JP2715998B2 - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JP2715998B2
JP2715998B2 JP7153376A JP15337695A JP2715998B2 JP 2715998 B2 JP2715998 B2 JP 2715998B2 JP 7153376 A JP7153376 A JP 7153376A JP 15337695 A JP15337695 A JP 15337695A JP 2715998 B2 JP2715998 B2 JP 2715998B2
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  • Fixing For Electrophotography (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、定着装置に係り、レー
ザー光を用いたプリンター,ファクシミリ,コピー機器
など、電子写真方式を用いて用紙に記録を行う電子写真
式記録装置に装備される定着装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図4に従来例を示す。この図4に示す定
着装置は、熱源を内蔵した加熱ローラ51とこの加熱ロ
ーラ51に圧接する加圧ローラ52とを備え、また、加
熱ローラ51に圧接するフエルト部材53を備えたクリ
ーナ機構54を装備している。これを更に詳述すると、
加圧ローラ52は、図4の下方よりスプリング等(図示
略)により加熱ローラ51側に押圧され、これにより、
加熱ローラ51と加圧ローラ52とが圧接しながら回転
するようになっている。また、フエルト部材53は、図
4の上方からスプリング等(図示略)により加熱ローラ
51側に押圧され、これにより、加熱ローラ51とフエ
ルト部材53とが圧接した状態で保持されている。
【0003】そして、トナーTが付着した用紙Pは、互
いに圧接しながら回転する加熱ローラ51と加圧ローラ
52の間を通過する際に熱圧着され、これにより、トナ
ーTが用紙Pに定着される。
【0004】ここで、上記熱圧着の際、用紙P上のトナ
ーTの一部は加熱ローラ51に付着する。この加熱ロー
ラ51に付着したトナーTは、当該加熱ローラ51に圧
接させたフエルト部材により吸引除去される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例にあっては、トナーTが約10ミクロンと微細であ
るため、加熱ローラ51とフエルト部材53の圧接力を
しても、加熱ローラ51に付着したトナーTがフェエル
ト部材53に取り切れず、当該加熱ローラ51の表面に
残留するという事態が生じる。かかる場合、加熱ローラ
表面のトナーTが、加圧ローラ52にも付着し、これが
ため、事後的に用紙汚れを発生させる不都合があった。
【0006】
【発明の目的】本発明は、上記従来例の有する不都合を
改善し、特に、加熱ローラに付着したトナーが引き起こ
す用紙汚れの発生を抑制した定着装置を提供すること
を、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明で
は、熱源を内蔵した加熱ローラとこの加熱ローラに圧接
する加圧ローラとを備えると共に、加熱ローラに圧接
れ当該加熱ローラに付着した残留トナーを除去するフエ
ルト部材を有するクリーナ機構を装備している。そし
て、加熱ローラとクリーナ機構のフエルト部材との間
に、端縁部が加熱ローラに圧接され加熱ローラに付着し
ている残留トナーをせき止める板部材を装備した、とい
う構成を採っている。
【0008】請求項2記載の発明では、上記板部材が、
加熱ローラの外周接線に沿って加熱ローラに圧接されて
いる、という構成を採っている。
【0009】請求項3記載の発明では、上記板部材は、
その端縁部が、フエルト部材が加熱ローラに接する領域
内の下流側部分に位置して装備されている、という構成
を採っている。
【0010】これらにより前述した目的を達成しようと
するものである。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明では、用紙表面から加熱ロ
ーラに付着したトナーは、当該加熱ローラの回転に伴
い、これに圧接されたフエルト部材の領域に運び込まれ
る。フエルト部材の領域に運び込まれたトナーはその一
部が当該フエルト部材に吸引されローラ表面から除去さ
れる。一方、フエルト部材で取りきれなかったトナー
は、フエルト部材を通過する前に、加熱ローラ表面に接
する板部材の端縁部でせき止められ、そのせき止められ
たところをフエルト部材に吸引除去される。
【0012】請求項2記載の発明では、板部材の曲げ弾
性が作用することにより、当該板部材の端縁部が容易に
加熱ローラ表面に圧接される。
【0013】請求項3記載の発明では、まずフエルト部
材で吸引できる限りのトナーが加熱ローラ上から除去さ
れた後に、最終的に加熱ローラ表面に残留したトナーの
みが板部材にせき止められ、フエルト部材に吸引され
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図3に基
づいて説明する。
【0015】図1に示す定着装置は、熱源を内蔵した加
熱ローラ1とこの加熱ローラ1に圧接する加圧ローラ2
とを備えている。また、加熱ローラ1に圧接するフエル
ト部材3を備えたクリーナ機構4を装備している。更
に、加熱ローラ1とクリーナ機構4のフエルト部材3と
の間に、端縁部Bが加熱ローラ1に接する形態の板部材
5が装備されている。
【0016】これを更に詳述すると、本実施例におい
て、板部材5は、加熱ローラ1の外周接線に沿って当該
加熱ローラ1に圧接されている。また、板部材5は、そ
の端縁部Bが、フエルト部材3が加熱ローラ1に接する
領域内の下流側部分に位置して装備されている。
【0017】また、板部材5は、永久変形しにくい金属
性の弾性材料で形成され、加熱ローラに当接する端部と
は反対側の端縁部が定着装置本体の所定位置に支持され
ている。これによらず、板部材5は、加熱ローラ1に圧
接される端縁部分がフエルト部材3に接着された状態で
支持されていても良い。また、この他の構成は従来例と
同一に構成されている。
【0018】そして、トナーTの付着した用紙Pが、互
いに圧接しながら回転する加熱ローラ1と加圧ローラ2
との間を通過すると、用紙P上のトナーTの大部分は当
該用紙表面に熱圧着され、用紙Pに定着される。
【0019】上述のようにトナーTが熱圧着される際、
トナーTの一部が加熱ローラ1に付着する。用紙表面か
ら加熱ローラ1に付着したトナーTは、図2に示すよう
に、当該加熱ローラ1の回転に伴い、これに圧接された
フエルト部材3の領域に運び込まれる。フエルト部材3
の領域に運び込まれたトナーTはその一部が当該フエル
ト部材3に吸引されローラ表面から除去される。一方、
フエルト部材3で取りきれなかったトナーTは、図3に
示すように、フエルト部材3を通過する前に、加熱ロー
ラ表面に接する板部材5の端縁部Bでせき止められ、そ
のせき止められたところをフエルト部材に吸引除去され
る。
【0020】この際、板部材5の曲げ弾性が作用するこ
とにより、当該板部材5の端縁部Bが容易に加熱ローラ
表面に圧接されており、まずフエルト部材3で吸引でき
る限りのトナーTが加熱ローラ1上から除去された後
に、最終的に加熱ローラ表面に残留したトナーTのみが
板部材5にせき止められ、フエルト部材3に吸引され
る。
【0021】このように、本実施例によれば、フエルト
部材で除去できなかった加熱ローラ表面のトナーを、当
該加熱ローラ表面に圧接させた板部材の端縁部でせき止
め、このせき止められたトナーを更にフエルト部材で除
去するので、加熱ローラ表面に付着したトナーのクリー
ニング時の取りこぼしを従来例に比して大幅に抑制する
ことができ、これがため、加熱ローラから加圧ローラへ
のトナーの転移を最小限に止めることができ、事後的な
用紙汚れの発生を有効に抑制することができる。
【0022】また、板部材を加熱ローラの外周接線に沿
って圧接させたので、板部材の曲げ弾性の作用により、
当該板部材の端縁部を容易に加熱ローラ表面に圧接させ
ることができるので、板部材の取付位置に精密さが要求
されず比較的容易に製造することができる利点がある。
【0023】更に、板部材を、その端縁部がフエルト部
材の領域の下流側部分に配設されるように装備したの
で、フエルト部材のみによるトナー除去効果と、板部材
による除去効果とをそれぞれ最大限に機能させることが
でき、最も効率的なトナー除去を行うことができる。
【0024】ここで、本実施例では、板部材を加熱ロー
ラの外周接線に沿って配設したが、板部材の一端縁部が
フエルト部材の領域において加熱ローラ表面に接触した
状態にあれば板部材全体の配設位置はこれと異なっても
良い。また、板部材の端縁部は、例えば、フエルト部材
を貫通した状態で加熱ローラ表面に接触されてもよい。
【0025】
【発明の効果】本発明は、以上のように構成され機能す
るので、これによると、フエルト部材で除去できなかっ
た加熱ローラ表面のトナーを、当該加熱ローラ表面に圧
接させた板部材の端縁部でせき止め、このせき止められ
たトナーを更にフエルト部材で除去するので、加熱ロー
ラ表面に付着したトナーのクリーニング時の取りこぼし
を従来例に比して大幅に抑制することができ、これがた
め、加熱ローラから加圧ローラへのトナーの転移を最小
限に止めることができ、事後的な用紙汚れの発生を有効
に抑制することができる。
【0026】請求項2記載の発明では、板部材を加熱ロ
ーラの外周接線に沿って圧接させたので、板部材の曲げ
弾性の作用により、当該板部材の端縁部を容易に加熱ロ
ーラ表面に圧接させることができるので、板部材の取付
位置に精密さが要求されず比較的容易に製造することが
できる利点がある。
【0027】請求項3記載の発明では、その端縁部がフ
エルト部材の領域の下流側部分に配設されるように装備
したので、フエルト部材のみによるトナー除去効果と、
板部材による除去効果とをそれぞれ最大限に機能させる
ことができ、最も効率的なトナー除去を行うことができ
る、という従来にない優れた定着装置を提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部省略した概略構成
図である。
【図2】図1に示す実施例において用紙定着直後の加熱
ローラの状態を示す説明図である。
【図3】図1に示す実施例において加熱ローラ表面のト
ナーが除去される過程を示す説明図である。
【図4】従来例を示す一部省略した概略構成図である。
【符号の説明】
1 加熱ローラ 2 加圧ローラ 3 フエルト部材 4 クリーナ機構 5 板部材 B 端縁部 T トナー

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源を内蔵した加熱ローラとこの加熱ロ
    ーラに圧接する加圧ローラとを備えると共に、前記加熱
    ローラに圧接され当該加熱ローラに付着した残留トナー
    を除去するフエルト部材を有するクリーナ機構を装備し
    定着装置において、 前記加熱ローラと前記クリーナ機構のフエルト部材との
    間に、端縁部が前記加熱ローラに圧接され前記加熱ロー
    ラに付着している残留トナーをせき止める板部材を装備
    したことを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 前記板部材が、前記加熱ローラの外周接
    線に沿って前記加熱ローラに圧接されていることを特徴
    とする請求項1記載の定着装置。
  3. 【請求項3】 前記板部材は、その端縁部が、前記フエ
    ルト部材が加熱ローラに接する領域内の下流側部分に位
    置して装備されていることを特徴とした請求項1又は2
    記載の定着装置。
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JPS6124760U (ja) * 1984-07-18 1986-02-14 株式会社リコー トナ−像定着装置のロ−ラクリ−ニング装置

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