JP2717935B2 - 貴金属及びその他の高価な元素を含有する組成物をそれらを回収する目的で処理する方法 - Google Patents

貴金属及びその他の高価な元素を含有する組成物をそれらを回収する目的で処理する方法

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、種々の組成物、特に廃
或は使用済み触媒、例えば自動車後燃焼触媒中に存在す
る白金、パラジウム及びロジウムのような貴金属、並び
に随意に希土類、特にセリウムのようなその他の高価な
元素を回収するために処理する方法に関する。
【0002】
【従来技術】白金、ロジウム、パラジウム或はイリジウ
ムのような貴金属がすでに単独で或は共に、おそらく例
えばセリウムのような希土類のようなその他の高価な元
素と共に多数の産業組成物、特に触媒組成物において広
く採用されていることは知られている。そのような組成
物の例として、一層特にはいわゆる多機能触媒(或は
「スリーウエイ」触媒)、特には内燃機関(自動車、
等)の排ガスを処理する意図の触媒を挙げることができ
る。これらの触媒は、本質的に環境の保護と結び付いた
理由で、最近相当の発展を受けてきている(窒素酸化
物、一酸化炭素及び同等に未燃炭化水素の有害な排出を
減少させることを目的とした増々厳しくなる汚染防止基
準を課する)。
【0003】これより、現在、全世界的に消費されるロ
ジウムの80%近く及び白金の40%近くは実際自動車
後燃焼セクター用に意図する触媒を調製するために用い
られている。単にこれらの貴金属を使用することにより
発生する費用が完成触媒の全体に対して比例して極めて
高くなることを心に留めて、それらを新規な触媒を調製
するために将来循環させることを目的として廃或は使用
済み触媒から回収することは、現在関係する製造業者に
とって主要な戦略的関心を構成する。本発明は正確にこ
の関心の範囲内に入る。使用済み触媒中に存在する貴金
属を回収することに関するプロセスは、すでに文献にお
いて提案されかつ記載されてきた。本出願人が本発明の
範囲内で開発しかつ改良した技術に最も近い技術の中
で、一層特には主に回収すべき種を含有する使用済み触
媒を酸性浸出する段階をベースにしたものを挙げること
ができ、この段階はほとんどの場合酸化剤の存在におい
て作業される。
【0004】更に一層詳細に言うと、これらのプロセス
に従えば、処理すべき触媒は、種々の貴金属(並びにお
そらく例えばセリウムのようなその他の高価な元素)を
含有する通常アルミナ、特にγ活性アルミナからなるペ
レット(ビーズ、押出物、等)の形態、もしくは超耐熱
性セラミックで作られかつほとんどの場合アルミナ、特
にγ活性アルミナからなる薄め塗膜(或はコーティング
層)を付着させたコーディアライト(シリコアルミネー
ト)をベースにしかつまた貴金属(及びその他の高価な
元素)を含有するハネカムタイプのフレーム構造(担
体)からなるモノリスの形態のいずれかであり得、これ
らを微細な状態に転化するためにあらかじめ粉砕し、こ
のようにして得られた粉末を、次いで硫酸、塩酸或は硝
酸のような強い無機酸により、随意に酸化剤(H2
2 、Cl2 、HNO3 、等)を存在させて、1回又はそ
れ以上浸出させ、それにより求める異なる貴金属を溶解
された形態で含有する一種又はそれ以上の浸出溶液が得
られ、次いでこれらはこれらの溶液から適したかつそれ
自体公知の任意の技術により、特に選択的予備沈殿によ
って回収される。
【0005】しかし、上記のプロセスのようなプロセス
は、特に求める種々の貴金属(Pt、Pd、Rh、等)
に関して可溶化を示す、よって回収、収率が依然不十分
であると思われることの不利を有し、このことは、ロジ
ウム種に関する場合、一層特にそうである。その上、こ
れらのプロセスの内、貴金属と別に、例えば希土類、特
にセリウムのような使用済み触媒中に存在し得るその他
の高価な元素を回収する場合を扱う或はもくろむものは
極めてまれにすぎない。本発明の目的は、特に、一方で
種々の組成物、例えば廃或は使用済み触媒中に存在する
異なる貴金属、特にロジウムを回収する−高い効率で回
収することを可能にし、かつ他方で、また例えば希土
類、特にセリウムのような該組成物中に存在し得るその
他の高価な元素を回収するのに適した産業上有利な新規
なプロセスを提案することによって上記の問題を克服す
るにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】このため、本発明に従え
ば、今、貴金属タイプの種及びおそらくセリウムのよう
な希土類を含有する任意の組成物に、該種を回収する目
的で適用可能な新規な処理方法を提案する。かかる方法
は下記の段階を含むことを特徴とする: (i)随意に、処理すべき組成物をまず第一にその反応
性を増大させるために微細な状態に転化し、(ii)次
に、この組成物に硫酸を混合し、(iii)このように
して得られた組成物を、次いで温度150°〜450℃
で焼成し、(iv)そして最終的にこのようにして焼成
した生成物を、水性媒体中で一方でH+ イオン及び他方
でクロリドイオンにより処理し、これは同時に或は別々
に行ない、それにより、一方で貴金属及びおそらくセリ
ウムのような希土類が実質的に取り尽くされた固体残
分、並びに他方で前記種を含有する一種又はそれ以上の
溶液を得る。
【0007】本明細書以降で下記に留意されるものと思
う: ・上記段階(ii)及び(iii)の組合せは、簡単に
するため、以降でしばしば「サルフュリックペースチン
グ(sulphuric pasting)」と呼ぶ作
業に一致する、 ・段階(iv)は本質的に2つの異なる別の形態に従っ
て実施することができる:(1)これは求める種の内の
いくらかを選択的に回収することを目的とし、焼成した
生成物をまず第一に酸性溶液(H+ イオンの導入)で処
理し、次いで第二段階でクロリドイオンを含有する溶液
で処理することによって生成物に二重の浸出を施し、そ
れにより、例えばセリウムのほとんど及びロジウムの一
部を含有する第一溶液、並びに例えば白金のほとんど及
びロジウムの残りの部分を含有する第二溶液を得るか、
(2)或は求める種の総括回収を、焼成した生成物を、
一方で必要な酸性度を有し(H+ イオンの導入)かつ他
方でクロリドイオンを含有する単一溶液で処理すること
によって、これらの種すべてを同時に浸出させることに
よって行う、のいずれか、 ・そして最後に、上記の別の形態のいずれかで、クロリ
ドイオンによる処理作業を、好ましくは酸化剤の存在に
おいて行う。
【0008】発明に従う方法は、これより出発組成物中
に存在する貴金属タイプ或はその他の高価な元素、特に
ロジウム及びセリウムの種すべての選択的或は総括的回
収を可能にし、これは極めて高い効率を有する。このよ
うにして得られる格別に高い効率は、本質的に求める種
の次の浸出を助成する前のサルフュリックペースチング
段階によると考えるのが妥当である。しかし、発明のそ
の他の特性、態様及び利点は、下記の詳細な説明、並び
に発明を具体的に例示し、含まれるものは何ら制限しな
い意図の種々の例を読む際に、更に一層明らかになるも
のと思う。
【0009】発明の関係において、「貴金属」なる表現
は、白金族の元素、すなわちロジウム、パラジウム、イ
リジウム、白金、ルテニウム及びオスミウム元素すべて
を単独で或は組み合わせて表わしかつ含むものと理解す
べきである。その上、「高価な元素」なる表現は、本明
細書中本質的に希土類、すなわち原子数57〜71(各
々を含む)のランタニド系列の元素、一層特には原子数
58のセリウム、並びに原子数39のイットリウムを言
う。最後に、「組成物」なる表現は非制限的に理解され
なければならず、すなわち一種又は多数の貴金属を、可
能ならば一種又は多数の高価な元素と組み合わせて含有
する任意の組成物であって、それらから該種の回収及び
次いで循環をもくろむものを表わしかつ本明細書中含む
ことを意図する。
【0010】発明に従う方法によって処理することがで
きる組成物として、一層特には廃或は使用済み自動車後
燃焼触媒、並びにもちろん例えば製造スクラップを形成
する場合の対応する新規な触媒を挙げることができる。
発明に従う方法はこのような触媒中に存在する貴金属と
セリウムとを組み合わせて回収するのに特に適してお
り、かつ該方法は最終的に本明細書中好適な応用の分野
の内の一つに関して説明することを心に留めて、下記の
記載は、本質的にかつ故意にこの特定の場合に関係する
ことになるが、この特定の場合に制限されない。出発触
媒(従って貴金属及びセリウムのような回収すべき種を
含有する)は種々の形態、すなわち例えば本明細書の従
来技術において説明した通りに、ペレット或はモノリス
の形態でよい。このような触媒は、構造及び組成の両方
に関しすでに文献に広く記載されており、特に多くの特
許及び/又は特許出願の主題を形成してきたことに留意
されるものと思う。
【0011】すなわち、これらの触媒は本質的にアルミ
ナをベースにする(ペレットの場合)か、或はモノリス
の一層特定の場合、本質的に担体部分においてシリコア
ルミネート(例えばコーディアライト)のような超耐熱
性セラミックをベースにかつ薄め塗膜部分においてアル
ミナをベースにするかのいずれかであるのが普通であ
る。しかし、本発明に従えば、ハネカムフレーム構造
(或は担体)が慣用のセラミックでなく金属或は金属ア
ロイで作製されることができたモノリスタイプの触媒を
処理する場合を排除しないのは自明であり、この目的
で、単に初めに適当な機械的及び/又は化学的手段を使
用して担体から薄め塗膜を取り出し、次いで貴金属或は
セリウムを回収するために、発明に従ってこの薄め塗膜
の処理を続けて行うだけで十分である。
【0012】使用済み或は廃棄タイプの触媒に関し、
鉛、炭素質物質、等のような種々の不純物を含有するの
が普通であることには当然留意されるものと思う。しか
し、発明の方法はこれらの不純物が存在することに影響
を受けない。発明に従う処理方法は、アルミナの薄め塗
膜で覆われたコーディアライトで作られた支持用構造か
らなるモノリスタイプの使用済み触媒中に存在する貴金
属とセリウムとを組み合わせて回収するのに特に適して
いる。発明に従う方法の第一の選択的段階に従えば、ま
ず第一に出発触媒の粉砕を行う。この段階は真に本質的
なものではないが、それでも特にモノリスタイプの形態
の触媒の場合に好適である。触媒をこのようにして微細
な状態、特に平均粒径が、例えば数ミクロン〜数ミリメ
ートルにし得る粉末の形態に転化させる。この段階は、
一方で化学的に一層均質な生成物に至らせることを可能
にし、他方で発明に従う方法の範囲内で働く次の作業の
方向に一層反応性にさせる。
【0013】発明に従う方法の別の選択的特徴に従え
ば、出発触媒を随意に粉砕した後に、次にこれに還元雰
囲気、例えばアルゴンと水素との混合物下で行う熱前処
理(焼成)を施す。これは通常300°〜800℃の温
度である。このような作業の目的は、貴金属を被覆して
いるあらゆる酸化物層を取り除くことにより及び/又は
初め+4の酸化状態で存在するセリウムを還元させて一
層容易に浸出可能であることが分かった+3の酸化状態
にすることによって、使用済み触媒中に存在する貴金属
ばかりでなく、またセリウムをも更に一層反応性にさせ
るにある。発明に従う方法の本質的な第一の特徴に従え
ば、触媒粉末に、次に硫酸を均質に混合する。この段階
で使用すべき純H2 SO4 として表わされる硫酸の量
は、処理すべき触媒粉末のマスのおよそ0.4〜5倍、
好ましくはこのマスの0.5〜2倍、更に一層好ましく
はこのマスの0.8〜1.5倍である。上述した通りの
触媒のマスのおよそ5倍より多い酸の量を用いること
は、理論的に可能であるが、何ら特別の利点或は結果の
有意な向上に寄与せず、よって実用的な見地から無意味
であることが分かることに留意されるものと思う。
【0014】ほとんどの場合、硫酸は溶液、通常水溶液
の形で用い、溶液は比較的濃縮するのが好ましく、すな
わち硫酸含量は50重量%より多くし、80重量%より
多くするのが更に一層好ましい。また、他の溶媒に希釈
した硫酸或は純硫酸を使用することも可能であるのはも
ちろんである。導入する酸の純度及び/又は量が真に重
要なことではなく、特に残留硫酸或は例えばスルフィド
鉱石、特に閃亜鉛鉱を焙焼することから生じる酸を使用
することが可能であり、これは発明に従う方法の利点及
び経済性を相当に増大させる。上記の生成物を、ほとん
どの場合、灰色がかったペーストの外観を有する幾分固
体の組成物が形成されかつ得られるまで混合した後に、
次に、生成した物理的な混合物の焼成を、通常空気中で
行う。
【0015】この焼成は温度150°〜450℃、特に
200°〜400℃で十分な時間(特にペーストされた
触媒の量に依存する)行って最終的に脆性の白みがかっ
た固体(本明細書中「焼成スルフェート」と呼ぶ)を得
る。サルフュリックペースチングとして知られるこの段
階の間、触媒及び硫酸をベースにした混合物において化
学反応が開始されかつ行われる。特に、一方で、硫酸の
分解から生じる酸性白色ヒュームの放出及び他方で存在
する化学種のスルフェートへの転化が観察される。
【0016】ここで、ペースチング用に用いる硫酸の一
部を、焼成スルフェートを形成する間に放出される酸性
白色ヒュームを処理することによって、プロセスの中に
循環させることができることに留意されるものと思う。
発明に従う方法の別の本質的な特徴に従えば、サルフュ
リックペースチング段階から生じる組成物中に存在する
貴金属及びセリウムを、次に浸出させなければならな
い。この浸出は、本明細書中前に記載した通りに、次い
で2つの別の態様に従って行うことができる。
【0017】第一の別の態様に従えば、焼成スルフェー
トをまず第一に酸性溶液で浸出させる。この第一の浸出
は、温度少なくとも50℃で行うのが好ましく、次にろ
過を行うことにより、こうして一方で第一ろ液及び他方
で第一固体残分を得ることが可能になる。この第一ろ液
(酸性スルフェート溶液)は、初めに触媒中に存在した
セリウムのほとんど(少なくとも70%)及びロジウム
(およそ三分の二)を含有するが、他方で白金が実質的
に存在しない。次いで、第二段階で、第一残分の浸出
を、今回は一方でクロリドイオン及び他方で好ましくは
酸化剤を含有する溶液を使用して行う。熟成(dige
stion)した後に、生成した懸濁液をろ過し、こう
して第二ろ液及び第二固体残分を生じる。この第二浸出
は、沸騰溶液を用いて行うのが好ましく、その場合、出
発触媒中に存在した白金のほとんど、並びに第一作業の
間に浸出されなかった一方でセリウム及び他方でロジウ
ムの残りの量を第二ろ液(酸性クロロスルフェート溶
液)中に溶解させて回収するのを可能にさせる。ここ
で、上述した第一或は第二固体残分を、含浸液及びおそ
らく依然吸着される少量の白金或はロジウムを回収する
ために、水或は酸性水溶液で洗浄するのが適している。
この場合、水性洗浄を、次いで第一及び第二ろ液とそれ
ぞれ混合する。最後に、第二残分をその上必要に応じて
ペースチング段階或は第一浸出段階或は第二浸出段階の
いずれかに循環させ得ることに留意されるものと思う。
【0018】発明に従う方法の第二の別の態様(本明細
書中第一と呼ぶ)に従えば、焼成スルフェートを、クロ
リドイオン並びに好ましくは酸化剤を含有する単一の酸
性溶液で浸出させる。この浸出は、温度少なくとも50
℃で行うのが好ましく、沸騰する溶液を用いて行うのが
更に一層好ましい。この場合、浸出させた後に、懸濁液
が得られ、次にこれをろ過し、これは、一方で出発触媒
中に存在した貴金属及びセリウムをすべて含有するろ
液、並びに固体熟成残分をもたらす。この第二の別の態
様は、上記した第一の別の態様に比べた場合、貴金属及
びセリウムを単一の段階でかつ極めて高い効率で同時に
溶解させることができることの利点を有する。
【0019】その上、熟成残分を洗浄及び/又は循環さ
せることの可能性に関し第一の別の態様の関係で作用し
始めるすべての検討は、同様に第二の別の態様に適用し
得ることに留意されるものと思う。今、上記の別の態様
の内のいずれかに関し、下記の一般的な解説をすること
ができる。本発明に従う方法の範囲内で単独で或は混合
物として使用することができる酸化剤の例は、一層特に
は下記を挙げることができる:過酸化水素、硝酸、塩
素、過硫酸ナトリウム及び酸素。本発明において、この
酸化剤の機能は白金、パラジウム及びロジウムを酸化し
かつこれらの種を浸出段階の間一層可溶性にさせること
にある。従って、導入する酸化剤の量は、混合物中に存
在する酸化可能な白金、パラジウム及びロジウムの合計
に対する化学量論量に一致させるのが普通である。
【0020】クロリドイオンとしては、塩酸、ガス状塩
素或は塩、例えば塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化
カルシウム、塩化アンモニウム、等のようなアルカリ金
属及び/又はアルカリ土類金属の塩化物の形態で導入す
ることができる。発明に従う方法の範囲内でのこれらの
クロリドイオンの機能は、白金とロジウムの一部とが複
合化するのを可能にさせることにある。このために、使
用すべきクロリドイオンの量は、少なくとも混合物中に
存在する酸化される白金、パラジウム及びロジウムに関
して必要な化学量論に一致させる。
【0021】最後に、発明に従う方法に従って使用すべ
き浸出溶液の一部となった必要な酸性度は、多くの酸、
特に硫酸、硝酸或は塩酸のような強い無機酸を使用して
導入するのがよい。次いで、初めの浸出溶液中の酸の濃
度を、浸出段階(第二の別の態様)或は段階(第一の別
の態様)の後直に得られる溶液のpHが依然2に等しい
か又はそれより低くなる、好ましくは1に等しいか又は
それより低くなるように、固定する。実際、最終のpH
値が2より高いと、所定の種の混合物への不溶性に関連
する問題が起き得る。従って、同じ単一の化合物が発明
に従う方法の関係において多数の役割を果たすことがで
きる、すなわち使用するために必要な酸性度及び/又は
クロリドイオン及び/又は酸化性を同時にもたらすこと
ができることに留意されたものと思う。これは、例えば
塩酸(H+ 酸性度及びCl- イオン)、硝酸(H+ 酸性
度及び酸化性)及び塩素(Cl- イオン及び酸化性)で
は、その通りである。
【0022】また、ここで、上述した通りの発明に従う
方法の第二の別の態様(単一の浸出段階)を用いること
の範囲内で生じ得る特定のかつ興味のある場合、すなわ
ち段階(iv)で使用する唯一の浸出溶液が、例えば塩
化ナトリウム、塩化カリウム或は塩化アンモニウムのよ
うなアルカリ金属の塩化物(クロリドイオンの導入)を
含有する硫酸溶液(H+ イオンの導入)である場合を述
べることが適している。この特定の場合に、かつ処理加
工する初めの組成物がセリウムを含有すると仮定する
と、処理加工する溶液中に、一方でスルフェートイオン
及び他方でアルカリ金属イオン(Na+ 、K+ 、N
4 +、等)が同時に存在することがセリウムアルカリ金
属複スルフェートを形成するに至り、これらは処理加工
条件下で不溶性の化合物である。従って、これらの化合
物は、貴金属と共に溶液中に入らず、従って、ろ過した
後に、固体熟成残分と共に残る。これは、依然発明に従
う方法の第二の別の態様の範囲内のままでありながら、
最終的に一方で貴金属及び他方でセリウムの間で選択的
な回収を行う特に有利かつ効率的な手段を構成する。次
いで、固体残分からセリウムを、それ自体知られている
任意の技術により、例えば選択的再溶解によって回収す
ることができる。
【0023】次いで、上述した浸出段階から生じる溶液
中に存在する貴金属及び随意にセリウムを、それ自体知
られている任意の適した技術により、特に沈殿、浸炭、
液−液抽出或はその他イオン交換によって溶液から回収
することができ、次いで必要に応じて最後に精製してよ
い。このようにして得られる貴金属及び/又はセリウム
を、次いで再び新規な触媒を製造するために使用するこ
とができる。今、発明を例示する例を挙げる。
【0024】
【実施例】例1 アルミナで作られた薄め塗膜で被覆されたコーディアラ
イトハネカムフレーム構造からなるモノリスタイプの慣
用の使用済み自動車後燃焼触媒を圧潰し、次いで粉砕し
て平均粒径が10μm(Φ50)程度の微細な粉末の形態
に転化させる。この粉末の重量組成(%で表わす)は下
記の通りである: O=43.7% Al=20.3% Si=17.7% Mg= 6.0% Ce= 2.9% Fe= 1.0% Pt=1600ppm Rh= 380ppm 微量のその他の元素
【0025】この粉末40gを、次いで硫酸95重量%
を含有する溶液112gと混合する。このようにして得
られた混合物は灰色がかった粘稠なペーストの外観を有
し、これを次に炉に入れて空気中300℃で3時間焼成
する。こうして「焼成スルフェート」77gが得られ、
その内の75gに、次に6N硫酸溶液400mリットル
によって90℃で1時間行う浸出段階を施す。懸濁液を
ろ過し、次いで固体残分を脱イオン水100mリットル
で洗浄した後に、下記の特性を示す第一ろ液(水性洗浄
を加入)が得られる:
【0026】上記で得られた固体残分を、次に6N塩酸
溶液1280mリットルと濃度30%の過酸化水素水溶
液96mリットルとを混合することによって調製してお
いた溶液を用い、沸騰温度で15分間浸出させる。懸濁
液をろ過し、次いで固体残分を脱イオン水100mリッ
トルで洗浄した後に、下記の特性を示す第二ろ液(水性
洗浄を加入)が得られる:
【0027】こうして、プロセスの終りにおいて、初め
の触媒中に存在した求める種々の種の合計の回収重量収
率は下記の通りであった: Pt:95% Rh:98% Ce:100%
【0028】例2 手順は例1の通りであり(同じ出発触媒、同じ前ペース
チング条件)、差異は、生成した「焼成スルフェート」
を、本例では6N硫酸溶液200mリットルと、6N塩
酸溶液150mリットルと、濃度30%の過酸化水素水
溶液15gとを混合することによって得ておいた単一溶
液によって一段で浸出させる点である。
【0029】「焼成スルフェート」の浸出を上記溶液の
沸騰温度で1時間行う。懸濁液をろ過し、次いで固体残
分を6N硫酸溶液150mリットルで洗浄した後に、下
記の特性を示すろ液(水性洗浄を加入)が得られる:
【0030】例3 上記の例2を同じに再現し、唯一の差異は、単一の浸出
段階を硫酸を用いないで行ない、本例で使用した単一の
浸出溶液は6N塩酸溶液300mリットルと濃度30%
の過酸化水素水溶液30gとを混合することによって得
ていた点である。次いで、下記の特性を示すろ液(水性
洗浄を加入)が得られる:
【0031】比較例1 本例は、「焼成スルフェート」を浸出させる間クロリド
イオンを存在させることの重要性を例示することを目的
とする。これより、上記の例2を同じに再現し、唯一の
差異は、単一の浸出段階を、6N硫酸溶液300mリッ
トルと濃度30%の過酸化水素水溶液30g(クロリド
イオンは存在しない)とを混合することによって得てい
た溶液によって行う点である。
【0032】下記の特性を示すろ液(水性洗浄を加入)
が得られる: 従って、クロリドイオンは白金の可溶化に対しかつまた
一部ロジウムの可溶化に対し極めて大きな効果を有す
る。対照して、この効果はセリウムの場合、事実上存在
しない。
【0033】比較例2 本例は発明に従う前ペースチング段階を用いないで行な
い、単に浸出を例1に記載する触媒粉末に関して行なっ
たにすぎない種々のテストを一緒にする。これらのテス
トの作業条件を下記に挙げる: テスト1:粉末100gを、下記の溶液:15N HN
3 (50mリットル)+12N HCl(150mリ
ットル)によって沸騰において1時間30分浸出させ
た。 テスト2:テスト1と同じ、唯一の差異は、浸出させる
前に、触媒粉末を、初めにH2 10%を含有するアルゴ
ンの還元性雰囲気下で600℃において1時間焼成し
た。 テスト3:テスト1と同じ、唯一の差異は、浸出させる
前に、触媒粉末を初めに空気中で1000℃において1
時間焼成した。 テスト4:粉末50gを、7N H2 SO4 250mリ
ットルによって沸騰において1時間30分浸出させた。
【0034】次いで、これらのテストの各々について、
求める種々の種の可溶化重量収率(%で表わす)は下記
の通りであった:
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C22B 11/00 B09B 3/00 ZAB 59/00 304L

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貴金属及びおそらくその他の高価な元素
    を含有する組成物を該組成物からこれらの種を回収する
    目的で処理する方法であって、 (i)随意に、処理すべき組成物をまず第一に微細な状
    態に転化し、 (ii)次に、この組成物に硫酸を混合し、 (iii)このようにして得られた混合物を、次いで温
    度150°〜450℃で焼成し、 (iv)そして最終的に、このようにして焼成した生成
    物を、水性媒体中で一方でHイオン及び他方でクロリ
    ドイオンで同時に或は別々に処理し(浸出)、これによ
    り最終的に、一方で貴金属及びおそらくその他の高価な
    元素が実質的に取り尽くされた固体残分並びに他方で前
    記種を含有する一種又はそれ以上の溶液を得る段階を含
    むことを特徴とする方法。
  2. 【請求項2】 クロリドイオンによる処理を酸化剤の存
    在において行うことを特徴とする請求項1の方法。
  3. 【請求項3】 段階(ii)の前に、組成物を随意に粉
    砕した後に、これに還元雰囲気で熱処理を施すことを特
    徴とする請求項1又は2の方法。
  4. 【請求項4】 段階(ii)で使用するHSO形態
    で表わす硫酸のマスが処理すべき組成物のマスの0.4
    〜5倍であることを特徴とする先の請求項のいずれか一
    の方法。
  5. 【請求項5】 段階(ii)で使用する硫酸が水溶液の
    形態であることを特徴とする先の請求項のいずれか一の
    方法。
  6. 【請求項6】 段階(ii)で使用する硫酸が残留酸或
    はスルフィド鉱石、特に閃亜鉛鉱を焙焼することから生
    じる酸であることを特徴とする先の請求項のいずれか一
    の方法。
  7. 【請求項7】 段階(iv)における浸出処理を温度少
    なくとも50℃で行うことを特徴とする先の請求項のい
    ずれか一の方法。
  8. 【請求項8】 段階(iv)から生じる溶液からの固体
    残分の分離をろ過によって行うことを特徴とする先の請
    求項のいずれか一の方法。
  9. 【請求項9】 段階(iv)から生じる固体残分を水或
    は酸性水溶液で洗浄することを特徴とする先の請求項の
    いずれか一の方法。
  10. 【請求項10】 段階(iv)から生じる固体残分を段
    階(ii)及び(iv)のいずれか一に循環させること
    を特徴とする先の請求項のいずれか一の方法。
  11. 【請求項11】 クロリドイオンを塩酸、ガス状塩素も
    しくはアルカリ及び/又はアルカリ土類金属の塩化物、
    特に塩化ナトリウムの形で導入する先の請求項のいずれ
    か一の方法。
  12. 【請求項12】 Hイオンを強い無機酸の形で導入す
    る先の請求項のいずれか一の方法。
  13. 【請求項13】 Hイオン濃度を、浸出段階から生じ
    る溶液のpHが2に等しく又はそれ以下になるように選
    ぶことを特徴とする先の請求項のいずれか一の方法。
  14. 【請求項14】 前記貴金属が白金、パラジウム、ロジ
    ウム、イリジウム、ルテニウム或はオスミウムの単独或
    は混合物からなることを特徴とする先の請求項のいずれ
    か一の方法。
  15. 【請求項15】 前記高価な元素が希土類の内の一種或
    は多数によって表わされることを特徴とする先の請求項
    のいずれか一の方法。
  16. 【請求項16】 前記組成物が廃触媒或は使用済み触媒
    であることを特徴とする先の請求項のいずれか一の方
    法。
  17. 【請求項17】 段階(iv)から生じる溶液中に存在
    する前記種を、次いで沈殿、浸炭、液−液抽出或はイオ
    ン交換によって回収することを特徴とする先の請求項の
    いずれか一の方法。
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