JP2730370B2 - 側面衝突センサシステム - Google Patents

側面衝突センサシステム

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JP2730370B2 JP3351710A JP35171091A JP2730370B2 JP 2730370 B2 JP2730370 B2 JP 2730370B2 JP 3351710 A JP3351710 A JP 3351710A JP 35171091 A JP35171091 A JP 35171091A JP 2730370 B2 JP2730370 B2 JP 2730370B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、車両の側面衝突を検
知して、二次衝突から乗員を保護するエアバッグを膨張
させる信号を出力する側面衝突センサシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両の側面衝突時等に展開して乗員を保
護するサイドエアバッグ装置は、エアバッグ装置の一部
であるインフレータで発生する不活性ガスによって膨張
させられるもので、特に電気式エアバッグ装置は、サイ
ドドア内等に配設した衝突センサが衝突を検知した際に
出力する信号によって、インフレータ内のガス発生剤が
点火され、瞬間的に発生する大量の不活性ガスがエアバ
ッグ内に急速に充満して瞬時に膨張し、乗員とサイドド
ア内面等との間に展開して二次衝突から乗員を保護す
る。
【0003】このように、車体の構造による衝撃吸収量
が少ない側面衝突の場合には、極めて短い時間でエアバ
ッグを膨張させなければならないため、高感度の衝突セ
ンサを、車体上で最も早く衝突を検知できる箇所に取付
ける必要がある。
【0004】そこで本出願人は、側面衝突センサシステ
ムの一例を、特願平3−169333号により既に提案
している。この衝突センサ1は図3に示すように、車両
のサイドドア内等の側面衝突時に最初に衝突荷重が加わ
る車体部分に、長い板状のセカンダリセンサ2が、サイ
ドドアビーム3のドアアウタパネル側に、スペーサ4を
介して取付けられる。また、このセカンダリセンサ2の
表面のドアアウタパネル側には、セカンダリセンサ2が
潰されるよりも小さい力で潰れてスイッチONすると共
に、セカンダリセンサ2と同じ幅で短かい板状のプライ
マリセンサ5が、所定の間隔で複数配設されており、こ
のプライマリセンサ5が2個以上ONするか、またはセ
カンダリセンサ2がONしたときに衝突を検出して、制
御装置6がインフレータに対して着火信号を出力するよ
うになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述した従
来の衝突センサ1の場合には、AND回路となるプライ
マリセンサ5が、ある一定の間隔で複数個並んでいるた
め、その中の1つのプライマリセンサ5についての不感
域C(図3参照)、すなわち、そのプライマリセンサと
別のプライマリセンサとの両方がONとなって初めて、
センサシステムがONとなる時に、一方のプライマリセ
ンサがONとならないためにセンサシステムがONとな
らない範囲、が広くなるという問題があった。
【0006】そのため、プライマリセンサ5の間隔を狭
くすることによって、センサの不感域Cを狭くすること
ができるが、サイドドア1の開閉時に電柱や標識ポール
等にドアが当った場合や、駐車中にサイドドア1を外側
から蹴られたり悪戯されたりした場合等のように、外力
が局部的に入力された場合にも複数個のプライマリセン
サ5がONとなり、誤作動して衝突検出信号を発信して
インフレータを着火し、非衝突時にエアバッグを膨張さ
せてしまう虞れがあった。そのため、プライマリセンサ
5の間隔を接近させることだけでは、不感域Cを狭くす
るための対策として不充分であった。
【0007】この発明は、上記の事情に鑑みなされたも
ので、不感域を狭くするとともに、誤作動を防止できる
側面衝突センサシステムを提供することを目的としてい
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めの手段としてこの発明は、側面衝突を検知したとき
に、エアバッグを膨張させる信号を出力する側面衝突セ
ンサシステムにおいて、加圧されると信号を出力する衝
突センサを、衝突初期に衝突荷重が加わる車体部分に、
互いに接近させて複数設けるとともに、この衝突センサ
のうち、隣接しない2つ以上の衝突センサが信号を出力
した場合に、側面衝突を検知して前記信号を出力するこ
とを特徴としている。
【0009】
【作用】上記のように、この側面衝突センサシステム
は、加圧されて信号を出力する衝突センサを、比較的狭
い間隔で複数設けるとともに、互いに隣接しない2つ以
上の衝突センサが信号を出力した場合に、センサシステ
ムが側面衝突を検知する。そのため、センサの不感域を
狭くできるとともに、隣接する2個の衝突センサのみが
信号を出力した場合のような局部的な入力に対してはセ
ンサシステムは衝突を検知せず、誤作動によるエアバッ
グの無用な展開を防止する。
【0010】
【実施例】以下、この発明の側面衝突センサシステム
を、長い板状のセカンダリセンサの表面にプライマリセ
ンサを複数配設したサイドエアバッグ装置のセンサシス
テムに適用した一実施例を図1および図2に基づいて説
明する。
【0011】側面衝突用エアバッグ装置のエアバッグ
は、図示してないがサイドドア内または車室側のアーム
レスト内等に収容されており、衝突センサ11が側面衝
突を検知するとインフレータを着火させる信号が出力さ
れるようになっている。この衝突センサ11は、図2に
示すようにサイドドア12のアウタパネル13と、この
アウタパネル13のすぐ内側にほぼ水平に設けられたサ
イドドアビーム14との間に、前記サイドドアビーム1
4にスペーサ15を介して一体に取付けられている。そ
して、図1に示すようにこの衝突センサ11は、薄型の
角パイプ状をした長尺のセカンダリセンサSと、このセ
カンダリセンサSと断面形状がほぼ同じで剛性が小さい
薄型の角パイプを短く切断した形状で、このセカンダリ
センサSの一側面に互いに接近した間隔で配設された複
数のプライマリセンサPとを主体に構成されており、断
面円形の高剛性のサイドドアビーム14にスペーサ15
を介して取付けられている。
【0012】また、各プライマリセンサPは、比較的小
さな力で加圧されても圧潰されて、例えば内側に対向配
置した接点(図示せず)が導通してONとなるタイプの
高感度のタッチセンサであり、またセカンダリセンサS
は、プライマリセンサPがONする力より大きな一定以
上の力で加圧されると、同様に圧潰されて接点(図示せ
ず)が導通してONとなる若干感度の低いタッチセンサ
であり、前記プライマリセンサPはセカンダリセンサS
の表面に重ねて取付けられている。
【0013】そして前記衝突センサ11は、プライマリ
センサPとセカンダリセンサSのON/OFFの状態に
応じて衝突検知信号を出力し、もしくは出力しないよう
になっており、そのための手段として制御装置16を備
え、プライマリセンサP1 ,P2 ……Pn およびセカン
ダリセンサSは、この制御装置16にそれぞれ接続され
ている。そして、車体の側面方向からの荷重によって、
プライマリセンサPのうち、少なくとも互いに隣接して
いない2つのプライマリセンサPがONした場合と、少
なくともセカンダリセンサSがONした場合に、センサ
システムが側面衝突をそれぞれ検知するようになってい
る。
【0014】したがって、例えば図1でほぼ中央のプラ
イマリセンサP4 に対する不感域は、隣接するプライマ
リセンサP5 の手前から、非隣接状態で最も近いプライ
マリセンサP2 の手前までの範囲C1 と、同様に隣接す
るプライマリセンサP3 の手前から、非隣接状態で最も
近いプライマリセンサP6 の手前までの範囲C2 とな
り、従来のようにプライマリセンサP1 ,P4 ,P7 の
3個を間隔を離して設置した場合の不感域Cの範囲と比
べると、間に2個のプライマリセンサP2 ,P3とプラ
イマリセンサP5 ,P6 とをそれぞれ増設することによ
って、衝突以外の側面方向からの入力に対する誤作動を
防止しながら、不感域Cの範囲をほぼ半分に減縮させる
ことができるようになっている。
【0015】次に、上記のように構成されるこの実施例
の作用を説明する。
【0016】このようにサイドドア12内に取付けられ
た衝突センサ11は、走行中に他の車両が側面衝突した
ときには、他の車両のバンパ等が車体側面の広い範囲に
衝突するため、衝突エネルギの分散荷重によって複数の
プライマリセンサPが圧潰されてそれぞれONとなる。
したがって、隣接していない2つ以上のプライマリセン
サPがONされるため、センサシステムが側面衝突を検
知して、制御装置16からインフレータに対して着火信
号が出力されてサイドエアバッグを膨張させ、車室内の
乗員とサイドドア12との間に展開して、二次衝突から
乗員を保護することができる。また、各プライマリセン
サPに対する不感域C1 ,C2 を狭くでき、センサシス
テムの信頼性を向上することができる。
【0017】また車両が走行中にスピンあるいは横滑り
して、電柱等に側面衝突したときには単位面積当りの荷
重が大きくなるから、少なくともセカンダリセンサSが
ONとなる。この場合、荷重のかかる箇所によっては、
いずれか1個のプライマリセンサPがONとなるか、あ
るいは全くONとならない場合もあるが、セカンダリセ
ンサSがONとなる結果、センサシステムが衝突を検出
して、制御装置16からインフレータに対して着火信号
が出力されてサイドエアバッグを膨張させ、車室内の乗
員とサイドドア12との間に展開して、二次衝突から乗
員を保護する。
【0018】また、この衝突センサ11は、駐車場等に
おいて、サイドドア12を開く際に、誤ってサイドドア
12を標識の支柱等のポールにぶつけた時には、サイド
ドアに対して比較的小さな力が局部的に加わるが、例え
ば隣接したプライマリセンサP4 ,P5 のみがONする
だけで、セカンダリセンサSはONせず、またプライマ
リセンサP4 と隣接していないプライマリセンサP2 ,
P6 等もONしないためセンサシステムは衝突を検出せ
ず、よってエアバッグは展開しない。
【0019】なお、上記実施例においては衝突センサを
サイドドアビームに取付けた場合について説明したが、
車体側部の他の部材に取付けることも可能で、例えばデ
ントビームやリインフォース材等の比較的剛性の高い部
材が取付けに適している。またこの実施例ではプライマ
リセンサPをセカンダリセンサSの表面に配設した場合
について説明したが、プライマリセンサPをサイドドア
ビーム等に直接取付けて、セカンダリセンサSと別々に
配設することもできる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したようにこの発明の側面衝突
センサシステムは、加圧されると信号を出力する衝突セ
ンサを、衝突初期に衝突荷重が加わる車体部分に、互い
に接近させて複数設けるとともに、この衝突センサのう
ち、隣接しない2つ以上の衝突センサが信号を出力した
場合に、側面衝突を検知して前記信号を出力するように
構成されているので、側面衝突以外の理由による側面荷
重を明確に峻別してエアバッグ装置の誤作動を防止しな
がら、センサの不感域を狭くでき、またセンサシステム
の信頼性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の側面衝突センサシステムを示す斜視
図である。
【図2】衝突センサの配置を示すサイドドアの一部切欠
き斜視図である。
【図3】従来の側面衝突センサシステムを示す斜視図で
ある。
【符号の説明】
11 衝突センサ 12 サイドドア 13 アウタパネル 14 サイドドアビーム 15 スペーサ 16 制御装置 P プライマリセンサ S セカンダリセンサ C 不感域

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 側面衝突を検知したときに、エアバッグ
    を膨張させる信号を出力する側面衝突センサシステムに
    おいて、 加圧されると信号を出力する衝突センサを、衝突初期に
    衝突荷重が加わる車体部分に、互いに接近させて複数設
    けるとともに、この衝突センサのうち、隣接しない2つ
    以上の衝突センサが信号を出力した場合に、側面衝突を
    検知して前記信号を出力することを特徴とする側面衝突
    センサシステム。
JP3351710A 1991-06-14 1991-12-16 側面衝突センサシステム Expired - Fee Related JP2730370B2 (ja)

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US07/897,750 US5392024A (en) 1991-06-14 1992-06-12 Collision detection system
EP92110080A EP0518381B1 (en) 1991-06-14 1992-06-15 Collision detection system
DE69204562T DE69204562T2 (de) 1991-06-14 1992-06-15 System zur Kollisionserkennung.

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