JP2726173B2 - ステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール方法及び装置 - Google Patents

ステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール方法及び装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延後のステンレ
ス鋼帯の焼鈍・脱スケール方法及び装置に係り、特に、
熱延鋼帯の表面にアルカリ土類金属塩化物溶液を塗布し
て焼鈍した後、C反り矯正を行い、その後酸化スケール
を除去することにより効率よく脱スケールを施すことが
できるステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】熱間圧延されたステンレス鋼帯は、連続
焼鈍酸洗ライン(以下、APラインという)で連続的に
焼鈍脱スケール処理が施される。このAPラインは、焼
鈍炉部,メカニカル脱スケール装置部,および酸洗槽部
に分けられる。ステンレス鋼帯は先ず焼鈍炉で焼鈍され
るが、直火雰囲気で焼鈍処理を行うため熱間圧延時にス
テンレス鋼帯Sの表面に生成していた厚さ約5μm程度
の酸化スケールが、その焼鈍中に10〜30μmの緻密
な酸化スケールに成長する。この酸化スケールは除去が
極めて困難であることから、熱間圧延したステンレス鋼
帯を先ずショットブラスト等の強力なメカニカル脱スケ
ール装置により処理してその酸化スケール層を破壊し、
次いで硫酸,硝フッ酸,フッ酸などの強酸により酸洗浄
することにより脱スケールがなされていた。
【0003】しかしこのようなステンレス鋼帯の焼鈍・
脱スケールにあっては、次のような難点があった。緻
密で厚い酸化スケールを除去するのに時間がかかるか
ら、生産能力を上げられない。ショットブラストによ
り鋼帯表面には凹凸ができて表面粗度が大きくなる。
硝フッ酸による酸洗処理を行うと粒界腐食が激しくな
り、凹凸が形成される。粒界腐食やショットブラスト
による凹凸が存在すると、次工程の冷間圧延でこの凹凸
がつぶれてかぶさり部が生じ、いわゆるキラキラ疵が発
生する。
【0004】そこで、これらの難点を解決するために、
本発明者らは先に、特願平2−324504号で鋼帯表
面にアルカリ土類金属塩化物溶液を塗布してから焼鈍・
脱スケールする方法を提案した。この方法によれば、酸
化スケールの機械的強度が低下し、そのため少なくとも
ショットブラストや硝フッ酸による酸洗を省いて、研削
ブラシや、もっと作用の弱い酸を用いることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ステンレス鋼帯表面にアルカリ土類金属塩化物溶液を塗
布してから焼鈍・脱スケールする方法において、ステン
レス鋼帯の形状が悪い場合には用いる研削ブラシに対す
る負荷が増大し、またスケール残りが生じてしまうこと
がある。ここでいう形状が悪い場合とは、鋼帯に“反
り”が有る場合を指す。反りには鋼帯の長手方向の反り
(以下、L反りという)と、幅方向の反り(以下C反り
という)とがある。このうち、L反りについては脱スケ
ール上問題となることはないが、C反りがあると研削ブ
ラシの鋼帯幅方向における当たり方にムラが生じて、そ
の結果、脱スケールの程度にもムラが生じてしまうとい
う問題点があった。
【0006】そこで本発明の課題は、上記従来の問題点
を解決することにあり、熱延鋼帯の表面にアルカリ土類
金属塩化物溶液を塗布して焼鈍した後、C反り矯正を行
い、その後に酸化スケールを除去することにより、C反
りに起因する脱スケールムラの発生がないステンレス鋼
帯の焼鈍・脱スケール方法及び装置を提供することを目
的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は
熱間圧延後のステンレス鋼帯に焼鈍処理を施し、次いで
鋼帯表面の酸化スケールの除去処理を施すステンレス鋼
帯の焼鈍・脱スケール方法において、前記焼鈍処理の前
に、ステンレス鋼帯の表面にアルカリ土類金属塩化物溶
液を塗布して焼鈍中に酸化スケールを改質し、焼鈍後の
脱スケール処理は、ステンレス鋼帯の幅方向の反り矯
正と研削ブラシによるスケール除去とを順に併用する
とを特徴とする。請求項2に係る発明は 、熱間圧延後のステンレス鋼帯を
焼鈍する焼鈍炉と、焼鈍したステンレス鋼帯を酸洗する
酸洗槽を有するステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール装置
において、前記焼鈍炉の入側に前記ステンレス鋼帯にア
ルカリ土類金属塩化物溶液を塗布する塗布装置を配設す
ると共に、前記焼鈍炉及び酸洗槽の間に前記ステンレ
ス鋼帯の幅方向の反りを矯正するC反り矯正装置と鋼帯
表面のスケールを除去する研削ブラシとをこの順序で
列に配設したことを特徴とする。請求項3に係る発明は、請求項2に係るテンレス鋼帯の
焼鈍・脱スケール装置において、前記 C反り矯正装置
は、鋼帯の表裏に圧着される上下に昇降可能な複数のロ
ールを備えている。請求項4に係る発明は、請求項2または請求項3に係る
テンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール装置において、 前記
削ブラシは、ステンレス鋼帯の表裏に接して回転する上
下に昇降可能な研削ブラシよりなるものである。
【0008】
【作用】ステンレス鋼帯を焼鈍炉に導入し焼鈍する工程
で、鋼帯表面の酸化スケール層中に浸透したアルカリ土
類金属塩化物溶液中の水分が100℃において蒸発し、
当該溶液は固形状となる。この固形物は700〜800
℃前後で溶融状態となり、酸化スケール層中に密に拡散
し、焼鈍工程中の昇温過程において、その溶融した固形
物と酸化スケールとが固−液反応を起こす。この固−液
反応により、熱間圧延工程でステンレス鋼帯表面に生成
したスピネル構造を有する非常に強固な酸化スケール
は、不定形で非常に機械的強度の弱いアルカリ土類金属
を含有する金属塩化物に改質される。この鋼帯表面に生
じた塩化物は簡単に鋼帯表面から剥離することができ
る。一方、酸化スケール内部への酸素の進入を阻止して
鋼帯表面に新たな酸化スケールが成長することを防止す
る。
【0009】これにより、酸化スケールを破壊剥離する
ためのショットブラストが不要となり、酸化スケール改
質物の大半は研削ブラシにより除去することができる。
しかして、C反り矯正装置で鋼帯のC反りを矯正してか
ら研削ブラシを用いると、研削ブラシの鋼帯幅方向にお
ける当たり方にムラが生じないから、効率の良い脱スケ
ールを行うことができる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1に、本発明の鋼帯の焼鈍・脱スケール
方法に用いるAPラインの実施例を示す。熱間圧延後の
鋼帯Sがペイオフリール1に巻かれている。このステン
レス鋼帯Sは、巻き戻されて入側シャー2により先端部
または後端部を切断され、次にウエルダー3において先
行コイル又は後行コイルと溶接される。そして、入側ル
ーパ4を経て、アルカリ土類金属塩化物溶液塗布装置2
1に搬送される。このアルカリ土類金属塩化物溶液塗布
装置21内において、図2に示すように、ロール25に
より導かれた鋼帯Sを、溶液タンク22内のアルカリ土
類金属塩化物水溶液23中に浸漬し、鋼帯Sの表面に当
該アルカリ土類金属塩化物水溶液23を均一に塗布す
る。その後、鋼帯Sを加圧ロール24で加圧し、図3に
示すように鋼帯Sの地鉄部に至るまで、アルカリ土類金
属塩化物水溶液23を鋼帯Sの酸化スケール50中に浸
透させる。
【0011】図3は、ステンレス鋼帯Sの表面に形成さ
れた酸化スケール50の層に、アルカリ土類金属塩化物
水溶液23が、ステンレス鋼帯Sの酸化スケール50中
に存在する亀裂52を介して、毛細管現象により、ダル
目部分51まで浸透した状態を示したものである。その
後、ステンレス鋼帯Sはロール25を経て焼鈍炉5を構
成している加熱部6に送られ、所定温度で熱処理され
た。ここで、酸化スケール50中に浸透しているアルカ
リ土類金属塩化物水溶液23は水分の蒸発で固形状にな
り、次いで溶融状態となって酸化スケール50中に密に
拡散していき、アルカリ土類金属塩化物水溶液23と酸
化スケール50との間で固−液反応が進行する。続いて
ステンレス鋼帯Sは焼鈍炉5を構成している冷却部7に
送られ、所定温度で冷却処理される。
【0012】その後、ステンレス鋼帯SはC反り矯正装
置51においてC反りを矯正され、次いで酸化スケール
除去装置31に送られてステンレス鋼帯Sの表面に付着
しているアルカリ土類金属塩化物と酸化スケールとの反
応生成物33が除去される。図4はC反り矯正装置51
と酸化スケール除去装置31との拡大図であり、C反り
矯正装置51はステンレス鋼帯Sを表裏面から挟むよう
な複数のロールから構成されている。すなわち、図5に
示すようにステンレス鋼帯Sの上下に配したA1 〜A3
のロール群と、これに対応して同様に上下に配したB1
〜B3 のロール群とを備えており、各ロールは回転自在
である。また各ロールはステンレス鋼帯Sの形状に応じ
て上下に昇降できるように構成されている。例えば、C
反りが上向き(図5で真ん中が凹んだ凹状)になってい
る場合には、図示のように各ロールA1,2,3 をステ
ンレス鋼帯Sに押しつけ、反対にC反りが下向き(図5
で真ん中が上に突き出た凸状)になっている場合には、
凹状各ロールB1,2,3 をステンレス鋼帯Sに押しつ
けるようにして、C反りを矯正する。
【0013】酸化スケール除去装置31は、ステンレス
鋼帯Sの表面に付着しているアルカリ土類金属塩化物と
酸化スケールとの反応生成物33を除去するために直列
に上下2組の研削ブラシ32が対向配置されている。こ
の研削ブラシ32が、ステンレス鋼帯Sの進行方向に対
向して回転することにより生じる研削ブラシ32の研削
力により、当該ステンレス鋼帯Sから前記反応生成物3
3を除去する。このとき、ステンレス鋼帯SのC反りは
前記C反り矯正装置51ですでに除去し矯正されている
から、研削ブラシ32の鋼帯幅方向における鋼帯表面へ
の当たり方にムラは生じない。除去された反応生成物3
3は、水スプレーノズル34により洗い流され、酸化ス
ケール除去装置31の下端に設けられた排出配管35か
ら排出される。このように、前記反応生成物33を研削
ブラシ32の研削力によりステンレス鋼帯Sから簡単に
除去することができるためにショットブラストの必要が
ない。しかも、ステンレス鋼帯SにたとえC反りがあっ
ても、C反り矯正装置51で矯正されており酸化スケー
ル除去装置31における研削ブラシ32の当たりにムラ
は生じないから、鋼帯表面の反応生成物33をムラなく
除去することができる。
【0014】次に、前記研削ブラシ32によるブラッシ
ング後も表面に反応生成物33が残留する場合には、こ
れを除去するために、ステンレス鋼帯Sは硝フッ酸以外
の酸、例えば硫酸,塩酸などの酸洗槽41に送られる。
この時、硝フッ酸による酸洗は行わないので、結晶粒界
が腐食されることはない。そして、仕上げ酸洗として硝
酸槽42にて不働態化処理が施される。
【0015】次に、洗浄装置12、ドライア13を通過
し、ステンレス鋼帯Sは出側ルーパ14を経て分割シャ
ー15にて所定寸法に9切断されてテンションリール1
6に巻取られる。勿論、残留物が存在しないか、もしく
は存在しても僅かである場合には、硝酸槽42のみを使
用すればよく、更に残留物が全く存在せず、不働態化処
理も必要ではない場合には、これらの酸洗槽をバイパス
させればよい。
【0016】
【実施例1】熱間圧延後のステンレス鋼帯につき、前記
実施例で説明した本発明のAPライン(図1参照)によ
り、表1に示す条件でステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケー
ルを行い、酸化スケールの付着状態を調査した。
【0017】
【表1】
【0018】塩化カルシウム水溶液塗布前の酸化スケー
ルの厚さは5μmであり、焼鈍炉5出側においても同じ
く5μmと酸化スケールは成長していなかった。そして
C反り矯正装置51を使用しない場合の酸化スケール除
去装置31出側における酸化スケール残存率は5%であ
ったが、C反り矯正装置51を使用したところ、酸化ス
ケール残存率は1%まで低減できた。
【0019】勿論、硝酸による酸洗後は酸化スケール残
存は見られなかった。
【0020】
【実施例2】図1のAPラインを用い、上記実施例にお
けるとほぼ同じ方法及び条件で、但し研削ブラシ32に
は1スタンド或いは2スタンドを使用し、またC反り矯
正装置51を使用した場合と使用しない場合とについ
て、研削ブラシ32通過後のステンレス鋼帯Sのスケー
ル残存率(%)を調査した。
【0021】その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】表2における評価は、次の通りである。 ◎:酸化スケールは残存せず、良好。 △:酸化スケールが多少残存する。 表2に示す結果から明らかなように、C反り矯正装置5
1を使用しない場合には、酸化スケールを完全に除去す
るために、研削ブラシを2パスさせる必要があるが、C
反り矯正装置51を併用することにより、研削ブラシを
1パスさせるだけで酸化スケールをほぼ完全に除去する
ことができた。
【0024】以上により、本発明の脱スケール法におい
て、C反り矯正装置を使用することにより、効果的に脱
スケールを行うことが可能である。このように処理した
ステンレス鋼帯Sの表面品質を評価した結果を表3に示
す。
【0025】
【表3】
【0026】C反り矯正装置の使用により、研削ブラシ
の押し付け圧力を低減することが可能となり、その結
果、表面粗度がRZ 値で約1μmに減少しており、鋼帯
表面の平滑化を実現することができた。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように発明によれば、熱
間圧延後のステンレス鋼帯に焼鈍処理を施し、次いで鋼
帯表面の酸化スケールの除去処理を施すステンレス鋼帯
の焼鈍・脱スケールにあたり、焼鈍処理の前に鋼帯の表
面にアルカリ土類金属塩化物溶液を塗布するとともに、
焼鈍後の脱スケール処理は鋼帯のC反り矯正装置を具備
した研削ブラシを使用することとした。そのため、強固
な酸化スケールが機械的強度の弱いアルカリ土類金属を
含有する金属塩化物に改質され、ショットブラストに代
えて研削ブラシにより除去することが可能となり、しか
も、鋼帯のC反りを矯正してから研削ブラシを用いるた
め、研削ブラシの鋼帯幅方向の当たり方が均一になり、
効率の良い脱スケールを行うことができるという効果が
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼帯の焼鈍・脱スケール方法を適用し
たAPラインの一実施例のライン構成の概略図である。
【図2】図1におけるアルカリ土類金属塩化物溶液塗布
装置の拡大断面図である。
【図3】ステンレス鋼帯表面に形成された酸化スケール
層中へのアルカリ土類金属塩化物溶液の浸透作用を説明
する鋼帯面の模式断面図である。
【図4】図1における酸化スケール除去装置の拡大断面
図である。
【図5】図4のV −V 線矢視で示す断面図である。
【符号の説明】 S ステンレス鋼帯 5 焼鈍炉 21 アルカリ土類金属塩化物溶液塗布装置 31 酸化スケール除去装置 32 研削ブラシ 51 C反り矯正装置
フロントページの続き (72)発明者 垣内 博之 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株 式会社千葉製鉄所内 (56)参考文献 特開 昭50−125933(JP,A) 特開 昭52−37520(JP,A) 特開 平2−280917(JP,A) 実開 平2−38471(JP,U) 実開 昭57−162374(JP,U) 特公 昭56−43369(JP,B2) 特公 昭57−20378(JP,B2) 実公 平2−35362(JP,Y2)

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延後のステンレス鋼帯に焼鈍処理
    を施し、次いで鋼帯表面の酸化スケールの除去処理を施
    すステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール方法において、 前記焼鈍処理の前に、ステンレス鋼帯の表面にアルカリ
    土類金属塩化物溶液を塗布して焼鈍中に酸化スケールを
    改質し、焼鈍後の脱スケール処理は、ステンレス鋼帯
    幅方向の反り矯正と研削ブラシによるスケール除去と
    を順に併用することを特徴とするステンレス鋼帯の焼鈍
    ・脱スケール方法。
  2. 【請求項2】 熱間圧延後のステンレス鋼帯を焼鈍する
    焼鈍炉と、焼鈍したステンレス鋼帯を酸洗する酸洗槽を
    有するステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール装置におい
    て、 前記焼鈍炉の入側に前記ステンレス鋼帯にアルカリ土類
    金属塩化物溶液を塗布する塗布装置を配設すると共に、
    前記焼鈍炉及び酸洗槽の間に前記ステンレス鋼帯の幅
    方向の反りを矯正するC反り矯正装置と鋼帯表面のスケ
    ールを除去する研削ブラシとをこの順序で直列に配設し
    たことを特徴とするステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケール
    装置。
  3. 【請求項3】 前記C反り矯正装置は、ステンレス鋼帯
    の表裏に圧着される上下に昇降可能な複数のロールを備
    えている請求項2記載のステンレス鋼帯の焼鈍・脱スケ
    ール装置。
  4. 【請求項4】 前記研削ブラシは、ステンレス鋼帯の表
    裏に接して回転する上下に昇降可能な研削ブラシよりな
    請求項2または3に記載のステンレス鋼帯の焼鈍・脱
    スケール装置。
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