JP3042903B2 - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP3042903B2 JP3047517A JP4751791A JP3042903B2 JP 3042903 B2 JP3042903 B2 JP 3042903B2 JP 3047517 A JP3047517 A JP 3047517A JP 4751791 A JP4751791 A JP 4751791A JP 3042903 B2 JP3042903 B2 JP 3042903B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複写機等の画像形成
装置、詳しくは、感光体に密着搬送された転写紙を分離
ベルトで剥離するベルト分離方式を採用した画像形成装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機等における転写紙の分離方法の1
つに、感光体ドラムの一方の端面を基準位置として転写
紙の通紙を行ない、上記感光体ドラムに密着搬送された
転写紙を分離ベルトで剥離する端面基準ベルト分離方式
による転写紙分離方法が知られている。図5に、この端
面基準ベルト分離方式による従来の転写紙分離装置の一
例を示す。図5において、転写紙Sは、感光体ドラム1
の一方の端面を基準位置としてその転写部に搬送され
る。この転写部における感光体ドラム1の一方の端面に
は、その周方向に沿って分離ベルト5が配設されてい
る。この分離ベルト5の配設位置は、感光体ドラム1の
非画像形成域となるように予め設定されている。これに
より、転写紙Sは、その基準位置側の端部が分離ベルト
5上に乗り上げた状態で転写部に搬送される。このと
き、転写紙Sの基準位置側の端部には、分離ベルト5と
感光体ドラム1との段差により隙間が発生する。この転
写分離装置では、図6に示すように、この転写紙端部の
隙間を無くすための手段として、分離ベルト5の側方に
プレッシャーワイヤ2を配設して、転写紙Sの基準位置
側の端部を感光体ドラム1へ押し付けるように構成して
いる。このようにして転写部に搬送された転写紙Sは、
転写チャージャ6によりトナー像が転写された後、分離
ベルト5により感光体ドラム1から剥離されて、ターン
ローラ3とターンベルト4とのニップ部に向けて搬送さ
れ、ターンローラ3とターンベルト4とにより偏向され
て定着部に搬送される。
【0003】ところで、上記従来の転写紙分離装置にお
けるプレッシャーワイヤ2の転写紙押圧部は、感光体ド
ラム1の感光面の損傷を防止するために、図7に示すよ
うな樹脂製のチューブ2aで被覆されている。従って、
このプレッシャーワイヤ2による転写紙押し付け手段で
は、転写紙Sの搬送による摩擦でチューブ2aの転写紙
当接部が摩耗し、その転写紙Sへの当接が点接触から面
接触に変化してしまうため、その転写紙押付力が経時的
に変化してしまう。また、この転写紙押し付け手段で
は、チューブ2aの転写紙当接部の摩耗により、図9に
示すように、このチューブ2aの転写紙Sへの当接幅L
1が増大されるため、図10に示すように、その転写紙
当接部に溜ったトナーによる転写紙先端のピックオフ汚
れTaの幅が太くなり、転写紙Sのコピー品質が著しく
低下される不具合があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
なプレッシャーワイヤ2による転写紙押し付け手段の不
具合を解決するために、従来、図11に示すように、転
写紙押し付け手段をプレッシャーコロ7で構成した転写
紙分離装置が提供されている。この転写紙分離装置で
は、その転写紙押し付け手段としてのプレッシャーコロ
7が、転写紙Sの搬送によって従動回転されるので、こ
のプレッシャーコロ7と転写紙Sとの相対移動が無く、
このプレッシャーコロ7の転写紙当接部の摩耗が極めて
少なくなる。また、このプレッシャーコロ7は、図12
に示すように、その転写紙当接部(周面)が鋭利に形成
されているので、この転写紙当接部が万一摩耗した場合
でも、図13に示すように、このプレッシャーコロ7の
転写紙Sへの当接幅L2がさほど大きくならず、その転
写紙Sに対する接触面積が急激に増大されない。
【0005】しかしながら、上述のように、転写紙押し
付け手段としてプレッシャーコロ7を使用した転写紙分
離装置では、図14に示すように、プレッシャーコロ7
が回転しながら感光体ドラム1に対して転写紙Sを押し
付けているので、このプレッシャーコロ7の周面に付着
したトナーが、転写紙S側に全て転写されてしまう。従
って、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT2は、図15に示すように、そ
の幅は細くなるが、その長さが少なくともプレッシャー
コロ7の円周分の長さ、すなわち、プレッシャーコロ7
の外径をDとした場合、πD以上の長さになる。このた
め、この転写紙押し付け手段としてプレッシャーコロ7
を使用した転写紙分離装置では、そのプレッシャーコロ
7により転写紙S上に形成されるピックオフ汚れT
2が、かえって目立ってしまう不具合があった。
【0006】なお、このようなプレッシャーコロ7によ
る転写紙のピックオフ汚れを防止するために、従来、図
16に示すように、プレッシャーコロ7の感光体ドラム
1との接点より離れた外周面に、フェルトや不織布、及
びスポンジ等から成るクリーニング部材10を当接配置
した転写紙分離装置が提供されている。しかしながら、
この従来の転写紙分離装置では、加圧アーム8及び加圧
スプリング9によりクリーニング部材10に対してプレ
ッシャーコロ7を当接させているため、転写紙Sの搬送
時に、このクリーニング部材10とプレッシャーコロ7
との圧接によってプレッシャーコロ7が回転されず、そ
の転写紙当接部のみが局部的に摩耗して、プレッシャー
コロ7の本来の機能である転写紙押し付け機能が損なわ
れたり、また、プレッシャーコロ7が円滑に回転されて
いる場合には、このプレッシャーコロ7の感光体ドラム
1との接触回転によりプレッシャーコロ7の周面に付着
したトナーが、常時、クリーニング部材10に送られる
ため、このクリーニング部材10の汚染の進行が早く、
その交換や清掃等のメンテナンスの周期が短くなる不具
合があった。
【0007】この発明は、上述の点に鑑みてなされたも
のであって、その目的は、上記転写紙の感光体ドラムへ
の押し付け手段としてプレッシャーコロを使用した上記
従来の画像形成装置における不具合を解消することので
きる転写紙分離方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
転写紙を感光体へ押し付ける回転自在な押し付け手段を
使用した画像形成装置において、上記押し付け手段と感
光体との間の摩擦係数をμ1、上記押し付け手段と転写
紙との間の摩擦係数をμ2、上記押し付け手段による転
写紙の感光体への押付力をF、上記押し付け手段の回転
摺動力をNとしたとき、上記押し付け手段が、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを備えていることを特徴
とする。
【0009】請求項2記載の発明は、転写紙を感光体へ
押し付ける回転自在な押し付け手段を使用するととも
に、この押し付け手段の感光体との接点より離れた外周
面にクリーニング部材を当接配置した画像形成装置にお
いて、上記押し付け手段と感光体ドラムとの間の摩擦係
数をμ1、上記押し付け手段と転写紙との間の摩擦係数
をμ2、上記押し付け手段による転写紙の感光体への押
付力をF、上記押し付け手段とクリーニング部材との間
の摩擦係数をμ3としたとき、上記クリーニング部材の
押し付け手段への押付力Pが、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足することを特徴とする。
【0010】請求項3記載の発明は、転写紙を感光体へ
押し付ける回転自在な押し付け手段を使用するととも
に、この押し付け手段の感光体との接点より離れた外周
面にクリーニング部材を当接配置した画像形成装置にお
いて、少なくとも、上記押し付け手段と感光体との間に
転写紙が介在しているときだけ、上記押し付け手段を駆
動回転させることを特徴とする。
【0011】
【作用】請求項1記載の発明によれば、押し付け手段と
してのプレッシャーコロ7が、μ1F<N<μ2F なる
関係にあるトルクリミッタを備えているので、転写紙S
の非搬送時にはプレッシャーコロ7が回転されず、転写
紙Sの搬送時のみプレッシャーコロ7が回転される。
【0012】請求項2記載の発明によれば、クリーニン
グ部材10のプレッシャーコロへの押付力Pが、μ1
<μ3P<μ2F なる関係を満足するので、転写紙Sの
非搬送時にはプレッシャーコロ7が回転されず、転写紙
Sの搬送時のみプレッシャーコロ7が回転され、この転
写紙Sの搬送時のみプレッシャーコロ7の周面がクリー
ニング部材10によってクリーニングされる。
【0013】請求項3記載の発明によれば、転写紙Sの
搬送系の駆動回転によりプレッシャーコロ7が連動回転
されるので、少なくとも、プレッシャーコロ7と感光体
ドラム1との間に転写紙Sが介在しているときだけ、プ
レッシャーコロ7が駆動回転される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。但し、本明細書の記述から明らかに想起し得る
範囲の構成・作用、及び本発明の前記並びにその他の目
的と新規な特徴については、説明の煩雑化を避ける上か
ら、その図示並びに開示を省略、もしくは簡略化する。
【0015】図11は、感光体ドラム1の一方の端面を
基準位置として転写紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム
1に密着搬送された転写紙Sを分離ベルト5で剥離する
端面基準ベルト分離方式を採用した画像形成装置であっ
て、分離ベルト5の側方における転写紙Sの感光体ドラ
ムへの押し付け手段としてプレッシャーコロ7を使用し
実施例を示す。この発明の第1の実施例は、上記画像
形成装置において、図1(a),(b)に示すように、
プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間の摩擦係数
をμ1、プレッシャーコロ7と転写紙Sとの間の摩擦係
数をμ2、プレッシャーコロ7による転写紙Sの感光体
ドラム1への押付力をF、プレッシャーコロ7の回転摺
動力をNとしたとき、プレッシャーコロ7が、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタTLを備えた構成とす
る。
【0016】従って、この第1の実施例によれば、転写
紙Sの非搬送時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光
体ドラム1との間に転写紙Sが介在していないときに
は、トルクリミッタTLの回転摺動力Nが、プレッシャ
ーコロ7に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fよ
りも大きくなるので、プレッシャーコロ7が回転されな
い。一方、転写紙Sの搬送時、すなわち、プレッシャー
コロ7と感光体ドラム1との間に転写紙Sが介在してい
るときには、トルクリミッタTLの回転摺動力Nがプレ
ッシャーコロ7に対する転写紙Sの回転摺動力μ2Fよ
りも小さくなるので、プレッシャーコロ7は、この転写
紙Sの搬送時のみ回転される。
【0017】このように、第1の実施例では、転写紙S
の非搬送時にプレッシャーコロ7が回転されないので、
図1(a)に示すように、このプレッシャーコロ7の周
面上における感光体ドラム1からのトナーTの付着範囲
が極めて少なくなる。なお、この状態では、プレッシャ
ーコロ7に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1
が、プレッシャーコロ7の一点に集中されるが、周知の
ように、感光体ドラム1の表面は極めて平滑なため、こ
の感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fによるプレッシャ
ーコロ7の摩耗は極めて少ない。
【0018】また、この第1の実施例における転写紙S
の搬送時には、図1(b)に示すように、プレッシャー
コロ7が回転されるので、この転写紙Sの回転摺動力μ
2Fによるプレッシャーコロ7の摩耗は殆ど発生しな
い。
【0019】上述のように、この第1の実施例によれ
ば、プレッシャーコロ7の摩耗が防止されるとともに、
プレッシャーコロ7の周面上に付着するトナーTが、非
回転状態のプレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
にトラップされたトナーだけとなるので、図2に示すよ
うに、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT3が、非摩耗時のプレッシャー
ワイヤ2によるピックオフ汚れT1のレベルに常時維持
される。
【0020】また、この発明は、図16に示したよう
に、感光体ドラム1の一方の端面を基準位置として転写
紙Sの通紙を行ない、感光体ドラム1に密着搬送された
転写紙Sを分離ベルト5で剥離する端面基準ベルト分離
方式の画像形成装置であって、分離ベルト5の側方にお
ける転写紙Sの感光体ドラムへの押し付け手段としてプ
レッシャーコロ7を使用するとともに、このプレッシャ
ーコロ7の感光体ドラム1との接点より離れた外周面に
クリーニング部材10を当接配置した画像形成装置に実
施される。すなわち、この発明の第2の実施例は、上記
画像形成装置において、図3に示すように、プレッシャ
ーコロ7と感光体ドラム1との間の摩擦係数をμ1、プ
レッシャーコロ7と転写紙Sとの間の摩擦係数をμ2
プレッシャーコロ7による転写紙Sの感光体ドラム1へ
の押付力をF、プレッシャーコロ7とクリーニング部材
10との間の摩擦係数をμ3としたとき、クリーニング
部材10のプレッシャーコロ7への押付力Pが、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足する構成とする。
【0021】従って、この第2の実施例によれば、プレ
ッシャーコロ7に対するクリーニング部材10の回転摺
動力μ3Pが、前記第1の実施例におけるトルクリミッ
タTLと全く同じ機能を持つので、転写紙Sの非搬送
時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光体ドラム1と
の間に転写紙Sが介在していないときには、クリーニン
グ部材10の回転摺動力μ3Pが、プレッシャーコロ7
に対する感光体ドラム1の回転摺動力μ1Fよりも大き
くなり、プレッシャーコロ7が回転されない。また、転
写紙Sの搬送時、すなわち、プレッシャーコロ7と感光
体ドラム1との間に転写紙Sが介在しているときには、
プレッシャーコロ7に対するクリーニング部材10の回
転摺動力μ3Pが、プレッシャーコロ7に対する転写紙
Sの回転摺動力μ2Fよりも小さくなって、この転写紙
Sの搬送時のみプレッシャーコロ7が回転され、このプ
レッシャーコロ7の周面がクリーニング部材10によっ
てクリーニングされる。
【0022】このように、この第2の実施例では、転写
紙Sの非搬送時にプレッシャーコロ7が回転されないの
で、前記第1の実施例の場合と同様に、このプレッシャ
ーコロ7の周面上における感光体ドラム1からのトナー
Tの付着範囲や、この感光体ドラム1の回転摺動力μ1
Fによるプレッシャーコロ7の摩耗は極めて少ない。
【0023】また、この第2の実施例における転写紙S
の搬送時には、プレッシャーコロ7が回転されるので、
この転写紙Sの回転摺動力μ2Fによるプレッシャーコ
ロ7の摩耗は殆ど発生しない。
【0024】さらに、この第2の実施例では、転写紙S
の搬送に伴うプレッシャーコロ7の回転により、このプ
レッシャーコロ7の周面に付着したトナーTが、クリー
ニング部材10によって転写紙Sへの接触に先立って除
去されるので、このプレッシャーコロ7による転写紙S
のピックアップ汚れを解消することができる。
【0025】上述のように、この第2の実施例によれ
ば、プレッシャーコロ7の摩耗が防止されるとともに、
プレッシャーコロ7の周面上に付着するトナーTが、非
回転状態のプレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間
にトラップされたトナーだけとなるので、クリーニング
部材10の汚れの進行が遅くなり、このクリーニング部
材10の品質が長期間にわたり安定維持される。
【0026】なお、この第2の実施例において、固着性
の高いトナーTが使用される場合には、クリーニング部
材10へのトナーTの付着によりプレッシャーコロ7と
クリーニング部材10との間の摩擦係数μ3が極度に大
きくなることを防止するため、プレッシャーコロ7に対
してクリーニング部材10を押しつける手段として図3
に示すようなソレノイドを利用し、転写紙Sの非搬送時
のみ、プレッシャーコロ7の周面からクリーニング部材
10を離間させるように構成してもよい。
【0027】ところで、上述した各実施例では、転写紙
分離装置を構成する各部材の力学的条件を設定してプレ
ッシャーコロ7の回転時期を制御しているが、このプレ
ッシャーコロ7の回転時期の制御は、機械的に行うこと
もできる。
【0028】すなわち、上記画像形成装置において、転
写紙Sの搬送系、つまり、図4に示すようなレジストロ
ーラ12,13等の搬送系の駆動回転によりプレッシャ
ーコロ7を連動回転させることによって、少なくとも、
プレッシャーコロ7と感光体ドラム1との間に転写紙S
が介在しているときだけ、プレッシャーコロ7を駆動回
転させることができる。
【0028】この図4に示す第3の実施例では、レジス
トローラ12,13等の転写紙Sの搬送系の駆動回転
を、アイドラギヤ11を介して、プレッシャーコロ7に
伝達するように構成している。
【0029】従って、この第3の実施例によれば、周知
のように、レジストローラ12,13が転写紙Sの搬送
時のみ回転されるので、少なくとも、プレッシャーコロ
7と感光体ドラム1との間に転写紙Sが介在していると
きだけ、プレッシャーコロ7が駆動回転される。
【0030】従って、この第3の実施例によれば、前述
した各実施例と同様に、プレッシャーコロ7の摩耗が防
止されるとともに、プレッシャーコロ7の周面上に付着
するトナーTが、非回転状態のプレッシャーコロ7と感
光体ドラム1との間にトラップされたトナーだけとなる
ので、このプレッシャーコロ7により転写紙S上に形成
されるピックオフ汚れT3が、非摩耗時のプレッシャー
ワイヤ2によるピックオフ汚れT1のレベルに常時維持
されるとともに、クリーニング部材10の汚れの進行が
遅くなり、このクリーニング部材10の品質が長期間に
わたり安定維持される。
【0031】
【発明の効果】この発明によれば、プレッシャーコロの
摩耗を防止することができ、且つ、プレッシャーコロに
より転写紙上に形成されるピックオフ汚れを解消または
微小に維持できるとともに、プレッシャーコロのクリー
ニング部材の品質を長期間にわたり安定維持させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の概略側面図である。
【図2】本発明の第1の実施例によりコピーされた転写
紙の部分平面図である。
【図3】本発明の第2の実施例の概略側面図である。
【図4】本発明の第3の実施例の概略側面図である。
【図5】従来の転写紙分離装置の斜視図である。
【図6】従来の転写紙分離装置の概略側面図である。
【図7】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの要部斜視図である。
【図8】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの摩耗状態を示す部分斜視図である。
【図9】従来の転写紙分離装置におけるプレッシャーワ
イヤの摩耗状態を示す断面図である。
【図10】従来の転写紙分離装置によりコピーされた転
写紙の部分平面図である。
【図11】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
斜視図である。
【図12】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
部分概略正面図である。
【図13】本発明が実施される従来の転写紙分離装置に
おけるプレッシャーコロの摩耗状態を示す断面図であ
る。
【図14】本発明が実施される従来の転写紙分離装置の
作動状態を示す概略側面図である。
【図15】本発明が実施される従来の転写紙分離装置に
よりコピーされた転写紙の部分平面図である。
【図16】本発明が実施される従来の他の転写紙分離装
置の概略側面図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 3 ターンローラ 4 ターンベルト 5 分離ベルト 7 プレッシャーコロ 10 クリーニング部材 11 アイドルギヤ 12 レジストローラ 13 レジストローラ S 転写紙
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 芳人 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (72)発明者 鈴木 忠浩 東京都大田区中馬込1丁目3番6号・株 式会社リコー内 (56)参考文献 実開 昭57−180356(JP,U) 実開 昭57−121959(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03G 15/14

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】転写紙を感光体へ押し付ける回転自在な押
    し付け手段を使用した画像形成装置において、上記押し
    付け手段と感光体との間の摩擦係数をμ1、上記押し付
    け手段と転写紙との間の摩擦係数をμ2、上記押し付け
    手段による転写紙の感光体への押付力をF、上記押し付
    け手段の回転摺動力をNとしたとき、上記押し付け手段
    が、 μ1F<N<μ2F なる関係にあるトルクリミッタを備えていることを特徴
    とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】転写紙を感光体へ押し付ける回転自在な押
    し付け手段を使用するとともに、この押し付け手段の感
    光体との接点より離れた外周面にクリーニング部材を当
    接配置した画像形成装置において、上記押し付け手段と
    感光体ドラムとの間の摩擦係数をμ1、上記押し付け手
    段と転写紙との間の摩擦係数をμ2、上記押し付け手段
    による転写紙の感光体への押付力をF、上記押し付け手
    段とクリーニング部材との間の摩擦係数をμ3としたと
    き、上記クリーニング部材の押し付け手段への押付力P
    が、 μ1F<μ3P<μ2F なる関係を満足することを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】転写紙を感光体へ押し付ける回転自在な押
    し付け手段を使用するとともに、この押し付け手段の感
    光体との接点より離れた外周面にクリーニング部材を当
    接配置した画像形成装置において、少なくとも、上記押
    し付け手段と感光体との間に転写紙が介在しているとき
    だけ、上記押し付け手段を駆動回転させることを特徴と
    する画像形成装置。
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