JP2719640B2 - ポジ型感放射線樹脂組成物 - Google Patents

ポジ型感放射線樹脂組成物

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JP2719640B2 JP1030810A JP3081089A JP2719640B2 JP 2719640 B2 JP2719640 B2 JP 2719640B2 JP 1030810 A JP1030810 A JP 1030810A JP 3081089 A JP3081089 A JP 3081089A JP 2719640 B2 JP2719640 B2 JP 2719640B2
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Description

【発明の詳細な説明】 a.産業上の利用分野 本発明は、ポジ型感放射線樹脂組成物に関し、さらに
詳しくは、遠紫外線、エキシマレーザーなどの短波長の
放射線にも感応する、特に高密度化集積回路作製のため
のレジストとして好適なポジ型感放射線樹脂組成物に関
する。
b.従来の技術 近年、半導体集積回路の高密度化に伴ない、その加工
寸法の微細化が進み、サブミクロンのレジストパターン
の形成が必要とされてきている。このようなサブミクロ
ンのレジストパターンを形成させるため、従来の超高圧
水銀灯から発生する紫外線であるg線(=436nm)を線
源とする縮少投影技術に代わって、遠紫外線、エキシマ
レーザーなど、波長200〜400nmの短波形の放射線を用い
て、解像度を向上させる技術が提案され、有望視されて
いる。
c.発明が解決しようとする課題 上述のような、遠紫外線、エキシマレーザーなど短波
長の放射線を用いる場合、従来のアルカリ可溶性樹脂と
1,2−キノンジアジド化合物とを主成分とするポジ型レ
ジストを用いると、レジスト表面での放射線の吸収が大
きすぎるため、レジスト内部まで放射線が到達せず、そ
の結果、アルカリ性水溶液からなる現像液による現像に
よって得られるレジストパターンのプロファイルが悪い
という欠点を有している。
このようなポジ型レジストにおける1,2−キノンジア
ジド化合物に代わるものとして、特開昭56−1933号に
は、300nm以下の短波長領域の放射線に感応する化合物
として、例えば2,2−ジメチル−4,6−ジケト−5−ジア
ゾ−1,3−ジオキサン(以下、ジアゾメルドラム酸とい
う)などが開示されている。しかし、ジアゾメルドラム
酸は、現像液として用いるアルカリ性水溶液に対する溶
解を抑制する機能が乏しいため、現像による放射線未照
射部の膜減りが著しく、良好なレジストパターンを得る
ことが困難である。
本発明の目的は、上記従来技術の課題を解決し、遠紫
外線、エキシマレーザーなどの短波長の放射線を線源と
して用いても、アルカリ性水溶液による現像での放射線
未照射部の膜減りがなく、良好なプロファイルのレジス
トパターンを高解像度で得ることのできるポジ型感放射
線樹脂組成物を提供することにある。
d.課題を解決するための手段 本発明のポジ型感放射線樹脂組成物は、25℃のテトラ
メチルアンモニウムヒドロキシド/重量%水溶液への溶
解速度が10,000Å/分以下の被膜を形成しうるアルカリ
可溶性樹脂と、ジアゾケトンおよびジアゾスルホンから
選ばれた少なくとも一種の感放射線化合物と、アルカリ
可溶性樹脂のアルカリ性水溶液に対する溶解を抑制する
機能を有する化合物(以下、アルカリ溶解抑制化合物と
いう)とを含有することを特徴とするものである。
本発明に用いられる感放射線化合物であるジアゾスル
ホンとしては、下記の化合物が挙げられる。
(ここで、R1およびR2はメチル基;アミノ基;シアノ
基;フェニル基;トリル基;メトキシフェニル基;塩化
フェニル基;ニトロ化フェニル基;シアン化フェニル
基;またはメトキシ基、エトキシ基、シクロヘキシルオ
キシ基、ベンジルオキシ基などの炭素数1〜10のアルコ
キシ基を示し、同一であっても異なっていてもよい。) (ここで、R3は水素原子;メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの炭素数
1〜20のアルキル基;フェニル基、トリル基、キシリル
基、ビフェニル基、ナフチル基などの炭素数6〜20のア
リール基、またはシクロプロパン、シクロブタン、シク
ロペンタン、シクロヘキサンなどの炭素数3〜20のシク
ロアルキル基を示す。) また、本発明に用いられるアルカリ溶解抑制化合物
は、好ましくはスルホン酸エステル、スルホンおよびケ
トンから選ばれる少なくとも一種の化合物であり、例え
ば下記の芳香環を有する化合物が挙げられる。
(ここで、R4、R5、R6、R7、R8およびR9は、水素原子;
ハロゲン原子;水酸基;ビニル基;アリル基;アミノ
基;シアノ基;ニトロ基;メチル基、エチル基、プロピ
ル基、ブチル基、ペンチル基、ヘキシル基などの炭素数
1〜10のアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、シクロ
ヘキシルオキシ基、ベンジルオキシ基、フェノキシ基、
トリロキシ基、ナフチルオキシ基、アントリルオキシ基
などの炭素数1〜14のアルコキシ基;フェニル基、トリ
ル基、ナフチル基、アントリル基などの炭素数6〜14の
アリール基、 式中、R10は水素原子;ハロゲン原子;水酸基;ビニ
ル基;アリル基;アミノ基;シアノ基;ニトロ基;前記
と同様の炭素数1から10のアルキル基;炭素数1〜14の
アルコキシ基;前記と同様の炭素数6〜14のアリール
基;または を示す。)を示し、同一であっても異なってもよく、但
し、R4、R5、R6、R7、R8およびR9の少なくとも一つは である。) さらに、上記以外のアルカリ溶解抑制化合物として
は、例えばテトラエチルチウラムジスルフィド、テトラ
メチルチウラムモノスルフィドなどのチウラム類;N,N′
−ジフェニルチオ尿素などのチオ尿素類;チオベンゾフ
ェノンなどのチオケトン類;およびトルエンスルホニル
ジエチルアミド、トルエンスルホニルジフェニルアミ
ド、トルエンスルホニルジプロピルアミド、トルエンス
ルホニルピロリジン、トルエンスルホニルピペリジン、
ビストルエンスルホニルピペラジンなどのスルホンアミ
ド構造の窒素原子に水素が結合していないスルホンアミ
ド類を挙げることができる。
本発明に用いられる感放射線化合物およびアルカリ溶
解抑制化合物の合計配合量は、アルカリ可溶性樹脂100
重量部に対して、通常、5〜100重量部であり、好まし
くは10〜50重量部である。この配合量が5重量部未満の
場合は、レジストパターンの形成が困難であり、一方、
100重量部を越える場合には、短時間の放射線照射では
加えた感放射線化合物をすべて感応させることができ
ず、アルカリ性水溶液からなる現像液による現像が困難
となる。
また、上記感放射線化合物とアルカリ溶解抑制化合物
との配合割合は、通常、感放射線化合物100重量部に対
して、アルカリ溶解抑制化合物1〜300重量部、好まし
くは5〜100重量部、特に好ましくは20〜100重量部であ
る。アルカリ溶解抑制化合物の添加量は1重量部未満の
場合は、現像後の放射線未照射部の膜減りが大きく、良
好なレジストパターンの形成が困難であり、一方、300
重量部を越える場合は、アルカリ性水溶液からなる現像
液による現像が困難となる。
本発明に用いられるアルカリ可溶性樹脂は、25℃のテ
トラメチルアンモニウムヒドロキシド1重量%水溶液へ
の溶解速度が10,000Å/分以下の被膜を形成しうるもの
である。この溶解速度が10,000Å/分を超えるアルカリ
可溶性樹脂を用いると、本発明におけるアルカリ溶解抑
制化合物の効果を発揮することができず、良好なレジス
トパターンを得ることが困難となる。
本発明に用いられるアルカリ可溶性樹脂の代表例は、
アルカリ可溶性ノボラック樹脂(以下、ノボラック樹脂
という。)である。ノボラック樹脂は、フェノール類と
アルデヒド類とを酸触媒の存在下に重縮合して得られ
る。
ここでフェノール類としては、例えばフェノール、o
−クレゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、o−
エチルフェノール、m−エチルフェノール、p−エチル
フェノール、o−ブチルフェノール、m−ブチルフェノ
ール、p−ブチルフェノール、2,3−キシレノール、2,4
−キシレノール、2,5−キシレノール、3,4−キシレノー
ル、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフェノー
ル、p−フェニルフェノール、ヒドロキノン、カテコー
ル、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール、ピロ
ガロール、α−ナフトール、ビスフェノールA、ジヒド
ロキシ安息香酸エステル、没食子酸エステルなどが用い
られ、これらのフェノール類のうちフェノール、o−ク
レゾール、m−クレゾール、p−クレゾール、2,5−キ
シレノール、3,5−キシレノール、2,3,5−トリメチルフ
ェノール、レゾルシノール、2−メチルレゾルシノール
およびビスフェノールAが好ましい。これらフェノール
類は単独で、または2種以上混合して用いられる。
また、アルデヒド類としては、例えばホルムアルデヒ
ド、パラホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、プロピ
ルアルデヒド、ベンズアルデヒド、フェニルアセトアル
デヒド、α−フェニルプロピルアルデヒド、β−フェニ
ルプロピルアルデヒド、o−ヒドロキシベンズアルデヒ
ド、m−ヒドロキシベンズアルデヒド、p−ヒドロキシ
ベンズアルデヒド、o−クロロベンズアルデヒド、m−
クロロベンズアルデヒド、p−クロロベンズアルデヒ
ド、o−ニトロベンズアルデヒド、m−ニトロベンズア
ルデヒド、p−ニトロベンズアルデヒド、o−メチルベ
ンズアルデヒド、m−メチルベンズアルデヒド、p−メ
チルベンズアルデヒド、p−エチルベンズアルデヒド、
p−n−ブチルベンズアルデヒドなどが用いられ、これ
らの化合物のうちホルムアルデヒド、アセトアルデヒド
およびベンズアルデヒドが好ましい。これらのアルデヒ
ド類は単独で、または2種以上混合して用いられる。ア
ルデヒド類はフェノール類1モルあたり、好ましくは0.
7〜3モル、特に好ましくは0.7〜2モルの割合で使用さ
れる。
酸触媒としては、例えば塩酸、硝酸、硫酸などの無機
酸、または蟻酸、蓚酸、酢酸などの有機酸が用いられ
る。これらの酸触媒の使用量は、フェノール類1モルあ
たり、1×10-4〜5×10-1モルが好ましい。
フェノール類とアルデヒド類との重縮合においては、
通常、反応媒質として水が用いられるが、フェノール類
がアルデヒド類の水溶液に溶解しない場合には、反応媒
質として親水性溶媒を使用することもできる。これらの
親水性溶媒としては、例えばメタノール、エタノール、
プロパノール、ブタノールなどのアルコール類;または
テトラヒドロフラン、ジオキサンなどの環状エーテル類
が挙げられる。これらの反応媒質の使用量は、通常、反
応原料100重量部あたり、20〜1000重量部である。縮合
反応の反応温度は、反応原料の反応性に応じて適宜調整
することができるが、通常、10〜200℃、好ましくは70
〜150℃である。
縮合反応終了後、系内に存在する未反応原料、酸触媒
および反応媒質を除去してノボラック樹脂を回収する。
本発明に用いられるノボラック樹脂以外のアルカリ可
溶性樹脂としては、例えばポリヒドロキシスチレンまた
はその誘導体、スチレン−無水マレイン酸共重合体、ポ
リビニルヒドロキシベンゾエート、カルボキシル基含有
メタアクリル系樹脂などが挙げられる。
これらのアルカリ可溶性樹脂は単独で、または2種以
上混合して用いられる。
本発明の組成物には、レジストとしての感度を向上さ
せるため、増感剤を配合することができる。増感剤とし
ては、例えば2H−ピリド(3,2−b)−1,4−オキサジン
−3(4H)オン類、10H−ピリド(3,2−b)(1,4)−
ベンゾチアジン類、ラウゾール類、ヒダントイン類、バ
ルビツール酸類、グリシン無水物類、1−ヒドロキシベ
ンゾトリアゾール類、アロキサン類、マレイミド類など
を挙げることができる。増感剤の配合量は、感放射線化
合物100重量部に対し、通常100重量部以下である。
さらに本発明の組成物には、塗布性、例えばストリエ
ーションや乾燥塗膜形成後の放射線照射部の現像性を改
良するため、界面活性剤を配合することができる。界面
活性剤としては、例えばポリオキシエチレンラウリルエ
ーテル、ポリオキシエチレンステアリルエーテル、ポリ
オキシエチレンオレイルエーテルなどのポリオキシエチ
レンアルキルエーテル類;ポリオキシエチレンオクチル
フェニルエーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニル
エーテルなどのポリオキシエチレンアルキルフェニルエ
ーテル類;およびポリエチレングリコールジラウリレー
ト、ポリエチレングリコールジステアレートなどのポリ
エチレングリコールジアルキルエステル類のノニオン系
界面活性剤;エフトップEF301、EF303、EF352(新秋田
化成(株)製)、メガファックF171、F172、F173(大日
本インキ(株)製)、フロラードFC430、FC431(住友ス
リーエム(株)製)、アサヒガードAG710、サーフロン
S−382、SC101、SC102、SC103、SC104、SC105、SC106
(旭硝子(株)製)などのフッ素系界面活性剤;オルガ
ノシロキサンポリマーKP341(信越化学工業(株)
製);アクリル酸系またはメタクリル酸系(共)重合体
ポリフローNo.75、No.95(共栄社油脂化学工業(株)
製)などが用いられる。界面活性剤の配合量は、アルカ
リ可溶性樹脂および感放射線化合物の合計量100重量部
あたり、通常2重量部以下である。
さらに本発明の組成物には、必要に応じてハレーショ
ン防止剤、接着助剤、保存安定剤、消泡剤など適宜配合
することができる。
本発明の組成物は、溶剤に上記アルカリ可溶性樹脂、
感放射線化合物、アルカリ溶解抑制化合物および上記各
種の配合剤を所定量ずつ溶解させ、例えば孔径0.2μm
程度のフィルターで過することにより調製することが
できる。
この際に用いられる溶剤としては、例えばエチレング
リコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノ
エチルエーテル、エチレングリコールモノプロピルエー
テル、エチレングリコールモノブチルエーテルなどのエ
チレングリコールアルキルエーテル類;ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジエチ
ルエーテル、ジエチレングリコールジプロピルエーテ
ル、ジエチレングリコールジブチルエーテルなどのジエ
チレングリコールジアルキルエーテル類;メチルセロソ
ルブアセテート、エチルセロソルブアセテートなどのエ
チレングリコールアルキルアセテート類;プロピレング
リコールモノメチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノエチルエーテルアセテート、プロピレング
リコールプロピルエーテルアセテートなどのプロピレン
グリコールアルキルエーテルアセテート類;トルエン、
キシレンなどの芳香族炭化水素類;メチルエチルケト
ン、シクロヘキサノンなどのケトン類;2−ヒドロキシプ
ロピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチ
ル、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチル、
エトキシ酢酸エチル、オキシ酢酸エチル、2−ヒドロキ
シ−3−メチルブタン酸メチル、3−メトキシブチルア
セテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテー
ト、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネート、
3−メチル−3−メトキシブチルブチレート、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル、アセト酢酸メチル、アセト酢酸エチル
などのエステル類;ジメチルホルムアミド、ジメチルア
セトアミドなどのアミド類を用いることができる。
また、必要に応じてベンゾルエチルエーテル、ジヘキ
シルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ジエチレングリコールモノエチルエーテル、アセト
ニルアセトン、イソホロン、カプロン酸、カプリル酸、
1−オクタノール、1−ノナノール、ベンジルアルコー
ル、酢酸ベンジル、安息香酸エチル、シュウ酸ジエチ
ル、マレイン酸ジエチル、γ−ブチロラクトン、炭酸エ
チレン、炭酸プロピレン、フェニルセロソルブアセテー
トなどのような高沸点溶剤を添加することもできる。
これらの溶剤は単独で、または2種以上混合して用い
られる。
本発明の組成物はシリコンウェハーなどの基板に塗布
する方法としては、本発明の組成物を例えば固形分濃度
が5〜50重量%となるように前記の溶剤に溶解し、過
した後、これを回転塗布、流し塗布、ロール塗布などに
より塗布する方法が挙げられる。
本発明の組成物の現像液としては、例えば水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、珪酸ナトリ
ウム、メタ珪酸ナトリウム、アンモニア水などの無機ア
ルカリ類;エチルアミン、n−プロピルアミンなどの第
1級アミン類;ジエチルアミン、ジ−n−プロピルアミ
ンなどの第2級アミン類;トリエチルアミン、メチルジ
エチルアミンなどの第3級アミン類;ジメチルエタノー
ルアミン、トリエタノールアミンなどのアルコールアミ
ン類;テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ
エチルアンモニウムヒドロキシド、2−ヒドロキシエチ
ルトリメチルアンモニウムヒドロキシドなどの第4級ア
ンモニウムヒドロキシド;ピロール、ピペリジン、1,8
−ジアザビシクロ(5,4,0)−7−ウンデセン、1,5−ジ
アザビシクロ(4,3,0)−5−ノナンなどの環状アミン
類を溶解してなるアルカリ性水溶液などが使用できる。
また、前記現像液に水溶性有機溶媒、例えばメタノー
ル、エタノールなどのアルコール類や界面活性剤を適宜
添加したアルカリ性水溶液を現像液として使用すること
もできる。
前記現像液で現像した後は、水などでリンスし乾燥す
る。
e.実施例 以下、実施例により本発明をさらに詳しく説明する
が、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1 (1) フラスコに、m−クレゾール50gおよびp−ク
レゾール50gを仕込んだ後、37重量%ホルムアルデヒド
水溶液66mlおよび蓚酸0.04gを添加し、これを攪拌しな
がらフラスコを油浴中に浸し、反応温度を100℃に保持
して、6時間重縮合させることにより、ノボラック樹脂
を得た。反応後、系内を30mmHgに減圧して水を除去し、
さらに内温を130℃に上昇させて未反応物を留去した。
次いで、溶解したノボラック樹脂を室温に戻して回収し
た。
(2)(1)で得られたノボラック樹脂100重量部に、
表1に示す感放射線化合物およびアルカリ溶解抑制化合
物を所定の割合で、エチルセロソルブアセテートに溶解
し、固形分濃度16.7重量%とした後、孔径0.2μmのメ
ンブランフィルターで過し、本発明の組成物の溶液を
調製した。
この溶液を、シリコンウェハー上にスピンナーで塗布
した後、90℃ににて2分間プレベークして、0.5μmの
膜厚のレジスト厚を形成させた。次いで、2.4重量%の
テトラメチルアンモニウムヒドロキシド(以下、TMAと
いう。)水溶液を現像液として用い、一定時間現像を行
い、レジストの膜減り速度を評価したところ、0.072μm
/分であり、ほとんど膜減りはしなかった。
次に、遠紫外線コンタクト露光機(キャノン(株)製
PLA521F)を用い、前記と同様にレジスト層を形成させ
たシリコンウェハーにパターンマスクを介し、87mJ/cm2
の遠紫外線を照射し、TMA2.2重量%水溶液で1分間現像
し、水でリンスし乾燥した。得られたレジストパターン
を走査型電子顕微鏡で観察したところ、0.6μmのライ
ンアンドスペースのポジ型パターンが解像できることが
わかった。
f.発明の効果 本発明のポジ型感放射線樹脂組成物はアルカリ可溶性
樹脂、感放射線化合物、およびアルカリ溶解抑制機能を
有する化合物からなり、遠紫外線、エキシマレーザーな
どの短波長の放射線を線源として用いても、アルカリ性
水溶液による現像での放射線未照射部の膜減りがなく、
良好なプロファイルのレジストパターンを高解像で達成
できる。
本発明のポジ型感放射線樹脂組成物は、さらに紫外
線、電子線、X線、シンクロトロン放射線などの放射線
にも感応し、高密度化集積回路作製のためのレジストと
して好適なものである。
フロントページの続き (72)発明者 榛田 善行 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本 合成ゴム株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−10355(JP,A) 特開 昭64−44439(JP,A) 特開 昭63−253938(JP,A) 特開 平1−106041(JP,A) 特開 平1−300248(JP,A) 特開 昭61−80245(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】25℃のテトラメチルアンモニウムヒドロキ
    シド1重量%水溶液への溶解速度が10,000Å/分以下の
    被膜を形成し得るアルカリ可溶性樹脂と、ジアゾスルホ
    ンから選ばれた少なくとも一種の感放射線化合物と、ア
    ルカリ可溶性樹脂のアルカリ性水溶液に対する溶解を抑
    制する機能を有する化合物とを含有することを特徴とす
    るポジ型感放射線樹脂組成物。
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