JP2729086B2 - 車両用シートの起立位置保持構造 - Google Patents

車両用シートの起立位置保持構造

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、倒伏位置と起立位置との間で回動可能に車
体に取り付けられたシートを、簡単な構造及び操作で上
記起立位置に容易に保持できるようにした車両用シート
の起立位置保持構造に関する。
〔従来の技術〕
従来から車両用シートの下方に燃料タンク,バッテ
リ,エンジン等を搭載する場合がある。このような車両
では、燃料の補給,バッテリ液の補充,エンジンの整備
等を容易に行えるようにするために、上記シートの下方
に開口を設け、該開口を上記シートで開閉できるように
構成するのが一般的である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで上記開口をシートで開閉できるように構成し
た場合に、何らかの車両部品が存在することによって、
該シートを180度反転する位置に回動させることができ
ず、該シートを例えば90度程度の起立位置に保持する必
要が生じる場合がある。このような場合は、シートを起
立位置に保持するための構造が必要となるが、設計の如
何によっては、上記保持構造が複雑化したり、その操作
が煩雑になる懸念がある。
本発明は、上記状況に鑑みてなされたもので、簡単な
構造で、かつ簡単な操作でシートを容易確実に起立位置
に保持できる車両用シートの起立位置保持構造を提供す
ることを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、車体にヒンジによって倒伏位置と起立位置
との間で回動可能に取り付けられた車両用シートを上記
起立位置に保持するための構造において、車体のシート
側方位置に支持部材を配設し、シートを起立位置に回動
させたとき回動軸方向に移動できるように上記ヒンジを
構成し、該シートを起立位置で回動軸方向に移動させた
後、倒伏位置側に回動させると上記保持部材がシートの
裏面を支持するように構成したことを特徴としている。
ここで本発明における支持部材は、シート側方に配設
されてシートの横移動を阻止したり、乗員が手を載せた
りするためのアームレストと兼用することができる。
〔作用〕
本発明に係る起立位置保持構造において、シートを起
立位置に保持するには、シートを起立位置に回動させ、
そのまま回動軸方向に移動させた後、倒伏位置側に回動
させればよく、これによりシートの裏面を支持部材が支
持することとなり、その結果シートは起立位置に保持さ
れる。
このように本発明では、シートを回動軸方向に移動可
能に構成し、移動位置に支持部材を設けるという、非常
に簡単な構造でシートを起立位置に保持でき、またその
操作もシートを起立位置にて回動軸方向に移動させるだ
けでよく、非常に簡単である。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第10は本発明の一実施例によるゴルフカ
ー用シートの起立位置保持構造を説明するための図であ
る。
図において、1は本実施例構造が適用されたゴルフカ
ーであり、該ゴルフカー1の車体フレーム2は、鋼管製
の縦パイプ2aと横パイプ2bとを平面視梯子状に組み合わ
せた構造になっている。この車体フレーム2の前側左,
右隅には前輪3が、後側左,右隅には後輪4が配設され
ており、また該車体フレーム2の前端にはフロントバン
パ26が、後端にはリヤバンパ27が取り付けられており、
さらに該車体フレーム2は樹脂製のボディ5で覆われて
いる。このボディ5の前後方向略中央部にはエンジンル
ーム5aが形成され、該エンジンルーム5a上には2名着座
用ベンチ型シート6が搭載されており、該シート6の後
方には、左,右一対のバックレスト7が配設されてい
る。なお9はプレー時にセーター等を収容するバスケッ
ト、5bはゴルフバッグを収容するためのバッグ収容凹
部、10はバッグ固定用バンドである。
上記ボディ5のシート6より前方部分には乗員が足を
載せるフロア5cが形成され、該フロア5cのさらに前方に
は前輪3の上方を覆うカウルパネル5dが配設されてお
り、該パネル5dとフロア5cとの境界には前輪上方空間と
の仕切りとなるダッシュパネル28が配設されている。24
aはこのダッシュパネル28を貫通して上記シート6側に
延びるステアリングコラムであり、該コラム24aの上端
にはステアリングホイール24bが固着されており、該ホ
イール24bは上記シート6より前方でかつ上方に位置し
ている。そして上記ダッシュパネル28の周縁にはプロテ
クタ29が装着されており、これは乗員のスパイク等で上
記周縁が損傷するのを防止するためのものである。
上記バックレスト7は、木製のバックプレート11の前
面に低温発泡材で形成されたクッション12を貼設し、こ
れを表皮13で覆った構造のものである。上記クッション
12の背面側には溝状の凹部12aが3列形成されており、
この凹部12aは、低温発泡材の荷重−変形特性を、初期
は容易に変形し、後期は比較的変形しにくい特性にする
ためのものであり、これにより柔軟でかつ底突き感のな
いクッション特性を得ることができる。
また、上記バックプレート11は、下端が上記車体フレ
ーム2に固着された支持パイプ8の支持ブラケット8aに
ボルト締め固定されている。なお、この支持パイプ8は
後方に折り曲げ延長されており、左,右の後方延長部間
に上記バスケット9が懸架支持されている。また上記バ
ックレスト7の背面側は、樹脂製の裏カバー14で覆われ
ており、該カバー14は固定用木ねじ14aで上記バックプ
レート11に固定されている。
上記裏カバー14の下部には、上記支持パイプ8を挟む
ように左,右一対の凹部14bが水平方向に延びるように
形成されており、該凹部14bの外側端には凸部14cが、支
持パイプ8の側面には凸条14dがそれぞれ形成されてい
る。そして各バックレスト7の車幅方向外側に位置する
凹部14b内には、ボールケース15が取り付けられてお
り、これは上記木ねじ14aで裏カバー14と共にバックプ
レート11にねじ込み固定されている。このボールケース
15は横断面コ字状のもので、開口縁には係止爪15aが内
方に折り曲げ形成されており、ボールの出し入れはこの
開口を押し拡げることによって行う。また上記凸部14c,
凸条14dはボールケース15の左,右端部に位置してゴル
フボールの落下を防止するストッパとなっている。
上記エンジンルーム5a内には図示しないエンジン,バ
ッテリ,燃料タンク等が収容されている。このエンジン
ルーム5aの天井位置には、メンテナンス用開口5eが形成
されており、該開口5eは上記シート6で開閉可能になっ
ている。このシート6は底板16の上面に低温発泡材から
なるクッション17を貼設し、これの表面を表皮18で覆
い、さらにその下面周縁に補強パイプ19を配設し、これ
をブラケット19aを介して上記底板16に木ねじ19bで固定
した構成となっている。なお、19cは上記開口5eの縁部
と該シート6との間をシールするシール部材であり、こ
れは上記底板16の下面に固定されている。
上記シート6の補強パイプ19の前縁部分には、左,右
一対のヒンジ20が設けられている。このヒンジ20は、補
強パイプ19側にリベット21aで固定された係合プレート2
1と、上記エンジンルーム5aの天井部分にボルト22cで固
定された支持プレート22とから構成されている。上記係
合プレート21の前縁には、その中央部分を下方に、さら
に前方に折り曲げてなる係止片21bが形成されており、
上記支持プレート22の前縁には、これを上方に、さらに
前方に折り曲げてなる支持片22aが形成されている。さ
らに該支持片22aには上記係止片21bの幅より長いスリッ
ト22bが形成されており、このスリット22bに上記係止片
21bが挿入されている。これにより、シート6は上記ス
リット22bを中心に回動可能になっており、かつ上記係
止片21bとスリット22bとの幅の差の分だけ回動軸方向に
スライド可能になっている。さらにこのシート6を起立
位置に回動させると、上記係止片21bがスリット22bから
抜け、該シート6はそのまま上方に取り外すことができ
る。
また上記シート6の左,右端に接するように、左,右
一対のアームレスト23が配設されている。このアームレ
スト23は、上記シート6が車幅方向にずれるのを阻止す
るとともに、乗員が車両の乗り降り時に手で持ったり、
あるいは腕を載せて休めるためのものである。このアー
ムレスト23は、アルミ押し出し材製の角パイプを略台形
状に折り曲げたものであり、その下辺部23aがボルト23b
によって上記エンジンルーム5aの天井壁部分に固定され
ている。そしてこのアームレスト23は、上記シート6を
起立位置に回動させ、該位置で回動軸方向、つまり車幅
方向にスライドさせ、しかる後倒伏位置側に戻そうとす
ると、該シート6の裏面を支持して回動を阻止する。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例において、エンジンの点検整備,あるいは燃
料補給を行うには、シート6を回動させて開口5eを開く
こととなる。この場合、該シート6を前方に反転させる
ことができれば、そのままで上記点検整備等を行うこと
ができる。しかし、該シート6の直近にステアリングホ
イール24bが位置していることから、該シート6を前方
に反転させることができない。そこで該シート6を起立
位置に保持する訳であるが、それには該シート6を略垂
直の起立位置に回動させ、この位置で回動軸方向、つま
り車幅方向外方にスライドさせる。本実施例のヒンジ20
は、支持プレート22のスリット22bに沿って係合プレー
ト21が摺動できるので、上記シート6のスライドが可能
である。そしてスライドさせた位置でもとの倒伏位置側
に少し回動させれば、これにより該シート6の裏面に上
記アームレスト23の前側上端が当接し、その結果該シー
ト6は上記開口5eを開いた起立位置に保持される。
このように本実施例では、シート6を外方にスライド
できる構造とし、アームレスト23で支持する構造とした
ので、非常に簡単な構造でシート6を起立位置に保持で
きる。また、シート6を起立位置に回動させて外方にス
ライドさせるだけという非常に簡単な操作で、シート6
を起立位置に保持できる。
なお、上記実施例では、アームレスト23をシートの支
持部材に兼用したが、本発明では別個の部材を設けてシ
ートを支持するようにしてもよい。また、上記実施例で
はゴルフカー用シートについて説明したが、本発明は勿
論ゴルフカー以外の車両用シートにも適用できる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る車両用シートの起立位置保
持構造によれば、シートを回動可能に、かつ回動軸方向
に移動可能に取り付け、シートを起立位置にて回動軸方
向に移動させたとき、該シートの裏面を支持する支持部
材を設けたので、非常に簡単な構造で、かつ簡単な操作
でシートを起立位置に保持できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第10図は本発明の一実施例によるゴルフカ
ー用シートの起立位置保持構造を説明するための図であ
り、第1図は一部断面側面図、第2図は一部断面平面
図、第3図,第4図は第2図のIII−III線断面図,IV−I
V線断面図、第5図はヒンジの平面図、第6図はバック
レストの背面図、第7図(a)はその断面側面図、第7
図(b)は第6図のVII b−VII b線断面図、第8図,第
9図,第10図はそれぞれ本実施例構造が採用されたゴル
フカーの側面図,平面図,背面図である。 図において、5はボディ(車体)、6はシート、20はヒ
ンジ、23はアームレスト(支持部材)である。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】倒伏位置と起立位置との間で回動可能にヒ
    ンジを介して車体に取り付けられた車両用シートを上記
    起立位置に保持するための構造において、車体のシート
    側方位置に支持部材を配設し、上記ヒンジを、上記シー
    トを起立位置で回動軸方向に移動できるよう構成し、該
    シートを起立位置で回動軸方向に移動させた後、倒伏位
    置側に回動させると該シートの裏面を上記支持部材が支
    持するように構成したことを特徴とする車両用シートの
    起立位置保持構造。
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