JP2719870B2 - GaP系発光素子基板及びその製造方法 - Google Patents

GaP系発光素子基板及びその製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はGaP系発光素子基板及
びその製造方法に関し、さらに詳しくは緑色発光するG
aP系発光ダイオードを製造する際に用いる基板で複数
のGaP層が積層されたGaP系発光素子基板及びその
製造する方法に関する。
【0002】
【発明の背景技術】発光ダイオード等の発光素子は、通
常、半導体基板上に更に複数の半導体層を積層してpn
接合を有する多層半導体基板を作製し、これを素子化す
ることにより得られる。このうち、緑色発光する発光ダ
イオードは、n型GaP単結晶基板上に、n型及びp型
GaP層を各々一層以上順次形成することにより作製し
た発光素子基板を用いて得ることができる。
【0003】ところで、GaPは間接遷移型半導体であ
り、pn接合を形成してもそのままでは輝度が極めて低
いため、発光中心となる窒素(N)をpn接合近傍のn
型GaP層に添加して発光出力を高めている。
【0004】上記のように窒素ドープされたn型GaP
層を有するGaP系発光素子基板から作製した発光ダイ
オードは、ピーク波長が567nm前後の黄緑色の発光
が得られる。
【0005】図1は、緑色発光するGaP系発光素子基
板の断面構造の一例を示す。この発光素子基板は、n型
GaP単結晶基板10上にn型GaPバッファ層11、
n型GaP層12、窒素ドープn型GaP層13、及び
p型GaP層14が順次形成されている。
【0006】上記のようにn型GaP単結晶基板10上
に各GaP層を形成する方法としては、例えば液相エピ
タキシャル成長法がある。この液相エピタキシャル成長
法として、通常、積上げ法又はメルトバック法が採用さ
れる。
【0007】積上げ法液相エピタキシャル成長法では、
例えば1060℃でGa融液にGaP多結晶を溶解させ
たGa溶液をGaP基板上に配置し、これらを徐々に降
温させ、Ga溶液中のGaPを基板上に析出させること
によってGaP層を成長させる。
【0008】また、メルトバック法液相エピタキシャル
成長法では、GaP基板上にGa融液を配置し、その
後、例えば1060℃まで昇温し、GaP基板の上部を
Ga融液中に溶解させてGa溶液とし、次に徐々に降温
し、Ga溶液中のGaPをGaP基板上に析出させるこ
とによってGaP層を成長させる。
【0009】近年、緑色発光するGaP系発光ダイオー
ドの進歩はめざましく、年々発光出力の高いものが開発
されている。そして、そのような高発光出力化に伴い、
GaP系発光ダイオードの応用範囲は極めて広範囲にわ
たるに至ったが、その応用範囲の一層の拡大を図るため
には、さらなる高発光出力の発光ダイオードの開発が望
まれている。
【0010】そこで、高発光出力の発光素子製造用発光
素子基板を得るため、例えば特公平2−18319号公
報に記載されているように、上記メルトバック法により
GaP層を成長させる場合に多層GaP基板を作製して
これを用いる方法が通例となっている。この方法では、
予めn型GaPバッファ層11をn型GaP単結晶基板
10上に形成してなる多層GaP基板を作製し、次のス
テップにおいてメルトバック法を用い、前記多層GaP
基板上のn型GaPバッファ層11の上部を溶解した後
に再びGaPを析出させ、n型GaP層12、窒素ドー
プn型GaP層13及びp型GaP層14を順次形成さ
せる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記方法を用
いた場合、n型ドーパントとして一般に使用されている
硫黄(S)が関与すると、Sの影響により発光素子の高
発光出力化が達成できないという問題点があった。
【0012】例えば、n型GaPバッファ層11の形成
時にn型GaPバッファ層11中のS濃度が5×1016
[atoms/cc]を超えると、この発光素子基板か
ら作製された発光ダイオードの発光出力が急激に低下し
てしまう。
【0013】そこで本発明は、n型ドーパントとしての
硫黄濃度が十分低い窒素ドープn型GaP層を含み、高
発光出力を得ることができるGaP系発光素子基板及び
その製造方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のGaP系発光素
子基板は、n型GaP単結晶基板上にn型GaPバッフ
ァ層を形成してなる多層GaP基板上にさらにn型Ga
P層、窒素ドープn型GaP層及びp型GaP層をメル
トバック法により順次積層してなるGaP系発光素子基
板において、前記n型GaPバッファ層中にドープされ
硫黄(S)濃度が5×1016[atoms/cc]
以下としたものである。また、窒素ドープn型GaP層
中の硫黄(S)濃度はn型GaPバッファ層中にドープ
された硫黄(S)濃度の約半分であることが望ましい。
【0015】ここで、緑色発光するGaP系発光ダイオ
ードの使用時の順方向電圧の規格(通常は20mAで
2.30V以下)を満足するためには、前記n型GaP
バッファ層11のn型ドーパント濃度を5×10
16[atoms/cc]以上にする必要がある。この
ため、前記n型GaPバッファ層には、n型ドーパント
としてS以外に他のn型ドーパントを同時にドープし、
n型GaPバッファ層中のn型ドーパント濃度を5×1
16〜3×1017[atoms/cc]とするのが
望ましい。また、Sとともにドープする他のn型ドーパ
ントとしては、例えばテルル(Te)が挙げられる。
り具体的には、n型GaPバッファ層中のn型ドーパン
ト濃度が5×10 16 〜3×10 17 [atoms/c
c]であり、窒素ドープn型GaP層中の実効ドナー濃
度が2×10 16 [atoms/cc]以下であること
が望ましい。
【0016】なお、n型ドーパントとしてのSを故意に
ドープしない場合でも、環境下及び原材料に含まれる硫
黄又は硫黄化合物がドーパント源となってSが自然にn
型GaPバッファ層中にドープされている。その濃度
は、上記ドープ源(汚染源)を可能な限り遮断した状態
で、約5×1016[atoms/cc]以下である。
【0017】また、本発明のGaP系発光素子基板の製
造方法は、n型GaP単結晶基板上にn型GaPバッフ
ァ層を形成してなる多層GaP基板を作製し、次に前記
多層GaP基板上にn型GaP層、窒素ドープn型Ga
P層及びp型GaP層をメルトバック法により順次積層
してGaP系発光素子基板を製造する方法において、前
記n型GaPバッファ層中にドープされる硫黄(S)濃
度を5×1016[atoms/cc]以下になるよう
に多層GaP基板を作製するものである。
【0018】
【作用】緑色発光するGaP系発光ダイオードの発光出
力を高くするためには、窒素ドープn型GaP層(すな
わち発光領域)の実効ドナー濃度[(ドナー濃度
(ND))−(アクセプター濃度(NA))]を低く(2
×1016[atoms/cc]以下に)する必要があ
る。通常、上記NAは1×1016[atoms/cc]
程度であるので、NDは3×1016[atoms/c
c]以下に相当する。
【0019】そこで本発明者等は、n型GaP単結晶基
板上にn型GaPバッファ層を形成してなる多層GaP
基板上にメルトバック法で複数のGaP層を積層して発
光素子基板を製造する方法において、n型GaPバッフ
ァ層が含有するn型ドーパントとしてのSは、その濃度
を大きく減少することなく(約1/2に減少する程
度)、メルトバック法で成長した窒素ドープn型GaP
層に持ち越されることを見出したものである。それに対
し、他のn型ドーパント、例えばTeの場合、上記工程
を行うことにより、窒素ドープn型GaP層中のTe濃
度はn型GaPバッファ層中のTe濃度の約1/50に
減少する。
【0020】また、発光領域である窒素ドープn型Ga
P層の実効ドナー濃度[ND−NA]を2×1016[at
oms/cc]以下(NDは3×1016[atoms/
cc]以下)にして高発光出力用の発光素子基板を製造
するには、n型GaPバッファ層中のS濃度を5×10
16[atoms/cc]以下にして、n型ドーパントの
総濃度を5×1016〜3×1017[atoms/cc]
にすることが必要であることも見出したものである。
【0021】
【実施例】以下、本発明のGaP系発光素子基板の製造
方法の実施例について、図2に示す工程図を参照して説
明する。
【0022】まず、図2(a)に示すように、1060
℃でGaP多結晶及びn型ドーパントとなるTeを溶解
させたGa溶液16をn型GaP単結晶基板10上に配
置する。このGa溶液16は、後述するn型GaPバッ
ファ層11のn型ドーパントの総濃度が5×1016〜3
×1017[atoms/cc]となるようにTeが添加
されている1060℃におけるGaPの飽和溶液であ
る。
【0023】次に、n型ドーパントとなる硫化水素(H
2S)をキャリアガスの水素(H2)とともに流しなが
ら、前記Ga溶液16を含む系の温度を徐々に降温さ
せ、Ga溶液16に溶解しているGaPをn型GaP単
結晶基板10上に析出させる。このようにして、Te及
びSがドープされたn型GaPバッファ層11がn型G
aP単結晶基板10上に形成された多層GaP基板15
が作製される(図2(b))。
【0024】次に、図2(c)に示すように、前記多層
GaP基板15上にn型ドーパントを添加しないGa融
液17を配置する。この時の温度は600℃に設定す
る。
【0025】次に、前記Ga融液17を含む系の温度を
1000℃まで昇温させる。すると、n型GaPバッフ
ァ層11の上部は徐々にGa融液17に溶解して、この
Ga融液17は1000℃におけるGaPの飽和溶液
(Ga溶液17a)となる。なお、この時、n型GaP
バッファ層11中に含まれるTe及びSも前記Ga溶液
17aに溶解する(図2(d))。
【0026】次に、温度を降温させ、n型ドーパント
(Te、S)がドープされたn型GaP層12を成長さ
せた後(図2(e))、NH3をキャリアガスのH2とと
もに前記系内に流しながら、さらに温度を降温させてn
型GaP層12上に窒素(N)及びn型ドーパント(T
e、S)がドープされた窒素ドープn型GaP層13が
形成される(図2(f))。
【0027】次に、NH3を流すのをやめ、Znをセッ
トした系の温度を700℃程度に昇温させ、引き続き降
温を行う。これにより、ZnがキャリアガスのH2とと
もに流れ、Znがドープされたp型GaP層14が窒素
ドープn型GaP層13上に形成される(図2
(g))。
【0028】上記のようにして、n型GaP単結晶基板
10上に、n型GaPバッファ層11、n型GaP層1
2、窒素ドープn型GaP層13及びp型GaP層14
が順次積層された発光素子基板が作製され、この発光素
子基板を素子化することにより緑色発光する発光ダイオ
ードが得られる。
【0029】図3は、窒素ドープn型GaP層13(発
光領域)の実効ドナー濃度[ND−NA]を種々の値にし
てGaP系発光素子基板を製造した場合の、これらから
作製した発光ダイオードの発光出力(相対値)と実効ド
ナー濃度との関係を示したものである。図から分かるよ
うに、高発光出力の緑色発光GaP系発光ダイオード
(発光出力(相対値)10以上)を得るには、前記窒素
ドープn型GaP層中の実効ドナー濃度を2×10
16[atoms/cc]以下(NDが3×1016[at
oms/cc]以下に相当)にする必要がある。
【0030】図4は、n型GaPバッファ層11中のS
濃度を種々の値にした前記多層GaP基板15を用いて
メルトバック法にて発光素子基板を製造した場合の、窒
素ドープn型GaP層13中のS濃度とn型GaPバッ
ファ層11中のS濃度との関係を示したものである。な
お、比較のためTeの場合も同図に示した。
【0031】図から分かるように、n型GaPバッファ
層11中に含有するSは、その濃度を大きく減少するこ
となく(約1/2に減少する程度)窒素ドープn型Ga
P層13(発光領域)に持ち越される。それに対し、T
eの場合、窒素ドープn型GaP層13中のTe濃度は
n型GaPバッファ層11中のTe濃度の約1/50に
減少する。(例えば、n型GaPバッファ層11中のT
e濃度が2.5×10 17[atoms/cc]の場合、
窒素ドープn型GaP層13中のTe濃度は約5×10
15[atoms/cc]となる)。そして、窒素ドープ
n型GaP層13中のn型ドーパントの総濃度、すなわ
ちNDを3×1016[atoms/cc]以下にするに
は、上記n型GaPバッファ層11中のS濃度を5×1
16[atoms/cc]以下にして、n型ドーパント
の総濃度(例えば、S濃度とTe濃度の総和)を5×1
16〜3×1017[atoms/cc]にする必要があ
る。
【0032】図5は、n型GaPバッファ層11中のS
濃度を種々の値にした前記多層GaP基板を用いてメル
トバック法にてGaP系発光素子基板を製造した場合
の、これらから作製した発光ダイオードの発光出力(相
対値)とn型GaPバッファ層11中のS濃度との関係
を示す。図から分かるように、高発光出力の緑色発光す
るGaP系発光ダイオード(発光出力(相対値)10以
上)は、前記n型GaPバッファ層11中のS濃度を5
×1016[atoms/cc]以下にすることにより達
成できる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
n型ドーパント濃度の十分低い窒素ドープn型GaP層
を含むGaP系発光素子基板を得ることができるので、
この基板を用いて製造した緑色発光GaP系発光ダイオ
ードは十分高い発光出力が得られるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】GaP系発光素子基板の断面構造の一例を示す
断面図である。
【図2】本発明のGaP系発光素子基板の製造方法にお
けるGaP層の成長方法の一実施例を示す工程図であ
る。
【図3】窒素ドープn型GaP層(発光領域)の実効ド
ナー濃度[ND−NA]を種々の値にしてGaP系発光素
子基板を製造した場合の、これらから作製した発光ダイ
オードの発光出力(相対値)と実効ドナー濃度との関係
を示す図である。
【図4】n型GaPバッファ層中のS濃度を種々の値に
した多層GaP基板を用いてメルトバック法にて発光素
子基板を製造した場合の、窒素ドープn型層中のS濃度
とn型GaPバッファ層中のS濃度との関係を示す図で
ある。
【図5】n型GaPバッファ層中のS濃度を種々の値に
した多層GaP基板を用いてメルトバック法にてGaP
系発光素子基板を製造した場合の、これらから作製した
発光ダイオードの発光出力(相対値)とn型GaPバッ
ファ層中のS濃度との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 n型GaP単結晶基板 11 n型GaPバッファ層 12 n型GaP層 13 窒素ドープn型GaP層 14 p型GaP層 15 多層GaP基板 16 Ga溶液 17 Ga融液 17a Ga溶液
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 柳澤 宗久 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 半導体株式会社 磯部工場内 (72)発明者 樋口 晋 群馬県安中市磯部2丁目13番1号 信越 半導体株式会社 磯部工場内 (56)参考文献 特開 昭54−53974(JP,A)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 n型GaP単結晶基板上にn型GaPバ
    ッファ層を形成してなる多層GaP基板上にさらにn型
    GaP層、窒素ドープn型GaP層及びp型GaP層を
    メルトバック法により順次積層してなるGaP系発光素
    子基板において、前記n型GaPバッファ層中にドープ
    された硫黄(S)濃度が5×1016[atoms/c
    c]以下であることを特徴とするGaP系発光素子基
    板。
  2. 【請求項2】 前記窒素ドープn型GaP層中の硫黄
    (S)濃度が前記n型GaPバッファ層中にドープされ
    た硫黄(S)濃度の約半分である請求項1に記載QaP
    系発光素子基板。
  3. 【請求項3】 前記n型GaPバッファ層は前記硫黄
    (S)以外に他のn型ドーパントがドープされており、
    前記n型GaPバッファ層中のn型ドーパント濃度が5
    ×10 16 〜3×10 17 [atoms/cc]である
    請求項1に記載のGaP系発光素子基板。
  4. 【請求項4】 前記n型GaPバッファ層中のn型ドー
    パント濃度が5×10 16 〜3×10 17 [atoms
    /cc]であり、前記窒素ドープn型GaP層中の実効
    ドナー濃度が2×10 16 [atoms/cc]以下で
    あることを特徴とする請求項1に記載のGaP系発光素
    子基板。
  5. 【請求項5】 n型GaP単結晶基板上にn型GaPバ
    ッファ層を形成してなる多層GaP基板を作製し、次に
    前記多層GaP基板上にn型GaP層、窒素ドープn型
    GaP層及びp型GaP層をメルトバック法により順次
    積層してGaP系発光素子基板を製造する方法におい
    て、前記n型GaPバッファ層中にドープされる硫黄
    (S)濃度を5×10 16 [atoms/cc]以下と
    することを特徴とするGaP系発光素子基板の製造方
    法。
  6. 【請求項6】 前記n型GaPバッファ層に硫黄(S)
    以外に他のn型ドーパントを同時にドープし、前記n型
    GaPバッファ層中のn型ドーパント濃度を5×10
    16 〜3×10 17 [atoms/cc]とするもので
    ある請求項3に記載のGaP系発光素子基板の製造方
    法。
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