JP4266112B2 - 記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、特に、ヘッドをディスク上から退避させるランプ機構を有し、モ イル機器用として使用する小型記録再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ハードディスクドライブ(HDD)は、パソコンの外部記憶装置として普及してきたが、最近では、HDD内蔵の家電製品として、オーディオやビデオなどのコンテンツを録画、再生するハードディスクレコーダ、ジュークボックスなどのデータ記憶装置として採用されつつある。また、カーナビゲーションシステムには小型HDDが採用され、今後、ノート型パーソナルコンピュータのような小型のデジタル機器、モバイル情報機器は、小型HDDを搭載したデジタル機器が普及することも想定される。小型HDDは、デスクトップ型のような据え置き型とは異なり、携帯型であるため、外部からの振動や衝撃を受けやすい環境で使用される。
【0003】
このような小型HDDでの振動や衝撃に対する対策としては、HDDが停止中にヘッドがディスクに接触しない様にヘッドをディスク面上から退避しておく、ロード/アンロード機構(ランプ・ロード機構)がある。また記録再生装置が動作していないときにはヘッドが特定位置に停止していることが要求されるため、最近では、比較的小さな衝撃に対してはマグネットラッチ式のマグネットラッチ、比較的大きな衝撃に対してはイナーシャラッチが採用されている。
【0004】
ランプ・ロード機構は、装置が停止する際に、ヘッドをディスクの範囲外に配置されたランプまでアンロードさせて、起動時にはランプからディスク上にヘッドをロードさせる。ここで、HDDでは、ヘッドを搭載しているアクチュエータが設けられている。アクチュエータは、ボイスコイルモータ(VCM)の駆動力により、ディスクの半径方向に回転駆動する機構である。また、ランプはヘッドが乗り上げてディスク面上から退避するスロープを持つ部品である。(特許文献1、及び特許文献2参照)
また、HDDへの電源電圧が遮断され、ディスクを回転させるスピンドルモータとヘッドの駆動モータが共にダウンした場合、ディスクがヘッドによって傷つくことを防ぐために、そのヘッドを退避位置に強制移動させるための機能を持っている。この機能はエマージェンシーアンロードと呼ばれ、上述した様に電源が共にダウンした時にはスピンドルモータの惰性回転により生じる逆起電力を使ってその動作を行わせる。
【0005】
マグネットラッチは、ヘッドのアンロード時に、VCMのマグネットの磁力を利用して、VCMコイルに貼り付けられたラッチプレートを吸引させて、VCMコイルをラッチする機構である。この機構により、アクチュエータをラッチして、ヘッドをランプの位置で保持させることができる。
【0006】
【特許文献1】
特開2000−222838号公報(第4−5頁)
【0007】
【特許文献2】
特開2001−210030号公報(第3−5頁)
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、HDDはフレキシブルディスク装置と異なり、ディスクとヘッドが非接触で、かつその隙間は数十nmと非常に狭い。そのため、振動が起こることによって、ヘッドがディスクに接触しディスクを傷つけてしまう。その結果、ディスクの傷ついた部分のデータが損失してしまうことがある。また、HDD動作中およびシーク時は、常にヘッドがディスク上を浮上しているので、使用者は安全に移動させることができるか容易に判断することができない。
【0009】
上記したHDDを小型、及び携帯型のディジタル機器に適応した場合、デジタル機器のバッテリー切れ、ハードディスクドライブの交換、などの電断によりエマージェンシーアンロードが発生する可能性がある。また、振動や衝撃も頻繁に発生すると考えられる。
【0010】
このように、電断、及び振動下における携帯型のHDDでエマージェンシーアンロードが発生した場合、スピンドルモータの逆起電力を利用して強制的にヘッドを退避させるが、アクチュエータの移動方向とは逆の振動が発生した場合は、マグネットラッチの磁力が十分であるランプ上の位置まで移動することができない可能性が考えられる。また、携帯型のディジタル機器及びユーザは、電断後に、HDDのヘッド位置及びマグネットラッチが有効であるかどうかを知る手段はない。
【0011】
そこで、本発明の目的は、HDDのヘッドがランプ機構の特定位置へ退避できたことを確認できる記録再生装置を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を解決するため、記録媒体に対する情報の読み出し、あるいは書きこみを行うヘッドと、前記ヘッドに対して駆動指令を与えるヘッド駆動手段と、前記ヘッドを記録媒体上から退避させるランプ機構と、前記ヘッドを特定位置でラッチするラッチ機構を備え、外部機器からの電源電圧により、駆動制御される記録再生装置であって、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置へ退避したことを確認する確認手段を備えることを特徴とするもので、ヘッドがランプ上でラッチされたことを確認でき、安全に取扱うことができる記録再生装置を提供することができる。
【0013】
本発明は、記録媒体に対する情報の読み出し、あるいは書きこみを行うヘッドと、前記ヘッドに対して駆動指令を与えるヘッド駆動手段と、前記ヘッドを記録媒体上から退避させるランプ機構と、前記ヘッドを特定位置でラッチするラッチ機構と、記録再生装置の筐体の天板に設けられ、少なくとも前記ランプ機構及び前記ヘッドを目視することが可能な透明部とを備え、外部機器からの電源電圧により、駆動制御される記録再生装置であって、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避した時に、目視により確認できるマークされた表示手段と、前記ヘッドが前記ランプ機構へ退避できていなかった時に、ヘッドを特定位置に退避させるヘッド退避手段を備えることを特徴とし、前記特定位置は、前記ラッチ機構が有効である位置であることを特徴とし、また、前記目視により確認できるマークは、少なくとも前記ランプ機構にあるランプ、若しくは前記ランプ以外の場所に備えることを特徴とするもので、ヘッドが特定位置に退避できたことを容易に目視できる作用を有する。また、外部通知手段でヘッドが特定位置に退避できたか否かを確認することによって、記録再生装置の取扱いを安全に行うことができる作用を有する。
【0014】
また、前記ヘッド退避手段は、前記外部機器からの電源電圧が遮断された時、前記ヘッドを前記ランプ機構の特定位置へ強制的に退避させる強制移動手段を備えたことを特徴とするもので、電源電圧が遮断された時に、ヘッドは強制的に退避されるため、ディスクをヘッドによって傷つけ、データを破損する事故の発生を防ぐ作用を有する。
【0015】
また、前記強制移動手段は、前記記録媒体を回転駆動するモータの惰性回転によって生じる逆起電力を、前記ヘッド駆動手段に与えることにより、前記ヘッドを前記ランプ機構へ強制的に移動させることを特徴とする。
【0016】
また、記ランプ機構上の特定の退避位置にマークされた表示手段を備え、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避した時に、前記表示手段により前記ランプ機構の特定位置に退避できたことを目視により確認できる確認手段を備えたことを特徴とする。
【0017】
また、前記ヘッド退避手段は、マグネット駆動手段によってマグネットを移動させ、前記マグネットによって、コイルに取り付けたマグネットラッチを吸引し、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とするもので、ランプ上の特定の位置でラッチできていないことを確認した場合、修正することができ移動が起ってもディスクを傷つけることはなく、安全に取扱うことができる作用を有する。
【0018】
また、前記ヘッド退避手段は、マグネットが駆動するマグネット駆動手段によってマグネットを移動させ、前記マグネットによって、コイルに取り付けられたマグネットラッチを吸引し、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とする。
【0019】
また、前記ヘッド退避手段は、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避できなかったことを確認した時に、前記マグネット駆動手段を動作させて、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とし、また、前記ヘッド退避手段は、記録再生装置の筐体に設けられたボタンによって動作することを特徴とする。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の実施の形態によるHDDの構成を示す。図1において、データを記憶する記録媒体であるディスク1と、ディスク1を回転させるスピンドルモータ2と、記録媒体に対しデータの書きこみ及び読み出しを行うヘッド4と、アクチュエータ6と、アクチュエータ6を駆動させるボイスコイルモータ7と、アンロード時に機能するマグネットラッチ8と、ヘッドを退避させておくランプ3とを有する。
【0021】
ヘッド4は、磁気変換素子からなり、再生ヘッドと記録ヘッドを持つスライダである。アクチュエータ6は、ボイスコイルモータ7によって、ヘッド4をディスク面上に駆動させる。
【0022】
ヘッド4の先端に取り付けられたタブと呼ばれる部分が、ランプ3の傾斜部を有する部材へ乗り上げることで、ヘッド4がディスク1の外側へ退避する。
【0023】
本実施の形態の記録再生装置は、外部機器に挿入されその外部機器より操作される記録再生装置である。外部機器は、例えば、携帯電話、デジタルカメラ等の小型で、持ち運びが容易であり、HDDは記録媒体として、取り替えが容易に行えることを想定している。このような状態で、外部機器からHDDが操作される。
【0024】
(実施の形態1)
図2及び図3は、本発明の実施の形態による記録再生装置の例として、HDDを示した図である。図2において、11は、ディスクドライブの筐体の一部であるトップ・カバー、12は本実施の形態の第1の確認手段に相当する確認窓である。また、図3は、確認窓12から確認される例を示し、13、14は、第2の確認手段に相当し、13は、マグネットの磁力が有効である部分を色づけしたマグネットラッチ有効印13ある。14は、ヘッド4が、ランプ機構上の特定の位置へ退避するとヘッドによってその印を覆い隠すヘッド停止位置確認印14である。
【0025】
以上のような構成を有する、本発明の実施の形態1による記録再生装置の動作を説明する。
【0026】
はじめに、HDDを停止する手順として、外部機器は、アンロードの要求をHDDに対して出し、HDDは、アンロード要求を受け付け実行する。HDDは、メディア上から退避すると位置情報を示すサーボ情報が読めなくなる。しかし、HDDは、マグネットラッチが有効である位置までヘッドがランプに乗り上げているかどうかを確認できない。
【0027】
また、外部機器がHDDのヘッドのアンロード要求なしに、電源電圧を遮断したとすると、HDDは、ディスクを回転しているスピンドルモータの惰性回転によって生ずる逆起電力を、ヘッド駆動手段に与えることにより、ヘッドを強制的にランプへ退避させる。
【0028】
ここで、外部機器からの電源電圧が遮断され、HDDがヘッドを強制的にランプへ退避させている時に、ヘッドの移動方向とは逆の振動が発生したとすると、マグネットラッチの力が十分でないランプ上でヘッドが止まってしまうことが考えられる。さらに振動が続くこととなれば、ディスクをヘッドによって傷つけてしまい、データを破損してしまう。
【0029】
そこで、外部機器により、電源電圧が遮断された時に、確認窓12によって、ヘッドがランプ上に移動できているかどうかを確認でき、さらに、マグエンットラッチ有効印及びヘッド停止位置確認印14によって、マグネットラッチが有効である停止位置まで移動できたかどうかを確認できる。
【0030】
このように、本実施の形態によれば、ヘッドが特定の位置へ退避できたことを容易に目視できる。
【0031】
なお、上記の実施の形態において、確認窓12は、少なくともヘッド4とランプ3が目視できる大きさの窓としたが、天板そのものが、透明であってもかまわない。また、実施の形態1では、確認窓12を通して、マグネットラッチ有効印13、ヘッド停止位置確認印14を確認するようにしたが、どちらか一方であってもかまわないし、確認窓12以外の確認手段を用いてもかまわない。
【0032】
(実施の形態2)
図1は、本発明の実施の形態による記録再生装置の例として、HDDを示した図である。図1のヘッド退避手段10についての詳細を図4に示す。図4において、25は筐体、24は筐体25の表面上に装着されたゴム状の素材を想定し、ボタンとする。21はマグネットラッチに使用するマグネット、22,23,24は本実施の形態のヘッド退避手段に相当し、22はマグネット21を移動させる移動機構Aで、マグネット21が取りつけられている。23は移動機構Aを移動させる移動機構Bであり、ボタン24に取りつけられる。ボタン24が押すことで、移動機構B23が押し上げられ、それによって移動機構Aが右のほうへ移動する。それに伴ってマグネット21も右へ移動する。
【0033】
以上のような構成を有する、本発明の実施の形態2による記録再生装置の動作を説明する。
【0034】
はじめに、実施の形態1によって、ヘッドがランプ上の特定位置に退避できなかったことを確認した場合を想定する。
【0035】
まず、図4中に示すマグネット駆動要求手段であるボタン24を押すことによって、移動機構B23を押し上げる。移動機構B23が押し上げられると、それに伴って移動機構Aが図中に示すとおり右方向へ移動し、コイル7へ近づく。それにより、マグネット21の力によってコイル7に取り付けられたマグネットラッチ8を引きつけることによってマグネットラッチが有効となる。ボタン24を戻すと、それに伴って移動機構A22も、元の位置へ戻る。この動作により、ヘッドをランプ上の所定の位置へ強制的に移動し、退避させる。
【0036】
このように、本実施の形態によれば、ランプ上の特定の位置でラッチできていないことを発見し、修正することができ、振動が起こっても、ヘッドがランプから落ちてディスクを傷つけてデータを破損することはない。これによって安全に取り扱うことが可能となる。
【0037】
なお、上記の実施の形態において、マグネット21はマグネットラッチとして説明を行っているが、マグネットラッチ用のマグネット、およびヘッド退避手段用のマグネットとして独立して存在してもかまわない。また、VCMを駆動させるマグネットを利用してもかまわない。
【0038】
(実施の形態3)
図5は、本発明の実施の形態による記録再生装置の例として、HDDを示した図である。図5において、31は本実施の形態の外部通知手段に相当し、この例ではLEDとする。32は本実施の形態のヘッド位置確認手段に相当し、センサとする。33は本実施の形態の自己電源電圧供給手段に相当し、電池とする。
【0039】
以上のような構成を有する本発明の実施の形態3による記録再生装置の動作を説明する。
【0040】
はじめに、外部機器からHDDに対して電源が供給され、スピンドルモータによって、ディスクを回転させる。そして、HDDに対して読み出し、及びシークの要求がくると、HDDはヘッドをランプ上からロードする。また、外部機器からHDDに対してヘッドのアンロード要求が来ると、HDDはヘッドをランプ上へアンロードさせる。ヘッドがランプに乗り上げ所定の位置に到着すると、マグネットラッチが働きヘッドはラッチされる。
【0041】
このとき、本発明のHDDの動作としては、外部機器からHDDに対して電源電圧が供給されると、ランプ上のセンサ32が働き、ヘッドがランプ上の特定の位置でラッチされていれば、LED31を緑色点灯させる。HDDのヘッドがランプ上からロードされると、ランプ上に設置されたセンサ32は、ランプ上のヘッドがなくなったことを感知して、LED31を赤色点灯させる。また、ヘッドがランプ上へアンロードされ、ランプ上のセンサ32によってヘッドを感知できればLED31を緑色消灯させる。このLED31を使用者が確認することによって、HDDを安全に取り扱うことができる。
【0042】
さらに、本実施の形態の記録再生装置は自己電源電圧供給手段として電池33を搭載している。本実施の形態3では、センサ32とLED31、スピンドルモータの逆起電力を補強する形で電源電圧を供給する。例えば、外部機器のバッテリ切れなどによって突然に電源電圧が遮断されることとなっても、LED31によって、ヘッドがランプ上へアンロードできたことを使用者は確認することができる。
【0043】
このように、本実施の形態によれば、使用者はヘッドがラッチされたことを確認することができ、安全に取り扱うことができる。また、ヘッドがランプ上から落ちて、ディスクに傷をつけてデータを破損することがない。
【0044】
なお、上記の実施の形態3において、外部通知手段はLED31として説明したが、これは一例であって音声等の別の通知手段を使っても良い。また、自己電源電圧供給手段は電池33として説明を行ったが、一例であって、コンデンサ等の別の供給手段でも良い。
【0045】
(実施の形態4)
図6は、本発明の実施の形態4による記録再生装置の例として、HDDを示した図である。図6において、32は、本発明のヘッド位置確認手段に相当し、センサとする。実施の形態3で示したセンサと同等の構成とする。42は、HDDのインターフェースを示す。41はCPUを示す。
【0046】
以上のような構成を有する本発明の実施の形態4による記録再生装置の動作を説明する。
【0047】
はじめに、外部機器からHDDに対して電源が供給され、スピンドルモータによって、ディスクを回転させる。HDDに対して読み出し及びシークの要求がくると、HDDはヘッドをランプ上からロードする。また、外部機器からHDDに対して、ヘッドのアンロード要求がくると、HDDはヘッドをアンロードさせる。ヘッドがランプに乗り上げ所定の位置に到着すると、マグネットラッチが働きヘッドはラッチされる。
【0048】
このとき、本実施の形態のHDDの動作としては、外部機器からHDDに対して電源電圧が供給されると、ランプ上のセンサ32が働き、ヘッドがランプ上の特定の位置でラッチされていなければ、CPU41は特定の位置に無いと判断し、例えば、再度アンロードを行う等の処理が可能となる。さらに、HDDのヘッドがランプ上の所定の位置へアンロードできているかを認識できる。HDD側が、ランプ上の所定の位置へアンロードできたことを通知できるコマンドを用意することで、外部機器から安全にHDDを取り出すことが可能となる。例えば、外部機器と協働して、HDDのヘッドがランプ上の所定の位置へアンロードできていなければHDD取りだしボタンが有効にならないというような形態も可能となる。
【0049】
このように、本実施の形態によれば、外部機器にヘッドがラッチできたことを通知することができ、安全に取り扱うことができるようになる。また、ヘッドがランプ上から落ちて、ディスクに傷をつけてデータを破損することがない。
【0050】
(実施の形態5)
図7は、本発明の実施の形態5による記録再生装置の例として、HDDを示した図である。図7において、32は、ヘッド位置確認手段に相当し、センサとする。実施の形態3で示したセンサと同等の構成とする。51は、外部機器を示し、52は、取りだし禁止機構を示す。
【0051】
以上のような構成を有する本発明の実施の形態5による記録再生装置の動作を説明する。
【0052】
はじめに、外部機器からHDDに対して電源が供給され、HDDに対して読み出し及びシークの要求がくると、HDDはヘッドをランプ上からロードする。また、外部機器からHDDに対してヘッドのアンロード要求がくると、HDDはヘッドをアンロードさせる。ヘッドがランプに乗り上げ所定の位置に到着すると、マグネットラッチが働きヘッドはラッチされる。
【0053】
本発明のHDDの動作としては、外部機器からHDDに対して電源電圧が供給されると、ランプ上のセンサ32が動作する。ヘッドがランプ上の特定の位置から外れると、ヘッドが動作中であることを認識し、ロック機構52が動作し外部機器から外れないようになる。外部機器からアンロード要求を受けると、HDDはヘッドをランプ上にアンロードさせる。ヘッドがランプ上の特定の位置へアンロードできるとセンサ32によって認識し、ロック機構52は一つロックを解除する。
【0054】
このように、本実施の形態によれば、外部機器からHDDを安全に取り外すことが容易になる。
【0055】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、小型のデジタル機器に搭載されたHDDにおいて、運搬などによる取り扱い時の振動、HDDメディアのデジタル機器からの取り出しなどによって、ヘッドによってディスクに傷をつけてデータを損傷することが無く、安全に取り扱うことができるHDDを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態2および、ディスクドライブの各部を示す図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に関するディスクドライブのトップ・カバーを示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態1に関するディスクドライブのヘッド及びランプ機構を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に関するマグネットラッチ部を示す図である。
【図5】 本発明の実施の形態3に関するディスクドライブの各部を示す図である。
【図6】 本発明の実施の形態4に関するディスクドライブの各部を示す図である。
【図7】 本発明の実施の形態5に関するディスクドライブの各部を示す図である。
【符号の説明】
1 ディスク
2 スピンドルモータ
3 ランプ
4 ヘッド
5 筐体
6 アクチュエータ
7 コイル
8 ラッチプレート
9 マグネット
10 ヘッド退避手段
11 トップカバー
12 確認窓
13 マグネットラッチ有効印
14 ヘッド停止位置確認印
21 マグネット
22 移動機構A
23 移動機構B
24 ボタン
25 筐体
31 LED
32 センサ
33 電池
41 CPU
42 インターフェース
51 外部機器
52 ロック機構

Claims (9)

  1. 記録媒体に対する情報の読み出し、あるいは書きこみを行うヘッドと、前記ヘッドに対して駆動指令を与えるヘッド駆動手段と、前記ヘッドを記録媒体上から退避させるランプ機構と、前記ヘッドを特定位置でラッチするラッチ機構と、記録再生装置の筐体の天板に設けられ、少なくとも前記ランプ機構及び前記ヘッドを目視することが可能な透明部とを備え、外部機器からの電源電圧により、駆動制御される記録再生装置であって、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避した時に、目視により確認できるマークされた表示手段と、前記ヘッドが前記ランプ機構へ退避できていなかった時に、ヘッドを特定位置に退避させるヘッド退避手段を備えることを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記特定位置は、前記ラッチ機構が有効である位置であることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  3. 前記目視により確認できるマークは、少なくとも前記ランプ機構にあるランプ、若しくは前記ランプ以外の場所に備えることを特徴とする請求項2に記載の記録再生装置。
  4. 前記ヘッド退避手段は、前記外部機器からの電源電圧が遮断された時、前記ヘッドを前記ランプ機構の特定位置へ強制的に退避させる強制移動手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  5. 前記強制移動手段は、前記記録媒体を回転駆動するモータの惰性回転によって生じる逆起電力を、前記ヘッド駆動手段に与えることにより前記ヘッドを前記ランプ機構へ強制的に移動させることを特徴とする請求項4に記載の記録再生装置。
  6. 前記ヘッド退避手段は、マグネットが駆動するマグネット駆動手段によってマグネットを移動させ、前記マグネットによって、コイルに取り付けられたマグネットラッチを吸引し、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  7. 前記ヘッド退避手段は、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避できなかったことを確認した時に、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とする請求項1に記載の記録再生装置。
  8. 前記ヘッド退避手段は、前記ヘッドが前記ランプ機構の特定位置に退避できなかったことを確認した時に、前記マグネット駆動手段を動作させて、前記ヘッドを強制的に前記ランプ機構の特定位置へ退避させることを特徴とする請求項6に記載の記録再生装置。
  9. 前記ヘッド退避手段は、記録再生装置の筐体に設けられたボタンによって動作することを特徴とする請求項1乃至8のいずれかに記載の記録再生装置。
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