JP2724327B2 - 含フッ素ノボラック型フェノール樹脂 - Google Patents

含フッ素ノボラック型フェノール樹脂

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、新規な高機能性含フッ素ノボラック型フ
ェノール樹脂に関する。
従来の技術 ノボラック型フェノール樹脂は耐薬品性や耐候性が優
れているために、フェノール樹脂やノボラック型エポキ
シ樹脂の原料としてだけでなく、封止材料の硬化剤、ア
ルコール溶性フェノール樹脂塗料および油溶性フェノー
ル樹脂塗料の原料として汎用されており、また、この種
のノボラック型フェノール樹脂のアルキレンオキシド付
加物はウレタン樹脂の原料、ノニオン系もしくはアニオ
ン系の界面活性剤、石炭等の固体燃料の分散剤、乳化
剤、帯電防止剤および防曇防霧剤等として利用されてい
る。
しかしながら、これらのノボラック型フェノール樹脂
類は防汚性や難燃性等の特性が劣るという欠点があり、
その改良が要請されている。
発明が解決しようとする課題 この発明は、耐薬品性や耐候性だけでなく、防汚性や
難燃性等の点でも優れた高機能性のノボラック型フェノ
ール樹脂を提供するためになされたものである。
課題を解決するための手段 即ち本発明は、一般式[I]: (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子または分枝鎖を
有することもある炭素原子数1〜10のアルキル基を示
し、R′は水素原子またはメチル基を示し、xは1また
は2の数を示し、yはxが1のときは1〜3の数を示
し、xが2のときは1または2の数を示し、lは1〜30
の数を示し、mは1〜10の数を示す) で表されるノボラック型フェノール樹脂中のポリアルキ
レングリコール残基の末端−OHの少なくとも一部が、一
般式[II]: −ORf [II] [式中、Rfは−CnF2n-1、−CO・CnF2n+1、−CO・C6H4
・OCnF2n±1、CH2 pCnF2+1、または−COCH2 pCnF
2n+1 (式中、nは1〜10の数を示し、pは1〜4の数を示
す) を示す。但し−C1F2n-1は下記のパーフルオロアルケニ
ル基を示す: ]で表されるフッ素基によって置換されたことを特徴と
する含フッ素ノボラック型フェノール樹脂に関する。
本発明による含フッ素ノボラック型フェノール樹脂
は、一般式[I]で表わされるノボラック型フェノール
樹脂中のポリアルキレングリコール残基の末端−OHの少
なくとも一部が、一般式[II]で表わされる含フッ素基
によって置換された構造を有する。
一般式[I]において、Rは水素原子、ハロゲン原子
または分枝鎖を有することもある炭素原子数1〜10のア
ルキル基を示し、R′は水素原子またはメチル基を示
し、xは1または2の数を示し、yはxが1のときは1
〜3の数を示し、xが2のときは1または2の数を示
し、lは1〜30の数を示し、mは1〜10の数を示す。
一般式[II]において、Rfは−CnF2n-1、−CO・CnF
2n+1、−CO・C6H4・OCnF2n±1、CH2 pCnF2n+1、また
は−COCH2 pCnF2n+1を示す。この場合、nは1〜10
の数を示し、pは1〜4、好ましくは1〜2の数を示
す。但し、−CnF2n-1は下記のパーフルオロアルケニル
基を示す: 一般式[I]で表わされるノボラック型フェノール樹
脂中のポリアルキレングリコール残基の末端−OHの、一
般式[II]で表わされる含フッ素基による置換率は特に
限定的ではなく、この置換率を調整することによって、
含フッ素ノボラック型フェノール樹脂の防汚性や難燃性
等の特性を適宜調整することができる。
上記の構造を有する含フッ素ノボラック型フェノール
樹脂の製造方法は特に限定的ではないが、好適な方法
は、一般式[III]: (式中、R、x、yおよびmは前記と同意義である)
で表わされるノボラック型フェノール樹脂に、一般式
[IV]: (式中、R′は前記と同意義である) で表わされるアルキレンオキシドを反応させることによ
って得られる一般式[I]で表わされるポリアルキレン
グリコール残基含有ノボラック型フェノール樹脂に、 含フッ素残基Rf(Rfは前記と同意義である)を含有す
るパーフルオロオレフィンまたは含フッ素カルボン酸も
しくはその誘導体を反応させる方法である。
一般式[III]で表わされるノボラック型フェノール
樹脂は置換基Rを有していてもよいフェノール類、例え
ばフェノール、クレゾール、ブロムフェノール、クロロ
フェノール、ジブロムフェノール、ジクロロフェノー
ル、t−ブチルフェノール、オクチルフェノールまたは
ノニフェノール等にホルムアルデヒドを酸性条件下で反
応させることによって容易に調製させる。
ノボラック型フェノール樹脂[III]とアルキレンオ
キシド[IV]との反応は、触媒、例えば水酸化アルカリ
(水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等)、アルカリ金
属(ナトリウム、カリウム等)またはアルコラート(ナ
トリウムメトキサイド、ナトリウムエトキサイド、ナト
リウムブトキサイド、カリウムメトキサイド、カリウム
エトキサイド、カリウムブトキサイド等)の存在下で行
なう。触媒の使用量は0.01〜5重量%が好適である。
この場合、生成物の後処理の簡便さ等の観点から、溶
媒を使用しないのが好ましいが、所望により、不活性触
媒、例えば炭化水素溶媒、芳香族系溶媒、含ハロゲン系
溶媒等を適宜使用してもよい。
上記のようにして得られる前記一般式[I]で表わさ
れるポリアルキレングリコール残基含有ノボラック型フ
ェノール樹脂に、含フッ素残基Rfを含有するパーフルオ
ロオレフィンまたは含フッ素カルボン酸もしくはその誘
導体を反応させることによって、本発明による含フッ素
ノボラック型フェノール樹脂が得られる。この反応につ
いてはさらに詳述する。
(A) パーフルオロオレフィンとの反応 パーフルオロオレフィンとしてはテトラフルオロエチ
レンもしくはヘキサフルオロプロペンのオリゴマー、例
えば次式(a)〜(e)で表わされるものが挙げられ
る: この反応は、通常は溶媒を使用し、触媒の存在下で行
なう。
溶媒としてはN,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、スルホラン、N−メチルピロリドン、ア
セトニトリル、ジエチルエーテル、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、四塩化炭素、クロロホルムおよびジクロ
ロメタン等が例示されるが、溶解能の高いN,N−ジメチ
ルホルムアミドやアセトニトリル等が好適である。
触媒としては炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、フッ化
ナトリウム、フッ化カリウムおよびフッ化セシウム等の
アルカリ性無機塩類およびトリメチルアミン、トリエチ
ルアミン、N,N−ジメチルアニリンおよびピリジン等の
第三級アミン類が例示されるが、炭酸カリウム、フッ化
カリウムおよびトリエチルアミン等が好適である。
触媒は通常、パーフルオロオレフィンに対してほぼ当
量使用する。
反応温度は反応成分の種類等によって左右されるが、
通常は0〜70℃である。
(B) 含フッ素カルボン酸もしくはその誘導体との反
応 (i) 含フッ素カルボン酸との反応 含フッ素カルボン酸としてはCF3(CF2)6COOH、CF3(C
F2)5CH2CH2COOH、CF3(CF2)7CH2CH2COOH、CF3COOHおよび
{(CF3)2CF}2C=C(CF3)-O・C6H4・COOH等が例示され
る。
この反応は、所望により、溶媒および/または触媒を
使用して行なってもよい。
溶媒としては芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、
キシレン、メシチレン等)およびハロゲン化炭化水素
(ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホルム等)等が
例示される。
触媒としては塩化水素ガス、硫酸、p−トルエンスル
ホン酸およびスルホン酸型イオン交換樹脂等が例示され
る。
反応温度は通常60〜120℃である。
(ii) 含フッ素カルボン酸クロリドとの反応 含フッ素カルボン酸クロリドとしては、CF3(CF2)6COC
l、CF3(CF2)5CH2CH2COCl、CF3(CF2)7CH2CH2COCl、CF3CO
Clおよび{(CF3)2CF}2C=C(CF3)−O・C6H4・COCl等が
例示される。
この反応は、所望により、溶媒および/または触媒を
使用して行なってもよい。
溶媒としては芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、
キシレン、メシチレン等)、ハロゲン化炭化水素(ジク
ロロメタン、ジクロロエタン、四塩化炭素、クロロホル
ム等)、ケトン(アトセン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等)およびエーテル(ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエ
タン等)等が例示される。
触媒としてはトリエチルアミン、ピリジンおよびN,N
−ジメチルアニリン等が例示される。
反応温度は、触媒を使用しない場合は通常60〜150℃
であり、触媒を使用する場合は室温〜80℃である。
(iii) 含フッ素カルボン酸無水物との反応 含フッ素カルボン酸無水物としては(CF3CO)2Oおよび
(CF3CF2CF2CO)2O等が例示される。
この反応も、所望により、溶媒および/または触媒を
使用して行なってもよい。
溶媒および触媒としては前記(ii)の場合と同様の溶
媒および触媒が例示される。
触媒の使用量および反応温度も前記(ii)の場合とほ
ぼ同様である。
本発明による含フッ素ノボラック型フェノール樹脂
は、前記の製法のほかに、エステル交換法によって調製
してもよい。
即ち、一般式[I]で表わされるノボラック型フェノ
ール樹脂に、含フッ素基Rfを含有する低級アルキルエス
テル、例えばメチルエステル、エチルエステル、n−プ
ロピルエステル、i−プロピルエステル、n−ブチルエ
ステル、i−ブチルエステルまたはsec−ブチルエステ
ルを触媒、例えばp−トルエンスルホン酸またはナトリ
ウムメトキサイド等の存在下で反応させることによって
本発明による含フッ素ノボラック型フェノール樹脂が得
られる。
また、本発明による含フッ素ノボラック型フェノール
樹脂は、一般式[I]で表わされるノボラック型フェノ
ール樹脂に、含フッ素基Rfを含有するハロゲン化物、例
えばCF3(CF2)7CH2CH2IまたはCF3(CF2)5CH2CH2Iを触媒、
例えば水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ナトウリム
またはカリウム等の存在下で反応させることによっても
調製することができる。この場合、触媒は、一般式
[I]で表わされるノボラック型フェノール樹脂の末端
−OHに対して少なくとも等モル量使用し、また所望によ
り溶媒、例えばエーテル(ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン等)または
芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、キシレン、メチ
レン等)等を適宜使用してもよい。
さらにまた、一般式[I]で表わされるノボラック型
フェノール樹脂の末端−OHをBr2、NaBr、SOCl2またはPC
l5等を用いてハロゲン化し、これに含フッ素基Rfを含有
するアルコール、例えばC8F17CH2CH2OHまたはC6F13CH2C
H2OH等を、上記の水酸化ナトリウム等の触媒の存在下で
反応させることによっても、本発明による含フッ素ノボ
ラック型フェノール樹脂を得ることができる。
以上の製造方法においては、いずれの場合も、一方の
反応成分もしくは両方の反応成分として、所望により2
種以上を一段階もしくは多段階的に適宜併用してもよ
く、また、反応成分のモル比は生成物の用途等に応じて
適宜選択すればよい。
例えば、生成物の親水性を高めるためには含フッ素基
Rfを含有する成分の使用量を少なくすればよく、また、
生成物の親油性、防汚性または難燃性等を高めるために
は該成分の使用量を多くすればよい(後者の場合、ノボ
ラック型フェノール樹脂骨格の芳香核にハロゲン原子を
導入することによってさらに効果を高めることができ
る)。
以下、本発明を実施例によって説明する。
実施例1 撹拌装置、温度センサー、冷却装置および圧力ゲージ
を備えたオートクレーブ(200ml)内にフェノールノボ
ラック(重合度:2〜10、軟化点:8 4.5℃)53g、エチレ
ンオキシドまたは(2.73モル)および水酸化ナトリウム
0.1gを仕込み、約120℃において、撹拌下で反応を約11
時間行なった後、反応混合物を室温まで冷却して化合物
(1)を155gを得た。
化合物(1)の物性を表−1に示す。
実施例2〜5 実施例1の手順に準拠し、表−2に示す反応条件に従
って化合物(2)〜(5)を表−2に示す収量で得た。
化合物(2)〜(5)の物性を表−1に示す。
実施例6 撹拌機、冷却管、温度計および滴下漏斗を備えた3つ
口フラスコ(300ml)内に前記の化合物(1)10.25g、
トリエチルアミン5.1g(0.05モル)およびアセトニトリ
ル100mlを仕込み、該混合物にヘキサフルオロプロペン
トリマー22.5g(0.05モル)を撹拌下で徐々に滴下し、
撹拌を約4時間続行した。
反応混合物から溶媒を留去させ、残留液をジクロロメ
タン100mlに溶解させ、該溶液を2N塩酸100mlを用いる分
液処理(2回)および水を用いる分液処理(1回)に付
し、有機層を硫酸マグネシウムを用いて乾燥させた後、
ジクロロメタンを減圧留去させ、化合物(6)を得た。
化合物(6)の製造条件と物性をそれぞれ表−3およ
び表−4に示す。
実施例7 撹拌機、冷却管、温度計および滴下漏斗を備えた3つ
口フラスコ(300ml)内に化合物(1)10.25g、トリエ
チルアミン5.1g(0.05モル)および四塩化炭素100mlを
仕込み、該混合物に、C9F17O・C6H4・COCl29.3g(0.05
モル)を四塩化炭素20mlに溶解させた溶液を撹拌下で徐
々に滴下し、撹拌を約4時間続行した後、トリエチルア
ミン塩酸塩を濾別し、濾液から四塩化炭素を留去させる
ことによって化合物(7)を得た。
化合物(7)の製造条件と物性をそれぞれ表−3およ
び表−4に示す。
実施例8 含フッ素化合物としてC8F17CH2CH2COClを使用する以
外は実施例(7)と同様にして化合物(8)を得た。
化合物(8)の製造条件と物性をそれぞれ表−3およ
び表−4に示す。
実施例9 撹拌機、冷却管、温度計および滴下漏斗を備えた3つ
口フラスコ(300ml)内に化合物(1)10.25g、トリエ
チルアミン10mlおよびメチルイソブチルケトン100mlを
仕込み、該混合物の温度を約100℃にし、これに、メチ
ルイソブチルケトン20mlに(CF3CO)2O10.5g(0.05モル)
を溶解させた溶液を撹拌下で徐々に滴下し、撹拌を約3
時間行なった後、反応混合物を室温まで放冷し、これを
水を用いて1回洗浄し、有機層を硫酸マグネシウムを用
いて乾燥させた。有機層から硫酸マグネシウムを濾別
し、濾液からメチルイソブチルケトンを留去することに
よって化合物(9)を得た。
化合物(9)の製造条件および物性をそれぞれ表−3
および表−4に示す。
実施例10〜19 含フツ素化合物としてC9F18を使用する場合には実施
例6の手順に準拠し、C9F17O・C6H4COClまたはC8F17CH2
CH2COClを使用する場合には実施例7の手順に準拠し、
また、(CF3CO)2Oを使用する場合には実施例9の手順に
準拠して化合物(10)〜(19)を調製した。
化合物(10)〜(19)の製造条件および物性を表−3
および表−4に示す。
発明の効果 本発明による含フッ素ノボラック型フェノール樹脂
は、その特性、即ち耐薬品性、耐候性、防汚性、難燃
性、親油性、親水性等を、含フツ素基とアルキルエーテ
ル基との種類や含有量を適宜選定することによって調整
することができるので、例えばノニオン系もしくはアニ
オン系界面活性剤、固体の分散剤、乳化剤、帯電防止
剤、防曇防霧剤、ウレタン樹脂のポリオール成分、アル
コール溶性塗料、油溶性塗料、コーティング剤、レベリ
ング剤またはこれらの原料等として利用することができ
る。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭48−79894(JP,A) 特開 昭63−57632(JP,A) 特開 平1−121352(JP,A) 特開 平1−141942(JP,A) 特開 平2−34621(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式[I]: (式中、Rは水素原子、ハロゲン原子または分枝鎖を有
    することもある炭素原子数1〜10のアルキル基を示し、
    R′は水素原子またはメチル基を示し、xは1または2
    の数を示し、yはxが1のときは1〜3の数を示し、x
    が2のときは1又は2の数を示し、lは1〜30の数を示
    し、mは1〜10の数を示す) で表されるノボラック型フェノール樹脂中のポリアルキ
    レングリコール残基の末端−HOの少なくとも一部が、一
    般式[II]: −ORf [II] [式中、Rfは−CnF2n-1、−CO・CnF2n+1、−CO・C6H4
    OCnF2n±1、CH2 pCnF2n+1、または−COCH2 pCnF
    2n+1 (式中、nは1〜10の数を示し、pは1〜4の数を示
    す) を示す。但し、−CnF2n-1は下記のパーフルオロアルケ
    ニル基を示す: で表される含フッ素基によって置換されたことを特徴と
    する含フッ素ノボラック型フェノール樹脂。
  2. 【請求項2】一般式[III]: (式中、R、x、yおよびmは前記と同意義である)で
    表わされるノボラック型フェノール樹脂に、 一般式[IV]: (式中、R′は前記と同意義である) で表わされるアルキレンオキシドを反応させることによ
    って得られる一般式[I]で表わされるポリアルキレン
    グリコール残基含有ノボラック型フェノール樹脂に、 含フッ素残基Rf(Rfは前記と同意義である)を含有する
    パーフルオロオレフィンまたは含フッ素カルボン酸もし
    くはその誘導体を反応させることを特徴とする、請求項
    1に記載された含フッ素ノボラック型フェノール樹脂の
    製造方法。
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