JPH10188455A - リムーバブル磁気記録再生装置のディスク保護方法 - Google Patents

リムーバブル磁気記録再生装置のディスク保護方法

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JPH10188455A
JPH10188455A JP8345860A JP34586096A JPH10188455A JP H10188455 A JPH10188455 A JP H10188455A JP 8345860 A JP8345860 A JP 8345860A JP 34586096 A JP34586096 A JP 34586096A JP H10188455 A JPH10188455 A JP H10188455A
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JP
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eject
magnetic recording
spindle motor
disk
magnetic
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JP8345860A
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Inventor
Toshiharu Shimizu
敏晴 清水
Yoshifusa Majima
吉英 馬島
Toshimitsu Ito
敏光 井藤
Hideji Taji
秀次 田路
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsumi Electric Co Ltd
Original Assignee
Mitsumi Electric Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/16Manual control
    • G11B19/18Manual action on one element producing control effect indirectly by consequent action of driving mechanism
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/02Control of operating function, e.g. switching from recording to reproducing
    • G11B19/04Arrangements for preventing, inhibiting, or warning against double recording on the same blank or against other recording or reproducing malfunctions

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  • Feeding And Guiding Record Carriers (AREA)
  • Rotational Drive Of Disk (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 イジェクトボタンの誤操作によりFDが機械
的にイジェクトされる際に、磁気記録媒体に傷が付いた
り、誤書込みするのを防止する。 【解決手段】 イジェクトスイッチがオン(ステップS
1のYES)のとき、磁気ヘッドに対してデータの書込
みを禁止させる(ステップS2)。その後、スピンドル
モータの駆動をオフし(ステップS3)、磁気ヘッドを
磁気記録媒体のランディング・ゾーンへ退避させる(ス
テップS4)。磁気ヘッドをランディング・ゾーンへ確
実に退避させるのに必要な第1の遅延時間経過(ステッ
プS5のYES)後に、スピンドルモータにブレーキを
かける(ステップS6)。そして、スピンドルモータに
ブレーキをかけることによりスピンドルモータの回転が
完全に停止するのに必要な第2の遅延時間経過(ステッ
プS7のYES)後に、イジェクタ機構による実際のイ
ジェクト動作を開始させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はフレキシブルディス
ク(以下、FDとも呼ぶ)に対してデータの記録再生を
行うフレキシブルディスクドライブ(以下、FDDとも
呼ぶ)のような、磁気記録ディスクを出し入れ可能なリ
ムーバブル磁気記録再生装置に関し、特に磁気記録ディ
スクの磁気記録媒体に対してデータ書込み中にイジェク
トボタンが押された場合のデータ保護構造に関する。
【0002】
【従来の技術】以下の説明では、リムーバブル磁気記録
再生装置としてFDDを取り上げて説明するが、FDD
に限定されないのは勿論である。
【0003】周知のように、FDDはFDに対してデー
タの記録再生を行うための装置である。近年、FDの大
容量化が進められており、1M〜2Mバイトの記憶容量
(以下、通常容量と呼ぶ)を持つものに対して、128
Mバイトの記憶容量(以下、大容量と呼ぶ)を持つもの
が開発されている。これに伴って、FDDとしても、こ
のような大容量FDに対してデータを記録再生可能なも
のが開発されている。
【0004】以下においては、大容量FDの磁気ディス
ク媒体(磁気記録媒体)のみに対してデータを記録再生
可能なFDDを高密度専用型FDDと呼び、通常容量F
Dの磁気ディスク媒体のみに対してデータを記録再生可
能なFDDを通常密度専用型FDDと呼ぶことにする。
さらに、大容量および通常容量の両方のFDの磁気ディ
スク媒体に対してデータを記録再生可能なFDDを高密
度/通常密度兼用型FDDと呼ぶことにする。なお、高
密度専用型FDDと高密度/通常密度兼用型FDDとを
総称して、単に、高密度型FDDと呼ぶことにする。
【0005】さて、通常密度専用型FDDと高密度型F
DDとの間の機構上の相違点の1つは、磁気ヘッドを保
持するキャリッジを、ドライブ内に挿入されたFDの磁
気ディスク媒体に対して所定の半径方向に沿って移動す
る駆動手段の構成にある。すなわち、通常密度専用型F
DDでは駆動手段としてステッピングモータを使用して
いるのに対して、高密度型FDDでは駆動手段としてボ
イスコイルモータ(VCM)のようなリニアモータを使
用している。
【0006】以下、高密度型FDDの駆動手段として使
用されるボイスコイルモータについて少し詳細に説明す
る。ボイスコイルモータは、キャリッジの後方に配置さ
れ、所定の半径方向と平行な駆動軸の回りに巻回された
ボイスコイルと、このボイルコイルを通して流れる電流
と交叉する磁界を発生するための磁気回路とを有する。
このような構成により、磁気回路で発生された磁界と交
叉する方向にボイルコイルに電流を流すことにより、こ
の電流と磁界との相互作用に基づいて駆動軸の延在方向
に駆動力が発生する。この駆動力により、ボイスコイル
モータはキャリッジを所定の半径方向に沿って移動させ
る。
【0007】また、大容量FDと通常容量FDとは外形
上では実質的な違いがないが、大容量FDは通常容量F
Dよりもトラック幅(トラックピッチ)が狭いため、そ
の磁気ディスク媒体上に位置検出用のサーボ信号が書き
込まれている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、通常密度専
用型FDDおよび高密度型FDDのいずれのFDDにお
いて、FDの磁気ディスク媒体に対してデータ書込み中
にイジェクトボタンが押されたろする。このような場
合、FDの磁気ディスク媒体に正常なデータが書込まれ
ないばかりでなく、FDの磁気ディスク媒体に既に書き
込まれていたデータを破壊してしまう。特に、大容量F
Dの磁気ディスク媒体には、前述したようにサーボ信号
が書き込まれているので、このサーボ信号をも破壊して
しまい、磁気ヘッドの位置制御が出来なくなってしま
う。したがって、FDの磁気ディスク媒体に対してデー
タ書込み中にイジェクトボタンが押されても、FDの磁
気ディスク媒体に書き込まれていたデータを保護する構
造が望まれている。
【0009】上述したような磁気記録媒体に対するデー
タの誤書込みを防止するために、本出願人は、平成8年
1月31日付けの特願平8−15852号(以下、先願
と呼ぶ)(但し、この先願に基づいて優先権主張して平
成8年5月22日付けで特願平8−127037号が出
願されている)において、イジェクトボタンを操作した
直後で、かつイジェクタ機構が実際にイジェクト動作を
開始する前に、データ書込み禁止信号を発生するイジェ
クトスイッチを含むデータ保護構造を備えた「フレキシ
ブルディスクドライブ」を既に提案している。
【0010】上述した先願では、FDに書込まれたデー
タを保護することはできる。しかしながら、データ書込
み中、FDの磁気ディスク媒体はスピンドルモータによ
って回転している。したがって、イジェクト動作時に磁
気ディスク媒体(磁気記録媒体)に傷が付くことがあ
る。
【0011】したがって、本発明の課題は、磁気記録デ
ィスクの磁気記録媒体に対してデータを書込み中に誤っ
てイジェクトボタンが押されても、磁気記録媒体上に書
き込まれていたデータを保護するばかりでなく、磁気記
録媒体に傷が付くことも防止することができるリムーバ
ブル磁気記録再生装置のディスク保護方法を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、内部に
挿入された磁気記録ディスクを回転するためのスピンド
ルモータと、前記磁気記録ディスクの磁気記録媒体に対
してデータの書込み/読出しを行う磁気ヘッドと、該磁
気ヘッドを保持するキャリッジと、該キャリッジを所定
の半径方向に沿って駆動する駆動手段と、イジェクトボ
タンを操作することにより、前記磁気記録ディスクを排
出するイジェクタ機構と、前記イジェクトボタンを操作
した直後で、かつ前記イジェクタ機構が実際にイジェク
ト動作を開始する前に、データ書込み禁止信号を発生す
るイジェクトスイッチとを含むリムーバブル磁気記録再
生装置において、前記イジェクトボタンを操作して前記
イジェクタ機構によって前記磁気記録ディスクをイジェ
クトする際に前記磁気記録ディスクを保護するディスク
保護方法であって、前記データ書込み禁止信号に応答し
て前記磁気ヘッドに対してデータの書込みを禁止させる
ステップと、前記スピンドルモータの駆動をオフするス
テップと、前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体のランデ
ィング・ゾーンへ退避させるように前記駆動手段で駆動
するステップと、前記磁気ヘッドを前記ランディング・
ゾーンへ確実に退避させるのに必要な第1の遅延時間経
過後に、前記スピンドルモータにブレーキをかけるステ
ップと、前記スピンドルモータにブレーキをかけること
により前記スピンドルモータの回転が完全に停止するの
に必要な第2の遅延時間経過後に、前記イジェクタ機構
による実際のイジェクト動作を開始するステップとを含
むリムーバブル磁気記録再生装置のディスク保護方法が
得られる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について詳細に説明する。
【0014】図3を参照して、本発明に係るディスク保
護方法が適用されるリムーバブル磁気記録再生装置の1
つであるFDDについて説明する。図示のFDDは後述
するFDに対してデータの記録再生を行う装置である。
FDは図3中の矢印Aで示す方向からFDD中に挿入さ
れる。図3はFDがFDD中に挿入された状態を示して
いる。
【0015】挿入されたFDは、メインフレーム11の
表面上で回転可能に支持されたディスクテーブル12上
に、互いの中心軸が一致した状態で保持される。ディス
クテーブル12はメインフレーム11に設けられたスピ
ンドルモータ60によって回転駆動され、これによって
FD中の磁気ディスク媒体が回転する。また、メインフ
レーム11の裏面には、多数の電子部品を搭載したプリ
ント配線基板(図示せず)が取り付けられている。
【0016】FDDは、FD中の磁気ディスク媒体に対
してデータの読出し/書込みを行う磁気ヘッド(図示せ
ず)を備えている。磁気ヘッドはジンバル14を介して
キャリッジ15によって保持されている。磁気ヘッドと
ジンバル14とキャリッジ15とFPC(フレキシブル
・プリンテッド・サーキット)とスケールとスプリング
ホルダとバネとの組み合わせをキャリッジアセンブリと
呼ぶ。キャリッジ15はメインフレーム11の表面上で
メインフレーム11から離間して配置されており、磁気
ヘッドをFDに対して所定の半径方向(図3の矢印Bで
示す方向)に沿って移動可能に保持している。
【0017】キャリッジ15は、その両側下端で、所定
の半径方向Bに対して平行に延在する一対のガイドバー
16によって支持及び案内される。
【0018】このキャリッジ15は、以下に述べるよう
なボイスコイルモータ(VCMモータ)によって所定の
半径方向Bに沿って駆動される。詳細に説明すると、ボ
イスコイルモータはキャリッジ15の後方に配置され、
所定の半径方向Bと平行な駆動軸の回りに巻回された一
対のボイスコイル17と、このボイルコイル17を通し
て流れる電流と交叉する磁界を発生するための磁気回路
20とを有する。このような構成のボイスコイルモータ
において、磁気回路20で発生された磁界と交叉する方
向にボイルコイル17に電流を流すことにより、この電
流と磁界との相互作用に基づいて駆動軸の延在方向に駆
動力が発生する。この駆動力により、ボイスコイルモー
タはキャリッジ15を所定の半径方向Bに沿って移動さ
せる。
【0019】スピンドルモータ70はメインフレーム1
1の表面側の凹部(図示せず)に埋め込まれた状態で取
り付けられる。スピンドルモータ70はメインフレーム
11の主面に対して実質的に直角な状態で立設するスピ
ンドルシャフト71を有する。スピンドルシャフト71
は、ボールベアリング(図示せず)を介してメインフレ
ーム11に対して回転自在に支持されている。このスピ
ンドルシャフト71はFDD内に挿入されたFDの回転
軸として働く。スピンドルシャフト71の上端側に上記
ディスクテーブル12が嵌合される。
【0020】図4はFD40を裏面側見た平面図であ
る。図4に示されるように、FD40は、磁気記録媒体
として磁気ディスク媒体41と、この磁気ディスク媒体
41を覆うケース42とを有する。ケース42の裏面側
にはその中心部に円形開口42aが開けられている。こ
の円形開口42a内に、磁気ディスク媒体41を保持す
るディスクハブ43が遊貫されている。このディスクハ
ブ43には、その中心部に上記スピンドルシャフト71
が遊貫されるディスク中心孔43aと、このディスク中
心孔43aから偏心した周辺位置に後述するチャッキン
グピンが遊貫されるチャッキング孔43bとが穿設され
ている。
【0021】再び図3に戻って、ディスクテーブル12
の直径はディスクハブ43の直径より長くかつ円形開口
42aの直径より短い。
【0022】ディスクテーブル12には、チャッキング
孔43bの対応位置にテーブル側駆動用長孔12aが穿
設されている。スピンドルモータ60は、このテーブル
側駆動用長孔12aを通してチャッキング孔43b内に
遊貫するチャッキングピン72を有する。このチャッキ
ングピン72は、ディスクテーブル12の下面に取り付
けられたマグネットケース73に、上下動可能かつ回転
自在に取り付けられている。
【0023】尚、図4に示すFD40は大容量FDであ
って、書込み保護用タブ44の近傍に大容量識別検出用
孔45と種類識別検出用孔46とが穿設されている。ま
た、FD40はシャッタ47を有する。
【0024】FDDは、FDに備えられたシャッタ47
を開閉するシャッタ駆動機構と、FDを排出するための
イジェクタ機構と、イジェクト後にキャリッジ15をロ
ックするためのキャリッジロック機構とを含む。
【0025】レバーユニット50はイジェクトレバー5
1とロックレバー52とを有する。イジェクトレバー5
1は、シャッタを開閉するシャッタ駆動機構の要素と、
FDをFDDから排出するためのイジェクタ機構の要素
とを兼用している。ロックレバー52はキャリッジ15
の近傍に配置され、イジェクト時にキャリッジ15をロ
ックするためのものである。
【0026】イジェクタ機構は、FDDのフロントベゼ
ル(図示せず)の外面に突き出しているイジェクトボタ
ン54と、このフロントベゼルの受入れ口(図示せず)
から挿入されたFDをその一面が対向するように位置づ
けるイジェクトプレート55と、一端がイジェクトプレ
ート55に係合し、他端がディスクホルダユニット(図
示せず)に係合したイジェクトバネ56とを有する。な
お、イジェクトプレート55は奥行き方向の先端にラッ
ク55aを備え、このラック55aはメインフレーム1
1の表面上で回転可能に支持されたピニオン(図示せ
ず)と係合する。レバーユニット50はばね機構57に
より反時計方向に付勢されている。
【0027】FDをFDDに挿入したとする。すなわ
ち、FDを図3の矢印Aで示す方向から押し込むと、シ
ャッタ47の右側縁上端にイジェクトレバー51の先端
51aが係合し、FDの移動に伴って、レバーユニット
50は時計方向に回動する。これに伴って、シャッタは
イジェクトレバー51の先端51aにより開成する方向
に摺動する。
【0028】FDがFDD中に完全に収納されると、F
Dは図示しないディスクロック機構によりこの状態でデ
ィスクホルダユニットに保持される。
【0029】さて、この状態において、FDに対してデ
ータ書込み中に誤ってイジェクトボタン54を押したと
する。このとき何等かのデータ保護構造を備えていない
と、FDに書込まれているデータが破壊されてしまう。
【0030】図5に本発明が利用する先願に係るデータ
保護構造の一例を示す。図5はイジェクトボタン54に
よるイジェクト操作前の状態を示し、(a)は平面図、
(b)は右側面図である。
【0031】図示のデータ保護構造は、イジェクトボタ
ン54を操作した直後で、かつイジェクト機構が実際に
動作を開始する前に、データ書込み禁止信号を発生する
イジェクトスイッチ61を含む。イジェクトプレート5
5は、イジェクトボタン54の操作によって、矢印Cで
示す前方に移動する。イジェクトスイッチ61は、図5
に示すように、イジェクトボタン54が押される方向に
近接して配置されている。図示のデータ保護構造は、イ
ジェクトボタン54とイジェクトプレート55との間に
配置された圧縮バネ62を有する。この圧縮バネ62
は、図5に示すように、FDがFDD内に挿入された状
態では、イジェクトボタン54とイジェクトプレート5
5との間を離間した状態に保っている。イジェクトボタ
ン54の操作時に、イジェクトスイッチ61はイジェク
トボタン54がイジェクトプレート55に当接する前に
オンしてデータ書込み禁止信号を発生する。
【0032】このデータ書込み禁止信号は、後述するコ
ントローラに送出される。このデータ書込み禁止信号に
応答して、コントローラはFDに対するデータの書込み
を禁止する。従って、このようなデータ保護構造によ
り、実際にイジェクト動作が行われる前にFDに対する
データの書込みを禁止することができるので、FDに書
込まれたデータを保護することができる。
【0033】尚、上記のデータ保護構造では、イジェク
トボタン54とイジェクトプレート55との間を離間し
た状態に保つための弾性部材として圧縮バネ62を使用
しているが、弾性部材としては種々のものを使用でき
る。例えば、このような弾性部材としては、板バネ、ト
ーションバネ、スポンジ、ゴム、引っ張りバネ、樹脂バ
ネなどを使用できる。ここで、弾性部材として樹脂バネ
を使用する場合には、樹脂バネをイジェクトボタン54
とを一体に形成しても良い。
【0034】図6に本発明が利用する先願に係るデータ
保護構造の他の例を示す。図6はイジェクトボタン54
によるイジェクト操作前の状態を示し、(a)は平面
図、(b)は右側面図である。
【0035】図示のデータ保護構造において、イジェク
トスイッチ61は、図に示すように、イジェクトプレー
ト55がイジェクトボタン54によって矢印C方向に押
される方向に近接して配置されている。
【0036】イジェクトプレート55は、メインフレー
ム11(図3)の内側に組み付けられており、その両側
に側板55bを有する。この側板55bにはディスクホ
ルダユニットを案内するための案内溝55cが2つ設け
られている。イジェクトプレート55の内側にディスク
ホルダユニットが組み付けられている。ディスクホルダ
ユニットの両側の側板には、それぞれ、2つの案内溝5
5cと対応するように2本のピン63が設けられてい
る。
【0037】図示のデータ保護構造は、この案内溝55
cの形状を従来のもの(図5に示す案内溝55´c)か
ら変えている。すなわち、案内溝55cは矢印Cで示す
イジェクトプレート55の移動方向に延在した遊び部5
5c−1を持つ。このような構造により、イジェクトボ
タン54の操作時に、ディスクホルダユニットが上方に
持ち上がる前、すなわち、磁気ヘッドが持上げ動作を開
始する前に、イジェクトスイッチ61がオンしてデータ
書込み禁止信号を発生する。
【0038】このデータ書込み禁止信号は後述するコン
トローラに送出される。このデータ書込み禁止信号に応
答して、コントローラはFDに対するデータの書込みを
禁止する。従って、このようなデータ保護構造により、
実際にイジェクト動作が行われる前にFDに対するデー
タの書込みを禁止することができるので、FDに書込ま
れたデータを保護することができる。
【0039】尚、イジェクトスイッチの配置場所は上述
したものに限定されず、イジェクトボタンを操作した直
後で、かつイジェクタ機構が実際に動作を開始する前
に、オンする位置であればどこでも良い。
【0040】本発明では上述したデータ保護構造を利用
してFDの磁気ディスク媒体に傷が付くのを防止せんと
するものである。
【0041】図2に本発明に係るディスク保護方法を実
現するために必要なハードウェア構成である制御装置を
示す。図示の制御装置は、上述したコントローラ30
と、磁気ヘッド13へ/からのデータを増幅するヘッド
アンプ32と、スピンドルモータ70を駆動するスピン
ドルモータドライバ34と、ボイルコイル17と磁気回
路20から成るVCMモータ24を駆動するVCMドラ
イバ36とを有する。
【0042】以下、図1をも参照して、本発明の一実施
の形態に係るディスク保護方法について説明する。コン
トローラ30は、イジェクトスイッチ61がオンである
か、換言すれば、イジェクトスイッチ61からデータ書
込み禁止信号が送出されてきたか否かを監視している
(ステップS1)。イジェクトスイッチ61がオンとっ
たとき(イジェクトスイッチ61からデータ書込み禁止
信号が送出されてきたとき)、コントローラ30はライ
トゲート禁止指示信号をオンとする(ステップS2)。
このオンを示すライトゲート禁止指示信号に応答して、
ヘッドアンプ22は磁気ヘッド13への通電イネーブル
端子を使用禁止状態にする。これにより、磁気ヘッド1
3によるFD40の磁気ディスク媒体41に対するデー
タの書込みが禁止される。
【0043】引き続いて、コントローラ30は、スピン
ドルモータ70をオフとするためのスピンドルモータオ
フ信号とVCMリトラクト信号とをそれぞれスピンドル
モータドライバ34とVCMドライバ36とへ送出する
(ステップS3およびS4)。スピンドルモータオフ信
号に応答して、スピンドルモータドライバ34はスピン
ドルモータ70の駆動を停止する。VCMリトラクト信
号に応答して、VCMドライバ36は磁気ヘッド13を
FD40の磁気ディスク媒体41のランディング・ゾー
ンへ退避させるようにリクトラクト動作を行う。この技
術分野で周知のように、ランディング・ゾーンとは、磁
気ディスク媒体41の最内周側にある領域であって、F
DDの動作中でもデータの書込み/読出しが決して行わ
れることのない領域(不使用領域)である。このリトラ
クト動作時、VCMドライバ36は一定電流をボイスコ
イル17に流す。このリクトラクト動作によって、FD
40の磁気ディスク媒体41に対して傷が付くのを防止
することができる。なお、スピンドルモータ70の駆動
を停止しても、慣性によりスピンドルモータ70(ディ
ステーブル12)は回転し続けることに注意されたい。
例えば、ブレーキをかけなければ、スピンドルモータ7
0をオンとした時点から約3秒程度経過した後にスピン
ドルモータ70の回転は止まる。
【0044】磁気ヘッド13が磁気ディスク媒体41の
ランディング・ゾーンへ退避するまでに時間がかかる。
そこで、コントローラ30は、第1の遅延時間経過後
(ステップS5のYES)に、ブレーキ指示信号をスピ
ンドルモータドライバ34へ送出する(ステップS
6)。すなわち、第1の遅延時間は、磁気ヘッド13を
上記ランディング・ゾーンへ確実に退避させるのに必要
な時間に設定され、例えば、100m秒である。ブレー
キ指示信号に応答して、スピンドルモータドライバ34
はスピンドルモータ70にブレーキをかける。ここで、
ブレーキをかける方法としては、回路的に短絡する方法
などがある。
【0045】尚、スピンドルモータ70にブレーキをか
ける理由は次の通りである。前述したように、スピンド
ルモータ70の駆動を停止しても、ブレーキをかけなけ
ば、慣性によりスピンドルモータ70は回転し続ける。
一方、イジェクトボタン54の引き続くイジェクト操作
によって、イジェクトボタン54がイジェクトプレート
55に当接し、イジェクト動作を開始する。そして、デ
ィスクホルダユニットが上方に持ち上がり、FD40の
チャッキングが解除されようとする。すなわち、スピン
ドルモータ70のチャッキングピン72とFD40のチ
ャッキング孔43bとの係合が解除されようとする。こ
れにより、FD40の磁気ディスク媒体41の回転は停
止しようとするが、前述したように、慣性によりスピン
ドルモータ70は回転し続ける。これにより、スピンド
ルモータ70のチャッキングピン72がFD40のチャ
ッキング孔43bに対して出入りし、“カラカラ”と音
がする。この結果、スピンドルモータ70のチャッキン
グピン72が破損してしまうことがある。すなわち、こ
のようなスピンドルモータ70のチャッキングピン72
の破損を防止する為に、FD40のチャッキングが解除
される前、すなわち、イジェクタ機構による実際のイジ
ェクト動作を開始する前に、スピンドルモータ70にブ
レーキをかけてスピンドルモータ70の回転を強制的に
完全に停止させる。
【0046】コントローラ30は、第2の遅延時間経過
後(ステップS7のYES)に、待機状態に入る(ステ
ップS8)。ここで、第2の遅延時間は、スピンドルモ
ータ70にブレーキをかけることによりスピンドルモー
タ70の回転が完全に停止するのに必要な時間に設定さ
れ、例えば、500m秒程度である。
【0047】この待機状態において、イジェクトボタン
54の引き続くイジェクト操作によって、イジェクトボ
タン54がイジェクトプレート55に当接し(または、
ピン63が案内溝55cに沿って案内され)、実際にイ
ジェクト動作を開始する。ディスクホルダユニットが上
方に持ち上がり、ディスクロック機構によるFD40の
ロックが解除されると、ばね機構57の付勢力によりF
D40がイジェクトレバー51でディスクホルダユニッ
トから一部が飛び出した状態になるように排出され、F
D40をディスクホルダユニットから引き出し可能とな
る。
【0048】なお、このとき同時に、ロックレバー52
がばね機構57の付勢力により反時計方向に回動し、キ
ャリッジ15をロックする。すなわち、ロックレバー5
2の先端52aは、キャリッジ15を内周側に移動し
て、ボイスコイル17に係合する。なお、キャリッジ1
5の内周方向に移動は所定の位置で規制され、その所定
の位置よりさらに内周方向側にキャリッジ15が移動で
きないようになっている。
【0049】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、イジェクトボタンを操作した直後で、かつイ
ジェクタ機構が実際にイジェクト動作を開始する前に、
データ書込み禁止信号を発生するイジェクトスイッチを
利用することにより、データの書込みを禁止するばかで
なく、磁気ヘッドを磁気記録媒体のランディング・ゾー
ンに移動させて、スピンドルモータの回転を強制的に停
止させるようにしたので、磁気記録媒体に傷が付くのを
防止でき、またチャッキングピンが破損するのも防止す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態によるディスク保護方法を
説明するためのフローチャートである。
【図2】図1に示したディスク保護方法を実現するため
のハードウェア構成を示す制御装置である。
【図3】本発明に係るディスク保護方法が適用されるリ
ムーバブル磁気記録再生装置の1つであるFDDを示す
平面図である。
【図4】図3に示したFDDでアクセスされるFDを裏
面側から見た平面図である。
【図5】本発明が利用するデータ保護構造の一例を示す
図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【図6】本発明が利用するデータ保護構造の他の例を示
す図で、(a)は平面図、(b)は右側面図である。
【符号の説明】
24 VCMモータ 30 コントローラ 32 ヘッドアンプ 34 スピンドルモータドライバ 36 VCMドライバ 41 磁気ディスク媒体(磁気記録媒体) 61 イジェクトスイッチ 70 スピンドルモータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田路 秀次 神奈川県厚木市酒井1601 ミツミ電機株式 会社厚木事業所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に挿入された磁気記録ディスクを回
    転するためのスピンドルモータと、前記磁気記録ディス
    クの磁気記録媒体に対してデータの書込み/読出しを行
    う磁気ヘッドと、該磁気ヘッドを保持するキャリッジ
    と、該キャリッジを所定の半径方向に沿って駆動する駆
    動手段と、イジェクトボタンを操作することにより、前
    記磁気記録ディスクを排出するイジェクタ機構と、前記
    イジェクトボタンを操作した直後で、かつ前記イジェク
    タ機構が実際にイジェクト動作を開始する前に、データ
    書込み禁止信号を発生するイジェクトスイッチとを含む
    リムーバブル磁気記録再生装置において、前記イジェク
    トボタンを操作して前記イジェクタ機構によって前記磁
    気記録ディスクをイジェクトする際に前記磁気記録ディ
    スクを保護するディスク保護方法であって、 前記データ書込み禁止信号に応答して前記磁気ヘッドに
    対してデータの書込みを禁止させるステップと、 前記スピンドルモータの駆動をオフするステップと、 前記磁気ヘッドを前記磁気記録媒体のランディング・ゾ
    ーンへ退避させるように前記駆動手段で駆動するステッ
    プと、 前記磁気ヘッドを前記ランディング・ゾーンへ確実に退
    避させるのに必要な第1の遅延時間経過後に、前記スピ
    ンドルモータにブレーキをかけるステップと、 前記スピンドルモータにブレーキをかけることにより前
    記スピンドルモータの回転が完全に停止するのに必要な
    第2の遅延時間経過後に、前記イジェクタ機構による実
    際のイジェクト動作を開始するステップとを含むリムー
    バブル磁気記録再生装置のディスク保護方法。
JP8345860A 1996-12-25 1996-12-25 リムーバブル磁気記録再生装置のディスク保護方法 Withdrawn JPH10188455A (ja)

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