルモータ15の駆動(回転)を自動的
に開始する。
【0048】ここで、図2(c)において、スピンドル
モータ15がロードしている時、カートリッジ11内の
ディスク12とモータ軸15は機械的に結合しているた
め、この状態からカートリッジ11を装置外に排出しよ
うとすると両者を破損する恐れがある。そこで、イジェ
クトレバー27上の、モータロ一ドロックをも兼ねるス
トッパ27bとモータ{ロード/アンロード}リンク3
のエッジ部3bが干渉することにより、イジェクトレバ
ー27の操作を不可能としている。
【0049】また、図2(c)において、スピンドルモ
ータ15がロードしている時は、スピンドルモータ15
が回転していたり、VCM56によりアーム19がディ
スク12上にロードされていたりという、通常のハード
ディスクとしての動作を行っている可能性が大きい。
【0050】したがって、いきなりスピンドルモータ1
5をアンロードすると、回転中のディスクやアーム、ヘ
ッド等を損傷する危険がある。
【0051】一旦スピンドルモータ15をロードする
と、モータアンロードロックレバー4上のストッパ4a
とモータ{ロード/アンロード}リンク3のエッジ部3
dが干渉することにより、モータ{ロード/アンロー
ド}リンク3をロックし、モータアンロード操作を不可
能としている。
【0052】モータをアンロードするためには次の手順
による。図2(c)において、まず、モータアンロード
ロックレバー4を押し、ストッパ4aとモータ{ロード
/アンロード}リンク3のエッジ部3dの干渉を解除
し、ロックレバー4を押したままの状態でモータ{ロー
ド/アンロード}レバー2及び連動しているリンク3を
スライドさせ、スピンドルモータ15をアンロードす
る。
【0053】ここで、ストッパ4aとモータ{ロード/
アンロード}リンク3のエッジ部3d、及びモータ{ロ
ード/アンロード}検出センサ10の位置を調整するこ
とにより、モータ{ロード/アンロード}リンク3のメ
カ的なロックが完全に解除されるより前に、モータ{ロ
ード/アンロード}検出センサ10の出力がLになる
(図4)。
【0054】そして、CPU50は、図5のステップS
3に続き、ステップS4でモータ{ロード/アンロー
ド}検出センサ10のセンサ出力の変化を検知し、ステ
ップS5でアームがロード中であるかどうか判断し、ロ
ード中であれば、まずステップS6でアンロードして所
定の位置に退避させ、ステップS7に進み、ロード中で
なければそのままステップS7に進んでスピンドルモー
タ15の駆動を停止する。この動作を、メカ的なロック
が完全に解除されるより前に終了できる様な位置に各組
成部品が配置されている。
【0055】モータアンロードロックレバー4は、一度
押されても手を離すと自動的にロック側に復帰するた
め、同時にモータ{ロード/アンロード}レバー2の操
作がなされないとモータはアンロードできない。
【0056】また、一度モータ{ロード/アンロード}
検出センサ10の出力がLになり、さらに所定の時間が
経った後に、CPUはもう一度検出センサ10の出力を
確認し、Hであったなら、モータアンロードしないと判
断し、再びスピンドルモータ15の駆動を開始する。
【0057】したがって、スピンドルモータ15がロー
ドされている時、偶然にまたは誤ってモータアンロード
ロックが解除されても自動的に復帰することとなる。モ
ータアンロードされていれば、モータ{ロード/アンロ
ード}検出センサ10の出力はLとなっているので、図
5のステップS1での待機状態のままとなる。
【0058】以上のように、モータアンロードロックレ
バー4は、モータアンロードのロックの他に、モータア
ンロードロックの解除、スピンドルモータがロードされ
ているか検出するセンサ、スピンドルモータがアンロー
ドされようとしているか検出するセンサの一部を兼ねて
いるので、簡単な構成により、安価に、誤操作が防止で
き、着脱可能なディスクカートリッジ内のディスク及び
スピンドルモータの損傷を防ぐことができる。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように本発明のハードディ
スク装置によれば、モータロード制御手段により、少な
くとも、ディスクカートリッジがドライブ手段内に無い
時には、スピンドルモータの移動を禁止するので、簡単
な構成により、誤操作を防止し、着脱可能なディスクカ
ートリッジ内のディスク及びスピンドルモータの損傷を
防ぐことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のハードディスク装置の一実施例の構成
を示す構成図である。
【図2】図1のハードディスク装置の動作を説明する説
明図である。
【図3】図1のスピンドルモータ駆動停止のタイミング
を示すタイミングチャートである。
【図4】図1のハードディスク装置の制御を行う制御回
路の構成を示すブロック図である。
【図5】図4の制御回路による制御の流れを示すフロー
チャートである。
【図6】従来の一般的な固定式磁気ディスク装置の構成
を示す構成図である。
【図7】従来のダイナミックロード/アンロード機構を
持つ固定式磁気ディスク装置の構成を構成図である。
【図8】従来のカートリッジ式ディスク装置の構成を示
す構成図である。
【図9】従来の着脱可能ディスク装置の構成を示す構成
図である。
【図10】従来の着脱可能カートリッジ式ディスク装置
の構成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 磁気ディスク装置 1A 本体 1a,1b カートリッジ位置決めストッパ 2 スピンドルモータ{ロード/アンロード}レバー 3 スピンドルモータ{ロード/アンロード}リンク 3a乃至3d リンクエッジ 4 スピンドルモータアンロードロックレバー 4a ストッパ 5a,5b,6,7a,7b スライド軸 8 ばね 9 回路基板 10 スピンドルモータ{ロード/アンロード}検出セ
ンサ 10a,10b 検出センサ用端子 11 カートリッジ 12 ディスク 15 スピンドルモータ 15a モータ軸 19 アーム 27 イジェクトレバー 27a イジェクトボタン 27b ストッパ 50 CPU 51 カートリッジセンサ 53 スピンドルモータドライバ 54 ボイスコイルモータ(VCM)ドライバ 55 VCM 56 R/Wコントローラ 114 磁気ディスク装置 116 回動型アクチュエータ 117 スライダ 1l8 サスペンション 119 アーム 120 コイル 121 マグネット 122 ヘッド 123 ランプ 124 ディンプル 125 コネクタ 126 スロット 127 イジェクトレバー

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 情報の記録再生を行うディスク状の情報
    記録媒体を内挿する着脱可能なディスクカートリッジを
    装着し前記情報記録媒体を回転させるスピンドルモータ
    と、前記スピンドルモータを上下に移動させ前記ディス
    クカートリッジ内の前記情報記録媒体との結合/分離を
    行うモータ移動手段とを有するドライブ手段を内蔵した
    ハードディスク装置において、 少なくとも、前記カートリッジが前記ドライブ手段内に
    無い時には、前記スピンドルモータの移動を禁止するス
    ピンドルモータロードロック機構を有するモータロード
    制御手段を備えたことを特徴とするハードディスク装
    置。
  2. 【請求項2】 前記モータロード制御手段は、 前記ディスクカートリッジが前記ドライブ手段内に挿入
    され所定の位置にセットされた場合、前記スピンドルモ
    ータロードロック機構による前記スピンドルモータの移
    動禁止を解除し前記情報記録媒体との結合動作を可能と
    するスピンドルモータロードロック解除機構を有するこ
    とを特徴とする請求項1に記載ハードディスク装置。
  3. 【請求項3】 前記モータロード制御手段は、 前記カートリッジが前記スピンドルモータと結合してい
    る時には、前記スピンドルモータの移動を禁止するスピ
    ンドルモータアンロードロック機構を有することを特徴
    とする請求項1または2に記載ハードディスク装置。
  4. 【請求項4】 前記モータロード制御手段は、 前記スピンドルモータアンロードロック機構による前記
    スピンドルモータの移動の禁止を解除し、前記ディスク
    と前記スピンドルモータとを分離するスピンドルモータ
    アンロードロック解除機構を有することを特徴とする請
    求項3に記載ハードディスク装置。
  5. 【請求項5】 情報の記録再生を行うディスク状の情報
    記録媒体を内挿する着脱可能なディスクカートリッジを
    装着し前記情報記録媒体を回転させるスピンドルモータ
    と、前記スピンドルモータを上下に移動させ前記ディス
    クカートリッジ内の前記情報記録媒体との結合/分離を
    行うモータ移動手段とを有するドライブ手段を内蔵した
    ハードディスク装置において、 前記カートリッジが前記ドライブ手段内に無い時には、
    前記スピンドルモータの移動を禁止するスピンドルモー
    タロードロック機構を備えたことを特徴とするハードデ
    ィスク装置。
  6. 【請求項6】 前記ディスクカートリッジが前記ドライ
    ブ手段内に挿入され所定の位置にセットされた場合、前
    記スピンドルモータロードロック機構による前記スピン
    ドルモータの移動禁止を解除し前記情報記録媒体との結
    合動作を可能とするスピンドルモータロードロック解除
    機構を備えたことを特徴とする請求項5に記載ハードデ
    ィスク装置。
  7. 【請求項7】 情報の記録再生を行うディスク状の情報
    記録媒体を内挿する着脱可能なディスクカートリッジを
    装着し前記情報記録媒体を回転させるスピンドルモータ
    と、前記スピンドルモータを上下に移動させ前記ディス
    クカートリッジ内の前記情報記録媒体との結合/分離を
    行うモータ移動手段とを有するドライブ手段を内蔵した
    ハードディスク装置において、 前記カートリッジが前記スピンドルモータと結合してい
    る時には、前記スピンドルモータの移動を禁止するスピ
    ンドルモータアンロードロック機構を備えたことを特徴
    とするハードディスク装置。
  8. 【請求項8】 前記スピンドルモータアンロードロック
    機構が前記カートリッジが前記スピンドルモータと結合
    している時に前記スピンドルモータの移動を禁止するの
    を電気的に検出するロック検出手段と、 前記ロック検出手段の検出結果に基づき、前記スピンド
    ルモータが移動禁止されている時だけ、前記スピンドル
    モータの回転駆動を行うように制御するモータ制御手段
    とを備えたことを特徴とする請求項7に記載のハードデ
    ィスク装置。
  9. 【請求項9】 前記スピンドルモータアンロードロック
    機構による前記スピンドルモータの移動の禁止を解除
    し、前記ディスクと前記スピンドルモータとを分離する
    スピンドルモータアンロードロック解除機構を備えたこ
    とを特徴とする請求項7に記載のハードディスク装置。
  10. 【請求項10】 前記スピンドルモータアンロードロッ
    ク解除機構が前記スピンドルモータの移動禁止の解除を
    電気的に検出するロック解除検出手段と、 前記ロック解除検出手段の検出結果に基づき、前記スピ
    ンドルモータの移動禁止が解除されると、前記前記スピ
    ンドルモータの回転駆動を停止するモータ停止手段とを
    備えたことを特徴とする請求項9に記載のハードディス
    ク装置。
  11. 【請求項11】 前記スピンドルモータアンロードロッ
    ク機構と前記スピンドルモータアンロードロック解除機
    構とを一体化したことを特徴とする請求項9に記載のハ
    ードディスク装置。
  12. 【請求項12】 前記カートリッジを前記ドライブ手段
    内の所定の位置に保持するカートリッジ保持手段を備
    え、 前記カートリッジ保持手段は、前記スピンドルモータロ
    ードロック機構及びスピンドルモータロードロック解除
    機構の少なくとも一方の機構を有することを特徴とする
    請求項6に記載のハードディスク装置。
  13. 【請求項13】 前記カートリッジを前記ドライブ手段
    外に排出するカートリッジ排出手段を備え、 前記カートリッジ排出手段は、前記スピンドルモータロ
    ードロック機構及びスピンドルモータロードロック解除
    機構の少なくとも一方の機構を有することを特徴とする
    請求項6に記載のハードディスク装置。
  14. 【請求項14】 前記カートリッジを前記ドライブ手段
    内の所定の位置に保持するカートリッジ保持手段と、前
    記カートリッジを前記ドライブ手段外に排出するカート
    リッジ排出手段とを一体化したカートリッジ位置決め手
    段とを備え、 前記カートリッジ位置決め手段は、前記スピンドルモー
    タロードロック機構及びスピンドルモータロードロック
    解除機構の少なくとも一方の機構を有することを特徴と
    する請求項6に記載のハードディスク装置。
  15. 【請求項15】 前記ドライブ手段は、固定に配設され
    ていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1
    つに記載のハードディスク装置。
  16. 【請求項16】 前記ドライブ手段は、着脱自在に配設
    されていることを特徴とする請求項1乃至14のいずれ
    か1つに記載のハードディスク装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11019227B2 (en) 2018-12-28 2021-05-25 Canon Kabushiki Kaisha Storage control apparatus equipped with storage device, method of controlling same, and storage medium

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